JPH07121788A - 信号受送信方法、その受信装置および端末装置 - Google Patents

信号受送信方法、その受信装置および端末装置

Info

Publication number
JPH07121788A
JPH07121788A JP26655393A JP26655393A JPH07121788A JP H07121788 A JPH07121788 A JP H07121788A JP 26655393 A JP26655393 A JP 26655393A JP 26655393 A JP26655393 A JP 26655393A JP H07121788 A JPH07121788 A JP H07121788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
level
terminal device
signal
signal lines
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26655393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Shimomura
茂樹 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP26655393A priority Critical patent/JPH07121788A/ja
Publication of JPH07121788A publication Critical patent/JPH07121788A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号線間に複数の端末装置が接続されていて
も端末装置毎の単位で発報した端末装置を簡単且つ安価
な構成で特定できるようにする。 【構成】 電源DE に電流レベル検出部D1 を介して接
続される信号線L1,2間に、発報したときにそれぞれ
異なる固有電流を消費する複数の端末装置E1,…En
接続し、電流レベル検出部で信号線に流れる電流レベル
を検出することにより、発報した端末装置を特定するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災受信装置と該火災
受信装置に接続される信号線と該信号線に接続される複
数の火災感知端末装置とを含んで構成される防災システ
ム系などのような、各種監視システム系(防災・防犯な
どのシステム系)を構築するに便利な、信号受送信方
法、その受信装置および端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来例としてのP型火災受信装
置と複数の火災感知端末装置とを含んで構成される防災
システム系を示す説明図である。図3おいて、Aは受信
装置、B1,…Bn はそれぞれ端末装置、Rは終端抵抗で
ある。受信装置Aは内部に定電圧電源AE と電流レベル
検出部A1 とを備えている。定電圧電源AE の陽極は電
流レベル検出部A1 を介して信号線L1 に接続され、定
電圧電源AE の陰極は信号線L2 に接続されている。ま
た、信号線L1,2 間には、端末装置B1,…Bnが接続
されている。端末装置B1,…Bn は、火災を感知するた
めのセンサー部(熱センサーや煙センサーなど)をそれ
ぞれ備え、該センサー部が火災を感知すると信号線L1,
2 間を短絡に近い状態(かなりの電流を消費する状
態)に変化するようにされている。
【0003】受信装置Aはビルなどの建築物の防災管理
室などに設置される。端末装置B1,…Bn は、ビルなど
の建築物の防火区画内の火災感知に適する適所適所にそ
れぞれ設置される。信号線L1,2 は、受信装置Aの定
電圧電源AE の電圧が電流レベル検出部A1 を介してそ
れぞれの端末装置B1,…Bn に印加するように、受信装
置Aと端末装置B1,…Bn とを接続する。終端抵抗Rは
信号線L1,2 の終端に接続される。
【0004】なお、図3にあっては、受信装置Aの電流
レベル検出部A1 は一台分のみしか記載されていない
が、通常は建築物の防火区画数に応じた複数の電流レベ
ル検出部がそれぞれ設けられると共に、該それぞれの電
流レベル検出部には対応する防火区画内のそれぞれの端
末装置に接続する信号線がそれぞれ接続される。
【0005】上述のような受信装置Aと端末装置B1,
n とを含んで構成される防災システム系は次のように
動作する。すなわち、終端抵抗Rは信号線L1,2 の断
線の有無を検出するために接続されるもので、例えば終
端抵抗Rの値は信号線L1, 2 間の電圧により電流IR
が流れるように設定されている。また、端末装置B1,
n は、信号線L1,2 間の電圧からそれぞれ僅かな消
費電流I0 を消費しながら内部のセンサー部(図示せ
