JPH07124749A - 気密封止用抵抗溶接装置および方法 - Google Patents

気密封止用抵抗溶接装置および方法

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JPH07124749A
JPH07124749A JP29459593A JP29459593A JPH07124749A JP H07124749 A JPH07124749 A JP H07124749A JP 29459593 A JP29459593 A JP 29459593A JP 29459593 A JP29459593 A JP 29459593A JP H07124749 A JPH07124749 A JP H07124749A
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welded
electrode
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】気密封止用抵抗溶接装置の機構を簡単化し,溶
接物の確実な供給排出,あるいは溶接痕の回避などの効
果を奏する溶接装置および方法を提供する。 【構成】上部電極1に保持された被溶接物4と下部電極
2に保持された被溶接物5とを溶接する気密封止用抵抗
溶接装置において,上部電極の内部をこの電極の長手方
向に沿って,この電極と一緒におよび別々に動けるよう
に配設された支持ロッド12と,この支持ロッドの一端
側に固定されたマグネット3と,およびそのマグネット
が被溶接物4を吸着できる位置まで支持ロッドを前進さ
せ,両被溶接物を溶接した後,マグネットから被溶接物
が離れた後に支持ロッドを元の位置まで後退させるロッ
ド駆動機構を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,電子部品のキャップと
ステムのような被溶接物を順次一対の溶接電極にセット
して溶接する気密封止用抵抗溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置,又は水晶振動子などの電子
部品を気密封止する抵抗溶接機は,電子部品のキャップ
を上部溶接電極に供給し,ステム又はベース側を下部溶
接電極に供給して溶接を行う方式のものが一般に用いら
れている。
【0003】このような抵抗溶接機において,電子部品
のキャップを上部溶接電極に対し容易に着脱可能な機構
として,実開昭51ー85028号に開示されたものが
ある。実開昭51ー85028号に開示された抵抗溶接
機は,図3に示すように上部溶接電極1の窪みに固定さ
れたマグネット3にキャップ4を吸着保持させ,他方,
下部溶接電極2にステム5を載置した状態で,キャップ
4とステム5間に所定の加圧力を与えるまで上部溶接電
極1を下降させ,上部溶接電極1と下部溶接電極2に電
流を流して溶接を行っていた。溶接を行う際には,第1
のチャンバ部材6と第2のチャンバ部材7で小さな密閉
空間を形成した後,排気通路8から排気を行い,真空状
態に近い状態でキャップ4とステム5の溶接を行ってい
た。
【0004】しかしこの装置では,溶接後に上部溶接電
極1を上昇させるとき,マグネット3の吸着力などによ
りキャップ4とステム5とからなる溶接物が一緒に上昇
してしまうという問題があった。この原因は,マグネッ
ト3の吸着力はキャップ4の重さに打ち勝ってキャップ
4を保持し得る大きさ以上で,キャップ4とステム5の
重さでは吸着保持できない範囲でなければならず非常に
微妙であるため,溶接の過程でマグネット3又はキャッ
プ4の吸着面に汚れが付着して若干付着力が増したり,
あるいはキャップ4が上部溶接電極1に幾分融着したり
するところにあり,このような現象が生じると,上部溶
接電極1の上昇に伴い溶接物がマグネット3と一緒に上
昇してしまった。
【0005】このような欠点を除去し得る抵抗溶接装置
として,特公平3ー78189号公報に開示されたもの
がある。図3に示した記号と同一の記号は相当する部材
を示す。この抵抗溶接装置は,図4に示すように上部溶
接電極1の空洞部に上下動可能なロッド8を備え,溶接
が終えて上部溶接電極1が上昇するとき,ロッド8が下
方にキャップ4の上面を押す動作を行い,上部溶接電極
1の電極チップ1Aに固定されているマグネット3から
キャップ4とステム5からなる溶接物を外している。な
お,9は気体通路であり,この装置では第1のチャンバ
