JPH0712193A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

トロイダル型無段変速機

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JPH0712193A
JPH0712193A JP14892293A JP14892293A JPH0712193A JP H0712193 A JPH0712193 A JP H0712193A JP 14892293 A JP14892293 A JP 14892293A JP 14892293 A JP14892293 A JP 14892293A JP H0712193 A JPH0712193 A JP H0712193A
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continuously variable
shaft
type continuously
power
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Seiji Ezaki
誠司 江崎
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】変速機出力軸がトロイダル部側で支持されるよ
うにし、両ディスクに対するローラの接触精度を確保し
て動力伝達効率の向上を図ると共に、変速機ケース外で
の構成部品の組付けを可能にして組付け忘れや誤組付け
の確認および調整を簡単に行う。 【構成】各ディスク34,35,37,38 に跨がって接触するパ
ワーローラ36,39 を、トラニオン45の油圧シリンダ59に
よる変位によって傾動させることにより、上記各ディス
ク34,35,37,38 に対するパワーローラ36,39 の接触点を
変化させて変速機出力軸31に対する変速比を無段階に変
更するトロイダル型無段変速機3 において、上記油圧シ
リンダ59を、トロイダル型無段変速機3 を覆う変速機ケ
ース4 とは別体のシリンダボディ61に取付け、該シリン
ダボディ61に、上記変速機出力軸31を回転自在に支持す
る軸受91,92 を一体的に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロイダル型無段変速
機に関し、詳しくは、入力ディスクおよび出力ディスク
を貫通する動力伝達軸の軸受の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トロイダル型無段変速機は、例
えば、特開平1−193454号公報に開示されるよう
に、入力ディスクおよび出力ディスクと、該両ディスク
を貫通支持する動力伝達軸と、上記両ディスクに跨がっ
て接触するローラと、該ローラを支持する支持部材と、
該支持部材を変位させるアクチュエータとを備え、上記
支持部材の変位によりローラを傾動、つまり両ディスク
へのローラの接触点を変化させることにより、エンジン
の動力を入力ディスクからローラを介して出力ディスク
に伝達し、ローラの接触点(傾動)に応じて変速比を無
段階に変更した状態でエンジンの動力を動力伝達軸に伝
達するようにしている。
【0003】そして、上記動力伝達軸を回転自在に支持
する軸受は、トロイダル型無段変速機を覆う変速機ケー
スに一体的に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ローラには
動力伝達時に反力が作用するため、この反力が支持部材
を介してアクチュエータに作用し、該アクチュエータが
取付けられている部材が変形する恐れがある。
【0005】その場合、両ディスクを貫通支持する動力
伝達軸が、アクチュエータ取付用の部材とは別体の変速
機ケースに一体的に設けた軸受に支持されているので、
アクチュエータ取付用の部材が変形すると、該アクチュ
エータ取付用の部材と、変速機ケースとの間に相対的な
変位差が生じることになる。
【0006】このため、動力伝達軸側の両ディスクと、
アクチュエータ取付用の部材側のローラとの間にも相対
的な変位差が生じ、両ディスクに対するローラの接触精
度が悪化して、動力の伝達効率に悪影響を及ぼすことに
なる。
【0007】また、動力伝達軸が変速機ケースの軸受に
支持されていると、ローラ、ローラ支持用の支持部材お
よびアクチュエータ取付用の部材などを変速機ケース内
で組付けねばならず、これらの構成部品の組付作業が非