ず)を作動させている。
【0006】従って、図3に示す防災システム系にあっ
ては、信号線L1,2 の断線が無く且つ端末装置B1,
n の火災感知による発報も無ければ、電流レベル検出
部A 1 には、(1)式のような電流IX が流れる。しか
も、この電流IX が(2)式のような関係にあれば受信
装置Aは火災警報も断線異常も報知しない。なお、
(2)式における電流ITHは、電流レベル検出部A1
電流ITH以上の電流が流れると受信装置Aの火災警報を
報知する閾値である。
【0007】 IX =I0 ×n+IR …………………………………(1) (I0 ×n+IR )≦IX <ITH …………………(2) 但し、nは端末装置の台数である。
【0008】すなわち、端末装置B1,…Bn のそれぞれ
は、内部のセンサー部が火災を感知すると、該センサー
部は内部のスイッチング素子(図示せず)を駆動し、受
信装置Aの火災警報閾値電流ITH以上の電流IS を消費
するようにされている。つまり、受信装置Aは、IX
(I0 ×n+IR )ならば断線異常報知を行い、また、
TH<IX ならば火災警報報知を行うようにされてい
る。従って、受信装置Aは、端末装置B1,…Bn の中の
一個でも火災を感知して発報すると、端末装置B 1,…B
n の中のいずれが発報したのかは特定できないものの、
とにかく火災警報を報知するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図3に示す防災システム系のようなシステム系にあっ
ては、端末装置B1,…Bn の中のいずれの端末装置が火
災を感知したのかを割り出すことができない。すなわ
ち、建築物内の各火災区画単位では火災場所を特定でき
るものの、端末装置毎の単位では特定することはできな
い。一方、各端末装置毎の単位で特定することのできる
システム系としては、例えば、各端末装置に固有アドレ
スを持たせ、受信装置から時分割多重伝送信号を用いて
各端末装置を順次アクセスしなが相互にデータの授受を
行い、発報した端末装置を特定するようなものはある
が、受信装置や端末装置の構成が非常に複雑で高価にな
り、社会的に普及させれば災害を未然に最小限に止める
ことの可能な有益なものであるにもかかわらず、普及を
阻害していると言う問題点があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を改善するために
成されたもので、その目的とするところは、比較的構成
が簡単且つ安価でありながら、2本の信号線間に複数の
端末装置が接続されていても、端末装置毎の単位で発報
した端末装置を特定することのできる、優れた、信号受
送信方法、その受信装置および端末装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、電源に
電流レベル検出部を介して接続される信号線間に、発報
したときにそれぞれ異なる固有電流を消費する複数の端
末装置を接続し、前記電流レベル検出部で前記信号線に
流れる電流レベルを検出することにより、発報した端末
装置を特定するようにしたことを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、発報した
ときにそれぞれ異なる固有電流を消費する複数の端末装
置の接続される信号線間に電圧を印加する電源と、該電
源から前記信号線間に供給される電流レベルを検出して
該レベルに応じたレベル信号を出力する電流レベル検出
部と、該電流レベル検出部からのレベル信号に基づいて
前記端末装置を特定する判断処理部とを備えることを特
徴とする。
【0013】請求項3記載の発明にあっては、信号線間
に電圧を印加する電源と、該電源から前記信号線間に供
給される電流レベルを検出して該レベルに応じたレベル
信号を出力する電流レベル検出部と、該電流レベル検出
部からのレベル信号に基づいて端末装置を特定する判断
処理部とを備える受信装置に接続された前記信号線に接
続して用いる端末装置であって、スイッチと電流消費部
との直列回路をn個並列に接続した固有電流設定回路
と、該固有電流設定回路と直列に接続するスイッチング
素子と、所定事象を感知して前記スイッチング素子を駆
動するセンサー部とを設けると共に、前記それぞれの電
流消費部の消費電流i1,…in の値の関係を、in =i
1 ×2n-1 、としたことを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明にあっては、前記請求
項3記載の端末装置が複数接続される信号線間に電圧を
印加する電源と、該電源から前記信号線間に供給される
電流レベルを検出して該レベルに応じたレベル信号を出
力する電流レベル検出部と、該電流レベル検出部からの
レベル信号に基づいて前記端末装置を特定する判断処理
部とを備える受信装置であって、前記判断処理部は、前
