JPH07121037A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07121037A
JPH07121037A JP28859793A JP28859793A JPH07121037A JP H07121037 A JPH07121037 A JP H07121037A JP 28859793 A JP28859793 A JP 28859793A JP 28859793 A JP28859793 A JP 28859793A JP H07121037 A JPH07121037 A JP H07121037A
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JP
Japan
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toner
intermediate transfer
image
cleaning
image forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP28859793A
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English (en)
Inventor
Takeshi Deki
剛 出来
Minoru Suzuki
稔 鈴木
Noriyuki Kimura
則幸 木村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写ベルト上のトナー像を乱すことなし
に、且つ、回収トナー収容部以外の個所にトナーが飛散
することなしに、クリーニングブレードによって除去さ
れたトナーを回収トナー収容部の方に、円滑且つ確実に
導くことができるようにした画像形成装置を提供する。 【構成】 中間転写ベルト12のクリーニングブレード
20に、シール部材21を併設する。このシール部材2
1は、クリーニングブレード20の当接時に、掻き取っ
たトナーが矢印B方向に廻り込まないように、トナーの
行く手を封鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー像を表面に担持
する像担持体と、この像担持体上のトナー像が表面に転
写され、その転写トナー像を更に記録媒体に転写するた
めの中間転写体と、中間転写体に対して接離自在に支持
され、その当接状態で、記録媒体へのトナー像転写後に
中間転写体上に付着する残留トナーを除去するクリーニ
ング部材と、このクリーニング部材によって除去された
トナーを収容する回収トナー収容部とをそれぞれ設けた
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリなどの
画像形成装置、特にカラー画像形成装置において、無端
ベルト状や、ドラム状や、その他の構成の中間転写体を
用いる上記形式の画像形成装置は従来より周知である。
例えば、特開平4−43373号公報等において、中間
転写体を用いたカラー式の画像形成装置が開示されてい
る。
【0003】一般に、この種の画像形成装置では、記録
媒体へトナー像を転写した後の中間転写体の表面を清掃
するのに、クリーニングブレード又はファーブラシロー
ラなどのクリーニング部材が用いられており、このよう
なクリーニング部材によって除去されたトナーを、回収
トナーとして、所定のトナー収容部に収容している。ク
リーニング部材として、例えばクリーニングブレードを
用いた場合、このエッジ部を中間転写体に当接させてそ
の清掃を行うのであるが、かかる当接部からトナーが飛
散し易くなり、この飛散したトナーが中間転写体に再付
着すると、画像上の地汚れを生じる原因になる。クリー
ニング部材としてクリーニングブレード以外のものを用
いたときも同様である。又、中間転写体以外の画像形成
プロセス機器にまでその飛散が及ぶと、画像形成に支障
を来たしたり、保全時等に手を汚したりする。又、クリ
ーニング部材によって除去したトナーを回収トナー収容
部の方に導くのに支障を来たすようになる。
【0004】そこで、クリーニング部材に相隣接して、
中間転写体に当接可能に設けた、例えば薄いシート状の
シール部材を設け、このシール部材で、クリーニング部
材により除去されたトナーを、例えば、クリーニング部
材とシール部材の設置位置下方に設けた回収トナー収容
部の方に導くようにすると、クリーニング部材当接部か
らトナーが飛散しても、シール部材の外側に、その飛散
トナーが廻り込むおそれがなくなり、トナーを回収トナ
ー収容部の方に支障なく回収させることができる。
【0005】ところが、かかるシール部材を中間転写体
に当接させたままとしたり、或いは、その当接タイミン
グの設定を誤ったりすると、中間転写体上に転写された
トナー像を、シール部材でこするようになって、そのト
ナー像を乱すようになる。
【0006】一方、クリーニングブレードや、ファーブ
ラシローラなどのクリーニング部材を用いる画像形成装
置において、かかるクリーニング部材によって中間転写
体から除去したトナーを回収トナー収容部に貯留する場
合、クリーニング部材からのトナーを強制的に搬送し
て、回収トナー収容部の方に導くような手段を設けない
と、中途でトナーが滞留したりして、回収トナー収容部
にトナーを詰め込んで貯留することができなくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、中間転写体上のトナー像を乱すことなしに、且つ、
回収トナー収容部以外の個所にトナーが飛散することな
しに、クリーニング部材によって中間転写体から除去さ
れたトナーを回収トナー収容部の方に、円滑且つ確実に
導くことができるようにした画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の第2の目的は、クリーニング部材
によって中間転写体から除去されたトナーを、回収トナ
ー収容部に詰め込んで貯留できるようにした画像形成装
置を提供することにある。
【0009】本発明の第3の目的は、中間転写体上のト