常に煩わしいものとなる。しかも、変速機ケース内にお
いて上記の構成部品を組付けることによって両ディスク
を含むトロイダル部の組付作業が完了するが、この状態
では、動力伝達軸が隠れてしまうため、その動力伝達軸
近傍に組付けられる構成部品の組付け忘れや誤組付けの
確認ができず、また、両ディスクに対するローラの接触
状態の調整ができないなどの不具合を有している。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、動力伝達軸がトロイダル
部側で支持されるようにし、両ディスクに対するローラ
の接触精度を良好に確保して動力伝達効率の向上を図る
とともに、変速機ケース外での各構成部品の組付けを可
能にして構成部品の組付け忘れや誤組付けの確認および
両ディスクに対するローラの接触状態の調整を容易に行
えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、入力ディスクおよび出力ディ
スクと、該両ディスクを貫通支持する動力伝達軸と、上
記両ディスクに跨がって接触するローラと、該ローラを
支持する支持部材と、該支持部材を変位させるアクチュ
エータとを備え、上記支持部材の変位により上記両ディ
スクへの接触点を変化させるようにローラを傾動させ
て、エンジン出力の動力伝達軸に対する変速比を無段階
に変更するようにしたトロイダル型無段変速機を前提と
する。そして、上記アクチュエータを、上記トロイダル
型無段変速機を覆う変速機ケースとは別体の部材に取付
け、該部材に、上記動力伝達軸を回転自在に支持する軸
受を一体的に設ける構成としたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、本発明では、動力伝達軸を
支持する軸受は、アクチュエータが取付けられる,変速
機ケースとは別体の部材に一体的に設けられているの
で、ローラに動力伝達時に作用する反力によってアクチ
ュエータ取付用の部材を変形させたとしても、動力伝達
軸側の両ディスクと、アクチュエータ取付用の部材側の
ローラとの間に相対的な変位差が生じることがなく、両
ディスクに対するローラの接触精度が良好に保たれ、動
力が無駄なく確実に伝達される。
【0011】しかも、動力伝達軸がアクチュエータ取付
用の部材に設けた軸受により支持されていることから、
変速機ケース外で、両ディスクを含む動力伝達軸近傍の
構成部品を、ローラ、ローラ支持用の支持部材およびア
クチュエータ取付用の部材などと共に組付けることがで
き、構成部品の組付け忘れや誤組付けの確認が容易に行
える上、両ディスクに対するローラの接触状態の調整が
容易に行える。
【0012】
【発明の効果】以上の如く、本発明におけるトロイダル
型無段変速機によれば、動力伝達軸の軸受をアクチュエ
ータ取付用の部材に一体的に設け、動力伝達時のアクチ
ュエータ取付用の部材の変形による,両ディスクとロー
ラとの間の相対的な変位差を解消するので、両ディスク
に対するローラの接触精度を良好に確保しつつ、動力伝
達効率の向上を図ることができる。しかも、変速機ケー
ス外でのトロイダル部の組付けを可能にして、組付後の
構成部品の確認、および両ディスクに対するローラの接
触調整をそれぞれ容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図3および図4は本発明の実施例に係るト
ロイダル型無段変速機を備えた変速装置を示し、この変
速装置TMには、第1〜第4気筒C1〜C4を備えたエ
ンジン1からの動力(出力)を前進用出力または後進用
出力に適宜切換える前後進切換機構2と、上記エンジン
1からの動力を変速するトロイダル型無段変速機3とが
設けられている。そして、上記前後進切換機構2はトロ
イダル型無段変速機3に対して直列、つまり前後進切換
機構2およびトロイダル型無段変速機3が変速機ケース
4内においてエンジン出力軸5と同軸上に配されるよう
になっている。
【0015】ここで、変速装置TMの具体的な構成を説
明する。
【0016】先ず、前後進切換機構2について説明する
が、この前後進切換機構2は、実質的に、エンジン1の
動力伝達可能に配された入力シャフト11と、前進用ク
ラッチ12と、後進用ブレーキ13と、後進用プラネタ
リギヤ14と、トロイダル型無段変速機3にカウンタシ
ャフト15を介してエンジンの動力を伝達する入力ギヤ
16とを備えている。
