JPH07124145A - 医用撮影装置 - Google Patents

医用撮影装置

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JPH07124145A
JPH07124145A JP5272805A JP27280593A JPH07124145A JP H07124145 A JPH07124145 A JP H07124145A JP 5272805 A JP5272805 A JP 5272805A JP 27280593 A JP27280593 A JP 27280593A JP H07124145 A JPH07124145 A JP H07124145A
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JP
Japan
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ray
gantry
ray tube
general
imaging
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Pending
Application number
JP5272805A
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English (en)
Inventor
Naojiro Yamaguchi
尚二郎 山口
Hiroshi Mitsumata
広嗣 三俣
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線CT装置1台分の設置スペースで、断層
像の撮影と一般のX線像の撮影とを可能にする。 【構成】 検査室の床面にX線CT装置を構成するガン
トリ1と寝台2とを設置し、ガントリ1の上部にアーム
7を介して一般撮影用のX線管8を取り付け、X線管8
をガントリ1の寝台2側の前面上部に位置させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は医用分野において用い
られる撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像診断のための医用撮影装置として種
々のものが存在するが、X線を用いるものとして、体内
の断層像を撮影するX線CT装置と、体内のX線透視像
(平面的な像)をX線フィルムに記録する一般のX線撮
影装置が、核磁気共鳴を用いたものとして任意の断層像
を撮影するMRI装置が一般に用いられている。X線C
T装置は、X線源を被検体の周囲で回転させて透過X線
を検出し、これをデジタル信号に変換して画像再構成
し、補間・画像強調などの適当な画像処理を行なってモ
ニタ上に表示する。被検体は水平移動可能な寝台に載置
されて装置内に搬送される。
【0003】一般のX線撮影装置は、寝台上に仰臥して
いる被検体を挟んで上下にX線管とX線フィルムとを設
置して撮影を行なう。MRI装置は、静磁場と位置情報
を与える傾斜磁場内に置かれた被検体に核磁気共鳴(N
MR)を起こさせるための電波を与えてNMR信号を得
て、その信号を電子計算機で数学的に解析し、その結果
得られた画像をモニタ上に表示する。被検体はX線CT
装置と同様に水平移動可能な寝台に載置されて装置内に
搬送される。また、断層面は傾斜磁場と電波の与え方
(パルスシーケンス)で任意に設定できる。なお、X線
CT装置ならびにMRI装置では撮影機構(X線CT装
置ではX線管とX線検出器、MRI装置では、静磁場な
らびに傾斜磁場発生手段、被検体に電波を照射し励起す
る手段、NMR信号を検出する手段)を収容するガント
リと、被検体を載置する天板を水平移動自在に支持する
寝台とを備えており、またガントリには被検体挿入孔が
形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の3つの装置は、
体内情報を得るということでは共通しているもののこれ
らの装置で得られる画像に物理的な相違があることか
ら、一人の患者に対し、X線CT装置、ないし、MRI
装置による診断と、一般撮影装置による診断とを併用し
て行なう場合がある。しかしながら、これらの各装置は
完全に独立した装置として個別に製造販売されており、
これら装置を備える医療機関ではこれら装置、特に、X
線CT装置と一般撮影装置、あるいは、MRI装置と一
般撮影装置の両装置を同時に設置するだけの広いスペー
スを確保するか、あるいはそれができなければ、それぞ
れの装置を個別の検査室を確保する必要がある。そうな
ると、両装置の診断を受ける患者はその検査室間を移動
させると共にX線CT装置の寝台から一般撮影装置の寝
台、またはその逆に移し換えなければならず、術者なら
びに、重症患者に与える負担は大きい。特に、救急患者
の場合は、各検査室間の移動はもとより、とりわけ寝台
から寝台への移し換えに多大の危険が伴なう。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、上記のような2台の撮影装置(X線CT装置やM
RI装置のように撮影機構がガントリ内に収容された断
層像を撮影する装置と一般撮影装置)の設置を、1台分
の設置スペースで可能にすると共に両装置による診断
(撮影)を被検者の移動ないし寝台の移し換えを必要と
することなく行な得るようにした医用撮影装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】この発明の医用撮影装置
は、上記の目的を達成するために、撮影機構を収容する
