JPH07119856A - 通気弁用防火カバー - Google Patents

通気弁用防火カバー

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Publication number
JPH07119856A
JPH07119856A JP26282493A JP26282493A JPH07119856A JP H07119856 A JPH07119856 A JP H07119856A JP 26282493 A JP26282493 A JP 26282493A JP 26282493 A JP26282493 A JP 26282493A JP H07119856 A JPH07119856 A JP H07119856A
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JP
Japan
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cover
opening
ventilation valve
drain pipe
attached
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Withdrawn
Application number
JP26282493A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Ishiyama
哲雄 石山
Izumi Horio
泉 堀尾
Yoshio Hatano
快男 波田野
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小火等の発生時に、通気弁を火炎から保護し
て、燃焼を防止する。 【構成】 排水管1に、アダプタ21を介して、通気弁
4の外周を覆うように、カバー本体22を取り付ける。
カバー本体22に形成された開口部34に支持軸36を
設け、この支持軸36に開口部34を開閉する一対の蓋
体35を設ける。蓋体35を、開口部34を閉鎖する方
向へ常に付勢する巻きバネ37を支持軸36に設ける。
蓋体35の縁端部同士を、火炎によって焼失するヒュー
ズ38によって、巻きバネ37の付勢力に反して連結す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の配水管の上
部端末に設けられる通気弁を火炎から保護する通気弁用
防火カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、集合住宅等の上下に配設され
た排水管では、この排水管内を水が流下すると、この水
によって排水管の上方側が負圧となり、この負圧となっ
た上方側の排水管に連通されているトイレ、あるいは浴
槽等にて、トラップ封水部(ウォータシール)の封水機
能が働かなくなり、排水管内の異臭が室内へ侵入してし
まうという問題がある。このため、この排水管の上端部
は、屋外へ露出させて開口させる必要があるが、この上
端部を屋外へ開口させる場合、この上端部を雨仕舞しな
ければならなかった。
【0003】このため、図11に示すように、この排水
管1の上端部を屈曲させて建物の側面に開口させたり、
上端部を建物の屋上から突出させて、この突出させた箇
所に鳩小屋2を構築したり、あるいは、この屋上から突
出させた上端部に、ベントキャップ3またはベンチレー
タ等を取り付けたりして、雨水の侵入等を防止してい
た。しかしながら、上記のような構造では、その構築費
が嵩むだけでなく、建物自体の美観を損ねてしまうとい
う問題があり、最近では、排水管の上端部を屋内に設置
させる技術が採用されている。そして、この排水管の上
端部を屋内に設置させるために、図12に示すように、
排水管1の上端部に通気弁4を取り付けて、排水管1内
への通気制御を行なうようにしている。
【0004】この種の通気弁4としては、図13に示す
ように、排水管1の上端部に接続されるバルブシリンダ
5と、このバルブシリンダ5の上端部における外周側に
リブ5aによって連結された環状のシール部6と、この
シール部6の外周側に、バルブシリンダ5の上端部を覆
うように取り付けられたバルブドーム12と、このバル
ブドーム12の内面中心に鉛直方向へ形成されたガイド
7に沿って上下方向へ摺動可能に支持された、開口部8
aを有する可動盤8と、この可動盤8の外周側に取り付
けられた円板状のゴムシール9とから構成されたものが
ある。
【0005】そして、この通気弁4によれば、排水管1
内の圧力が高い場合は、ゴムシール9がシール部6の上
端部からなる弁座10とバルブシリンダ5の上端部から
なる弁座11にそれぞれ当接して排水管1内と外部とが
気密され、排水管1内が負圧となった際に、可動盤8が
