JPH07124329A - 遊戯機付き物品回収装置 - Google Patents

遊戯機付き物品回収装置

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JPH07124329A
JPH07124329A JP5297264A JP29726493A JPH07124329A JP H07124329 A JPH07124329 A JP H07124329A JP 5297264 A JP5297264 A JP 5297264A JP 29726493 A JP29726493 A JP 29726493A JP H07124329 A JPH07124329 A JP H07124329A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】リサイクル価値の高い物品を効率よく回収す
る。 【構成】空き缶の投入によりスロットゲームが実行され
る空き缶回収装置1において、機体の内部にアルミ缶と
スチール缶を分別処理するための機構を設けると共に、
制御部のROM内に空き缶の材質ごとに異なる入賞確率
を設定する。制御部は投入された空き缶を分別処理した
後、その材質に応じた入賞確率に基づき、各リール8a
〜8eの停止制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空き缶などの用済み
の物品を回収するための物品回収装置に関連し、特にこ
の発明は、物品の投入に応動してゲームを実行する遊戯
機を備えた遊戯機付き物品回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、空き缶など用済みの物品の回収を
促進するために、スロットマシンなどの遊戯機が付加さ
れた遊戯機付き物品回収装置が提案されている。この遊
戯機付き物品回収装置は物品を投入するための投入口を
備え、投入された物品を圧搾処理などして回収すると共
に、遊戯機を作動させてゲームを実施する。このゲーム
の結果が「当たり」となると、景品引換券などが発行さ
れるもので、ゲームの面白みと景品に対する期待感とか
ら物品の回収が促進される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の遊戯機付き物
品回収装置の多くは、例えばアルミ缶とスチール缶,ロ
ング缶とレギュラー缶など材質や形状の異なる複数種の
物品を受け付け可能であり、これら物品の投入により実
行されたゲームについて所定の確率で「当たり」が発生
するように設定されている。しかしながら、この「当た
り」の確率は投入された物品の種類にかかわらず常に一
定であるため、回収マージンの高い物品やメーカーから
回収費用の資金援助が受けられる物品など、リサイクル
価値の高い特定の物品についての回収を促進しにくいと
いう問題がある。
【0004】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、複数種の物品を回収可能な遊戯機付き物品回収
装置において、リサイクル価値の高い物品を投入した場
合の還元率を高く設定することにより、投入者の期待感
を高め、リサイクル価値の高い物品を効率的に回収する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、投入口へ回
収対象の物品が投入されたことに応動する遊戯機を備
え、前記遊戯機による遊戯動作の結果、入賞が発生した
とき、遊戯者に対して所定の利益状態を形成するように
した遊戯機付き物品回収装置において、前記投入口へ投
入された物品の種別を判別する物品種判別手段と、前記
物品種判別手段による判別結果に基づいて前記遊戯機の
入賞確率を大小設定する入賞確率設定手段と、前記遊戯
機の動作を制御して前記入賞確率設定手段により設定さ
れた入賞確率に応じて入賞を発生させる遊戯機制御手段
とを備えたものである。
【0006】請求項2の発明は、投入口へ回収対象の物
品が投入されたことに応動する遊戯機を備え、前記遊戯
機による遊戯動作の結果、入賞が発生したとき、遊戯者
に対して所定の利益状態を形成するようにした遊戯機付
き物品回収装置において、前記投入口へ投入された物品
の種別を判別する物品種判別手段と、前記物品種判別手
段による判別結果に基づいて入賞時に形成する利益状態
の大小を設定する利益状態設定手段と、前記遊戯機によ
る遊戯動作の結果、入賞が発生したとき、前記利益状態
設定手段で設定された利益状態を形成する利益状態形成
制御手段とを備えたものである。
【0007】前記利益状態設定手段は、請求項3の発明
