JPH07122636A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH07122636A
JPH07122636A JP26623493A JP26623493A JPH07122636A JP H07122636 A JPH07122636 A JP H07122636A JP 26623493 A JP26623493 A JP 26623493A JP 26623493 A JP26623493 A JP 26623493A JP H07122636 A JPH07122636 A JP H07122636A
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gas
contact hole
semiconductor device
aluminum
etching
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Eiichi Mitsusaka
栄一 三坂
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体装置の製造方法に関し、更に詳しくいえ
ば、半導体装置の多層配線の形成方法の改善に関する。 【構成】第1の配線層(12)上に絶縁膜(13)が形
成された上にレジスト膜(14)を選択形成する工程
と、Arガスよりも重い希ガスを含む混合ガスを用いて
前記絶縁膜(13)をエッチングし、開口部(16)を
形成して前記第1の配線層(12)を露出する工程と、
前記レジスト膜(14)を除去し、第2の配線層(1
7)を形成する工程とを有すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、更に詳しく言えば、半導体装置の多層配線の形成
方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】以下で従来例に係る半導体装置の製造方
法である多層配線を形成する方法について図面を参照し
ながら説明する。まず、図5に示すように、半導体基板
(1)上に形成された下層配線層である第1のアルミ層
(2)上にプラズマ酸化膜(3)、レジスト膜(4)を
順次形成し、選択露光・現像してのちにコンタクトホー
ルを形成する領域のレジスト膜(4)に開口部(4A)
を形成する。
【0003】次に、レジスト膜(4)をマスクにして流
量60SCCMのCF4 ガス、流量60SCCMのCHF3ガス,流
量800 〜1000SCCMのArガスの混合ガスを用い、RFパ
ワー800W,圧力1.7Torrの条件下でプラズマ酸化
膜(3)をエッチングして第1のアルミ層(2)を露出
し、コンタクトホール(6)を形成する(図6)。この
エッチング工程では、同時にAlがキャリアガスである
Arガスによってスパッタされ、Al化合物を含む堆積
物がコンタクトホールの側壁に付着してしまう。よっ
て、図7に示すように有機溶剤によってレジスト膜
(4)を除去しても、Al化合物を含む堆積物によって
形成されるアルミクラウン(5)と称するアルミの細管
がコンタクトホール(6)の内部に形成されてしまう。
【0004】このアルミクラウン(5)は、その後の上
層配線層である第2のアルミ層(7)のスパッタに悪影
響を及ぼすので、次工程でこれを除去する(図8)。次
いで、図9に示すように、スパッタによってアルミを積
層することで、上層配線層である第2のアルミ層(7)
を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法によると、コンタクトホール(6)を形成する
エッチング工程の際に、アルミクラウン(5)が形成さ
れてしまうために、これを除去する工程が必要になる。
この除去工程は、コンタクトホール(6)内部で露出し
ている第1のアルミ層(2)をエッチングしないように
軽く行う必要があるので、CF4 ガス+O2 ガスでのプ
ラズマエッチング工程→プラズマ+有機溶剤を用いたエ
ッチング工程→CF4 ガス+O2 ガスでのプラズマエッ
チング工程→プラズマ+有機溶剤を用いたエッチング工
程→アルカリ溶液を用いたエッチング工程といったよう
な煩雑な工程で除去する必要があり、多くの工程とそれ
に要する時間をアルミクラウンの除去工程に費やさなけ
ればならなかったという問題が生じていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の欠点
に鑑み成されたもので、第1の配線層(12)上に絶縁
膜(13)が形成された上にレジスト膜(14)を選択
形成し、Arガスよりも重い希ガスを含む混合ガスを用
いて前記絶縁膜(13)をエッチングして開口部(1
6)を形成して前記第1の配線層(12)を露出し、前
記レジスト膜(14)を除去することにより、アルミ原
子がスパッタされてコンタクトホール側壁にアルミクラ
ウンが形成されることを抑止し、工程数並びにそれに要
する時間を削減することが可能になる半導体装置の製造
方法を提供するものである。
【0007】
【作 用】本発明に係る半導体装置の製造方法によれ
ば、図1に示すように、KrやXeなどのArガスより
も重い希ガスを含む混合ガスを用いて絶縁膜(13)を
エッチングして開口部(16)を形成して第1の配線層
(12)を露出している。このため、Alのスパッタ効
果の少ない、Arよりも重い希ガスをArの代わりに用
いることにより、選択比を向上させ、コンタクトホール
側壁に付着する、Al化合物を含む堆積物を減少させる
ことが可能になる。
【0008】これにより、従来の方法で形成されていた
アルミクラウンが形成されなくなるので、これを除去す
るためのエッチング工程が不要になり、それに要してい
た工程数並びにそれに要していた時間を削減することが
可能になる。
【0009】
【実施例】以下で、本発明の実施例に係る半導体装置の
製造方法である多層配線を形成する方法について図面を