ナー像を乱すことなしに、且つ、回収トナー収容部以外
の個所にトナーが飛散することなしに、クリーニング部
材によって中間転写体から除去されたトナーを回収トナ
ー収容部に詰め込んで貯留できるようにした画像形成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、トナー像を表面に担持する像担持体
と、この像担持体上のトナー像が表面に転写され、その
転写トナー像を更に記録媒体に転写するための中間転写
体と、中間転写体に対して接離自在に支持され、その当
接状態で、記録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体
上に付着する残留トナーを除去するクリーニング部材
と、このクリーニング部材によって除去されたトナーを
収容する回収トナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成
装置において、クリーニング部材と連動して中間転写体
に対して接離するように支持され、前記クリーニング部
材が中間転写体に当接して該中間転写体上の残留トナー
を除去しているとき、当該中間転写体に当接して、クリ
ーニング部材により除去されたトナーを回収トナー収容
部の方に導くためのシール部材を設けた画像形成装置を
提案する。
【0011】その際、シール部材は、クリーニング部材
と共に、揺動駆動される支持部材に固定支持されている
と有利である。
【0012】更に、シール部材は、クリーニング部材と
同時か、又は、クリーニング部材よりも先に中間転写体
に当接するように支持されていることが望ましい。
【0013】又、本発明は、上記第2の目的を達成する
ため、トナー像を表面に担持する像担持体と、この像担
持体上のトナー像が表面に転写され、その転写トナー像
を更に記録媒体に転写するための中間転写体と、中間転
写体に対して接離自在に支持され、その当接状態で、記
録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体上に付着する
残留トナーを除去するクリーニング部材と、このクリー
ニング部材によって除去されたトナーを収容する回収ト
ナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成装置において、
回転駆動されることで、クリーニング部材により除去さ
れたトナーを、回収トナーとして、回収トナー収容部の
方に搬送するトナー回収搬送部材と、このトナー回収搬
送部材から、トナーを掻き取るトナー掻き取り部材とを
それぞれ設けた画像形成装置を提案する。
【0014】その際、トナー掻き取り部材は、クリーニ
ング部材と共に、揺動駆動される支持部材に固定支持さ
れていると有利である。
【0015】更に本発明は、上記第3の目的を達成する
ため、トナー像を表面に担持する像担持体と、この像担
持体上のトナー像が表面に転写され、その転写トナー像
を更に記録媒体に転写するための中間転写体と、中間転
写体に対して接離自在に支持され、その当接状態で、記
録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体上に付着する
残留トナーを除去するクリーニング部材と、このクリー
ニング部材によって除去されたトナーを収容する回収ト
ナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成装置において、
クリーニング部材と連動して中間転写体に対して接離す
るように支持され、前記クリーニング部材が中間転写体
に当接して該中間転写体上の残留トナーを除去している
とき、当該中間転写体に当接して、クリーニング部材に
より除去されたトナーを回収トナー収容部の方に導くた
めのシール部材と、回転駆動されることで、クリーニン
グ部材により除去されたトナーを、回収トナーとして、
回収トナー収容部の方に搬送するトナー回収搬送部材
と、このトナー回収搬送部材から、トナーを掻き取るト
ナー掻き取り部材とをそれぞれ設けた画像形成装置を提
案する。
【0016】その際、トナー掻き取り部材は、クリーニ
ング部材及びシール部材と共に、揺動駆動される支持部
材に固定支持されていることが望ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0018】図1に示した画像形成装置は、中間転写体
を用いたカラー式の画像形成装置の全体構成を示す図で
あり、先ずこの図と図2を参照して、図2以下に示す各
具体例に共通する構成と作用を明らかにする。
【0019】図1において、符号1は像担持体たる可撓
性のベルト状感光体を示し、かかるベルト状感光体1は
回動ローラ2,3の間に架設されていて、いずれか一方
の回動ローラの駆動により時計方向に走行駆動される。
4はローラ体より成る帯電部材、5はレーザ書き込み系
ユニットであり、このレーザ書き込み系ユニット5は上
部にスリット状の露光用開口6aを設けた保持筐体6に
納めて画像形成装置本体内に組み込まれる。
【0020】前記レーザ書き込み系ユニット5として
は、図示の光学系のものの他に、発光部と収束性光伝送
体を一体とした光学系等も使用できる。感光体1には、
回動ローラ2に巻き掛けられる部分に前記帯電部材4の
他、感光体クリーニング装置17(図2)のブレード部
材18が接している。
【0021】それぞれ符号7、8、9、10で示すもの
は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色の現像剤をそれぞれ収容した現像器であり、これらの
現像器7,8,9,10によって回転型現像装置が構成
されている。各現像器7,8,9,10は、所定の位置
でベルト状感光体1と近接あるいは接触する各現像スリ
ーブ7a,8a,9a,10aを備え、感光体1上の潜
像を非接触現像法あるいは接触現像法により顕像化する
機能を遂行する。図1の状態ではイエロー現像器7の現
像スリーブ7aがベルト状感光体1に対向した現像位置
を占めている。
【0022】符号12は中間転写体たる中間転写ベルト