においてはクーポン券の金額価値を、また請求項4の発
明においては景品の種類を、請求項5の発明においては
遊戯機の遊戯回数を、それぞれ設定する。
【0008】
【作用】投入口より物品が投入されると、その物品種が
判別された後、判別結果に応じて入賞確率が設定され、
この入賞確率に基づいてゲームが実行される。したがっ
て投入された物品がリサイクル価値の高いものである場
合のゲームが「当たり」となる確率を高く設定すれば、
投入者の期待感が高まり、特定の物品を効率よく回収す
ることができる。
【0009】請求項2の発明では、物品種の判別結果に
基づいて入賞時に形成する利益状態の大小が設定される
ので、リサイクル価値の高い物品の投入によるゲームが
入賞となったときの利益状態を高く設定すれば、投入者
の期待感が高まり、特定の物品を効率よく回収すること
ができる。
【0010】
【実施例】図1は、この発明の一実施例にかかる遊戯機
付き空き缶回収装置1(以下単に「空き缶回収装置1」
という)の外観を示す。図示例の空き缶回収装置1は、
機体の前面に空き缶投入口2とリール表示部3と発券部
4とを備え、機体の内部には、図2に示すように、前記
空き缶投入口2より投入された空き缶を圧搾処理する圧
搾部5と、前記圧搾部5で圧搾処理された処理済みの空
き缶を回収する回収部6とが設けられた構造のものであ
る。なお図示していないが、機体1の内部には、前記圧
搾部5および回収部6の他に、リール駆動機構や構成各
部の動作を制御する制御装置が組み込んである。
【0011】この空き缶処理装置は、スチール缶および
アルミ缶を分別回収可能であって、前記空き缶投入口2
より空き缶を投入したとき、その投入された空き缶が適
正であれば、リール表示部3によるスロットゲームが実
行され、そのゲームが当たると、発券部4より所定の金
額価値を有する賞品交換券が発行されるようになってい
る。また、空き缶投入口2の下方にはスピーカー7が設
けられ、ゲームや商品などに関する種々の情報が音声出
力されるようになっている。
【0012】機体1の内部には、前記リール表示部3に
対応する位置に5個のリール8a〜8eが位置決め配備
されている。各リール8a〜8eの周面には多数のシン
ボルが表されており、前記リール表示部3から各リール
8a〜8eが回転する状態およびリール停止時はそれぞ
れ3駒分のシンボルが透視できる。リール表示部3の中
央には停止ラインLが表してあり、この停止ラインL上
に停止した各リール8a〜8eのシンボルの組み合わせ
が所定の組み合わせであるとき、そのゲームは当たりと
なる。
【0013】各リール8a〜8eにはステッピングモー
タを駆動源とするリール駆動機構70(図5に示す)が
接続されており、全てのリール8a〜8eが始動した
後、適当な時間が経過する毎に各リール8a〜8eが順
次自動停止する。
【0014】前記空き缶投入口2には、開閉扉9が開閉
自由に配備されている。この開閉扉9は、図2および図
3に示すごとく、空き缶投入口2の開口面に一致する形
状の前面板10と、この前面板10の下端縁および両側
縁に一体形成された底板11および両側板18,19と
から成り、前記底板11上の前面板10と両側板とで囲
まれた空間を空き缶の受入空間12とする。なお図中、
13は開閉扉9が開放されたことを検出するための検出
片であり、14は前面板10の外面に突設された把手で
ある。
【0015】前記開閉扉9は下端部が軸支されており、
この軸支部75を支点として開閉扉9を外方へ鎖線で示
すように開動作させたとき、受入空間の上方が開放され
て空き缶の投入が可能となる。また開閉扉9を閉じたと
き、底板11は図示のように前下がりの傾斜状態とな
り、投入された空き缶33が底板11上を転がって金属
製のシャッタ30に当接する。
【0016】この開閉扉9の底板11には3個の検出孔
15,16,17が開設してあり、図3に示すように、
開閉扉9の閉成状態時の底板11の下方位置であり、か
つ各検出孔15〜17に対応する位置には、金属センサ
20〜22が配備してある。
【0017】これら金属センサ20〜22は、特定の金
属のみに感応して高周波を発振する近接スイッチであっ
て、この実施例では、両端の金属センサ20,22とし
てアルミ検出用のものが、中央の金属センサ21として
スチール検出用のものが、それぞれ用いてある(以下金
属センサ20,22を「アルミセンサ20,22」,金
属センサ21を「スチールセンサ」という)。なお、こ
の組合せは逆であってもよく、センサの数も3個に限定
する必要はない。
【0018】底板11の下方位置には、開閉扉9の開成
時の検出片13の対応位置に、近接スイッチ23が設け
