JPH07117971B2 - 保守作業ダイヤ作成システム - Google Patents

保守作業ダイヤ作成システム

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JPH07117971B2
JPH07117971B2 JP12447993A JP12447993A JPH07117971B2 JP H07117971 B2 JPH07117971 B2 JP H07117971B2 JP 12447993 A JP12447993 A JP 12447993A JP 12447993 A JP12447993 A JP 12447993A JP H07117971 B2 JPH07117971 B2 JP H07117971B2
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明 星野
秀勝 小田
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Central Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新幹線や在来線など
で、レール更換や道床更換等の保守作業を行う際の、保
守作業用の車両の運行ダイヤを作成するためのシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、新幹線の保守は、新幹線の終
列車通過後から早朝の始発列車の走るまでの夜間の限ら
れた時間内に実施されている。この保守作業では、それ
まで列車の走っていたレールを、概ね1500m程度に
渡って切断し、これを新しいレールへと新旧入れ替えて
溶接を行い、翌朝には走行できるようにする「ロングレ
ール更換作業」や、レール・マクラギ下の道床砕石を掘
削して、その後新しいバラストを入れて元の軌道に復旧
する「道床更換作業」等の工事を行っている。
【0003】これらの保守作業を行うには、準備作業か
ら本作業,後作業まで、常に軌道モータカーや道床更換
用の特殊作業車や、ロングレールを運搬する作業車(在
来線の貨物列車と同様のもの)を運行するため、事故を
起こさないように保守作業ダイヤを作成して作業員に徹
底している。
【0004】この保守作業ダイヤは、従来、年間作業計
画と月間の細部の作業計画を計画ダイヤに入れておき、
「上り線と下り線の保守用車が衝突せずに運行できるこ
と」、「運行上多くの制限を侵していないこと」等を人
間がチェックし、安全を確認して作業を行うよう各作業
所と連絡・確認を行い、その後、保守作業区間や時間を
表した保守作業上申書や、保守用車の運行経路や運行時
間を表した保守用車使用上申書へ必要事項を記入し、こ
れらを保守作業ダイヤの作成を行う指令所に集め、さら
に作業所との境界や他の作業所管内を運行する保守用車
の調整を行い、保守作業ダイヤを作成し、該当する作業
所に印刷配布し、さらに安全を期するために当日の朝に
作業区間や保守用車運行区間と時間の確認を各作業所と
駅に対して行っている。これらは従来、すべて人間に頼
って行ってきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来は、す
べて人手により行ってきたため、以下の問題があった。 連絡や確認漏れによる時間の間違いや上下線の間違
いがあった。 保守作業ダイヤを人間の手で書いていたので見にく
かった。 保守用車の運行上の制限を1つ1つ人間がチェック
していたため、チェックに長時間を要していた。 今までは、計画ダイヤに保守作業区間や時間を表
し、そこに保守用車の運行経路や時間を表して確認し、
保守作業上申書や保守用車使用上申書へ書き直し、これ
をさらに確認しながら手書きにより保守作業ダイヤを作
成し、各所に発送するといった手順をとっていたため、
多大の人力と時間を費やしていた。
【0006】そこで、本発明においては、保守作業用ダ
イヤの作成を省力化し、かつ、より安全・確実な保守作
業用ダイヤを作成し得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】かかる課題を解
決するためになされた本発明の保守作業ダイヤ作成シス
テムは、請求項1に記載し、図1に例示する様に、管轄
地区内の各保線所に分散配置された保線所側端末と、管
轄地区の指令所に配置された指令所側端末と、これらを
有線又は無線にて接続する通信手段とから構成され、レ
ールの更換や道床の更換等の鉄道設備の保守作業を行う
際に、各保線所側端末から保守作業の日時・内容や、保
守作業に使用する車両の運行区間・運行時間等の保守作
業に関する上申事項を入力し、指令所側端末にて各作業
所からの入力事項を記憶・蓄積し、この記憶・蓄積され
た内容に基づいて管轄地区内における保守作業用の車両
の運行ダイヤを作成する保守作業ダイヤ作成システムで
あって、前記上申事項を記憶・蓄積する上申事項記憶手
段と、該上申事項記憶手段への記憶内容を禁止規則と照
合し、各保線所側端末からの上申事項に示された作業内
容や車両の使用条件等が禁止事項に該当するか否かを判
断する禁止事項判断手段と、該禁止事項判断手段が禁止
事項に該当すると判断した場合には、その旨を警告する
禁止事項警告手段と、前記禁止事項判断手段が禁止事項
