JPH07117380B2 - 受光変換装置 - Google Patents
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- JPH07117380B2 JPH07117380B2 JP61170594A JP17059486A JPH07117380B2 JP H07117380 B2 JPH07117380 B2 JP H07117380B2 JP 61170594 A JP61170594 A JP 61170594A JP 17059486 A JP17059486 A JP 17059486A JP H07117380 B2 JPH07117380 B2 JP H07117380B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N25/00—Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
- Image Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数の受光セルとメモリ関数発生器を備え、
該関数発生器で発生し該メモリ中に記憶保持された荷重
関数に係る情報に従って所望の受光セルの出力信号の総
和を出力することにより時間的に並列に受光画像の2次
元変換を実行する受光変換装置に関するものである。
該関数発生器で発生し該メモリ中に記憶保持された荷重
関数に係る情報に従って所望の受光セルの出力信号の総
和を出力することにより時間的に並列に受光画像の2次
元変換を実行する受光変換装置に関するものである。
従来より、空間的に分布する照射光の強度のパターンま
たは画像を検出・計測し有益な情報を取り出すセンシン
グデバイスとしては、大別して次の2種類がある。すな
わち、 (1) CCDのように、受光部で検出した画像を時間的
直列な電気信号に変換し、順次、出力するものと、 (2) スリット列による集積化空間フィルタのように
空間的荷重関数により並列的に処理した信号を実時間で
出力するものである。
たは画像を検出・計測し有益な情報を取り出すセンシン
グデバイスとしては、大別して次の2種類がある。すな
わち、 (1) CCDのように、受光部で検出した画像を時間的
直列な電気信号に変換し、順次、出力するものと、 (2) スリット列による集積化空間フィルタのように
空間的荷重関数により並列的に処理した信号を実時間で
出力するものである。
後者の例では、同一発明者・同一出願人による特願昭60
−155462「非接触直径測定装置」、特開昭60−155463
「非接触の直径測定装置」、特願昭60−155464「非接触
式の直径測定装置」及び特願昭60−155465「非接触方式
の直径測定装置」があり、これらはいずれも、2n個の同
寸法の矩形状の光検出器でなる光検出器アレイたるスリ
ット列形空間フィルタを用いて、照射投影された円形像
の移動速度と直径に係る情報を含む出力信号を、実時間
で出力するために、空間的並列として出力するものであ
る。
−155462「非接触直径測定装置」、特開昭60−155463
「非接触の直径測定装置」、特願昭60−155464「非接触
式の直径測定装置」及び特願昭60−155465「非接触方式
の直径測定装置」があり、これらはいずれも、2n個の同
寸法の矩形状の光検出器でなる光検出器アレイたるスリ
ット列形空間フィルタを用いて、照射投影された円形像
の移動速度と直径に係る情報を含む出力信号を、実時間
で出力するために、空間的並列として出力するものであ
る。
あるいは、同一発明者、同一出願人による特願昭61−64
694号「可変空間フィルタ」の如く荷重関数を可変と
し、それに基づいて信号処理の方法を変更できる装置等
が知られている。
694号「可変空間フィルタ」の如く荷重関数を可変と
し、それに基づいて信号処理の方法を変更できる装置等
が知られている。
