JPH07122426B2 - 廃棄物燃料を使用する風力発電装置 - Google Patents

廃棄物燃料を使用する風力発電装置

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JPH07122426B2
JPH07122426B2 JP3335874A JP33587491A JPH07122426B2 JP H07122426 B2 JPH07122426 B2 JP H07122426B2 JP 3335874 A JP3335874 A JP 3335874A JP 33587491 A JP33587491 A JP 33587491A JP H07122426 B2 JPH07122426 B2 JP H07122426B2
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JP
Japan
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cylinder
horizontal
waste fuel
wind power
vertical cylinder
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JP3335874A
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JPH05149238A (ja
Inventor
昌典 中山
Original Assignee
デツク、インターナシヨナル株式会社
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

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  • Wind Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃棄物燃料を使用する
風力発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自然風をそのまま利用して行う風力発電
では、気象条件の影響が大きく、発電量が一定していな
い。従来、これを改善するいろいろの提案がなされてい
る。例えば、特開昭57−206781号公報は、垂直
筒体にその下端において風を全方向から導入し、該筒体
内に生じる上昇気流によって風力発電機を作動させるよ
うにした風力発電装置、さらに、上記垂直筒体を太陽熱
を利用して加熱して該筒体内の上昇気流を加速させるよ
うにした風力発電装置を記載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの風力
発電装置であってもやはり気象条件の影響を完全に免れ
ることができない。すなわち、垂直筒体が風を全方向か
ら導入するといっても自然風の風力が小さいときはその
筒体内に十分な上昇気流を生じないし、太陽照射が不十
分なときはその上昇気流を加速できないから、常に安定
した発電量を確保することが困難なものである。
【0004】本発明の主たる目的は、産業廃棄物や生活
廃棄物の燃焼熱により、通気路の垂直部分の上昇気流を
加熱して強制的に加速させ、それにともなって通気路の
水平部分に生じる吸引気流で風力発電機を作動させるよ
うにすることによって、自然風や太陽照射の強弱や有無
に関係なしに、安定した発電量を経済的に確保すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明風力発電装置の構
成は次のとおりである。地中に埋設した横置筒体2の一
端を、地面に開口設置した吸引開口4に接続するととも
に、地上に設立した垂直筒体1の下端と上記横置筒体2
の他端とを接続し、これによりL型の通気路3を形成し
ている。この通気路3の水平部分すなわち横置筒体2内
に、複数台の発電機用プロペラ6を直列設置し、その各
々を対応する風力発電機に接続している。上記垂直筒体
1の下側部外周に耐火構造壁体18により加熱室19を
囲繞形成し、その加熱室19の覆体20を煙道22を介
して煙突21に接続するとともに、垂直筒体1の下側部
内方に等間隔で複数本の加熱管23を縦設し、その各々
の上下端を上記加熱室19に接続開口している。垂直筒
体1の外方に設置した複数基の廃棄物燃料燃焼炉8の燃
焼室9と上記加熱室19とを火炎誘導路14で接続連通
している。
【0006】
【作用】L型の通気路の垂直部分を廃棄物燃料燃焼熱で
加熱することによって上昇気流が加速させられ、それに
ともなって、同通気路の水平部分の吸引気流もまた加速
されるので、その水平部分である横置筒体内に直列設置
した発電機用プロペラが回転し、対応する風力発電機に
所要の発電をさせる。上記の加熱を廃棄物燃料燃焼熱に
