JPH07123325A - ビデオカメラの電子アイリス回路 - Google Patents
ビデオカメラの電子アイリス回路Info
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- JPH07123325A JPH07123325A JP5265140A JP26514093A JPH07123325A JP H07123325 A JPH07123325 A JP H07123325A JP 5265140 A JP5265140 A JP 5265140A JP 26514093 A JP26514093 A JP 26514093A JP H07123325 A JPH07123325 A JP H07123325A
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- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動的に露光調節を行う上、簡単な構成で、
撮影者の操作によっても露光調節できるビデオカメラの
電子アイリス回路30を提供する。ビデオカメラは、C
CD1のオーバーフロードレインに所定スピードのシャ
ッターパルスを印加して露光調節を行う駆動IC5と、
CCD1の出力信号を処理してビデオ出力を作成するメ
イン回路20を有する。 【構成】 メイン回路20から出力された被写体の明る
さを表す輝度信号を、利得制御用端子に印加されたバイ
アス電圧に応じた利得で増幅する増幅器11を有する。
スイッチの切り替えに応じて、所定のバイアス電圧を増
幅器11の上記利得制御用端子に印加するバイアス回路
12を有する。増幅器11の出力信号を積分して直流電
圧に変換する積分回路8と、積分回路8の直流電圧を基
準電圧と比較する比較器9,10を有する。
撮影者の操作によっても露光調節できるビデオカメラの
電子アイリス回路30を提供する。ビデオカメラは、C
CD1のオーバーフロードレインに所定スピードのシャ
ッターパルスを印加して露光調節を行う駆動IC5と、
CCD1の出力信号を処理してビデオ出力を作成するメ
イン回路20を有する。 【構成】 メイン回路20から出力された被写体の明る
さを表す輝度信号を、利得制御用端子に印加されたバイ
アス電圧に応じた利得で増幅する増幅器11を有する。
スイッチの切り替えに応じて、所定のバイアス電圧を増
幅器11の上記利得制御用端子に印加するバイアス回路
12を有する。増幅器11の出力信号を積分して直流電
圧に変換する積分回路8と、積分回路8の直流電圧を基
準電圧と比較する比較器9,10を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はCCD(チャージ・カ
ップルド・デバイス)型固体撮像素子を用いたビデオカ
メラの電子アイリス回路に関する。より詳しくは、CC
Dのオーバーフロードレインに印加するシャッターパル
スによって、露光調節を行う電子アイリス回路に関す
る。
ップルド・デバイス)型固体撮像素子を用いたビデオカ
メラの電子アイリス回路に関する。より詳しくは、CC
Dのオーバーフロードレインに印加するシャッターパル
スによって、露光調節を行う電子アイリス回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、監視用やドアホン用の小型カメラ
等では、CCD型固体撮像素子が用いられることが多
い。従来、この種のビデオカメラは、例えば図6に示す
ように、ビデオ出力を作成するメイン回路120と、露
光調節を行うための電子アイリス回路130を有してい
る。メイン回路120では、固体撮像素子のCCD10
1(駆動IC105からのCCD駆動パルスによって駆
動される)が出力した信号は、CDS(コリレーテッド
・ダブル・サンプリング)回路102によってサンプル
ホールドされる。この後、自動利得調整を行うAGC
(オートマチック・ゲイン・コントロール)回路103
と、ガンマ補正などを行う信号処理回路104を経て、
表示装置(図示せず)のフォーマットに適合したビデオ
出力となる。一方、上記CDS回路102の出力信号
(被写体の輝度を表す)は、電子アイリス回路130に
分岐される。電子アイリス回路130では、ウインドウ
回路106が画面内での被写体の位置によりアイリス制
御に重みづけをする。例えば、駆動IC105から画面
上部の信号を削除するウインドウパルスが入力される
と、画面上部の被写体はアイリス制御には関与しないこ
とになり、画面下部の重点測光を行うことになる。次
に、ウインドウ回路106の出力信号は、アイリス出力
回路107によって一定の利得で増幅され、積分回路1
08によって信号レベルに応じた直流電圧VDに変換さ
れる。この直流電圧VDが、コンパレータ109,11
0によって基準電圧VH、VLと比較され、明暗の判断が
なされる。VH、VLは、カメラ調整に使う標準的な明る
さがV0に対応するものとすると、例えば、VD=2
V0,VL=V0/2に設定される。コンパレータ10
9,110の出力(電子アイリスコントロール信号)は
駆動IC105にフィードバックされる。駆動IC10
5は、基準より明るい場合(VD>VHの場合)はCCD
101のオーバーフロードレインに加わるシャッターパ
ルスのスピードを上げてCCD出力信号量を減らす一
方、基準より暗い場合(VD<VLの場合)はCCD10
1のオーバーフロードレインに加わるシャッターパルス
のスピードを下げてCCD出力信号量を増やす制御を行
う。なお、基準内の場合(VL<VD<VHの場合)はシ
ャッターパルスのスピードは維持される。これにより、
自動的に適切なレベルでビデオ出力を得るようになって
いる。
等では、CCD型固体撮像素子が用いられることが多
い。従来、この種のビデオカメラは、例えば図6に示す
ように、ビデオ出力を作成するメイン回路120と、露
光調節を行うための電子アイリス回路130を有してい
る。メイン回路120では、固体撮像素子のCCD10