【0017】上記前進用クラッチ12は、上記入力シャ
フト11と入力ギヤ16との間に設けられ、その締結時
に入力シャフト11を介したエンジン出力を前進用動力
として入力ギヤ16に伝達するようにしている。また、
上記後進用ブレーキ13は、上記変速機ケース4と後進
用プラネタリギヤ14のリングギヤ21との間に設けら
れ、その締結時にリングギヤ21の回動を停止させて、
後進用プラネタリギヤ14に入力シャフト11を介して
入力されたエンジン出力を、後述するサンギヤ22より
後進用動力として入力ギヤ16に伝達するようにしてい
る。さらに、上記後進用プラネタリギヤ14は、上記リ
ングギヤ21と、入力シャフト11にスプライン結合さ
れたサンギヤ22と、上記入力ギヤ16にスプライン結
合されたキャリア23と、該キャリア23に回動自在に
支持されたピニオンギヤ14dとからなる。そして、上
記カウンタシャフト15は、前後端に夫々カウンタギヤ
15a,15bを有してなり、その前側のカウンタギヤ
15aと入力ギヤ16との間には、カウンタシャフト1
5の回転方向を入力ギヤ16の回転方向と一致させる中
間ギヤ17が介在される。また、上記入力シャフト11
は、その前端がエンジン出力軸5の後端に固着される。
【0018】次いで、トロイダル型無段変速機構3を説
明するが、このトロイダル型無段変速機3は、図1にも
示すように、前後進切換機構2の入力シャフト11(エ
ンジン出力軸5)に対しその後方にて同軸上に配され、
変速機ケース4内後側(図1では右側)を延びる動力伝
達軸としての変速機出力軸31と、該変速機出力軸31
上に配設された第1のトロイダル型無段変速ユニット3
2と、該第1のトロイダル型無段変速ユニット32の図
1の右方に配設された第2のトロイダル型無段変速ユニ
ット33とを備えている。
【0019】上記第1の無段変速ユニット32は、変速
機出力軸31に回転自在に挿通された入力ディスク34
と、該入力ディスク34の図1左方に対向配置された出
力ディスク35とを備え、該出力ディスク35は、変速
機出力軸31にスプライン結合されている。上記両ディ
スク34,35間には、該両ディスク34,35が各々
形成するトロイダル面34a,35aに跨がって接する
パワーローラ36が配置される。
【0020】同様に、第2の無段変速ユニット33は、
上記と同様の入力ディスク37と、該入力ディスク37
の図1右方に配置された出力ディスク38と、該両ディ
スク37,38のトロイダル面37a,38aに跨がっ
て接するパワーローラ39とを備える。該入力ディスク
37は、その背面が上記第1の無段変速ユニット32の
入力ディスク34の背面と対向して配置されている。上
記一対の入力ディスク34,37の背面同士の間に形成
された空間には、中間ディスク40が配置される。該中
間ディスク40と、各入力ディスク34,37とには、
これらが対向する側面に複数のカム溝(図示せず)が形
成され、該各カム溝には各々ローディングカム41,…
が配設される。また、上記中間ディスク40の外周に
は、入力ギヤ16から中間ギヤ17およびカウンタシャ
フト15を介して伝達されたエンジンの動力を上記一対
の入力ディスク34,37に伝達するヘリカルギヤより
なる動力伝達ギヤ42が一体形成され、該動力伝達ギヤ
42には、上記後側のカウンタギヤ15bとの噛み合い
によってエンジン出力軸5からの動力が伝達される。上
記各カム溝は、中間ディスク40と各入力ディスク3
4,37とが相対回転した時、相対変位量が多いほど各
カム41を入力ディスク34,37側に押付ける押付力
を増大させる形状に形成される。従って、エンジン動力
は、中間ディスク40から順次カム41,…、入力ディ
スク34,37、パワーローラ36,39を経て出力デ
ィスク35,38に伝達された後、変速機出力軸31に
伝達される。
【0021】上記各トロイダル無段変速ユニット32,
33の各パワーローラ36,39は、各々、偏心軸4
4,44を経て支持部材としてのトラニオン45,45
に回転自在に取付けられている。該各トラニオン45
は、その下端部に上下方向に延びて配置した軸部材46
に固定支持され、該軸部材46を上下方向に変位させる
ことにより、トラニオン45を上下方向に変位させて、
変速比を無段階に変更するように構成している。この場
合、パワーローラ36,39の傾動に伴う各トラニオン
45の軸回りの回動を許容すべく、各トラニオン45の
上端部は、変速機ケース4にリンクポスト48で取付け