部材6と下部溶接電極2とにより閉じられた小空間の空
気を排気するためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,いずれにせよ
このようなマグネット固定方式の溶接機では,キャップ
を上部溶接電極に装着するのに,水平方向に送られてき
たキャップを垂直方向に持ち上げて装着する機構が必要
であり,機構が複雑にならざるを得ないという欠点があ
る。また,溶接速度を高めようとすると,どうしてもロ
ッドの下降速度も高めなければならず,ロッドがキャッ
プに与える衝撃が大きくなるためキャップに傷がつくな
どの問題もあった。さらにまた,ロッドが上下に動くた
めに気密性をそれ程高くできず,短い時間で高真空度が
得られなかった。
【0007】本発明は,キャップ又はステム,あるいは
これら溶接物の供給,溶接および排出をフレキシブルに
できる装置を提供することを主目的としている。
【0008】
【問題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は,前記課題を解決するために,第1の溶接電極に保持
された第1の被溶接物と第2の溶接電極に保持された第
2の被溶接物とを,第1の溶接電極と第2の溶接電極と
を相対的に近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装
置において,前記第1の溶接電極の内部をその長手方向
に沿って,第1の溶接電極と一緒におよび別々に動ける
ように配設された支持ロッドと,この支持ロッドの一端
側に固定されたマグネットと,このマグネットが第1の
被溶接物を吸着できる位置まで前記支持ロッドを前進さ
せ,第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した後,
前記マグネットから第1の被溶接物が離れた後に前記支
持ロッドを元の位置まで後退させるロッド駆動機構を備
えた装置である。
【0009】請求項2に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,請求項1に記載の溶接装置における前記
第1の溶接電極と前記第1の被溶接物と前記支持ロッド
で囲まれた空間の空気を排出するための排気通路を前記
第1の溶接電極に形成したものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,請求項1に記載の溶接装置における前記
第2の溶接電極と前記第2の被溶接物とで囲まれた空間
の空気を排出するための排気通路を前記第2の溶接電極
に形成したものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,第1の溶接電極に保持された第1の被溶
接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
て,前記第1の溶接電極を所定の位置に停止させた状態
で前記支持ロッドを前記第1の溶接電極の下面よりも降
下させて,この支持ロッドの端部に固定されたマグネッ
トに第1の被溶接物を吸着保持させ,次に前記支持ロッ
ドを上昇させて第1の被溶接物を前記第1の溶接電極に
セットし,しかる後前記支持ロッドと前記第1の溶接電
極とを一緒に降下させ,その第1の溶接電極と前記第2
の溶接電極との間に通電して第1の被溶接物と第2の被
溶接物とを溶接する方法である。
【0012】請求項5に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,第1の溶接電極に保持された第1の被溶
接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
て,前記第1の溶接電極を所定の位置に停止させた状態
で前記支持ロッドを前記第1の溶接電極の下面よりも降
下させて,この支持ロッドの端部に固定されたマグネッ
トに第1の被溶接物を吸着保持させ,次に前記支持ロッ
ドをその吸着保持した位置に停止させた状態で前記第1
の溶接電極を下降させて第1の被溶接物をその第1の溶
接電極にセットし,しかる後前記第1の溶接電極と前記
支持ロッドと一緒に降下させ,その第1の溶接電極と前
記第2の溶接電極との間に通電して第1の被溶接物と第
2の被溶接物とを溶接する方法である。
【0013】請求項6に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,請求項4又は請求項5に記載の溶接方法