られている。この近接スイッチ23は開閉扉9の開閉を
検知するためのもので、開閉扉9が開成されたとき、検
出片13に感応して検出信号を出力する。
【0019】さらに、開閉扉9の両側板18,19に
は、標準的な空き缶の直径よりやや小さい高さ位置に、
光電センサ24,24が設けられている。この光電セン
サ24,24は、投入物の形状および材質を検出するた
めのもので、投入物が光電センサ24の位置に達しない
ときや、透明の物質であったときは、検出信号を出力し
ない。
【0020】前記シャッタ30は、投入された空き缶の
前記圧搾部5への導入を規制するための規制手段となる
ものであって、図2に示すように、その上端部には一方
へ屈曲した屈曲片25が形成されており、この屈曲片2
5はスプリング26によって機体内部の固定部材27に
取り付けられている。
【0021】またこのシャッタ30は、前記屈曲片25
の下方位置で支え軸28により揺動自由に軸支されてい
る。この支え軸28は、ロータリソレノイドから成るシ
ャッタ回動機構29に連繋され、前記ロータリソレノイ
ドの遊び角度αだけ前記シャッタ30が揺動自由となっ
ている。前記遊び角度αに相当する位置にはシャッタ3
0の揺動を規制するためのソレノイドより成るシャッタ
ロック機構35が配備されている。
【0022】前記シャッタロック機構35は、ソレノイ
ドの消勢時にはロッドが突出してシャッタを束縛し、ソ
レノイドの付勢時にはロッドが引っ込んでシャッタ30
を解放する。
【0023】前記シャッタ30を通り抜けた空き缶33
は、シュート部40を介して、前記圧搾部5へと導かれ
る。このシュート部40の適宜位置には空き缶33の通
過を検出するための光電センサ38が設けてある。
【0024】圧搾部5は、固定板42と可動板43と支
持板44とを有し、固定板42に対し可動板43を接近
させることにより、支持板44上に支持された空き缶を
固定板42と可動板43との間で圧搾処理する。可動板
43はギャードモータ45を駆動源とする可動板駆動機
構46に連繋されており、ギャードモータ45の1回転
に対して可動板43が1往復動作する。なお図中、41
は可動板43が待機位置すなわち最も後退した位置にあ
ることを検出するためのリミットスイッチである。
【0025】前記支持板44は、ソレノイドを駆動源と
する往復駆動機構48により長さ中央部を支点として起
伏動作するもので、例えばソレノイドの消勢時には支持
板44は空き缶を支持する状態、すなわち水平状態とな
り、一方ソレノイドの付勢時には、空き缶を開放する状
態、すなわち鎖線で示す垂直状態となる。
【0026】前記回収部6は、2種類の空き缶を振り分
けて回収するための2個の回収容器(図示せず)を備え
ており、一方の回収容器にアルミ缶が、他方の回収容器
にスチール缶が、それぞれ回収される。
【0027】この回収部6の上方の通路49の途中に
は、振分部52が配置されている。この振分部52は、
下端が回転軸53により支持された振分板54と、前記
回転軸53に接続されたロータリソレノイドより成る振
分板回動機構55とから成り、振分板回動機構55の正
逆駆動により振分板54を切換動作させることにより、
前記通路49を回収部6のいずれかの回収容器に連通さ
せる。
【0028】上記の実施例ではスチール,アルミという
空き缶の材質を判別して処理しているが、これに限らず
空き缶の形状などを判別して同様の処理を行うようにし
てもよい。
【0029】図4は、一般的なロング缶とレギュラー缶
とを判別するためのセンサを前記開閉扉9の底板付近に
設定した例を示す。この開閉扉9の受入れ空間12の長
さAは、標準的なロング缶33aの長さB1よりやや長
く設定されており、底板11の各側板18,19の近傍
には、2つの検出孔84,85が、前記ロング缶33a
の長さB1より短くかつレギュラー缶33bの長さB2
より長い間隔B3をおいて開設されている。さらに開閉
扉9の閉成時の各検出孔84,85の下方位置には近接
スイッチ86,87が配備されている。これによりロン
グ缶が投入されたときは双方の近接スイッチ86,87
が感応し、レギュラー缶が投入されたときはどちらかの
近接スイッチのみが感応するので、各近接スイッチ8
6,87からの検知信号の有無により、投入された空き
缶の大きさを判別することができる。なおこの他に、あ
らかじめ所定のシールやバーコードなどを有する空き缶
を選別して回収できるように、機体内に専用の読み取り
機構を設けて分別処理を行うようにしてもよい。
【0030】図5は、上記した第1の実施例の空き缶回
収装置の電気的構成を示す。図中、60は制御部であっ