に該当しないと判断した場合には、前記上申事項記憶手
段の記憶内容に基づいて管轄地区全域にわたる保守作業
用の車両の運行ダイヤを作成する全域ダイヤ作成手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1記載の保守作業ダイヤ作成シ
ステムによれば、保守作業の上申は、保線所側端末から
の入力によればよく、ここで入力された情報は通信手段
を介して指令所側端末へ送られる。指令所側端末では、
各保線所側端末から送られてきた情報を統括管理するこ
ととなり、上申事項記憶手段に記憶・蓄積させる。そし
て、保守作業ダイヤの作成に当たっては、禁止事項判断
手段が、上申事項記憶手段への記憶内容を禁止規則と照
合し、各保線所側端末からの上申事項に示された作業内
容や使用車両等が禁止事項に該当するか否かを判断す
る。この判断で禁止事項に該当する場合には、禁止事項
警告手段が、その旨を警告する。この警告は、例えば、
指令所側端末の表示装置や出力装置を介して行う様にす
れば、担当者が関連部署と連絡を取り合って内容の変更
等を行うのに供することができる。あるいは、該当する
上申事項を入力した保線所側端末へ送信することによ
り、該当作業所で直ちに修正作業に入れる様にしてもよ
い。
【0009】禁止規則に該当しない場合には、全域ダイ
ヤ作成手段が、管轄地区全域についての保守作業ダイヤ
を作成する。指令所側端末と保線所側端末とは通信手段
により接続されているので、作成した保守作業ダイヤ
は、この通信手段を介して指令所側端末と保線所側端末
の双方で利用することができ、必要に応じて保線所側端
末に表示したり、紙出力したりすることができる。
【0010】なお、全域ダイヤ作成手段は、指令所側端
末の方に備えさせておくのがよいが、保線所側端末の方
に備えさせておいてもよい。即ち、保線所側端末にて指
令所側端末の上申事項記憶手段を参照しつつ全域の運行
ダイヤを作成する様になっていても構わない。また、作
業所・指令所の双方に全域ダイヤ作成手段を備えさせて
おき、それぞれで全域ダイヤを作成する様にしてもよ
い。
【0011】また、請求項2に記載した様に、本発明
は、請求項1記載の保守作業ダイヤ作成システムにおい
て、前記禁止事項判断手段は、各保線所側端末から上申
された作業内容から、保守作業用の車両の運行不可能な
区間・時間を算出する運行不可能情報算出手段を備え、
当該算出した運行不可能情報を禁止規則として前記照合
を行うことを特徴とする保守作業ダイヤ作成システムを
も完成している。
【0012】この請求項2記載の保守作業ダイヤ作成シ
ステムによれば、例えば、ある作業所からの上申によっ
てレールが撤去される区間があるならば、その区間及び
撤去され復旧されるまでの時間が運行不可能情報として
算出される。この場合、他の作業所から、「当該レール
撤去区間を、レール撤去中の時間帯に、保守用車両を通
過させる」様な上申があったら、これを禁止規則に該当
するとしてはねることができる。
【0013】さらに、本発明は、請求項3記載の様に、
これら請求項1又は請求項2記載の保守作業ダイヤ作成
システムにおいて、前記禁止事項判断手段は、各保線所
側端末から上申された作業内容や車両の使用条件に関す
る重複を禁止規則として、上申内容同士の照合を行うこ
とを特徴とする保守作業ダイヤ作成システムをも完成し
ている。
【0014】この請求項3記載の保守作業ダイヤ作成シ
ステムによれば、例えば、「同一時刻に同一作業員又は
同一車両が異なる区間で作業に従事する」様な上申の存
在や、「全く同じ内容の上申が重ねてなされた」様な場
合などに、これらを禁止規則に該当するものとしてはね
ることができる。
【0015】一方、請求項4に記載した様に、請求項1
〜請求項3のいずれか記載の保守作業ダイヤ作成システ
ムにおいて、前記保線所側端末には、保守作業に関する
上申事項の入力に当たって入力すべき項目及び入力され
た内容を表示する入力表示手段と、該入力項目の内、少
なくとも所定の項目に関しての入力の禁止規則を記憶し
た入力禁止規則記憶手段と、該入力禁止規則記憶手段の
記憶内容に基づいて、入力された内容が所定の禁止規則
に該当する場合には当該入力の訂正を求める訂正要求手
段とが備えられていることを特徴とする保守作業ダイヤ
作成システムも完成している。
【0016】この請求項4記載の保守作業ダイヤ作成シ
ステムによれば、保線所側端末からの保守作業の上申に
当たっては、入力表示手段の表示に従って入力作業を行
えばよく、しかも、当該入力された内容が所定の禁止規
則に該当する場合には、間違ったまま指令所側へ送信す
ることなく、その訂正を求める。従って、例えば、無資
格者の作業等、そもそも承認できないような申込は、入
力の際に予めチェックされ、その様な内容の含まれない
形でさく内立ち入り作業の申込データが指令所側端末に
送信される。この結果、入力ミスをなくすると共に、入
力ミスによる無駄な照合等をなくすることができる。
【0017】なお、こうした入力の禁止規則に該当する
か否かの判断も指令所側端末での禁止規則との照合にお
いて実施させることとすることもできる。ただし、その
場合には、禁止規則に該当するときは、再び保線所側端
末へその旨を伝え、保線所側端末で内容を修正し、修正