また、文献II.Langer and B.Meffert:Bildverarbeitung
mit Orthogonal transformation,Nachrichtentech Ele
ctron.Vol.35(4)pp.152−154(1985)には、可変性
を有する液晶マトリクスによって0、1の2値の2次元
直交関数を光透過の強度とする光学的フィルタを実現
し、これを荷重関数として空間フィルタリングを行う着
想が発表されている。
mit Orthogonal transformation,Nachrichtentech Ele
ctron.Vol.35(4)pp.152−154(1985)には、可変性
を有する液晶マトリクスによって0、1の2値の2次元
直交関数を光透過の強度とする光学的フィルタを実現
し、これを荷重関数として空間フィルタリングを行う着
想が発表されている。
以下,この内容につき第4図により説明する。図におい
て、X軸液晶駆動回路26及びY軸液晶駆動回路27は、液
晶マトリクス23を制御して所望の2次元直交関数の非負
の数値に対応して透過・不透過の切り換えを行う。
て、X軸液晶駆動回路26及びY軸液晶駆動回路27は、液
晶マトリクス23を制御して所望の2次元直交関数の非負
の数値に対応して透過・不透過の切り換えを行う。
液晶マトリクス23は透過,すなわち1及び不透過,すな
わち0の2値のみながら2次元直交関数に従って空間的
分布の透過率を有する光学的フィルタとなる。すなわ
ち、空間フィルタに他ならない。
わち0の2値のみながら2次元直交関数に従って空間的
分布の透過率を有する光学的フィルタとなる。すなわ
ち、空間フィルタに他ならない。
対象画像21からの光線は投影用光学系22によって液晶マ
トリクス23上に投影される。
トリクス23上に投影される。
そして、透過率の空間的分布に従って選択的に透過し集
光用光学系24によって受光器25に集光する。つまり、2
次元的対象画像と2次元的空間分布の2次元的積分値に
等しい強度の光信号が受光器25で検出され、電気信号と
して外部に出力される。すなわち、空間フィルタリング
が実行される。しかも、0と1の2値ながら、液晶マト
リクス23は可変性を有するので、外部からの設定に応じ
て複数種類の空間フィルタを切り換えて実現できる。
光用光学系24によって受光器25に集光する。つまり、2
次元的対象画像と2次元的空間分布の2次元的積分値に
等しい強度の光信号が受光器25で検出され、電気信号と
して外部に出力される。すなわち、空間フィルタリング
が実行される。しかも、0と1の2値ながら、液晶マト
リクス23は可変性を有するので、外部からの設定に応じ
て複数種類の空間フィルタを切り換えて実現できる。
従来技術のうちCCDなどのように検出した画像を時間的
に直列な電気信号に変換し、順次、出力するものは、外
部に汎用性のある信号処理系を接続して様々な信号処理
を行って有益な情報を取り出すことができるが、信号を
処理系に転送する際、すべての画像情報を順次伝送する
必要があることから一定の時間を要する。従って、該一
定の時間よりも動きの速いものには追従できず動的な情
報を得るには適さなかった。また、集積化した空間フィ
ルタのような空間的に荷重関数により並列的に信号処理
を行い有益な情報を含む信号を実時間で出力するもの
は、対象である移動速度・方向など動的な情報を得るに
は適するが、その反面荷重関数を変えるには適さず、従
って、信号処理は固定化され変更できない欠点があっ
た。
に直列な電気信号に変換し、順次、出力するものは、外
部に汎用性のある信号処理系を接続して様々な信号処理
を行って有益な情報を取り出すことができるが、信号を
処理系に転送する際、すべての画像情報を順次伝送する
必要があることから一定の時間を要する。従って、該一
定の時間よりも動きの速いものには追従できず動的な情
報を得るには適さなかった。また、集積化した空間フィ
ルタのような空間的に荷重関数により並列的に信号処理