て、CPU61,RAM62,ROM63,乱数発生器
64などで構成される。CPU61は制御・演算の主体
であって、ROM63に記憶されたプログラムに従って
RAM62に対するデータの読み書きを行いつつ入力ポ
ート65および出力ポート66〜68を介して入出力各
部の動作を一連に制御する。
【0031】前記乱数発生器64は、一定の時間間隔毎
に「0」〜「99」の整数値をランダムに出力するもの
で、CPU61はこの乱数発生器64の乱数値をサンプ
リングすることにより、後述する抽選を実行する。
【0032】前記ROM63内には、一連の制御プログ
ラムの他に、各リールに表されたシンボルの配列を記憶
するためのシンボルテーブル56(図7に示す)や、実
行されたゲームが入賞となるか否かを決定するための抽
選に用いる入賞テーブル57(図6に示す)などが設定
されている。
【0033】図6は、前記ROM63内の入賞テーブル
57の一例を示す。この空き缶回収装置1では、投入さ
れた空き缶の材質によりゲームが入賞となる確率が変わ
るように、入賞テーブル57内にアルミ缶,スチール缶
それぞれについての入賞確率を設定した領域M1,M2
を設けている。
【0034】図示例では、各領域M1,M2ともに、乱
数発生器64の各出力値に「1」または「0」のデータ
を対応させて設定してある。この場合、データ「1」は
停止線L上に入賞にかかるシンボルの組合せを成立させ
ることを、データ「0」は停止線L上に入賞しないシン
ボルの組合せを成立させることを、それぞれ記憶する。
したがって図示例に基づけば、アルミ缶を投入したとき
は60%、スチール缶を投入したときは40%の確率で
入賞にかかるシンボルの組合せが成立する。
【0035】図5に戻って、入力ポート65には前記近
接スイッチ23,アルミセンサ20,22,スチールセ
ンサ21,光電センサ24,38,リミットスイッチ4
1などが接続され、これらの検出信号は、入力ポート6
5,バス69を介して制御部60へ送られる。なお、図
4に示した実施例の場合、前記入力ポート65にはアル
ミセンサ20,22,スチールセンサ21に代えて近接
スイッチ86,87が接続される。
【0036】前記出力ポート66には、前述したシャッ
タロック機構35,可動板駆動機構46,往復動機構4
8,振分板回動機構55などが接続される。
【0037】出力ポート67にはリール8a〜8eの駆
動を制御するリール駆動機構70や賞品交換券を印字す
るための印字駆動機構71,賞品交換券を発券口へと搬
送する交換券搬送機構72などが接続される。また出力
ポート68には、ゲーム情報などを音声信号に変換して
前記スピーカー7から音声出力させるための音声回路7
3が接続される。
【0038】図7には、前記リール駆動機構70の回路
構成例と前記CPU61およびROM63の機能とがあ
わせて示してある。なお同図は第1のリール8aについ
ての回路構成例のみが示してあるが、第2〜第5のリー
ル8b〜8eについてもこれと同様であり、ここでは図
示が省略してある。
【0039】図中、リール駆動機構70はクロック信号
を受けて駆動パルスpを生成し、この駆動パルスpをス
テッピングモータより成るリールモータ76aへ供給し
てリール8aを駆動する。このリール駆動機構70には
CPU61のリール制御部80よりスタート指令やスト
ップ指令が与えられる。
【0040】前記シュート部40の光電センサ38が空
き缶を検知すると、前記リール制御部80はその検知信
号によりスタート指令を発してリール駆動機構70を作
動させると共に、CPU61内のタイマ84をスタート
させる。
【0041】またCPU61は、実行されたゲームを
「当たり」とするか否かを決定するための抽選を実行す
る抽選部81を有する。この抽選部81は前記光電セン
サ38からの検知信号を受けて前記乱数発生器64の出
力する乱数値を取り込んでこの乱数値に対応する入賞テ
ーブル57のデータを読み出し、その結果を判定信号と
して前記リール制御部80へ出力する。
【0042】前記駆動パルスpは、CPU61の計数部
82に与えて計数される。この計数部82の計数値はリ
ール8aが一回転する毎に与えられる基準信号によりリ
セットされる。シンボル検出部83はこの計数部82の
計数値から前記ROM63内のシンボルテーブル56を
参照してリール8a上のどのシンボルが停止ラインL上
に出現しているかを検出し、その検出結果を出力する。
【0043】前記タイマ84がスタートして所定の時間
が経過すると、リール制御部80は、前記抽選部81か
らの判定信号と前記シンボル検出部83からの検出信号
とを参照して、所定のタイミングでリール駆動機構70
