JPH07125282A - サーマルヘッド - Google Patents
サーマルヘッドInfo
- Publication number
- JPH07125282A JPH07125282A JP18923293A JP18923293A JPH07125282A JP H07125282 A JPH07125282 A JP H07125282A JP 18923293 A JP18923293 A JP 18923293A JP 18923293 A JP18923293 A JP 18923293A JP H07125282 A JPH07125282 A JP H07125282A
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- Japan
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- layers
- thermal head
- heating resistor
- substrate
- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易且つ安価に製造できる白スジの発生しな
いサーマルヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 複数の発熱抵抗体層が列状に形成された基板
の複数枚を、上記発熱抵抗体層の列に沿って継ぎ合わし
横列配置してなるサーマルヘッドにおいて、上記各基板
における継ぎ目近傍部の少なくとも一方側の基板の上記
発熱抵抗体層の抵抗値を他の部位の発熱抵抗体層の抵抗
値よりも低くした。
いサーマルヘッドを提供することを目的とする。 【構成】 複数の発熱抵抗体層が列状に形成された基板
の複数枚を、上記発熱抵抗体層の列に沿って継ぎ合わし
横列配置してなるサーマルヘッドにおいて、上記各基板
における継ぎ目近傍部の少なくとも一方側の基板の上記
発熱抵抗体層の抵抗値を他の部位の発熱抵抗体層の抵抗
値よりも低くした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドに関
し、より詳しくは、基板の複数枚を継ぎ合わせて構成さ
れるサーマルヘッドに関する。
し、より詳しくは、基板の複数枚を継ぎ合わせて構成さ
れるサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、OA機器、CAD装置等の出力
端末に使用されるプリンタ、プロッタ、ファクシミリ等
に用いられる比較的大型のサーマルヘッドは、複数枚の
基板を継ぎ合わすように横列配置してなるものである。
端末に使用されるプリンタ、プロッタ、ファクシミリ等
に用いられる比較的大型のサーマルヘッドは、複数枚の
基板を継ぎ合わすように横列配置してなるものである。
【0003】従来より、この種のサーマルヘッドは、図
3に示すように、共通電極層から延出される延出電極層
及び個別電極層に接続される発熱抵抗体層の複数個を一
列状に配列して発熱層11を形成し、該発熱層11を覆
うようにガラス保護層を形成した基板12の複数枚を、
上記発熱層11が一直線状となるよう共通の支持部材上
に横列配置するという構造をし、上記各基板12上に設
けられた発熱抵抗体層を発熱させることにより感熱紙等
の被転写体に印字、模様等の転写を施すというものであ
る。
3に示すように、共通電極層から延出される延出電極層
及び個別電極層に接続される発熱抵抗体層の複数個を一
列状に配列して発熱層11を形成し、該発熱層11を覆
うようにガラス保護層を形成した基板12の複数枚を、
上記発熱層11が一直線状となるよう共通の支持部材上
に横列配置するという構造をし、上記各基板12上に設
けられた発熱抵抗体層を発熱させることにより感熱紙等
の被転写体に印字、模様等の転写を施すというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
サーマルヘッドは、基板を継ぎ合わされて構成されるた
めに、最も大きな課題の一つに、その継ぎ目部において
該継ぎ目部を跨いだ箇所で印字等を行う場合に生じる白
スジがある。即ち、基板を隙間なく継ぎ合わさないと、
その継ぎ目部で、基板の最端部の発熱抵抗体層と、これ
と隣接する基板の最端部の発熱抵抗体層との間にその隙
間分だけ発熱抵抗体層に途切れ部が生じてしまい、この
発熱抵抗体層の途切れ部を跨いだ箇所で印字等を行なっ
た場合に、そこから得られる印字体にはどうしても未印
字部分である白スジが生じてしまうのである。しかしな
がら、上記白スジが視覚的に無視できる程度にするため
に、基板を隙間なく継ぎ合わせることは、現状極めて困
難である。
サーマルヘッドは、基板を継ぎ合わされて構成されるた
めに、最も大きな課題の一つに、その継ぎ目部において
該継ぎ目部を跨いだ箇所で印字等を行う場合に生じる白
スジがある。即ち、基板を隙間なく継ぎ合わさないと、
その継ぎ目部で、基板の最端部の発熱抵抗体層と、これ
と隣接する基板の最端部の発熱抵抗体層との間にその隙
間分だけ発熱抵抗体層に途切れ部が生じてしまい、この
発熱抵抗体層の途切れ部を跨いだ箇所で印字等を行なっ
た場合に、そこから得られる印字体にはどうしても未印
