JPH07117425A - タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置

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JPH07117425A
JPH07117425A JP26477693A JP26477693A JPH07117425A JP H07117425 A JPH07117425 A JP H07117425A JP 26477693 A JP26477693 A JP 26477693A JP 26477693 A JP26477693 A JP 26477693A JP H07117425 A JPH07117425 A JP H07117425A
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tire
wheel
tread
slip
slip body
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JP26477693A
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Noboru Sekine
関根  登
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単に取り付けでき、深雪等にはまった際に
脱出板よりも簡単に車両を脱出させることが可能なタイ
ヤ滑り止め装置を提供すること。 【構成】 タイヤ滑り止め装置10は、ホイールナット
87へ着脱自在なアダプター110と滑り止め本体12
を備える。滑り止め本体12は、取付部12と取付部1
4とは90°の角度をなす踏面当接部16とを設ける。
路面当接部16には滑り止め突起20を複数個形成し、
取付部12には複数個の取付孔18を形成する。ホイー
ルナット87へ取り付けるアダプター110には締付ね
じ124が突出しており、踏面当接部16がタイヤの踏
面に配置されるように締付ねじを適当な取付孔18へさ
し込みナット150で固定する。路面当接部16の摩擦
力増大作用によって深雪等から脱出可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に装着されたタイ
ヤに取り付けて、タイヤの滑りを防止するためのタイヤ
滑り止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】降雪時に車両を走行させる場合には、非
金属(ゴム、プラスチック等)チェーンやJIS金属チ
ェーン等をタイヤに取り付けている。しかしながら、深
雪にはまってしまい脱出できなくなる場合があり、この
ような場合には、脱出板をタイヤの下に差し込んで脱出
したり、他車に牽引してもらう等して脱出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、脱出板
はタイヤが1回転する毎に車から降りてさし込み直す必
要があり、深雪の距離が長い場合等では脱出するまでに
時間がかかると共に作業が非常に面倒である。
【0004】また、脱出板には、タイヤの当たる面に多
数の突起が形成されており、タイヤに非金属チェーンを
装着している場合、非金属チェーンを破損する恐れがあ
り、非金属チェーンの破損を防止するためには脱出板が
使用できない。
【0005】さらに、他車に牽引してもらうのは時と場
所により不可能なことが多い。本発明は上記事実を考慮
し、簡単に取り付けでき、深雪等にはまった際に脱出板
よりも簡単に車両を脱出させることが可能なタイヤ滑り
止め装置を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のタイヤ滑り止め
装置は、ホイールの外側面に沿って配設され前記ホイー
ルの径方向に延びる取付部、及び前記取付部の長手方向
一端部に連結されタイヤの踏面部に配設されて路面との
摩擦力を得る踏面当接部、を有する滑り止め本体と、前
記取付部に設けられ、前記ホイールの固定用のホイール
ナット或いはホイールボルトの少なくとも2個が連結
し、前記滑り止め本体を前記ホイールの径方向に位置調
整可能に連結させる連結手段と、を備えたことを特徴と
している。
【0007】
【作用】本発明のタイヤ滑り止め装置は、例えば、車両
が深雪にはまった際に駆動側の車輪に取り付ける。