における第1の被溶接物と第2の被溶接物との溶接時に
前記マグネットが前記第1の被溶接物から離れているよ
うにしたものである。
【0014】請求項7に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,第1の溶接電極に保持された第1の被溶
接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
て,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した
後に前記第1の溶接電極は上昇を開始し,前記第1の溶
接電極の上昇開始時には前記支持ロッドが前記第1の被
溶接物の上面を押さえており,しかる後前記支持ロッド
は溶接物を吸着保持しながら所定位置まで上昇して停止
し,排出手段に前記溶接物を引き渡した後に再び元の位
置まで上昇するようにしたものである。
【0015】請求項8に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,第1の溶接電極に保持された第1の被溶
接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
て,第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した後に
前記第1の溶接電極は上昇を開始し,前記第1の溶接電
極の上昇開始時に前記支持ロッドが前記第1の被溶接物
の上面を押さえて前記第1の溶接電極から第1の被溶接
物を離し,しかる後前記支持ロッドは前記第1の溶接電
極よりも高速度で上昇して前記マグネットに吸着保持さ
れている前記溶接物を前記第1の溶接電極と協働して外
すようにしたものである。
【0016】請求項9に記載の本発明は,前記課題を解
決するために,第1の溶接電極に保持された第1の被溶
接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
て,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した
後,前記第1の溶接電極と前記支持ロッドは前記溶接物
を保持した状態で上昇を開始し,前記支持ロッドだけが
前記溶接物を吸着保持した状態で前記第2の溶接電極上
方の所定位置に停止し,排出手段に前記溶接物を引き渡
した後に再び元の位置まで上昇するようにしたものであ
る。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明では,第1の溶接電極の
内部をその長手方向に沿って,第1の溶接電極と一緒に
および別々に動けるように配設された支持ロッドの一端
側にマグネットを固定し,このマグネットにキャップ又
はキャップとステムとの溶接物を吸着保持させているの
で,キャップ又はステム,あるいはこれら溶接物の供
給,排出をフレキシブルにできる。
【0018】請求項2に記載の発明では,第1の溶接電
極と第1の被溶接物と支持ロッドで囲まれた空間の空気
を排出するための排気通路を第1の溶接電極に備えてい
るので,第1の被溶接物の両側の気圧を同じにすること
ができ,したがって気圧差で第1の被溶接物が第1の溶
接電極から外れることがない。
【0019】請求項3に記載の発明では,第2の溶接電
極と第2の被溶接物とで囲まれた空間の空気を排出する
ための排気通路を第2の溶接電極に備えているので,第
2の被溶接物の両側の気圧を同じにすることができ,し
たがって気圧差で第2の被溶接物が第2の溶接電極から
外れることがない。
【0020】請求項4に記載の発明では,第1の溶接電
極を所定の位置に停止させた状態で支持ロッドを第1の
溶接電極の下面よりも降下させて,この支持ロッドの端
部に固定されたマグネットに第1の被溶接物を吸着保持
させ,上昇させて第1の溶接電極にセットしているの
で,第1の被溶接物を第1の溶接電極まで上昇させてこ
れにセットするための上下動機構を省略できる。
【0020】請求項5に記載の発明では,第1の溶接電
極を所定の位置に停止させた状態で支持ロッドを第1の
溶接電極の下面よりも降下させて,この支持ロッドの端
部に固定されたマグネットに第1の被溶接物を吸着保持
させ,第1の溶接電極を下降させて第1の溶接電極にセ
ットしているので,第1の被溶接物を第1の溶接電極ま