を行い有益な情報を含む信号を実時間で出力するもの
は、対象である移動速度・方向など動的な情報を得るに
は適するが、その反面荷重関数を変えるには適さず、従
って、信号処理は固定化され変更できない欠点があっ
た。
また、可変空間フィルタでは、対象の移動方向に応じて
荷重関数を変更し、様々な方向の移動速度を測定するの
には適するが、そのままでは2次元変換を行う機能を有
していなかった。さらに、前記文献に掲載の液晶マトリ
クスによる2次元直交関数を利用した信号処理では、非
負の関数値を設定できるだけで正負の関数値を設定でき
ないために真の2次元直交関数を実現できず、正負別々
の信号処理を行ったのちその差を取るかまたはその他の
何らかの補助的信号処理手段が必要であった。
荷重関数を変更し、様々な方向の移動速度を測定するの
には適するが、そのままでは2次元変換を行う機能を有
していなかった。さらに、前記文献に掲載の液晶マトリ
クスによる2次元直交関数を利用した信号処理では、非
負の関数値を設定できるだけで正負の関数値を設定でき
ないために真の2次元直交関数を実現できず、正負別々
の信号処理を行ったのちその差を取るかまたはその他の
何らかの補助的信号処理手段が必要であった。
本願は、従来から非接触速度測定に用いられた空間フィ
ルタ速度計に可変性、柔軟性を導入した技術思想で、実
時間の時間波形を出力しつつ画像の特徴(数値)を得る
ことを目的としている。これを言い換えると、これまで
に記憶手段に格納された原画像(静止画像)の各画素
に、(主として3×3=9の)係数を乗じて、ノイズ除
去、エッジ強調などの画質改善を施して、処理画像を得
たもの(特開昭60−134991号公報)があったが、本願は
これまでにない動画像を実時間処理する機能を備えるこ
とを目的としている。
ルタ速度計に可変性、柔軟性を導入した技術思想で、実
時間の時間波形を出力しつつ画像の特徴(数値)を得る
ことを目的としている。これを言い換えると、これまで
に記憶手段に格納された原画像(静止画像)の各画素
に、(主として3×3=9の)係数を乗じて、ノイズ除
去、エッジ強調などの画質改善を施して、処理画像を得
たもの(特開昭60−134991号公報)があったが、本願は
これまでにない動画像を実時間処理する機能を備えるこ
とを目的としている。
本発明の目的は、以上、述べた欠点を解消すること、並
びに従来技術において実現が困難であった画像やパター
ンの動的な情報を検出でき、かつ、信号処理の内容も変
更できる2次元変換を実時間で実行する受光変換装置を
提供することにある。
びに従来技術において実現が困難であった画像やパター
ンの動的な情報を検出でき、かつ、信号処理の内容も変
更できる2次元変換を実時間で実行する受光変換装置を
提供することにある。
この発明が採用する手段は、平面的な情報源(検出器ア
レイ)から得た信号に荷重関数を作用して2つの和信号
を作り、該2つの和信号の差によって情報処理を行っ
て、動的な情報処理と可変性を有する荷重関数による変
換との両立ができなかった従来技術の問題を解決するこ
とを骨子とする。前記荷重関数としては、正弦関数と
か、ウオルシ(Walsh)関数の直交関数が適宜採用でき
る。
レイ)から得た信号に荷重関数を作用して2つの和信号
を作り、該2つの和信号の差によって情報処理を行っ
て、動的な情報処理と可変性を有する荷重関数による変
換との両立ができなかった従来技術の問題を解決するこ
とを骨子とする。前記荷重関数としては、正弦関数と
か、ウオルシ(Walsh)関数の直交関数が適宜採用でき
る。
以下、本発明が問題点を解決するために採用した技術手
段を述べる。
段を述べる。
まず、本発明が実行する2次元変換と2次元関数の関係
について説明する。一般に2次元の画像f(x,y)を離
散化して行列〔Fxy〕で表記した時,ある行列〔Gxy〕に
よる2次元変換〔Iij〕は次の(1)式で表される。
について説明する。一般に2次元の画像f(x,y)を離