を示し、この中間転写ベルト12は回動ローラ13,1
4の間に架設されていて、いずれか一方の回動ローラの
駆動により反時計回りに駆動される。ベルト状感光体1
と中間転写ベルト12は回動ローラ3の部分で接触して
おり、詳細を後述するように、ベルト状感光体1上の第
一回目のトナー像が、中間転写ベルト12内に設けられ
たバイアスローラ15により中間転写ベルト12上に転
写される。そして、同じようなプロセスを反復すること
により、第二回目のトナー像が、そして、第三回目のト
ナー像、第四回目のトナー像が中間転写ベルト12上に
それぞれ重ねられて位置ズレを生じないように転写され
る。バイアスローラ15は、中間転写ベルト12に対し
て転写のための転写バイアス電圧を印加する転写手段の
一例を構成するものである。
【0023】16は、中間転写ベルト12に接離可能に
構成される転写ローラである。19は、中間転写ベルト
12用のクリーニング装置であり、この装置19に備え
られる、クリーニング部材たるクリーニングブレード2
0は回動ローラ13に対向して位置する。かかるクリー
ニングブレード20は、中間転写ベルト12上のトナー
像がこのブレード20の対向部位を通るとき、中間転写
ベルト12の表面により離隔した位置に保持され、後述
するように中間転写ベルト12上のトナー像の転写後の
クリーニング時に、図1に示す如く中間転写ベルト12
に当接する。
【0024】カラー画像形成装置によるカラー画像形成
のプロセスは次のように行われる。まず本画像形成装置
による多色像の形成は、次の像形成システムに従って遂
行される。即ち、オリジナル画像を図示していない撮像
素子が走査するカラー画像データ入力部で得られたデー
タを、同じく図示していない画像データ処理部で演算処
理して画像データを作成し、これは一且画像メモリーに
格納される。次いで該画像データは、記録時にとりださ
れて記録部である図1で示したカラー画像形成装置へと
入力される。
【0025】カラー画像形成装置とは別体の画像読み取
り装置(不図示)から出力される色信号が前記レーザ書
き込み系ユニット5に入力されると、レーザ書き込み系
ユニット5において、半導体レーザ(図示せず)で発生
したレーザビームが、駆動モータ23により回転駆動さ
れるポリゴンミラー24により回転走査され、fθレン
ズ25を経てミラー26により光路を曲げられて、予め
帯電部材4によって一様に帯電されたベルト状感光体1
の周面上を照射し、これによって感光体1上に静電潜像
が形成される。
【0026】ここで、露光する画像パターンは所望のフ
ルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の各色につき、分解を行ったときの単色の画像パターン
である。中間転写ベルト12に形成された各々の静電潜
像は、回転型現像装置を構成するイエロー、マゼンタ、
シアン、ブラックの各現像器7,8,9,10でそれぞ
れ現像され、所定色に顕像化されて、ベルト状感光体1
上には単色画像のトナー像が順次形成される。ベルト状
感光体1上に形成された単色の各トナー像は、ベルト状
感光体1に接触しながら反時計回りに回転する中間転写
ベルト12上にバイアスローラ15の作用で転写され
る。
【0027】すなわち、先ず、例えばイエロー画像用の
静電潜像がベルト状感光体1上に形成され、これが図1
のように現像位置を占めたイエロー現像器7によってイ
エロー色のトナー像として顕像化され、このトナー像が
中間転写ベルト12の表面に転写される。このトナー像
転写後に、ベルト状感光体1の表面に残留するトナー
は、クリーニング装置17(図2)のブレード部材18
によって清掃除去され、かつその感光体表面が除電器に
より除電される。
【0028】次いで、全く同様にして、ベルト状感光体
1上にはマゼンタ画像用の静電潜像が形成され、これ
が、回転型現像装置の回転により現像位置を占めたマゼ
ンタ現像器8によりマゼンタ色のトナー像として顕像化
され、このトナー像が中間転写ベルト12の表面に、先
に転写されたイエロー色のトナー像の上から重ねて転写
される。マゼンタ色のトナー像を転写した後のベルト状
感光体1もブレード部材18によって清掃され、かつ除
電器で除電される。
【0029】引き続き、全く同様にして、ベルト状感光
体1上にはシアン色トナー像とブラック色トナー像が順
次形成され、それらがその都度、中間転写ベルト12上
に転写される。ベルト状感光体1は、各色のトナー像が
中間転写ベルト12に転写される毎にブレード部材18
によって清掃され、かつ除電器で除電される。
【0030】上述のように、ベルト感光体1上に形成さ
れるイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各単色の
トナー像は、中間転写ベルト12の表面に順次、重ね合
わされ、これによって中間転写ベルト12上にはフルカ
ラートナー像が形成される。このように、中間転写ベル
ト12に順次各色のトナー像が転写されるとき、転写ロ
ーラ16は中間転写ベルト12から離間している。
【0031】一方、給紙台27からは給紙ローラ28に
よって、記録媒体の一例である転写紙29が転写部31
に送られ、この転写部31において、転写紙29を介し
て中間転写ベルト12に当接した転写ローラ16によ
り、中間転写ベルト12上に重ね合わされたフルカラー
トナー像が転写紙29に転写される。なお、転写紙29
は、重ね合わされたフルカラートナー像の先端側(中間
転写ベルト12の進行方向上の先端側)と、転写紙の先
端側とが転写部31において好機に会合するように、タ
イミングを取って、レジストローラ対33により送られ
るようになっている。
【0032】転写終了後、転写紙は定着装置32を通
り、この間に、転写紙上の転写トナー像が定着される。
このようにして、転写紙上には定着されたフルカラー画
像が得られるのである。
【0033】以上の説明から了解されるように、ベルト
状感光体1は、トナー像を表面に担持する像担持体の一
構成例をなすものであり、又、中間転写ベルト12は、
感光体1上のトナー像が表面に転写され、この転写トナ