で上昇させてこれにセットするための上下動機構を省略
できる。
【0021】請求項6に記載の発明では,第1の被溶接
物と第2の被溶接物との溶接時にマグネットが第1の被
溶接物から離れているようにしているので,マグネット
を第1の溶接電極から電気絶縁しなくとも,溶接時にマ
グネットを通して溶接電流の一部分が第1の被溶接物と
第2の被溶接物に流れることがなく,したがって第1の
被溶接物に溶融痕が形成されることもない。
【0022】請求項7に記載の発明では,溶接後に第1
の溶接電極が上昇を開始するとき支持ロッドが第1の被
溶接物の上面を押さえているので,仮に第1の被溶接物
が第1の溶接電極に融着していても,確実に溶接物を第
1の溶接電極から外すことができる。
【0023】請求項8に記載の発明では,第1の溶接電
極の上昇開始時に支持ロッドが第1の被溶接物の上面を
押さえて第1の溶接電極から第1の被溶接物を離し,し
かる後支持ロッドは第1の溶接電極よりも高速度で上昇
して,マグネットに吸着保持されている溶接物を第1の
溶接電極と協働して外すようにしたので,仮に第1の被
溶接物が第1の溶接電極に融着していても,確実に溶接
物を第1の溶接電極から外すことができる。
【0024】請求項9に記載の発明では,支持ロッドが
溶接物を吸着保持した状態で第2の溶接電極上方の所定
位置に停止しているので,水平方向に運動する通常の排
出手段に容易に溶接物を受け渡しすることができる。
【0025】
【実施例】図1および図2により本発明の各実施例につ
いて説明を行う。図3および図4で示した記号と同一の
記号は相当する部材を示す。第1の溶接電極である上部
溶接電極1には空気通路10が形成されており,その一
端は図示されていない通常の給気機構および排気機構に
接続されている。これら給気機構および排気機構は制御
装置(図示せず)により所定のシーケンスで制御される
ようになっている。空気通路10の他端は,上部溶接電
極1の下部に形成された空洞部1Bまで延びている。そ
の空洞部1Bにはエアシリンダのピストンロッドの役割
を果たす摺動部材11と摺動部材11から垂直に延びる
支持ロッド12が備えられるとともに,摺動部材11の
下面と電極チップ1Aの上面間で支持ロッド12の周り
に備えられたスプリング13,摺動部材11の環状溝に
備えられたOリング14が設けられている。
【0026】支持ロッド12は,空気通路10の気圧を
スプリング13の弾性力よりも大きくすることにより下
方に前進し,その気圧を低くすることによりスプリング
13の弾性力により上方に後退する。また,支持ロッド
12は上部溶接電極1の上下運動と一緒に上下動する。
また,支持ロッド12はその遊びを極力小さくするため
電極チップ1Aの中央穴壁に摺動するようになってお
り,気密性がある程度良好な状態になっているので,ス
プリング13が存在する空洞部1Bの空気を排気するた
めの縦溝12Aを備える。支持ロッド12の下端部には
マグネット3が埋め込まれている。
【0027】マグネット3は支持ロッド12が金属材料
からなる場合に,溶接電流の一部分が流れないようにす
るため,支持ロッド12から電気的に絶縁されるか,又
は直接第1の被溶接物であるキャップ4に接触しないよ
うに支持ロッド12の下端面より少し内側になるように
埋め込まれるのが好ましい。しかしこれは必ずしも必要
な条件ではない。マグネット3はキャップ4を吸着保持
できる吸着力より大きい吸着力を持っていることが必要
であり,確実な吸着保持の面からはキャップ4と第1の
被溶接物であるステム5を同時に確実に吸着保持できる
吸着力を持つことが好ましい。
【0028】電極チップ1Aは上部溶接電極1に着脱可
能に取り付けられており,キャップ4の頭部を受け入れ
る空部1A1とその空部1A1の空気を排気するための
細い空気通路1A2を有する。下部溶接電極2の電極チ
ップ2Aはステム5を載置する平坦面とステム5から延
びるリード5Aを受け入れるための凹所2A1とその凹
所2A1の空気を排気するための細い空気通路2A2を
備える。これら溶接電極は一般的に銅のような導電性の
良好な電極材料からなる。
【0029】チャンバ部材6は上部溶接電極1の円筒状
外面壁を摺動できるように支持されており,図示してい
ない加圧装置からの加圧力で下部溶接電極2の上面に押
圧される。チャンバ部材6は上部溶接電極1の円筒状外
面壁との気密性を確保するために,その内壁に形成され
た環状溝にOリング15が備えられている。チャンバ部
