JPH07123953A - 海苔調合液濃度制御装置 - Google Patents

海苔調合液濃度制御装置

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JPH07123953A
JPH07123953A JP5297416A JP29741693A JPH07123953A JP H07123953 A JPH07123953 A JP H07123953A JP 5297416 A JP5297416 A JP 5297416A JP 29741693 A JP29741693 A JP 29741693A JP H07123953 A JPH07123953 A JP H07123953A
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Kazuaki Ejima
一昭 江島
Yoshimichi Koga
嘉道 古賀
Nobuhiro Kajiwara
信廣 梶原
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Togami Electric Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】紙葉海苔を製造する際にその出来具合と関連付
けて海苔調合液の濃度を制御する海苔調合液濃度制御装
置の提供。 【構成】濃度設定手段11で設定された設定濃度と濃度
検出手段21で検出された検出濃度とから偏差濃度演算
手段31が偏差濃度を算出し、この偏差濃度に基づいて
第1濃度制御手段41が海苔調合液の濃度を調整制御
し、重量設定手段12により設定される抄製しようとす
る紙葉海苔の設定重量と重量検出手段22により検出さ
れた抄製された紙葉海苔の検出重量とから偏差重量演算
手段32が偏差重量を算出し、第2濃度制御手段42が
第1濃度制御手段41に優先して偏差重量に基づいて海
苔調合液の濃度を調整するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙葉海苔を製造する際に
海苔調合液の濃度を制御する海苔調合液濃度制御装置に
関し、特に紙葉海苔の出来具合と関連付けて海苔調合液
の濃度を制御する海苔調合液濃度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として特開昭61−
227766号公報に開示されるものがある。この従来
装置を図9及び図10に示す。この図9は従来装置の全
体ブロック構成図、図10は従来装置における制御盤の
正面図である。
【0003】同図において従来装置は、濃度調整部8の
濃度調整槽81に貯留される海苔調合液800の濃度を
検出し、この検出された検出濃度と濃度設定部11で設
定された設定濃度とに基づいて濃度制御部40が濃度調
整槽81に貯留される海苔調合液800の濃度を調整制
御し、前記検出濃度を現在値表示器68がディジタル的
に表示すると共に、設定濃度を設定値表示器69が前記
現在値表示器68の桁数および各桁位置を揃えてディジ
タル的に表示する構成である。
【0004】前記濃度調整槽81は、調合機80からの
適正濃度に近い濃度の海苔調合液800と供給ポンプ8
3によって供給される水槽82からの水を流入して貯留
するように設置される。また、濃度調整槽81には取出
口に濾過スクリーン87が取り付けられた排出ポンプ8
4が備えられ、低濃度のとき濃度調整槽81から水分を
濾過して排出させる。さらに濃度調整槽81には槽内に
貯留された海苔と水との混合物である海苔調合液800
の濃度を検出するための濃度検出部21と、槽内の水位
が設定された上限水位および下限水位に達したときにそ
れぞれ作動して電気的信号を発信するフロートスイッチ
86とが取付けられている。
【0005】前記現在値表示器68及び設定値表示器6
9は海苔調合液800の現在値及び設定値の濃度をそれ
ぞれ3桁程度の数字でディジタル表示するパネルメータ
であって、制御盤95の中央部に上下に2段に並設して
いる。この制御盤95の盤面上には、濃度調節ダイヤル
110、濃淡表示用ランプL1、L2、L3、L4、L5、
給水ポンプ83用の入力スイッチ830、排水ポンプ8
4の入力スイッチ840、警報ブザー79、この警報ブ
ザー79用のスイッチ790、手動−自動切り換えスイ
ッチ820及び電源スイッチ810が各々設けられる構
成である。
【0006】前記濃度検出部21は、例えば発光ダイオ
ードのような発光素子を有する発光部21aと、例えば
フォトトランジスタやフォトダイオードのような受光量
に応じてその電気出力を変化する受光素子を有する受光
部21bとをセンサとして有する構成である。この発光
部21aによって発せられた光信号は、混合物を透過し
て受光部21bに到達し、受光部21bからは、透過光
量によって変化する出力信号が発生される。この出力信
号は増幅器21dにより増幅され、差動増幅器33によ
り設定値発生器111から出力される設定濃度の基準信
号と比較し、その偏差値が増幅された後、電圧弁別器3
4に供給される。この電圧弁別器34により電圧の大き
さに従って例えば5段階の電圧信号に弁別される。
