JPH07119675A - 全水位全速運転ポンプ - Google Patents

全水位全速運転ポンプ

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Publication number
JPH07119675A
JPH07119675A JP26061893A JP26061893A JPH07119675A JP H07119675 A JPH07119675 A JP H07119675A JP 26061893 A JP26061893 A JP 26061893A JP 26061893 A JP26061893 A JP 26061893A JP H07119675 A JPH07119675 A JP H07119675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bell mouth
full
impeller
valve
side wall
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26061893A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Kida
信生 来田
Kenji Kiyota
研治 清田
Manabu Maeda
学 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH07119675A publication Critical patent/JPH07119675A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吐出管内に揚液が水位低下により溜って保持
運転になると自動的に排水する弁を設け、温度上昇等に
よるトラブルの発生を防止する。 【構成】 吐出管5の下端に下方に開口を有するベルマ
ウス1を取付け、同ベルマウス1の上部に主軸3により
回転する羽根車2を設け、ベルマウス1の同羽根車2直
下の側壁に吸気管6を接続した全水位全速運転ポンプで
あって、羽根車2より上部位置のベルマウス1の側壁に
ドレン管7を取付け、同ドレン管7内に常温で閉、常温
より温度が上昇すると開となる形状記憶合金製の弁8を
設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雨水排水の為に常時運転
しているポンプに利用する全水位全速運転ポンプに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の全水位全速運転ポンプとしては、
例えば図7に示すものが提案されている。図7において
1はベルマウス、2は羽根車、3は羽根車に連結された
主軸、4は案内羽根、5は吐出管である。6は逆U字形
の吸気管であって、その一端は羽根車2の直下のベルマ
ウス1の側壁に接続されており、他端は水位Bで吸気す
るよう開口している。前記の如く図7に示す全水位全速
運転ポンプは、無水で起動されて流水がベルマウス1か
ら吸込まれ、羽根車2の入口端にかかると揚水を始め、
案内羽根4、吐出管5を通って吐出される。そして流入
水が多い場合は、高い水位Aで運転されるが、流入水が
減じてくると水位が低下し始め、水位Bに至ると吸気管
6より空気を吸込み、ベルマウス1内で気水分離し、吐
出されずに吐出管内H分の保持運転となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近の雨水排水ポンプ
は、急速な増水に備えて先行待機の全水位全速運転が要
求される。この全水位全速運転ポンプは、ある水位にな
れば羽根車直下のベルマウス1の外周から吸気して揚水
作用を停止するが、全速で回転しているため、羽根車2
の上部の吐出管5内の揚液を保持することになる。この
時の軸動力Pは
【数1】 として求められ、これが全て熱源となって保持液温の上
昇をもたらす。また落水がなければ沸点にまで至り、ト
ラブルの原因となる。本発明は前記従来の問題を解決し
得る全水位全速運転ポンプを提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、吐出
管の下端に下方に開口を有するベルマウスを取付け、同
ベルマウスの上部に主軸により回転する羽根車を備える
と共に、同羽根車直下の同ベルマウスの側壁に吸気管を
接続した全水位全速運転ポンプにおいて、同羽根車より
上部位置のベルマウスの側壁にドレン管を取付け、同ド
レン管内に常温で閉、常温より温度が上昇すると開とな
る形状記憶合金製の弁を設けてなるもので、これを課題
解決のための手段とするものである。
【0005】また本発明は、吐出管の下端に下方に開口
するベルマウスを取付け、同ベルマウスの上部に主軸に
より回転する羽根車を備えると共に、同羽根車直下の同
ベルマウスの側壁に吸気管を接続した全水位全速運転ポ
ンプにおいて、同羽根車より上部位置のベルマウス側壁
にドレン管を取付け、同ドレン管内に設けた弁にピスト
ンのロッドを接続し、同ピストンのシリンダの側壁にお
ける同ピストンより下部位置と羽根車出口のベルマウス
側壁とを圧力導管で接続し、同ピストンより上部位置と
吐出管上部とを他の圧力導管で接続し、同ピストンは水
位低下時に吐出管内に揚液が溜まると上昇して弁を開く
ようにしてなるもので、これを課題解決のための手段と
するものである。
【0006】更に本発明は、吐出管の下端に下方に開口
を有するベルマウスを取付け、同ベルマウスの上部に主
軸により回転する羽根車を備えると共に、同羽根車直下
の同ベルマウスの側壁に吸気管を接続した全水位全速運
転ポンプにおいて、同羽根車より上部位置のベルマウス
側壁にドレン管を取付け、同ドレン管が途中より直角に
下方に折れ曲り、同折れ曲り部の内部に、常時は上方に
付勢されると共に下方に向けた排出口を有する逆円錐状
