JPH0712427A - 吸収冷凍機用伝熱管及びその製造方法並びに吸収冷凍機用熱交換器 - Google Patents
吸収冷凍機用伝熱管及びその製造方法並びに吸収冷凍機用熱交換器Info
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- JPH0712427A JPH0712427A JP33247693A JP33247693A JPH0712427A JP H0712427 A JPH0712427 A JP H0712427A JP 33247693 A JP33247693 A JP 33247693A JP 33247693 A JP33247693 A JP 33247693A JP H0712427 A JPH0712427 A JP H0712427A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】蒸発器冷水管22や吸収器冷却水管32の伝熱
管表面10の濡れ性を飛躍的に向上し、冷凍機性能を十
分高めると共に、管表面の脱脂を省略する。 【構成】冷媒液や溶液を散布する伝熱管表面10に、非
金属のブラスト材を用いた直圧式のショットブラストに
より、深さが0.5ミクロン〜1000ミクロン程度の
ランダムな多数の細かな傷から成る梨地状の粗面10a
を形成し、管表面の円周方向及び長手方向の双方に万遍
なく液膜が広がるようにし、同時に伝熱管表面10に多
数の細かな傷を付け、特別な脱脂処理を不要にした。
管表面10の濡れ性を飛躍的に向上し、冷凍機性能を十
分高めると共に、管表面の脱脂を省略する。 【構成】冷媒液や溶液を散布する伝熱管表面10に、非
金属のブラスト材を用いた直圧式のショットブラストに
より、深さが0.5ミクロン〜1000ミクロン程度の
ランダムな多数の細かな傷から成る梨地状の粗面10a
を形成し、管表面の円周方向及び長手方向の双方に万遍
なく液膜が広がるようにし、同時に伝熱管表面10に多
数の細かな傷を付け、特別な脱脂処理を不要にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍機の蒸発器や
吸収器の伝熱管に用いる吸収冷凍機用伝熱管及びその製
造方法、並びに、その吸収冷凍機用伝熱管を多数段配設
した吸収冷凍機用熱交換器に関する。
吸収器の伝熱管に用いる吸収冷凍機用伝熱管及びその製
造方法、並びに、その吸収冷凍機用伝熱管を多数段配設
した吸収冷凍機用熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の吸収冷凍機用伝熱管は、その伝
熱管表面に液体を散布し、管内に流す流体と熱交換させ
るものであって、具体的に、蒸発器では、伝熱管表面に
冷媒として用いる水を散布し、この冷媒に管内に流す冷
房用水から蒸発熱を与え、吸収器では、伝熱管表面に吸
収溶液として用いる臭化リチウム水溶液を散布し、この
溶液から管内に流す冷却水に吸収熱を与えるようにして
いる。そして、従来、この種の伝熱管の構造として、実
開平2−89270号公報に開示され且つ図6に示すよ
うに、管壁Pの断面形状を波打たせて、管の長手方向に
沿う凹部O及び凸部Tを形成する提案がなされている。
熱管表面に液体を散布し、管内に流す流体と熱交換させ
るものであって、具体的に、蒸発器では、伝熱管表面に
冷媒として用いる水を散布し、この冷媒に管内に流す冷
房用水から蒸発熱を与え、吸収器では、伝熱管表面に吸
収溶液として用いる臭化リチウム水溶液を散布し、この
溶液から管内に流す冷却水に吸収熱を与えるようにして
いる。そして、従来、この種の伝熱管の構造として、実
開平2−89270号公報に開示され且つ図6に示すよ
うに、管壁Pの断面形状を波打たせて、管の長手方向に
沿う凹部O及び凸部Tを形成する提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6に示した
ものは、単なる円筒管に比べれば、多少は、伝熱面積が
広がり、管表面における液体の濡れ性も向上し得るが、
管壁Pを波打たせて長手方向に沿う凹凸を形成するだけ
であるから、管の円周方向及び長さ方向の双方に万遍な
く液膜を広げるのは困難であり、冷凍機の性能を充分に
向上させることができない問題がある。又、管壁Pを単
に波打たせるだけで、管表面の素地をそのまま残すもの
であるから、管表面に付着している脂分により散布した
液体が弾かれてしまうし、これを回避するには、通常の
円筒管と同様、溶剤を用いた洗浄が必要となり、その脱