記電流レベル検出部の出力するレベル信号が前記請求項
3記載の消費電流i1 のレベルに対して何倍であるかに
基づき前記端末装置を特定することを特徴とする。
【0015】
【作用】以上のように構成したことにより、請求項1記
載または請求項2記載の発明にあっては、端末装置毎に
発報したときの消費電流が異なるようにされているの
で、受信装置は電流レベル検出部により信号線に流れる
消費電流レベルを知ることによって、発報した端末装置
を特定できる。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、例えばデ
ィップスイッチでそれぞれ異なるアドレスを2進数で割
り付けるときの要領で、複数のスイッチをそれぞれ異な
る組み合わせ状態にオン・オフすれば、簡単に発報した
ときの消費電流をそれぞれ電流i1 の整数倍で異なるよ
うにできる。
【0017】請求項4記載の発明にあっては、信号線に
流れる電流が最小単位電流i1 の何倍かにより端末装置
を特定できると共に、消費電流i1 の電流消費部に対応
するスイッチを最下位ビットに、消費電流in =i1 ×
n-1 の電流消費部に対応するスイッチを第n位ビット
にそれぞれ対応させれば、複数のスイッチのオン・オフ
の組み合わせで得られる2進数値が前記倍数に一致し、
端末装置の取り扱いが簡単に成り、端末装置の設置時の
間違いや発報端末装置の特定時の間違いを少なくできる
のである。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る、信号受送信方法、その
受信装置および端末装置の一実施例を、図1および図2
に基づいて詳細に説明する。図1は受信装置と複数の端
末装置とを含んで構成されるシステム系を示す説明図、
図2は端末装置の固有電流設定回路を示す説明図であ
る。
【0019】図1において、Dは受信装置、E1,…En
はそれぞれ端末装置、Rは終端抵抗である。受信装置D
は、内部に定電圧電源DE と電流レベル検出部D1 と判
断処理部D2 とを備えている。定電圧電源DE は電流レ
ベル検出部D1 を介して信号線L1,2 間に電圧を印加
供給するものである。
【0020】電流レベル検出部D1 は、信号線L1,2
間で消費される全電流IX のレベルL(IX )(電流値
そのものであっても良い)を検出して、該レベルを示す
レベル信号を判断処理部D2 に出力する部分である。電
流レベル検出部D1 は、抵抗R0 とコンデンサC0 とA
/DコンバータD11とを含んで構成されている。抵抗R
0 は比較的小さい数オームの抵抗値であり、信号線L1,
2 間で消費される全電流IX を、該全電流IX に比例
する電圧に変換して、A/DコンバータD11に入力する
部分である。コンデンサC0 は、抵抗R0 の両端電圧
(A/DコンバータD11への入力電圧)を平滑し、安定
化するものである。A/DコンバータD11は、抵抗R0
の両端電圧(アナログ値)をデジタル値に変換して、全
電流IX のレベルL(IX )を示すレベル信号を判断処
理部D2 に出力する部分である。
【0021】判断処理部D2 は、電流レベル検出部D1
から前記全電流IX のレベルL(I X )を受信し、端末
装置E1,…En のいずれが発報しているのかを判断する
と共に、該判断結果に基づいて報知表示部(図示せず)
などを制御する部分である。判断処理部D2 は、受信演
算処理部D21と報知制御処理部D22とを含んで構成され
ている。受信演算処理部D21は、A/DコンバータD11
から全電流IX のレベルL(IX )を受信すると共に、
予め、比較基準レベルL(i1 )と終端抵抗Rの消費す
る電流IR のレベルL(IR )と、端末装置一台の通常
状態の電流I0のレベルL(I0 )と、信号線L1,2
間に接続された端末装置E1,…En の台数nとを記憶し
ており、下記の(3)式の演算を行い、倍率Yを求める
ようにされている。なお、レベルL(i1 )は、発報し
ていない通常状態の端末装置一台の消費電流I0 に対
し、発報した場合の増分電流の最小単位電流i1 に対応
する電流レベルである。また、電流i1 については後述
する。
【0022】 Y={L(IX )−L(IR )−L(I0 ×n)}/L(i1 )……(3) 上述のような受信装置Dの、定電圧電源DE と、抵抗R
0 と、コンデンサC0と、A/DコンバータD11と、受
信演算処理部D21と、報知制御処理部D22とにあって
は、次のように接続されている。すなわち、定電圧電源
E の陽極は、抵抗R0 とコンデンサC0 との並列回路
を介して信号線L1 に接続されている。また、抵抗R0
の両端はA/DコンバータD11の入力部にそれぞれ接続
されている。A/DコンバータD11の出力部は、受信演
算処理部D21の入力部に接続され、受信演算処理部D21
の出力部は報知制御処理部D22の入力部に接続されてい