よって行うので、太陽熱による場合のような不安定さが
ないとともに、高価な化石燃料を使用するものではない
から経済的であり、かつ、産業廃棄物や生活廃棄物自体
の処理にもなる。
【0007】L型の通気路は、地中に埋設した横置筒体
と地上に設立した垂直筒体とで形成しているので、換言
すると、横置筒体を地中に埋設しているので、少なくと
もその分だけL型の通気路の垂直部分の長さ(高さ)を
長くでき、上昇気流を発生させ易いとともに、複数基の
廃棄物燃料燃焼炉や煙突等の関連設備を、垂直筒体の周
辺に設置するのに必要な地上スペースの確保に好適であ
る。また、発電用プロペラは、通気路の水平部分すなわ
ち横置筒体内に、複数台直列設置し、吸引気流で順次回
転させることができ、効率的である。
【0008】さらに、L型の通気路の垂直部分の加熱
は、垂直筒体の下側部外周に耐火構造壁体を囲繞して形
成した加熱室に、複数基の廃棄物燃料燃焼炉の燃焼室か
らの火炎を誘導送給して、しかも、垂直筒体内に縦設し
た複数本の加熱管により行うので、当該垂直部分すなわ
ち垂直筒体内の空気を、膨張させ質量を小さくして上昇
気流を急激に加速し、必然的に通気路の水平部分すなわ
ち横置筒体の空気流をも加速することになり、上記複数
台の発電用プロペラを回転し、所期の発電を行うことが
できる。
【0009】
【実施例】1は地上に設立した垂直筒体、2は地中に埋
設した横置筒体であって、横置筒体2の一端と垂直筒体
1の下端とが連続してL型の通気路3を形成している。
この通気路3は、垂直筒体1すなわち垂直部分の長さV
が、横置筒体2すなわち水平部分の長さHより大である
ことが好ましく、垂直部分の長さVが長いほど上昇気流
が発生し易く、また水平部分の長さHが短いほど吸引気
流が発生し易く有利である。4は横置筒体2の吸引開
口、5は垂直筒体1の上端開口である。
【0010】6は、通気路3の水平部分すなわち横置筒
体2内に設置した風力発電機7のプロペラで、この実施
例では所要の間隔をおいて3台架設しているが、さらに
増設することも、反対に適宜減らすこともできる。
【0011】8は、垂直筒体1の外方に設置した廃棄物
燃料燃焼炉で、この実施例では四方に所要の間隔をおい
て4基設置しているが、さらに増設することも、反対に
適宜減らすこともできる。
【0012】この廃棄物燃料燃焼炉8の構成は次のとお
りである。耐火構造壁により囲繞形成した燃焼室9が、
その下半部に、給気孔10と羽根11とを有する水冷構
造給気管12を回転自在に横架するとともに、さらにそ
の下方に灰排出スクリュー13を横架している。
【0013】燃焼室9は、その前壁上部に左右一対の火
炎誘導路14を備え、後側壁上部に同じく左右一対の送
風管15を貫設架設し、その各先端を燃焼室9の中央よ
り前壁寄りで上記各火炎誘導路14に対向させている。
また、送風管15の下側であってかつ給気管12の上側
において上記前壁に廃棄物燃料自動供給機構16を貫通
架設し、その内端16′を水冷構造給気管12の上方で
あって前壁寄りに位置させている。
【0014】廃棄物燃料自動供給機構16は、燃焼室9
の外方に設置のホッパ17内に堆積収容している各種の
産業廃棄物や生活廃棄物を、その燃焼室9へ適宜自動供
給するものである。燃焼室9に供給された廃棄物は、廃
棄物燃料自動供給機構16の内端16′から落下する際
から燃焼を始め、水冷構造給気管12の羽根11で掻き
混ぜられながらさらに燃焼するもので、その間、燃焼は
各給気孔10からの給気によって助長され、その火炎は
送風管15からの送風によって火炎誘導路14へ送り込
まれるようになっているものである。
【0015】次に、18は、垂直筒体1の下側部外周に
加熱室19を囲繞形成した耐火構造壁体、20はその加
熱室19の覆体、21は煙突で、この煙突21は覆体2
0に煙道22を介し接続している。23は、垂直筒体1
の下側部内方に等間隔で縦設した4本の加熱管で、各々
の上下端を加熱室19に接続開口させている。
【0016】横置筒体2の吸引開口4から吸引導入され
た空気は通気路3すなわち横置筒体2及び垂直筒体1内
を吸引気流,上昇気流となって流れ、垂直筒体1の上端
開口5から排出されものであるが、廃棄物燃料燃焼炉8
の燃焼室9において、廃棄物燃料を燃焼させると、その
火炎と熱気は火炎誘導路14から加熱室19に送り込ま
れるとともに、4本の加熱管23にも導入され、それに
よって、垂直筒体1内の当該部分の空気を加熱する。
【0017】この加熱による急激な温度上昇により、当
該分の空気は膨張し質量を小さくして通気路3内の上昇
気流を急激に加速させ、同時にその通気路3に吸引導入
される空気流をも加速する。その空気流で通気路3の水
平部分すなわち横置筒体2に設置したプロペラ6が回転
し、その回転エネルギーを風力発電機7で電気エネルギ
ーに変換発電するものである。
