JPH07119170B2 - 無煙無臭もぐさ - Google Patents
無煙無臭もぐさInfo
- Publication number
- JPH07119170B2 JPH07119170B2 JP2409846A JP40984690A JPH07119170B2 JP H07119170 B2 JPH07119170 B2 JP H07119170B2 JP 2409846 A JP2409846 A JP 2409846A JP 40984690 A JP40984690 A JP 40984690A JP H07119170 B2 JPH07119170 B2 JP H07119170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- moxa
- smokeless
- odorless
- plant
- smoked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
- Finger-Pressure Massage (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、人の皮膚上に置き、燃
やすことにより温熱刺激、および皮膚内に浸透させるこ
とで薬効を得る灸に使用するもぐさにおいて、特に燃焼
させても無煙無臭なもぐさに関するものである。
やすことにより温熱刺激、および皮膚内に浸透させるこ
とで薬効を得る灸に使用するもぐさにおいて、特に燃焼
させても無煙無臭なもぐさに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来は、もぐさの塊を皮膚上に載せ、着
火するか、紙筒内に入れたもぐさに着火するか、孔を有
する紙シートの上にもぐさを置く施灸方式がほとんどで
ある。
火するか、紙筒内に入れたもぐさに着火するか、孔を有
する紙シートの上にもぐさを置く施灸方式がほとんどで
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】かなり前から無煙無
臭を完成させようとカーボン、懐炉灰等種々の製法特
許、実用新案がだされているが未だ世の中に認められた
製品がないのが現状である。
臭を完成させようとカーボン、懐炉灰等種々の製法特
許、実用新案がだされているが未だ世の中に認められた
製品がないのが現状である。
【０００４】カーボンは着火温度が高く、かつ燃焼温度
も高く、しかも燃焼時間も長く施灸にはまったく不都合
な物質である。
も高く、しかも燃焼時間も長く施灸にはまったく不都合
な物質である。
【０００５】懐炉灰のものは、構造上、つぼにたいして
大きすぎ、一定の温度が長時間持続するだけのため、灸
の効果は得られない。
大きすぎ、一定の温度が長時間持続するだけのため、灸
の効果は得られない。
【０００６】また現行の携帯用懐炉も上記の理由があて
はまるのである。
はまるのである。
【０００７】このように、従来の技術では施灸に適した
無煙無臭で燃え、かつ短時間で燃え尽き、燃焼温度が低
く、その温度曲線がもぐさの燃焼温度曲線に近い物質は
いまだ考えだされていない。
無煙無臭で燃え、かつ短時間で燃え尽き、燃焼温度が低
く、その温度曲線がもぐさの燃焼温度曲線に近い物質は
いまだ考えだされていない。
【０００８】
【問題点を解決するための手段】そこで本発明者は、研
究開発の結果、植物繊維を燻じょう処理することによ
り、もぐさの含水率と同程度の含水率が得られ、施灸時
に無煙無臭の効果を奏することはもちろん、もぐさの燃
焼に近い燃焼を得ることができた。
究開発の結果、植物繊維を燻じょう処理することによ
り、もぐさの含水率と同程度の含水率が得られ、施灸時
に無煙無臭の効果を奏することはもちろん、もぐさの燃
焼に近い燃焼を得ることができた。
【０００９】本発明のもぐさは、乾燥した植物の葉を、
石臼等により粉状にし、繊維成分以外の葉緑素などの不
純物を取り除き、そして燻じょう処理してその繊維部分
を使用する。 ここで燻じょうとは、繊維成分を残して
半炭化状にすることで、 完全炭化せずに繊維の弾力性
が失われていない状態に処理することをいう。
石臼等により粉状にし、繊維成分以外の葉緑素などの不
純物を取り除き、そして燻じょう処理してその繊維部分
を使用する。 ここで燻じょうとは、繊維成分を残して
半炭化状にすることで、 完全炭化せずに繊維の弾力性
が失われていない状態に処理することをいう。
【００１０】ただ単に無煙無臭もぐさとして使用するな
らこのままでも使用できる。
らこのままでも使用できる。
【００１１】このもぐさをさらに加工する為には、その
燻じょうした植物繊維をさらに加工処理しなければなら
ない。
燻じょうした植物繊維をさらに加工処理しなければなら
ない。
【００１２】その方法は水の中にこのもぐさを入れる
と、炭化してないものは浮き上がり、完全炭化したもの
は沈殿し、半炭化状態のものは水中上部に浮遊する。
と、炭化してないものは浮き上がり、完全炭化したもの
は沈殿し、半炭化状態のものは水中上部に浮遊する。
【００１３】この原理を応用すると、紙漉きの技術が使
用でき、薄い紙状の無煙無臭もぐさができる。
用でき、薄い紙状の無煙無臭もぐさができる。
【００１４】また、この燻じょう処理したもぐさは、加
湿し圧力を加えると、まとまる性質があり任意の形状に
簡単に成型することができる。
湿し圧力を加えると、まとまる性質があり任意の形状に
簡単に成型することができる。
【００１５】
【実施例】本発明の無煙無臭もぐさは次のようにして製
造される。
造される。
【００１６】
【実施例】 まず、もぐさ材料の植物繊維を乾
燥し、そののち粉状に石臼等により擦りつぶし、しかる
のちに燻じょう処理し、これに水を加えることにより、
完全炭化したものが沈殿し、半炭化のものが水の表面に
浮かぶので、この表面に浮いた半炭化状態のもぐさを集
め、再度乾燥させ、かつ成型する。
燥し、そののち粉状に石臼等により擦りつぶし、しかる
のちに燻じょう処理し、これに水を加えることにより、
完全炭化したものが沈殿し、半炭化のものが水の表面に
浮かぶので、この表面に浮いた半炭化状態のもぐさを集
め、再度乾燥させ、かつ成型する。
【００１７】
【発明の効果】このようにして製造されたもぐさは、Ｊ
ＩＳ−Ｚ−２１０２に準拠した試験で７．６６〜８．２
９％の含水率であり、そして燃研式自動ポンプ熱量計Ｃ
Ａ−３Ｐ（島津製作所製：６５±１０％ＲＨの恒湿器内
で４８時間以上放置したのち、ＪＩＳ−Ｍ８８１４（１
９８５）に準じた測定）にての測定の結果、５．０４０
〜５．２４０ｃａｌ／ｇの熱量が得られることが判明し
た。従来施灸に使用されていたもぐさの熱量の３分の２
にとどまる数値である。
ＩＳ−Ｚ−２１０２に準拠した試験で７．６６〜８．２
９％の含水率であり、そして燃研式自動ポンプ熱量計Ｃ
Ａ−３Ｐ（島津製作所製：６５±１０％ＲＨの恒湿器内
で４８時間以上放置したのち、ＪＩＳ−Ｍ８８１４（１
９８５）に準じた測定）にての測定の結果、５．０４０
〜５．２４０ｃａｌ／ｇの熱量が得られることが判明し
た。従来施灸に使用されていたもぐさの熱量の３分の２
にとどまる数値である。
【００１８】この数値からも明らかなように、本発明も
ぐさは、着火しても無煙無臭であり、また燃焼温度の低
い大変取り扱いやすいものとなっている。
ぐさは、着火しても無煙無臭であり、また燃焼温度の低
い大変取り扱いやすいものとなっている。
【図１】図は、製造工程を示すブロック。
Claims (5)
- 【請求項１】 乾燥した植物の葉を、燻じょう処理する
無煙無臭もぐさの製造法。 - 【請求項２】 乾燥した植物の葉を、裁断または粉状に