大気圧によって上方へ押し上げられて、このゴムシール
9と弁座10、11とが離間し、その隙間より外気が流
入し、排水管1内が大気圧に近づいた時点にて可動盤8
が下降して、ゴムシール9と弁座10、11とが密着
し、排水管1内と外部とがシールされるようになってい
る。即ち、この通気弁4を排水管1の上端部に取り付け
ておくことにより、排水管1内が負圧になることによ
る、各部屋のトイレ、浴槽等のトラップ封水部の破封を
防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記通気弁
は、一般的に、その形状あるいはシール機能の確保上、
合成樹脂及びゴム等によって成形されているが、合成樹
脂及びゴムは、可燃性を有するもの、つまり火炎に弱い
ものであるので、万一、通気弁近傍にて小火等が発生し
た際に、この通気弁自体が燃焼してしまう恐れがあっ
た。
【0007】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、小火等の発生時に、通気弁を火炎から保護して、
燃焼を防止する通気弁用防火カバーを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の通気弁用防火
カバーは、集合住宅等にて上下方向へ配設された排水管
の上端部に取り付けられ、前記排水管内の負圧時に、こ
の排水管内と外部とを連通させて、排水管内の負圧を解
消させる通気弁に取り付けられる通気弁用の防火カバー
であって、前記通気弁の下部近傍における排水管に取り
付けられ、前記通気弁を覆って取り付けられる耐熱性及
び耐火性を有する材料から形成されたカバー本体と、こ
のカバー本体に形成された開口部と、この開口部に設け
られ、この開口部を開閉する耐熱性及び耐火性を有する
材料から形成された蓋体と、該蓋体を、前記開口部を閉
鎖する方向へ常に付勢する付勢手段と、前記蓋体を前記
付勢手段の付勢力に反して、前記開口部を開口させる位
置に保持するヒューズとを具備してなり、前記ヒューズ
は、火炎により焼失して前記蓋体の保持を解除してなる
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】この発明の通気弁用防火カバーによれば、通気
弁近傍にて万一小火等が生じると、この小火の火炎によ
りヒューズが焼失し、このヒューズによる蓋体の保持が
解除され、付勢手段の付勢力により、蓋体がカバー本体
の開口部を閉鎖する方向へ移動されて、開口部が蓋体に
よって閉鎖される。これにより、通気弁が、耐熱性及び
耐火性を有するカバー本体と、このカバー本体の開口部
を閉鎖している耐熱性及び耐火性を有する蓋体によっ
て、外部と遮断され、火炎による通気弁の燃焼が防止さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の通気弁用防火カバーの一実施
例を図によって説明する。 (第1実施例)まず、通気弁用防火カバーの第1実施例
を図1から図3によって説明する。図1において、符号
20は、通気弁用防火カバーである。この防火カバー2
0は、排水管1に取り付けられるアダプタ21と、この
アダプタ21の上方に取り付けられ、排水管1の上端部
に接続された通気弁4の外周を覆う筒状のカバー本体2
2とから構成されたものである。
【0011】図2に示すように、アダプタ21は、環状
に形成されたもので、その内周側には、排水管1の外径
より僅かに大きい内径を有する取り付け筒部23が形成
され、外周側には、前記カバー本体22の内径よりも僅
かに小さい外径を有する本体取り付け筒部24が形成さ
れている。また、アダプタ21の取り付け筒部23に
は、その側部に孔部(図示略)が形成されており、この
孔部には、めねじが形成されたねめじブロック25が前
記孔部へねじ孔を連通させた状態に固定され、このめね
じブロック25には、蝶ねじ26がねじ込まれている。
【0012】そして、このアダプタ21の取り付け筒部
23を排水管1へ挿通させ、蝶ねじ26を締め付けるこ
とにより、このアダプタ21が排水管1に固定されるよ
うになっている。また、このアダプタ21の外周側の本
体取り付け筒部24には、一対のねじ孔31、31が対
向位置に形成されている。カバー本体22は、その下端
部を前記アダプタ21の本体取り付け筒部24へ嵌合さ
せることにより、前記排水管1の先端部に取り付けられ
た通気弁4を覆う位置に設置されるようになっている。
【0013】また、このカバー本体22の下端部には、
一対の孔部32、32が対向位置に形成されており、こ
の孔部32、32と、前記アダプタ21の本体取り付け
筒部24に形成されたねじ孔31、31とを連通させた
状態にて、これら孔部32、32へビス33、33を挿
通させて、ねじ孔31、31へねじ込むことにより、カ
バー本体22がアダプタ21に固定され、通気弁4の外