散化して行列〔Fxy〕で表記した時,ある行列〔Gxy〕に
よる2次元変換〔Iij〕は次の(1)式で表される。
〔Iij〕=〔Gxy〕・〔Fxy〕・〔Gxy〕T ……(1) ここで〔Gxy〕TはGxyの転置行列である。
この〔Iij〕には、画像f(x,y)の特徴を代表する特異
な数値が含まれる。よって,前記2次元の画像を処理し
て有益な情報を取り出すたけの信号処理においては重要
な役割をはたすことになる。
な数値が含まれる。よって,前記2次元の画像を処理し
て有益な情報を取り出すたけの信号処理においては重要
な役割をはたすことになる。
次に、行列〔Iij〕の各々の要素Iijについて計算する。
ここで、関数g(i,j,x,y)を次の(3)式のように定
義して(2)式を書替える。
義して(2)式を書替える。
g(i,j,x,y)=Gix・Gjy ……(3) ここで、Gixをxの関数と考え、行列〔Gix〕の第i行の
波形関数とみなし、第i次の変換関数と呼ぶことにす
る。特に、〔Gix〕は、直交行列であるとき第i次の直
交関数と呼ばれる。
波形関数とみなし、第i次の変換関数と呼ぶことにす
る。特に、〔Gix〕は、直交行列であるとき第i次の直
交関数と呼ばれる。
また、g(i,j,x,y)をGixを拡張した第i,j次の2次元
変換関数と呼ぶことにする。特に、Gixが直交関数のと
きは、第i,j次の2次元直交関数と呼ばれる。上記
(4)式より明らかなように、2次元変換Iijを求める
ことは対象となる画像Fxyと関数g(i,j,x,y)の積を取
りxy平面内で和を取ることと等価である。また、上記
(4)式は、(5)式のように拡張できる。
変換関数と呼ぶことにする。特に、Gixが直交関数のと
きは、第i,j次の2次元直交関数と呼ばれる。上記
(4)式より明らかなように、2次元変換Iijを求める
ことは対象となる画像Fxyと関数g(i,j,x,y)の積を取
りxy平面内で和を取ることと等価である。また、上記
(4)式は、(5)式のように拡張できる。
なお、上記(4)式は、fxyを縦横等間隔の格子状に離
散化した処理を示し、上記(5)式は、fxyを任意の2
次元的配列点で離散化した処理を示すが原理は同じであ
る。
散化した処理を示し、上記(5)式は、fxyを任意の2
次元的配列点で離散化した処理を示すが原理は同じであ
る。
以上より、上記(4)式又は(5)式の演算を実時間で
高速に実行する受光変換装置には、次のような機能が要
求される。
高速に実行する受光変換装置には、次のような機能が要
求される。
(1) 受光する点x,yにおける照射光の強度に対し、
対応したg(i,j,x,y)を乗算して出力する機能。
対応したg(i,j,x,y)を乗算して出力する機能。
(2) すべてのx,yに対し,前記乗算した出力をすべ
て加算する機能。
て加算する機能。
(3) 前記g(i,j,x,y)の正負にかかわらず前記乗
算及び加算を実行する機能。
算及び加算を実行する機能。
(4) 前記乗算および加算を実時間で並列的に実行す
る機能。
る機能。
(5) 上記g(i,j,x,y)の次数i,jを外部からの指定
により変更する機能である。
により変更する機能である。
次に上記のような並列性・可変性を実現するための技術
手段を、本発明の構成とともに証明する。
手段を、本発明の構成とともに証明する。
本発明の構成は、第1図に示すように、同一受光面上に
照射光の強度に応じた出力信号を出力する複数個の受光
セル1が設けられ、この受光セル1は2次元的に配列さ
れ、例えば、照射光の強度に応じた光電流を出力するシ
リコンホトダイオードなどで実現される。ここでは受光
セル1が4個の場合を示している。図において、2は第
1の和信号出力線、3は第2の和信号出力線であって、
例えば、基板上に配線された金属薄膜による導線で前記
複数個の受光セル1のうち、1または2以上の受光セル
1からの光電流などの出力信号を受けて、これらの出力