1(駆動IC105からのCCD駆動パルスによって駆
動される)が出力した信号は、CDS(コリレーテッド
・ダブル・サンプリング)回路102によってサンプル
ホールドされる。この後、自動利得調整を行うAGC
(オートマチック・ゲイン・コントロール)回路103
と、ガンマ補正などを行う信号処理回路104を経て、
表示装置(図示せず)のフォーマットに適合したビデオ
出力となる。一方、上記CDS回路102の出力信号
(被写体の輝度を表す)は、電子アイリス回路130に
分岐される。電子アイリス回路130では、ウインドウ
回路106が画面内での被写体の位置によりアイリス制
御に重みづけをする。例えば、駆動IC105から画面
上部の信号を削除するウインドウパルスが入力される
と、画面上部の被写体はアイリス制御には関与しないこ
とになり、画面下部の重点測光を行うことになる。次
に、ウインドウ回路106の出力信号は、アイリス出力
回路107によって一定の利得で増幅され、積分回路1
08によって信号レベルに応じた直流電圧VDに変換さ
れる。この直流電圧VDが、コンパレータ109,11
0によって基準電圧VH、VLと比較され、明暗の判断が
なされる。VH、VLは、カメラ調整に使う標準的な明る
さがV0に対応するものとすると、例えば、VD=2
V0,VL=V0/2に設定される。コンパレータ10
9,110の出力(電子アイリスコントロール信号)は
駆動IC105にフィードバックされる。駆動IC10
5は、基準より明るい場合(VD>VHの場合)はCCD
101のオーバーフロードレインに加わるシャッターパ
ルスのスピードを上げてCCD出力信号量を減らす一
方、基準より暗い場合(VD<VLの場合)はCCD10
1のオーバーフロードレインに加わるシャッターパルス
のスピードを下げてCCD出力信号量を増やす制御を行
う。なお、基準内の場合(VL<VD<VHの場合)はシ
ャッターパルスのスピードは維持される。これにより、
自動的に適切なレベルでビデオ出力を得るようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
子アイリス回路では、画面中の目的とする被写体(目的
物)の状況に応じて、CCD出力量を増やして逆光補正
を行ったり、任意に出力信号を増減したりすることがで
きないという問題がある。例えば、目的とする被写体に
対し、背景に明るい照明や他の被写体などが有った場
合、電子アイリスコントロール信号は明るい背景に応答
するため、目的物は暗くなり、視認性が悪くなる。この
とき、撮影者が目的物を明るくしようと思っても、アイ
リスを開ける(シャッターパルスのスピードを下げる)
ことができず、目的物を明るくすることができない。
子アイリス回路では、画面中の目的とする被写体(目的
物)の状況に応じて、CCD出力量を増やして逆光補正
を行ったり、任意に出力信号を増減したりすることがで
きないという問題がある。例えば、目的とする被写体に
対し、背景に明るい照明や他の被写体などが有った場
合、電子アイリスコントロール信号は明るい背景に応答
するため、目的物は暗くなり、視認性が悪くなる。この
とき、撮影者が目的物を明るくしようと思っても、アイ
リスを開ける(シャッターパルスのスピードを下げる)
ことができず、目的物を明るくすることができない。
【0004】ここで、図7に示すように、撮影者のスイ
ッチ操作によってアイリスの開閉を制御するようにした
方式が知られている(特開昭60−226281号公
報)。この方式では、ビデオカメラのメイン信号系に、
撮像管の信号を適切なレベルまで増幅するプリアンプ2
01と、AGC回路212と、スイッチ208によって
利得を2段階(0dB、6dB)に切り替えできる増幅器2
13とを設け、この増幅器213の出力信号をAGC回
路212およびアイリス制御回路214に入力する。し
たがって、AGC回路212とアイリス制御回路214
の入力レベルを、撮影者がスイッチ208によって2段
階に切り替えることができ、図8中に破線で示すよう
に、光量に対するAGC、アイリスの制御範囲を低照度
時に拡大することができる(図中、実線と破線はそれぞ
れ0dB、6dB設定時の特性を示している。また、
G,G′は各設定時のAGC動作領域、A,A′は各設
定時の電子アイリス制御領域を示している。)。しか
し、この方式では逆光補正を行うことはできないと考え
られる。すなわち、目的とする被写体に対し、背景に明
るい照明や他の被写体などがある場合、撮影者が増幅器
213の利得設定を小さくする(0dB設定にする)こ
とによって、アイリスは開く方向に動き、撮像管の出力
は大きくなる方向に動く。けれども、メイン信号系で増
幅器213の利得設定が低くなっているため、全体とし
て画面の明るさは変化しない。このため、逆光補正がで
きないのである。
ッチ操作によってアイリスの開閉を制御するようにした
方式が知られている(特開昭60−226281号公
報)。この方式では、ビデオカメラのメイン信号系に、
撮像管の信号を適切なレベルまで増幅するプリアンプ2
01と、AGC回路212と、スイッチ208によって
利得を2段階(0dB、6dB)に切り替えできる増幅器2
13とを設け、この増幅器213の出力信号をAGC回
路212およびアイリス制御回路214に入力する。し
たがって、AGC回路212とアイリス制御回路214
の入力レベルを、撮影者がスイッチ208によって2段
階に切り替えることができ、図8中に破線で示すよう
に、光量に対するAGC、アイリスの制御範囲を低照度
時に拡大することができる(図中、実線と破線はそれぞ
れ0dB、6dB設定時の特性を示している。また、
G,G′は各設定時のAGC動作領域、A,A′は各設
定時の電子アイリス制御領域を示している。)。しか
し、この方式では逆光補正を行うことはできないと考え
られる。すなわち、目的とする被写体に対し、背景に明
るい照明や他の被写体などがある場合、撮影者が増幅器
213の利得設定を小さくする(0dB設定にする)こ
とによって、アイリスは開く方向に動き、撮像管の出力
は大きくなる方向に動く。けれども、メイン信号系で増
