JPH0712119U - 吸収性物品の被覆シート - Google Patents

吸収性物品の被覆シート

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JPH0712119U
JPH0712119U JP4215593U JP4215593U JPH0712119U JP H0712119 U JPH0712119 U JP H0712119U JP 4215593 U JP4215593 U JP 4215593U JP 4215593 U JP4215593 U JP 4215593U JP H0712119 U JPH0712119 U JP H0712119U
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JP
Japan
Prior art keywords
absorbent layer
annular wall
cover sheet
body fluid
absorbent
Prior art date
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Pending
Application number
JP4215593U
Other languages
English (en)
Inventor
喜好 井下
美恵子 那須
貴子 北埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0712119U publication Critical patent/JPH0712119U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生理用ナプキン、使捨ておむつ等の吸収性物
品に用いる被覆シートに於て、体液の吸収層側への通液
性を良好とし、被覆シートの着用面側への体液の逆流を
防止して、着用者にサラットした使用感を提供する。 【構成】 吸収層10の体液吸収側を液不透過性の被覆
シート本体12で被覆し、この被覆シート本体12に小
孔13を複数個貫通開口して吸収層10側に環状壁14
を突出する。この環状壁14を、吸収層10側が幅広と
なるように形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は生理用ナプキン、使捨ておむつ等の体液吸収性物品に於て、吸収層の 体液吸収側を被覆する、吸収性物品の被覆シートに係るものであって、体液の吸 収層側への通液性を高めようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、生理用ナプキン、使捨ておむつ等の吸収性物品の被覆シートには、体液 を透過し得る材質で形成したものと、液不透過性の材質にて形成したものが存在 する。被覆シートを液不透過性の材質にて形成したものとしては、特開昭57− 1340号公報記載の発明、実公平4−45699号公報記載の考案が知られて いる。
【0003】 そして、特開昭57−1340号公報に記載された被覆シートは、疎水性フィ ルムに小孔を開口して吸収層側に環状壁を突出し、この環状壁の吸収層側の開口 間隔を、体液吸収側の開口間隔よりも幅狭に形成している。
【0004】 また、実公平4−45699号公報に記載された被覆シートは、液不透過性の 素材に小孔を開口し、この小孔の断面形状を、厚み方向の中間部を幅狭に形成し 、厚み方向の外面側を幅広に形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開昭57−1340号公報記載の発明は、小孔(1)の吸 収層(3)側を幅狭に形成しているため、被覆シート(4)は、吸収層(3)方向に押 圧されると、環状壁(2)の先端が、図4に示す如く、吸収層(3)に突き当たって 潰され、小孔(1)が塞がれる虞れがあった。そのため、小孔(1)を塞がれた被覆 シート(4)は、体液を吸収層(3)側に通液する事が困難となり、吸収性物品が体 液の横漏れを生じる欠点を有していた。
【0006】 また、実公平4−45699号公報記載の考案は、液不透過性素材の厚み方向 のみに小孔を開口し、小孔の環状壁を吸収層側に突出していない。そのため、被 覆シート本体と吸収層との間に隙間を形成する事ができず、吸収層の表面を伝わ る体液が、小孔を介して被覆シートの着用面側に逆流を生じ、着用者にウェット バックによる不快感を生じさせるものであった。
【0007】 本考案は上述のごとき課題を解決しようとするものであって、生理用ナプキン 、使捨ておむつ等の吸収性物品に用いる被覆シートは、体液の吸収層側への通液 性を良好とするとともに被覆シートの着用面側への体液の逆流を防止して、着用 者にサラットした使用感を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の如き課題を解決するため、吸収層の体液吸収側を液不透過性の 被覆シート本体で被覆し、この被覆シート本体に小孔を複数個貫通開口して吸収 層側に環状壁を突出し、この環状壁を、吸収層側が幅広となるように形成して成 るものである。
【0009】
【作用】
本考案は上述の如く構成したものであるから、吸収性物品の装着を行う場合、 吸収性物品は、生理用ナプキンであっても、使捨ておむつであっても、いずれの 場合でも良いが、吸収性物品を着用すると、着用者側に被覆シート本体が位置し 、この被覆シート本体に複数個開口した小孔を介して、着用者の体液は吸収層側 に通液する事ができる。
【0010】 この被覆シート本体は、小孔の環状壁を吸収層側に突出し、この環状壁の吸収 層側を、幅広に形成している。そのため、被覆シート本体は、吸収層側に押圧さ れて、環状壁の吸収層側が吸収層に突き当たった場合にも、環状壁が内側に折れ 曲がって小孔を塞ぐ虞れがなく、体液の吸収層への通液性を良好とする事が可能 となる。
【0011】 また、被覆シート本体は、小孔の環状壁を吸収層側に突出し、吸収層との間に 間隔を設けているため、吸収層の表面を伝わる体液が、被覆シート本体の着用面 側に逆流する事がなく、ウェットバックを防止して、着用者にサラットした装着 感を与える事が可能となるものである。
【0012】
【実施例】
本考案は、前述の如く、生理用ナプキン、使捨ておむつ等の体液吸収性物品に 用いる事が可能なものであるが、図面に於て実施例を説明すれば、(10)は吸収 層で、パルプ、コットン、吸収性高分子等により形成し、着用時に於ける外面側 を、図1に示す如く、防水性の防漏シート(11)で被覆している。
