JPH07118698A - 液晶パネル用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液晶パネル用液体洗浄剤組成物

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JPH07118698A
JPH07118698A JP26123393A JP26123393A JPH07118698A JP H07118698 A JPH07118698 A JP H07118698A JP 26123393 A JP26123393 A JP 26123393A JP 26123393 A JP26123393 A JP 26123393A JP H07118698 A JPH07118698 A JP H07118698A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分含量が低い液体洗浄剤組成物であって、
高度な洗浄性、すすぎ性を合わせ持った液晶パネル用液
体洗浄剤を提供すること。 【構成】 (a)炭素数10〜22のアルコールにプロ
ピレンオキシドがブロック付加し、さらにエチレンオキ
シドがブロック付加した形態のノニオン界面活性剤 5
〜45重量%、(b)炭素数1〜8のアルコールにアル
キレンオキシドが付加した化合物、そのアルキルエステ
ル又は炭素6〜22のカルボン酸にアルキレンオキシド
が付加し、さらにアルキルでエステル化した化合物 5
0〜90重量%、及び(c)水 5〜14重量%を含む
ことを特徴とする液晶パネル用液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルを洗浄する
のに使用する液晶パネル用液体洗浄剤組成物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に液晶表示用パネルは、10μm以
下の適切な間隔を保持し、2枚のガラス基板を内部が中
空になるように接着剤によってその周囲を貼り合わせた
後、この中空部に液晶を封入したものである。2枚のガ
ラス基板内面には、透明導電膜で構成された文字、画像
表示用電極を有し、この電極に制御用電気信号を印加す
ることにより文字、画像等を表示することができる。液
晶パネルは、元来消費電力が少なく、かつ近年高コント
ラスト化等の技術改良が進んだ結果、コンピューター端
末表示用、テレビジョン用等より繊細で多様な画像表示
が可能となり、これにつれて用途が拡大しつつある。し
かし、繊細な画像表示をするためには上記電気制御信号
を印加するためにガラス基板端面に形成される電極端子
を3〜10本/mmの間隔で、1個の表示セルに数千本
配置しなければならないことから、高密度配線化が進ん
でいる。これらの電極端子配線の配置列を挙げれば、導
体端子部の導体幅100〜300μmに対して数千本並
んだ導体端子をそれぞれ電気的に絶縁して独立させるた
めの端子配線間隔は、画像表示品位を保つ必要上10〜
30μmと非常に狭く配置しなければならない。
【0003】このため、端子配線間の絶縁を維持するこ
とが容易でなく、わずかな汚染物質が端子面上に存在す
るだけでも、絶縁不良による画像表示欠陥を生じたり、
湿度が加わると電蝕によって断線事故を生じて液晶パネ
ルの表示機能を破壊してしまう等の問題を生じる。特
に、液晶パネルにおいては、液晶注入時に液晶室外の基
板間に吸引された液晶が、汚染の原因となる。液晶パネ
ルの製造に際しては、透明電極が形成された2枚の基板
間に液晶を封すべく、一部開口を残して上下基板をその
周縁部で接着剤により貼り合わせて液晶室を形成し、空
の液晶パネルを形成する。この空パネルは、真空にした
注入室内で開口部が液晶物質中に浸され、次いで、注入
室を大気に開放することにより、液晶物質が基板間(液
晶室内)に吸引され、開口部をシールすることにより、
基板間に液晶物質の封入された液晶セルが形成される。
しかしながら、2枚の液晶パネル基板の接着部の外側に
は、液晶パネル基板が微小ギャップで対向する空隙部が
生じることが避けられない。そのため、上記の空パネル
への液晶注入時に、毛細管現象により液晶がこの空隙部
に入り込んでしまう。この液晶をそのまま放置しておく
と、液晶が大気中の汚染物質を取り込んで絶縁不良を起
こしやすいため、液晶を洗浄除去する必要がある。しか
し、この空隙部のギャップは10μm以下と狭いため、
入り込んだ液晶を洗浄除去することは困難である。
【0004】以上の理由から、従来完成された液晶パネ
ルの洗浄剤としては、高度な洗浄力を有し、汚染残渣を
残すことのないフロン113、1,1,1−トリクロロ
エタン等が使用されてきたが、これらは上空のオゾン層
破壊等の環境問題から、1995年全廃が決定してお
り、近年その代替洗浄剤の要望が高まってきている。こ
のような状況の中、これらの代替洗浄剤として特開平3
−62895号公報、同3−162496号公報、同4
−57897号公報、同4−68096号公報等にいわ