【0007】この弁別された5段階の電圧信号は、それ
ぞれ濃淡表示部77に供給され、その電圧の大きさに応
じて濃淡表示用ランプL1、L2、L3、L4、L5のいず
れか1つのランプを点灯させ、濃度検出部21によって
検出された海苔調合液800の濃度を設定濃度値と比較
して表示する。濃淡表示用ランプL1は最大の高濃度
「濃過」を、ランプL2は中程度の高濃度「濃」を、濃
淡表示用ランプL3は適正濃度「良」を、濃淡表示用ラ
ンプL4は中程度の低濃度「薄」を、濃淡表示用ランプ
L5は最大の低濃度「薄過」を、それぞれ表示するよう
に設定されている。
【0008】次に、前記構成に基づく従来装置における
海苔調合液の濃度制御動作について説明する。まず、海
苔原藻をミンチ機(図示を省略)により細小片に裁断し
てミンチ化し、このミンチ化した海苔原藻を水洗いして
塩分・夾雑物を取除いた後に、調合機80に供給する。
この調合機80へは前記海苔原藻と同時に水も供給さ
れ、所望の厚さの紙葉海苔を得るのにほぼ等しい海苔調
合液800とされる。
【0009】この海苔調合液800は調合機80から濃
度調整槽81内に供給される。この濃度調整槽81に貯
留される海苔調合液800の水位が設定された上限水位
に達すると、フロートスイッチ86が作動してリミット
信号が調合機80側にフィードバックされ、この調合機
80からの供給が停止する。この濃度調整槽81内に貯
留されている海苔調合液800は、海苔と水との分離を
防ぐために攪拌器85により攪拌されつつ、濃度調整槽
81に設置された濃度検出部21によりその濃度が検出
される。
【0010】また、濃度設定部11で海苔調合液800
の適正濃度値が設定される。この設定濃度値が設定値表
示器69にディジタル表示されると共に前記検出された
検出濃度が現在値表示器68に各々表示される。この現
在値表示器68及び設定値表示器69は各々桁数及び各
桁位置を揃えて表示することから、各々の状態を操作者
が容易に判断できることとなる。前記検出された検出濃
度値及び設定濃度値が各々作動増幅器33に入力され、
その偏差濃度値が演算されて電圧弁別器34に出力され
る。この電圧弁別器34は偏差濃度値の信号電圧値に応
じて全段階に弁別して出力する。
【0011】この弁別された各信号によりタイマ回路4
4、46を始動させて、このタイマ回路44、46によ
り設定される時間だけ駆動回路45、47を駆動させ
る。この駆動回路45は排水ポンプ84を駆動させて水
を排水して濃度を高くし、また駆動回路47は供給ポン
プ83を駆動させて水を給水することにより濃度を低下
させる。このようにして、適正濃度に調整された海苔調
合液800は濃度調整槽81から海苔抄機(図示を省
略)に供給されて海苔が抄かれ、余った海苔調合液80
0は濃度調整槽81に戻される。
【0012】なお、濃度調整槽81の水位が設定された
下限水位まで低下すると、フロートスイッチ86が作動
して調合機80に信号が送られるので調合機80の弁装
置が作動し、水位が設定上限水位に達するまで海苔調合
液800を濃度調整槽81に供給する。このように、濃
度調整槽81内の海苔調合液800の濃度が適正濃度の
範囲を外れた場合にも、自動的にその濃度を適正濃度に
調整することを可能にし、以て製品である紙葉海苔の厚
さの適正かつ均一化が図られている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の海苔調合液濃度
制御装置は以上のように構成されていたことから、海苔
調合液の設定濃度と検出濃度とを一致させるようにフィ
ードバック制御を行なうこととなり、最終製品たる紙葉
海苔の出来具合い、例えば紙葉海苔の所定枚数当りの重
量については海苔調合液の所定濃度又は検出濃度から類
推して判断しなければならず、目的とする条件を満足す
る紙葉海苔を製造するための海苔調合液の濃度調整を正
確に行なうことができないという課題を有していた。
【0014】このような海苔調合液の設定濃度又は検出
濃度から紙葉海苔の出来具合いを類推することは濃度調
整作業に長年の勘及び熟練を必要とするが、この長年の
勘及び熟練をもってしても海苔原料の状態又は種類によ
り結果として誤った濃度調整を行なうこととなる課題を
有していた。また、海苔調合液の濃度調整作業は時々刻
々変化する海苔調合液の状態を作業者が即座に判断して
調整しなければならないことから、濃度調整の調整方向
及び調整量を具体的に認識する必要がある。
【0015】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、製造された紙葉海苔の重量に基づいて直接的
に海苔調合液の濃度調整を行なうことにより、最終製品
たる紙葉海苔を目標の品質に適合させることができる海
苔調合液濃度制御装置及びその方法を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理の説
明図である。本発明に係る海苔調合液濃度制御装置は、
海苔原料と水とを混合した海苔調合液の濃度を制御する
海苔調合液濃度制御装置において、制御の目標値となる
海苔調合液の設定濃度を設定する濃度設定手段と、前記
混合された海苔調合液の現在の濃度を検出して検出濃度