脂処理が煩雑である問題もある。
ものは、単なる円筒管に比べれば、多少は、伝熱面積が
広がり、管表面における液体の濡れ性も向上し得るが、
管壁Pを波打たせて長手方向に沿う凹凸を形成するだけ
であるから、管の円周方向及び長さ方向の双方に万遍な
く液膜を広げるのは困難であり、冷凍機の性能を充分に
向上させることができない問題がある。又、管壁Pを単
に波打たせるだけで、管表面の素地をそのまま残すもの
であるから、管表面に付着している脂分により散布した
液体が弾かれてしまうし、これを回避するには、通常の
円筒管と同様、溶剤を用いた洗浄が必要となり、その脱
脂処理が煩雑である問題もある。
【0004】更に、この種の伝熱管を液体の散布方向上
下に多数段配設した実際の蒸発器や吸収器等の熱交換器
では、各伝熱管の濡れ性が悪いことから、図7中の二点
鎖線で示すように、下段にいくほど、伝熱管の両端部に
濡れない領域DSが大きく広がり、熱交換が行われない
ロス部分が大きくなって、熱交換効率が悪い問題があ
る。特に、散布する液体の流量が、吸収冷凍機の部分負
荷運転に対応して少なくなる場合には、図8中の二点鎖
線で示すように、伝熱管の両端部のみならず、中央付近
にも濡れの生じない洲の部分DMができ、下段の伝熱管
のロスが一層大きくなる問題がある。
下に多数段配設した実際の蒸発器や吸収器等の熱交換器
では、各伝熱管の濡れ性が悪いことから、図7中の二点
鎖線で示すように、下段にいくほど、伝熱管の両端部に
濡れない領域DSが大きく広がり、熱交換が行われない
ロス部分が大きくなって、熱交換効率が悪い問題があ
る。特に、散布する液体の流量が、吸収冷凍機の部分負
荷運転に対応して少なくなる場合には、図8中の二点鎖
線で示すように、伝熱管の両端部のみならず、中央付近
にも濡れの生じない洲の部分DMができ、下段の伝熱管
のロスが一層大きくなる問題がある。
【0005】本発明の第一の目的は、伝熱管表面の濡れ
性を飛躍的に向上できて、冷凍機の性能を十分向上で
き、同時に煩雑な脱脂処理も省略できる吸収冷凍機用伝
熱管を提供する点にあり、その第二の目的は、伝熱管表
面の濡れ性を最も効果的に向上できる製造方法を提供す
る点にあり、更に、第三の目的は、具体的に伝熱管を多
数段配設した蒸発器や吸収器等において、下段側の濡れ
の生じない領域を少なくし、伝熱ロスを低減できる熱交
換器を提供する点にある。
性を飛躍的に向上できて、冷凍機の性能を十分向上で
き、同時に煩雑な脱脂処理も省略できる吸収冷凍機用伝
熱管を提供する点にあり、その第二の目的は、伝熱管表
面の濡れ性を最も効果的に向上できる製造方法を提供す
る点にあり、更に、第三の目的は、具体的に伝熱管を多
数段配設した蒸発器や吸収器等において、下段側の濡れ
の生じない領域を少なくし、伝熱ロスを低減できる熱交
換器を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明は、上記第一の目的を達成するため、液体を散布す
る伝熱管表面10をもつ吸収冷凍機用伝熱管において、
前記伝熱管表面10に、ショットブラストによる粗面1
0aを形成した。
発明は、上記第一の目的を達成するため、液体を散布す
る伝熱管表面10をもつ吸収冷凍機用伝熱管において、
前記伝熱管表面10に、ショットブラストによる粗面1
0aを形成した。
【0007】請求項2記載の発明は、上記第二の目的を
達成するため、液体を散布する伝熱管表面10をもつ吸
収冷凍機用伝熱管の製造方法において、前記伝熱管表面
10に、非金属のブラスト材を加圧した圧縮空気と共に
噴射し、この非金属のブラスト材を用いた直圧式のショ
ットブラストにより、前記伝熱管表面10に粗面10a
を形成した。
達成するため、液体を散布する伝熱管表面10をもつ吸
収冷凍機用伝熱管の製造方法において、前記伝熱管表面
10に、非金属のブラスト材を加圧した圧縮空気と共に
噴射し、この非金属のブラスト材を用いた直圧式のショ
ットブラストにより、前記伝熱管表面10に粗面10a
を形成した。
【0008】請求項3記載の発明は、上記第三の目的を
達成するため、液体を散布する伝熱管表面10をもつ伝
熱管100を液体の散布方向上下に多数段配設した吸収
冷凍機用熱交換器において、前記各伝熱管100におけ
る伝熱管表面10に、ショットブラストによる粗面10
aを形成した。
達成するため、液体を散布する伝熱管表面10をもつ伝
熱管100を液体の散布方向上下に多数段配設した吸収
冷凍機用熱交換器において、前記各伝熱管100におけ
る伝熱管表面10に、ショットブラストによる粗面10