擦つぶしてから燻じょう処理する無煙無臭もぐさの製造
法。 - 【請求項３】 乾燥した植物の葉を、燻じょうしてから
擦つぶしてなる無煙無臭もぐさ。 - 【請求項４】 燻じょう処理した植物繊維に水を加える
ことにより選別する方法。 - 【請求項５】 燻じょう処理した植物繊維に、水を加
え、紙漉きの技術と同様の方法により平板上に加工する
無煙無臭もぐさの製造法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409846A JPH07119170B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 無煙無臭もぐさ |
| TW81100581A TW201269B (en) | 1990-12-12 | 1992-01-27 | A production method of smokeless and ordorless medicine used in moxibustion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409846A JPH07119170B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 無煙無臭もぐさ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07173049A JPH07173049A (ja) | 1995-07-11 |
| JPH07119170B2 true JPH07119170B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=18519121
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2409846A Expired - Lifetime JPH07119170B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 無煙無臭もぐさ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07119170B2 (ja) |
| TW (1) | TW201269B (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107029859A (zh) * | 2017-06-14 | 2017-08-11 | 黄定勇 | 低温石磨艾绒提取设备及其生产工艺 |
| CN108371629B (zh) * | 2018-04-18 | 2020-01-24 | 山东皇圣堂药业有限公司 | 一种艾灸装置 |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP2409846A patent/JPH07119170B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-01-27 TW TW81100581A patent/TW201269B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| TW201269B (en) | 1993-03-01 |
| JPH07173049A (ja) | 1995-07-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| ID22287A (id) | Proses untuk penggunaan secara termal butiran limbah | |
| SE8301010D0 (sv) | Rivning av tobaksskaft eller -nerver | |
| JPH07119170B2 (ja) | 無煙無臭もぐさ | |
| JPS5656299A (en) | Biological drying method for waste | |
| CA1226781A (en) | Tobacco treating process | |
| KR940007256B1 (ko) | 무연 무취쑥 | |
| CA2463980A1 (en) | Process and apparatus for disposing of municipal solid waste | |
| JPH06122883A (ja) | トロピカルパームを使用した炭、燃料 | |
| JPS63156884A (ja) | 炭の製造方法 | |
| US20230203392A1 (en) | Sawdust charcoal | |
| FR2378848A1 (fr) | Perfectionnements apportes aux buches reconstituees | |
| Windholz | The merck index online | |
| JP7391466B2 (ja) | バイオマスカルシウム半炭化製造方法。 | |
| Susiati et al. | Effectiveness Test and Comparison Effect of Oyster Mushroom Baglog Waste Composition (Pleurotus Ostreatus) into Alternative Energy for Charcoal Briquettes | |
| Syarief et al. | The effect of the percentage of alaban waste and rice husk waste with tapioca adhesive on the physical properties | |
| KR930005530B1 (ko) | 착화탄용 착화제의 제조방법 | |
| CA2342643A1 (en) | Solid combustible element for disintegrating a combustion deposit layer and method for producing such an element | |
| JPS6215293A (ja) | 粉状固体燃料の固形化方法 | |
| US771760A (en) | Process of treating seaweed. | |
| RU2027692C1 (ru) | Спички для туристов | |
| JPS6061099A (ja) | 有機性汚泥の処理方法 | |
| TR201812404A2 (tr) | Dumansiz pres mangal kömürü üreti̇m yöntemi̇ | |
| SU812769A1 (ru) | Способ сжигани осадков сточныхВОд | |
| CN1226409A (zh) | 人造香烟 | |
| KR830010184A (ko) | 식물질의 섬유질을 이용하여 만든 인조 숯 및 그 제법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220 Year of fee payment: 14 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101220 Year of fee payment: 15 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |