JPH0712140Y2 - プロペラシャフトの取付調整装置 - Google Patents

プロペラシャフトの取付調整装置

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JPH0712140Y2
JPH0712140Y2 JP4217389U JP4217389U JPH0712140Y2 JP H0712140 Y2 JPH0712140 Y2 JP H0712140Y2 JP 4217389 U JP4217389 U JP 4217389U JP 4217389 U JP4217389 U JP 4217389U JP H0712140 Y2 JPH0712140 Y2 JP H0712140Y2
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joint
shaft
stopper
propeller shaft
gap
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JP4217389U
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JPH02132524U (ja
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宏志 森
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、4輪駆動車若しくは後輪駆動車の2分割3ジ
ョイントプロペラシャフトにおけるプロペラシャフトの
取付調整装置に関する。
(従来の技術) 一般に、4輪駆動車若しくは後輪駆動車の2分割3ジョ
イントプロペラシャフトを組込んだ車両におけるエンジ
ン、リァデファレンシャルギヤ及びセンタマウントは、
それぞれ車体に独立して取付けられている関係上、組立
て時、車体とのバラツキやエンジン及びリァデファレン
シャルギヤの動きを吸収するために、2分割3ジョイン
トのスライド量に余裕を設けている。
既に提案されているこの種の後輪駆動車の2分割3ジョ
イントプロペラシャフトにおけるプロペラシャフトの取
付調整装置は、第4図及び第5図に示されるように構成
されている(特開昭62-1634号)。
即ち、第4図及び第5図において、車両のエンジンaに
連結されたトランスミッションbには、2分割3ジョイ
ントプロペラシャフトcの第1プロペラシャフトdが、
例えば、十字継手による第1ジョイントeを介して接続
されており、この第1プロペラシャフトdの尾端部に
は、第2プロペラシャフトfが、例えば、等速ジョイン
トよる第2ジョイントgを介して接続されている。又、
上記第2プロペラシャフトfの尾端部には、リァデファ
レンシャルギヤ(以下、これをたんにデファレンシャル
ギヤという)hが、例えば、十字継手による第3ジョイ
ントiを介して連結されている。
一方、第5図に示されるように、上記トランスミッショ
ンbのケース本体jの一端開口部j1には、軸受kが設け
られており、この軸受kには、上記第1ジョイントeの
スリーブヨークlが軸装されている。又、このスリーブ
ヨークlには、スプライン溝mが形成されており、この
スプライン溝mには、上記トランスミッションbのスプ
ラインによるエクステンションシャフト(出力軸)nが
抜け出ないようにして摺動自在に軸装されており、この
エクステンションシャフトnに付設された止子n1と上記
スリーブヨークlとの間には、間隙oが設けられてお
り、この間隙oは上記スリーブヨークlを軸方向へ上記
止子n1まで摺動できるようにしている。
従って、上述した後輪駆動車の2分割3ジョイントプロ
ペラシャフトcは、2軸の回転角が変化しても、車両の
エンジンaに連結されたトランスミッションbの回転を
円滑にデファレンシャルギヤhへ伝達するようになって
いる。
又一方、上述した2分割3ジョイントプロペラシャフト
cは、前述したように、エンジン、リァデファレンシャ
ルギヤ及びセンタマウントをそれぞれ車体に独立して取
付けている関係上、組立て時、車体とのバラツキやリァ
デファレンシャルギヤの動きを吸収するために、上記エ
クステンションシャフトnの止子n1と上記スリーブヨー
クlとの間に間隙oを設け、この間隙oで上記スリーブ
ヨークlを軸方向へ摺動できるようにしてスライド量に
余裕を取っている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した2分割3ジョイントプロペラシ
ャフトcおけるプロペラシャフトの取付調整装置は、上
記スリーブヨークlのスプライン溝mに高度な研磨加工
を施して高精度に仕上げなければ、車両の走行時、有効
適切に作動することが困難になるため、研削加工が面倒
になるばかりでなく、多くの加工時間を費やし、量産に