ー像を更に記録媒体である転写紙に転写するための中間
転写体の一構成例をなすものである。
【0034】クリーニング部材の一構成例であるクリー
ニングブレード20はウレタンゴム等の弾性体より成
り、中間転写ベルト12に対して接離自在に支持されて
いる。中間転写ベルト12上に重ね合わされたトナー像
は、この先端側から転写紙に転写されてゆき、転写紙後
端が転写部31を通過した時点で、その転写工程を終了
する。
【0035】クリーニングブレード20は、中間転写ベ
ルト12に対して接触自在に支持され、転写紙に転写さ
れる前の中間転写ベルト12上のトナー像がこのブレー
ド20の対向部位を通過しているときは、このトナー像
を乱さないように中間転写ベルト12から離隔し、中間
転写ベルト12上のトナー像を転写紙に転写したあと、
中間転写ベルト12上に付着する残留トナーがクリーニ
ングブレード20の対向部を通過する間、中間転写ベル
ト12に当接し、その残留トナーを掻き取り除去するよ
うになっている。
【0036】例えば、中間転写ベルト12上のトナー像
の転写紙29上への転写開始時から、その転写後のトナ
ー像形成領域後端がクリーニングブレード20を通過す
る間だけ、当該クリーニングブレード20がベルト状感
光体1に当接する。いずれにしても、クリーニングブレ
ード20はベルト状感光体1への当接状態で、転写紙2
9へのトナー像の転写後に中間転写ベルト12上に付着
する残留トナーを除去し、中間転写ベルト12の非クリ
ーニング時には中間転写ベルト12から離隔しているの
である。
【0037】本実施例の画像形成装置においては、図2
に示す如く、感光体1や、中間転写ベルト12や、ブレ
ード部材18を有する感光体クリーニング装置17や、
中間転写ベルト12のクリーニング装置19などが、カ
ートリッジケース34と共に一体的に組み込まれるよう
になっている。なお、このカートリッジケース34は図
示矢印方向Aに着脱される。転写ローラ16は図1に示
したカバー36に取り付けられていて、このカバー36
を枢軸37の周りに回動開放させると、転写ローラ16
はカートリッジケース34の着脱走路から退避する。
【0038】中間転写ベルト12用のクリーニング装置
19は、その下部に回収トナー収容部22を有し、この
例では、回収トナー収容部22がカートリッジケース3
4の一部によって構成されている。かかる回収トナー収
容部22は、クリーニングブレード20によって除去さ
れたトナーを収容するためのものである。
【0039】以上説明した画像形成装置の構成は、従来
より公知であり、以下に説明する本発明の各具体的実施
例に共通の構成である。
【0040】ここで、図2に示した実施例では、クリー
ニングブレード20に相隣接してシール部材21が設け
られている。このシール部材21は回動ローラ13に対
向して配置され、例えば、厚みが0.05乃至0.5mm
程度のポリエステルフィルムやウレタンゴムなどの薄い
可撓性部材より成っている。
【0041】シール部材21はクリーニングブレード2
0と連動して、中間転写ベルト12(回動ローラ13に
巻き付けられるベルト部分)に対して接離するように支
持され、クリーニングブレード20が中間転写ベルト1
2に当接してこのベルト12上の残留トナーを除去して
いるとき、当該中間転写ベルト12に当接して、クリー
ニングブレード20によって掻き取り除去されたトナー
を回収トナー収容部22の方に導く働きをする。
【0042】本例では、シール部材21がクリーニング
ブレード20と共に、揺動駆動される同一の支持部材3
8に固定支持されている。支持部材38は、クリーニン
グブレード20及びシール部材21と共に、回動ローラ
13の軸方向に配設され、その基端部は回動軸39に固
定されている。このように構成される支持部材38に、
クリーニングブレード20とシール部材21が両面テー
プ接着方式又はホットメルト接着方式などで止められて
いるのである。
【0043】支持部材38は軸39の中心軸線の周りに
揺動駆動されるようになっている。すなわち、カートリ
ッジケース34外の画像形成装置本体内に設けたソレノ
イド41が励磁されたり、この励磁を解除されたりする
ことにより、連結ロッド42を介して支腕部43aを一
体化した揺動駆動レバー43が枢軸144の周りに揺動
し、この揺動駆動レバー43の動きに伴ってレバー44
が揺動することにより、支持部材38が揺動駆動され
る。なお、レバー44と回動軸39と支持部材38とは
一体化構成されている。そして回動軸39はカートリッ
ジケース34のケース側板(不図示)に回動自在に支持
されている。
【0044】いずれにしても、ソレノイド41が励磁さ
れると、クリーニングブレード20とシール部材21は
中間転写ベルト12に当接し、その励磁が解除される
と、ばね(不図示)などの回動付勢手段により、支持部
材38が図示反時計方向に回動して、図3に示すよう
に、中間転写ベルト12から離隔する。なお、本例では
支持部材38を回動軸39に取り付けて揺動するように
構成しているが、支持部材38のみで揺動するように構
成しても構わない。
【0045】支持部材38には開口38aが設けられ、
クリーニングブレード20によって掻き取り除去された
トナーは、その開口38aを通って回収トナー収容部2
2に溜め込まれる。
【0046】今、仮に、シール部材21が無いものとす
ると、次のような不具合を生じる。すなわち、クリーニ
ングブレード20によって中間転写ベルト12上の残留
トナーを掻き取る際、その当接エッジ部からトナーが飛
散すると、この飛散したトナーが矢印B方向に廻り込
み、中間転写ベルト12に再付着する場合がある。又、
廻り込んだトナーがカートリッジケース34外に飛び、
他の画像形成プロセス機器に付着すると、画像形成に支
障を来たしたり、或いは保全時等に手をトナーで汚した
りする。更に、クリーニングブレード20によって掻き
取り除去したトナーを回収トナー収容部22の方に導く
のに支障を来たしたりする。
【0047】シール部材21は回収トナー収容部22の
上部を被い、上述したような不具合の発生を抑える役割
を果たすものである。
【0048】ところが、かかるシール部材21を中間転