後のデータを指令所側端末へ送信し、また指令所側端末
での照合をするといった煩雑な手続きを経ることにな
り、情報の送受信等に余分の時間等を要することとな
る。
【0018】さらに、請求項5に記載した様に、請求項
1〜請求項4のいずれか記載の保守作業ダイヤ作成シス
テムにおいて、前記保線所側端末には、保守作業に関す
る上申事項の入力に当たって入力すべき項目及び入力さ
れた内容を表示する入力表示手段と、前記保線所側端末
から入力すべき事項の具体的内容をコード番号と共に記
憶した入力事項記憶手段と、前記保線所側端末から入力
されたコード番号に基づいて、前記入力事項記憶手段を
照会し、前記入力表示手段にコード番号と共に具体的内
容を表示するコード対応表示手段とを備えたことを特徴
とする保守作業ダイヤ作成システムをも完成している。
【0019】この請求項5記載の保守作業ダイヤ作成シ
ステムによれば、保線所側端末からの入力はコード番号
でよく、入力が簡単になる。そして、無味乾燥なコード
番号での入力であるにもかかわらず、コード対応表示手
段にてコード番号と共に具体的内容を表示するので、コ
ード番号の勘違い等でおかしな内容の上申をしてしまわ
ないように簡単に確認することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を適用した東海道新幹線におけ
る名古屋地区指令本部の管轄地区における保守作業ダイ
ヤ作成システムの一実施例について説明する。実施例の
システムは、図2に示す様に、名古屋駅の地区指令所に
設置された指令所側端末10と、豊橋駅,名古屋駅,米
原駅の3保線所にそれぞれ設置された保線所側端末20
とを電話回線30で結んで構成される。
【0021】指令所側端末10は、コンピュータ本体1
1,入力ボード13,CRT15,プリンタ17及び大
容量記憶装置19から構成される。一方、各保線所側端
末20は、コンピュータ本体21,入力ボード23,C
RT25,プリンタ27及び記憶装置29から構成され
る。
【0022】指令所側端末10の大容量記憶装置19
は、予め定められた参照事項を記憶した参照事項記憶部
19aと、保守作業に関する承認内容や保守作業ダイヤ
を記憶する受付結果記憶部19bと、後述する演算処理
プログラムを記憶したプログラム記憶部19cとを備え
ている。参照事項記憶部19aには、例えば、作業員個
々の資格や所属などの個人管理情報、各保線所の受持ち
区間などの保線所管理情報、保守用車両の所属などの保
守用車両情報、列車通過時所定期間の作業禁止などの安
全上・法令上のチェック事項などの法規情報、その他、
種々の予め決まっている参照事項が記憶される。また、
受付結果記憶部19bは、後述する保守作業受付処理に
おいて受け付けられた保守作業の上申事項に関する情報
を、検索可能なデータとして記憶する。さらに、保守作
業ダイヤ作成処理によって作成された保守作業ダイヤ
や、当該保守作業ダイヤに対応する告知書(作業指示書
となる)の記載内容を所定の形式で記憶し、必要に応じ
て紙出力等に供し得る様になっている。
【0023】一方、保線所側端末20の記憶装置29に
も、同様の参照事項記憶部29aと、上申結果記憶部2
9bと、プログラム記憶部29cとを備えている。な
お、各端末10,20の参照事項記憶部19a,29a
の記憶内容は、具体的内容と、これに対応するコード番
号とからなる対の情報として記憶されている。従って、
コード番号によって各種参照事項を指定することがで
き、例えば、作業員の氏名を入力するのではなく、コー
ド番号を入力することで当該作業員の氏名の入力に代え
ることができる様になっている。その他の事項について
も入力はコード番号だけでよい。また、コード番号を指
定すれば、この対の具体的内容をCRT15,25上に
表示することも可能となっている。
【0024】まず、保線所側端末20において実行され
る演算処理プログラムについて説明する。保線所側端末
20においては、主要な演算処理として、新規入力処
理,送信処理,変更処理が実行される。これらは、入力
ボードのファンクションキー等を操作することにより選
択される。新規入力処理は図3のフローチャートに従っ
て、送信処理は図4のフローチャートに従って、変更処
理は図5のフローチャートに従って実行される。
【0025】新規入力処理を選択したら、まず、保守作
業に使用する保守用車等の入力であるのか、保守作業の
完了状況を確認するために保守作業終了後に走らせる確
認車の入力であるのかを指定し、入力項目の一覧表から
なる表示画面をCRT15上に表示させる(S11
0)。すると、端末20は、カーソルのブリンクしてい
る欄に関するメッセージを画面の最下行に表示し(S1
20)、操作者の入力を待つ(S130)。
【0026】保守用車等の入力画面は、図6に示す様
に、保守作業施行日、使用する車両の種類、作業内容、
関連条件、着手時刻、終了時刻、車両の運行予定、列車
編成、作業責任者などの諸項目を一覧表形式で表示した
ものである。図示の状態では、記事欄にカーソルがブリ
ンクしており、「記事名称を入力してください。」との
メッセージが表示されている。
【0027】一方、確認車の入力画面は、図7に示す様
に、施行日、運転行路、発着駅と発着時間などの諸項目
を一覧表形式で表示したものである。図示の状態では、