信号の和でなる和信号を差動増幅器5に伝送出力するも
のである。それぞれの受光セル1からの出力信号は、伝
達切換手段4を介して前記第1の和信号出力線2か第2
の和信号出力線3のいずれかに伝達される。この伝達切
換手段4は制御信号に従って該出力信号を増幅したり減
衰したり遮断したりする機能を有し、該受光セル1対応
で設けられ、例えば、ゲート電圧(制御信号)により伝
達・遮断・増幅・減衰の切り換えができるシリコンFET
などで構成される。
照射光の強度に応じた出力信号を出力する複数個の受光
セル1が設けられ、この受光セル1は2次元的に配列さ
れ、例えば、照射光の強度に応じた光電流を出力するシ
リコンホトダイオードなどで実現される。ここでは受光
セル1が4個の場合を示している。図において、2は第
1の和信号出力線、3は第2の和信号出力線であって、
例えば、基板上に配線された金属薄膜による導線で前記
複数個の受光セル1のうち、1または2以上の受光セル
1からの光電流などの出力信号を受けて、これらの出力
信号の和でなる和信号を差動増幅器5に伝送出力するも
のである。それぞれの受光セル1からの出力信号は、伝
達切換手段4を介して前記第1の和信号出力線2か第2
の和信号出力線3のいずれかに伝達される。この伝達切
換手段4は制御信号に従って該出力信号を増幅したり減
衰したり遮断したりする機能を有し、該受光セル1対応
で設けられ、例えば、ゲート電圧(制御信号)により伝
達・遮断・増幅・減衰の切り換えができるシリコンFET
などで構成される。
第1図においては、4つの受光セル1と、第1の和信号
出力線2及び第2の和信号出力線3のすべての組合せに
ついて伝達ができるようにするために8個の伝達切換手
段4としてある。
出力線2及び第2の和信号出力線3のすべての組合せに
ついて伝達ができるようにするために8個の伝達切換手
段4としてある。
メモリ6は、個々の伝達切換手段4に対し、伝達・遮断
・増幅の率・減衰の率を指定するための荷重情報を記憶
保持し、かつ、この荷重情報を該伝達切換手段4に出力
する。このメモリ6は、例えば、シリコントランジスタ
によるフリップフロップなどで実現できる。
・増幅の率・減衰の率を指定するための荷重情報を記憶
保持し、かつ、この荷重情報を該伝達切換手段4に出力
する。このメモリ6は、例えば、シリコントランジスタ
によるフリップフロップなどで実現できる。
メモリ書込み手段7は、該メモリ6に荷重情報を書き込
むためのもので、例えば、行および列デコーダ、列選択
スイッチなどから構成される。
むためのもので、例えば、行および列デコーダ、列選択
スイッチなどから構成される。
関数発生器8は、例えば、2次元の余弦関数、2次元の
Haar関数あるいは2次元のWalsh関数のような2次元関
数の値を出力する能力を有する。
Haar関数あるいは2次元のWalsh関数のような2次元関
数の値を出力する能力を有する。
すなわち、外部より受けた次数の指定i,jなどに従い、
当該次数の2次元関数の値g(i,j,x,y)(以下,荷重
情報という。)を出力するもので,この荷重情報は,対
応するx行y列の受光セルからの出力信号が伝達切換手
段4においてg(i,j,x,y)倍の信号となるようにする
ための情報で,メモリ書込み手段7を介してメモリ6に
書き込まれる。ここで、伝達切換手段4は、g(i,j,x,
y)が正値の時に該g(i,j,x,y)の信号を第1の和信号
出力線2に伝達し、g(i,j,x,y)が負値の時に該g
(i,j,x,y)倍の信号を第2の和信号出力線3に伝達
し、さらに差動増幅器5がこの2信号の差の信号を出力
する。したがって、実質的に正負の関数値g(i,j,x,
y)を受光セル1の出力信号に乗じる動作が実行され
る。
当該次数の2次元関数の値g(i,j,x,y)(以下,荷重
情報という。)を出力するもので,この荷重情報は,対
応するx行y列の受光セルからの出力信号が伝達切換手
段4においてg(i,j,x,y)倍の信号となるようにする