として出力する濃度検出手段と、前記設定濃度と検出濃
度の比較演算により偏差濃度を算出する偏差濃度演算手
段と、前記偏差濃度に基づいて海苔調合液の濃度を調整
制御する第1濃度制御手段と、海苔調合液から抄製して
乾燥により製造しようとする紙葉海苔の所定枚数当りの
重量についての目標値となる設定重量を予め設定する重
量設定手段と、前記第1濃度制御手段の制御に基づいて
調整された海苔調合液から抄製されて乾燥製造された紙
葉海苔の所定枚数当たりの重量を検出して検出重量とし
て出力する重量検出手段と、前記設定重量と検出重量と
の比較演算により偏差重量を算出する偏差重量演算手段
と、前記偏差重量に基づいて海苔調合液の濃度を調整制
御する第2濃度制御手段とを備え、前記第1濃度制御手
段又は第2濃度制御手段のいずれか又は双方により海苔
調合液の濃度を制御するものである。
【0017】また、本発明に係る海苔調合液濃度制御装
置は必要に応じて、濃度設定手段は海苔原料を種類によ
り複数に分類し、当該分類された各海苔原料毎にそれぞ
れ海苔調合液の設定濃度を設定し、前記重量設定手段は
海苔原料を種類により複数に分類し、当該分類された各
海苔原料毎にそれぞれ設定重量を設定するものである。
また、本発明に係る海苔調合液濃度制御装置は必要に応
じて、第1又は第2の濃度制御手段により紙葉海苔が製
造される毎に当該製造された紙葉海苔に関する設定濃度
又は検出濃度と、設定重量又は検出重量とを任意に組合
わせて相互に関連付けた制御情報を生成する情報生成手
段と、前記制御情報が生成される毎にこの制御情報を過
去の制御情報に追加して履歴情報として格納する履歴情
報格納手段と、前記履歴情報に基づいて海苔調合液の適
正濃度を演算する適正濃度演算手段とを備え、前記適正
濃度に基づいて第1又は第2の濃度制御手段が海苔調合
液の濃度を制御するものである。
【0018】また、本発明に係る海苔調合液濃度制御装
置は必要に応じて、設定濃度、検出濃度、設定重量又は
検出重量のいずれか又は任意のいずれかを組合せて表示
する表示手段を備えるものである。また、本発明に係る
海苔調合液濃度制御装置は必要に応じて、設定濃度、検
出濃度、設定重量又は検出重量のいずれか又は任意に組
合せたいずれかを選択的に切換えて表示する表示手段を
備えるものである。また、本発明に係る海苔調合液濃度
制御装置は必要に応じて、表示手段は各表示内容をディ
ジタル値として表示するものである。
【0019】さらに、本発明に係る海苔調合液濃度制御
方法は、海苔原料と水とを混合した海苔調合液の濃度を
制御する海苔調合液濃度制御方法において、前記濃度制
御の目標値として予め設定される海苔調合液の設定濃度
と海苔調合液から検出された検出濃度との比較演算によ
り偏差濃度を求め、当該偏差濃度に基づいて海苔調合液
の濃度を調整制御する第1の濃度制御工程と、前記海苔
調合液から抄製して乾燥により製造しようとする紙葉海
苔の所定枚数当りの目標重量である設定重量と、海苔調
合液から抄製されて乾燥製造された紙葉海苔について検
出される所定枚数当りの検出重量との比較演算により偏
差重量を求め、当該偏差重量に基づいて海苔調合液の濃
度を調整制御する第2の濃度制御工程とを有し、前記第
1又は第2の各濃度制御工程のいずれか又は双方により
海苔調合液の濃度を調整制御するものである。
【0020】さらにまた、本発明に係る海苔調合液濃度
制御方法は必要に応じて、海苔原料の種類を複数に分類
し、当該分類された海苔原料毎に所定枚数当りの重量と
海苔調合液の濃度とを各々設定するものである。
【0021】
【作用】本発明においては、濃度設定手段で設定された
設定濃度と濃度検出手段で検出された検出濃度とから偏
差濃度演算手段が偏差濃度を算出し、この偏差濃度に基
づいて第1濃度制御手段が海苔調合液の濃度を調整制御
し、重量設定手段により設定される抄製しようとする紙
葉海苔の設定重量と重量検出手段により検出される抄製
された紙葉海苔の検出重量とから偏差重量演算手段が偏
差重量を算出し、第1濃度制御手段又は第2濃度制御手
段が偏差濃度又は偏差重量に基づいて海苔調合液の濃度
を調整するようにしたので、調整の対象となる海苔調合
液の濃度と最終製品である紙葉海苔の出来具合とを関連
付けることができることとなり、紙葉海苔の目標品質に
一致する正確な海苔調合液の濃度調整ができる。
【0022】また、本発明においては、海苔原料の種類
毎に設定濃度と設定重量とを各々設定するようにしたの
で、各種類の海苔原料の特性を考慮したより緻密な海苔
調合液の濃度調整ができる。また、本発明においては、
紙葉海苔を製造する毎にこの製造の際の設定濃度又は検
出濃度と、設定重量又は検出重量とをそれぞれ関連付け
た制御情報を情報生成手段が生成して履歴情報格納手段
に履歴情報として格納し、この履歴情報に基づいて適正
濃度演算手段が適正濃度を演算するようにしたので、過
去の製造により得られた履歴情報に基づいて第1又は第
2の濃度制御手段で海苔調合液の濃度を制御できること
となり、装置の使用積算回数が増加するに従って加速度
的にその濃度調整制御を高精度化できる。
【0023】また、本発明においては、設定濃度、検出
濃度、設定重量、検出重量のいずれかを選択的に表示手
段で表示するようにしたので、濃度調整の状況をリアル