待機時間の欄にカーソルがブリンクしており、「駅間コ
ード〜待機時間を入力してください。」とのメッセージ
が表示されている。
【0028】これらの表示状態でカーソルキーを操作す
ればカーソルは移動し、当該移動された先の欄に関する
メッセージを表示する状態に変わる。マウスを操作して
カーソルブリンク位置の変更をすることもできる。ま
た、入力は、すべてコード番号により実行することがで
きるので、いちいちローマ字等で入力して漢字変換を行
うといった様な面倒な操作を行う必要がない。即ち、車
両区分の欄については、「1」を入力することにより、
「HOSHUYOUSHA」と入力し、さらに漢字変換
して「保守用車」と漢字表記にし、これを確定するとい
った様な面倒な操作をしなくてもよくなっている。
【0029】カーソルがブリンクしている欄に対する入
力があると(S130;YES)、当該入力内容が申込
禁止とされている内容でないか否かをチェックする(S
140)。このチェックは、まず、プログラム上で指定
されている基本的な事項、例えばデータ長が誤っていな
いか否かや、過去の日付の入力でないか否か等について
なされ、続いて、記憶装置29の参照事項記憶部29a
をサーチすることにより個人情報等について実行され
る。例えば、作業責任者を指定するコード番号が責任者
となるべき資格を有している者のものか否かとか、線路
閉鎖工事区間に対して進入・通過が認められていない車
両が線路閉鎖工事区間へ進入・通過することとならない
か否かとかについて照合・チェックがなされる。なお、
「線路閉鎖工事区間」とは、レール更換や道床更換とい
った作業に対して設定され、レールを取り去ってしまっ
たり、道床を取り去ってしまうため、以後、外部から車
両を侵入させたり通過させたりすることができない区間
をいう。
【0030】申込禁止とされている内容である場合に
は、具体的なエラー内容を表すメッセージ、例えば「責
任者の資格がありません。」,「線路閉鎖区間に進入し
ます。」等をCRT25上に表示し、訂正されるのを待
つ(S140→S150→S130)。
【0031】一方、入力された内容が申込禁止に該当し
ない場合には、当該入力されたコード番号等と、その具
体的な内容とを、それぞれ該当する欄に表示し(S14
0→S160)、カーソルを次の欄へ移動する。このス
テップS160における表示により、操作者は、コード
番号だけでなくその具体的内容を確認することができ、
上申事項の入力操作におけるコード番号の入力ミス等が
あれば、直ちに判明する様になっている。入力ミス等が
判明した場合には、カーソルキー又はマウスを操作して
修正すべき欄に再びカーソルをブリンクさせ、コード番
号を入力し直せばよい。
【0032】ここで、保守用車等入力の画面上の各入力
項目について簡単に説明する。最初に入力すべき欄は
「保守作業施行日」である。ここで、その下にある「参
照日」の欄は、類似する保守作業を過去に行っている場
合に、その年月日及び受付番号を入力する欄である。こ
の参照日の入力を行うことにより、当該データを上申結
果記憶部29bから読み出し、画面に表示し、変更部分
だけ修正するといった作業で上申事項の入力を済ませる
ことができるようになっている。
【0033】「施行日」に続く「車両区分」の欄には、
「1」,「2」,「3」のいずれかの数字を入力する。
「1」は保守用車を意味し、「2」はラッセル車を意味
し、「3」は諸車を意味する。諸車とは、軽便トロッコ
の様な車両をいう。ここで、ラッセル車が入力された場
合には、該当する作業区間についてはそれ以外の保守用
車は進入・通過できず、仮に保守用車の使用が上申され
た場合には、当該保守用車はキャンセル若しくは待機を
させられることとなる。即ち、ラッセル車の指定は、一
種の禁止事項を決定することとなる。
【0034】次の「管外」の欄は、管轄地区外、例えば
大阪地区指令所管内の保線所からの申込である様な場合
に「1」を入力する。この入力によって、続く「番号」
欄へのキー入力が可能になる。一方、管外に何も入力せ
ずにリターンすると、自動的に番号欄に数字が表示され
る。この数字としては、各保線所の端末ごとに同一施行
日に対する申込受付順に連続番号が付与される。この番
号と年月日とから、以後、この保守用車等入力の内容の
参照や修正の際のデータの特定が可能となる。
【0035】次の「作業内容」の欄にも、01,02,
…等の数字を入力すると、該当する作業内容が指定でき
る。なお、画面表示されている「マルタイ」とは、道床
のつき固め作業を意味し、これ自体は線路閉鎖工事では
ない。「関連条件」の欄には、1〜7の数字を入力す
る。「1」は、この入力で申し込まれる車両は線路閉鎖
工事区間に対して進入・通過をする車両であることを意
味する。この指定がなく、線路閉鎖工事区間に対して進
入・通過をするデータとなっている場合には、禁止規則
に該当することとなる。「2」は信号所担当者の立会が
必要な作業であることを意味し、「5」は電力所担当者
の立会が必要な作業であることを意味する。また、
「3」はキ電停止を確認してから実行しなければならな
い作業であることを意味する。通常、保守作業の際には
キ電は停止されているが、特に、架線近くでクレーン等
を使用する場合には、この確認をしてからでなければ作
