JPH0712078U

JPH0712078U - ボビン収納用環具

Info

Publication number: JPH0712078U
Application number: JP5084593U
Authority: JP
Inventors: 暢一小川
Original assignee: 暢一小川
Priority date: 1993-08-11
Filing date: 1993-08-11
Publication date: 1995-02-28

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】縫製用ミシンの下糸巻き、ボビンの整理を容
易になされる。【構成】茄子形環状に形成されている條線体１と、こ
の條線体１の上方に形成した上部小径輪体２と、この上
部小径輪体２の下方に形成、かつ繋設した下部大径輪体
３と、この下部大径輪体３と、前記上部小径輪体２との
境界点付近に開閉自在に係着したボビン脱着用欠切部４
ａ等でなるボビン収納用環具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、縫製用ミシンで下糸巻きであるところのボビンの整理収納を容易にするボビン収納用環具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ボビンを保管する手段としては、一般的に縫製用ミシンの基台等に付属している引出し等に、雑然と投入されているものが知られているが不都合が多く、本考案ではこれ等の欠点を解除することを目的とするものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術においては、一般的に下糸の色柄あるいは糸の種類に応じたボビンを選別するとき、引出し等に各種各様徒らに投入されている１０数余に亘るボビンを探索すると言う手間または、時間の無駄を余儀無くさせられるのである。本考案は上記欠点を解決することを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は上記のような欠点を除くために、略茄子形環状に形成されている弾性体でなる條線体（１）と、この條線体（１）の上方に形成した上部小径輪体（２）と、この上部小径輪体（２）の下方に形成、かつ繋設した下部大径輪体（３）と、この下部大径輪体（３）と、前記上部小径輪体（２）との境界点付近に開閉自在に係着したボビン脱着用欠切部（４ａ）（４ｂ）とでなるボビン収納用環具。

【０００５】

【作用】

本考案は上述のように構成されているから先づ、所要のボビンを本考案でなるボビン収納用環具に収納するときは、予め付属しているボビン脱着用欠切部の特に大径輪体側を任意の方向に押圧することによって欠切部は容易に開口するから、この開口部條線にボビンを挿入すればよい。また、所要のボビンを取り出すときは、ボビン収納用環具より必要とするボビンを選定したる後に、不必要なボビンは順次條線上で繰り上げ、あるいは繰り下げて、所要のボビンをボビン収納時の要領でもって欠切部から取り出せばよい。なお、このボビン収納用環の不必要時には、ミシン周りに隣接する壁体等に小径輪体を用いて吊り下げて置くこともできるのである。

【０００６】

【実施例】

実施例について、図１、図２、図３、図４を参照して説明すると、略茄子形あるいは紡錘形環状等に形成されている弾性体であるところの條鋼体あるいは強化樹脂等でなる條線体（１）と、この條線体（１）の上方に形成した上部小径輪体（２）と、この上部小径輪体（２）の下方に形成、かつ繋設した下部大径輪体（３）と、前記上部小径輪体（２）との境界点付近に開閉自在に係設したボビン脱着用欠切部（４ａ）（４ｂ）とでなる収納用環具である。次いでこのボビン収納用環を使用するときは先づ、所要のボビンを本考案でなるボビン収納用環具に収納するときは、予め付属しているボビン脱着用欠切部の特に大径輪体側を任意の方向に押圧することによって欠切部は容易に開口するから、この開口部條線にボビンを挿入すればよい。また所要のボビンを取り出すときは、ボビン収納用環具より必要とするボビンを選定したる後に不必要なボビンは順次條線上で繰り上げあるいは繰り下げて、所要のボビンをボビン収納時の要領でもって欠切部から取り出せばよい。なお、このボビン収納用環具の不必要時には、ミシン周りに隣接する壁体等に小径輪体を用いて吊り下げて置くこともできるのである。

【０００７】

【考案の効果】

上記の構成、作用によってボビンは、ボビン収納用環具の條線に沿って整然と収容されているので、色柄、糸の種類の判別を容易に見分け、その都度必要とされるボビンを素早く取り出して用いることができる多大の効果を提供することが期待できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のボビン収納用環具の実施例を示す斜視
図。

【図２】本考案のボビン収納用環具の上部小径輪体に設
けた欠切部を示す拡大図。

【図３】本考案のボビン収納用環具の下部大径輪体と、
ボビンを挿入した状態を示す拡大図。

【図４】本考案のボビン収納用環具のボビン脱着用欠切
部を示す図。

【符号の説明】

１弾性体でなる條線２上部小径輪体３下部大径輪体４ａボビン脱着用欠切部４ｂボビン脱着用欠切部５ボビン本体６ボビン収納用環具本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】略茄子形環状に形成されている弾性体で
なる條線体（１）と、この條線体（１）の上方に形成し
た上部小径輪体（２）と、この上部小径輪体（２）の下
方に形成、かつ繋設した下部大径輪体（３）と、この下
部大径輪体（３）と、前記上部小径輪体（２）との境界
点付近に開閉自在に係設したボビン脱着用欠切部（４
ａ）（４ｂ）とでなることを特徴とするボビン収納用環
具。