JPH07122390A - 蛍光灯電子安定器 - Google Patents

蛍光灯電子安定器

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Publication number
JPH07122390A
JPH07122390A JP27021493A JP27021493A JPH07122390A JP H07122390 A JPH07122390 A JP H07122390A JP 27021493 A JP27021493 A JP 27021493A JP 27021493 A JP27021493 A JP 27021493A JP H07122390 A JPH07122390 A JP H07122390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
fluorescent lamp
dimming
oscillation
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP27021493A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Niinai
勝彦 二井内
Koichi Kobayashi
公一 小林
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 調光度が60%以下の状態のおいて、確実な
始動、安定した点灯維持を可能に出来る上、大きな省電
力効果の得られる低コストの蛍光灯電子安定器を提供す
ること。 【構成】 ラジオノイズ防止回路2、倍電圧整流回路3
を介して発振回路5が接続されており、倍電圧整流回路
3と発振回路の間に蛍光ランプの負荷回路6が接続れて
いる。発振回路5は、制御信号発生回路4によって制御
され、この発生回路4は調光制御回路7に接続されてい
る。また、調光制御回路7は、信号発生回路8によって
も制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光ランプ点灯装置に関
し、特に蛍光ランプを高周波インバータで点灯させる他
励方式の蛍光灯電子安定器に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波インバータによる蛍光ランプの点
灯装置は、他励方式のものが周波数可変で多段調光や連
続調光が、容易に低コストでできる等の利点から賞用さ
れており、その基本的回路例を図2より説明する。図2
における1は、100Vの商用交流電源、2は外部から
の高周波ノイズや雷サージを吸収するとともに、点灯回
路から外部へラジオノイズが洩れるのを防止するために
コイルLp、コンデンサC1〜C4にて構成されたラジ
オノイズ防止回路、3は2個の整流器D1,D2と平滑
コンデンサC5,C6及び放電抵抗R1,R2からなる
倍電圧整流回路、4は制御用IC1からなる制御信号発
生回路、5は制御信号発生回路4からの信号を受けて発
振するトランジスタTr1,Tr2からなる他励方式発
振回路、6は共振コンデンサC7,チョークコイルL
H,LAMよりなる蛍光ランプ負荷回路、7は調光用端
子TをAC100Vに接続することにより負荷LAMP
の明るさを変化させるための調光制御回路である。
【0003】制御信号発生回路4は、直流電圧+12V
が印加されると駆動して、発振回路5に正のパルス信号
と負のパルス信号を発振駆動制御信号として交互に出力
するIC半導体部品である。発振回路5は、第1トラン
ジスタTr1と第2トランジスタTr2及びパルストラ
ンスTr5を有し、パルストランスTr5の一次巻線N
1に制御信号発生回路5からの負のパルス信号が加わ
り、パルストランスTr5の二次巻線N3に誘起される
電圧で第2トランジスタTr2がオンする。この第1、
第2トランジスタTr1,Tr2のオン・オフが交互に
繰り返されて、発振回路5が動作し、負荷回路6が動作
し蛍光ランプLAMPが点灯する。この点灯は、第1ト
ランジスタTr1がオンしたときに第1トランジスタT
r1からチョークコイルLH、蛍光ランプ(LAMP)
に流れる電流I1と第2トランジスタTr2がオンした
ときに蛍光ランプ(LAMP)からチョークコイルL
H、第2トランジスタTr2を流れる電流I2にて行な
われる。この時、調光端子Tを100V端子に接続する
と、調光制御回路7が動作し、制御トランジスタTr3
がオンし抵抗R28を制御信号発生回路4のIC1へ接
続し、制御信号周波数を高くする。この出力パルスによ
り発振回路5の発振周波数も高くなり、チョークコイル
(LH)により制限が強まったランプ電流I1,I2が
減少し、蛍光ランプの明るさは調光され暗くなる。
【0004】このような回路を組み込んだ、照明器具
は、2段階調光付として、市場において主流をしめてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記点灯装置において
は、全光点灯(100%明るさ)と調光点灯(100%
以下の明るさ)の二段階の点灯状態を現出している。そ
の方法は全光点灯と調光点灯の時とは、発振周波数を切
換えることで、蛍光ランプに流れる電流をチョークLH
により規制させて実現している。これを式で表すと、
【0006】
【数1】
【0007】このような装置において、全光状態におけ
る蛍光ランプの始動(低温始動、90%電圧始動)や点
灯状態(ランプ電流)を最適となるような、チョークL
H、コンデンサC7を選択することになり調光状態にお
ける始動やランプ寿命、点灯中の立ち消えというような
悪影響がある。従って現状では充分な調光状態(60%
以下の明るさ)を得ることが出来ず、70%程度の調光
状態までが許容限界となっている。