業できないことと取り決め、一層の安全を図るためであ
る。「4」は重機の使用を伴う作業であることを意味す
る。また、「6」は保守用車が複数使用されるためレー
ルの振り分けが必要な作業であることを意味し、「7」
は信号関係の作業であることを意味する。
【0036】次の「着手〜終了」の各欄には、保守用車
等の出発時刻,到着時刻,位置(キロ程),使用する線
路の上下線別の指定、列車の編成内容などが入力され
る。この中の、線別,出発時刻,キロ程,到着時刻,キ
ロ程は、後述する保守作業ダイヤ作成処理において中心
をなす情報となる。この「着手〜終了」の各欄の入力に
対しても、禁止規則に該当しないか否かがチェックされ
る。このチェックは、同一施行日について既に入力さ
れ、登録されている保守用車等の入力データとの関係か
ら、「同じ線路の同じ区間で保守用車等を走らせる場合
には、2分以上の間隔をおかなければならない」という
規則や、「同一線路・同一区間で同じ時間帯に反対方向
へ走行して衝突する様な列車を作ってはならない」とい
う規則や、「関連条件に「1」が指定されている車両以
外は線路閉鎖工事区間に対して進入・通過をすることが
できない」という規則などと照らし合わされる。
【0037】こうして、全ての欄についてデータを入力
し終えたら、終了キーを操作することにより、最終的に
画面に表示されている内容が、上申結果記憶部29bに
記憶される(S170,S180)。次の送信処理を行
うに当たっては、指令所に対して送信すべき保守作業施
行日を指定して、これら上申結果記憶部29b内に記憶
されている保守用車や確認車の入力結果を読み出して、
本体21に内蔵されているRAMのワークエリアにセッ
トする。この後、送信処理を選択すれば、その時点で送
信用にセットされている申込データをRAMから読み出
して指令所側端末10へ送信する(S210)。そし
て、指令所側端末10からの返信を待つ(S220)。
指令所側端末10からは、「承認」若しくは「エラー」
のいずれかのメッセージが返信されて来る。「承認」の
場合には承認されたデータの受付番号(保線所側端末で
付与されたもの)が、「エラー」の場合には受付番号と
共にエラー内容が、同時に返信されて来る。
【0038】返信内容が「承認」の場合には(S23
0;YES)、作業指示書に該当する通告書の形で施行
日と共に、各保守用車等を一覧表示したスタイルでプリ
ンタにて出力する(S240)。一方、返信内容が「エ
ラー」である場合には(S230;NO)、画面上に当
該エラーメッセージの内容を表示すると共にプリンタ出
力をし(S250)、変更処理に移行する。
【0039】変更処理は、任意に選択することもできる
が、上述の様に、送信処理から自動的に選択される場合
もある。変更処理では、まず、施行日及び受付番号の入
力を促し(S310)、これらが入力されたら(S32
0;YES)、当該受付番号等に基づいて上申結果記憶
部29b内を検索し、該当する申込内容を画面上に表示
する(S330,S340)。そして、入力処理におけ
るステップS120〜S180と同様に、カーソルのブ
リンク位置に関するメッセージ表示、入力の受付、禁止
規則との照合等を行い、終了が指示された時点での内容
を、送信用の変更申込データとしてRAMのワークエリ
アにセットする変更データセット処理を実行する(S3
50)。この後、送信処理を選択すれば、新規申込の場
合と同様に、この変更申込データが指令所側端末10に
送信される。この変更申込データを受信した指令所側端
末10では、後述の様な変更後のデータについての必要
な照合等がなされ、「承認」若しくは「エラー」が返信
されてくることになる。そして、指令所側端末10で
は、承認した変更申込データを修正前の申込データに上
書きする形で上申結果記憶部29bの内容が書き換えら
れる。
【0040】次に、指令所側端末10において実行され
る演算処理プログラムについて説明する。指令所側端末
10においては、主要な演算処理として、臨時列車等入
力処理,申込受付処理,保守作業ダイヤ作成処理が実行
される。これらは、入力ボードのファンクションキー等
を操作することにより選択される。臨時列車等入力処理
は図8のフローチャートに従って、申込受付処理は図9
のフローチャートに従って、保守作業ダイヤ作成処理は
図10及び図11のフローチャートに従って実行され
る。
【0041】臨時列車等申込処理とは、臨時列車や不定
期列車の運行計画を入力する処理である。この入力処理
は、保線所側端末20での新規申込処理とほぼ同様に構
成され、入力項目を一覧表示した表示画面をCRT15
上に表示させ(S410)、カーソルのブリンクしてい
る欄に関するメッセージを画面の最下行に表示し(S4
20)、操作者の入力を待つ(S430)。
【0042】臨時列車等の入力画面は、図12に示す様
に、列車番号、運行日、留置場所、駅名及び発着時刻な
どの諸項目を一覧表形式で表示したものである。図示の
状態では、岐阜羽島の発時刻の欄にカーソルがブリンク
しており、「各駅の到着時刻,出発時刻を入力してくだ
さい。」とのメッセージが表示されている。なお、参照
番号及び参照日の欄は、同様の既登録データを読み出し
て修正する形で申込入力を行うことができるようにする
ために設けられている。