【0013】 また、吸収層(10)は、上記防漏シート(11)とは反対側の体液吸収側をポリ エチレンフィルム等の液不透過性の被覆シート本体(12)で被覆している。この 被覆シート本体(12)は、図1に示す如く複数個の小孔(13)を貫通開口し、こ の小孔(13)の環状壁(14)を吸収層(10)側に断面ハ字型に突出している。ま た、小孔(13)は、環状壁(14)の吸収層(10)側の開口間隔(15)を、体液吸 収側の開口間隔(18)よりも幅広に形成している。このように形成すると、被覆 シート本体(12)は、吸収層(10)方向に押圧されても、図2に示す如く、環状 壁(14)の吸収層(10)側を外側に広げ、吸収層(10)への体液の通液を良好と する。
【0014】 そして、吸収性物品(16)を着用すると、着用者側に被覆シート本体(12)が 位置し、この被覆シート本体(12)の小孔(13)を介して、着用者の体液は吸収 層(10)側に通液される。
【0015】 また、被覆シート本体(12)は、小孔(13)の環状壁(14)を吸収層(10)側 に突出し、この環状壁(14)の吸収層(10)側の開口間隔(15)を、体液吸収側 よりも幅広に形成している。そのため、被覆シート本体(12)は、吸収層(10) 側に押圧されて、環状壁(14)の先端が吸収層(10)に突き当たった場合にも、 環状壁(14)が内側に折れ曲がって小孔(13)を塞ぐ事がなく、体液の吸収層( 10)への通液性を良好とする。
【0016】 また、被覆シート本体(12)は、小孔(13)の環状壁(14)を吸収層(10)側 に突出し、吸収層(10)との間に間隙(17)を設けているため、吸収層(10)の 表面を伝わる体液が、被覆シート本体(12)の着用面側に逆流する事がなく、ウ ェットバックを防止して、着用者にサラットした使用感を与える事が可能となる 。
【0017】 また、上記実施例では、被覆シート本体(12)は、小孔(13)の環状壁(14) を吸収層(10)側に断面ハ字型に突出して形成した。しかし異なる実施例に於て 、被覆シート本体(12)は、小孔(13)の環状壁(14)を、図3に示す如く、吸 収層(10)側に断面分銅型に突出して形成し、環状壁(14)の吸収層(10)側の 開口間隔(15)を、環状壁(14)の厚み方向の中間部の開口間隔(19)よりも幅 広に形成している。このように形成すると、被覆シート本体(12)は、吸収層( 10)本体に押圧を受けた場合、環状壁(14)の厚み方向の中間部から吸収層(1 0)側を外側に拡開し、小孔(13)の開口間隔(15)を大きく開放する事が可能 となる。
【0018】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成したものであるから、生理用ナプキン、使捨ておむつ 等の吸収性物品に用いる被覆シートは、吸収層側に押圧され環状壁を変形しても 、小孔を塞ぐ事がなく、吸収層への体液の通液性を良好とする。
【0019】 また、被覆シートは、吸収層の表面を伝わる体液を着用面側に逆流させウェッ トバックを生じる事がなく、サラットした装着感を得る事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】小孔の環状壁を断面ハ字型に突設した被覆シー
ト本体の実施例を示す断面図である。
【図2】被覆シートを吸収層方向に押圧した状態を示す
断面図である。
【図3】小孔の環状壁を断面弧状型に突設した被覆シー
ト本体の異なる実施例を示す断面図である。
【図4】従来の被覆シートの環状壁の先端が潰れた状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
10 吸収層 12 被覆シート本体 13 小孔 14 環状壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸収層の体液吸収側を液不透過性の被覆
    シート本体で被覆し、この被覆シート本体に小孔を複数
    個貫通開口して吸収層側に環状壁を突出し、この環状壁
    を、吸収層側が幅広となるように形成した事を特徴とす
    る吸収性物品の被覆シート。
JP4215593U 1993-07-30 1993-07-30 吸収性物品の被覆シート Pending JPH0712119U (ja)

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JP4215593U JPH0712119U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 吸収性物品の被覆シート

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JP4215593U JPH0712119U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 吸収性物品の被覆シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712119U true JPH0712119U (ja) 1995-02-28

Family

ID=12628061

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4215593U Pending JPH0712119U (ja) 1993-07-30 1993-07-30 吸収性物品の被覆シート

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011053044A3 (en) * 2009-10-30 2011-10-20 Yuhan-Kimberly, Limited Absorbent article with annular absorbent member

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011053044A3 (en) * 2009-10-30 2011-10-20 Yuhan-Kimberly, Limited Absorbent article with annular absorbent member
GB2487173A (en) * 2009-10-30 2012-07-11 Yuhan Kimberly Ltd Absorbent article with annular absorbent member
GB2487173B (en) * 2009-10-30 2014-01-01 Yuhan Kimberly Ltd Absorbent article with annular absorbent member

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991116