ゆる準水系洗浄剤組成物が報告されている。また、特開
平4−57898号公報、同4−170500号公報、
同4−318100号公報、同5−148499号公報
には水系洗浄剤も報告されている。しかしながら、上記
洗浄剤組成物は液晶パネルの多様化、空隙部分の複雑化
の進む新しい液晶パネルの洗浄に対して、いまだ充分な
性能を有していない。例えば、準水系に相当する組成物
はさらなる洗浄力の向上と洗浄剤成分の残留による後工
程への影響をなくすためにより優れたすすぎ性が要求さ
れている。かかる状況に鑑み、液晶の洗浄力を高めるた
めには洗浄剤中の水分量を極力少なくすることが有効と
考えられるが、このように、洗浄剤中の水分量を少なく
すると洗浄剤が引火性を示すようになるとともに、洗浄
剤の洗浄力は向上するものの、特にグリコールエーテル
系溶剤との併用系では、すすぎ性が悪くなるといった問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水分含量が
低い液体洗浄剤組成物であって、高度な洗浄性、すすぎ
性を合わせ持った液晶パネル用液体洗浄剤を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、長鎖炭化水素
基にプロピレンオキシドがブロック付加し、さらにエチ
レンオキシドがブロック付加した形態のノニオン界面活
性剤に、短鎖炭化水素基にアルキレンオキシドが付加し
た化合物又は末端アルキルエーテル化物とを、該化合物
の量が50重量%以上となるようにして併用すると上記
課題を解決できるとの知見に基づいてなされたのであ
る。すなわち、本発明は、(a)下記一般式(I)で表
される非イオン界面活性剤5〜45重量%、(b)下記
一般式(II)又は(III)で表される化合物 50〜90
重量%、及び(c)水 5〜14重量%を含むことを特
徴とする液晶パネル用液体洗浄剤組成物を提供する。 R1 −O−(C3 6 O)m −(C2 4 O)n −H (I) (式中、R1 は、炭素数10〜22のアルキル基ないし
はアルケニル基又は炭素数12〜25のアルキルフェニ
ル基ないしはアルケニルフェニル基、mは、1〜10の
整数、nは、5〜30の整数を示す。) R2 −O−(Cp 2pO)r −R3 (II) (式中、R2 は、炭素数1〜8のアルキル基あるいはア
ルケニル基、pは、2又は3、rは、アルキレンオキシ
ドの平均付加モル数であって1〜8の整数を示す。但
し、同一のアルキレンオキシドが単独で付加していて
も、2種類のアルキレンオキシドが混合して付加してい
てもよい。R3 は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基
を示す。) R4 −C(O)−O−(Cq 2qO)v−R5 (III) (式中、R4 は炭素5〜21のアルキル基ないしアルケ
ニル基、qは2、3または4、vはアルキレンオキシド
の平均付加モル数であって0または1〜10の整数を示
す。但し、同一のアルキレンオキシドが単独で付加して
も、2種類のアルキレンオキシドが混合付加してもよ
い。R5 は1〜16のアルキル基または、アルケニル基
を示す。)
【0007】(a)成分の一般式(I)の非イオン界面
活性剤化合物において、R1 は炭素数10〜22、好ま
しくは12〜18のアルキル基ないしはアルケニル基、
又は炭素数12〜25のアルキルフェニル基ないしはア
ルケニルフェニル基である。R1 の炭素数が10より小
さくても、又22より大きくても洗浄力が低下する。m
の数が1〜10、nの数が5〜30の範囲以外では、洗
浄力は発揮されるものの、すすぎ性が不良となる。一般
式(I)のR2 −O−であるアルコール残基を形成する
高級アルコールとしては、例えばラウリルアルコール、
ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステア
リルアルコール、ノナデカアルコール、エライジルアル
コール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコールや動
植物油脂脂肪酸由来のアルコール、例えば牛脂アルコー
ル、魚油アルコール、豚油アルコール及びこれらの硬化
物、ソフタノール、ドバノール、オキソコール等の合成
アルコール(いずれも商標名)が挙げられる。一般式
(I)のR2 −O−であるアルキルフェノール残基を形
成するアルキルフェノール類としては、オクチルフェノ
ール、ノニルフェノールが好ましい。mはプロピレンオ
キシドの平均付加モル数を示し、1〜10、好ましくは
2〜8である。nはエチレンオキシドの平均付加モル数
を示し、5〜30、好ましくは5〜20の数である。
【0008】(b)成分の一般式(II)の化合物におい
て、R2 は炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜6のア
ルキル基又はアルケニル基である。R2 の炭素数がこの
範囲外では洗浄力が不十分となる。R3 は、水素原子又