へストップ指令を発してリールモータ8aの作動を停止
させる。
【0044】図8および図9は、前記制御部60のCP
U61による空き缶処理の制御手順をステップ1(図中
のST1で示す)〜ステップ23で示したもので、同図
に従って空き缶処理動作を説明する。
【0045】まずCPU61は、ステップ1で、近接ス
イッチ23のオン・オフをチェックする。開閉扉9が開
成されて近接スイッチ23が前記検出片13を検出した
とき、ステップ1は「YES」となって、つぎにCPU
61はステップ2で光電センサ24をチェックする。
【0046】ステップ2が「YES」のとき、CPU6
1はつぎに投入物がアルミまたはスチール製であるか否
かをチェックする。この実施例の空き缶回収装置1で
は、アルミセンサ20,22とスチールセンサ21との
相互干渉による誤動作を防止するために、感応状態に置
く金属センサの種類を順次切り換えるように設定してお
り、まずCPU61は、スチールセンサ21に一定時間
(t時間)電源を供給して感応状態に置く(ステップ3
〜ステップ5)。このときスチールセンサ21が検出信
号を出力すると、ステップ4の判定が「YES」となっ
てステップ11へと移行し、CPU30は振分板54を
アルミ缶の回収容器の側へ切り換えて前記通路49をス
チール缶側へ連通させ、つぎのステップ12でスチール
センサ21への電源の供給を停止する。
【0047】つぎのステップ13で、CPU61は前記
RAM62の所定の領域にフラグFをセットする。この
フラグFは投入された空き缶がスチール缶であることを
記憶するためのもので、CPU61は、後述するゲーム
の制御においてこのフラグFを参照してリールの停止制
御を行う。
【0048】前記ステップ4が「NO」、ステップ5が
「YES」のとき、すなわちスチール缶を検出できなか
ったときは、ステップ6へ移行して、CPU61はスチ
ールセンサ21への電源供給を停止し、アルミセンサ2
0,22へ電源を供給して感応状態に置き、同様にt時
間検出動作を行わせる(ステップ6〜ステップ8)。こ
のときいずれかアルミセンサ20,22が検出信号を出
力すると、ステップ7の判定が「YES」となってステ
ップ14へ移行し、CPU61は振分板54をスチール
缶の回収容器の側へ切り換え前記通路49をアルミ缶側
へ連通させ、つぎのステップ15でアルミセンサ20,
22への電源の供給を停止する。
【0049】前記スチールセンサ21,アルミセンサ2
0,22のいずれも検出信号を出力しなかったとき、ま
たは前記ステップ2の判定が「NO」となったときは、
CPU61はスピーカ7より投入物が受け入れられない
旨のメッセージを出力する(ステップ10)。
【0050】受け入れ可能な空き缶であると判定された
ときはステップ16へ進み、CPU61はシャッタ30
のロックを解除して投入物をシュート部40へと導き入
れる。
【0051】シュート部40の光電センサ38により、
空き缶33の通過が確認されると、ステップ17の判定
が「YES」となり、CPU61はつぎのステップ18
でシャッタ30をロックした後、ステップ19で圧搾部
5の可動板43を駆動させる。
【0052】可動板43が前進して前記リミットスイッ
チ41がオフされた後、可動板43が所定位置に戻って
リミットスイッチ41がオンになると、CPU61は前
記往復動機構48を駆動して支持板44を開放し、圧搾
処理の完了した空き缶33を下部の回収部6へと導く
(ステップ20〜22)。さらにCPU61は、続くス
テップ23で支持板44を復帰動作させて缶処理を終え
る。
【0053】図10は、CPU61によるスロットゲー
ムの制御手順を示す。缶投入が行われていない状態で
は、CPU61は、ゲームを行うための手順などの情報
を前記音声回路73を介してスピーカー7より繰り返し
出力している(ステップ1)。
【0054】空き缶が投入されて前述した手順によりシ
ュート部40の光電センサ38がオンになると、CPU
61はリール駆動機構70にスタート信号を与えて各リ
ール8a〜8eを一斉に駆動させる(ステップ2,
3)。
【0055】つぎのステップ4で、CPU61は、前記
乱数発生器64から乱数値をサンプリングし、つぎにこ
の乱数値と投入された空き缶の材質とに基づき、ゲーム
結果を「当たり」とするか否かを決定する。すなわちス
テップ5で、CPU61は前記RAM62内のフラグF
をチェックし、この判定が「NO」のときは前記入賞テ
ーブル57の領域M1内より、判定が「YES」のとき
は入賞テーブル57の領域M2より、それぞれ取り込ん
だ乱数値に対応するデータを読み出す(ステップ6,
7)。