字部分である白スジが生じてしまうのである。しかしな
がら、上記白スジが視覚的に無視できる程度にするため
に、基板を隙間なく継ぎ合わせることは、現状極めて困
難である。
【0005】この隙間による白スジの問題を解決すべ
く、例えば特開平2−72967号公報に、図4に示す
ように、基板12の継ぎ合わせ側の端部を所定角度傾斜
させ、これを継ぎ合わせることにより発熱層11の重な
り部aを設けて、使用時において、被転写体である感熱
紙等の紙送り方向から見たときに発熱層11が連続した
状態とする方法が提案されている。
く、例えば特開平2−72967号公報に、図4に示す
ように、基板12の継ぎ合わせ側の端部を所定角度傾斜
させ、これを継ぎ合わせることにより発熱層11の重な
り部aを設けて、使用時において、被転写体である感熱
紙等の紙送り方向から見たときに発熱層11が連続した
状態とする方法が提案されている。
【0006】しかしながら、上記白スジの発生には、基
板の継ぎ目部における隙間の他に、該継ぎ目部において
生じる段差というもう一つの主たる要因がある。即ち、
基板を継ぎ合わせたときに、継ぎ目部で、上記基板上に
設けられた最上層となるガラス保護層(被転写体との接
触面)の上面が隣合う基板同士で同じ高さに設置されて
いない、即ち段差があると、図5に示すように、例えば
感熱紙13を用いて印字したときに、基板12の継ぎ目
部において上面が低い方の基板12の継ぎ目側端部の発
熱抵抗体層上のガラス保護層と感熱紙13との間に未接
触部14が生じ、この部分で感熱紙13には熱が伝わら
ず、やはり得られる印字体に白スジが発生するのであ
る。このような段差は、基板及び発熱抵抗体層、ガラス
保護層等の基板上に形成される層の厚み寸法及び表面粗
さのばらつきにより生じるもので、基板の継ぎ目部の段
差により生じる白スジは、段差が5μm程度以上となる
ときに生じるということが判っており、段差が7μm程
度を超えると品質不良になるのである。
板の継ぎ目部における隙間の他に、該継ぎ目部において
生じる段差というもう一つの主たる要因がある。即ち、
基板を継ぎ合わせたときに、継ぎ目部で、上記基板上に
設けられた最上層となるガラス保護層(被転写体との接
触面)の上面が隣合う基板同士で同じ高さに設置されて
いない、即ち段差があると、図5に示すように、例えば
感熱紙13を用いて印字したときに、基板12の継ぎ目
部において上面が低い方の基板12の継ぎ目側端部の発
熱抵抗体層上のガラス保護層と感熱紙13との間に未接
触部14が生じ、この部分で感熱紙13には熱が伝わら
ず、やはり得られる印字体に白スジが発生するのであ
る。このような段差は、基板及び発熱抵抗体層、ガラス
保護層等の基板上に形成される層の厚み寸法及び表面粗
さのばらつきにより生じるもので、基板の継ぎ目部の段
差により生じる白スジは、段差が5μm程度以上となる
ときに生じるということが判っており、段差が7μm程
度を超えると品質不良になるのである。
【0007】上記のように基板継ぎ目部で段差が生じる
と、上記公報に記されるように基板の端部を傾斜させて
発熱抵抗体層の重なり部を設けたとしても、なお白スジ
が発生するのである。
と、上記公報に記されるように基板の端部を傾斜させて
発熱抵抗体層の重なり部を設けたとしても、なお白スジ
が発生するのである。
【0008】そこで、この段差を修正すべく、例えば実
開昭59−59345号公報に基板の下面をネジにより
突き上げて高さを調節する方法等が提案されているが、
5μm以下という極めて微小な範囲での調整であるため
に極めて作業が煩わしく、しかも作業者によりばらつき
が生じ、段差を修正するのに十分な方法とはいえなかっ
た。
開昭59−59345号公報に基板の下面をネジにより
突き上げて高さを調節する方法等が提案されているが、
5μm以下という極めて微小な範囲での調整であるため
に極めて作業が煩わしく、しかも作業者によりばらつき
が生じ、段差を修正するのに十分な方法とはいえなかっ
た。
【0009】このように、従来のサーマルヘッドにおい
て、白スジの発生のないものとするには、極めて困難で
煩雑な作業を要し、そのためコスト高を招き、サーマル
ヘッドを非常に高価なものとしていた。
て、白スジの発生のないものとするには、極めて困難で
煩雑な作業を要し、そのためコスト高を招き、サーマル
ヘッドを非常に高価なものとしていた。
【0010】本発明は、容易且つ安価に製造できる白ス
ジの発生しないサーマルヘッドを提供することを目的と
する。
ジの発生しないサーマルヘッドを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、複数の基板を継ぎ合
わせて構成されるサーマルヘッドにおいて、その継ぎ目
近傍部における発熱抵抗体層の抵抗値を他の部位の発熱
抵抗体層の抵抗値よりも低くしたときは、上記継ぎ目近
傍部の発熱抵抗体層の発熱量を増大でき、継ぎ目部で生
じる被転写体ののサーマルヘッドとの未接着部にまで熱
を伝えることができ白スジを解消できることを見出し
た。
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、複数の基板を継ぎ合
わせて構成されるサーマルヘッドにおいて、その継ぎ目