タイムに確認できると共に、調整をより迅速且つ確実に
できることとなる。この表示手段が表示内容を選択的に
切換えて表示する場合には表示スペースを狭くすること
ができる。この表示手段をディジタル表示にした場合
は、濃度調整の状況をより明確に把握できることとな
る。
【0024】さらに、本発明方法においては、偏差濃度
に基づいて海苔調合液の濃度を第1の濃度制御工程によ
り調整制御し、偏差重量に基づいて海苔調合液の濃度を
第2の濃度制御工程により調整制御するようにしたの
で、紙葉海苔の製造段階当初における海苔調合液の濃度
と共に紙葉海苔の製造最終段階における紙葉海苔の所定
枚数当りの重量を考慮して海苔調合液の濃度調整を行な
うことができることとなり、紙葉海苔の目標品質に一致
する正確な海苔調合液濃度調整ができる。さらにまた、
本発明方法においては、海苔原料の種類毎に所定枚数当
りの重量と海苔調合液の濃度を各々設定するようにした
ので、各種海苔原料の特性に適合した緻密な調整ができ
る。
【0025】
【実施例】
(発明の一実施例)以下、本発明に係る海苔調合液濃度
制御装置及び海苔調合液濃度制御方法を図2ないし図5
に基づいて説明する。この図2は本実施例装置の全体ブ
ロック構成図、図3は海苔の調合から抄製・乾燥までの
製造概略説明図、図4は本実施例装置における制御情報
管理部の詳細ブロック図、図5(A)は本実施例装置に
おける表示部の詳細ブロック図を示す。
【0026】前記各図において本実施例に係る海苔調合
液濃度制御装置は、海苔原料と水との混合制御の目標値
となる海苔調合液800の設定濃度を設定する濃度設定
部11と、前記混合された海苔調合液800の現在の濃
度を検出して検出濃度として出力する濃度検出部21
と、この設定濃度と検出濃度との比較演算により偏差濃
度を算出する偏差濃度演算部31と、この偏差濃度に基
づいて海苔調合液800の濃度を調整制御する第1濃度
制御部41と、抄製部100により抄製された海苔が乾
燥部200により乾燥製造しようとする紙葉海苔の所定
枚数当りの重量(以下、単位枚数重量という)について
の目標値となる設定重量を予め設定する重量設定部12
と、前記第1濃度制御部41の制御に基づいて調整され
た海苔調合液800から製造された単位枚数重量を検出
して検出重量として出力する重量検出部22と、この設
定重量と検出重量との比較演算により偏差重量を算出す
る偏差重量演算部32と、前記偏差重量に基づいて海苔
調合液800の濃度を調整制御する第2濃度制御部42
と、前記偏差重量に基づいて第2濃度制御部42の調整
制御が必要となった場合には,前記第2濃度制御部42
が第1濃度制御部41の制御よりも優先して海苔調合液
800の濃度を制御するように管理する制御管理部43
と、前記設定濃度、検出濃度、設定重量又は検出重量の
相互間を関連付けた制御情報を生成し、この制御情報に
基づいて適正濃度を演算して管理する制御情報管理部5
と、前記設定濃度、検出濃度、設定重量又は検出重量の
いずれかを選択して表示する表示部6とを備える構成で
ある。
【0027】前記制御管理部43は、前記第1濃度制御
部41のフィードバック制御により紙葉海苔が所定枚数
製造され、この所定枚数の紙葉海苔について偏差重量演
算部32が偏差重量を検出した後に、この偏差重量が零
以外の値となった場合には海苔調合液800の濃度の制
御を第1濃度制御部41の制御よりも優先させて第2濃
度制御部42が制御するように管理する構成である。前
記制御情報管理部5は、前記第1又は第2の濃度制御部
41、42により紙葉海苔が製造される毎に、この製造
された紙海苔に関する設定濃度又は検出濃度と、設定重
量又は検出重量とを任意に組合わせて関連付けた制御情
報を生成する制御情報生成部51と、この制御情報が生
成される毎に過去の制御情報に追加して履歴情報として
格納する制御情報メモリ52と、この履歴情報に基づい
て海苔調合液800の適正濃度を演算又は推論する適正
濃度演算部53とを備える構成である。
【0028】この前記濃度検出部21は、所定光量の光
を発生させるための駆動電圧を出力する光信号発生回路
21Cと、この駆動電圧により発生する、例えば、発光
ダイオード等の発光素子にて形成される発光部21a
と、この発光部21aからの光を受光する、例えばフォ
トトランジスタ、フォトダイオード等の受光素子にて形
成される受光部21bとを備える構成である。なお、本
実施例においては濃度調整槽81内に設ける構成とした
が、この発光部21a及び受光部21bは濃度調整槽8
1から導出される導出管89の途中に設けることもでき
る。
【0029】前記表示部6は制御盤95の盤面上に形成
され、3桁のディジタル数値の数字を1行で表示する表
示パネルメータ62を有し、この表示パネルメータ62
にスイッチ61から選択出力される設定濃度、検出濃
度、設定重量、検出重量のうち1つを表示する構成であ
る。前記制御盤95の盤面上には表示パネルメータ6
2、設定濃度調節ダイヤル110及び設定重量調節ダイ
ヤル120以外に、給水ポンプ83用の入力スイッチ8
30、排水ポンプ84の入力スイッチ840、警報ブザ
ー79のスイッチ790、手動−自動切換えスイッチ8
20及び電源スイッチ810が各々設けられる。
