JPH07123560A - プラスチック電力ケーブル接続部の形成方法 - Google Patents

プラスチック電力ケーブル接続部の形成方法

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JPH07123560A
JPH07123560A JP5284427A JP28442793A JPH07123560A JP H07123560 A JPH07123560 A JP H07123560A JP 5284427 A JP5284427 A JP 5284427A JP 28442793 A JP28442793 A JP 28442793A JP H07123560 A JPH07123560 A JP H07123560A
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JP
Japan
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cable
insulator
epoxy unit
transparent sheet
attached
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Pending
Application number
JP5284427A
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English (en)
Inventor
Yoshio Mizutani
美生 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 布設現場での組立時間を短縮するとともに、
布設現場に大がかりなクリーンルームの設置を必要とし
ないプラスチック電力ケーブル接続部の形成方法を提供
する。 【構成】 あらかじめケーブル端末の絶縁体表面処理及
び外部半導電層処理を行ったケーブル絶縁体上にプレモ
ールド絶縁体を装着し、押しパイプ及び押し金具を取付
け、さらにケーブル導体端部に導体接続金具を取付けた
状態で布設現場へ輸送し、布設現場でエポキシユニット
に装着し組立てるプラスチック電力ケーブル接続部の形
成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば架橋ポリエチレ
ン絶縁電力ケーブル等のプラスチック電力ケーブルのプ
レハブ型接続部の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチック電力ケーブルのプレ
ハブ型接続部の形成は、端末処理を行っていないケーブ
ルと清掃のみを行ったエポキシユニットを布設現場に輸
送し、布設現場に設置したクリーンルーム内において、
ケーブル端末の絶縁体表面処理及び外部半導電層処理を
行って、ケーブル端末上にプレモールド絶縁体を装着
し、これに押しパイプ及び押し金具を取付けるととも
に、ケーブル導体端部に導体接続金具を取付けた後、上
記ケーブル端末部をエポキシユニット内に挿入して接続
部を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の接続部
の形成方法においては、接続部に異物が混入するのを防
ぐために、布設現場に大がかりなクリーンルームを設置
する必要があり、又布設現場という場所柄あまりクリー
ン度が期待できないという問題点があった。
【0004】又従来はケーブル端末の処理、プレモール
ド絶縁体の装着からエポキシユニットへの挿入まで、す
べてを布設現場において実施するため、現地での組立時
間が長くなるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、布設現場での組立時間を短縮するとともに、布
設現場に大がかりなクリーンルームの設置を必要としな
いプラスチック電力ケーブル接続部の形成方法を提供す
るもので、その特徴は、あらかじめケーブル端末の絶縁
体表面処理及び外部半導電層処理を行ったケーブル絶縁
体上にプレモールド絶縁体を装着し、押しパイプ及び押
し金具を取付け、さらにケーブル導体端部に導体接続金
具を取付けた状態で布設現場へ輸送し、布設現場でエポ
キシユニットに装着し組立てることにある。
【0006】
【実施例】図1は本発明の接続部の形成方法の具体例の
一部縦断面をあらわした説明図である。ケーブル11端部
のケーブル絶縁体12及び半導電層12' を露出してそれぞ
れ表面処理を行ったケーブル絶縁体12上に、充分に清掃
されたプレモールド絶縁体14を装着し、これに押しパイ
プ15及び押し金具16を取付け、さらにケーブル導体端に
チューリックコンタクトのオス金具等の導体接続金具13
を取付ける。
【0007】このようなケーブル端末部の処理は工場内
のクリーン管理された室内で行い、処理後密閉して布設
現場へ輸送する。同様に工場内のクリーン管理された室
内で充分清掃されたエポキシユニットを密閉して布設現
場へ輸送し、布設現場において、上記ケーブル端末部を
エポキシユニットに挿入して組立て、接続部を形成す
る。