写ベルト12に当接させたままとしたり、その当接タイ
ミングの設定を誤ったりすると、中間転写ベルト12上
にあるトナー像をシール部材21で乱してしまう。そこ
で、前述のように、シール部材21がクリーニングブレ
ード20と連動して中間転写ベルト12に対して接離す
るように、当該シール部材21を支持し、クリーニング
ブレード20が中間転写ベルト12に当接しつつ、その
ベルト12を清掃しているとき、シール部材21を中間
転写ベルト12に当接させている。すなわち、クリーニ
ングブレード20と同様に、シール部材21が、転写紙
に未だ転写されていない中間転写ベルト上のトナー像を
乱すことがないように、しかもクリーニングブレード2
0より中間転写ベルト12から除去されたトナーを回収
トナー収容部22へ導くことができるように、当該シー
ル部材21を中間転写ベルト12に対して接離させるの
である。このようなタイミングでシール部材21を中間
転写ベルト12に対して接離させることにより、これか
ら転写に供する中間転写ベルト12上の転写トナー像を
乱すこともないし、又、目的とするトナー飛散防止機能
を支障なく遂行できる。
【0049】又、シール部材21とクリーニングブレー
ド20とを同一の支持部材38に設けることによって、
上述した動作が得られるようにすると、両者を別々に接
離駆動する構成を採用する必要がなくなるので、クリー
ニング装置の構成、ひいては画像形成装置の構成を簡素
化することができ、画像形成装置自体のコストを引き下
げることが可能になる。なお、本例においては、クリー
ニング部材としてクリーニングブレード20を用いてい
るが、この他、クリーニング部材としてファーブラシロ
ーラなどを用いるものにも、本発明を適用できる。これ
は、後述する各実施例においても同様である。
【0050】図4は、中間転写ベルト12、クリーニン
グブレード20、シール部材21及び支持部材38が一
体的な中間転写ユニットを構成し、中間転写ベルト12
を内蔵した中間転写ユニットケース45に、クリーニン
グ装置19のクリーニングブレード20や回収トナー収
容部22を設け、そのケース45の一部によって回収ト
ナー収容部22を構成した例を示す。その際、図2に示
したものと同様なる揺動駆動手段によって、図2に示し
た実施例と同じタイミングでクリーニングブレード20
とシール部材21が中間転写ベルト12に対して接離す
る。クリーニングブレード20によって掻き取り除去さ
れたトナーは、ケース45内の回収トナー収容部22内
に収容される。
【0051】図5は、クリーニングブレード20とシー
ル部材21をクリーニング装置19のケース46に設け
た例を示し、この例では、レバー44が回動しないよう
にケース46自体に固定保持されている。ケース46
が、クリーニングブレード20とシール部材21を共に
固定支持する支持部材を兼用しているのである。
【0052】一方、図5に示した軸39は図示されない
画像形成装置本体側板に両軸端部を固定され、その軸3
9の周りにケース46が揺動可能になっている。連結ロ
ッド42の下端に設けたソレノイド41(図2)がオン
・オフされると、前述したように、揺動駆動レバー43
が揺動し、これに伴い、ケース46が軸39の周りに揺
動する。これにより、クリーニング部材20とシール部
材21が前述のタイミングで中間転写ベルト12に対し
て接離される。なお、クリーニングブレード20とシー
ル部材21は、ケース46に対して、例えば両面テープ
接着方式又はホットメルト接着方式で接着される。クリ
ーニング装置19のケース46については、レバー44
もろとも矢印B1方向に着脱される。
【0053】図5は、クリーニングブレード20とシー
ル部材21が中間転写ベルト12に当接したときのケー
ス46の回動状態を示し、図6は、両部材20,21が
中間転写ベルト12から離隔したときのケース46の回
動状態を示す。図5に示す回動状態で、クリーニングブ
レード20によって掻き取り除去されたトナーはケース
開口46aを通ってケース46内の回収トナー収容部2
2内に貯められる。かかる実施例によれば、特別な支持
部材(両部材20,21を支持する部材)を必要とする
ことがなく、安価にクリーニング装置19を構成するこ
とができる。又、シール部材21がケース46に直接、
保持されるため、ケース外へのトナー飛散を抑えること
ができる。
【0054】ここで、図2において、クリーニングブレ
ード20が中間転写ベルト12に当接したあとに、シー
ル部材21が中間転写ベルト12に当接する構成とした
場合、クリーニングブレード20が当接してから、シー
ル部材21が当接する間の時間範囲で、トナーが矢印B
方向(図1)に周り込むおそれがある。
【0055】クリーニングブレード20とシール部材2
1を同時に中間転写ベルト12に当接させれば、そのよ
うな不具合の発生を阻止することができ、中間転写ベル
ト12のクリーニング時に、クリーニング装置外へのト
ナー飛散を防止することができる。
【0056】又、図7に示すように、クリーニングブレ
ード20が中間転写ベルト12に当接する前に、シール
部材21を中間転写ベルト12に当接させるようにして
も、同様にそのような不具合の発生を阻止することがで
きる。すなわち、シール部材21が、クリーニングブレ
ード20と同時か、又はクリーニングブレード20より
も先に中間転写ベルト12に当接するように、シール部
材21を支持するのである。
【0057】一方、クリーニングブレード20は中間転
写ベルト12のクリーニングを終了したあと、中間転写
ベルトから離隔するのであるが、この離隔時機よりも前
に、シール部材21が中間転写ベルトから離隔してしま
うと、この間で、トナーがクリーニング装置外へ飛散す
るおそれがある。クリーニングブレード20とシール部
材21とが同時に、又はシール部材21がクリーニング
ブレード20よりも後に離隔するように構成すると、そ
のようなトナー飛散を防止できる。
【0058】ところで、クリーニングブレードやファー
ブラシローラなどのクリーニング部材を用いる画像形成
装置において、かかるクリーニング部材によって除去し