【0030】次に、前記構成に基づく本実施例の濃度制
御の動作について説明する。まず、海苔抄き作業の前処
理として、海苔原料に対応した海苔調合液800の濃度
を設定濃度として濃度設定部11で設定すると共に、目
標品質値となる単位枚数重量(たとえば、100枚当り
300g)を重量設定部12で設定する。このような状
態において海苔及び水を混合した海苔調合液800が調
合機80を介して濃度調整槽81内にフロートスイッチ
86が作動するまで供給され、この供給されて貯留され
る海苔調合液800の濃度を攪拌器85による攪拌状態
で濃度検出部21が検出する。この検出された検出濃度
と前記設定濃度とが偏差濃度演算部31に入力され、こ
の偏差濃度演算部31で偏差濃度が演算される。この偏
差濃度に基づいて第1濃度制御部41が濃度調整槽81
の海苔調合液800の濃度を設定濃度に一致させるよう
にフィードバック制御による調整を行う。
【0031】この第1濃度制御部41の制御は、制御管
理部43を介して供給ポンプ83又は排水ポンプ84を
駆動制御することにより、濃度調整槽81に水を供給・
排出して海苔調合液800の濃度を調整する。この濃度
調整に際して、図6(A)に示すように表示スイッチ6
1を接続端子61aに切換えることにより、設定濃度を
表示部6のパネルメータ62にディジタル表示させるこ
とができる。また、表示スイッチ61を接続端子61b
に切換えることにより濃度調整槽81の現在の濃度を検
出濃度としてパネルメータ62にディジタル表示させて
確認することができる。
【0032】前記第1濃度制御部41により濃度調整さ
れた海苔調合液800は濃度調整槽81から導出管89
を介して抄製部100に導出され、この抄製部100が
海苔調合液800を紙葉海苔に抄製する。この抄製され
た紙葉海苔が乾燥されて最終製品の紙葉海苔となる。こ
の紙葉海苔は重量検出部22により単位枚数重量、例え
ば100枚単位の重量を検出重量として出力する。この
重量検出部22は、電気的、機械的等の他、各種検出方
式により検出された重量を検出重量とすることもでき
る。この検出重量と設定重量とがそれぞれ偏差重量演算
部32に入力され、偏差重量演算部32はこれらを比較
演算することにより偏差重量を求めて第2濃度制御部4
2に出力する。
【0033】この第2濃度制御部42は、偏差重量が零
以外の数値である場合には、この偏差重量の値が零とな
るように濃度調整槽81の海苔調合液800の濃度をフ
ィードバック制御により調整する。この第2濃度制御部
42の制御は、前記第1濃度制御部41と同様に給水ポ
ンポ83と排水ポンポ84との駆動制御により海苔調合
液800の濃度を調整する。この濃度調整に際して、検
出重量と設定重量とのいずれかを表示スイッチ61にて
選択していずれかをパネルメータ62に表示する。この
表示状態を図6(A)に示し、この表示内容により調整
の参考となり又は確認が可能となる。
【0034】また、濃度設定部11からの設定濃度、濃
度検出部21からの検出濃度、重量設定部12からの設
定重量及び重量検出部22からの検出重量が各々制御情
報管理部5に入力される。この制御情報管理部5の制御
情報生成部51が入力された各濃度、各重量を各々関連
付けて制御情報を生成し、この制御情報を制御情報メモ
リ52に格納する。この制御情報メモリ52への制御情
報の格納は、過去に入力された制御情報と共に格納さ
れ、一連の制御情報が履歴制御情報となる。このように
して作成された履歴制御情報は、図8(A)のような特
性図として表すことができる。同図においてx軸座標を
濃度、y軸座標を重量として示し、この座標系で海苔原
料の特性により「極軟」、「軟」、「標準」、「硬」、
「極硬」(図8(B)を参照)に分類して履歴制御情報
が作成される。同図中の実線部分は既に履歴制御情報が
存在する部分を示し、鎖線部分はまだ履歴制御情報が存
在しない部分を示す。
【0035】この履歴制御情報に基づいて適正濃度演算
部53は、新たに入力される設定濃度、検出濃度、設定
重量又は検出重量に対応する濃度調整のための制御信号
を適正濃度として演算又は推論する。即ち、新たに入力
された検出濃度又は検出重量と同じ値が履歴制御情報中
に存在する場合(図8(A)の実線部分を参照)には、
対応する適正濃度を読出し演算して出力する。また、同
じ値が履歴制御情報中に存在しない場合(図8(A)の
鎖線部分を参照)には、履歴制御情報中の他の適正濃度
(図8(A)の実線部分を参照)に基づいて適正濃度を
推論して出力することとなる。
【0036】この演算又は推論された適正濃度は、第1
又は第2の各濃度制御部41、42に出力され、この適
正濃度に基づいて濃度制御できることとなる。このよう
に過去の濃度制御の履歴制御情報をも参照して適正濃度
を演算・推論するようにしたので、本装置における紙葉
海苔の製造積算回数を重ねる毎に適正濃度の演算・推論
がさらに正確且つ迅速に行えることとなる。
【0037】(本発明の他の実施例)なお、前記実施例
においては、偏差重量が零以外の数値である場合に第2
濃度制御部42がこの偏差重量の値を零とするようにフ
ィードバック制御する構成としたが、前記第2濃度制御
部42は検出濃度と検出重量との比率から具体的に目標