近傍部における発熱抵抗体層の抵抗値を他の部位の発熱
抵抗体層の抵抗値よりも低くしたときは、上記継ぎ目近
傍部の発熱抵抗体層の発熱量を増大でき、継ぎ目部で生
じる被転写体ののサーマルヘッドとの未接着部にまで熱
を伝えることができ白スジを解消できることを見出し
た。
【0012】即ち、本発明は、複数の発熱抵抗体層が列
状に形成された基板の複数枚を、上記発熱抵抗体層の列
に沿って継ぎ合わし横列配置してなるサーマルヘッドに
おいて、上記各基板における継ぎ目近傍部の少なくとも
一方側の基板の上記発熱抵抗体層の抵抗値が他の部位の
発熱抵抗体層の抵抗値よりも低いことを特徴とするサー
マルヘッドに係るものである。
状に形成された基板の複数枚を、上記発熱抵抗体層の列
に沿って継ぎ合わし横列配置してなるサーマルヘッドに
おいて、上記各基板における継ぎ目近傍部の少なくとも
一方側の基板の上記発熱抵抗体層の抵抗値が他の部位の
発熱抵抗体層の抵抗値よりも低いことを特徴とするサー
マルヘッドに係るものである。
【0013】
【作用】各基板の継ぎ目部を挟んで対向する発熱抵抗体
層の抵抗値を他の部位の発熱抵抗体層の抵抗値よりも低
くするので、その部分の発熱抵抗体層は、他の部分に比
して、同一電圧を印加させて発熱させたときに大きな電
力を使用できるから、その分発熱量は増大するのであ
る。
層の抵抗値を他の部位の発熱抵抗体層の抵抗値よりも低
くするので、その部分の発熱抵抗体層は、他の部分に比
して、同一電圧を印加させて発熱させたときに大きな電
力を使用できるから、その分発熱量は増大するのであ
る。
【0014】このように基板の継ぎ目近傍部の発熱抵抗
体層の発熱量が増大するので、基板の継ぎ目部を跨いで
印字等の転写を行う場合、基板の継ぎ目部を挟んで対向
する各基板の最端部の発熱抵抗体層の転写ドットサイズ
が大きくなり、上記これら継ぎ目部を挟んで対向する発
熱抵抗体層間の被転写体の未接触部にまで及び得るので
白スジが視覚的に解消できるのである。
体層の発熱量が増大するので、基板の継ぎ目部を跨いで
印字等の転写を行う場合、基板の継ぎ目部を挟んで対向
する各基板の最端部の発熱抵抗体層の転写ドットサイズ
が大きくなり、上記これら継ぎ目部を挟んで対向する発
熱抵抗体層間の被転写体の未接触部にまで及び得るので
白スジが視覚的に解消できるのである。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより詳細に説明する。
ころをより詳細に説明する。
【0016】図1に本実施例の概略平面図を示す。図1
において、符号1、1’はドット単位の発熱抵抗体層1
a・・1b・・、1a’・・1b’・・を列状に配置し
てなる発熱層を示し、符号2、2’は基板を示し、符号
5は継ぎ目部を示す。また、図2は、図1における円A
で示した部分の要部拡大図である。
において、符号1、1’はドット単位の発熱抵抗体層1
a・・1b・・、1a’・・1b’・・を列状に配置し
てなる発熱層を示し、符号2、2’は基板を示し、符号
5は継ぎ目部を示す。また、図2は、図1における円A
で示した部分の要部拡大図である。
【0017】本実施例のサーマルヘッドは、例えば次の
ようにして製造することができる。
ようにして製造することができる。
【0018】先ず、例えばアルミナ等の絶縁性材料から
なる上記基板2、2’の上面に導体ペーストを印刷し、
所定のパターンにエッチングして共通電極層3、3’か
ら電気的に接続され櫛歯状に延出する複数の延出電極層
3a・・3b・・、3a’・・3b’・・及び複数の個
別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・を、
該延出電極層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・
と個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・
とがその先端部を交互にして配列されるように形成す
る。
なる上記基板2、2’の上面に導体ペーストを印刷し、
所定のパターンにエッチングして共通電極層3、3’か
ら電気的に接続され櫛歯状に延出する複数の延出電極層
3a・・3b・・、3a’・・3b’・・及び複数の個
別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・を、
該延出電極層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・
と個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・
とがその先端部を交互にして配列されるように形成す
る。
【0019】そして、発熱層1、1’をその発熱抵抗体
層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・が上記基板
2、2’の長手方向に沿って、その一端を上記延出電極
層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・に、他端を
個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・に