る。
【0023】ところで、端末装置E1,…En はそれぞれ
同一構造のもので、異なるのは、固有電流設定回路E
1R, …EnRの構成要素であるところの、図2に示す複数
のスイッチS1,…S4 のオン・オフ状態がそれぞれ異な
るのみである。従って、端末装置En を以て端末装置を
説明する。
【0024】端末装置En は、内部に、ダイオードブリ
ッジEnDと、固有電流設定回路EnRと、スイッチング素
子に相当するサイリスタEnQと、センサー部EnSとを含
んで構成されている。固有電流設定回路EnRは、図2に
示すように、スイッチS1,…S4 を具備するディップス
イッチSと、電流消費部に相当する抵抗R1,…R4 とか
ら構成されている。それぞれの抵抗R1,…R4 は、受信
装置Dの電流レベル検出部D1 の備える抵抗R0 に対し
て充分大きな抵抗値とされ、端末装置En が発報したと
きでも信号線L1,2 間の電圧は殆ど変化しないように
されている。また、抵抗R1,…R4 のそれぞれの値の間
には下記の(4)式の関係を持たせて設定されている。
【0025】 Rn =R1 /2n-1 …………………………(4) 上述のように設定された抵抗R1,…R4 とディップスイ
ッチSとは、図2に示すように、抵抗R1 とスイッチS
1 との直列回路と、抵抗R2 とスイッチS2 との直列回
路と、抵抗R3 とスイッチS3 との直列回路と、抵抗R
4 とスイッチS 4 との直列回路とを、それぞれ並列に接
続することにより、固有電流設定回路E nRを構成してい
る。
【0026】このように構成される固有電流設定回路E
nRにあっては、例えば定電圧Vx が印加されており、ス
イッチS1 のみをオンした場合の固有電流設定回路EnR
に流れる電流が例えばi1 であるならば、スイッチS2
のみをオンした場合の固有電流設定回路EnRに流れる電
流はi1 ×2、スイッチS3 のみをオンした場合の固有
電流設定回路EnRに流れる電流はi1 ×4、スイッチS
4 のみをオンした場合の固有電流設定回路EnRに流れる
電流はi1 ×8と成る。
【0027】つまり、固有電流設定回路EnRに流れる電
流は、スイッチS1 を最下位のビットと定義すると共に
スイッチS2,3,4 を順次上位のビットとして定義す
ると、固有電流設定回路EnRのスイッチS1,…S4 のオ
ン・オフ状態を2進数値として見た場合の数値を、電流
1 に掛け算すれば求まるのである。
【0028】ダイオードブリッジEnDは、信号線L1,
2 に対する端末装置En の接続方向性(極性)を無くす
るためのものである。センサー部EnSは所定事象(火災
や侵入者など)を感知するとサイリスタEnQをオンする
ものである。
【0029】上述のような端末装置En のダイオードブ
リッジEnDと、固有電流設定回路E nRと、サイリスタE
nQと、センサー部EnSとはそれぞれ次のように接続され
ている。すなわち、ダイオードブリッジEnDの出力陽極
には、固有電流設定回路EnRの一方とセンサー部EnS
陽極入力部とがそれぞれ接続されている。固有電流設定
回路EnRの他方にはサイリスタEnQのアノードが接続さ
れ、サイリスタEnQのカソードはダイオードブリッジE
nDの出力陰極に接続されている。また、サイリスタEnQ
のゲートはセンサー部EnSの信号出力部に接続され、セ
ンサー部EnSの陰極入力部はダイオードブリッジEnD
出力陰極に接続されている。なお、ダイオードブリッジ
nDの入力部の一方は信号線L1 に接続され、入力部の
他方は信号線L2 に接続される。
【0030】上述のような、受信装置Dと端末装置E1,
…En と終端抵抗Rとを含んで構成される図1に示すシ
ステム系にあっては、受信装置Dは端末装置E1,…En
の中の一台のみの発報した端末装置を、次のようにして
特定する。すなわち、図1に示すシステム系の端末装置
1,…En にあっては、端末装置E1 のディップスイッ
チSのオン・オフ状態は10進数で見た場合の〔1〕に
(2進数で見た場合の〔0001〕に)、端末装置E2 のデ
ィップスイッチSのオン・オフ状態は10進数で見た場
合の〔2〕に(2進数で見た場合の〔0010〕に)、……
と言うように順次設定されている。
【0031】従って、例えば、端末装置E15が発報した
とすると、受信装置Dの電流レベル検出部D1 を介して
流れる電流IX として、下記の(5)式のような電流が
流れる。なお、端末装置E1,…En は、発報のしていな
い通常時にあっては、センサー部E1S, …EnSを動作す
るためにそれぞれ電流I0 を消費している。
【0032】 IX =(I0 ×n)+IR +(i1 ×15) ……………………(5) すると、受信装置Dの電流レベル検出部D1 は、受信演
算処理部D21に対して、電流レベルL(IX )成るレベ
ル信号を出力する。すると、受信演算処理部D 21は、前