aを形成した。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、伝熱管表面10には
ショットブラストによる粗面10aが形成され、その管
表面10は細かな多数の凹凸により覆われるから、管の
円周方向及び長手方向の双方に液膜を広範囲に広げるこ
とができ、伝熱管の濡れ性を飛躍的に向上できる。しか
も、伝熱管表面10は細かな多数の凹凸により覆われ
て、その管表面の素地が傷付き状態となるから、その管
表面に付着する脂を取り除くことができ、特別な脱脂処
理も不要になる。
ショットブラストによる粗面10aが形成され、その管
表面10は細かな多数の凹凸により覆われるから、管の
円周方向及び長手方向の双方に液膜を広範囲に広げるこ
とができ、伝熱管の濡れ性を飛躍的に向上できる。しか
も、伝熱管表面10は細かな多数の凹凸により覆われ
て、その管表面の素地が傷付き状態となるから、その管
表面に付着する脂を取り除くことができ、特別な脱脂処
理も不要になる。
【0010】請求項2記載の発明では、非金属のブラス
ト材を用いるから、伝熱管表面10に異種金属がささっ
て残らず、伝熱管表面10における電位が不均一になる
のを防止でき、腐食の原因も無くせるし、凹凸による傷
も深くでき、濡れ性を効果的に向上させることができ
る。
ト材を用いるから、伝熱管表面10に異種金属がささっ
て残らず、伝熱管表面10における電位が不均一になる
のを防止でき、腐食の原因も無くせるし、凹凸による傷
も深くでき、濡れ性を効果的に向上させることができ
る。
【0011】請求項3記載の発明では、各伝熱管100
における伝熱管表面10にはショットブラストによる粗
面10aが形成され、その各管表面10は細かな多数の
凹凸により覆われるから、管の円周方向及び長手方向の
双方に液膜を広範囲に広げることができ、各伝熱管10
0の濡れ性を飛躍的に向上でき、多数段備える伝熱管1
00のうち下段側のものの両端部等にできる濡れの生じ
ない部分を少なくすることができ、伝熱ロスを低減する
ことができる。
における伝熱管表面10にはショットブラストによる粗
面10aが形成され、その各管表面10は細かな多数の
凹凸により覆われるから、管の円周方向及び長手方向の
双方に液膜を広範囲に広げることができ、各伝熱管10
0の濡れ性を飛躍的に向上でき、多数段備える伝熱管1
00のうち下段側のものの両端部等にできる濡れの生じ
ない部分を少なくすることができ、伝熱ロスを低減する
ことができる。
【0012】
【実施例】図3に示すものは、本発明に係る吸収冷凍機
用伝熱管100(以下本発明伝熱管と云う)を備える蒸
発器2並びに吸収器3をもつ吸収冷凍機である。蒸発器
2は、容器20の内部に、冷媒液に用いる水を散布する
散布器21と、本発明伝熱管100を構成し、冷房用水
を取り出す冷水管22を備える。吸収器3は、蒸発器2
と同一の容器20内にエリミネータ30を挟んで隣接状
に設けられ、吸収溶液に用いる臭化リチウム水溶液の濃
い溶液を散布する散布器31と、本発明伝熱管100を
構成し、冷却水を流す冷却水管32を備える。
用伝熱管100(以下本発明伝熱管と云う)を備える蒸
発器2並びに吸収器3をもつ吸収冷凍機である。蒸発器
2は、容器20の内部に、冷媒液に用いる水を散布する
散布器21と、本発明伝熱管100を構成し、冷房用水
を取り出す冷水管22を備える。吸収器3は、蒸発器2
と同一の容器20内にエリミネータ30を挟んで隣接状
に設けられ、吸収溶液に用いる臭化リチウム水溶液の濃
い溶液を散布する散布器31と、本発明伝熱管100を
構成し、冷却水を流す冷却水管32を備える。
【0013】図3中、23は冷媒ポンプ、33は溶液ポ
ンプ、4は低温熱交換器、5は高温熱交換器、6はバー
ナー60を加熱源として吸収器3で多量に冷媒を含んだ
稀溶液から冷媒を発生させる高温発生器、7は高温発生
器6で発生する冷媒蒸気を流す伝熱管群70をもち、高
温発生器6で生成されて高温熱交換器5を通過した後の
中間濃度溶液から冷媒を発生させる低温発生器、8は吸
収器3の冷却水管32の後段に連続して設ける冷却水管
80により低温発生器7で発生した冷媒蒸気を凝縮させ
る凝縮器、9は冷房に代えて暖房を行う冷暖切換弁であ
る。
ンプ、4は低温熱交換器、5は高温熱交換器、6はバー
ナー60を加熱源として吸収器3で多量に冷媒を含んだ
稀溶液から冷媒を発生させる高温発生器、7は高温発生
器6で発生する冷媒蒸気を流す伝熱管群70をもち、高
温発生器6で生成されて高温熱交換器5を通過した後の