ガントリの寝台側の上部に寝台の天板に向けてX線を照
射する一般撮影用のX線源(X線管)を取り付けたこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】一般撮影用のX線管は、撮影機構を収容するガ
ントリの寝台側前面の上部に取り付けられているので、
X線CT装置等1台分の設置スペースで、ガントリ内の
撮影機構による断層撮影と一般撮影用のX線管による一
般撮影が行な得る。
【0008】この際、寝台が共有であるので、被検体の
移し換えをすることなく両撮影が行な得る。
【0009】また、寝台の天板は水平移動可能であるの
で、天板の移動のみで、被検体の任意の撮影部位の一般
撮影が行な得る。
【0010】なお、一般撮影用のX線管による撮影時に
は、被検体と天板の間、ないし、天板の下部にX線フィ
ルム等のX線検出手段を配置する。
【0011】断層撮影装置がX線CT装置である場合に
は、断層撮影、一般撮影ともにX線曝射によって体内情
報を得るという同じ原理であることから、X線管にX線
発生用の高電圧を供給する高電圧装置、操作卓等をも共
有できるので、両装置を個別に配置する場合に比し大幅
なコストダウンと設置スペースの低減が図れる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、この発明をX線CT装置に適用した
模式図である。検査室の床面にX線CT装置のガントリ
1と寝台2とが設置されている。ガントリ1の内部に
は、撮影機構を構成するX線管3とX線検出器4が被検
体挿入孔5を挟んで対向した状態で回転可能に収容され
ている。寝台2は床面に対して上下自在に構成されてお
り、上部にはガントリ1の被検体挿入孔5に向けて水平
方向に移動する天板6が取り付けられている。ガントリ
1の上部には逆L字状のアーム7が固定されており、こ
のアーム7の寝台2方向に伸びた先端に一般撮影用のX
線管(X線源)8が取り付けられている。なお、X線管
8はコリメータ9を備えており、天板6に向けてX線を
照射するものであり、そのX線照射軸が天板6の中心線
に一致するように位置決めされてアーム7に固定されて
いる。
【0013】図2に上記X線撮影装置のシステム構成の
ブロック図を示す。X線CT装置のガントリ1に収容さ
れたX線管3と、アーム7によりガントリ1の寝台2側
の前面上部に固定された一般撮影用のX線管8とがスイ
ッチング回路11を介して高電圧装置12に接続されて
いる。スイッチング回路11はコンソール13からの操
作信号に基づいて高電圧装置12の出力先を切り換え
る。ガントリ1内のX線管3と対向位置にあって透過X
線を検出するX線検出器4は、その検出信号を収集して
デジタル信号に変換するデータ収集部14に接続され、
データ収集部14は画像処理装置15に接続されてい
る。画像処理装置15は、データ収集部14から送出さ
れるデジタル信号から断層像を再構成したり、コンソー
ル13からの指示に基づいて画像の拡大や縮小などを行
ない、モニタ16に出力表示する。また、コンソール1
3は、一般撮影用のX線管8を高電圧装置12に接続す
る操作信号がスイッチング回路11に送出されると寝台
2に制御信号を送り、X線管焦点−X線フィルム間距離
FIDが所定値になるように天板6を上下動させる。
次に、上記実施例のX線撮影装置による撮影形状につい
て説明する。一般撮影を行なう場合は、まず被検体Mが
乗った天板6を水平移動させて撮影対象部位の中心がX
線管8のX線照射軸と一致するように位置決めして後、
X線フィルムを収納するカセッテ17を被検体Mと天板
6の間にセットする。なお、位置決めは一般にコリメー
タ9内の光学的照準機構で行なわれる。コンソール13
で一般撮影を選択すると、コンソール13はスイッチン
グ回路11に操作信号を与えて高電圧装置12にX線管
8を接続すると共に寝台2に制御信号を送出し、X線管
焦点−X線フィルム間距離FIDが所定値になる天板6
の高さを設定する。図2はこのようにX線管8が高電圧
装置12に接続され、且つ、天板6が所定のFIDに設
定された状態を示す。
【0014】この状態でX線管8からX線曝射を行な
い、カセッテ17に収納されているX線フィルムに被検
体Mの透過像を記録する。また、X線CT装置による断
層撮影を行なう場合は、被検体Mが乗った天板6を水平
移動させてガントリ1内に送り込み、コンソール13か
らスイッチング回路11に操作信号を与えて高電圧装置
12の出力先をガントリ1内のX線管3に切り換える。
あとは、従来のX線CT装置の操作と同様で、X線管3
とX線検出器4とを回転させながらX線曝射を行ない、
断層像を画像再構成するための投影データを収集する。
【0015】図3は他の実施例の構成を示す要部略図
で、(a) は図1の状態よりX線管8を90°回転させて
アーム7に固定したもの、(b) は支持手段としてテレス
コピックアーム71 を用いたもの、(c) は支持手段とし
てパンタアーム72 を用いたもので、図中図1と同一符
号は図1と同一構成品を示す。したがって、テレスコピ
ックアーム71 を用いた図(b) では被検体M、すなわち
天板6を移動させずにアームの伸縮でX線管8による一
般撮影時の撮影部位の位置決めが可能となり、被検体M
の負担の軽減が図れる。なお、図(b) で実線はアームを
縮めた状態を、点線はアームを伸ばした状態を示す。ま
た、パンタアーム72 を用いた図(b) では、実線に示す
ガントリ1の前面の一般撮影時の状態では支障をきたす
場合、点線で示す上方の位置に退避させることが可能と
なる。なお、上記の実施例では断層撮影装置としてガン
トリ内にX線管とX線検出器を回転自在に収容したX線