たトナーを回収トナー収容部に貯留する場合、クリーニ
ング部材からのトナーの落下方向に、トナーを強制的に
搬送して、回収トナー収容部の方に導くような手段を設
けないと、中途でトナーが滞留したりして、回収トナー
収容部へトナーを詰め込んで貯留することができない。
【0059】そこで図8に示した実施例においては、中
間ユニットケース45内に、クリーニングブレード20
によって掻き取られたトナーの落下方向部位に、トナー
回収搬送部材47が設けられている。一方、クリーニン
グブレード20は支持部材48に固定され、この支持部
材48は基端部が回動軸39に固定されている。支持部
材48は、図2に示したソレノイド41からレバー44
までの諸要素からなる駆動機構によって揺動駆動され、
これに伴い、クリーニングブレード20は先に説明した
タイミングで中間転写ベルト12に対して接離する。
【0060】クリーニングブレード20が図9に示すよ
うに中間転写ベルト12に当接した状態で、ベルト12
上のトナーが掻き落とされる。トナー回収搬送部材47
は図示されない駆動手段によって図示矢印方向に回転駆
動されるようになっていて、クリーニングブレード20
により掻き取り除去されたトナーを、回収トナーとして
回収トナー収容部22の方に強制搬送する。
【0061】このようなトナー回収搬送部材47を設け
ないと、中途でトナーが滞留したりして、回収トナー収
容部22の方へのトナーの詰め込みに支障を来たす場合
がある。特に、流動性の悪いトナーである場合には、こ
のような事態の発生を招き易い。
【0062】トナー回収搬送部材47を設けることによ
り、クリーニングブレード20によって除去されたトナ
ーを積極的に回収トナー収容部22の方に搬送すること
ができるのであるが、搬送されるトナーの中にはトナー
回収搬送部材47に付着したままとなるトナーも出るよ
うになって、このトナーがトナー回収搬送部材47の回
転時に、トナー回収搬送部材から飛散して中間転写ベル
ト12に再付着したりすると、画像上の地汚れを生じた
りする。又、回収トナー収容部22の方に十分にトナー
を溜めることができなくなったりする。
【0063】支持部材48にはクリーニングブレード2
0と共にトナー掻き取り部材50の基端部が固定支持さ
れ、図9に示すようにクリーニングブレード20が中間
転写ベルト12に当接した際、かかるトナー掻き取り部
材50はトナー回収搬送部材47に当接するようになっ
ている。この当接状態で、トナー掻き取り部材50は、
トナー回収搬送部材47からトナーを掻き取って回収ト
ナー収容部22の方に落下させる。
【0064】トナー回収搬送部材47とトナー掻き取り
部材50との両機能により、クリーニングブレード20
によって除去されたトナーを、回収トナー収容部22の
方に支障なく十分に詰め込んで貯留させることができ
る。又、トナー掻き取り部材50の機能により、トナー
回収搬送部材47からのトナー飛散が生じにくくなるの
で、トナーの、ベルト12への再付着に伴う画像上の地
汚れなどの発生を抑えることができる。
【0065】又、クリーニングブレード20を中間転写
ベルト12に当接させると同時に、トナー掻き取り部材
50をトナー回収搬送部材47に当接させるようにする
と、上記作用を確実に得ることができる。
【0066】なお、トナー掻き取り部材50とクリーニ
ングブレード20とを、図8に示すように、共に揺動駆
動される同一の支持部材48に、例えば両面テープやホ
ットメルトによる接着によって固定支持させる構成とす
ると、両者を別々に接離駆動する構成を採用する必要が
なくなり、クリーニング装置部の構成、ひいては画像形
成装置の構成を簡素化することができ、画像形成装置自
体のコストを引き下げることが可能になる。
【0067】中間転写ベルト12やトナー回収搬送部材
47などが同一の駆動源で駆動される場合、クリーニン
グブレード20とトナー掻き取り部材50は、これらが
中間転写ベルト12とトナー回収搬送部材47にそれぞ
れ当接する時、中間転写ベルト12に対し負荷変動を与
える。ベルト状感光体1上に静電潜像を形成し、又これ
をトナー像化するときや、このトナー像を中間転写ベル
ト12上に転写するとき、中間転写ベルト12が上述の
負荷変動が原因でバウンドしたりすると、異常画像が発
生する原因になる。
【0068】そこで、クリーニングブレード20とトナ
ー掻き取り部材50を、転写紙へのトナー像転写後の中
間転写ベルト部分がクリーニングブレード20の対向部
位を通過する間であって、ベルト状感光体1上のトナー
像を全て中間転写ベルト12に転写し終えてから、中間
転写ベルト12とトナー回収搬送部材47とにそれぞれ
当接させるようにすると、画像に対して上述のような負
荷変動の影響を与えないようにすることができ、異常画
像の発生を防止できる。
【0069】図10及び図11に示す実施例は、図2乃
至図7に例示したシール部材21と、図8及び図9に例
示したトナー回収搬送部材47及びトナー掻き取り部材
50を共に設けた構成例を示している。
【0070】すなわち、図10において、中間転写ユニ
ットケース45内には、図2に示したソレノイド41か
らレバー44までの諸要素からなる駆動機構によって揺
動駆動される支持部材38が設けられ、この支持部材3
8には、クリーニングブレード20と、シール部材21
と、トナー掻き取り部材50とが、それぞれ例えば両面
テープ接着方式又はホットメルト接着方式で固定支持さ
れている。
【0071】クリーニングブレード20、シール部材2
1、トナー回収搬送部材47及びトナー掻き取り部材5
0の機能と、その動作は先の各実施例におけるものと変
りはない。
【0072】すなわち、中間転写ベルト12上の転写像
を転写紙に転写したあとの、中間転写ベルト12上のト
ナー像形成領域(残留トナーの付着した部分)が、クリ
ーニングブレード20対向部を通過する間、図2に示し
た如く、ソレノイド41が励磁状態に保持され、図10
に示すように、クリーニングブレード20とシール部材
21とが先の実施例と同様に中間転写ベルト12にそれ
ぞれ当接する。又、トナー掻き取り部材50も同時にト