中間濃度溶液から冷媒を発生させる低温発生器、8は吸
収器3の冷却水管32の後段に連続して設ける冷却水管
80により低温発生器7で発生した冷媒蒸気を凝縮させ
る凝縮器、9は冷房に代えて暖房を行う冷暖切換弁であ
る。
【0014】そして、蒸発器2の冷水管22及び吸収器
3の冷却水管32に用いる本発明伝熱管100は、図1
及び図2に示すように、銅管や鉄管を管素材101とし
て用いており、その冷媒液或は溶液を散布する伝熱管表
面10に、ショットブラストにより、深さが0.5ミク
ロン〜1000ミクロン程度のランダムな多数の細かな
傷から成る梨地状の粗面10aを形成している。尚、図
1及び図2において、201は散布器21,31の散布
トレー、202は冷媒又は溶液の流出口、203は分散
板である。
3の冷却水管32に用いる本発明伝熱管100は、図1
及び図2に示すように、銅管や鉄管を管素材101とし
て用いており、その冷媒液或は溶液を散布する伝熱管表
面10に、ショットブラストにより、深さが0.5ミク
ロン〜1000ミクロン程度のランダムな多数の細かな
傷から成る梨地状の粗面10aを形成している。尚、図
1及び図2において、201は散布器21,31の散布
トレー、202は冷媒又は溶液の流出口、203は分散
板である。
【0015】又、そのショットブラストによる製造にお
いては、ブラスト材として、粒子径が0.005mm〜
3.0mmのけい砂やアルミナ等の非金属砂を用い、処
理方式として、図4に示すように、回転させながら移動
させる管素材101に向けて、ノズル300から空気圧
縮機等で0.5kgf/cm2 〜20kgf/cm2に
加圧した圧縮空気と共にブラスト材を噴射する直圧式を
採用している。もっとも、ブラスト材として、鋳鉄グリ
ッドや銅スラブ或はニッケルスラブ等の金属材料を用い
ることも可能であり、処理方式として、ロータ羽根にブ
ラスト材を投射して遠心力で飛散させるロータ式を採用
することも可能である。
いては、ブラスト材として、粒子径が0.005mm〜
3.0mmのけい砂やアルミナ等の非金属砂を用い、処
理方式として、図4に示すように、回転させながら移動
させる管素材101に向けて、ノズル300から空気圧
縮機等で0.5kgf/cm2 〜20kgf/cm2に
加圧した圧縮空気と共にブラスト材を噴射する直圧式を
採用している。もっとも、ブラスト材として、鋳鉄グリ
ッドや銅スラブ或はニッケルスラブ等の金属材料を用い
ることも可能であり、処理方式として、ロータ羽根にブ
ラスト材を投射して遠心力で飛散させるロータ式を採用
することも可能である。
【0016】因に、管素材101として、直径15m
m、長さ300mmの銅管を用い、平均粒径0.5mm
の非金属のブラスト材を用いた直圧式の処理結果を表1
に、平均粒径0.7mmの鋳鉄グリッドを用いたロータ
式の処理結果を表2に示す。
m、長さ300mmの銅管を用い、平均粒径0.5mm
の非金属のブラスト材を用いた直圧式の処理結果を表1
に、平均粒径0.7mmの鋳鉄グリッドを用いたロータ
式の処理結果を表2に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】表1及び表2から明らかなように、直圧式
では、ロータ式に比べて傷を深くでき、濡れ性を効果的
に向上させることができる。しかも、非金属のブラスト
材を用いるから、伝熱管表面10に異種金属がささって
残らず、伝熱管表面10における電位が不均一になるの
を防止でき、腐食の原因も無くし得る。
では、ロータ式に比べて傷を深くでき、濡れ性を効果的
に向上させることができる。しかも、非金属のブラスト
材を用いるから、伝熱管表面10に異種金属がささって
残らず、伝熱管表面10における電位が不均一になるの
を防止でき、腐食の原因も無くし得る。
【0020】こうして得られる本発明伝熱管100を、
蒸発器2の冷水管22或は吸収器3の冷却水管32に用
いると、図1中斜線で示したように、その伝熱管表面1
0の円周方向及び長手方向の双方に冷媒液或は溶液の液
膜を広範囲に広げることができ、伝熱管の濡れ性を飛躍
的に向上することができる。しかも、伝熱管表面10は
細かな多数の傷で覆われるから、特別な脱脂処理も不要
になる。
蒸発器2の冷水管22或は吸収器3の冷却水管32に用
いると、図1中斜線で示したように、その伝熱管表面1
0の円周方向及び長手方向の双方に冷媒液或は溶液の液
膜を広範囲に広げることができ、伝熱管の濡れ性を飛躍
的に向上することができる。しかも、伝熱管表面10は
細かな多数の傷で覆われるから、特別な脱脂処理も不要