よる省力化が困難である。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、4輪駆動車若しくは後輪駆動車の2分割3ジョイン
トプロペラシャフトにおいて、第1ジィントのスリーブ
ヨーク、第2ジィントの押込み側及び引出し側に各間隙
を設けて、これらの間隙でエンジン、リァデファレンシ
ャルギヤ及びセンタマウントの取付けのバラツキを吸収
して調整すると共に、プロペラシャフトの底突きを防止
し、トラック溝を高精度に仕上げることなく、有効適切
に作動するようにし、量産による省力化を図るようにし
たプロペラシャフトの取付調整装置を提供することを目
的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段とその作用) 本考案は、4輪駆動車若しくは後輪駆動車の2分割3ジ
ョイントプロペラシャフトにおいて、トランスミッショ
ンのスプラインによるエクステンションシャフトに第1
ジョイントによるスリーブヨークのスプライン溝を嵌装
し、このスリーブヨークの奥端部にストッパプラグを設
け、このストッパプラグと上記エクステンションシャフ
トとの間に第1間隙を設け、上記第1ジョイントの第1
シャフトに接続する第2ジョイントを軸方向へ摺動する
等速ジョイントで構成し、この等速ジョイントのトラッ
ク溝を備えたアウターレースの基部にストッパを設け、
上記トラック溝に球軸受のボールを嵌装し、この球軸受
に第2シャフトの軸端部を軸装し、上記アウターレース
の開口部に止子を付設し、上記第2シャフトの軸端部と
ストッパとの間に第2間隙(押込み側間隙)を設け、上
記ボールと止子との間に第3間隙(引出し側間隙)を設
け、これらの各間隙でエンジン、リァデファレンシャル
ギヤ及びセンタマウントの取付けのバラツキを吸収して
調整し、プロペラシャフトの底突きを防止し、トラック
溝を高精度に仕上げることなく、有効適切に作動するよ
うにし、併せて、等速ジョイントのアウターレースを短
く形成して、トラック溝の研削量を低減して量産による
省力化を図るようにしたものである。
(実施例) 以下、本考案を図示の一実施例について説明する。
第1図乃至第3図において、符号1は、車両のエンジン
であって、このエンジン1には、トランスミッション2
が連結されており、このトランスミッション2の一端部
2aには、2分割3ジョイントプロペラシャフト3の第1
プロペラシャフト4が、例えば、十字継手による第1ジ
ョイント5を介して接続されており、この第1プロペラ
シャフト5の尾端部には、第2プロペラシャフト6が、
センタマウント7aを備えた、例えば、軸方向へ摺動する
等速ジョイントよる第2ジョイント7を介して接続され
ている。又、上記第2プロペラシャフト6の尾端部6aに
は、リァデファレンシャルギヤ8が、例えば、十字継手
による第3ジョイント9を介して連結されている。
一方、第2図に示されるように、上記トランスミッショ
ン2のケース本体10の一端開口部10aには、軸受11が設
けられており、この軸受11には、上記第1ジョイント5
のスリーブヨーク12が軸装されている。又、このスリー
ブヨーク12には、スプライン溝13が形成されており、こ
のスプライン溝13には、上記トランスミッション2のス
プラインによるエクステンションシャフト(出力軸)2b
が抜け出ないようにして摺動自在に嵌装されており、上
記スリーブヨーク12の奥端部12aには、オイルシールを
兼ねたストッパプラグ14が位置ずれしないようにして設
けられている。さらに、このストッパプラグ14とエクス
テンションシャフト2bとの間には、約8mm程度の第1間
隙l1が設けられており、この第1間隙l1は、上記エン
ジン1を上記センタマウント7aに対して約±5mm程度の
範囲のバラツキを矯正するようになっている。しかし
て、上記第1間隙l1は、上記スリーブヨーク12を軸方
向へ摺動できるようにしている。
他方、第3図に示されるように、上記第1シャフト4の
尾端部に接続している上記第2ジョイントによる軸方向
へ摺動する等速ジョイント7のアウターレース15の内周
には、トラック溝16が設けられており、このアウターレ
ース15の基部15aには、弾性を有するストッパ17が取付
けられている。又、このストッパ17の表面には、例え
ば、ナイロン材18が塗布されており、このナイロン材18
を塗布したストッパ17は、第2シャフト6の端部6aが底
突きしたとき、衝撃音を吸収するようになっている。さ
らに、上記トラック溝16には、球軸受19のボール19aが
摺動自在に嵌装されており、この球軸受19には、上記第
2シャフト6の端部6aが軸装されている。さらに又、上
記アウターレース15の開口部15bには、リング状をなす
止子20が抜出ないようにして付設されており、上記第2
シャフト6の端部6aと上記ストッパ17との間には、約12
mm程度の第2間隙(押込み側間隙)l2が設けられてい
る。又、上記ボール19aと上記止子20との間には、約23m