ナー回収搬送部材47に当接する。転写像形成領域がク
リーニングブレード20の対向部位を通過したあと、ソ
レノイド41(図1)の励磁が解除され、これに伴い、
クリーニングブレード20とシール部材21とは図11
に示すように中間転写ベルト12から離隔し、同時にト
ナー掻き取り部材50もトナー回収搬送部材47から離
隔する。このようにして、中間転写ベルト12上のトナ
ー像が乱されることが阻止される。
【0073】かかる実施例によれば、中間転写ベルト1
2上の転写像を乱すことなしに、クリーニングブレード
20によって除去されたトナーを回収トナー収容部22
の方に支障なく十分に貯留することができる。又、クリ
ーニング装置外へのトナー飛散を防止することもでき
る。
【0074】又、この実施例においても、ベルト状感光
体1上の全てのトナー像を中間転写ベルト12に転写し
終えてから、クリーニングブレード20とシール部材2
1をベルト状感光体1に当接させ、かつトナー掻き取り
部材50をトナー回収搬送部材47に当接させることに
より、中間転写ベルト12に対して負荷変動を与えるこ
とがなく、異常画像の発生を防止することができる。
【0075】なお、図10に示した如く、トナー掻き取
り部材50を、クリーニングブレード20やシール部材
21などと共に、揺動駆動される同一の支持部材38に
固定支持させるようにすると、3部材を別々に接離駆動
する構成を採用する必要がないので、クリーニング装置
部の構成、ひいては画像形成装置の構成を大きく簡素化
することができ、画像形成装置自体のコストを引き下げ
ることが可能になる。
【0076】なお、今までの各実施例において、像担持
体として、ベルト状感光体の他、ドラム状、その他の構
成のものを採用することもでき、又、中間転写体として
も、ベルト状のものの他、ドラム状やその他の構成のも
のを採用することができる。更に、クリーニング部材と
して、ブレード状のもの以外にファーブラシローラ状の
ものなどを採用することができる。この他、図1に示す
クリーニング装置19や、回収トナー収容部22などを
設ける筐体として、同図に示すようなカートリッジケー
ス34や、図5に示すようなクリーニングユニットケー
ス46や、図8に示す中間転写ユニットケース45など
を種々選択して使用することができる。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、中間転写体上のトナー像を乱すことなしに、クリー
ニング部材によって除去されたトナーを回収トナー収容
部の方に、円滑且つ確実に導くことができる。又、クリ
ーニング部材によって中間転写体上のトナーを除去する
際、シール部材の作用により、クリーニング装置外への
トナーの飛散を防止することができる。
【0078】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング装置の構成、ひいては画像形成装置の構成
を簡素化することができ、画像形成装置自体のコストを
引き下げることが可能になる。
【0079】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体へのクリーニング部材の当接前後における、
クリーニング装置外へのトナー飛散を防止することがで
きる。
【0080】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材によって中間転写体から除去されたト
ナーを、回収トナー収容部の方に支障なく搬送でき、こ
こにトナーを詰め込んで貯留することができる。
【0081】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング装置の構成、ひいては、画像形成装置の構
成を簡素化することができ、画像形成装置自体のコスト
を引き下げることが可能になる。
【0082】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
中間転写体上のトナー像を乱すことなしに、且つ、回収
トナー収容部以外の個所にトナーが飛散することなし
に、クリーニング部材によって除去されたトナーを回収
トナー収容部の方に支障なく貯留することができる。
又、クリーニング部材によって中間転写体上のトナーを
除去する際、シール部材の作用により、クリーニング装
置外へのトナー飛散を防止することができる。
【0083】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング装置の構成、ひいては画像形成装置の構成
を簡素化することができ、画像形成装置自体のコストを
引き下げることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置の全体構成図で
ある。
【図2】同上画像形成装置の要部を示す概略構成部分断
面図である。
【図3】図2に示したクリーニングブレードとシール部
材が中間転写ベルトから離れた状態を示す部分断面構成
図である。
【図4】中間転写ベルト用のクリーニング装置の他の構
成例を示す断面図である。
【図5】中間転写ベルト用のさらに他のクリーニング装
置の例を示す部分断面構成図である。
【図6】図5に示したクリーニングブレードとシール部
材が中間転写ベルトから離隔した状態を示す図である。
【図7】別の例のクリーニング装置の構成図である。
【図8】クリーニング装置のさらに他の例を示す断面図
である。
【図9】同上クリーニング装置のクリーニングブレード
とトナー掻き取り部材が、中間転写ベルトとトナー回収
搬送部材とにそれぞれ当接した状態を示す断面図であ
る。
【図10】別の例のクリーニング装置の断面図である。
【図11】同上クリーニング装置のクリーニングブレー
ドが中間転写ベルトから離間した状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 像担持体としての感光体 12 中間転写体としての中間転写ベルト 20 クリーニング部材としてのクリーニングブレード 21 シール部材 22 回収トナー収容部 29 記録媒体としての転写紙 38 支持部材 47 トナー回収搬送部材 48 支持部材 50 トナー掻き取り部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を表面に担持する像担持体と、