述の(3)式に準じた演算処理を行い倍率Yを求める。
すると、下記の(6)式のように、倍率Y=15と成
る。
【0033】 Y={L(IX )−L(IR )−L(I0 ×n)}/L(i1 ) =〔L{(I0 ×n)+IR +(i1 ×15)}−L(IR )−L(I0 ×n)〕/L(i1 ) ={L(I0 ×n)+L(IR )+L(i1 ×15)−L(IR )−L( I0 ×n)}/L(i1 ) ={L(i1 ×15)}/L(i1 ) =15×L(i1 )/L(i1 ) =15 …………………………………………………………………(6) 従って、受信装置Dの受信演算処理部D21は、倍率Y=
15から端末装置E15が発報したと判断して、この旨を
報知制御処理部D22に出力する。すると、報知制御処理
部D22は、受信装置Dの報知表示部(図示せず)に端末
装置E15の発報したこと表示し報知する。すると、運用
者は、複数の端末装置E1,…En の中の端末装置E15
発報していることを認識できる。すなわち、発報場所を
それぞれの端末装置毎の単位で認識できるのである。
【0034】なお、図1に示すシステム系にあっては、
R >(I0 ×n)とされていると共にi1 >IR とさ
れている。また、図1に示すシステム系の受信装置Dの
受信演算処理部D21は、IX <IR ならば信号線L1,
2 が断線しているとの断線異常と判断し、また、IX
(IR +I0 ×n)ならば端末装置E1,…En の中のい
ずれかが発報したものとして前述した倍率Yを報知制御
処理部D22に出力する。従って、(IR +I0 ×n)≧
X >IR であれば、受信装置Dは発報報知は行わない
と共に断線異常報知も行わないようにされている。
【0035】
【発明の効果】本発明の信号受送信方法、その受信装置
および端末装置は、上述のような方法であり、また、上
述のように構成したものであるから、請求項1記載の発
明にあっては、2本の信号線間に複数の端末装置が接続
されていも、複雑且つ高価な時分割多重伝送などを用い
なくとも簡単に、端末装置毎の単位で発報した端末装置
を特定できる優れた信号受送信方法を提供できると言う
効果を奏する。
【0036】請求項2記載の発明にあっては、前記の請
求項1記載の発明を具現化して社会に役立てることので
きる受信装置を提供できると言う効果を奏する。
【0037】請求項3記載の発明にあっては、前記の請
求項1記載の発明を具現化して社会に役立てることがで
きると共に、時分割多重伝送の場合のようにディップス
イッチでアドレスを設定する要領で簡単に発報したとき
の消費電流をそれぞれ基準電流の整数倍で異なるように
できる取り扱い性の優れた端末装置を提供できると言う
効果を奏する。
【0038】請求項4記載の発明にあっては、上記効果
に加えて更に、端末装置の複数のスイッチのオン・オフ
状態と基準電流に対する倍率とを関連付けて、発報した
端末装置を特定するので、間違いが少なく正確な判断の
できる優れた受信装置を提供できると言う効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る信号受送信方法を、該方法を利用
した一実施例の受信装置および端末装置を用いて説明す
るためのシステム系統図である。
【図2】上記実施例の受信装置の固有電流設定回路を説
明する回路図ある。
【図3】従来のシステム系を説明するためのシステム系
統図である。
【符号の説明】
D 受信装置 D1 電流レベル検出部 D2 判断処理部 DE 電源 En 端末装置(但しnは1,2,…の整数) EnQ スイッチング素子(但しnは1,2,…の整
数) EnR 固有電流設定回路(但しnは1,2,…の整
数) EnS センサー部(但しnは1,2,…の整数) Ln 信号線(但しnは1,2の整数) Rn 電流消費部(但しnは1,…4の整数) Sn スイッチ(但しnは1,…4の整数)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】従って、図3に示す防災システム系にあっ
ては、信号線L1,2 の断線が無く且つ端末装置B1,
n の火災感知による発報も無ければ、電流レベル検出
部A 1 には、(1)式のような電流IX が流れる。しか
も、この電流IX が(2)式のような関係にあれば受信
装置Aは火災警報も断線異常も報知しない。なお、
(2)式における電流ITHは、電流レベル検出部A1
電流ITH以上の電流が流れると受信装置Aの火災警報を
報知する閾値である。また、電流IQ は、電流レベル検
出部A1 に流れる電流が電流IQ 以下になると、受信装
置Aが断線異常を報知する閾値であり、(I0 ×n)<