材6と下部溶接電極2との電気的絶縁を確保するため
に,チャンバ部材6の下部は環状の電気絶縁材料6Aか
らなる。下部溶接電極2の上面との気密性を確保するた
めに,電気絶縁材料6Aの下端面に形成された環状溝に
Oリング16が備えられている。チャンバ部材6はさら
に通気孔6Bを備え,この通気孔6Bは図示していない
がバルブなどを通して真空ポンプのような真空装置,場
合によっては絶縁ガスを供給するガス供給装置にも接続
される。
【0030】次にこの溶接装置の動作説明を行う。最初
に上部溶接電極1およびチャンバ部材6はそれぞれ元の
位置にあり,支持ロッド12はマグネット3の最下端面
が元の位置(レベルX),又は中間位置(レベルY)の
相当する位置でキャップ4を搬送機構(図示せず)から
受け取る。しかる後,上部溶接電極1およびチャンバ部
材6はそれぞれの駆動機構(図示せず)に駆動されて降
下し,チャンバ部材6は下部溶接電極2に押圧されて密
閉空間を形成する。このとき上部溶接電極1はキャップ
4がステム5に接触しない位置に停止する。
【0031】次に通気孔6Bから密閉空間の空気を排気
する。この際,キャップ4がステム5に接触していない
のでキャップ4内の空気が速やかに排気され,また空気
通路2A2を通して凹所2A1の空気も排気しているの
で,排気中に気圧の差によりステム5がずれたり,反転
することがない。さらに,空気通路1A2を通して空部
1A1の空気を排気すると共に,支持ロッド12の縦溝
12Aを通してスプリング13の存在する空部1Bの空
気を排気しているので,気圧の差によりキャップ4が電
極チップ1Aから外れることがない。これらの問題が生
じなくとも,それぞれの空気通路を備えなければそれら
の空部からの空気が徐々に密閉空間に漏れるので,その
密閉空間を真空にするのに長い時間がかかってしまう。
【0032】所定の時間排気,又は密閉空間が所定の真
空度に達したら,上部溶接電極1を再び下降させ,キャ
ップ4とステム5間に所定の加圧力を加えた状態で停止
し,上部溶接電極1と下部溶接電極2間に溶接電流を流
してキャップ4とステム5の溶接を行う。このときマグ
ネット3がキャップ4に接触していると溶接電流の一部
分がマグネット3を通してキャップ4に流れる状態にあ
れば,支持ロッド12はマグネット3がキャップ4に接
触しない位置まで上昇しているが,マグネット3が支持
ロッド12から電気絶縁されているなどして溶接電流の
一部分がマグネット3を通してキャップ4に流れない状
態にあれば,マグネット3はキャップ4に接触していて
も良い。
【0033】キャップ4とステム5の溶接が済むと,上
部溶接電極1およびチャンバ部材6は上昇運動を始め
る。溶接時,マグネット3がキャップ4に接触している
ならば,上部溶接電極1の上昇開始とほぼ同時に瞬間的
に空気通路10に圧搾空気が供給され,支持ロッド12
を下方に押し下げる力が働く。これによりキャップ4が
上部溶接電極1の電極チップ1Aに融着していてもキャ
ップ4は電極チップ1Aから外れるので,キャップ4と
ステム5との溶接物が上部溶接電極1の上昇と一緒に上
昇することがない。しかし,キャップ4が電極チップ1
Aに融着するケースは少ないので,溶接物が溶接直後に
下部溶接電極2上に存在しないことを検出して,支持ロ
ッド12を下方に押し下げて溶接物を電極チップ1Aか
ら外しても良い。そして上部溶接電極1,チャンバ部材
6および支持ロッド12は元の位置まで上昇し,次の溶
接に備える。
【0034】次に具体的な第1の気密封止用抵抗溶接方
法について説明する。上部溶接電極1,チャンバ部材6
および支持ロッド12が元の位置に待機している状態
で,先ず加圧空気が空気通路10に供給され,マグネッ
ト3の最下面がレベルYに位置するまで支持ロッド12
を下降させる。その位置には,紙面の手前又は向こう側
から水平(紙面に対し垂直)方向に往復運動,又は旋回
運動する図2(A)に示す水平方向搬送機構の供給ハン
ド20により把持されたキャップ4が搬送されてきてお
り,同図(B)に示すようにマグネット3はレベルYの
位置でそのキャップ4の上面を吸着保持する。しかる後
に水平方向搬送機構は溶接の邪魔のならない位置まで後
退し,次のキャップを把持する。そしてマグネット3が
キャップ4を吸着保持した状態で支持ロッド12は上昇
し,キャップ4の頭部4Aが上部溶接電極1の電極チッ
プ1Aの空部1A1に,またそのつば部4Bが電極チッ
プ1Aの先端にセットされる位置で一旦停止し,次に支