幅器213の利得設定が低くなっているため、全体とし
て画面の明るさは変化しない。このため、逆光補正がで
きないのである。
【0005】また、カメラ本体の略前方および略上方に
それぞれ向けられた2個の光センサを備え、これらの光
センサの出力差に基づいてハイライト状態、逆光状態を
検出してアイリスを制御する方式が知られている(特開
昭62−198833)。この方式では、逆光補正を行
うことはできるが、2個の光センサやその信号を処理す
るため多くの部品を必要とし、大掛かりになるという問
題がある。
それぞれ向けられた2個の光センサを備え、これらの光
センサの出力差に基づいてハイライト状態、逆光状態を
検出してアイリスを制御する方式が知られている(特開
昭62−198833)。この方式では、逆光補正を行
うことはできるが、2個の光センサやその信号を処理す
るため多くの部品を必要とし、大掛かりになるという問
題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、自動的に露光
調節を行う上、簡単な構成で、撮影者の操作によっても
露光調節できるビデオカメラの電子アイリス回路を提供
することにある。
調節を行う上、簡単な構成で、撮影者の操作によっても
露光調節できるビデオカメラの電子アイリス回路を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のビデオカメラの電子アイリス回路
は、固体撮像素子の一部を構成するCCDの転送ゲート
を駆動するとともに、上記CCDのオーバーフロードレ
インに所定スピードのシャッターパルスを印加して露光
調節を行う駆動ICと、上記CCDの出力信号を処理し
て、表示装置に適合したビデオ出力を作成するメイン回
路とを有するビデオカメラに設けられ、上記駆動ICに
上記シャッターパルスのスピードを設定するためのコン
トロール信号を供給する電子アイリス回路であって、利
得制御用端子を有し、上記メイン回路から出力された被
写体の明るさを表す輝度信号を、上記利得制御用端子に
印加されたバイアス電圧に応じた利得で増幅する増幅器
と、スイッチを有し、上記スイッチの切り替えに応じ
て、所定のバイアス電圧を上記増幅器の上記利得制御用
端子に印加するバイアス回路と、上記増幅器の出力信号
を積分して直流電圧に変換する積分回路と、上記積分回
路の直流電圧を基準電圧と比較して、上記直流電圧と基
準電圧との大小関係を表すコントロール信号を出力する
比較器を有することを特徴としている。
め、請求項1に記載のビデオカメラの電子アイリス回路
は、固体撮像素子の一部を構成するCCDの転送ゲート
を駆動するとともに、上記CCDのオーバーフロードレ
インに所定スピードのシャッターパルスを印加して露光
調節を行う駆動ICと、上記CCDの出力信号を処理し
て、表示装置に適合したビデオ出力を作成するメイン回
路とを有するビデオカメラに設けられ、上記駆動ICに
上記シャッターパルスのスピードを設定するためのコン
トロール信号を供給する電子アイリス回路であって、利
得制御用端子を有し、上記メイン回路から出力された被
写体の明るさを表す輝度信号を、上記利得制御用端子に
印加されたバイアス電圧に応じた利得で増幅する増幅器
と、スイッチを有し、上記スイッチの切り替えに応じ
て、所定のバイアス電圧を上記増幅器の上記利得制御用
端子に印加するバイアス回路と、上記増幅器の出力信号
を積分して直流電圧に変換する積分回路と、上記積分回
路の直流電圧を基準電圧と比較して、上記直流電圧と基
準電圧との大小関係を表すコントロール信号を出力する
比較器を有することを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路は、請求項1に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路において、上記バイアス回路は、上記ス
イッチが標準切り替え位置から特定の切り替え位置に切
り替えられたとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替
え位置での利得に対して1/2倍に減少させるバイアス
電圧を出力することを特徴としている。
子アイリス回路は、請求項1に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路において、上記バイアス回路は、上記ス
イッチが標準切り替え位置から特定の切り替え位置に切
り替えられたとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替
え位置での利得に対して1/2倍に減少させるバイアス
電圧を出力することを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路は、請求項1に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路において、上記バイアス回路は、上記ス
イッチが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の
設定に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになっ
ていることを特徴としている。
子アイリス回路は、請求項1に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路において、上記バイアス回路は、上記ス
イッチが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の
設定に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになっ
ていることを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1のビデオカメラの電子アイリス回路は
次のように動作する。スイッチが標準切り替え位置にあ