Q <IR の関係にされている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 IX =I0 ×n+IR …………………………………(1) Q <IX <ITH …………………………………(2) 但し、nは端末装置の最大取付数である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】すなわち、端末装置B1,…Bn のそれぞれ
は、内部のセンサー部が火災を感知すると、該センサー
部は内部のスイッチング素子(図示せず)を駆動し、受
信装置Aの火災警報閾値電流ITH以上の電流IS を消費
するようにされている。つまり、受信装置Aは、X
Q ならば断線異常報知を行い、また、ITH<IX なら
ば火災警報報知を行うようにされている。従って、受信
装置Aは、端末装置B 1,…Bn の中の一個でも火災を感
知して発報すると、端末装置B1,…Bn の中のいずれが
発報したのかは特定できないものの、とにかく火災警報
を報知するのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】判断処理部D2 は、電流レベル検出部D1
から前記全電流IX のレベルL(I X )を受信し、端末
装置E1,…En のいずれが発報しているのかを判断する
と共に、該判断結果に基づいて報知表示部(図示せず)
などを制御する部分である。判断処理部D2 は、受信演
算処理部D21と報知制御処理部D22とを含んで構成され
ている。受信演算処理部D21は、A/DコンバータD11
から全電流IX のレベルL(IX )を受信すると共に、
予め、比較基準レベルL(i1 )と平常状態時レベルL
(IP )とを記憶しており、下記の(3)式の演算を行
い倍率Yを求めるようにされている。レベルL(i1
は、端末装置E1,…En のいずれかが発報した場合の増
分電流の最小単位電流i1 に対応する電流レベルであ
る。レベルL(IP )は、終端抵抗Rの消費する電流I
R と端末装置E1,…En の平常状態時に消費する電流
(I0 ×n)とを加えたところの電流IP に、対応する
電流レベルである。電流I0 は平常状態のn台の端末装
置E1,…En の一台当たりの消費する電流である。な
お、電流i1 については後述する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 Y={L(IX )−L(IP )}/L(i1 ……(3) 上述のような受信装置Dの、定電圧電源DE と、抵抗R
0 と、コンデンサC0と、A/DコンバータD11と、受
信演算処理部D21と、報知制御処理部D22とにあって
は、次のように接続されている。すなわち、定電圧電源
E の陽極は、抵抗R0 とコンデンサC0 との並列回路
を介して信号線L1 に接続されている。また、抵抗R0
の両端はA/DコンバータD11の入力部にそれぞれ接続
されている。A/DコンバータD11の出力部は、受信演
算処理部D21の入力部に接続され、受信演算処理部D21
の出力部は報知制御処理部D22の入力部に接続されてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】端末装置En は、内部に、ダイオードブリ
ッジEnDと、固有電流設定回路EnRと、スイッチング素
子に相当するサイリスタEnQと、センサー部EnSとを含
んで構成されている。固有電流設定回路EnRは、図2に
示すように、スイッチS1,…S4 を具備するディップス
イッチSと、電流消費部に相当する抵抗R1,…R4 とか
ら構成されている。それぞれの抵抗R1,…R4 は、受信
装置Dの電流レベル検出部D1 の備える抵抗R0 に対し
て充分大きな抵抗値とされ、端末装置En が発報したと
きでも信号線L1,2 間の電圧は殆ど変化しないように
されている。センサー部EnSは、センサー動作のために
信号線L1,2 間から僅かな電流I0 を消費する。
た、抵抗R1,…R4 のそれぞれの値の間には下記の
(4)式の関係を持たせて設定されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このように構成される固有電流設定回路E
nRにあっては、例えば定電圧E が印加されており、ス
イッチS1 のみをオンした場合の固有電流設定回路EnR
に流れる電流が例えばi1 であるならば、スイッチS2
のみをオンした場合の固有電流設定回路EnRに流れる電
流はi1 ×2、スイッチS3 のみをオンした場合の固有
電流設定回路EnRに流れる電流はi1 ×4、スイッチS
4 のみをオンした場合の固有電流設定回路EnRに流れる
電流はi1 ×8と成る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】従って、例えば、端末装置E15が発報した
とすると、受信装置Dの電流レベル検出部D1 を介して
流れる電流IX として、下記の(5)式のような電流が