【0008】このため、大きな省電力効果が期待でき
ず、また機能面での明るさの変化が少なく、商品性に欠
ける面があった。
【0009】それ故に、本発明の目的は60%以下の明
るさにおいて、確実な始動、安定した点灯状態の持続が
可能となる上、大きな省電力効果の得られる低コストの
高周波インバータ点灯方式の蛍光灯電子安定器を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は上述の
目的を達成するために、更に信号発生回路を設けて、調
光状態(60%以下明るさ)にしたとき、この信号発生
回路により、制御信号回路に変調信号を与えて、変動幅
(例えば50KHz〜70KHz)の発振周波数により
決められるランプ電流で蛍光ランプを点灯させるもの
で、ラジオノイズ防止回路、倍電圧整流回路、制御信号
発生回路、発振回路、負荷回路、調光制御回路とで構成
したことを特徴とする。全光状態で最適発振周波数、例
えば60KHzに設定し、調光状態において、例えば5
0KHz〜70KHzの変動幅で発振をさせると、調光
状態でありながら必ず最適発振周波数60KHzを通過
するため、安定した点灯が維持できることとなり、60
%以下の明るさにすることが出来、省電力効果、商品性
の向上に大きく寄与するものである。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1を参
照して説明する。図1は、この発明の蛍光灯電子安定器
の一実施例を示す回路図、図3は図1に示した実施例の
調光時における蛍光ランプにかかる発振周波数の変化状
態を示す図である。
【0012】図1に示す蛍光灯電子安定器は、照明器具
等に用いる蛍光ランプの負荷回路6、その直流電源を作
るための倍電圧整流回路3、負荷回路6に始動及び点灯
維持のための高周波電圧を加えるための他励方式発振回
路5、他励方式発振回路5を動作させるための制御信号
発生回路4、調光用端子TをAC100Vに接続するこ
とにより制御信号発生回路4の制御用IC1に信号を与
えて発振周波数を変え、他励方式発振回路5を介して、
負荷回路6に調光時の高周波電圧を与えるための調光制
御回路7、調光制御回路7が働いたとき、制御信号発生
回路の発振周波数を、ある幅で振らそうとするための信
号発生回路8、外来ノイズ及び電子安定器からの外部へ
のノイズの流出を防止するためのノイズ防止回路2、電
源入力部1、等から構成される。
【0013】電子安定器に於いて、調光機能を有し例え
ば100%又は60%の2段階切り替え方式としたと
き、100%の場合に全ての特性を満足させたとする
と、60%の場合には、なんらかの不都合な項目がでて
くる。特に問題となるのは、低温時の始動、点灯の維持
(立ち消え)が不安定となり、調光度が深くなるほど
(ランプ電源を絞っていくため)この傾向が増す。今、
調光度100%(全光時)の時、発振周波数が60KH
zであったとすると、この時が各特性において最良の状
態となるように設定される。この状態で調光度60%に
すると仮定したとき、発振周波数は、相当高い位置(例
えば75KHz)へ移動してしまう。このため、特性の
最良の状態から逸脱してしまうため、上記の不都合が生
じる。
【0014】図3は、調光度が深いとき、特性の最良状
態を、ある周期を持って通過させようとした状態を図示
したものである。これによって上記欠点であった低温時
の特性が大きく改善された。
【0015】次に、図1に基づいてこれらの回路の構成
と動作について、簡単に説明する。倍電圧整流回路3
は、ダイオードD1→コンデンサC5及びコンデンサC
6→ダイオードD2のルートで整流され、コンデンサC
5,C6の電圧を加算した倍電圧240Vの直流電源と
して準備される。この時、抵抗R1,R2はコンデンサ
C5,C6の放電抵抗である。
【0016】他励方式発振回路5は、スイッチングトラ
ンジスタTr1,Tr2と発振トランスTrfとで構成
されており、制御信号発生回路4より送られてくる矩形
波信号を発振トランスTrfで受けて二次側へ変換して
スイッチングトランジスタTr1,Tr2のゲートへ加
えて、これを交互に、オン、オフさせて、240V直流
電圧を高周波AC電圧に変換して、蛍光ランプの負荷回
路に供給する。コンデンサC7,C8は、スイッチング
トランジスタTr1,Tr2にかかるノイズを吸収する
ためのものであり、トランスTrfとトランジスタTr
1,Tr2間に入るダイオードD3,D4、コンデンサ
C9,C10、抵抗R3〜R8は、発振信号の波形修正
とトランジスタのゲート保護用である。制御信号発生回
路4は、スイッチング・レギュレータ・コントロールI
C1を用いて、抵抗R18、コンデンサC13によって
決められた周波数(例えば、60KHz)で発振し、矩
形波信号を他励方式発振回路5の発振トランスTrfの
一次側へ供給して、発振動作を開始させる。信号発生回
路8は、タイマー回路IC2を用いて、単安定発振回路
を作り、抵抗R24,25,26,27及びコンデンサ
C16によって決められた周波数(例えば200KH
z)の矩形波信号(図4)を発生させ抵抗R24を通じ
て、トランジスタTrf4のベースに加えられ、次の波
形修正を行なう。加えられた信号の電圧が、0レベルの
時には、トランジスタTr4はオフ状態となり、コンデ
ンサC15は、抵抗R22→ダイオードD8のルートで
急速に充電される。次に信号の電圧が、Hiレベル(例
えば12V)の時には、トランジスタTr4はオフ状態
となり、コンデンサC15に充電された電圧は、抵抗R
21→トランジスタTr4→アースのルートで放電され
て、鋸歯状波信号(図5)が発生し、抵抗R18を通じ
て増幅用IC4に加えられて、出力された信号電圧が、
トランジスタTr3のエミッターに加えられる。この状
態で負荷蛍光ランプは、調光度100%(全光時)で点
灯している。