の弁体と、漏斗状の弁座とよりなる弁を設け、同弁は正
常運転時閉、水位低下時に開となるようにしてなるもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。
【0007】
【作用】請求項1において常時運転の場合、羽根車上部
の水温は流入水と同じであり、ドレン弁周囲の温度は一
般に30℃を上回ることなく、形状記憶合金を利用した
弁は閉状態にある。しかし水位が低下して保持運転に入
るとドレン管周囲は空中となり、吐水管内部の保持水は
前述のように昇温し始める。そして保持水温度が40℃
程度になれば弁が開となり、保持水が空中に放出され
る。保持水の放出が終了すると、弁周囲は外気温度とな
り弁は閉状態に戻る。弁が閉じる時は無水状態であり、
流入水に含まれる異物によって閉塞が防止されることな
く、次回揚水時にドレン管からの漏れを心配することは
ない。
【0008】請求項2の場合、通常運転時シリンダ内の
ピストンには、ポンプ仕様点付近では羽根車出口と吐出
口上部の管の損失、全揚程の2%前後の圧力が上向きに
働く。しかしその力は、ピストンや仕切弁の自重及びシ
ールリングの摩擦力等に相殺されて、ピストンを上部に
動かすことはなく、弁は閉状態にある。もし開となるよ
うなことがあれば、その力に見合うスプリングをピスト
ン上部に設ければよい。一方保持運転となる条件は、
【数2】 であって、通常はα<5であり、回転数を落としていっ
て初めてα>5となり落水する。ということは、上向き
の力が大きいことを示しており、保持運転中ピストンに
は、上向きの力が働いて弁を開とし、ドレン管から放水
する。放水が終了すれば、上部は空気相となり、上部圧
力導管中の水の重さで閉となる。
【0009】請求項3において正常運転の場合、ポンプ
の吐出圧がドレン管を通じて逆円錐状の弁の底面に加わ
り、この弁を支持するバネの力に打ち勝ってバルブは閉
となる。しかし水位が低下して保持運転に入ると、ドレ
ン管周囲は空中となって圧力が低下する(吐出管内の静
圧分が残るのみ)。このときバネ力により逆円錐状の弁
は上部に持ち上げられてバルブ開となり、保持水はドレ
ン管と通じて外部に放出される。
【0010】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の第1実施例、図3は第2実施例、図
4は第3実施例である。先ず図1においてベルマウス1
は上部は吐出管5に連通しており、内部に上部から主軸
3が挿入され、その下端には羽根車2が取付けられ、同
羽根車2の上部の吐出管5の下端内面には案内羽根4が
設けられている。6は逆U字形の逆止弁、A,Bは水位
を示す。なお、以上の構成は前記図7と同一である。さ
て全水位全速運転ポンプは無水で起動され、流入水がベ
ルマウス1から吸込まれて羽根車2の入口端にかかると
揚水を始め、案内羽根4、吐出管5を通って吐出され
る。また流入水が多い場合は、高い水位Aで運転される
が、流入水が減ってくると水位が低下し始め、水位Bに
至ると吸気管6より空気を吸込み、ベルマウス1内で気
水分離して吐出されずに吐出管内H分の保持運転とな
る。このためポンプ軸動力分がヒータとなり、保持水温
度が上昇する。このように温度が上昇すると、羽根車2
上部のベルマウス1の側壁に接続されているドレン管7
に設けられた形状記憶合金製のドレン弁8が反応し、C
点を支点として図2の点線で示すように開状態となり、
保持水が放出される。放出が終了すると弁8は周囲温度
に戻り閉状態となる。
【0011】図3は本発明の全水位全速運転ポンプの第
2実施例を示し、弁8にはロッド11が連結されてお
り、同ロッド11はピストン10に連結され、同ピスト
ン10はシリンダ9内を往復動するようになっている。
またシリンダ9のピストン10より弁8側の側壁には圧
力導管12が連結され、シリンダ9のピストン10の前
記と反対側の側壁には圧力導管12′が連結されてい
る。次に図3の実施例について作用を説明する。保持水
温度が上昇すると、上下の圧力導管12,12′に連通
されたシリンダ9内には導管12からの液圧により上向
きの力が働き、シリンダ9内のピストン10を上方向に
動かす。ピストン9のロッド11はドレン管7に設けら
れた弁8の主軸と接続されているため、弁8は開となっ
て保持水を放出する。保持水の放出が終われば下部は空
になって圧力伝達媒体がなくなるため、上部圧力導管1
2′内の水の重量で弁8は閉となる。
【0012】図4〜図6は本発明の第3実施例を示し、
前記各実施例とは弁8の構造を異にする。この弁8はド
レン管7の直角に下方に曲った部分に設けられており、
弁体13と弁座14よりなり、弁体13は下方に頂点を
有する逆円錐状に形成されると共に、ドレンの排出穴1
5を有し、弁座14は弁体13の円錐に合った形状の漏
斗状に形成されている。また弁体13はドレン管7の内
面天井から垂下した筒体16内に収納されたバネ17に
連結されていて、常時上方に付勢されている。次に吐出
管5内Hに溜った揚液をすばやく外部に抜き出す作用を
説明する。先ずポンプが正常運転されるとき(水位Aの
状態)は、その吐出圧がバネ力に打ち勝ち、弁8は図6
の如く閉の状態にあるが、水位Bに至ると吸気管6の端
部は空中になって吐出圧が低減するため、バネ17の収
縮力により逆円錐状の弁体13が上部に持ち上げられ、
弁8は開となり、吐出管5内に溜った揚液を放出する。
【0013】
【発明の効果】一般に吐出管内の水を保持したまま運転
を続けると温度が上昇し、ポンプ構成材料の伸びの違い
により、羽根車とベルマウスの接触等のトラブルとなる
ことがある。これ避けようとすればこの隙間を大きくす
る必要があるが、この場合には常時運転中の効率低下を
招き、かつ無駄な動力比を必要とする。本発明によれ
ば、吐出管内に水位低下により揚液が溜って温度が上昇
すると、ドレン管に設けられた弁が温度に感応して開い
たり、同揚液の圧力で弁が開いたり、吐出圧の低減で弁