流れる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 X =IP +(i1 ×15) ……………………(5) すると、受信装置Dの電流レベル検出部D1 は、受信演
算処理部D21に対して、電流レベルL(IX )成るレベ
ル信号を出力する。すると、受信演算処理部D 21は、前
述の(3)式に準じた演算処理を行い倍率Yを求める。
すると、下記の(6)式のように、倍率Y=15と成
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】 Y={L(IX )−L(IP )}/L(i1 =〔L{IP +(i1 ×15)}−L(IP )〕/L(i1 ={L(IP )+L(i1 ×15)−L(IP )}/L(i1 ={L(i1 ×15)}/L(i1 ) =15×L(i1 )/L(i1 ) =15 …………………………………………………………………(6) 従って、受信装置Dの受信演算処理部D21は、倍率Y=
15から端末装置E15が発報したと判断して、この旨を
報知制御処理部D22に出力する。すると、報知制御処理
部D22は、受信装置Dの報知表示部(図示せず)に端末
装置E15の発報したこと表示し報知する。すると、運用
者は、複数の端末装置E1,…En の中の端末装置E15
発報していることを認識できる。すなわち、発報場所を
それぞれの端末装置毎の単位で認識できるのである。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】なお、図1に示すシステム系にあっては、
R >(I0 ×N)とされている。但し、Nは端末装置
の最大取付数である。図1に示すシステム系の受信装置
Dの受信演算処理部D21は、R >IX ならば信号線L
1,2 が断線していると判断して、断線異常を報知制御
処理部D22に出力するようにされている。また、受信演
算処理部D21は、IX >IP ならば端末装置E1,…En
の中のいずれかが発報したものとして前述した倍率Yを
報知制御処理部D22に出力するようにされている。ま
た、IP ≧IX >IR であれば、受信装置Dは発報報知
も断線異常報知も行わない。
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源に電流レベル検出部を介して接続さ
    れる信号線間に、発報したときにそれぞれ異なる固有電
    流を消費する複数の端末装置を接続し、前記電流レベル
    検出部で前記信号線に流れる電流レベルを検出すること
    により、発報した端末装置を特定するようにしたことを
    特徴とする信号受送信方法。
  2. 【請求項2】 発報したときにそれぞれ異なる固有電流
    を消費する複数の端末装置の接続される信号線間に電圧
    を印加する電源と、該電源から前記信号線間に供給され
    る電流レベルを検出して該レベルに応じたレベル信号を
    出力する電流レベル検出部と、該電流レベル検出部から
    のレベル信号に基づいて前記端末装置を特定する判断処
    理部とを備えることを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 信号線間に電圧を印加する電源と、該電
    源から前記信号線間に供給される電流レベルを検出して
    該レベルに応じたレベル信号を出力する電流レベル検出
    部と、該電流レベル検出部からのレベル信号に基づいて
    端末装置を特定する判断処理部とを備える受信装置に接
    続された前記信号線に接続して用いる端末装置であっ
    て、スイッチと電流消費部との直列回路をn個並列に接
    続した固有電流設定回路と、該固有電流設定回路と直列
    に接続するスイッチング素子と、所定事象を感知して前
    記スイッチング素子を駆動するセンサー部とを設けると
    共に、前記それぞれの電流消費部の消費電流i1,…in
    の値の関係を、 in =i1 ×2n-1 としたことを特徴とする端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の端末装置が複数接続され
    る信号線間に電圧を印加する電源と、該電源から前記信
    号線間に供給される電流レベルを検出して該レベルに応
    じたレベル信号を出力する電流レベル検出部と、該電流
    レベル検出部からのレベル信号に基づいて前記端末装置
    を特定する判断処理部とを備える受信装置であって、前
    記判断処理部は、前記電流レベル検出部の出力するレベ
    ル信号が請求項3記載の消費電流i1 のレベルに対して
    何倍であるかに基づき前記端末装置を特定することを特
    徴とする受信装置。