【0008】図2(イ)は工場出荷時のケーブル端末の
断面図を示し、図5(イ)〜(ニ)はその手順を示す断
面図である。図1に示すように、ケーブル端末の絶縁体
12上にプレモールド絶縁体14を装着し、これに押しパイ
プ15及び押し金具16を取付け、さらにケーブル導体端部
に導体接続金具13を取付けたケーブル端末部10を該端末
部10より十分長く、大きい柔軟なチューブ状の透明シー
ト17で覆い、その内部を真空引き又はクリーンな空気で
置換し(図5イ)、図5(ロ)のように治具等を用いて
密閉18する。
【0009】このように透明シート17で密閉したケーブ
ル端末部10に、図5(ハ)のようにアダプタ20を設けた
半割れの金属又は合成樹脂製の防護管19を被せ、透明シ
ート17の端部に取付けた接続リング21をアダプタ20に係
合して防護管19と接続リング21を接続し、蓋22をして出
荷する(図5ニ)。
【0010】図2(ロ)はエポキシユニットの工場出荷
時の断面図を示し、図6(イ)〜(ニ)はその手順を示
す断面図である。図6(イ)に示すように、工場内のク
リーンルームで充分に清掃したエポキシユニット31の両
端に柔軟なチューブ状の透明シート32を取付けて、その
内部を真空引き又はクリーンな空気に置換し、図6
(ロ)のように治具等を用いて密閉33する。このように
透明シート32で密閉したエポキシユニット30に、図6
(ハ)のように、アダプタ35を設けた半割れの金属又は
合成樹脂製の防護管34を被せ、透明シート32の端部に取
付けた接続リング36をアダプタ35に係合して接続リング
36と防護管34を接続し、蓋37をして出荷する。(なお図
6(ハ)(ニ)において左側の接続リング、蓋の図示は
省略してある)
【0011】図3(イ)(ロ)及び図4(イ)は布設現
場でのケーブル端末部とエポキシユニットの組合せの手
順を示す断面図である。なお、図面において左側のケー
ブル端末部の図示は省略してある。図3(イ)に示すよ
うに、図2(イ)及び(ロ)の状態で布設現場へ輸送さ
れたケーブル端末部10とエポキシユニット30において、
ケーブル端末部10側の蓋22とアダプタ20を取外し、エポ
キシユニット30側の蓋37、アダプタ35及び防護管34を取
外す。そして両方の透明シート17,32に取付けられた接
続リング21,36を、半割れの連結リング40を介して連結
する。
【0012】上記連結リング40の上下には空気の注入孔
40a 、吸引孔40b が設けてあり、これら孔を利用して内
部にクリーン空気を注入するか、真空引きを行い、これ
を繰返して異物を除去した後、図3(ロ)のように密閉
治具を取外して密閉18,33を解放する。
【0013】上記連結リング40と接続リング21,36との
連結は、図4(ニ)に示すようにフランジ金具41を接続
リング21,36の端部にネジ結合により行うが、この際、
ケーブル端末部10側のネジ40d とエポキシユニット30側
のネジ40c を互いに逆ネジとすることにより、連結リン
グ40を一方向に回転させるとチューブ状の透明シートを
ねじることなく、同時に2つの接続リング21,36を連結
リング40と連結させることができる。又連結リング40の
端部内側を中央に向けて傾斜40e をつけることにより、
異物を1ヶ所に集めて取出すことができる。
【0014】図4(イ)はエポキシユニット30内にケー
ブル端末10を挿入した状態を示しており、図3(ロ)の
状態から接続リング20,36及び連結リング40をエポキシ
ユニット30上に逃がしながら両者を接近させ透明シート
の外から位置を確認しながらケーブル端末部10をエポキ
シユニット30内に挿入する。その後、ケーブル端末部10
側の防護管19及び接続リング20,36、連結リング40を除
去し、押し金具16の調整、遮蔽処理及び保護金具の取付
けを行って接続部の形成が終了する。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラスチ
ック電力ケーブル接続部の形成方法によれば、ケーブル
端末の絶縁体表面処理、半導電層処理及びケーブル端末
へのプレモールド絶縁体の装着等を、あらかじめ工場の
出荷前に行うため、布設現場での組立時間を著しく短縮
できる。
【0016】又上記のケーブル端末の処理及びエポキシ
ユニットの清掃等の処理は工場内のクリーンルームで行
い、このクリーン状態を保持した状態で布設現場へ輸送
し、組立てるので、従来のような大がかりなクリーンル
ームの設置を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接続部の形成方法の具体例の一部縦断
面をあらわした説明図である。
【図2】図2(イ)及び(ロ)はそれぞれケーブル端末
部及びエポキシユニットの工場出荷時の断面図である。
【図3】図3(イ)及び(ロ)は布設現場でのケーブル
端末部とエポキシユニットの組合せの手順を示す断面図
である。
【図4】図4(イ)はエポキシユニット内にケーブル端
末を挿入した状態の断面図、図4(ニ)は接続リングを
連結リングで連結した要部の状態図である。
【図5】図5(イ)〜(ニ)は図2(イ)の状態形成の
