JPH07120477B2 - 散乱光式煙感知器 - Google Patents
散乱光式煙感知器Info
- Publication number
- JPH07120477B2 JPH07120477B2 JP31055189A JP31055189A JPH07120477B2 JP H07120477 B2 JPH07120477 B2 JP H07120477B2 JP 31055189 A JP31055189 A JP 31055189A JP 31055189 A JP31055189 A JP 31055189A JP H07120477 B2 JPH07120477 B2 JP H07120477B2
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- Japan
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- light
- dark box
- smoke
- scattered light
- emitting element
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Fire-Detection Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、火災警報装置に使用され、火災の煙を検出
する散乱光式煙感知器に関する。
する散乱光式煙感知器に関する。
[従来の技術] 従来、火災警報装置に使用される散乱光式煙感知器は、
外気の流入が可能な暗箱内に発光素子により光線を照射
し、この光線に照射された煙による散乱光を受光素子に
より検出して火災による煙を捕らえるようにしている。
外気の流入が可能な暗箱内に発光素子により光線を照射
し、この光線に照射された煙による散乱光を受光素子に
より検出して火災による煙を捕らえるようにしている。
この散乱光式煙感知器は、例えば、実公昭58−40477号
公報に開示されているように、発光素子及び受公素子は
それぞれの光軸が暗箱の所定の方向になるように光電素
子取付具により支持されている。そして、発光素子の光
線は受光素子に直接入らないよに、また、暗箱内面の乱
反射を極力防止した構成にされている。
公報に開示されているように、発光素子及び受公素子は
それぞれの光軸が暗箱の所定の方向になるように光電素
子取付具により支持されている。そして、発光素子の光
線は受光素子に直接入らないよに、また、暗箱内面の乱
反射を極力防止した構成にされている。
[発明が解決しようとする課題] 従来の散乱光式煙感知器は、暗箱内に発受光素子等の光
学系の凹凸のある構造になつている。この構造のために
外気の流入が複雑になり、方向性が生じたり、検出時間
に遅れが生ずる。また、外光による迷光によりS/N比を
悪くし、このため発光素子の発光強度を大きくしたり、
受光素子の検出信号を増幅する増幅率の大きなアンプの
必要が生じていた。
学系の凹凸のある構造になつている。この構造のために
外気の流入が複雑になり、方向性が生じたり、検出時間
に遅れが生ずる。また、外光による迷光によりS/N比を
悪くし、このため発光素子の発光強度を大きくしたり、
受光素子の検出信号を増幅する増幅率の大きなアンプの
必要が生じていた。
[課題を解決するための手段] この発明の散乱光式煙感知器は、外気の侵入が自由で外
からの光が入らないように構成され、内部に煙検出領域
を有する暗箱と、特定波長のコヒーレントな光線を発生
し、上記暗箱の外に設けられた発光素子と、該発光素子
からの光線を上記暗箱内の煙検出領域に放射させ、上記
暗箱内面と面一になるように配置した第1の透過型ホロ
グラム素子と、上記煙検出領域に侵入した煙による散乱
光を集光し、上記暗箱内面と面一になるように配置した
第2の透過型ホログラム素子と、上記暗箱内の外に設け
られ、上記第2の透過型ホログラム素子の集光位置に設
けられた煙による散乱光を検出する受光素子とを具備し
たことを特徴とするものである。
からの光が入らないように構成され、内部に煙検出領域
を有する暗箱と、特定波長のコヒーレントな光線を発生
し、上記暗箱の外に設けられた発光素子と、該発光素子
からの光線を上記暗箱内の煙検出領域に放射させ、上記
暗箱内面と面一になるように配置した第1の透過型ホロ
グラム素子と、上記煙検出領域に侵入した煙による散乱
光を集光し、上記暗箱内面と面一になるように配置した
第2の透過型ホログラム素子と、上記暗箱内の外に設け
られ、上記第2の透過型ホログラム素子の集光位置に設
けられた煙による散乱光を検出する受光素子とを具備し
たことを特徴とするものである。
[作用] 散乱光式煙感知器に透過型ホログラム素子を使用した光
学系を含んだ暗箱構成にすることにより、小型化及び外
気の流入特性の改良、信号処理回路の簡素化を計ること
ができる。
学系を含んだ暗箱構成にすることにより、小型化及び外
気の流入特性の改良、信号処理回路の簡素化を計ること
ができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の散乱光式煙感知器の一実
施例を説明する。
施例を説明する。
第1図はこの発明の散乱光式煙感知器の一実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図のD−D線断面図である。こ