m程度の第3間隙(引出し側間隙)l3が設けられてお
り、この第2間隙(押込み側間隙)l2と第3間隙(引出
し側間隙)l3は前記リァデファレンシャルギヤ8のバラ
ツキを吸収して調整するようになっている。
従って、本考案は、イニシアルトルクが作用していると
き、上記スリーブヨーク12と上記スプライン溝13との間
には大きなスライド摩擦が生じて殆ど摺動することは困
難になるため、上記第2ジョイントの等速ジョイント7
のみでスライド調整をすることができる。
即ち、上記エンジン1側の取付けのバラツキは、第1間
隙l1で行い、他方、走行中の動きに対する余裕は、第
2間隙l2、l2=12−5=7mm となり、第3間隙l3、l3=2
3−5=18mm となるので、これにより、本考案は充分
な余裕を確保できるから、底突きや抜出し等の弊害を未
然に防止できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案よれば、4輪駆動車若しくは後
輪駆動車の2分割3ジョイントプロペラシャフトにおい
て、トランスミッションのスプラインによるエクステン
ションシャフトに第1ジョイントによるスリーブヨーク
のスプライン溝を嵌装し、このスリーブヨークの奥端部
にストッパプラグを設け、このストッパプラグと上記エ
クステンションシャフトとの間に第1間隙を設け、上記
第1ジョイントの第1シャフトに接続する第2ジョイン
トを軸方向へ摺動する等速ジョイントで構成し、この等
速ジョイントのトラック溝を備えたアウターレースの基
部にストッパを設け、上記トラック溝に球軸受のボール
を嵌装し、この球軸受に第2シャフトの軸端部を軸装
し、上記アウターレースの開口部に止子を付設し、上記
第2シャフトの軸端部とストッパとの間に第2間隙(押
込み側間隙)を設け、上記ボールと止子との間に第3間
隙(引出し側間隙)を設けているので、これらの各間隙
でエンジン、リァデファレンシャルギヤ及びセンタマウ
ントの取付けのバラツキを吸収して調整できるばかりで
なく、プロペラシャフトの底突きを防止できるし、トラ
ック溝を高精度に仕上げなくとも、有効適切に作動する
ことができるし、併せて、等速ジョイントのアウターレ
ースを短く形成して、トラック溝の研削量を低減して量
産による省力化を図ることができる等の優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のプロペラシャフトの取付調整装置の
側面図、第2図は、第1図中の鎖円A部の拡大断面図、
第3図は、第1図中の鎖円B部の拡大断面図、第4図
は、既に提案されているプロペラシャフトの取付調整装
置の側面図、第5図は、第4図中の鎖円C部の拡大断面
図である。 1……エンジン、2……トランスミッション、2a……エ
クステンションシャフト、4……第1プロペラシャフ
ト、5……第1ジョイント、6……第2プロペラシャフ
ト、7……第2ジョイント、8……リァデファレンシャ
ルギヤ、9……第3ジョイント、10……ケース本体、12
……スリーブヨーク、13……スプライン溝、14……スト
ッパプラグ、15……アウターレース、16……トラック
溝、17……ストッパ、19……球軸受、19a……ボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】4輪駆動車若しくは後輪駆動車の2分割3
    ジョイントプロペラシャフトにおいて、トランスミッシ
    ョンのスプラインによるエクステンションシャフトに第
    1ジョイントによるスリーブヨークのスプライン溝を嵌
    装し、このスリーブヨークの奥端部にストッパプラグを
    設け、このストッパプラグと上記エクステンションシャ
    フトとの間に第1間隙を設け、上記第1ジョイントの第
    1シャフトに接続する第2ジョイントを軸方向へ摺動す
    る等速ジョイントで構成し、この等速ジョイントのトラ
    ック溝を備えたアウターレースの基部にストッパを設
    け、上記トラック溝に球軸受のボールを嵌装し、この球
    軸受に第2シャフトの軸端部を軸装し、上記アウターレ
    ースの開口部に止子を付設し、上記第2シャフトの軸端
    部とストッパとの間に第2間隙を設け、上記ボールと止
    子との間に第3間隙を設けたことを特徴とするプロペラ
    シャフトの取付調整装置。
JP4217389U 1989-04-11 1989-04-11 プロペラシャフトの取付調整装置 Expired - Lifetime JPH0712140Y2 (ja)

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JPH02132524U JPH02132524U (ja) 1990-11-02
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