【0018】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば次の効果を奏すること明らかである。
【0019】通気路の垂直部分の加熱を廃棄物燃料燃焼
熱によって行うので、太陽熱による場合のような不安定
さがないとともに、高価な化石燃料を使用するものでは
ないから経済的に、かつ、産業廃棄物や生活廃棄物自体
の処理をしながら、所期の発電を行うことができる。
【0020】通気路の水平部分を形成する横置筒体を地
中に埋設しているので、少なくともその分だけL型の通
気路の垂直部分の長さ(高さ)を長くでき、上昇気流を
発生させ易いとともに、複数基の廃棄物燃料燃焼炉や煙
突等の関連設備を、垂直筒体の周辺に設置するのに必要
な地上スペースの確保に好適である。また、発電用プロ
ペラは、通気路の水平部分すなわち横置筒体内に、複数
台直列設置し、吸引気流で順次回転させることができ、
効率的である。
【0021】さらに、通気路の垂直部分の加熱は、垂直
筒体の下側部外周に耐火構造壁体を囲繞して形成した加
熱室に、複数基の廃棄物燃料燃焼炉の燃焼室からの火炎
を誘導送給して、しかも、垂直筒体内に縦設した複数本
の加熱管により行うので、当該垂直部分すなわち垂直筒
体内の空気を、膨張させ質量を小さくして上昇気流を急
激に加速し、必然的に通気路の水平部分すなわち横置筒
体の空気流をも加速することになり、上記複数台の発電
用プロペラを最も強力に回転させることができ、廃棄物
燃料燃焼を続けるかぎり、気象条件によって左右される
ことなく、常に安定した発電量を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明廃棄物燃料を使用する風力発電装置の実
施例の概略説明図である。
【図2】同上の要部の横断面図である。
【図3】同上の廃棄物燃料燃焼炉の断面図である。
【符号の説明】
1 垂直筒体 2 横置筒体 3 通気路 4 吸引開口 5 上端開口 6 プロペラ 7 風力発電機 8 廃棄物燃料燃焼炉 9 燃焼室 10 給気孔 11 羽根 12 水冷構造給気管 13 灰排出スクリュー 14 火炎誘導路 15 送風管 16 廃棄物燃料自動供給機構 16′ 内端 17 ホッパ 18 耐火構造壁体 19 加熱室 20 覆体 21 煙突 22 煙道 23 加熱管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設した横置筒体の一端を、地面に
    開口設置した吸引開口に接続するとともに、地上に設立
    した垂直筒体の下端と上記横置筒体の他端とを接続し、
    これによりL型の通気路を形成していること、 この通気路の水平部分すなわち横置筒体内に、複数台の
    発電機用プロペラを直列設置し、その各々を対応する風
    力発電機に接続していること、 上記垂直筒体の下側部外周に耐火構造壁体により加熱室
    を囲繞形成し、その加熱室の覆体を煙道を介して煙突に
    接続するとともに、垂直筒体の下側部内方に等間隔で複
    数本の加熱管を縦設し、その各々の上下端を上記加熱室
    に接続開口していること、 垂直筒体の外方に設置した複数基の廃棄物燃料燃焼炉の
    燃焼室と上記加熱室とを火炎誘導路で接続連通している
    ことを特徴とする廃棄物燃料を使用する風力発電装置。
JP3335874A 1991-11-27 1991-11-27 廃棄物燃料を使用する風力発電装置 Expired - Lifetime JPH07122426B2 (ja)

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JPH05149238A JPH05149238A (ja) 1993-06-15
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JP2015004278A (ja) * 2013-06-19 2015-01-08 株式会社落雷抑制システムズ 排気エネルギー回収装置
JP5635652B1 (ja) * 2013-06-19 2014-12-03 株式会社落雷抑制システムズ 風力発電装置

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JPS5193907A (ja) * 1975-02-14 1976-08-18
JPS5925091A (ja) * 1982-08-04 1984-02-08 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd トルネ−ド式風力発電装置
JPS6264882U (ja) * 1985-10-14 1987-04-22

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