【0017】次に、調光度60%(調光時)で点灯させ
ようとするときは、調光制御回路7の入力調光端子を1
00Vラインへスイッチを介して接続する。抵抗R10
→ダイオードD5→コンデンサC11のルートで直流電
圧が造られ、ダイオードD7を通じてオペアンプIC3
の+端子に加えられる。一方、このオペアンプIC3の
−端子には、抵抗R16,17で分割された基準電圧が
加えられている。+端子に加えられた電圧が、この基準
電圧を越えるとIC3の出力端子に信号発生し、抵抗R
29を通じて、トランジスタTr3のベースに電圧を加
えてオン状態にし、制御信号発生回路4と信号発生回路
8とを結合する。このため、スイッチング・レギュレー
タ・コントロールIC1の、発振周波数を決める端子6
につながる抵抗R28が0V〜12Vの間を、図5に示
すような鋸歯状波で振られてその出力発振周波数は図3
の如く大幅な範囲に振ることが出来、調光時における負
荷蛍光ランプの不安定さ(低温時の始動、点灯時の立ち
消え)がなくなるような特性の最良状態を、ある周期を
持って通過させることが出来る。
【0018】蛍光ランプ負荷回路6は、倍電圧整流回路
のコンデンサC5,C6の中間と発振トランジスタTr
1,Tr2の中間に蛍光ランプLAMPと電流制御用チ
ョークコイルLHとが直列に配置されている。更に、蛍
光ランプLAMPには始動用コンデンサC7が並列に配
置される。この状態で、発振回路から供給される高周波
電圧が加わると、チョークコイルLH→フィラメントF
1→コンデンサC7→フィラメントF2のルートでフィ
ラメント予熱電流が流れると同時に、チョークコイルL
Hとの共振作用で、コンデンサC7両端に発生する高い
電圧で、蛍光ランプは点灯する。この時の最適発振周波
数が、この場合60KHzである。
【0019】ノイズ防止回路2は、外来ノイズ(電波ノ
イズ、雷サージ等)吸収のため、金属酸化物バリスター
(MOV)とコンデンサC1とが並列に配置されてい
る。更に、電子安定器自身から、発生する高周波ラジオ
ノイズを、外部へ漏らさないよう阻止するために、コン
デンサC1,チョークコイルLF,コンデンサC2とコ
ンデンサC3+C4が配置されている。電源入力部1
は、何らかの異常が発生したときに、最小被害にくい止
めるためのヒューズが、配置されている。その他、上記
説明以外の抵抗及びコンデンサは、誤動作防止のための
ノイズ吸収作用である。また、+12Vとある端子に
は、別にIC駆動用の直流電源があり、これより基準電
圧、トランジスタ駆動用として電圧が供給されている。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、蛍光ランプの明る
さを、2段階以上変化させて使用する装置の場合、1つ
の段階の始動性、ランプ維持性、更にランプ寿命を満足
させてやると、他の段階を大きく変化させるとこれらを
維持出来なくなる。本発明は、第1のパルス発生回路に
よる最適条件を大きく変えるような2段階目の条件を付
したとしても、第2のパルス発生回路によって、必ず最
適条件を通るように幅を持たせる発振をさせるようにし
たため、低コスト回路で60%以下の明るさが実現で
き、省電力効果及び商品性の増大という結果を有するこ
とが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蛍光ランプ点灯装置の実施例を示
す回路である。
【図2】従来の点灯装置の実施例を示す回路である。
【図3】発振周波数の変化状態図である。
【図4】信号発生回路の矩形波信号図である。
【図5】信号発生回路の鋸歯状波信号図である。
【符号の説明】
1 AC100V商用交流電源 2 ラジオノイズ防止回路 3 倍電圧整流回路 4 制御信号発生回路 6 蛍光ランプ負荷回路 7 調光制御回路 8 信号発生回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号発生回路とその発生した信号に
    より発振して、その発振周波数により決まるランプ電流
    で蛍光ランプを点灯させる発振回路を具えた他励方式の
    蛍光ランプ点灯装置に、更に信号発生回路を設けて、調
    光状態としたとき、この信号発生回路により制御信号回
    路に変調信号を与えて、変動幅のある発振周波数により
    決められるランプ電流で蛍光ランプを点灯させるように
    した蛍光灯電子安定器。
JP27021493A 1993-10-28 1993-10-28 蛍光灯電子安定器 Pending JPH07122390A (ja)

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JP27021493A JPH07122390A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 蛍光灯電子安定器

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JP27021493A JPH07122390A (ja) 1993-10-28 1993-10-28 蛍光灯電子安定器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277705A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置及び照明器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010277705A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置及び照明器具

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