【0056】つぎにリール始動から所定の時間が経過す
ると、前記ステップ6または7で読み出されたデータが
「1」であれば入賞にかかわるシンボルが、また読み出
されたデータが「0」であれば入賞にかかわらないシン
ボルが、それぞれ停止線L上に停止するタイミングでス
トップ指令が出力される(ステップ8)。
【0057】上記の手順ですべてのリール8a〜8eが
順次停止するとステップ9が「YES」となってステッ
プ10へと移行し、CPU61は停止ラインL上のシン
ボルの組合せを判定する。
【0058】停止ラインL上に入賞にかかるシンボルの
組合せが成立していれば、ステップ10は「YES」と
なり、CPU61はつぎのステップ11でスピーカー7
より当たりを知らせるメッセージを出力し、ステップ1
2で発券部4より賞品交換券を発券する。シンボルの組
合せが「はずれ」のときは、ステップ13へ進み、はず
れを知らせるメッセージが出力される。
【0059】上記の実施例では、投入された空き缶の種
類によって入賞確率を変更することにより投入者への賞
品の還元率を変えるようにしているが、これに限らず、
ゲームの入賞確率は一定とし、投入された空き缶の種類
に応じて異なる金額価値の賞品交換券を発行することも
できる。
【0060】この方法では缶処理の制御は前記図8,9
と同様の手順で実行されるが、ゲームの制御手順につい
てはつぎの図11のようになる。まずステップ1〜3で
図10のステップ1〜3と同様の手順が実行された後、
CPU61は所定のタイミングで各リール8a〜8eを
停止させる(ステップ4)。この停止制御は、単に各リ
ールを所定の時間経過後に順次停止させる方法でよい
が、前記ROM63内に空き缶の材質にかかわらず一定
の入賞確率が得られる入賞テーブルを設定し、第1の実
施例と同様、乱数値をサンプリングして入賞テーブルを
参照し、得られたデータに基づいた所定のシンボルを停
止させるようにしてもよい。
【0061】すべてのリール8a〜8eが停止するとス
テップ5が「YES」となり、つぎのステップ6で当た
りか否かの判定が行われる。この判定が「YES」のと
き、CPU61はつぎのステップ7でスピーカー7より
当たりを知らせるメッセージを出力した後、つづくステ
ップ8でRAM62内のフラグFをチェックする。
【0062】前記フラグFがセットされているとき、す
なわち投入された空き缶がスチール缶であったときは賞
品交換券Aが発行され、フラグFがセットされていない
とき、すなわち投入された空き缶がアルミ缶であったと
きは賞品交換券Bが発行される(ステップ9,10)。
なお、各賞品交換券A,Bの内容については、前記RO
M63内にあらかじめ記憶させておく。
【0063】上記図10,11の実施例ではゲームの入
賞に応じて賞品交換券を発行するようにしているが、こ
れに代えて所定の金額価値を有するクーポン券を発行す
るようにしてもよい。また機体の前面に各リール8a〜
8eを手動停止させるための停止スイッチを設けてゲー
ム性を高め、ゲームが入賞するとさらに所定の回数のゲ
ームが実行できるように設定するなど、種々の応用が可
能である。
【0064】また投入される空き缶について、前記した
缶の大きさを検出するための近接スイッチ86,87
と、缶の材質を検出するためのアルミセンサ20,22
およびスチールセンサ21をすべて設置して投入物を細
かく分別し、各種別にゲームの入賞確率や払い出す賞品
交換券の価値を変えるようにしてもよい。
【0065】上記した各実施例はいずれも空き缶の投入
によりスロットゲームを行うようにしているが、これに
限らず種々のゲーム装置を組み入れて構成することが可
能である。またいずれの実施例も空き缶回収機のみなら
ず、回収可能なあらゆる物品の回収機に適用できること
はいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】この発明では上記のごとく、投入口へ回
収対象の物品が投入されたことに応動する遊戯機を備え
た遊戯機付き物品回収装置において、投入された物品の
種別を判別してその判別結果に基づき遊戯機の入賞確率
を大小設定し、遊戯機の動作を制御して設定された入賞
確率に応じて入賞を発生させるようにしたから、リサイ
クル価値の高い物品の投入に対する入賞確率を高く設定
することにより、投入者の期待感を高め、特定の物品を
効率よく回収することができる。
【0067】請求項2の発明では、投入された物品の種
別を判別してその判別結果に応じて入賞時に形成する利
益状態を大小設定し、入賞が発生したとき、設定された
利益状態を形成するようにしたから、リサイクル価値の
高い物品の投入によるゲームが入賞となったときの利益