り、このときバイアス回路が出力するバイアス電圧に応
じて、増幅器が標準の利得に設定されているものとす
る。この状態で、メイン回路から出力された被写体の明
るさを表す輝度信号は、上記増幅器によって標準の利得
で増幅され、積分回路で積分されて直流電圧になる。こ
の直流電圧は、比較器によって基準電圧と比較され、上
記直流電圧と基準電圧との大小を表すコントロール信号
が出力される。このコントロール信号に基づいて、駆動
ICはCCDのオーバーフロードレインに印加するシャ
ッターパルスのスピードを調節する。これにより、自動
的に露光調節が行われる。ここで、例えば目的とする被
写体(目的物)に対し、背景に明るい照明や他の被写体
などが有った場合、コントロール信号は明るい背景に応
答するため、駆動ICが出力するシャッターパルスのス
ピードが速くなり、目的物は暗くなる。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、上記スイッチを上記増幅器の利
得を減少させるバイアス電圧を出力する位置に切り替え
る。この結果、積分後の直流電圧が基準電圧よりも小さ
くなったとき、この大小関係を表すコントロール信号に
応じて、駆動ICがシャッターパルスのスピードを遅く
する。したがって、目的物は明るくなり、視認性が良く
なる(逆光補正)。逆に、撮影者が目的物を暗くしたい
場合は、上記スイッチを上記増幅器の利得を増加させる
バイアス電圧を出力する位置に切り替えれば良い。この
ように、この電子アイリス回路によれば、撮影者の操作
によっても露光調節が行われる。また、従来の一般的な
電子アイリス回路に対して、スイッチを有し、このスイ
ッチの切り替えに応じて、所定のバイアス電圧を増幅器
の利得制御用端子に印加するバイアス回路を設けるだけ
であるから、この電子アイリス回路は簡単に構成され
る。
次のように動作する。スイッチが標準切り替え位置にあ
り、このときバイアス回路が出力するバイアス電圧に応
じて、増幅器が標準の利得に設定されているものとす
る。この状態で、メイン回路から出力された被写体の明
るさを表す輝度信号は、上記増幅器によって標準の利得
で増幅され、積分回路で積分されて直流電圧になる。こ
の直流電圧は、比較器によって基準電圧と比較され、上
記直流電圧と基準電圧との大小を表すコントロール信号
が出力される。このコントロール信号に基づいて、駆動
ICはCCDのオーバーフロードレインに印加するシャ
ッターパルスのスピードを調節する。これにより、自動
的に露光調節が行われる。ここで、例えば目的とする被
写体(目的物)に対し、背景に明るい照明や他の被写体
などが有った場合、コントロール信号は明るい背景に応
答するため、駆動ICが出力するシャッターパルスのス
ピードが速くなり、目的物は暗くなる。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、上記スイッチを上記増幅器の利
得を減少させるバイアス電圧を出力する位置に切り替え
る。この結果、積分後の直流電圧が基準電圧よりも小さ
くなったとき、この大小関係を表すコントロール信号に
応じて、駆動ICがシャッターパルスのスピードを遅く
する。したがって、目的物は明るくなり、視認性が良く
なる(逆光補正)。逆に、撮影者が目的物を暗くしたい
場合は、上記スイッチを上記増幅器の利得を増加させる
バイアス電圧を出力する位置に切り替えれば良い。この
ように、この電子アイリス回路によれば、撮影者の操作
によっても露光調節が行われる。また、従来の一般的な
電子アイリス回路に対して、スイッチを有し、このスイ
ッチの切り替えに応じて、所定のバイアス電圧を増幅器
の利得制御用端子に印加するバイアス回路を設けるだけ
であるから、この電子アイリス回路は簡単に構成され
る。
【0011】また、請求項2のビデオカメラの電子アイ
リス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッチが標
準切り替え位置から特定の切り替え位置に切り替えられ
たとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替え位置での
利得に対して1/2倍に減少させるバイアス電圧を出力
するので、上記特定の切り替え位置で−6dBの逆光補
正が行われる。
リス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッチが標
準切り替え位置から特定の切り替え位置に切り替えられ
たとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替え位置での
利得に対して1/2倍に減少させるバイアス電圧を出力
するので、上記特定の切り替え位置で−6dBの逆光補
正が行われる。
【0012】また、請求項3に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッ
チが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の設定
に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになってい
るので、撮影者の好みによって任意にアイリス開閉がな
され、露光調節が連続的に行われる。
子アイリス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッ
チが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の設定
に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになってい
るので、撮影者の好みによって任意にアイリス開閉がな
され、露光調節が連続的に行われる。
【0013】
【実施例】以下、この発明のビデオカメラの電子アイリ
ス回路を実施例により詳細に説明する。
ス回路を実施例により詳細に説明する。
【0014】図1は一実施例の電子アイリス回路を含む