持ロッド12は上部溶接電極1と一緒に下降する。チャ
ンバ部材6は図示していない前記水平方向搬送機構の供
給ハンド20が後退すると下降を開始する。チャンバ部
材6が下部溶接電極2を押圧して密閉空間を形成する
と,図示していない真空装置が動作してチャンバ部材6
の通気孔6Bから急激に吸引を開始する。支持ロッド1
2と上部溶接電極1は,キャップ4がステム5に接触し
ない程度の高さで一旦停止しており,所望の真空度が得
られた時点で再び降下してキャップ4とステム5間に適
当な加圧力を加えた状態で停止し,図示しない電源装置
から上部溶接電極1と下部溶接電極2間に溶接電流を供
給して溶接を行う。その後最終的に上部溶接電極1,チ
ャンバ部材6および支持ロッド12は元の位置に戻る。
この方法では,支持ロッド12がキャップ4の垂直方向
搬送機構を兼ねるので,水平方向搬送機構だけで済み,
装置の構造を簡単にできる。
【0035】次に第2の気密封止用抵抗溶接方法が前記
第1の気密封止用抵抗溶接方法と異なる点は,前記第1
の気密封止用抵抗溶接方法ではマグネット3がキャップ
4を吸着保持した状態で支持ロッド12は上昇して,キ
ャップ4の頭部をその電極チップ1Aの空部1A1にセ
ットするのに対し,この方法ではマグネット3がキャッ
プ4を吸着保持した状態で支持ロッド12はレベルYで
停止し,上部溶接電極1が降下してキャップ4の頭部を
その電極チップ1Aの空部1A1にセットするところに
ある。この方法では,キャップ4とステム5の溶接工程
までに上部溶接電極1と支持ロッド12は下降運動だけ
であるので,高速溶接が可能になる。
【0036】次に第3の気密封止用抵抗溶接方法は,前
記第1,第2の気密封止用抵抗溶接方法において,同図
(C)で示すようにキャップ4とステム5との溶接時に
マグネット3がキャップ4から離れているところに特徴
がある。支持ロッド12が金属材料からなり,マグネッ
ト3と支持ロッド12との間が電気絶縁されていなくと
も,マグネット3を通してキャップ4に溶接電流の一部
分が流れることはない。したがって,キャップ4に不要
な溶接痕を付けてしまうことがない。
【0037】次に第4の気密封止用抵抗溶接方法は,前
述のようにしてキャップ4とステム5とを溶接した後
に,上部溶接電極1が上昇を開始するが,少なくともそ
の上昇開始初期に支持ロッド12が上部溶接電極1の上
昇運動と一緒に上昇するのを禁止する。したがって,溶
接チップ1Aにキャップ4が融着されていても,溶接物
は確実にマグネット3に吸着保持される。前記禁止する
時間は非常に短く設定されており,しかる後に支持ロッ
ド12はレベルYまで上昇し,停止する。紙面の手前又
は向こう側から水平(紙面に対し垂直)方向に往復運
動,又は旋回運動する図2(D)に示す水平方向搬送機
構の排出ハンド21がマグネット3に吸着保持されてい
る溶接物を把持して後退をする。その後支持ロッド12
は元の位置まで戻る。この方法によれば,高速溶接が可
能で,しかも溶接チップ1Aにキャップ4が融着されて
いても確実に溶接物を排出できる。
【0038】次に第5の気密封止用抵抗溶接方法は,前
述のようにしてキャップ4とステム5とを溶接した後
に,上部溶接電極1が上昇を開始するが,支持ロッド1
2はその上昇開始初期に上部溶接電極1の上昇運動と一
緒に上昇するのが禁止され,溶接物をマグネット3に吸
着保持した後,直ぐにスプリング13の弾性力により上
部溶接電極1よりも高速度で上昇する。したがって,溶
接物は下部溶接電極2の電極チップ2Aの僅か上方で上
部溶接電極1の電極チップ1Aにより支持ロッド12と
一緒に上昇するを阻止され,電極チップ2A上に戻され
る。この後,溶接物は通常の排出機構により排出され
る。この方法によっても,高速溶接が可能で,しかも溶
接チップ1Aにキャップ4が融着されていても確実に溶
接物を排出できる。
【0039】次に第6の気密封止用抵抗溶接方法は,前
述のようにしてキャップ4とステム5とを溶接した後
に,上部溶接電極1と支持ロッド12は溶接物を保持し
た状態で上昇を開始する。そして上部溶接電極1は元の
位置まで上昇運動を続け,一方,支持ロッド12はレベ
ルYまで上昇して停止する。したがって,溶接チップ1
Aにキャップ4が融着されていても,溶接物は確実にマ
グネット3に吸着保持される。しかる後に図2(D)に
示す水平方向搬送機構の排出ハンド21が前進してき
て,マグネット3に吸着保持されている溶接物を把持し