となる換算設定濃度を演算し、この換算設定濃度に基づ
いて濃度調整槽81における海苔調合液800の検出濃
度をフィードバック制御の濃度相互間調整により行なう
構成とすることもできる。
【0038】この場合の制御動作を具体的に説明する。
ここで設定濃度50.0で抄製された結果が検出重量2
90gとして検出されたとする。この検出濃度は途中で
時時刻々変化するが、基本的には設定濃度で抄製された
との考えに立つ。このために検出重量を290gとし、
設定重量を300gとすると+10gの重量補正を行う
フィードバック制御の調整が開始される。この重量補正
のフィードバック制御は、濃度1.0当りの海苔の単位
重量を演算し、この単位重量と偏差重量に基づいて換算
設定濃度を算出する。即ち、単位濃度対単位重量と換算
設定濃度対偏差重量とに基づいて演算を行う。具体的に
は、1:(290/50.0=5.8)=x:(300
−290)より、換算設定濃度xは1.72となる。前
記第2濃度制御部42は、換算設定濃度xが1.72か
ら0となるように濃度調整槽81における海苔調合液8
00の検出濃度をフィードバック制御により濃度調整す
ることとなる。
【0039】図5(B)、(C)は本発明の他の実施例
における表示部の詳細構成図を示す。同図(B)におけ
る表示部6は、設定濃度と検出濃度とを切り換える濃度
スイッチ630及び設定重量と検出重量とを切り換える
重量スイッチ631を有する表示スイッチ63と、前記
濃度スイッチ630から出力される設定濃度又は検出濃
度のいづれかを表示する濃度パネルメータ64と、前記
重量スイッチ631から出力される設定重量又は検出重
量のうちいづれかを表示する重量パネルメータ65とを
備える構成である。この表示状態を図6(B)に示し、
この表示内容を目視により確認することで濃度調整を適
切に実行できることとなる。
【0040】また、同図(C)における表示部6は、設
定重量と設定濃度とを切換える設定スイッチ632及び
検出濃度又は検出重量とを切換える検出スイッチ633
を有する表示スイッチ63と、前記設定スイッチ632
から出力される設定濃度又は設定重量のうちいづれかを
表示する設定パネルメータ66と、前記検出スイッチ6
33から出力される検出重量又は検出濃度のいづれかを
表示する検出パネルメータ67とを備える構成である。
また、前記図5(B)、(C)に記載の実施例における
各表示部6は、各々2つのスイッチ630、631又は
632、633を並設して2つの表示データを出力する
構成としたが、この2つのスイッチ630、631(又
は632、633)に各々直列に接続される1つの選択
スイッチを設ける構成とすることもできる。この場合に
は、単一のパネルメータで表示部を構成することができ
る。
【0041】図7(A)はその他の実施例における制御
盤の正面図を示す。同図は図6(A)の実施例に濃淡表
示用ランプL1、L2、L3、L4、L5を追加して配設す
る構成である。この濃淡表示用ランプL1、L2、L3、
L4、L5は前記図10に記載の従来装置と同様に構成さ
れ、偏差濃度の程度を「濃過」、「濃」、「良」、
「薄」、「薄過」の5段階で表示する。この表示は、前
記図10に記載の従来装置における電圧弁別器34及び
濃淡表示部77により実行することもできる。
【0042】また、図7(B)はその他の実施例におけ
る制御盤の正面図を示す。同図は図6(B)の各実施例
に濃淡表示用ランプL1、L2、L3、L4、L5を追加す
ると共に、検出重量を常時表示する検出重量パネルメー
タ68を配設する構成である。このように、検出重量を
検出重量パネルメータ68に常時表示するようにしたの
で、最終製品である紙葉海苔の製造状態を監視すること
ができる。さらに、前記調合器80に搬入される海苔原
藻の特性、品質、等級などの状態を検出する海苔状態検
出部と、この検出結果に基づいての海苔原藻を予め定め
られた設定値に基づいて複数段階に分別を行なう分別部
とを前記各実施例の前段に追加して備える構成とするこ
ともできる。
【0043】さらにまた、前記実施例における制御情報
管理部5を制御情報生成部51と、制御情報メモリ52
と、適正濃度演算部53とを備える構成としたが、この
制御情報メモリに熟練した作業者の経験的な知識情報を
プログラム化、例えばオブジェクト指向のプログラミン
グ等による知識ベースを格納すると共に、履歴情報をデ
ータベースとして格納する構成とすることもできる。こ
の場合には、適正濃度演算部は推論エンジンを備えるこ
ととなり、全体としてエキスパートシステムが構築でき
ることとなる。
【0044】なお、前記各実施例においては自動的な濃
度調整を行なう構成としたが、海苔調合液の設定濃度又
は設定重量に対して検出濃度又は検出重量が大幅に偏る
ことにより大きな値の偏差濃度又は偏差重量となった場
合には、手動−自動切換えスイッチ820を手動側に切
換えて水分の強制的な供給、排出を行なう構成とするこ
ともできる。このような構成により、濃度自動調整の場
合に対して、より短期間に目標値の設定濃度に適合させ
てより迅速な調整が可能となる。さらに、前記手動操作
に切換えた場合には、各調整データに重み付けを付与す
ることによるファジー制御の構成とすることもできる。