CT装置を用いたが、この発明はガントリ内に静磁場発
生手段、傾斜磁場発生手段、高周波送受信手段を収容し
たMRI装置、ならびに、ガントリ内にγ線検出器とコ
リメータを収容したECT装置にも適用できる。
【0016】また、実施例では一般撮影用のX線管をガ
ントリの前面に保持する支持手段をガントリの上部に固
定したが、ガントリの前面等に取り付けることも可能で
ある。 さらに、手持手段(アーム)を図1、図3に示
す軸Oを中心に回転可能にし、一般撮影以外はガントリ
の側部に退避できるようにしてもよい。さらに、実施例
では一般撮影時カセットを被検体と天板との間にセット
するようにしたが、天板6下部の天板6を水平移動可能
に保持する保持枠21 にカセット171 (図1参照)を
それの中心と一般撮影用のX線管8の放射軸とが一致し
た状態でセットできるようにすれば、一般撮影時のX線
管8とカセッテ171 との中心合わせが不要となり、迅
速な撮影が可能となることから救急患者に対応でき、操
作上有利であり、且つ患者の負担を軽減できる。さらに
また、実施例ではX線検出手段としてX線フィルムを用
いたが輝尽性蛍光体、いわゆるイメージングプレートを
使用してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
の医用撮影装置は、撮影機構を収容するガントリに支持
手段を介して一般撮影用のX線管を取り付け、それをガ
ントリの寝台の前面上部に位置させたので、ガントリと
寝台とを設置する設置スペースで、ガントリ内に収容し
た撮影機構による撮影と、一般撮影用のX線管による一
般のX線撮影を行なうことができる。したがって、両撮
影を行う装置を別々の検査室に設置する必要はなく、両
撮影による診断を受ける患者も2つの検査室の間を移
動、ならびに、寝台の移し換えをしなくて済み、負担が
軽くなる。また、両撮影を行う装置を独立して設置する
だけのスペースをもたない医療機関においても、この発
明の装置ならば設置できる可能性が高く(1台分のスペ
ースがあればよい)、診断設備が充実する。特に、一般
撮影が迅速に行な得るので、救急患者の対応に有利であ
る。また、X線CT装置に適用した場合には、高電圧装
置等が共有できるので、大幅なコストダウンが図れると
共に、ガントリに一般撮影用のX線管が取り付けられて
いるので、天井走行式のX線保持装置で一般撮影用のX
線管を保持する場合に比し、ガントリを傾斜させてもX
線管が衝突する恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るX線撮影装置の構成
を示す模式図である。
【図2】X線撮影装置のシステム構成を示すブロック図
である。
【図3】この発明の他の実施例の構成を示す要部の模式
図である。
【符号の説明】
1…ガントリ 2…寝台
3…X線管 4…X線検出器 5…被検体挿入孔
6…天板 7…アーム(支持手段) 71 …テレスコピックア
ーム(支持手段) 72 …パンタアーム 8…一般撮影用のX線管
(X線源)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構を収容するガントリと、被検体
    を載置する天板を水平移動自在に支持する寝台と、前記
    ガントリの寝台側の上部に支持手段を介して取り付けら
    れた前記天板に向けてX線を曝射するX線源とを備えた
    ことを特徴とする医用撮影装置。
JP5272805A 1993-10-29 1993-10-29 医用撮影装置 Pending JPH07124145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272805A JPH07124145A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 医用撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5272805A JPH07124145A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 医用撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07124145A true JPH07124145A (ja) 1995-05-16

Family

ID=17519006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5272805A Pending JPH07124145A (ja) 1993-10-29 1993-10-29 医用撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07124145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112991A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Toshiba Medical System Co Ltd X線画像診断装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002112991A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Toshiba Medical System Co Ltd X線画像診断装置

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