手順を示す断面図である。
【図6】図6(イ)〜(ニ)は図2(ロ)の状態形成の
手順を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ケーブル端末部 11 ケーブル 12 ケーブル絶縁体 13 導体接続金具 14 プレモールド絶縁体 15 押しパイプ 16 押し金具 17 透明シート 18 密閉 19 防護管 20 アダプタ 21 接続リング 22 蓋 30 エポキシユニット部 31 エポキシユニット 32 透明シート 33 密閉 34 防護管 35 アダプタ 36 接続リング 37 蓋 40 連結リング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図 4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図4(イ)はエポキシユニット内にケーブル端
末を挿入した状態の断面図、図4(ロ)は接続リングを
連結リングで連結した要部の状態図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック電力ケーブルのプレハブ型
    接続部の形成方法において、あらかじめケーブル端末の
    絶縁体表面処理及び外部半導電層処理を行ったケーブル
    絶縁体上にプレモールド絶縁体を装着し、押しパイプ及
    び押し金具を取付け、さらにケーブル導体端部に導体接
    続金具を取付けた状態で布設現場へ輸送し、布設現場で
    エポキシユニットに装着し組立てることを特徴とするプ
    ラスチック電力ケーブル接続部の形成方法。
  2. 【請求項2】 ケーブル絶縁体上にプレモールド絶縁体
    を装着し、押しパイプ及び押し金具を取付け、さらにケ
    ーブル導体端部に導体接続金具を取付けたケーブル端末
    部を、該端末部より十分大きく柔軟なチューブ状の透明
    シートで覆い、上記透明シートの途中を絞り真空引き又
    はクリーンな空気で置換して密閉しクリーンな状態を保
    持したケーブルと、エポキシユニットを該ユニットより
    十分大きく柔軟なチューブ状の透明シートで覆い、上記
    透明シートの途中を絞り真空引き又はクリーンな空気で
    置換して密閉しクリーンな状態を保持したエポキシユニ
    ットのそれぞれの外側に防護管を取付けて布設現場へ輸
    送し、布設現場でケーブル端末部とエポキシユニットを
    組立てることを特徴とする請求項1記載のプラスチック
    電力ケーブル接続部の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、透明シート端に防護
    管外径より大きい内径を有する接続リングを取付け、該
    接続リングをアダプタで防護管と接続し、さらにその端
    部を蓋で密閉してクリーンな状態でケーブル及びエポキ
    シユニットを布設現場へ輸送することを特徴とするプラ
    スチック電力ケーブル接続部の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、布設現場へ輸送され
    たケーブルとエポキシユニットのそれぞれの蓋を除去し
    て防護管から取外した各接続リングを、上下に注入/吸
    引孔を設けた連結リングで連結し、その内部をクリーン
    空気の注入又は真空引きを繰返すことにより異物を除去
    した後、チューブの密閉を解放して透明シート内全体に
    クリーン空気を注入して膨張させた後、クリーンな状態
    を保持してエポキシユニット内にケーブル端末部を挿入
    して組立てることを特徴とするプラスチック電力ケーブ
    ル接続部の形成方法。
JP5284427A 1993-10-18 1993-10-18 プラスチック電力ケーブル接続部の形成方法 Pending JPH07123560A (ja)

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JPH07123560A true JPH07123560A (ja) 1995-05-12

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JP (1) JPH07123560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008193835A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Viscas Corp 常温収縮チューブユニット梱包体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008193835A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Viscas Corp 常温収縮チューブユニット梱包体

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