周がカバー本体22によって覆われるようになってい
る。また、このカバー本体22は、その上部が開口部3
4とされており、この開口部には、一対の蓋体35、3
5が設けられている。
【0014】これら蓋体35、35は、カバー本体22
の軸線と直交するように径方向へ支持された支持軸36
に、それぞれ回動可能に支持されたもので、前記支持軸
36に設けられた巻きバネ(付勢手段)37によって、
それぞれ互いに離間する方向へ付勢されている。また、
これら蓋体35、35は、縁端部同士がヒューズ38に
よって連結されて、前記巻きバネ37の付勢力に反して
互いに重ね合わされ、かつカバー本体22の上部にて立
設した状態とされている。これら蓋体35、35の縁端
部同士を連結するヒューズ38は、火炎によって焼失す
るものであり、このヒューズ38が焼失することによ
り、それぞれの蓋体35、35が巻きバネ37の付勢力
によって、互いに離間する方向へ回動されるようになっ
ている。
【0015】また、カバー本体22には、その開口部3
4の近傍における内周側に、円周方向へ亙って環状のス
トッパ39が設けられており、このストッパ39によっ
て、巻きバネ37の付勢力によって回動する蓋体35、
35の回動が止められ、これら蓋体35、35によって
カバー本体22の開口部34が閉鎖されるようになって
いる。また、上記構成の防火カバー20を構成する前記
アダプタ21、カバー本体22、蓋体35は、それぞれ
耐熱性及び耐火性に優れた材料(例えば、ステンレス、
鉄、セラミック、セメントモルタル等)で形成されてい
る。
【0016】次に、上記構成の防火カバー20を設置す
る場合について説明する。まず、排水管1にアダプタ2
1の取り付け筒部23を挿通させて、この排水管1の所
定の高さ位置にて、蝶ねじ26を締め付け、このアダプ
タ21を排水管1に取り付ける。この状態において、排
水管1の上端部に通気弁4を取り付ける。ついで、排水
管1に取り付けたアダプタ21の本体取り付け筒部24
へカバー本体22を嵌合させて、下端部に形成された孔
部32と、本体取り付け筒部24に形成されたねじ孔3
1との位置を一致させて、孔部32からビス33を挿通
してねじ孔31へねじ込み、締め付ける。
【0017】これにより、排水管1の上端部に取り付け
た通気弁4の外周が、防火カバー20によって覆われた
状態となる。ここで、万一、排水管1の近傍にて小火等
が発生し、火炎がヒューズ38に達すると、このヒュー
ズ38が焼失する。これにより、ヒューズ38による蓋
体35、35の連結が解除されて、これら蓋体35、3
5が巻きバネ37の付勢力によって、支持軸36を中心
として互いに離間する方向へ回動し、図3に示すよう
に、それぞれカバー本体22のストッパ39に当接する
ことにより、開口部34が蓋体35、35によって閉鎖
される。これにより、排水管1の近傍にて発生した小火
の火炎が、通気弁4に達することがなく、通気弁の燃焼
が確実に防止される。
【0018】このように、上記第1実施例の通気弁用防
火カバー20によれば、排水管1近傍にて万一小火が発
生したとしても、極めて迅速に、カバー本体22の開口
部34を蓋体35によって閉鎖して、この防火カバー2
1内への火炎の侵入を防止することができるので、小火
の火炎による通気弁4の燃焼を確実に防止することがで
きる。即ち、燃焼性を有する通気弁4が小火の火炎によ
って燃焼することによる火災の助長を確実に防止するこ
とができるとともに、通気弁4が焼失することによる損
害をなくすことができる。
【0019】なお、上記第1実施例の防火カバー20の
構成、構造及び形状は、上記実施例に限定されることは
なく、あらゆる構成、構造及び形状が考えられる。次
に、他の構成、構造及び形状の防火カバーの例を説明す
る。なお、上記第1実施例と同一構造部分には、同一符
号を付して説明を省略する。
【0020】(第2実施例)まず、第2実施例の防火カ
バーを説明する。図4に示すように、第2実施例の防火
カバー41は、排水管1の軸線に対して、軸線を偏心さ
せた状態にカバー本体22が取り付けられたものであ
る。この防火カバー41は、カバー本体22を、通気弁
4を覆った状態に、排水管1の先端部に取り付けるアダ
プタ42の形状が、前記第1実施例のアダプタ21と異
なっている。即ち、この第2実施例のアダプタ42は、
前記取り付け筒部23と、前記本体取り付け筒部24と
が、同心円とされておらず、それぞれの中心がずらされ
ている。
【0021】そして、上記構成の第2実施例の防火カバ
ー41によれば、例えば、排水管1が壁際に配設されて
いる場合であっても、壁面によって邪魔されることな
く、カバー本体22を取り付けることができる。即ち、
この防火カバー41は、壁面に近接する排水管1の先端
部に取り付けた通気弁4の防火を行なうべく取り付けら