の発明の散乱光式煙感知器は器体1と、この器体1に複
数の孔を設け外気の流通が自由で外光が入らないように
した暗箱2と、この暗箱2内面と面一になるように配置
された第1の透過型ホログラム素子3と、同様に配置さ
れた第2の透過型ホログラム素子5と、第1の透過型ホ
ログラム素子3に対向して設けられ、特定波長のコヒー
レントな光線を放射する発光素子4と、第2の透過型ホ
ログラム素子5に対向して設けられた受孔素子6と、発
光素子4及び受光素子6と電気的に接続され、器体1に
固定支持され、電気回路部品が装着されたプリント基板
7とを備えている。また、発光素子4の放射光が直接受
光素子6に入らないようにこの素子4,6間は遮蔽されて
いる。第1、第2の透過型ホログラム素子3、5は回折
現象を利用して所定方向から入射した特定波長の光線を
所定方向に透過して放射するもので、例えば、フレネル
ホログラム等が使用される。
縦断面図、第2図は第1図のD−D線断面図である。こ
の発明の散乱光式煙感知器は器体1と、この器体1に複
数の孔を設け外気の流通が自由で外光が入らないように
した暗箱2と、この暗箱2内面と面一になるように配置
された第1の透過型ホログラム素子3と、同様に配置さ
れた第2の透過型ホログラム素子5と、第1の透過型ホ
ログラム素子3に対向して設けられ、特定波長のコヒー
レントな光線を放射する発光素子4と、第2の透過型ホ
ログラム素子5に対向して設けられた受孔素子6と、発
光素子4及び受光素子6と電気的に接続され、器体1に
固定支持され、電気回路部品が装着されたプリント基板
7とを備えている。また、発光素子4の放射光が直接受
光素子6に入らないようにこの素子4,6間は遮蔽されて
いる。第1、第2の透過型ホログラム素子3、5は回折
現象を利用して所定方向から入射した特定波長の光線を
所定方向に透過して放射するもので、例えば、フレネル
ホログラム等が使用される。
発光素子4から放射された光線は第1の透過型ホログラ
ム3により図示したように暗箱2内の所定の煙検出領域
に放射される。暗矛2内に煙が無い場合は、発光素子4
から放射された光線は暗箱2内の反射を繰り返す。この
反射光の中で受光素子6に到達する光線は反射により減
衰し、また第2の透過型ホログラム素子5に入射する中
で所定方角のみの光線が受光素子6に到達する。従っ
て、暗箱2内の乱反射による受光素子6が検出するノイ
ズ光は極めて低いレベルである。
ム3により図示したように暗箱2内の所定の煙検出領域
に放射される。暗矛2内に煙が無い場合は、発光素子4
から放射された光線は暗箱2内の反射を繰り返す。この
反射光の中で受光素子6に到達する光線は反射により減
衰し、また第2の透過型ホログラム素子5に入射する中
で所定方角のみの光線が受光素子6に到達する。従っ
て、暗箱2内の乱反射による受光素子6が検出するノイ
ズ光は極めて低いレベルである。
火災により煙が発生して、暗箱内に侵入すると、第1の
透過型ホログラム素子3を介した発光素子4の光線に照
射された煙よる散乱光が発生する。この散乱光は第2の
透過型ホログラム素子5により集光されて受光素子6に
入射され煙の濃度を光信号の大きさとして検出すること
ができる。
透過型ホログラム素子3を介した発光素子4の光線に照
射された煙よる散乱光が発生する。この散乱光は第2の
透過型ホログラム素子5により集光されて受光素子6に
入射され煙の濃度を光信号の大きさとして検出すること
ができる。
[発明の効果] この発明の散乱光式煙感知器は暗箱2内の発光部,受光
部側が同一平面上に配置されているからこの光学系が煙
の流入方向に対して平行であり煙の流入を妨げないで、
方向性や、時間的な遅が改良される効果がある。また、
第1、第2の透過型ホログラム素子3,5及び発光素子4,
受光素子6を一体形成された取付基台等により器体1に
固定支持するようにすると、組立てが極めて容易にな
り、光学系の調整が殆どしなくてすむ。
部側が同一平面上に配置されているからこの光学系が煙
の流入方向に対して平行であり煙の流入を妨げないで、
方向性や、時間的な遅が改良される効果がある。また、
第1、第2の透過型ホログラム素子3,5及び発光素子4,
受光素子6を一体形成された取付基台等により器体1に
固定支持するようにすると、組立てが極めて容易にな
り、光学系の調整が殆どしなくてすむ。
発光素子4及び受光素子6をプリント基板7に直接取り
付けられた構成であつても、透過型ホログラム素子3,5
により暗箱2内の所定の煙検出領域に光学系が形成で
き、また感知器の小型化を計ることができる。また、暗
箱2内が凹凸が少ない構造になるため清掃がしやすくな
る。
付けられた構成であつても、透過型ホログラム素子3,5
により暗箱2内の所定の煙検出領域に光学系が形成で
き、また感知器の小型化を計ることができる。また、暗
箱2内が凹凸が少ない構造になるため清掃がしやすくな
る。
感知器外部より侵入する外光及び発光素子4による暗箱
2内の乱反射が受光素子6に入光する量は第1の透過型
ホログラム素子5に対して所定の角度に入射された特定
波長の光線のみが受光素子6に達するため極めて弱く、
すなわち、受光系にビーム特性をもたせてあるため、S/
N比が向上でき煙検出信号が大きく取れ、発光素子4の