【0043】カーソルがブリンクしている欄に対する入
力があると(S430;YES)、当該入力内容が申込
禁止とされている内容でないか否かをチェックし(S4
40)、「エラー」に該当するときはその内容を表すメ
ッセージをCRT15上に表示し、訂正されるのを待つ
(S440→S450→S430)。一方、入力された
内容が申込禁止に該当しない場合には、当該入力された
コード番号等と、その具体的な内容とを、それぞれ該当
する欄に表示し(S440→S460)、カーソルを次
の欄へ移動する。
【0044】こうして、全ての欄についてデータを入力
し終えたら、終了キーを操作することにより、最終的に
画面に表示されている内容が、受付結果記憶部19bに
記憶される(S470,S480)。なお、受付結果記
憶部19bには、さらに、同様の処理にて予め入力され
た定期列車の少なくとも始発列車及び終列車についての
運行データも記憶されている。
【0045】申込受付処理は、他の処理に優先して実行
できる様になっており、保線所側端末20からデータが
送信されてくると処理が開始される。まず、受信した申
込データの内容が承認可能なものか否かをチェックする
(S510)。具体的には、申込データ中の施行日等か
らして、既に承認している他の保線所からの申込とかち
合う内容となっていないかとか、他の保線所の線路閉鎖
工事区間を通って保守用車等を運行することとなってい
ないかとか、臨時列車や不定期列車の運行計画からして
作業開始時間や作業終了時間の制限は満足できているか
否か等、各保線所だけではチェックしきれない管轄地区
全域に渡る禁止規則に関してチェックがなされる。即
ち、各保線所からの申込同士の整合性をチェックするの
である。例えば、同じ施行日について、既に承認してい
る申込といまチェックの対象となっている申込とで、同
一の保守用車を使用する申込となっていたり、他の保線
所の線路閉鎖工事区間を通過しないと移動して来れない
様な保守用車を使用しようとしている様な場合などに該
当すれば、「エラー」と判断し、その旨を保線所側端末
20に対して返信する(S520)。
【0046】一方、こうしたエラーがない場合には、保
線所側端末20から受信した申込の内容を、申込データ
中の各項目を検索タームとして検索可能な様に受付結果
記憶部19bに記憶する(S530)。この際、受信し
たのが変更申込である場合には、変更後の申込内容を上
書きする形で、受付結果記憶部19bの記憶内容を変更
後の内容に書換える。そして、承認した申込の施行日及
び受付番号(保線所側端末が付与したもの)を、「承
認」のメッセージと共に保線所側端末20に返信する
(S540)。
【0047】この申込受付処理は、施行日の14ケ月前
から10日前までに随時実行されることとなっている。
そして、施行日の1週間前になると、これら承認し、記
憶・蓄積した申込データに基づいて、該当する施行日の
保守作業ダイヤの作成処理を実行することとされてい
る。なお、保守作業ダイヤ作成処理は、一旦実施した
後、変更申込があった場合には、その都度実施し直す必
要がある。
【0048】保守作業ダイヤ作成処理が選択されると、
まず、作業施行日の入力を促す(S610)。作業施行
日が入力されると、この作業施行日を検索タームとし
て、この日に該当する作業施行日の付与された保守用車
等の使用申込データ及び確認車の使用申込データと、当
該施行日を運行日として記憶されている臨時列車等の申
込データ、及び定期列車の始発列車及び終列車に関する
運行データを受付結果記憶部19bの記憶内容から検索
・抽出する(S620)。
【0049】そして、これら各データ中の項目に従っ
て、まず、定期列車及び臨時列車等の運行ダイヤを作成
し、これによって保守作業可能な時間を算出する(S6
30)。規則上、最後に列車が通過した後、作業時間帯
開始指令の受領後以降でなければ保守作業を開始しては
ならないこととなっている。また、隣接駅の始発列車の
通過10分前までに全ての作業を完了し、退避していな
ければならないこととなっている。
【0050】次に、まず、各保守用車の使用申込データ
から、これらが上記保守作業可能な時間内の作業となっ
ているか否かをチェックする(S640)。「NO」と
判定された場合には、該当する保守用車等の申込データ
の受付番号及び当該申込の入力をした保線所名を表示し
(S650)、指令所から保線所へ電話連絡等をとり、
調整を図れる様にする。そして、電話連絡の結果、デー
タの調整ができたら変更を指示し、保線所側端末におけ
る変更処理と同様の処理に移行する(S660,S67
0)。変更処理が終了したら、次のステップS680へ
進む。
【0051】一方、ステップS640にて「YES」と
判定された場合にも、ステップS680に進む。ここで
は、例えば受付番号順に、申込データ中の保守用車等の
運行区間と運行時間に関するデータを抽出し、保守用車
の運行ダイヤを順次作成していく。このとき、後から作
成した運行ダイヤが、それまでに作成した運行ダイヤと
比較したときに、禁止規則に該当するか否かをチェック
する(S690)。ここでのチェックとしては、各運行
ダイヤに2分以上の間隔があいているかとか、同じ線路
においてダイヤの交差が生じていないかといった、主と
して保守用車同士の追突や衝突の防止が確保されている