ビデオカメラの回路構成を示している。このビデオカメ
ラは、固体撮像素子を駆動する駆動ICと、ビデオ出力
を作成するメイン回路20と、露光調節を行うための電
子アイリス回路30を有している。
ビデオカメラの回路構成を示している。このビデオカメ
ラは、固体撮像素子を駆動する駆動ICと、ビデオ出力
を作成するメイン回路20と、露光調節を行うための電
子アイリス回路30を有している。
【0015】駆動IC5は、固体撮像素子を構成するC
CD1の転送ゲートに駆動パルスを印加して電荷転送を
制御するとともに、CCD1のオーバーフロードレイン
に所定スピードのシャッターパルスを印加してCCD出
力信号量を制御する。
CD1の転送ゲートに駆動パルスを印加して電荷転送を
制御するとともに、CCD1のオーバーフロードレイン
に所定スピードのシャッターパルスを印加してCCD出
力信号量を制御する。
【0016】メイン回路20は、CCD1と、CDS
(コリレーテッド・ダブル・サンプリング)回路2と、自
動利得調整を行うAGC回路3と、ガンマ補正などを行
う信号処理回路4を備えている。CCD1が出力した信
号は、CDS回路2によってサンプルホールドされた
後、AGC回路3と、信号処理回路4を経て、表示装置
(図示せず)のフォーマットに適合したビデオ出力とな
る。
(コリレーテッド・ダブル・サンプリング)回路2と、自
動利得調整を行うAGC回路3と、ガンマ補正などを行
う信号処理回路4を備えている。CCD1が出力した信
号は、CDS回路2によってサンプルホールドされた
後、AGC回路3と、信号処理回路4を経て、表示装置
(図示せず)のフォーマットに適合したビデオ出力とな
る。
【0017】電子アイリス回路30は、ウインドウ回路
6と、増幅器としてのアイリスアンプリファイア(以下
「アイリスアンプ」という。)11と、バイアス回路1
2と、積分回路8と、比較器としてのコンパレータ9,
10を備えている。この電子アイリス回路30には、被
写体の明るさを表す上記CDS回路2の出力信号(輝度
信号)が分岐される。この輝度信号を受けて、ウインド
ウ回路6が画面内での被写体の位置によりアイリス制御
に重みづけをする。例えば、駆動IC5から画面上部の
信号を削除するウインドウパルスが入力されると、画面
上部の被写体はアイリス制御には関与しないことにな
り、画面下部の重点測光を行うことになる。
6と、増幅器としてのアイリスアンプリファイア(以下
「アイリスアンプ」という。)11と、バイアス回路1
2と、積分回路8と、比較器としてのコンパレータ9,
10を備えている。この電子アイリス回路30には、被
写体の明るさを表す上記CDS回路2の出力信号(輝度
信号)が分岐される。この輝度信号を受けて、ウインド
ウ回路6が画面内での被写体の位置によりアイリス制御
に重みづけをする。例えば、駆動IC5から画面上部の
信号を削除するウインドウパルスが入力されると、画面
上部の被写体はアイリス制御には関与しないことにな
り、画面下部の重点測光を行うことになる。
【0018】図2に示すように、上記アイリスアンプ1
1は入力端子、出力端子および利得制御用端子を
有している。アイリスアンプ11は、入力端子にウイ
ンドウ回路6の出力信号を受けて、利得制御用端子に
印加されたバイアス電圧に応じた利得で増幅し、増幅後
の信号を出力端子に出力する。
1は入力端子、出力端子および利得制御用端子を
有している。アイリスアンプ11は、入力端子にウイ
ンドウ回路6の出力信号を受けて、利得制御用端子に
印加されたバイアス電圧に応じた利得で増幅し、増幅後
の信号を出力端子に出力する。
【0019】バイアス回路12は、共通端子がアイリス
アンプ11の利得制御用端子に接続され、3つの切り
替え位置A,B,Cを持つスイッチSW1と、電源とグ
ランドとの間に直列接続された固定抵抗(以下、単に
「抵抗」という。)R1,R2,R3と、電源とグランド
との間に接続された可変抵抗R4を有している。スイッ
チSW1の切り替え位置A,Bの接点はそれぞれ抵抗R1
とR2との接続点、抵抗R2とR3との接続点に接続さ
れ、また、切り替え位置Cの接点は可変抵抗R4の摺動
子に電気的に接続されている。したがって、撮影者はス
イッチSW1スイッチの切り替えに応じて、バイアス電
圧Vca,Vbc,Vcをアイリスアンプ11の利得制
御用端子に印加することができる。詳しくは、図3に
示すように、標準切り替え位置Aのバイアス電圧Vca
は、通常の電子アイリス動作を行う通常モード(カメラ
プリセットモード)に対応する。切り替え位置Bのバイ
アス電圧Vcbは、アイリスアンプ11の利得を切り替
え位置Aでの利得に対して1/2倍(−6dB)にする
逆光補正モードに対応する。また、切り替え位置Cの可
変バイアス電圧Vcは、アイリスアンプ11の利得を+
12dB〜−12dBの範囲で任意に設定することができ
る可変モードに対応する。
アンプ11の利得制御用端子に接続され、3つの切り
替え位置A,B,Cを持つスイッチSW1と、電源とグ
ランドとの間に直列接続された固定抵抗(以下、単に
「抵抗」という。)R1,R2,R3と、電源とグランド
との間に接続された可変抵抗R4を有している。スイッ
チSW1の切り替え位置A,Bの接点はそれぞれ抵抗R1
とR2との接続点、抵抗R2とR3との接続点に接続さ
れ、また、切り替え位置Cの接点は可変抵抗R4の摺動
子に電気的に接続されている。したがって、撮影者はス
イッチSW1スイッチの切り替えに応じて、バイアス電
圧Vca,Vbc,Vcをアイリスアンプ11の利得制
御用端子に印加することができる。詳しくは、図3に
示すように、標準切り替え位置Aのバイアス電圧Vca
は、通常の電子アイリス動作を行う通常モード(カメラ
プリセットモード)に対応する。切り替え位置Bのバイ
アス電圧Vcbは、アイリスアンプ11の利得を切り替
え位置Aでの利得に対して1/2倍(−6dB)にする
逆光補正モードに対応する。また、切り替え位置Cの可
変バイアス電圧Vcは、アイリスアンプ11の利得を+
12dB〜−12dBの範囲で任意に設定することができ