て後退をする。その後支持ロッド12は元の位置に戻
る。この方法によっても,高速溶接が可能で,しかも溶
接チップ1Aにキャップ4が融着されていても確実に溶
接物を排出できる。なお,支持ロッド12の駆動機構は
油圧シリンダを用いても良く,この場合には油圧シリン
ダのピストンロッドを支持ロッド12として用いること
もでき,そのピストンロッドに支持ロッド12を固定す
ることもできる。また,ステッピングモータのような回
転装置と,ピニオンとラックのような回転運動を直線運
動に変換する変換機構とを組み合わせたものでも良い。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば,上部
溶接電極内をこれと独立して上下動できる支持ロッドの
先端部にマグネットを備え,このマグネットがキャップ
又は溶接物を吸着保持するようにしているので,各目的
に合致した溶接方法が採用できるというフレキシブルに
富んだ気密封止用抵抗溶接装置を提供するものである。
また,本発明の溶接方法によれば,気密封止用抵抗溶接
装置の機構を簡単化,又は状態に左右されずに溶接物の
確実な排出,あるいは溶接物に不要な溶接痕を付けるこ
との回避などの効果をうることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図である。
【図2】本発明の実施例を説明するための図である。
【図3】従来の技術を説明するための図である。
【図4】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・・第1の溶接電極(上部溶接電極) 1A・・・第1の溶接電極の電極チップ 2・・・・第2の溶接電極(下部溶接電極) 2A・・・第2の溶接電極の電極チップ 3・・・・マグネット 4・・・・第1の被溶接物(キャップ) 5・・・・第2の被溶接物(ステム) 6・・・・チャンバ部材 10・・・・第1の溶接電極に形成された空気通路 12・・・・支持ロッド 13・・・・スプリング 20・・・・水平搬送機構の供給ハンド 21・・・・水平搬送機構の排出ハンド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接装置におい
    て,前記第1の溶接電極の内部を該溶接電極の長手方向
    に沿って,該第1の溶接電極と一緒におよび別々に動け
    るように配設された支持ロッド,該支持ロッドの一端側
    に固定されたマグネット,および該マグネットが前記第
    1の被溶接物を吸着できる位置まで前記支持ロッドを前
    進させ,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接
    した後,前記マグネットから前記第1の被溶接物が離れ
    た後に前記支持ロッドを元の位置まで後退させるロッド
    駆動機構を備えたことを特徴とする気密封止用抵抗溶接
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の溶接電極と前記第1の被溶接
    物と前記支持ロッドで囲まれた空間の空気を排出するた
    めの排気通路を前記第1の溶接電極に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の気密封止用抵抗溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の溶接電極と前記第2の被溶接
    物とで囲まれた空間の空気を排出するための排気通路を
    前記第2の溶接電極に形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の気密封止用抵抗溶接装置。
  4. 【請求項4】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接方法におい
    て,前記第1の溶接電極を所定の位置に停止させた状態
    で前記支持ロッドを前記第1の溶接電極の下面よりも降
    下させて,この支持ロッドの端部に固定されたマグネッ
    トに前記第1の被溶接物を吸着保持させ,次に前記支持
    ロッドを上昇させて前記第1の被溶接物を前記第1の溶
    接電極にセットし,しかる後前記支持ロッドと前記第1
    の溶接電極とを一緒に降下させ,該第1の溶接電極と前
    記第2の溶接電極との間に通電して前記第1の被溶接物