が開いたりして同揚液を排出するため、前記従来の欠点
を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る全水位全速運転ポン
プの縦断面図である。
【図2】図1におけるドレン管の詳細断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る全水位全速運転ポン
プの縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係る全水位全速運転ポン
プの縦断面図である。
【図5】図4におけるドレン管の弁全開時の詳細断面図
である。
【図6】図4におけるドレン管の弁全閉時の詳細断面図
である。
【図7】従来の全水位全速運転ポンプの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベルマウス 2 羽根車 3 主軸 4 案内羽根 5 吐出管 6 吸気管 7 ドレン管 8 ドレン弁 9 シリンダ 10 ピストン 11 ロッド 12,12′ 圧力導管 13 弁体 14 弁座 15 排出穴 16 筒体 17 バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出管の下端に下方に開口を有するベル
    マウスを取付け、同ベルマウスの上部に主軸により回転
    する羽根車を備えると共に、同羽根車直下の同ベルマウ
    スの側壁に吸気管を接続した全水位全速運転ポンプにお
    いて、同羽根車より上部位置のベルマウスの側壁にドレ
    ン管を取付け、同ドレン管内に常温で閉、常温より温度
    が上昇すると開となる形状記憶合金製の弁を設けたこと
    を特徴とする全水位全速運転ポンプ。
  2. 【請求項2】 吐出管の下端に下方に開口するベルマウ
    スを取付け、同ベルマウスの上部に主軸により回転する
    羽根車を備えると共に、同羽根車直下の同ベルマウスの
    側壁に吸気管を接続した全水位全速運転ポンプにおい
    て、同羽根車より上部位置のベルマウス側壁にドレン管
    を取付け、同ドレン管内に設けた弁にピストンのロッド
    を接続し、同ピストンのシリンダの側壁における同ピス
    トンより下部位置と羽根車出口のベルマウス側壁とを圧
    力導管で接続し、同ピストンより上部位置と吐出管上部
    とを他の圧力導管で接続し、同ピストンは水位低下時に
    吐出管内に揚液が溜まると上昇して弁を開くようにした
    ことを特徴とする全水位全速運転ポンプ。
  3. 【請求項3】 吐出管の下端に下方に開口を有するベル
    マウスを取付け、同ベルマウスの上部に主軸により回転
    する羽根車を備えると共に、同羽根車直下の同ベルマウ
    スの側壁に吸気管を接続した全水位全速運転ポンプにお
    いて、同羽根車より上部位置のベルマウス側壁にドレン
    管を取付け、同ドレン管が途中より直角に下方に折れ曲
    り、同折れ曲り部の内部に、常時は上方に付勢されると
    共に下方に向けた排出口を有する逆円錐状の弁体と、漏
    斗状の弁座とよりなる弁を設け、同弁は正常運転時閉、
    水位低下時に開となるようにしたことを特徴とする全水
    位全速運転ポンプ。
JP26061893A 1993-10-19 1993-10-19 全水位全速運転ポンプ Withdrawn JPH07119675A (ja)

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JP26061893A JPH07119675A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 全水位全速運転ポンプ

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JP26061893A JPH07119675A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 全水位全速運転ポンプ

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JPH07119675A true JPH07119675A (ja) 1995-05-09

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ID=17350433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26061893A Withdrawn JPH07119675A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 全水位全速運転ポンプ

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JP (1) JPH07119675A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016138539A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社電業社機械製作所 立軸ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016138539A (ja) * 2015-01-29 2016-08-04 株式会社電業社機械製作所 立軸ポンプ

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Legal Events

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Effective date: 20001226