【0008】滑り止め本体の取り付けは、先ず、取付部
の長手方向をホイールの径方向に沿うようにしてホイー
ルの外側面に配置する。この際、路面当接部をタイヤの
踏面部に配置されるように滑り止め本体をタイヤ径方向
に位置調整し、タイヤ回転中心を挟んだホイールナット
或いはホイールボルトの2個へ連結手段を連結して滑り
止め本体をホイールへ取り付ける。路面当接部がタイヤ
の踏面部に配設されることによって摩擦力が増大し、深
雪等からの脱出は可能となる。
【0009】本発明のタイヤ滑り止め装置は、滑り止め
本体をホイールの径方向に位置調整できるので、一つの
タイヤ滑り止め装置でサイズの異なる複数のタイヤに対
応することができ、また、何れのタイヤであっても路面
当接部をタイヤの踏面部へ最適に配置することができ
る。
【0010】
【実施例】
〔第1実施例〕本発明のタイヤ滑り止め装置の第1実施
例を図1乃至図12にしたがって説明する。
【0011】図1示すように、本実施例のタイヤ滑り止
め装置10は、滑り止め本体12、連結手段としてのア
ダプター110及びナット150を備えている。
【0012】本実施例のタイヤ滑り止め装置10は、乗
用車用とされ、滑り止め本体12が鋼板で形成されてい
る。
【0013】図1に示すように、滑り止め本体12は、
長尺矩形形状に形成された取付部12と、取付部14と
は90°の角度をなして取付部14の一端に連続的に形
成された長尺矩形形状の踏面当接部16とを有し、全体
として略L字状を呈している。
【0014】取付部14には、幅方向中央部に、長手方
向に沿って取付孔18が所定間隔で複数個設けられてい
る。
【0015】一方、踏面当接部16には、幅方向両端部
から突出した部分を屈曲して立ち上げた矩形の滑り止め
突起20が長手方向に沿って所定間隔で複数個設けられ
ている。
【0016】本実施例の滑り止め本体12を形成する鋼
板の厚さは3.2mmであり、図2及び図3に示すよう
に、取付部14の幅W1が30mm、取付部14の長さL
1が420mm、踏面当接部16の幅W2が約37mm、踏
面当接部16の長さL2が150mmである。また、取付
孔18の径d1は10mmであり、踏面当接部16に近い
側の取付孔18の中心から踏面当接部16の平面部分ま
での寸法L3が200mmであり、取付孔18のピッチP
1が20mmで取付孔18の数は全体で11個形成されて
いる。
【0017】一方、踏面当接部16の滑り止め突起20
は、幅W3が20mm、高さH1が20mmとなっており、
踏面当接部16の隣接する滑り止め突起20との間隔L
4が25mmとなっている。
【0018】なお、本実施例の滑り止め本体12には、
錆止め用のメッキ処理がなされていが、樹脂コーティン
グ等を施してもよい。
【0019】次に図4乃至図7及び図10乃至図12に
したがってアダプター110の説明をする。
【0020】図4に示すように、アダプター110は、
大きく別けて外筒112、内筒114及び締付ねじ部1
16(取付部、軸方向移動手段)から構成されている。
【0021】外筒112は、炭素鋼、ステンレス鋼等の
金属から形成された円柱状とされ、軸方向一方側(矢印
C方向とは反対方向側)には、軸直角断面が円形の凹部
118が外筒112の軸心と同軸的に形成されている。
この凹部118は、開口側の所定範囲に、開口側へ行く
にしたがって径が縮径されるテーパー部118Aを有し
ている。
【0022】また、外筒112には、軸心部を貫通する
ねじ孔120が形成されている。一方、締付ねじ部11
6は、ディスク122と締付ねじ124とから構成され
ており、図5に示すように、締付ねじ124がねじ孔1
20に螺合し、ディスク122が外筒112の凹部11
8の底部118B近傍へ同軸的に配設されている。
【0023】このディスク122は炭素鋼、ステンレス
鋼等の金属から形成された円板状とされ、外径が凹部1
18の内径よりも小径とされている。ディスク122の
軸心部分には、小径孔126が形成されており、小径孔
126には、凹部118の開口側の角部に面取り128
が形成されている。
【0024】締付ねじ124は、市販品の六角穴付き止
めねじ等を使用することができ、先端部にはねじ部の谷
径よりも小径とされた小径部124Aが形成され、さら
に先端部の軸心部には、小穴124Bが形成されてい
る。この小径部124Aはディスク122の小径孔12
6に面取り128側とは反対側から挿入されており、先
端部が内側から外側へ拡径されて、締付ねじ124とデ
ィスク122との分離を防止している。なお、締付ねじ
124とディスク122とは、相対回転自在となってい
る。
【0025】また、ディスク122の外周には、凹部1
18の底部118B側に小径部122Aが形成されてい
る。
【0026】内筒114は、合成樹脂(例えば、ジュラ
コン、ナイロン等)等の弾性変形可能な材料で成型され
ており、凹部118内に配設されている。
【0027】図4及び図6、7に示すように、内筒11
4は、中空円筒状とされ、本実施例では、凹部118の
開口側に軸直角断面が正六角形の穴130が形成されて
いる。図5に示すように、穴130の深さ寸法Dは、自
動車のハブボルト83のホイール102表面からの突出
寸法H2よりも十分長くされている。
【0028】図6及び図7に示すように、内筒114に
は、穴130の底部側に穴130の平行部分の幅W4よ
りも小さい内径d2を有した円穴132が形成されてお
り、さらに円穴132の穴130側とは反対側には、円
穴132よりも大径とされた円穴134が形成されてい
る。また、円穴134の円穴132側とは反対側には、
円孔134よりも小径とされた円穴136が形成されて
いる。
【0029】図5に示すように、これらの円穴134及
び円穴136に、前述したディスク122が相対回転可
能に嵌め込まれている。
【0030】図6及び図7に示すように、内筒114に
は、六角の穴130の角部にそれぞれ軸方向に延びるス
リット138が形成されている。これらのスリット13
8は、穴130の開口側から反対側へ向かって延びるス
リット138と、開口側とは反対側から開口側へ向かっ
て延びるスリット138とが交互に形成されており、こ
れによって内筒114は半径方向へ弾性的に拡縮し易く
されている。
【0031】なお、ホイールナット87を穴130に挿
入した際に、がた付きが出ないように、六角形の穴13
0の平行部分の幅W4は、ホイールナット87の平行部
分の幅よりも若干(本実施例では、コンマ数ミリ程度)
小さく設定されている。
【0032】内筒114には、六角の穴130の各内壁
平面部分に対応して押圧部材としての硬球140が埋設
されている。この硬球140は、一部分が内筒114の
外周壁面及び六角の穴130の内周壁面から所定寸法
(本実施例では、コンマ数ミリ程度)突出している。
【0033】なお、この硬球140は、ホイールナット
87及び外筒112の材質よりも高硬度であることが好
ましく、焼き入れされた鋼球、例えば、ボールベアリン
グに使用されるスチールボール等を用いることができ
る。この硬球140は、内筒114の成型時にインサー
トされており内筒114に対して固定されていてもよ
く、回転自在とされていてもよい。
【0034】なお、図5に示すように、内筒114は、
外径d3が外筒112のテーパー部118Aの小径側の
内径dminよりも若干小径とされており、凹部118に
対して出入り自在となっている。
【0035】また、ホイールナット87を穴130に挿
入して内筒114が若干拡径した際、テーパー部118
Aに対向する内筒114の外周側の角部が外筒112の
テーパー部118Aに当接しないように、図10に示す
ように、テーパー部118Aに対向する内筒114の角
部には面取り114Aが設けられている。
【0036】次に本実施例の滑り止め装置10の装着方
法を説明する。例えば、4個のホイールナット87で取
付られるタイヤ108にタイヤ滑り止め装置10を取り
付ける場合には図8に示すように、5個のホイールナッ
ト87で取付られるタイヤ108にタイヤ滑り止め装置
10を取り付ける場合には図9に示すように、滑り止め
本体12をタイヤ108に取り付ける。
【0037】滑り止め本体12をタイヤ108に取り付
けるには、図5に示すように、先ず最初にアダプター1
10のディスク122を凹部118の底部118Bに当
接させて、内筒114が縮径していない状態としてお
く。
【0038】この状態のアダプター110を所定のホイ
ールナット87へ被せ、外筒112の先端がホイール1
02に当接するまで押し込む(図5参照)。押し込んだ
状態では、硬球140がテーパー部118Aにかかる直
前の位置となる。
【0039】次に、外筒112を手などで押さえなが
ら、締付ねじ124を図示しないレンチを使用して締め
付ける。この際、締付ねじ124とディスク122と
が、また、ディスク122と内筒114とが各々相対回
転して、内筒114はホイール102側へ移動する。内
筒114がホイールナット87側へ移動すると、硬球1
40がテーパー部118Aを摺動(硬球140が内筒1
14に対して回転自在に支持されている場合には回転し
て)案内され、内筒114が弾性変形して縮径すると共
に、硬球140がホイールナット87の外周面に食い込
み、アダプター110がホイールナット87に固定され
る(図10参照)。
【0040】アダプター110を所定のホイールナット
87へ取り付けた後には、滑り止め本体12の踏面当接
部16をタイヤ108の外周面(踏面)に最も合う位置
となるようにアダプター110の締付ねじ124と取付
部14の取付孔18とを合わせ、アダプター110の締
付ねじ124を取付部14の取付孔18へ挿入して、締
付ねじ124へナット150を螺合して滑り止め本体1
2をホイールナット87に固定する。
【0041】このように滑り止め装置10をタイヤ10
8に取り付けることによって、地面に対する摩擦力が増
大し、深雪、ぬかるみ、砂地等からの脱出が可能とな
る。
【0042】本実施例のタイヤ滑り止め装置10はホイ
ールナット87へ装着するようになっているので、チェ
ーンのように、タイヤの裏側、車両のホイールハウス等
に手を入れる必要がなく、装着作業が容易である。ま
た、予め取り付けられた滑り止め用のチェーンの上から
でも装着可能である。
【0043】また、取付部14に複数個の取付孔18が
形成されているので、一つの滑り止め本体で異なるサイ
ズのタイヤに対応することができる。
【0044】なお、ホイールナット87からアダプター
110を取り外す場合には、締付ねじ124をレンチ
(図示せず)によって緩める。これによって内筒114
が凹部118の底部118B側へ移動し、縮径された内
筒114が弾性力によって元の径まで復元し、硬球14
0がホイールナット87から離間してアダプター110
をホイールナット87から引き抜くことができる。
【0045】なお、タイヤ滑り止め装置10は、タイヤ
108に2個以上取り付けることもでき、例えば、タイ
ヤ滑り止め装置10を2個取り付ける場合には、図11
及び図12に示すように、互いの取付部14を重ねあわ
せてナット150で固定すればよい。これによって、地
面に対する摩擦力をさらに増大させることができる。
【0046】また、本実施例では、滑り止め本体12を
鋼板で形成したが、滑り止め本体12は鋼板以外の、例
えばステンレス製等の他の種類の金属で形成しても良
く、軽量化、錆発生防止のために樹脂製としてもよい。
滑り止め本体12を樹脂製とする場合には、高剛性の材
質、例えばFRP等が「耐遠心力膨れ」、「雪かき効
果」に優れるため好ましい。なお、滑り止め本体12
は、上記した以外の材質で形成してもよいのは勿論であ
る。
【0047】なお、本実施例では、タイヤ滑り止め装置
10をホイールナットに取り付ける例を示したが、ホイ
ールナットと外形形状が同一であるホイールボルトの頭
部に取り付けできることは勿論である。
【0048】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図1
3にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成
に関しては同一符号を付しその説明は省略する。
【0049】本実施例の滑り止め本体12には、取付孔
18に代えて長孔19が形成されており、滑り止め本体
12のほぼ全体がゴム22で被覆されている。なお、滑
り止め突起20の先端はゴム22から突出しており、ア
ダプター110及びナット150(図13では図示せ
ず)の接触する部分はゴム22で被覆されていない。
【0050】本実施例では、滑り止め本体12(鋼板)
のほぼ全体をゴム被覆したので防錆効果が高い。また、
滑り止め本体12をゴム22で被覆することによって、
乗り心地を向上させることができると共に路面との接触
音を低減させることができ、また、滑り止め本体12の
耐摩耗性も向上する。
【0051】さらに、滑り止め本体12は、図14に示
すように路面当接部16のみにゴム22を被覆しても良
く、図示はしないが路面と接するゴム22の表面にブロ
ック(突起)や溝等(図示せず)を必要に応じて形成し
てもよい。図14の例では、ゴム22は鋼板に加硫接着
してもよく、ゴム22をさし込み式(あるいは圧入式)
にして接着剤で鋼板に接着してもよい。