ための情報で,メモリ書込み手段7を介してメモリ6に
書き込まれる。ここで、伝達切換手段4は、g(i,j,x,
y)が正値の時に該g(i,j,x,y)の信号を第1の和信号
出力線2に伝達し、g(i,j,x,y)が負値の時に該g
(i,j,x,y)倍の信号を第2の和信号出力線3に伝達
し、さらに差動増幅器5がこの2信号の差の信号を出力
する。したがって、実質的に正負の関数値g(i,j,x,
y)を受光セル1の出力信号に乗じる動作が実行され
る。
本発明の作用について第1図により説明する。同一受光
面上に設けられた受光セル1は、測定対象たる画像また
は照射光パターンを検出する。
面上に設けられた受光セル1は、測定対象たる画像また
は照射光パターンを検出する。
関数発生器8は、空間的な並列処理に用いる荷重情報
(荷重パターン)を発生し、メモリ書込み手段7に伝達
する。ここで、荷重情報は、複数個の受光セル1のそれ
ぞれの出力信号が、どんな値と乗算され、第1の和信号
出力線2又は第2の和信号出力線3のいずれに伝達され
るべきかを指定する情報である。
(荷重パターン)を発生し、メモリ書込み手段7に伝達
する。ここで、荷重情報は、複数個の受光セル1のそれ
ぞれの出力信号が、どんな値と乗算され、第1の和信号
出力線2又は第2の和信号出力線3のいずれに伝達され
るべきかを指定する情報である。
メモリ6は、該荷重情報を記憶保持し、また、指定され
た特定の前記受光セル1の出力信号に対し、特定の増幅
率・減衰率を乗じて第1の和信号出力線又は第2の和信
号出力線のいずれに伝達すべきかについての荷重情報を
伝達切換手段4に出力する。伝達切換手段4は、メモリ
6からの荷重情報に応じて出力信号に対して伝達・遮断
・増幅・減衰の動作を行う。
た特定の前記受光セル1の出力信号に対し、特定の増幅
率・減衰率を乗じて第1の和信号出力線又は第2の和信
号出力線のいずれに伝達すべきかについての荷重情報を
伝達切換手段4に出力する。伝達切換手段4は、メモリ
6からの荷重情報に応じて出力信号に対して伝達・遮断
・増幅・減衰の動作を行う。
第1の和信号出力線2と第2の和信号出力線3は,伝達
切換手段4を介して受光セル1からの出力信号を受領
し、それらの和の信号を差動増幅器5に出力する。
切換手段4を介して受光セル1からの出力信号を受領
し、それらの和の信号を差動増幅器5に出力する。
差動増幅器5は、該第1の和信号出力線2と第2の和信
号出力線3とから受領した2つの信号の差を出力する。
号出力線3とから受領した2つの信号の差を出力する。
メモリ書込み手段6は該荷重情報をメモリ6に書込む。
本発明の受光セルの配置は、2次元的になんら制約はな
く、同心円状配置や蜂の巣状最密充填配置など多くの配
置法が可能である。
く、同心円状配置や蜂の巣状最密充填配置など多くの配
置法が可能である。
第1図に示した受光セル1を縦横等間隔に配置する方法
においては、荷重情報g(i,j,x,y)を発生するにあた
り、g(i,j,x,y)=Gix・Gjyと分解して算出すること
ができるので、分解せず算出する方法に比べ、簡便かつ
高速に荷重情報の発生ができる。
においては、荷重情報g(i,j,x,y)を発生するにあた
り、g(i,j,x,y)=Gix・Gjyと分解して算出すること
ができるので、分解せず算出する方法に比べ、簡便かつ
高速に荷重情報の発生ができる。
また、本発明の荷重情報たる2次元関数にはなんら制約
はなく、近傍点での平均を取って平滑化に応用したり、
差分形荷重を用いて勾配を検出したり、ラプラシアン形
荷重を用いてエッジの強調をするなど多くの2次元関数
を用いることができる。また、2次元関数として、特
に、2次元直交関数を用いる方法においては、2次元の
三角関数を用いれば対象画像の2次元周波数分析に応用
でき、2次元のWalsh関数を用いれば対象画像の2次元
交番数分析に応用できるなど、用いた特定の2次元直交
関数に特有なスペクトルにおける広義のスペクトル分析