接続され、隣接する発熱抵抗体層1a・・1b・・、1
a’・・1b’・・と延出電極層又は個別電極層を共有
するようにして一列状に印刷形成する。ここでは、上記
延出電極層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・及
び個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・
を発熱層1、1’の下側に形成したが、上側に形成して
もかまわない。また、必要に応じてガラス等からなる蓄
熱層を上記発熱層1、1’の下層に設けてもかまわな
い。
層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・が上記基板
2、2’の長手方向に沿って、その一端を上記延出電極
層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・に、他端を
個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・に
接続され、隣接する発熱抵抗体層1a・・1b・・、1
a’・・1b’・・と延出電極層又は個別電極層を共有
するようにして一列状に印刷形成する。ここでは、上記
延出電極層3a・・3b・・、3a’・・3b’・・及
び個別電極層4a・・4b・・、4a’・・4b’・・
を発熱層1、1’の下側に形成したが、上側に形成して
もかまわない。また、必要に応じてガラス等からなる蓄
熱層を上記発熱層1、1’の下層に設けてもかまわな
い。
【0020】次に、このようにして形成された発熱抵抗
体層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・を、パル
ストリミング法等により抵抗値調整を行うが、このと
き、図2に示すように、基板2と基板2’との継ぎ目部
5を挟んで対向する発熱抵抗体層1a,1a’の一方も
しくは両方を、その他の発熱抵抗体層、例えば基板2、
2’の中央部の発熱抵抗体層1b、1b’、よりも低い
抵抗値となるように調整する。尚、上記継ぎ目部5を挟
んで対向する発熱抵抗体層1a,1a’近傍の発熱抵抗
体層をも適宜低抵抗としてもよい。
体層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・を、パル
ストリミング法等により抵抗値調整を行うが、このと
き、図2に示すように、基板2と基板2’との継ぎ目部
5を挟んで対向する発熱抵抗体層1a,1a’の一方も
しくは両方を、その他の発熱抵抗体層、例えば基板2、
2’の中央部の発熱抵抗体層1b、1b’、よりも低い
抵抗値となるように調整する。尚、上記継ぎ目部5を挟
んで対向する発熱抵抗体層1a,1a’近傍の発熱抵抗
体層をも適宜低抵抗としてもよい。
【0021】その後、発熱層1、1’を覆うようにガラ
ス等の保護層(図示略)を設ける。
ス等の保護層(図示略)を設ける。
【0022】このようにして得られる基板2、2’は、
その複数枚を共通の支持部材(図示略)上に、上記発熱
層1、1’が略直線状になるよう固着されて配設され
る。
その複数枚を共通の支持部材(図示略)上に、上記発熱
層1、1’が略直線状になるよう固着されて配設され
る。
【0023】斯くして得られるサーマルヘッドは、発熱
抵抗体層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・を発
熱させた場合、各基板2、2’の継ぎ目部5を挟んで対
向する発熱抵抗体層1a、1a’の一方もしくは両方を
その他の発熱抵抗体層よりも高温に発熱できるので、感
熱紙等を用いて印字した場合、印字部が上記継ぎ目部5
を跨いでいるときであっても、継ぎ目部5で生じる感熱
紙の未接触部にまで熱が及び白スジなく印字できるもの
である。
抵抗体層1a・・1b・・、1a’・・1b’・・を発
熱させた場合、各基板2、2’の継ぎ目部5を挟んで対
向する発熱抵抗体層1a、1a’の一方もしくは両方を
その他の発熱抵抗体層よりも高温に発熱できるので、感
熱紙等を用いて印字した場合、印字部が上記継ぎ目部5
を跨いでいるときであっても、継ぎ目部5で生じる感熱
紙の未接触部にまで熱が及び白スジなく印字できるもの
である。
【0024】上記実施例では、印刷により各層を形成す
る、いわゆる厚膜型のサーマルヘッドについて述べた
が、本発明は、スパッタリングにより形成する、いわゆ
る薄膜型のサーマルヘッドにも適用できるものである。
また、発熱抵抗体層、共通電極層、個別電極層等の各層
の形成パターンは、上記実施例のものに限定されること
なく適宜パターンに形成され得る。
る、いわゆる厚膜型のサーマルヘッドについて述べた
が、本発明は、スパッタリングにより形成する、いわゆ
る薄膜型のサーマルヘッドにも適用できるものである。
また、発熱抵抗体層、共通電極層、個別電極層等の各層
の形成パターンは、上記実施例のものに限定されること
なく適宜パターンに形成され得る。
【0025】また、本発明を前記図4に示したような、
基板の端部を傾斜させたものを継ぎ合わせてなる構造の
ものに適用したときにも上記実施例のものと同様の効果
を得ることができる。
基板の端部を傾斜させたものを継ぎ合わせてなる構造の