この場合には、手動による急激な調整動作に基づく調整
過多を未然に防止することができることとなる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明においては、濃度設
定手段で設定された設定濃度と濃度検出手段で検出され
た検出濃度とから偏差濃度演算手段が偏差濃度を算出
し、この偏差濃度に基づいて第1濃度制御手段が海苔調
合液の濃度を調整制御し、重量設定手段により設定され
る抄製しようとする紙葉海苔の設定重量と重量検出手段
により検出される抄製された紙葉海苔の検出重量とから
偏差重量演算手段が偏差重量を算出し、第1濃度制御手
段又は第2濃度制御手段が偏差濃度又は偏差重量に基づ
いて海苔調合液の濃度を調整するようにしたので、調整
の対象となる海苔調合液の濃度と最終製品である紙葉海
苔の出来具合とを関連付けることができることとなり、
紙葉海苔の目標品質に一致する正確な海苔調合液の濃度
調整ができるという効果を奏する。また、本発明におい
ては、海苔原料の種類毎に設定濃度と設定重量とを各々
設定するようにしたので、各種類の海苔原料の特性を考
慮したより緻密な海苔調合液の濃度調整ができるという
効果を有する。また、本発明においては、紙葉海苔を製
造する毎にこの製造の際の設定濃度又は検出濃度と、設
定重量又は検出重量とをそれぞれ関連付けた制御情報を
情報生成手段が生成して履歴情報格納手段に履歴情報と
して格納し、この履歴情報に基づいて適正濃度演算手段
が適正濃度を演算するようにしたので、過去の製造によ
り得られた履歴情報に基づいて第1又は第2の濃度制御
手段で海苔調合液の濃度を制御できることとなり、装置
の使用積算回数が増加するに従って加速度的にその濃度
調整制御を高精度化できるという効果を有する。また、
本発明においては、設定濃度、検出濃度、設定重量、検
出重量いずれかを選択的に表示手段で表示するようにし
たので、濃度調整の状況をリアルタイムに確認できると
共に、調整をより迅速且つ確実にできる効果を有する。
この表示手段が表示内容を選択的に切換えて表示する場
合には表示スペースを狭くすることができる効果を有す
る。この表示手段をディジタル表示にした場合は、濃度
調整の状況をより明確に把握できるという効果を有す
る。さらに、本発明方法においては、偏差濃度に基づい
て海苔調合液の濃度を第1の濃度制御工程により調整制
御し、偏差重量に基づいて海苔調合液の濃度を第2の濃
度制御工程により調整制御するようにしたので、紙葉海
苔の製造段階当初における海苔調合液の濃度と共に紙葉
海苔の製造最終段階における紙葉海苔の所定枚数当りの
重量を考慮して海苔調合液の濃度調整を行なうことがで
きることとなり、紙葉海苔の目標品質に一致する正確な
海苔調合液濃度調整ができるという効果を有する。さら
にまた、本発明方法においては、海苔原料の種類毎に所
定枚数当りの重量と海苔調合液の濃度を各々設定するよ
うにしたので、各種海苔原料の特性に適合した緻密な調
整ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る海苔調合液濃度制御装置の原理説
明図である。
【図2】本発明の一実施例に係る海苔調合液濃度制御装
置の全体ブロック構成図である。
【図3】図2に記載の実施例装置における海苔の調合か
ら抄製・乾燥までの製造概略説明図である。
【図4】図2に記載の実施例装置における制御情報管理
部の詳細ブロック図である。
【図5】図2に記載の実施例装置における表示部の各詳
細ブロック図である。
【図6】本発明の各実施例に係る海苔調合液濃度制御装
置における各制御盤の正面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る海苔調合液濃度制御
装置における各制御盤の正面図である。
【図8】図2に記載の実施例装置における履歴制御情報
特性図及び海苔原料分類特性図である。
【図9】従来装置の全体ブロック構成図である。
【図10】従来装置における制御盤の正面図である。
【符号の説明】
4 濃度制御部(濃度制御手段) 5 制御情報管理部 6 表示部 8 濃度調整部 11 濃度設定部(濃度設定手段) 12 重量設定部(重量設定手段) 21 濃度検出部(濃度検出手段) 22 重量検出部(重量検出手段) 31 偏差濃度演算部(偏差濃度演算手段) 32 偏差重量演算部(偏差重量演算手段) 41 第1濃度制御部(第1濃度制御手段) 42 第2濃度制御部(第2濃度制御手段) 43 制御管理部 62 表示パネルメータ 64 濃度パネルメータ 65 重量パネルメータ 66 設定パネルメータ 67 検出パネルメータ 95 制御盤 111 設定値発生器 800 海苔調合液

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】海苔原料と水とを混合した海苔調合液の濃
    度を制御する海苔調合液濃度制御装置において、 制御の目標値となる海苔調合液の設定濃度を設定する濃
    度設定手段と、 前記混合された海苔調合液の現在の濃度を検出して検出
    濃度として出力する濃度検出手段と、 前記設定濃度と検出濃度の比較演算により偏差濃度を算