発光強度、受光素子6の検出信号を増幅する増幅器の増
幅率を大きくする必要がなくなる等の利点を有する。
2内の乱反射が受光素子6に入光する量は第1の透過型
ホログラム素子5に対して所定の角度に入射された特定
波長の光線のみが受光素子6に達するため極めて弱く、
すなわち、受光系にビーム特性をもたせてあるため、S/
N比が向上でき煙検出信号が大きく取れ、発光素子4の
発光強度、受光素子6の検出信号を増幅する増幅器の増
幅率を大きくする必要がなくなる等の利点を有する。
第1図はこの特許の散乱光式煙感知器の一実施例を示す
縦断面図、第2図は第1図のD−D線断面図である。 1……器体、2……暗箱、3,5……透過型ホログラム素
子、4……発光素子、6……受光素子、7……プリント
基板。
縦断面図、第2図は第1図のD−D線断面図である。 1……器体、2……暗箱、3,5……透過型ホログラム素
子、4……発光素子、6……受光素子、7……プリント
基板。
Claims (1)
- 【請求項1】外気の侵入が自由で外からの光が入らない
ように構成され、内部に煙検出領域を有する暗箱と、特
定波長のコヒーレントな光線を発生し、上記暗箱の外に
設けられた発光素子と、該発光素子からの光線を上記暗
箱内の煙検出領域に放射させ、上記暗箱内面と面一にな
るよう配置した第1の透過型ホログラム素子と、上記煙
検出領域に侵入した煙による散乱光を集光し、上記暗箱
内面と面一になるよう配置した第2の透過型ホログラム
素子と、上記暗箱の外に設けられ、上記第2の透過型ホ
ログラム素子の集光位置に設けられた煙による散乱光を
検出する受光素子とを具備したことを特徴とする散乱光
式煙感知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31055189A JPH07120477B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 散乱光式煙感知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31055189A JPH07120477B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 散乱光式煙感知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03172996A JPH03172996A (ja) | 1991-07-26 |
JPH07120477B2 true JPH07120477B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=18006600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31055189A Expired - Fee Related JPH07120477B2 (ja) | 1989-12-01 | 1989-12-01 | 散乱光式煙感知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120477B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106152211A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-11-23 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种实时油烟浓度监测系统及应用有该系统的油烟机 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004002591B4 (de) * | 2004-01-16 | 2016-03-03 | Robert Bosch Gmbh | Brandmelder |
CN103903383B (zh) * | 2014-04-23 | 2016-06-08 | 中国科学技术大学 | 一种高灵敏度火灾烟雾报警器的光学接收组件 |
-
1989
- 1989-12-01 JP JP31055189A patent/JPH07120477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106152211A (zh) * | 2016-03-29 | 2016-11-23 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种实时油烟浓度监测系统及应用有该系统的油烟机 |
CN106152211B (zh) * | 2016-03-29 | 2019-02-15 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种实时油烟浓度监测系统及应用有该系统的油烟机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03172996A (ja) | 1991-07-26 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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