状態を高く設定することにより、投入者の期待感を高
め、特定の物品を効率よく回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる空き缶回収装置の
正面図である。
【図2】空き缶回収装置の内部構造を示す説明図であ
る。
【図3】開閉扉の構造を示す斜面図である。
【図4】近接スイッチの取付け例を示す開閉扉の断面図
である。
【図5】空き缶回収装置の回路構成例を示すブロック図
である。
【図6】入賞テーブルのデータ設定例を示す説明図であ
る。
【図7】リール駆動部と制御部との関係を示すブロック
図である。
【図8】制御部による空き缶処理の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】制御部による空き缶処理の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】制御部によるゲーム手順を示すフローチャー
トである。
【図11】制御部によるゲーム手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 空き缶回収装置 3 リール表示部 4 発券部 20 22 アルミセンサ 23 スチールセンサ 61 CPU 63 ROM 64 乱数発生器 86,87 近接スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口へ回収対象の物品が投入されたこ
    とに応動する遊戯機を備え、前記遊戯機による遊戯動作
    の結果、入賞が発生したとき、遊戯者に対して所定の利
    益状態を形成するようにした遊戯機付き物品回収装置に
    おいて、 前記投入口へ投入された物品の種別を判別する物品種判
    別手段と、 前記物品種判別手段による判別結果に基づいて前記遊戯
    機の入賞確率を大小設定する入賞確率設定手段と、 前記遊戯機の動作を制御して前記入賞確率設定手段によ
    り設定された入賞確率に応じて入賞を発生させる遊戯機
    制御手段とを備えて成る遊戯機付き物品回収装置。
  2. 【請求項2】 投入口へ回収対象の物品が投入されたこ
    とに応動する遊戯機を備え、前記遊戯機による遊戯動作
    の結果、入賞が発生したとき、遊戯者に対して所定の利
    益状態を形成するようにした遊戯機付き物品回収装置に
    おいて、 前記投入口へ投入された物品の種別を判別する物品種判
    別手段と、 前記物品種判別手段による判別結果に基づいて入賞時に
    形成する利益状態の大小を設定する利益状態設定手段
    と、 前記遊戯機による遊戯動作の結果、入賞が発生したと
    き、前記利益状態設定手段で設定された利益状態を形成
    する利益状態形成制御手段とを備えて成る遊戯機付き物
    品回収装置。
  3. 【請求項3】 前記利益状態設定手段は、クーポン券の
    金額価値を設定する特許請求の範囲第2項記載の遊戯機
    付き物品回収装置。
  4. 【請求項4】 前記利益状態設定手段は、景品の種類を
    設定する特許請求の範囲第2項記載の遊戯機付き物品回
    収装置。
  5. 【請求項5】 前記利益状態設定手段は、遊戯機の遊戯
    回数を設定する特許請求の範囲第2項記載の遊戯機付き
    物品回収装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2117567A1 (es) * 1996-05-13 1998-08-01 Del Castillo Granados Jose Mar Sistema inteligente de recogida de residuos no perecederos.
JP2007145445A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Teraoka Seiko Co Ltd 空容器回収装置
KR100843570B1 (ko) * 2008-02-27 2008-07-03 성기택 게임 기능을 갖는 건전지 수거장치 및 그의 건전지 수거방법
WO2022077870A1 (zh) * 2021-03-26 2022-04-21 苏州维格纳信息科技有限公司 一种具有分类功能的废弃物收集装置
CN115158920A (zh) * 2022-08-19 2022-10-11 东莞市嘉洋电池有限公司 一种电池回收系统

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