は炭素数1〜8、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基
である。pは、2又は3の整数である。rは、アルキレ
ンオキシドの平均付加モル数を示し、1〜8、好ましく
は1〜5である。アルキレンオキシドとしては、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが
単独で、あるいは混合して付加できるが、特にエチレン
オキシド単独付加物が好ましい。rの数がこの範囲外で
は洗浄性が低下する。(b)成分の一般式(II)の化合
物は、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、
プロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルア
ルコール等の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアル
コールに、アルキレンオキシドを単独又は混合付加した
化合物等が挙げられ、更に、これらのアルキレンオキシ
ド付加物の末端水酸基をアルキルクロライド、ジメチル
硫酸、ジエチル硫酸等によりメチル化、エチル化又はブ
チル化した化合物等が挙げられる。
【0009】(b)成分の一般式(III) の化合物におい
て、R4 は炭素数5〜21、好ましくは7〜17のアル
キル基ないしアルケニル基である。R4 が5より小さく
ても21より大きくても洗浄力が低下する。R5 は炭素
数1〜16、好ましくは1〜12のアルキル基ないしア
ルケニル基である。qは2、8または4である。vはア
ルキレンオキシドの平均付加モル数を示し、0または1
〜10、好ましくは0または1〜5である。アルキレン
オキシドとしてはエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、プチレンオキシドが単独で、あるいは混合して付加
できるが、特にエチレンオキシド単独付加物が好まし
い。vの数がこの範囲外では洗浄力が低下する。一般式
(III) の化合物中のR4 −C(O)−O−として、具体
的にはカプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノ
ール酸、リノレン酸、エライジン酸、アラキン酸、ベヘ
ン酸、エルカ酸等の残基等が挙げられる。又、一般式(I
II) におけるv=0の場合の具体例としては、カプリル
酸メチル、カプリン酸メチル、ラウリン酸メチル、ミリ
スチン酸メチル、パルミチン酸メチル、ステリアン酸メ
チル、オレイン酸メチル、リノール酸メチル、リノレン
酸メチル、アラキン酸メチル、ベヘン酸メチル、エルカ
酸メチル、カプリル酸エチル、カプリル酸 n−ブチ
ル、カプリル酸 n−ペンチル、カプリル酸 2エチル
−n−ヘキシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸 n−
ブチル、ラウリン酸n−ペンチル等のエステルが挙げら
れる。
【0010】また、アルキレンオキシド付加体としては
メタノールのエチレンオキシド1〜10モル付加体とラ
ウリン酸とのエステル、n−ブタノールのプロピレンオ
キシド1〜10モル付加体とラウリン酸とのエステル、
2−エチル−n−ヘキサノールのエチレンオキシド1〜
10モル付加体又はメタノールのエチレンオキシド1〜
10モル付加体とステアリン酸/オレイン酸/リノール
酸等の混合脂肪酸とのエステル等のエステルが挙げられ
る。一般式(II)で表される化合物は、末端基の異なる
2種以上の化合物を併用することによって、洗浄性、す
すぎ性をより一層向上させることができる。一般式(I
I)において、R3 が水素で表される化合物b−1とR
3 が炭素数1〜8のアルキル基で表される化合物b−2
の重量比が、化合物b−1/化合物b−2=30/70
〜0/100、化合物b−1と成分(b)の一般式(II
I) で表される化合物b−3の重量比が、化合物b−1
/化合物b−3=30/70〜0/100、又は化合物
b−1と〔化合物b−2と化合物b−3の合計〕の重量
が、化合物b−1/〔化合物b−2と化合物b−3の合
計〕=30/70〜0/100で使用するのが好まし
い。
【0011】本発明の液晶パネル用液体洗浄剤におい
て、(a)成分の配合比率は5〜45重量%(以下、%
と略称する)、好ましくは8〜15%である。5%より
少ないと洗浄力は変わらないがすすぎ性が極端に低下
し、パネルへの洗浄剤成分の残留が生じる。一方、45
%を超えると洗浄剤の粘度が上昇するため、極端な洗浄
力の低下を引き起こす。従って、本発明の液体洗浄剤の
粘度は0〜20cp(25℃)の範囲にあることが好ま
しい。(b)成分の配合比率は50〜90%、好ましく
は65〜90%である。50%より少ないと、徐々に液
晶材の溶解速度が低下し、その結果洗浄力が低下する。
また、90%より多くなると、(a)成分の割合が5%
以下となるため、すすぎ性が劣化すると同時に液安定性
の劣化が起こる。(c)成分の配合比率は5〜14%、