にも応用できる。
はなく、近傍点での平均を取って平滑化に応用したり、
差分形荷重を用いて勾配を検出したり、ラプラシアン形
荷重を用いてエッジの強調をするなど多くの2次元関数
を用いることができる。また、2次元関数として、特
に、2次元直交関数を用いる方法においては、2次元の
三角関数を用いれば対象画像の2次元周波数分析に応用
でき、2次元のWalsh関数を用いれば対象画像の2次元
交番数分析に応用できるなど、用いた特定の2次元直交
関数に特有なスペクトルにおける広義のスペクトル分析
にも応用できる。
本発明の荷重関数たる2次元関数として2次元直交関数
を用いる場合、この2次元直交関数になんら制約はなく
2次元の三角関数、2次元のWalsh関数、2次元のHaar
関数など多くの2次元直交関数が用いられる。特に、2
次元関数g(i,j,x,y)として2次元のWalsh関数wal
(i,j,x,y)を用いる場合においては、wal(i,j,x,y)
の値は+1と−1の2値のみであるので、伝達切換手段
に増幅・減衰機能を要せず、簡素な構成で実施でき、特
に集積化に適した構成とすることができ、2次元交番数
分析機能を有する受光変換装置が実現できる。
を用いる場合、この2次元直交関数になんら制約はなく
2次元の三角関数、2次元のWalsh関数、2次元のHaar
関数など多くの2次元直交関数が用いられる。特に、2
次元関数g(i,j,x,y)として2次元のWalsh関数wal
(i,j,x,y)を用いる場合においては、wal(i,j,x,y)
の値は+1と−1の2値のみであるので、伝達切換手段
に増幅・減衰機能を要せず、簡素な構成で実施でき、特
に集積化に適した構成とすることができ、2次元交番数
分析機能を有する受光変換装置が実現できる。
さらにまた、本発明の伝達切化手段の実現の方法にはな
んら制約はない。よって、伝達切換手段としては、荷重
情報g(i,j,x,y)に応じて出力の変化する電気的増幅
器を用いるか、あるいは電気的減衰器を用いるなどの実
現方法が考えられる。
んら制約はない。よって、伝達切換手段としては、荷重
情報g(i,j,x,y)に応じて出力の変化する電気的増幅
器を用いるか、あるいは電気的減衰器を用いるなどの実
現方法が考えられる。
また、伝達切換手段として、2出力セレクタを使用すれ
ば、+1又は−1の値で荷重情報g(i,j,x,y)を近似
化して2次元変換でき、しかも簡素な構成で実施でき集
積化に適した構成とすることができ、しかも2次元のWa
lsh関数wal(i,j,x,y)のような2値関数を2次元関数
として用いる時は近似でなく必要にして十分な精度で2
次元変換を実行する受光変換装置とすることができる。
ば、+1又は−1の値で荷重情報g(i,j,x,y)を近似
化して2次元変換でき、しかも簡素な構成で実施でき集
積化に適した構成とすることができ、しかも2次元のWa
lsh関数wal(i,j,x,y)のような2値関数を2次元関数
として用いる時は近似でなく必要にして十分な精度で2
次元変換を実行する受光変換装置とすることができる。
本発明の構成要素の形状・構造にはなんら制約はない。
したがって、主要部分を集積化して一体構造とすれば、
受光セル部やメモリなど基本的要素の繰り返しが多く、
かつ、信号出力線は受光セルの数によらず2本のみなの
で半導体集積回路技術の特徴を十分に利用した集積化受
光変換装置とすることができる。
受光セル部やメモリなど基本的要素の繰り返しが多く、
かつ、信号出力線は受光セルの数によらず2本のみなの
で半導体集積回路技術の特徴を十分に利用した集積化受
光変換装置とすることができる。
また、二層以上の積層構造に集積化すれば、3次元的な
一体構造とすることができるので、最上層に受光セルを
配置することにより、受光面のほぼ全面を受光セルが占
めるため、受光面の大きな部分をメモリや配線に取られ
ず有効に利用でき、半導体集積回路技術の特徴を十分に
利用した集積化受光変換装置とすることができる。