る可変モードに対応する。
【0020】図2に示すように、積分回路8は、アイリ
スアンプ11の出力端子につながる抵抗R5と、この
抵抗R5とグランドとの間に接続されたコンデンサC1お
よび抵抗R6からなり、アイリスアンプ11の出力信号
を積分して、信号レベルに応じた直流電圧VDに変換す
る。この直流電圧VDは抵抗R7を通して、コンパレータ
9の+入力端子およびコンパレータ10の−入力端子に
入力される。コンパレータ9の−入力端子、コンパレー
タ10の+入力端子には、それぞれ基準電圧VH,VLが
印加されている。この基準電圧VH、VLは、電源とグラ
ンドとの間に直列接続された抵抗R8,R9,R10の接続
点の電圧であり、カメラ調整に使う標準的な明るさをV
0として、VD=2V0,VL=V0/2に設定されてい
る。コンパレータ9は、積分回路8からの直流電圧VD
と基準電圧VHとを比較して、その大小関係を表すコン
トロール信号nHを出力する。一方、コンパレータ10
は、積分回路8からの直流電圧VDと基準電圧VLとを比
較して、その大小関係を表すコントロール信号nLを出
力する。
スアンプ11の出力端子につながる抵抗R5と、この
抵抗R5とグランドとの間に接続されたコンデンサC1お
よび抵抗R6からなり、アイリスアンプ11の出力信号
を積分して、信号レベルに応じた直流電圧VDに変換す
る。この直流電圧VDは抵抗R7を通して、コンパレータ
9の+入力端子およびコンパレータ10の−入力端子に
入力される。コンパレータ9の−入力端子、コンパレー
タ10の+入力端子には、それぞれ基準電圧VH,VLが
印加されている。この基準電圧VH、VLは、電源とグラ
ンドとの間に直列接続された抵抗R8,R9,R10の接続
点の電圧であり、カメラ調整に使う標準的な明るさをV
0として、VD=2V0,VL=V0/2に設定されてい
る。コンパレータ9は、積分回路8からの直流電圧VD
と基準電圧VHとを比較して、その大小関係を表すコン
トロール信号nHを出力する。一方、コンパレータ10
は、積分回路8からの直流電圧VDと基準電圧VLとを比
較して、その大小関係を表すコントロール信号nLを出
力する。
【0021】図1に戻って、全体の動作を説明する。ス
イッチSW1が標準切り替え位置Aにあるものとする
(通常モード)。
イッチSW1が標準切り替え位置Aにあるものとする
(通常モード)。
【0022】CDS回路2の出力信号(輝度信号)は、
ウインドウ回路6を通して画面内での被写体の位置によ
り重みづけされ、アイリスアンプ11に入力される。そ
して、アイリスアンプ11によって利得0dBで増幅さ
れ、積分回路8によって信号レベルに応じた直流電圧V
Dに変換される。この直流電圧VDが、コンパレータ9,
10によって基準電圧VH、VLと比較され、直流電圧V
Dと基準電圧VH,VLとの大小関係を表すコントロール
信号nH,nLが出力される。このコントロール信号は、
駆動IC5にフィードバックされる。駆動IC5は、基
準より明るい場合(VD>VHの場合)はCCD1のオー
バーフロードレインに加わるシャッターパルスのスピー
ドを上げてCCD出力信号量を減らす一方、基準より暗
い場合(VD<VLの場合)はCCD1のオーバーフロー
ドレインに加わるシャッターパルスのスピードを下げて
CCD出力信号量を増やす制御を行う。なお、基準内の
場合(VL<VD<VHの場合)はシャッターパルスのス
ピードは維持される。これにより、自動的に適切なレベ
ルでビデオ出力を得ることができる。
ウインドウ回路6を通して画面内での被写体の位置によ
り重みづけされ、アイリスアンプ11に入力される。そ
して、アイリスアンプ11によって利得0dBで増幅さ
れ、積分回路8によって信号レベルに応じた直流電圧V
Dに変換される。この直流電圧VDが、コンパレータ9,
10によって基準電圧VH、VLと比較され、直流電圧V
Dと基準電圧VH,VLとの大小関係を表すコントロール
信号nH,nLが出力される。このコントロール信号は、
駆動IC5にフィードバックされる。駆動IC5は、基
準より明るい場合(VD>VHの場合)はCCD1のオー
バーフロードレインに加わるシャッターパルスのスピー
ドを上げてCCD出力信号量を減らす一方、基準より暗
い場合(VD<VLの場合)はCCD1のオーバーフロー
ドレインに加わるシャッターパルスのスピードを下げて
CCD出力信号量を増やす制御を行う。なお、基準内の
場合(VL<VD<VHの場合)はシャッターパルスのス
ピードは維持される。これにより、自動的に適切なレベ
ルでビデオ出力を得ることができる。
【0023】ここで、例えば図5で通常モードのモニタ
画面の欄に示すように、目的とする被写体(目的物)I
0に対し、背景に明るい照明I1,I2などが有った場
合、コントロール信号nH,nLは明るい背景に応答する
ため、駆動IC5が出力するシャッターパルスのスピー
ドが速くなり、目的物I0は暗くなる。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、スイッチSW1を切り替え位置
B(逆光補正モード)に切り替える。このとき、アイリ
スアンプ出力の欄に示すように、アイリスアンプ11
は、ウインドウ回路6の出力信号を利得−6dBで増幅
する(図中、S0,S0′は各モードでの目的物I0,
I0′による信号ピークを示し、S1,S2,S1′,
S2′は各モードでの照明I1,I2,I1′,I2′によ
る信号ピークを示している。)。したがって、コンパレ
ータ入力の欄に示すように、積分回路8が出力する直流
電圧(コンパレータ入力)VDが、通常モードのVDに対
して−6dBだけシフトする。この結果、VDがVLより
も小さくなったとき、コンパレータ出力の欄に示すよう
に、コントロール信号nLが低(L)レベルから高
(H)レベルに変化して、駆動IC5がシャッターパル
スのスピードを遅くする。したがって、モニタ画面の欄
に示すように、目的物I0を明るくすることができ、視
認性を良くすることができる(逆光補正)。なお、図4
に示すように、通常モードでコンパレータ入力VDが基