れるものである。
【0022】(第3実施例)次に、第3実施例の防火カ
バーを説明する。図5及び図6に示すように、この防火
カバー51を構成するカバー本体52は、底部53を有
する筒状に形成されており、また、その周面には、開口
部54が形成されている。また、このカバー本体52の
内部には、カバー本体52の内周面に沿って蓋体55が
カバー本体52の軸線を中心として回動可能に支持され
ている。そして、この蓋体55は、カバー本体52の底
部53及び蓋体55の上部にそれぞれ形成された係止片
56、56に係止された巻きバネ57によって、開口部
54を閉鎖する方向(図5中矢印方向)へ付勢されてい
る。
【0023】また、この蓋体55の端部は、開口部54
を開いた状態にて、開口部54の縁端部に、火炎により
焼失するヒューズ58によって留め付けられている。即
ち、この第3実施例の防火カバー51によれば、小火等
の火炎によってヒューズ58が焼失すると、蓋体55が
巻きバネ57の付勢力によって図5中矢印方向へ回動さ
れ、この蓋体55の端部が開口部54の他方側の端部へ
当接されて、カバー本体52の開口部54が蓋体55に
よって閉鎖され、小火の火炎の防火カバー51内への侵
入が防止され、通気弁4の燃焼が確実に防止される。
【0024】(第4実施例)次に、第4実施例の防火カ
バーを説明する。図7及び図8に示すように、この防火
カバー61は、矩形状に形成されたアダプタ62と、こ
の矩形状のアダプタ62へ取り付けられる箱状のカバー
本体63とから概略構成されている。そして、このカバ
ー本体63には、その一側面に開口部64が形成されて
おり、この開口部64には、上下方向へ支持軸65が設
けられている。また、この支持軸65には、一対の蓋体
66、66が回動可能に支持されており、さらに、支持
軸65に設けられた巻きバネ67によって、これら蓋体
66、66が互いに離間する方向へ付勢されている。
【0025】また、これら蓋体66、66は、通常、そ
れぞれの縁端部が、火炎により焼失するヒューズ68に
よって、巻きバネ67の付勢力に反して互いに連結され
ている。また、カバー本体63には、開口部64近傍に
ストッパ69が形成されており、巻きバネ67の付勢力
による前記蓋体66、66の回動を規制するようになっ
ている。そして、この第4実施例の防火カバー61によ
れば、排水管1の近傍にて、小火が発生した際に、上記
実施例と同様に、火炎によってヒューズ68が焼失し
て、それぞれの蓋体66、66の連結状態が解除される
と、巻きバネ67の付勢力によってそれぞれの蓋体6
6、66が、支持軸65を中心として互いに離間する方
向へ回動されて、開口部64近傍に形成されたストッパ
69に当接される。
【0026】これにより、カバー本体63の開口部64
が蓋体66、66によって閉鎖された状態となり、カバ
ー本体63内への火炎の侵入が防止され、通気弁4の燃
焼が確実に防止される。
【0027】(第5実施例)次に第5実施例の防火カバ
ーを説明する。図9に示すように、この第5実施例の防
火カバー71は、底部72を有する筒状のカバー本体7
3の上部に、前記底部72を一部だけ残して開口され
て、この開口された部分が開口部74とされている。ま
た、開口部74の底部72側の縁端部には、蓋体75が
回動可能に連結されており、この蓋体75の先端部に
は、錘76が取り付けられている。また、この蓋体75
の上面及び前記底部72の上面には、火炎によって焼失
するヒューズ77が固着されており、このヒューズ77
によって、蓋体75が開口部74側へ傾いた状態に支持
されている。
【0028】即ち、このように、蓋体75が開口部74
側へ傾けられているので、この蓋体75には、重力によ
って開口部74方向へ向かう回動力が作用され、さら
に、この回動力が錘76によって増大されている。ま
た、カバー本体73には、開口部74の近傍にストッパ
78が形成されており、このストッパ78によって、開
口部74方向へ回動してきた蓋体75を、開口部74を
閉鎖する位置に支持するようになっている。
【0029】そして、この第6実施例の防火カバー71
によれば、排水管1の近傍にて、小火が発生した際に、
上記実施例と同様に、火炎によってヒューズ77が焼失
すると、蓋体75が重力によって底部72との連結箇所
を中心として、開口部74方向へ回動し、開口部74の
近傍に形成されたストッパ78に当接されて、カバー本
体73の開口部74が、蓋体75によって閉鎖された状
態となり、カバー本体73内への火炎の侵入が防止さ
れ、通気弁4の燃焼が確実に防止される。即ち、この防
火カバー71は、上記第1実施例から第4実施例にて用
いた巻きバネ37、56、67の代わりに、重力を用い
たものである。
【0030】また、図10に示すものは、上記実施例の
カバー本体22の上部に、防虫カバー81を取り付けた