た支持部材49により球面軸受50で軸方向に回動自在
に支持されると共に、下端部は、後述する油圧シリンダ
59のシリンダボディ61にリンクポスト52で取付け
た支持部材53により球面軸受54で回動自在に支持さ
れる。
【0022】上記軸部材46は、その下端部が図3に示
すように、シリンダボディ61の下方に配置したアッパ
およびロアハウジング55,56の凹所57に回転およ
び上下移動自在に軸受58で支持されていると共に、該
軸部材46の略中間位置には、該軸部材46を上下移動
させるアクチュエータとしての油圧シリンダ59が接続
されている。該油圧シリンダ59は、変速機ケース4に
ボルト60で取付固定した,アクチュエータが取付けら
れる部材としてのシリンダボディ61と、該シリンダボ
ディ61に形成した内方に突出する突出部61aを上下
に挟んだ状態で中芯部が軸部材46に嵌挿されて固定さ
れたピストン62とを備えている。上記ピストン62と
シリンダボディ61の突出部61aとにより上下に一対
の油圧室63,64が形成され、上側の油圧室63への
油圧の供給により軸部材46を図3上方に移動させる一
方、逆に下側の油圧室64への油圧の供給により軸部材
46を図3下方に移動させる構成である。
【0023】上記アッパおよびロアハウジング55,5
6には、上記各油圧シリンダ59の油圧室63,64へ
の作動油の供給を制限して変速を行う変速制御装置65
が配置される。すなわち、アッパハウジング55には、
油圧源(図示せず)からの油圧が供給される供給油路6
6と、上記各油圧シリンダ59の油圧室63,64に各
々連通する第1油路67および第2油路68が形成され
ている。また、ロアハウジング56には、油圧コントロ
ールバルブ69が配置されている。該バルブ69は、ロ
アハウジング56の中央部を水平方向に穿設した中空部
の外壁をバルブボディ70とし、該バルブボディ70内
に摺動自在に配置したスリーブ71と、該スリーブ71
内に摺動自在に配置したスプール72とを備える。上記
スリーブ71には、上記供給油路66並びに第1および
第2油路67,68に対応する第1〜第3のポート71
a〜71cが形成され、スリーブ71の移動に応じて供
給油路66の油を第1ポート71aからスプール72お
よび第2ポート71bを経て第1油路67に、又はスプ
ール72および第3ポート71cを経て第2油路68に
連通する構成である。
【0024】上記スリーブ71の図3左端部近傍には、
ピン部材73が連結され、該ピン部材73にはスリーブ
71内に配置した駆動部材74を経て変速機ケース4下
部に配置したオイルパン75の縦壁部に取付けたステッ
ピングモータ76の回転軸76aが連結されていて、該
モータ76の回転に応じてスリーブ71を図3左右方向
に摺動させる構成である。
【0025】更に、上記スプール72の図3右端には、
パワーローラ36,39の傾動をフィードバックするフ
ィードバック機構77が配置される。該フィードバック
機構77は、第2無段変速ユニット33のトラニオン4
5の軸部材46に固定配置したプリセスカム78と、該
プリセスカム78に形成した傾斜面78aに先端が係合
する第1アーム79と、該第1アーム79が回転自在に
支持された回転軸80と、該回転軸80に回転自在に支
持されて上記油圧コントロールバルブ69のスプール7
2の図3右端に係合する第2アーム81と、上記スプー
ル72の図3左方とピン部材73との間に縮装された圧
縮コイルスプリング82とからなり、スリーブ71の移
動に応じた油圧シリンダ59への油供給により軸部材4
6が上下方向に移動してパワーローラ36,39が傾動
すると、上記軸部材46の上下移動に応じてフィードバ
ック機構77の第1および第2アーム79,81が時計
方向又は反時計方向に回動して、スプール72がスリー
ブ71と同方向に移動することにより、供給油路66と
これに連通した第1又は第2油路67,68との連通を
遮断して、パワーローラ39の傾動位置が目標位置に達
した状態で油圧シリンダ59への供給源を停止するよう
に構成している。
【0026】そして、本発明の特徴部分として、図2に
も示すように、上記油圧シリンダ59は、上述の如く変
速機ケース4にボルト60により締結された,上記変速
機ケース4とは別体の部材となるシリンダボディ61に
設けられ、このシリンダボディ61には、上記変速機出
力軸31を回転自在に支持する軸受91,92が一体的
に設けられている。上記シリンダボディ61は、上記バ