になる。
【0021】更に、実際に伝熱管100を上下に20段
(P1〜P20)配設した蒸発器2或は吸収器3に用い
る熱交換器において、図7に示すように、全負荷運転を
想定した高流量時、並びに、部分負荷運転を想定した低
流量時何れについても、濡れ特性が大きく改善され、下
段の伝熱管P18,P19,P20においても、その両
端部の濡れが生じないロス部分を少なくできると共に、
中間部に洲が生じるのも防止でき、熱交換効率を向上で
き、従来と同じ能力を得るには伝熱管本数を減らせる
等、熱交換器をコンパクト化できる利点も得られる。
(P1〜P20)配設した蒸発器2或は吸収器3に用い
る熱交換器において、図7に示すように、全負荷運転を
想定した高流量時、並びに、部分負荷運転を想定した低
流量時何れについても、濡れ特性が大きく改善され、下
段の伝熱管P18,P19,P20においても、その両
端部の濡れが生じないロス部分を少なくできると共に、
中間部に洲が生じるのも防止でき、熱交換効率を向上で
き、従来と同じ能力を得るには伝熱管本数を減らせる
等、熱交換器をコンパクト化できる利点も得られる。
【0022】ところで、伝熱管表面10のみにショット
ブラスト処理を行う以外に、伝熱管の内部にもブラスト
材を噴射し、該伝熱管の内面にも、同様なショットブラ
ストによる粗面を形成してもよく、この場合には、伝熱
管内に流す冷房用水や冷却水の流れの状態を乱して伝熱
性能を一層向上できる。
ブラスト処理を行う以外に、伝熱管の内部にもブラスト
材を噴射し、該伝熱管の内面にも、同様なショットブラ
ストによる粗面を形成してもよく、この場合には、伝熱
管内に流す冷房用水や冷却水の流れの状態を乱して伝熱
性能を一層向上できる。
【0023】又、以上のものでは、冷水管22及び冷却
水管32の平行管部分をストレートな円筒管で構成した
が、この部分を、図5に示すようなコルゲート管102
を用い、その伝熱管表面10或は管内面11にショット
ブラストによる粗面10aを形成してもよい。
水管32の平行管部分をストレートな円筒管で構成した
が、この部分を、図5に示すようなコルゲート管102
を用い、その伝熱管表面10或は管内面11にショット
ブラストによる粗面10aを形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、伝熱管表
面10にショットブラストによる粗面10aを形成した
から、伝熱管の濡れ性を飛躍的に向上でき、冷凍機の性
能を十分に向上することができ、同時に煩雑な脱脂処理
も省略することができる。
面10にショットブラストによる粗面10aを形成した
から、伝熱管の濡れ性を飛躍的に向上でき、冷凍機の性
能を十分に向上することができ、同時に煩雑な脱脂処理
も省略することができる。
【0025】請求項2記載の発明によれば、非金属のブ
ラスト材を用いた直圧式のショットブラストにより、伝
熱管表面10に粗面10aを形成する製造方法をとるか
ら、伝熱管における腐食の原因も無くせるし、濡れ性を
効果的に向上させることができる。
ラスト材を用いた直圧式のショットブラストにより、伝
熱管表面10に粗面10aを形成する製造方法をとるか
ら、伝熱管における腐食の原因も無くせるし、濡れ性を
効果的に向上させることができる。
【0026】請求項3記載の発明によれば、伝熱管10
0の下段側の濡れ特性を改善でき、熱交換に寄与しない
ロス部分を低減できて、熱交換効率を向上できるし、
又、同じ能力を得るには熱交換器全体を小形化すること
ができる。
0の下段側の濡れ特性を改善でき、熱交換に寄与しない
ロス部分を低減できて、熱交換効率を向上できるし、
又、同じ能力を得るには熱交換器全体を小形化すること
ができる。
【図1】本発明に係る吸収冷凍機用伝熱管の側面図。
【図2】図1のA,A線での断面図。
【図3】本発明に係る吸収冷凍機用伝熱管を備える吸収
冷凍機の配管図。
冷凍機の配管図。
【図4】同吸収冷凍機用伝熱管の製造方法の説明図。
【図5】同吸収冷凍機用伝熱管の他の実施例を示す一部
を断面とした側面図。
を断面とした側面図。
【図6】従来の吸収冷凍機用伝熱管の断面図。
【図7】従来のベア管と対比した本発明熱交換器の高流
量時の濡れ特性図。
量時の濡れ特性図。
【図8】従来のベア管と対比した本発明熱交換器の低流
量時の濡れ特性図。
量時の濡れ特性図。
10;伝熱管表面、10a;粗面、21,31;散布
器、22;冷水管、32;冷却水管、100;伝熱管