【0052】また、ゴム22に代えてウレタンやその他
の合成樹脂で滑り止め本体12を被覆してもよいのは勿
論である。
【0053】〔第3実施例〕本発明の第3実施例を図1
5乃至図17にしたがって説明する。なお、第1実施例
と同一構成に関しては同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0054】図15乃至図17に示すように、本実施例
では、滑り止め本体12の取付部14の断面形状を図1
6に示すようにコ字状に形成すると共に、踏面当接部1
6の断面形状を図17に示すようにコ字状に形成した例
である。このように滑り止め本体12の断面形状をコ字
状とすることにより、滑り止め本体12の剛性を高める
ことができ、また、薄肉の鋼板を使用することが可能と
なりタイヤ滑り止め装置10の軽量化を図ることができ
る。
【0055】なお、滑り止め本体12の踏面当接部16
の断面形状は、コ字状以外の形状、例えば、図18に示
すようなV字状としてもよい。
【0056】〔第4実施例〕本発明の第4実施例を図1
9にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成
に関しては同一符号を付しその説明は省略する。
【0057】本実施例の滑り止め本体12には、取付部
14の一部がタイヤ外側へ向かってΩ状に屈曲してい
る。このΩ状の屈曲部分によって、路面からホイールナ
ット87へ伝達するショックが吸収され、乗り心地も向
上する。
【0058】〔第5実施例〕本発明の第5実施例を図2
0にしたがって説明する。なお、本実施例は第2実施例
の変形例であり、第2実施例と同一構成に関しては同一
符号を付しその説明は省略する。
【0059】図20に示すように、本実施例は、滑り止
め本体12の滑り止め突起20の代わりに踏面当接部1
6に複数個のスパイクピン21を固着した例である。
【0060】スパイクピン21を踏面当接部16に設け
るこにより、本実施例のタイヤ滑り止め装置10は、氷
面で使用する際の氷上性能を向上させることができる。
【0061】〔第6実施例〕本発明の第6実施例を図2
1及び図22にしたがって説明する。なお、第1実施例
と同一構成に関しては同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0062】図21に示すように、本実施例では、滑り
止め本体12の取付部14の一方を二股に形成し、各々
の端部に踏面当接部16を設けた例である。
【0063】一つの滑り止め本体12に2個の踏面当接
部16を有しているので、深雪等での雪かき効果を増大
させることができ、図22に示すように、タイヤ108
へ2個取り付けるこによって、雪かき効果をさらに増大
させることもできる。
【0064】〔第7実施例〕本発明の第7実施例を図2
3及び図24にしたがって説明する。なお、第1実施例
と同一構成に関しては同一符号を付しその説明は省略す
る。
【0065】図23及び図24に示すように、本実施例
の滑り止め本体12は、取付部14と踏面当接部16と
がタイヤ幅方向外側へ円弧状の屈曲部17を介してつな
げられており、また踏面当接部16の幅W3が大きくさ
れている。踏面当接部16には、断面三角形状とされタ
イヤ軸方向に永い凸条19がタイヤ周方向に沿って複数
個形成されている。
【0066】本実施例では、滑り止め本体12が路面に
当接した際のショックが円弧状に膨らむ屈曲部17の緩
衝作用によって抑えられ、滑り止め本体12の耐久性が
向上すると共に乗り心地も向上する。
【0067】また、踏面当接部16の面積が増大され、
複数の凸条19が設けられているため、深雪等では雪か
き効果が大きくなる。
【0068】なお、ディスクホイール102の形状や、
タイヤ形状により、滑り止め本体12とホイールナット
87との間の寸法を長くとる必要がある場合には、図2
5に示すように、リング状のスペーサー152を外筒1
12と滑り止め本体12との間に配設し、軸心部に雌ね
じ154を形成したボルト156を締付ねじ124に取
り付けるようにしてもよく、図26に示すように、締付
ねじ124を太くして、六角穴124Cの開口側に雌ね
じ部124Dを形成し、この雌ねじ部124Dに六角穴
付き止めねじ158を螺合し、スペーサー152を外筒
112と滑り止め本体12との間に配設し、ナット15
0を六角穴付き止めねじ158に取り付けるようにして
もよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のタイヤ滑
り止め装置は上記構成としたので、取り付けが簡単で、
深雪等にはまった際には脱出板よりも簡単に車両を脱出
させることができるという優れた効果を有し、更に、一
つのタイヤ滑り止め装置でサイズの異なる複数のタイヤ
に対応することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るタイヤ滑り止め装置
の滑り止め本体を示す斜視図である。
【図2】図1に示す滑り止め本体の正面図である。
【図3】図1に示す滑り止め本体の側面図である。
【図4】アダプターの分解斜視図である。
【図5】内筒が縮径する前の状態を示すアダプターの断
面図である。
【図6】内筒を六角穴側からみた図である。
【図7】内筒の斜視図である。
【図8】タイヤ滑り止め装置を取り付けたタイヤの側面
図である。
【図9】タイヤ滑り止め装置を取り付けたタイヤの側面
図である。
【図10】アダプターに滑り止め本体を取り付けるとこ
ろを示すホイールナット近傍の断面図である。
【図11】タイヤ滑り止め装置を2個取り付けた例を示
すタイヤの側面図である。
【図12】図11に示すタイヤを上方から見た図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す斜視図である。
【図14】第2実施例の滑り止め本体の変形例を示す斜
視図である。
【図15】本発明の第3実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す側面図である。
【図16】図15に示す滑り止め本体の16−16線断
面図である。
【図17】図15に示す滑り止め本体の17−17線断
面図である。
【図18】第3実施例の滑り止め本体の変形例を示す踏
面当接部の断面図である。
【図19】本発明の第4実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す側面図である。
【図20】本発明の第5実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す側面図である。
【図21】本発明の第6実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す斜視図である。
【図22】第6実施例に係るタイヤ滑り止め装置を2個
取り付けたタイヤの側面図である。
【図23】本発明の第7実施例に係るタイヤ滑り止め装
置の滑り止め本体を示す斜視図である。
【図24】図23に示す滑り止め本体の側面図である。
【図25】他の実施例に係るアダプターの断面図であ
る。
【図26】更に他の実施例に係るアダプターの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 タイヤ滑り止め装置 12 滑り止め本体 14 取付部 16 踏面当接部 110 アダプター(連結手段) 102 ホイール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールの外側面に沿って配設され前記
    ホイールの径方向に延びる取付部、及び前記取付部の長
    手方向一端部に連結されタイヤの踏面部に配設されて路
    面との摩擦力を得る踏面当接部、を有する滑り止め本体
    と、 前記取付部に設けられ、前記ホイールの固定用のホイー
    ルナット或いはホイールボルトの少なくとも2個が連結
    し、前記滑り止め本体を前記ホイールの径方向に位置調
    整可能に連結させる連結手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤ滑り止め装置。
JP26477693A 1993-10-22 1993-10-22 タイヤ滑り止め装置 Pending JPH07117425A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006504566A (ja) * 2002-10-29 2006-02-09 マッヂ カテーネ ソシエタ ペル アチオニ 自動車のホイールのためのクイックフィット式アンチスキッドシステム及びそれをホイールに取り付けるための関連する装置
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