ルブボディ70の上方にてオイルパン75の上縁を蓋状
に仕切るように配されており、上記各軸受91,92
は、上記各出力ディスク35,38前後方に対応するシ
リンダボディ61上より各出力ディスク35,38を迂
回しつつ変速機出力軸31の上方位置まで延びる正面視
で略三角形状に形成されている。そして、上記変速機出
力軸31は、前側の軸受91に対してローラベアリング
93を介して挿通支持されている一方、後側の軸受92
に対してボールベアリング94を介して挿通支持されて
いる。
【0027】したがって、上記実施例では、変速機出力
軸31を支持する軸受91,92は、油圧シリンダ59
を取付ける,変速機ケース4とは別体のシリンダボディ
61に一体的に設けられているので、パワーローラ3
6,39に動力伝達時に作用する反力によってシリンダ
ボディ61を変形させたとしても、変速機出力軸31側
の各ディスク34,35,37,38と、シリンダボデ
ィ61側のパワーローラ36,39との間に相対的な変
位差が生じることがない。この結果、各ディスク34,
35,37,38に対するパワーローラ36,39の接
触精度を良好に保つことができ、入出力ディスク間のパ
ワーローラ36,39を介した動力を無駄なく確実に伝
達して動力伝達効率の向上を図ることができる。
【0028】しかも、変速機出力軸31がシリンダボデ
ィ61に一体的に設けた軸受91,92により支持され
ていることから、変速機ケース4外で、各ディスク3
4,35,37,38を含む変速機出力軸31近傍の構
成部品を、パワーローラ36,39、偏心軸44,4
4、トラニオン45,45およびシリンダボディ61な
どと共に組付けることができ、組付後に構成部品の組付
け忘れや誤組付けの確認を容易に行うことができるとと
もに、各ディスク34,35,37,38に対するパワ
ーローラ36,39の接触状態の調整を容易に行うこと
ができる。
【0029】尚、上記実施例では、エンジン出力軸5の
出力を前後進切換機構2からトロイダル型無段変速機構
3を介して変速機出力軸31に出力するように構成した
が、エンジン出力軸の出力が、トルクコンバータから前
後進切換機構を介して変速機出力軸に出力される第1の
変速部と、切換クラッチからトロイダル型無段変速機構
を介して変速機出力軸に出力される第2の変速部とに適
宜切換可能な変速装置であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】トロイダル型無段変速機の縦断側面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】発進装置を含んだ状態で変速装置を模式的に示
すスケルトン図である。
【符号の説明】
3 トロイダル型無段変速機 31 変速機出力軸(動力伝達軸) 34,37 入力ディスク 35,38 出力ディスク 36,39 パワーローラ(ローラ) 45 トラニオン(支持部材) 59 油圧シリンダ(アクチュエータ) 61 シリンダボディ(油圧シリンダが取付けられ
る部材) 91,92 軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディスクおよび出力ディスクと、該
    両ディスクを貫通支持する動力伝達軸と、上記両ディス
    クに跨がって接触するローラと、該ローラを支持する支
    持部材と、該支持部材を変位させるアクチュエータとを
    備え、上記支持部材の変位により上記両ディスクへの接
    触点を変化させるようにローラを傾動させて、エンジン
    出力の動力伝達軸に対する変速比を無段階に変更するよ
    うにしたトロイダル型無段変速機において、 上記アクチュエータは、上記トロイダル型無段変速機を
    覆う変速機ケースとは別体の部材に取付けられ、該部材
    には、上記動力伝達軸を回転自在に支持する軸受が一体
    的に設けられていることを特徴とするトロイダル型無段
    変速機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004010690A1 (ja) 2002-07-23 2004-01-29 Sony Corporation 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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