器、22;冷水管、32;冷却水管、100;伝熱管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 安夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 小島 誠 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】液体を散布する伝熱管表面(10)をもつ
吸収冷凍機用伝熱管において、前記伝熱管表面(10)
に、ショットブラストによる粗面(10a)を形成して
いることを特徴とする吸収冷凍機用伝熱管。 - 【請求項2】液体を散布する伝熱管表面(10)をもつ
吸収冷凍機用伝熱管の製造方法において、前記伝熱管表
面(10)に、非金属のブラスト材を加圧した圧縮空気
と共に噴射し、この非金属のブラスト材を用いた直圧式
のショットブラストにより、前記伝熱管表面(10)に
粗面(10a)を形成することを特徴とする吸収冷凍機
用伝熱管の製造方法。 - 【請求項3】液体を散布する伝熱管表面(10)をもつ
伝熱管(100)を液体の散布方向上下に多数段配設し
た吸収冷凍機用熱交換器において、前記各伝熱管(10
0)における伝熱管表面(10)に、ショットブラスト
による粗面(10a)を形成していることを特徴とする
吸収冷凍機用熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33247693A JPH0712427A (ja) | 1993-04-27 | 1993-12-27 | 吸収冷凍機用伝熱管及びその製造方法並びに吸収冷凍機用熱交換器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-100630 | 1993-04-27 | ||
| JP10063093 | 1993-04-27 | ||
| JP33247693A JPH0712427A (ja) | 1993-04-27 | 1993-12-27 | 吸収冷凍機用伝熱管及びその製造方法並びに吸収冷凍機用熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712427A true JPH0712427A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=26441620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33247693A Pending JPH0712427A (ja) | 1993-04-27 | 1993-12-27 | 吸収冷凍機用伝熱管及びその製造方法並びに吸収冷凍機用熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0712427A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372385A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-12-26 | Denso Corp | 熱交換装置 |
| JP2005240056A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用箔給電型エッチング装置の給電ローラ |
| JP2020056564A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社デンソー | 水散布冷却装置 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33247693A patent/JPH0712427A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002372385A (ja) * | 2001-04-11 | 2002-12-26 | Denso Corp | 熱交換装置 |
| JP2005240056A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Nichicon Corp | 電解コンデンサ用箔給電型エッチング装置の給電ローラ |
| JP2020056564A (ja) * | 2018-09-28 | 2020-04-09 | 株式会社デンソー | 水散布冷却装置 |
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