好ましくは、5〜12%である。5%より少ないと洗浄
剤が引火性を示すようになる。一方、14%を超える
と、液晶溶解速度が低下し、その結果洗浄力が低下す
る。本発明の液晶パネル用洗浄剤は、一般式(I)の化
合物の1種又は2種以上、一般式(II)の化合物の1種
又は2種以上、及び水を含有し、通常原液のまま使用す
るが、適宜目的に応じて希釈して使用することもでき
る。。また、本発明の液体洗浄剤には、その他必要に応
じて任意成分を配合することができる。例えば炭素数8
〜16の炭化水素類、第4級アンモニウムハイドライド
類、クエン酸、酒石酸等を添加することによって、洗浄
性能をいっそう改善できる。ベンゾトリアゾール等の防
錆剤、安息香酸塩等の防錆剤等を配合することも可能で
ある。
【0012】
【発明の効果】本発明の液晶パネル用液体洗浄剤は、フ
ロン系等の溶媒を必要とすることなく、水系でしかも非
水系洗浄剤のように火災や作業環境上の問題もなく、液
晶パネル製造後の汚染液晶に対して優れた洗浄性能なら
びにすすぎ性能を示し、適度の粘度を有するので使用し
やすく、特に従来、水系では不可能であると考えられて
いた基板空隙部に吸入、残存する液晶の洗浄に対しても
極めて有効である。以下、実施例により本発明の液晶パ
ネル用液体洗浄剤についてさらに具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】実施例1 表−1に示す組成の本発明の液晶パネル用液体洗浄剤組
成物及び表−2に示す組成の比較用液体洗浄剤組成物を
調製し、その性能を以下の方法で評価した。結果を表−
1及び表−2に示す。洗浄性評価 液晶セルの空隙部に液晶材を塗布し、室温で10分間静
置した。調製した各々の液体洗浄剤の原液中で60℃、
10分間の浸漬洗浄を行い、純水で充分すすいだ後、風
乾したセルの空隙部を偏光顕微鏡で観察して、液晶材の
除去程度を目視判定し、以下の基準により評価した。 ◎:空隙部に液晶が全く残らない。 ○:空隙部に液晶が極くわずか残る。 △:空隙部に液晶がやや残る。 ×:空隙部に液晶がかなり残るすすぎ性評価 スライドガラス(25mm×76mm)を各液体洗浄剤
組成物中に完全に浸漬させた後、40℃のイオン交換水
200ml中で20回振動すすぎを行い、すすぎ後のス
ライドガラス表面状態を目視判定し、以下の基準により
評価した。 ◎:スライドガラス表面がほぼ完全に水濡れする。 ○:スライドガラス表面のほとんどが水濡れする。 △:スライドガラス表面上に洗浄成分の残留が一部確認
でき、一部水はじきする。 ×:スライドガラス表面上に洗浄剤成分の残留がひど
く、ほとんど水はじきする。引火点評価 消防法に準じてタグ密閉式及びクリーブランド開放式引
火点測定器を用いて、引火点の測定を行い、消防法上の
非危険物に該当する場合は、引火性なしとした。
【0014】
【表1】 表−1(本発明
品) 組成(No) 1 2 3 4 5 6 7 8 非イオン界面活性剤1021O(PO)6(EO)15H 10 15 C1429O(PO)4(EO)10H 10 C1837O(PO)8(EO)28H 15 C9 19φO(PO)10(EO)20 H 8 C1225O(PO)2(EO)5 H 5 5 C1225O(PO)7(EO)10H 20 C1225O(PO)10(EO)25 H 10 ──────────────────────────────────溶剤 CH3 O(EO)3 CH3 80 40 20 40 40 C2 5 O(EO)3 2 5 40 25 45 30 55 C4 9 O(EO)2 4 9 20 5 15 25 C8 17O(EO)4 8 17 20 15 C6 13O(EO)2 H 20 20 20 C4 9 O(EO)2 H 4 103 7 O(PO)2 H 35 10 水 10 10 5 8 10 10 10 5 洗浄性 ○〜◎ ◎ ◎ ◎ ○〜◎ ○ ◎ ◎ ──────────────────────────────────── すすぎ性 ◎ ○ ○ ○ ◎ ◎ ○ ○ ──────────────────────────────────── 本発明は、いずれも引火性がなかった。又、洗浄試験に
は、原液を使用した。 1)表中の数字は%を示す。 2)φはベンゼン環を示す
【0015】
【表2】 表−2(比較品) No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 非イオン界面活性剤 C1021O(PO)6(EO)15H 20 20 10 13 1 45 10 C1837O(PO)7H 10 C1837O(PO)7(EO)1 H 10 C1837O(PO)15(EO)3H 10 C1225O(EO)7(PO)3 H 10 C1225OSO3 Na 10 ──────────────────────────────────── 溶剤 炭化水素(C14パラフィン) 70 CH3 O(EO)3 CH3 10 40 40 20 40 40 40 40 40 C4 9 O(EO)2 4 9 