準内にある安定状態(VL<VD<VHの場合)では、コ
ントロール信号nH,nLはいずれもLレベルにある。逆
光補正モードで逆光補正が作動するときには、上に述べ
たように、コントロール信号nLがHレベルに変化する
(コントロール信号nHはLレベルのままである)。
画面の欄に示すように、目的とする被写体(目的物)I
0に対し、背景に明るい照明I1,I2などが有った場
合、コントロール信号nH,nLは明るい背景に応答する
ため、駆動IC5が出力するシャッターパルスのスピー
ドが速くなり、目的物I0は暗くなる。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、スイッチSW1を切り替え位置
B(逆光補正モード)に切り替える。このとき、アイリ
スアンプ出力の欄に示すように、アイリスアンプ11
は、ウインドウ回路6の出力信号を利得−6dBで増幅
する(図中、S0,S0′は各モードでの目的物I0,
I0′による信号ピークを示し、S1,S2,S1′,
S2′は各モードでの照明I1,I2,I1′,I2′によ
る信号ピークを示している。)。したがって、コンパレ
ータ入力の欄に示すように、積分回路8が出力する直流
電圧(コンパレータ入力)VDが、通常モードのVDに対
して−6dBだけシフトする。この結果、VDがVLより
も小さくなったとき、コンパレータ出力の欄に示すよう
に、コントロール信号nLが低(L)レベルから高
(H)レベルに変化して、駆動IC5がシャッターパル
スのスピードを遅くする。したがって、モニタ画面の欄
に示すように、目的物I0を明るくすることができ、視
認性を良くすることができる(逆光補正)。なお、図4
に示すように、通常モードでコンパレータ入力VDが基
準内にある安定状態(VL<VD<VHの場合)では、コ
ントロール信号nH,nLはいずれもLレベルにある。逆
光補正モードで逆光補正が作動するときには、上に述べ
たように、コントロール信号nLがHレベルに変化する
(コントロール信号nHはLレベルのままである)。
【0024】撮影者がスイッチSW1を切り替え位置C
(可変モード)に切り替えたときは、アイリスアンプ1
1の利得は、可変抵抗R4の設定によって、+12dB〜
−12dBの範囲で任意に設定される。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、可変抵抗R4を操作して、逆光
補正モードのときと同様にアイリスアンプ11の利得を
減少させれば良い。逆に、撮影者が目的物を暗くしたい
場合は、可変抵抗R4を操作して、アイリスアンプ11
の利得を増加させれば良い。これにより、レンズの絞り
で4絞り相当のアイリス開閉を行うことができる。この
ように、この電子アイリス回路30によれば、撮影者
は、好みに応じて露光調節を行うことができる。
(可変モード)に切り替えたときは、アイリスアンプ1
1の利得は、可変抵抗R4の設定によって、+12dB〜
−12dBの範囲で任意に設定される。撮影者が目的物
を明るくしたい場合は、可変抵抗R4を操作して、逆光
補正モードのときと同様にアイリスアンプ11の利得を
減少させれば良い。逆に、撮影者が目的物を暗くしたい
場合は、可変抵抗R4を操作して、アイリスアンプ11
の利得を増加させれば良い。これにより、レンズの絞り
で4絞り相当のアイリス開閉を行うことができる。この
ように、この電子アイリス回路30によれば、撮影者
は、好みに応じて露光調節を行うことができる。
【0025】また、この電子アイリス回路30は、図6
に示した従来の一般的な電子アイリス回路130に対し
て、スイッチSW1を有し、このスイッチの切り替えに
応じて、所定のバイアス電圧をアイリスアンプ11の利
得制御用端子に印加するバイアス回路12を設けるだ
けであるから、簡単に構成される。
に示した従来の一般的な電子アイリス回路130に対し
て、スイッチSW1を有し、このスイッチの切り替えに
応じて、所定のバイアス電圧をアイリスアンプ11の利
得制御用端子に印加するバイアス回路12を設けるだ
けであるから、簡単に構成される。
【0026】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1のビ
デオカメラの電子アイリス回路は、従来の一般的な電子
アイリス回路と同様に、自動的に露光調節を行うことが
できる。しかも、スイッチを有し、このスイッチの切り
替えに応じて、所定のバイアス電圧を増幅器の利得制御
用端子に印加するバイアス回路を備えているので、撮影
者が上記スイッチを操作することによって、マニュアル
で露光調節を行うことができる。また、従来の一般的な
電子アイリス回路に対して、スイッチを有する上記バイ
アス回路を設けるだけであるから、この電子アイリス回
路は簡単に構成される。
デオカメラの電子アイリス回路は、従来の一般的な電子
アイリス回路と同様に、自動的に露光調節を行うことが
できる。しかも、スイッチを有し、このスイッチの切り
替えに応じて、所定のバイアス電圧を増幅器の利得制御
用端子に印加するバイアス回路を備えているので、撮影
者が上記スイッチを操作することによって、マニュアル
で露光調節を行うことができる。また、従来の一般的な
電子アイリス回路に対して、スイッチを有する上記バイ
アス回路を設けるだけであるから、この電子アイリス回
路は簡単に構成される。
【0027】また、請求項2のビデオカメラの電子アイ
リス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッチが標
準切り替え位置から特定の切り替え位置に切り替えられ
たとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替え位置での
利得に対して1/2倍に減少させるバイアス電圧を出力
するので、上記特定の切り替え位置で−6dBの逆光補
正を行うことができる。
リス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッチが標