か否かをチェックする。
【0052】ここでも「NO」と判定された場合には、
S650以下の処理へ移行する。一方、「YES」と判
定された場合には、全ての保守用車等の運行ダイヤが作
成できたか否かを判断し(S700)、まだならS68
0へ戻る。そして、全ての保守用車,確認車について運
行ダイヤが作成できたならば、これらの結果を保守作業
ダイヤとして受付結果記憶部19bに記憶する(S71
0)。そして、この保守作業ダイヤをプリンタから出力
すると共に(S720)、保守作業ダイヤに基づいて作
業内容を一覧表形式で表した告知書を出力する(S73
0)。そして、これら保守作業ダイヤ及び告知書に関す
る記憶・出力用のデータを各保線所側端末20へと送信
する(S740)。各保線所側端末20では、受信した
保守作業ダイヤ及び告知書に関する記憶・出力用のデー
タに基づいて、受付結果記憶部29bへのダイヤ及び告
知書データの記憶と、プリンタからの出力とを実行す
る。ダイヤの一例を図13に、告知書の一例を図14に
示す。
【0053】なお、各保守用車,確認車の使用申込デー
タや、最終的な運行ダイヤ等は、必要に応じて指令所側
端末10,保線所側端末20にて検索し、紙出力等をす
ることができる様にも構成されている。また、各保線所
側端末20においても、そこから入力した分についての
保守用車,確認車の運行ダイヤを作成し、チェック等に
供することができる様にも構成されている。
【0054】以上の様に構成したので、本実施例の保守
作業ダイヤ作成システムによれば、各保線所からの保守
作業の申込に基づいて、所定の時期になると、保守作業
ダイヤを自動的に作成し、告知書も自動的に作成するこ
とができる。そして、この保守作業ダイヤの作成に当た
っては、随時申し込まれるデータを記憶装置に記憶・蓄
積しておき、所定の時期にこれらを読み出し、互いの整
合性を各種禁止規則に照合しながら自動的に判断し、エ
ラーを表示できる様にしたので、間違ったダイヤを作成
してしまうことがなく、また、不適当な申込について
は、その調整を的確に図ることができる。
【0055】また、これらの保守用車,確認車の申込の
記憶・蓄積に当たって、従来の様な人手による種々のチ
ェックをしなくてよく、指令所での転記作業も不要とな
る。この結果、転記ミスによる誤りなどが発生しなくな
る。さらに、各保線所から申し込まれ、受け付けられた
保守作業の上申内容を、指令所側端末10においてデー
タとして記憶・蓄積しているので、随時申込が行われて
も、各申込時点で随時整合性をチェックすることができ
る。従って、早めに調整等を行うことができ、保守作業
ダイヤを作成する時期になって面倒な調整をいくつもの
作業について実施するといった無駄な作業を強いられる
ことがない。
【0056】加えて、本実施例では、保線所側端末20
において、申込の入力時点での整合性のチェックがなさ
れている。従って、整合性のとれていない申込データを
指令所側端末10へ送信してしまい、そのことによるエ
ラーメッセージの返信を受け、申込のやり直しをすると
いった様な、通信・照合上の無駄な作業・無駄な時間を
なくすることができる。特に、指令所側端末10は、各
保線所からの申込を統括して処理しなければならないの
で、この様なやり直しが多くなると煩雑で、受付・承認
に時間がかかってしまうが、本実施例ではその様な問題
が解決されている。
【0057】また、施行日と受付番号とを指定すれば、
簡単に申込の変更ができるので、作業の直前になって、
例えば保守用車の運行時刻等に変更があったときにも、
従来の様な電話連絡等による行き違いがなく、作業の管
理がより正確なものとなる。加えて、入力をコード番号
だけでよいように構成したので、入力が簡単となると共
に、画面へはコード番号だけでなく、その具体的内容を
も同時に表示することとしたので、自己のコード入力に
ミス等があれば、直ちに判明する。従って、簡単で確実
な入力が補償される。
【0058】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨を逸脱しない限り種々なる態様に変形することが
可能である。例えば、指令所側端末にて保守作業ダイヤ
を作成する際にエラーを発見したときのエラーメッセー
ジの表示は、該当する作業を申し込んだ保線所の端末1
0に対して出す様にしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の保守作業
ダイヤ作成システムによれば、保守作業用ダイヤの作成
を省力化し、かつ、より安全・確実な保守作業用ダイヤ
を作成することができる。
【0060】特に、請求項4に記載したシステムによれ
ば、保守作業申込の内容自体の整合性がチェックでき、
入力ミスをなくすると共に、入力ミスによる無駄な照合
等をなくすることができる。また、請求項5記載のシス
テムによれば、コード番号により入力を簡単にすると共
に、無味乾燥なコード番号での入力による勘違い等の不
具合の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例のシステムの概略構成図である。
【図3】 実施例における新規入力処理のフローチャー
トである。
【図4】 実施例における送信処理のフローチャートで
ある。