ものである。この防虫カバー81は、前記カバー本体2
2の上部に嵌合されて取り付けられる筒体82と、この
筒体82の上方側の開口部に貼り付けられた網体83と
から構成とされている。なお、この防虫カバー81は、
カバー本体22に取り付けた際に、網体83が蓋体3
5、35と接触しないように、この網体83が十分に高
い位置に設けられている。そして、この防虫カバー81
をカバー本体22の上部に取り付けることにより、通気
弁4を介して排水管1へ外気が流入される際に、昆虫等
の異物が取り除かれ、通気弁4への異物の侵入を防止す
ることができる。
【0031】したがって、異物の侵入による通気弁4の
内部のシール箇所での悪影響(シール能力の低下、不能
等)を防ぐことができる。なお、上記実施例では、防火
カバーをアダプタとカバー本体とに分離した例を説明し
たが、例えば、半割り状の一対の防火カバーを造り、こ
れら半割り状の防火カバーを互いに突き合わせることに
より、排水管1へ取り付けるようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の通気弁
用防火カバーによれば、下記の効果を得ることができ
る。排水管近傍にて万一小火が発生したとしても、極め
て迅速に、排水管の上端部に取り付けられた通気弁を覆
う耐熱性及び耐火性を有するカバー本体の開口部を、耐
熱性及び耐火性を有する蓋体によって閉鎖して、この防
火カバー内への火炎の侵入を防止することができるの
で、小火の火炎による通気弁の燃焼を確実に防止するこ
とができる。つまり、燃焼性を有する通気弁が小火の火
炎によって燃焼することによる火災の助長を確実に防止
することができるとともに、通気弁が焼失することによ
る損害をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例の通気弁用防火カバーの作
動を説明する防火カバーの斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの斜視図である。
【図6】本発明の第3実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの分解斜視図である。
【図7】本発明の第4実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例の通気弁用防火カバーの構
成及び構造を説明する防火カバーの分解斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例の防火カバーの構成及び構
造を説明する防火カバーの斜視図である。
【図10】本発明の実施例の通気弁用防火カバーに防虫
カバーを取り付けた状態を説明する防火カバーの斜視図
である。
【図11】排水管の上端部の構造を説明する建築物の屋
上付近の断面図である。
【図12】通気弁が設けられた排水管の上端部を説明す
る建築物の屋上付近の断面図である。
【図13】従来の通気弁の構成及び構造を説明する通気
弁の側断面図である。
【符号の説明】
1 排水管 4 通気弁 20、41、51、61、71 防火カバー 22、52、63、73 カバー本体 34、54、64、74 開口部 35、55、66、75 蓋体 37、57、67 巻きバネ(付勢手段) 38、58、68、77 ヒューズ 76 錘(付勢手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅等にて上下方向へ配設された排
    水管の上端部に取り付けられ、前記排水管内の負圧時
    に、この排水管内と外部とを連通させて、排水管内の負
    圧を解消させる通気弁に取り付けられる通気弁用の防火
    カバーであって、 前記通気弁の下部近傍における排水管に取り付けられ、
    前記通気弁を覆って取り付けられる耐熱性及び耐火性を
    有する材料から形成されたカバー本体と、 このカバー本体に形成された開口部と、 この開口部に設けられ、この開口部を開閉する耐熱性及
    び耐火性を有する材料から形成された蓋体と、 該蓋体を、前記開口部を閉鎖する方向へ常に付勢する付
    勢手段と、 前記蓋体を前記付勢手段の付勢力に反して、前記開口部
    を開口させる位置に保持するヒューズとを具備してな
    り、 前記ヒューズは、火炎により焼失して前記蓋体の保持を
    解除してなることを特徴とする通気弁用防火カバー。
JP26282493A 1993-10-20 1993-10-20 通気弁用防火カバー Withdrawn JPH07119856A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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