参照しながら説明する。まず、図1に示すように、シリ
コンなどからなる半導体基板(11)上に形成された下
層配線層であるAl-Si などの第1のアルミ層(12)上
にプラズマ酸化膜(13)、レジスト膜(14)を順次
形成し、選択露光・現像して、のちにコンタクトホール
を形成する領域のレジスト膜(14)に開口部(14
A)を形成する。
【0010】次に、流量60SCCMのCF4 ガス、流量6
0SCCMのCHF3ガス,流量800 〜1000SCCMのKrガスの混
合ガスを用い、RFパワー800W,圧力1.7Torrの
条件下で、レジスト膜(14)をマスクにしてプラズマ
酸化膜(13)をエッチングして第1のアルミ層(1
2)を露出し、コンタクトホール(16)を形成する
(図2)。
【0011】このとき、コンタクトホール(16)の内
壁には、図2に示すように、コンタクトエッチングによ
る微量な堆積物(15)が付着するが、Arよりも重い
希ガスであって、Alをスパッタする効果の少ないKr
ガスをキャリアガスとして用いているので、この堆積物
(15)の中にはAl化合物は殆ど含まれない。このた
め、Arガスをキャリアガスとして用いていた、従来の
方法によってコンタクトホールの内壁に形成されていた
アルミクラウンは形成されない。
【0012】次いで、有機溶剤によってレジスト膜(1
4)を除去する(図3)。この工程で殆ど堆積物(1
5)は除去される。その後、スパッタ法によってアルミ
を積層して、上層配線となる第2のアルミ層(17)を
形成することにより、コンタクトホール(16)でコン
タクトがとれる多層配線が形成される(図4)。以上説
明したように、本発明の実施例に係る半導体装置の製造
方法によれば、コンタクトエッチングの際に、Arより
も重い希ガスであって、Alをスパッタする効果の少な
いKrガスをキャリアガスとして用いているので、Ar
ガスをキャリアガスとして用いた場合にコンタクトホー
ル内に形成されていたアルミクラウンの形成を抑止する
ことが可能になる。
【0013】このため、従来必要であったアルミクラウ
ンを除去するためのエッチング工程が不要になり、それ
に要していた煩雑な工程を削減でき、それに要していた
時間が不要になるので、歩留りの向上にも大きく寄与す
る。なお、本実施例によれば、キャリアガスであるAr
よりも重い希ガスとしてKrガスを用いているが、本発
明はこれに限らず、例えばXeガスでも、同様の効果を
奏する。
【0014】また、本実施例において、第1、第2のア
ルミ層(12,17)はそれぞれ第1、第2の配線層の
一例であり、プラズマ酸化膜(13)は絶縁膜の一例で
ある。さらに、コンタクトホール(16)は開口部の一
例である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
装置の製造方法によれば、KrやXeなどのArガスよ
りも重い希ガスを含む混合ガスを用いて絶縁膜(13)
をエッチングして開口部(16)を形成しているので、
従来の方法で形成されていたアルミクラウンが形成され
なくなり、これを除去するためのエッチング工程が不要
になり、それに要していた工程数並びにそれに要してい
た時間を削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第1の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第2の断面図である。
【図3】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第3の断面図である。
【図4】本発明の実施例に係る半導体装置の製造方法を
説明する第4の断面図である。
【図5】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第1の断面図である。
【図6】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第2の断面図である。
【図7】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第3の断面図である。
【図8】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第4の断面図である。
【図9】従来例に係る半導体装置の製造方法を説明する
第5の断面図である。
【符号の説明】
(11) 半導体基板 (12) 第1のアルミ層(第1の配線層) (13) プラズマ酸化膜(絶縁膜) (14) レジスト膜 (14A) 開口部 (15) 堆積物 (16) コンタクトホール〔開口部〕 (17) 第2のアルミ層(第2の配線層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 N

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の配線層(12)上に絶縁膜(1
    3)が形成された上にレジスト膜(14)を選択形成す
    る工程と、 Arガスよりも重い希ガスを含む混合ガスを用いて前記
    絶縁膜(13)をエッチングし、開口部(16)を形成
    して前記第1の配線層(12)を露出する工程と、 前記レジスト膜(14)を除去し、第2の配線層(1
    7)を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007266291A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Tokyo Electron Ltd 半導体装置の製造方法、プラズマ処理装置及び記憶媒体。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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