準切り替え位置から特定の切り替え位置に切り替えられ
たとき、上記増幅器の利得を上記標準切り替え位置での
利得に対して1/2倍に減少させるバイアス電圧を出力
するので、上記特定の切り替え位置で−6dBの逆光補
正を行うことができる。
【0028】また、請求項3に記載のビデオカメラの電
子アイリス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッ
チが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の設定
に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになってい
るので、撮影者の好みによって任意にアイリス開閉で
き、露光調節を連続的に行うことができる。
子アイリス回路では、上記バイアス回路は、上記スイッ
チが特定の切り替え位置にあるとき、可変抵抗器の設定
に応じて任意のバイアス電圧を出力するようになってい
るので、撮影者の好みによって任意にアイリス開閉で
き、露光調節を連続的に行うことができる。
【図1】 この発明の一実施例の電子アイリス回路を有
するビデオカメラの回路構成を示す図である。
するビデオカメラの回路構成を示す図である。
【図2】 上記電子アイリス回路の要部を示す図であ
る。
る。
【図3】 上記電子アイリス回路の一部を構成するアイ
リスアンプの利得とバイアス電圧との関係を示す図であ
る。
リスアンプの利得とバイアス電圧との関係を示す図であ
る。
【図4】 通常モードと逆光補正モードにおけるコント
ロール信号のレベルを例示する図である。
ロール信号のレベルを例示する図である。
【図5】 通常モードと逆光補正モードにおける電子ア
イリス回路の動作を説明する図である。
イリス回路の動作を説明する図である。
【図6】 従来の一般的なビデオカメラの回路構成を示
す図である。
す図である。
【図7】 従来のアイリス制御回路の例を示す図であ
る。
る。
【図8】 図7に示した回路の動作を説明する図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 CCD 2 CDS回路 5 駆動IC 6 ウインドウ回路 8 積分回路 9,10 コンパレータ 11 アイリスアンプ 12 バイアス回路 20 メイン回路 30 電子アイリス回路
Claims (3)
- 【請求項1】 固体撮像素子の一部を構成するCCDの
転送ゲートを駆動するとともに、上記CCDのオーバー
フロードレインに所定スピードのシャッターパルスを印
加して露光調節を行う駆動ICと、上記CCDの出力信
号を処理して、表示装置に適合したビデオ出力を作成す
るメイン回路とを有するビデオカメラに設けられ、上記
駆動ICに上記シャッターパルスのスピードを設定する
ためのコントロール信号を供給する電子アイリス回路で
あって、 利得制御用端子を有し、上記メイン回路から出力された
被写体の明るさを表す輝度信号を、上記利得制御用端子
に印加されたバイアス電圧に応じた利得で増幅する増幅
器と、 スイッチを有し、上記スイッチの切り替えに応じて、所
定のバイアス電圧を上記増幅器の上記利得制御用端子に
印加するバイアス回路と、 上記増幅器の出力信号を積分して直流電圧に変換する積
分回路と、 上記積分回路の直流電圧を基準電圧と比較して、上記直
流電圧と基準電圧との大小関係を表すコントロール信号
を出力する比較器を有することを特徴とするビデオカメ
ラの電子アイリス回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載のビデオカメラの電子ア
イリス回路において、 上記バイアス回路は、上記スイッチが標準切り替え位置
から特定の切り替え位置に切り替えられたとき、上記増
幅器の利得を上記標準切り替え位置での利得に対して1
/2倍に減少させるバイアス電圧を出力することを特徴
とするビデオカメラの電子アイリス回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載のビデオカメラの電子ア
イリス回路において、 上記バイアス回路は、上記スイッチが特定の切り替え位
置にあるとき、可変抵抗器の設定に応じて任意のバイア
ス電圧を出力するようになっていることを特徴とするビ
デオカメラの電子アイリス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5265140A JPH07123325A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ビデオカメラの電子アイリス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5265140A JPH07123325A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ビデオカメラの電子アイリス回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07123325A true JPH07123325A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17413186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5265140A Pending JPH07123325A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | ビデオカメラの電子アイリス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123325A (ja) |
-
1993
- 1993-10-22 JP JP5265140A patent/JPH07123325A/ja active Pending
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