JP26655393A 1993-10-25 1993-10-25 信号受送信方法、その受信装置および端末装置 Withdrawn JPH07121788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26655393A JPH07121788A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 信号受送信方法、その受信装置および端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26655393A JPH07121788A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 信号受送信方法、その受信装置および端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07121788A true JPH07121788A (ja) 1995-05-12

Family

ID=17432448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26655393A Withdrawn JPH07121788A (ja) 1993-10-25 1993-10-25 信号受送信方法、その受信装置および端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07121788A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243106A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Hochiki Corp 火災報知システム
JP2019079378A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 ホーチキ株式会社 トンネル防災システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011243106A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Hochiki Corp 火災報知システム
JP2019079378A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 ホーチキ株式会社 トンネル防災システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100723240B1 (ko) 전압 부족 경보 방법, 전압 부족 경보 회로 및 스위칭 전원장치
JPH07121788A (ja) 信号受送信方法、その受信装置および端末装置
US6507277B2 (en) Danger signalling system
JP2994106B2 (ja) 火災報知設備における断線検出機能の試験装置
JPH0991576A (ja) 火災受信機による感知器回線断線検出システム
JPH08152925A (ja) 冗長運転システムの異常判定回路
JPH0236034B2 (ja)
JPH0962957A (ja) 火災警報装置の受信回路
CN216216049U (zh) 一种冗余模块和直流电源冗余系统
SU1013995A1 (ru) Устройство дл пожарной сигнализации
EP0967585B1 (en) Alarm apparatus
CN114987332B (zh) 一种自适应声压级倒车报警方法、装置及系统
JP2568589B2 (ja) 警報発信器
KR940009773B1 (ko) 전화케이블의 단전검출 장치
GB2293472A (en) Fire alarms
US7606449B2 (en) Adaptive switch contamination compensation
JP3266465B2 (ja) 火災監視制御盤の移報回路
JP2642983B2 (ja) データ設定回路
JP3623560B2 (ja) 防災監視制御盤の受信回路
JP2591483B2 (ja) 状態管理システム
JPS5926683Y2 (ja) 短絡検出回路
AU2022241609A1 (en) Power control circuit, monitoring apparatus, monitoring system
GB2331172A (en) Fire detection system
JPH0547419Y2 (ja)
RU2020684C1 (ru) Устройство для защиты и контроля источника электропитания переменного тока

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001226