    出する偏差濃度演算手段と、 前記偏差濃度に基づいて海苔調合液の濃度を調整制御す
    る第1濃度制御手段と、 前記海苔調合液から抄製して乾燥により製造しようとす
    る紙葉海苔の所定枚数当りの重量についての目標値とな
    る設定重量を予め設定する重量設定手段と、 前記第1濃度制御手段の制御に基づいて調整された海苔
    調合液から抄製されて乾燥製造された紙葉海苔の所定枚
    数当たりの重量を検出して検出重量として出力する重量
    検出手段と、 前記設定重量と検出重量との比較演算により偏差重量を
    算出する偏差重量演算手段と、 前記偏差重量に基づいて海苔調合液の濃度を調整制御す
    る第2濃度制御手段とを備え、 前記第1濃度制御手段又は第2濃度制御手段のいずれか
    又は双方により海苔調合液の濃度を制御することを特徴
    とする海苔調合液濃度制御装置
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載の海苔調合液濃度制御
    装置において、 前記濃度設定手段は海苔原料を種類により複数に分類
    し、当該分類された各海苔原料毎にそれぞれ海苔調合液
    の設定濃度を設定し、 前記重量設定手段は海苔原料を種類により複数に分類
    し、当該分類された各海苔原料毎にそれぞれ設定重量を
    設定することを特徴とする海苔調合液濃度制御装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1又は2に記載の海苔調合液濃
    度制御装置において、 前記第1又は第2の濃度制御手段により紙葉海苔が製造
    される毎に当該製造された紙葉海苔に関する設定濃度又
    は検出濃度と、設定重量又は検出重量とを任意に組合わ
    せて相互に関連付けた制御情報を生成する情報生成手段
    と、 前記制御情報が生成される毎に当該制御情報を過去の制
    御情報に追加して履歴情報として格納する履歴情報格納
    手段と、 前記履歴情報に基づいて海苔調合液の適正濃度を演算す
    る適正濃度演算手段とを備え、 前記適正濃度に基づいて第1又は第2の濃度制御手段が
    海苔調合液の濃度を制御することを特徴とする海苔調合
    液濃度制御装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1ないし3のいずれかに記載の
    海苔調合液濃度制御装置において、 前記設定濃度、検出濃度、設定重量又は検出重量のいず
    れか又は任意のいずれかを組合せて表示する表示手段を
    備えることを特徴とする海苔調合液濃度制御装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1ないし4のいずれかに記載の
    海苔調合液濃度制御装置において、 前記設定濃度、検出濃度、設定重量又は検出重量のいず
    れか又は任意に組合せたいずれかを選択的に切換えて表
    示する表示手段を備えることを特徴とする海苔調合液濃
    度制御装置。
  6. 【請求項6】前記請求項4又は5に記載の海苔調合液濃
    度制御装置において、 前記表示手段は各表示内容をディジタル値として表示す
    ることを特徴とする海苔調合液濃度制御装置。
  7. 【請求項7】海苔原料と水とを混合した海苔調合液の濃
    度を制御する海苔調合液濃度制御方法において、 前記濃度制御の目標値として予め設定される海苔調合液
    の設定濃度と海苔調合液から検出された検出濃度との比
    較演算により偏差濃度を求め、当該偏差濃度に基づいて
    海苔調合液の濃度を調整制御する第1の濃度制御工程
    と、 前記海苔調合液から抄製して乾燥により製造しようとす
    る紙葉海苔の所定枚数当りの目標重量である設定重量
    と、海苔調合液から抄製されて乾燥製造された紙葉海苔
    について検出された所定枚数当りの検出重量との比較演
    算により偏差重量を求め、当該偏差重量に基づいて海苔
    調合液の濃度を調整制御する第2の濃度制御工程とを有
    し、 前記第1又は第2の各濃度制御工程のいずれか又は双方
    により海苔調合液の濃度を調整制御することを特徴とす
    る海苔調合液濃度制御方法。
  8. 【請求項8】前記請求項7に記載の海苔調合液濃度制御
    方法において、 前記海苔原料の種類を複数に分類し、当該分類された海
    苔原料毎に所定枚数当りの重量と海苔調合液の濃度とを
    各々設定することを特徴とする海苔調合液濃度制御方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476546B1 (ko) * 2001-10-25 2005-03-18 금호타이어 주식회사 로드 셀을 이용한 이형 용액의 농도 조절장치
JP2008109857A (ja) * 2006-05-10 2008-05-15 Fulta Electric Machinery Co Ltd 海苔濃度補正システム用の制御盤

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