    と第2の被溶接物とを溶接することを特徴とする気密封
    止用抵抗溶接方法。
  5. 【請求項5】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接方法におい
    て,前記第1の溶接電極を所定の位置に停止させた状態
    で前記支持ロッドを前記第1の溶接電極の下面よりも降
    下させて,この支持ロッドの端部に固定されたマグネッ
    トに前記第1の被溶接物を吸着保持させ,次に前記支持
    ロッドをその吸着保持した位置に停止させた状態で前記
    第1の溶接電極を下降させて前記第1の被溶接物を該第
    1の溶接電極にセットし,しかる後前記第1の溶接電極
    と前記支持ロッドと一緒に降下させ,該第1の溶接電極
    と前記第2の溶接電極との間に通電して前記第1の被溶
    接物と第2の被溶接物とを溶接することを特徴とする気
    密封止用抵抗溶接方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の被溶接物と第2の被溶接物と
    の溶接時に前記マグネットが前記第1の被溶接物から離
    れていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載
    の気密封止用抵抗溶接方法。
  7. 【請求項7】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接方法におい
    て,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した
    後に前記第1の溶接電極は上昇を開始し,前記第1の溶
    接電極の上昇開始時には前記支持ロッドが前記第1の被
    溶接物の上面を押さえており,しかる後前記支持ロッド
    は溶接物を吸着保持しながら所定位置まで上昇して停止
    し,排出手段に前記溶接物を引き渡した後に再び元の位
    置まで上昇することを特徴とする気密封止用抵抗溶接方
    法。
  8. 【請求項8】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接方法におい
    て,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した
    後に前記第1の溶接電極は上昇を開始し,前記第1の溶
    接電極の上昇開始時に前記支持ロッドが前記第1の被溶
    接物の上面を押さえて前記第1の溶接電極から前記第1
    の被溶接物を離し,しかる後前記支持ロッドは前記第1
    の溶接電極よりも高速度で上昇して,前記マグネットに
    吸着保持されている前記溶接物を前記第1の溶接電極と
    協働して外すことを特徴とする気密封止用抵抗溶接方
    法。
  9. 【請求項9】 第1の溶接電極に保持された第1の被溶
    接物と第2の溶接電極に保持された第2の被溶接物と
    を,前記第1の溶接電極と第2の溶接電極とを相対的に
    近づけて抵抗溶接する気密封止用抵抗溶接方法におい
    て,前記第1の被溶接物と第2の被溶接物とを溶接した
    後,前記第1の溶接電極と前記支持ロッドは前記溶接物
    を保持した状態で上昇を開始し,前記支持ロッドだけが
    前記溶接物を吸着保持した状態で前記第2の溶接電極上
    方の所定位置に停止し,排出手段に前記溶接物を引き渡
    した後に再び元の位置まで上昇することを特徴とする気
    密封止用抵抗溶接方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105562915A (zh) * 2016-01-27 2016-05-11 大连嘉翔科技有限公司 一种凸焊焊接上电极装置
JP2017136620A (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 オリジン電気株式会社 治具、溶接装置及び接合部材の製造方法
CN114211072A (zh) * 2022-02-23 2022-03-22 中机智能装备创新研究院(宁波)有限公司 一种负压环境下电阻钎焊装置及方法

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