5 15 15 10 20 20 20 20 20 C6 13O(EO)2 H 20 20 24 5 20 20 20 20 20 40 C4 9 O(EO)2 H 30 10 10 10 40 1021O(EO)8 H 70 水 10 10 25 2 10 10 10 10 10 10 10 10 洗浄性 ○ ○ × ◎ ◎ × ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ △ ──────────────────────────────────── すすぎ性 × × ○ ○ × ○ △ △ × × × ○ ──────────────────────────────────── No4は引火性を示したが、これ以外のものは引火性がな
かった。又、洗浄試験には、原液を使用した。 1)表中の数字は%を示す。
【0016】
【実施例】 実施例2 表−3に示す成分を使用した以外は、実施例1と同様に
して洗浄力、すすぎ性などを評価した。結果もまとめて
表−3に示す。
【表3】 表−3 組成(No) 1 2 非イオン界面活性剤1021O(PO)6(EO)15H 15 − C1225O(PO)7(EO)10H − 15 ──────────────────────────────溶剤4 9 O(EO)2 4 9 − 20 C8 17COOC8 17 *1 55 40 C12COO(EO)2 1225 − − C6 13O(EO)2H 20 10 C4 9 O(EO)2H − 5 ──────────────────────────────水 10 10 洗浄性 ◎ ◎ ────────────────────────────── すすぎ性 ○ ○ ────────────────────────────── 本発明は、いずれも引火性がなかった。又、洗浄試験に
は、原液を使用した。表中の数字は%を示す。 *1 のC
8 17は、2−エチル−ヘキシルを表す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(I)で表される非イ
    オン界面活性剤 5〜45重量%、(b)下記一般式
    (II)又は(III)で表される化合物 50〜90重量
    %、及び(c)水 5〜14重量%を含むことを特徴と
    する液晶パネル用液体洗浄剤組成物。 R1 −O−(C3 6 O)m −(C2 4 O)n −H (I) (式中、R1 は、炭素数10〜22のアルキル基ないし
    はアルケニル基又は炭素数12〜25のアルキルフェニ
    ル基ないしはアルケニルフェニル基、mは、1〜10の
    整数、nは、5〜30の整数を示す。) R2 −O−(Cp 2pO)r −R3 (II) (式中、R2 は、炭素数1〜8のアルキル基あるいはア
    ルケニル基、pは、2又は3、rは、アルキレンオキシ
    ドの平均付加モル数であって1〜8の整数を示す。但
    し、同一のアルキレンオキシドが単独で付加していて
    も、2種類のアルキレンオキシドが混合して付加してい
    てもよい。R3 は、水素又は炭素数1〜8のアルキル基
    を示す。) R4 −C(O)−O−(Cq 2qO)v−R5 (III) (式中、R4 は炭素5〜21のアルキル基ないしアルケ
    ニル基、qは2、3または4、vはアルキレンオキシド
    の平均付加モル数であって0または1〜10の整数を示
    す。但し、同一のアルキレンオキシドが単独で付加して
    も、2種類のアルキレンオキシドが混合付加してもよ
    い。R5 は1〜16のアルキル基または、アルケニル基
    を示す。)
  2. 【請求項2】 成分(b)の一般式(II)において、R
    3 が水素で表される化合物b−1とR3 が炭素数1〜8
    のアルキル基で表される化合物b−2の重量比が、化合
    物b−1/化合物b−2=30/70〜0/100、化
    合物b−1と成分(b)の一般式(III) で表される化合
    物b−3の重量比が、化合物b−1/化合物b−3=3
    0/70〜0/100、又は化合物b−1と〔化合物b
    −2と化合物b−3の合計〕の重量が、化合物b−1/
    〔化合物b−2と化合物b−3の合計〕=30/70〜
    0/100であることを特徴とする請求項1記載の液晶
    パネル用液体洗浄剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008075090A (ja) * 2002-04-18 2008-04-03 Lion Corp 液晶パネル用水系液体洗浄剤組成物
JP2014012860A (ja) * 2006-04-07 2014-01-23 Beckman Coulter Inc 血液分析器を洗浄するためのホルムアルデヒドを含まない洗浄剤組成物およびその使用法

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