    この像担持体上のトナー像が表面に転写され、その転写
    トナー像を更に記録媒体に転写するための中間転写体
    と、中間転写体に対して接離自在に支持され、その当接
    状態で、記録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体上
    に付着する残留トナーを除去するクリーニング部材と、
    このクリーニング部材によって除去されたトナーを収容
    する回収トナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成装置
    において、クリーニング部材と連動して中間転写体に対
    して接離するように支持され、前記クリーニング部材が
    中間転写体に当接して該中間転写体上の残留トナーを除
    去しているとき、当該中間転写体に当接して、クリーニ
    ング部材により除去されたトナーを回収トナー収容部の
    方に導くためのシール部材を設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 シール部材は、クリーニング部材と共
    に、揺動駆動される支持部材に固定支持されている請求
    項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 シール部材は、クリーニング部材と同時
    か、又は、クリーニング部材よりも先に中間転写体に当
    接するように支持されている請求項1又は2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 トナー像を表面に担持する像担持体と、
    この像担持体上のトナー像が表面に転写され、その転写
    トナー像を更に記録媒体に転写するための中間転写体
    と、中間転写体に対して接離自在に支持され、その当接
    状態で、記録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体上
    に付着する残留トナーを除去するクリーニング部材と、
    このクリーニング部材によって除去されたトナーを収容
    する回収トナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成装置
    において、回転駆動されることで、クリーニング部材に
    より除去されたトナーを、回収トナーとして、回収トナ
    ー収容部の方に搬送するトナー回収搬送部材と、このト
    ナー回収搬送部材から、トナーを掻き取るトナー掻き取
    り部材とをそれぞれ設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 トナー掻き取り部材は、クリーニング部
    材と共に、揺動駆動される支持部材に固定支持されてい
    る請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー像を表面に担持する像担持体と、
    この像担持体上のトナー像が表面に転写され、その転写
    トナー像を更に記録媒体に転写するための中間転写体
    と、中間転写体に対して接離自在に支持され、その当接
    状態で、記録媒体へのトナー像の転写後に中間転写体上
    に付着する残留トナーを除去するクリーニング部材と、
    このクリーニング部材によって除去されたトナーを収容
    する回収トナー収容部とをそれぞれ設けた画像形成装置
    において、クリーニング部材と連動して中間転写体に対
    して接離するように支持され、前記クリーニング部材が
    中間転写体に当接して該中間転写体上の残留トナーを除
    去しているとき、当該中間転写体に当接して、クリーニ
    ング部材により除去されたトナーを回収トナー収容部の
    方に導くためのシール部材と、回転駆動されることで、
    クリーニング部材により除去されたトナーを、回収トナ
    ーとして、回収トナー収容部の方に搬送するトナー回収
    搬送部材と、このトナー回収搬送部材から、トナーを掻
    き取るトナー掻き取り部材とをそれぞれ設けたことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナー掻き取り部材は、クリーニング部
    材及びシール部材と共に、揺動駆動される支持部材に固
    定支持されている請求項6に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006201567A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Ricoh Co Ltd クリーニング装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
US7609990B2 (en) 2005-10-06 2009-10-27 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus that prevents toner from being jetted when cleaner blade or sealing member is separated from image carrier

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JP4681891B2 (ja) * 2005-01-21 2011-05-11 株式会社リコー クリーニング装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジ
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