ものに適用したときにも上記実施例のものと同様の効果
を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、白スジの生じることの
ないサーマルヘッドを、煩わしい調整工程の必要なく容
易に得ることができ、しかも白スジの発生を低減するた
めの基板の高さを調整する工程等の特別な工程を別途設
けることなく製造し得るので生産性の向上も図れるので
ある。従って、従来に比して高精度且つ安価なサーマル
ヘッドを提供でき、更なるサーマルヘッドの汎用性の向
上及び利用分野の拡大が図れる。
ないサーマルヘッドを、煩わしい調整工程の必要なく容
易に得ることができ、しかも白スジの発生を低減するた
めの基板の高さを調整する工程等の特別な工程を別途設
けることなく製造し得るので生産性の向上も図れるので
ある。従って、従来に比して高精度且つ安価なサーマル
ヘッドを提供でき、更なるサーマルヘッドの汎用性の向
上及び利用分野の拡大が図れる。
【図1】実施例のサーマルヘッドを説明する概略平面図
である。
である。
【図2】図1の円Aの部分の要部拡大図である。
【図3】従来のサーマルヘッドの概略平面図である。
【図4】従来の別のサーマルヘッドの概略平面図であ
る。
る。
【図5】サーマルヘッドに感熱紙を当接して印字を行っ
ている状態を示す断面図である。
ている状態を示す断面図である。
1、1’ 発熱層 1a、1b 発熱抵抗体層 2、2’ 基板 3、3’ 共通電極層 3a、3a’、3b、3b’ 延出電極層 4a、4a’、4b、4b’ 個別電極層 5 継ぎ目部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の発熱抵抗体層が列状に形成された
基板の複数枚を、上記発熱抵抗体層の列に沿って継ぎ合
わし横列配置してなるサーマルヘッドにおいて、上記各
基板における継ぎ目近傍部の少なくとも一方側の基板の
上記発熱抵抗体層の抵抗値が他の部位の発熱抵抗体層の
抵抗値よりも低いことを特徴とするサーマルヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18923293A JPH07125282A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | サーマルヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18923293A JPH07125282A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | サーマルヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125282A true JPH07125282A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=16237814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18923293A Pending JPH07125282A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | サーマルヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07125282A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017135460A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社リコー | 画像記録装置および画像記録方法 |
CN108684201A (zh) * | 2016-02-05 | 2018-10-19 | 株式会社理光 | 图像记录装置和图像记录方法 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18923293A patent/JPH07125282A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017135460A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2017-08-10 | 株式会社リコー | 画像記録装置および画像記録方法 |
CN108684201A (zh) * | 2016-02-05 | 2018-10-19 | 株式会社理光 | 图像记录装置和图像记录方法 |
JPWO2017135460A1 (ja) * | 2016-02-05 | 2018-11-01 | 株式会社リコー | 画像記録装置および画像記録方法 |
US10589543B2 (en) | 2016-02-05 | 2020-03-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image recording apparatus and image recording method |
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