【図5】 実施例における変更処理のフローチャートで
ある。
【図6】 実施例における保守用車等の入力画面の説明
図である。
【図7】 実施例における確認車の入力画面の説明図で
ある。
【図8】 実施例における臨時列車等入力処理のフロー
チャートである。
【図9】 実施例における申込受付処理のフローチャー
トである。
【図10】 実施例における保守作業ダイヤ作成処理の
フローチャートである。
【図11】 実施例における保守作業ダイヤ作成処理の
フローチャートである。
【図12】 実施例における臨時列車等の入力画面の説
明図図である。
【図13】 実施例における保守作業ダイヤの出力例の
説明図である。
【図14】 実施例における保守作業告知書の出力例の
説明図である。
【符号の説明】
10・・・指令所側端末、11・・・コンピュータ本
体、13・・・入力ボード、17・・・プリンタ、19
・・・大容量記憶装置、19a・・・参照事項記憶部、
19b・・・受付結果記憶部、19c・・・プログラム
記憶部、20・・・保線所側端末、21・・・コンピュ
ータ本体、23・・・入力ボード、27・・・プリン
タ、29・・・記憶装置、29a・・・参照事項記憶
部、29b・・・上申結果記憶部、29c・・・プログ
ラム記憶部、30・・・電話回線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管轄地区内の各保線所に分散配置された
    保線所側端末と、管轄地区の指令所に配置された指令所
    側端末と、これらを有線又は無線にて接続する通信手段
    とから構成され、 レールの更換や道床の更換等の鉄道設備の保守作業を行
    う際に、各保線所側端末から保守作業の日時・内容や、
    保守作業に使用する車両の運行区間・運行時間等の保守
    作業に関する上申事項を入力し、指令所側端末にて各作
    業所からの入力事項を記憶・蓄積し、この記憶・蓄積さ
    れた内容に基づいて管轄地区内における保守作業用の車
    両の運行ダイヤを作成する保守作業ダイヤ作成システム
    であって、 前記上申事項を記憶・蓄積する上申事項記憶手段と、 該上申事項記憶手段への記憶内容を禁止規則と照合し、
    各保線所側端末からの上申事項に示された作業内容や車
    両の使用条件等が禁止事項に該当するか否かを判断する
    禁止事項判断手段と、 該禁止事項判断手段が禁止事項に該当すると判断した場
    合には、その旨を警告する禁止事項警告手段と、 前記禁止事項判断手段が禁止事項に該当しないと判断し
    た場合には、前記上申事項記憶手段の記憶内容に基づい
    て管轄地区全域にわたる保守作業用の車両の運行ダイヤ
    を作成する全域ダイヤ作成手段とを備えたことを特徴と
    する保守作業ダイヤ作成システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保守作業ダイヤ作成シス
    テムにおいて、 前記禁止事項判断手段は、各保線所側端末から上申され
    た作業内容から、保守作業用の車両の運行不可能な区間
    ・時間を算出する運行不可能情報算出手段を備え、当該
    算出した運行不可能情報を禁止規則として前記照合を行
    うことを特徴とする保守作業ダイヤ作成システム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の保守作業ダ
    イヤ作成システムにおいて、前記禁止事項判断手段は、
    各保線所側端末から上申された作業内容や車両の使用条
    件に関する重複を禁止規則として、上申内容同士の照合
    を行うことを特徴とする保守作業ダイヤ作成システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の保
    守作業ダイヤ作成システムにおいて、 前記保線所側端末には、 保守作業に関する上申事項の入力に当たって入力すべき
    項目及び入力された内容を表示する入力表示手段と、 該入力項目の内、少なくとも所定の項目に関しての入力
    の禁止規則を記憶した入力禁止規則記憶手段と、 該入力禁止規則記憶手段の記憶内容に基づいて、入力さ
    れた内容が所定の禁止規則に該当する場合には当該入力
    の訂正を求める訂正要求手段とが備えられていることを
    特徴とする保守作業ダイヤ作成システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の保
    守作業ダイヤ作成システムにおいて、 前記保線所側端末には、 保守作業に関する上申事項の入力に当たって入力すべき
    項目及び入力された内容を表示する入力表示手段と、 前記保線所側端末から入力すべき事項の具体的内容をコ
    ード番号と共に記憶した入力事項記憶手段と、 前記保線所側端末から入力されたコード番号に基づい
    て、前記入力事項記憶手段を照会し、前記入力表示手段
    にコード番号と共に具体的内容を表示するコード対応表
    示手段とを備えたことを特徴とする保守作業ダイヤ作成
    システム。
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