一体構造とすることができるので、最上層に受光セルを
配置することにより、受光面のほぼ全面を受光セルが占
めるため、受光面の大きな部分をメモリや配線に取られ
ず有効に利用でき、半導体集積回路技術の特徴を十分に
利用した集積化受光変換装置とすることができる。
さらに、メモリが個々の受光セルの荷重情報を記憶保持
する部分に分かれているその部分が対応する受光セルの
近傍に配置される構成の場合においては、個々の受光セ
ルとメモリとの間の配線距離が短いため、全体の配線部
分の占める面積を小さくすることができるので、半導体
集積回路技術の特徴を十分に利用した受光変換装置とす
ることができる。
する部分に分かれているその部分が対応する受光セルの
近傍に配置される構成の場合においては、個々の受光セ
ルとメモリとの間の配線距離が短いため、全体の配線部
分の占める面積を小さくすることができるので、半導体
集積回路技術の特徴を十分に利用した受光変換装置とす
ることができる。
以下,図面に従って本発明を詳細に説明する。第2図は
本発明の一実施例のうち、受光領域近傍における構成の
詳細を、第3図は本実施例の受光セル付近における構成
の詳細を示す図である。
本発明の一実施例のうち、受光領域近傍における構成の
詳細を、第3図は本実施例の受光セル付近における構成
の詳細を示す図である。
これらの実施例では、荷重情報g(i,j,x,y)として2
次元のWalsh関数wal(i,j,x,y)を採用しているので、
関数発生器8としてWalsh関数発生器を用いている。第
2図では、第1の和信号出力線2及び第2の和信号出力
線3とメモリ書込み手段7を示し、基板9の上に受光セ
ル等を含む画素10を配列してなる受光領域11の内部詳細
については模式的に示してある。
次元のWalsh関数wal(i,j,x,y)を採用しているので、
関数発生器8としてWalsh関数発生器を用いている。第
2図では、第1の和信号出力線2及び第2の和信号出力
線3とメモリ書込み手段7を示し、基板9の上に受光セ
ル等を含む画素10を配列してなる受光領域11の内部詳細
については模式的に示してある。
受光領域11は、画素10を多数規則的に、例えば、縦横32
×32=1024個の格子状に配列してなっている。各々の画
素10にはメモリ書込み手段7より1本のワード線12と1
本または複数本のデータ線13が配線され、両線を適宜選
択して任意の画素を選び、その画素中の任意のメモリの
セルに所望の情報を書き込むことができる。第2図で
は、1024個の画素10のうち1個の画素10についての配線
が示してあるが、実際の配線はすべての画素10について
同様におこなわれる。
×32=1024個の格子状に配列してなっている。各々の画
素10にはメモリ書込み手段7より1本のワード線12と1
本または複数本のデータ線13が配線され、両線を適宜選
択して任意の画素を選び、その画素中の任意のメモリの
セルに所望の情報を書き込むことができる。第2図で
は、1024個の画素10のうち1個の画素10についての配線
が示してあるが、実際の配線はすべての画素10について
同様におこなわれる。
本発明の特徴は、出力信号の和信号出力線がすべての画
素10に接続され、前記荷重情報で指定されたすべての受
光セルの出力信号の和が同時に第1の和信号出力線2及
び第2の和信号出力線3に出力されることである。荷重
情報のwal(i,j,x,y)は+1又は−1の2値のみしか取
らないので、受光セル1のx,yに応じてwal(i,j,x,y)
=+1の該受光セル1の出力はすべて第1の和信号出力
線2に接続し、wal(i,j,x,j)=−1の受光セル1の出
力はすべて第2の和信号出力線3に接続される。すなわ
ち、第1及び第2の和信号出力線により、受光領域11中
における所望の受光セル1すべての信号の和が実時間で
出力される。
素10に接続され、前記荷重情報で指定されたすべての受
光セルの出力信号の和が同時に第1の和信号出力線2及
び第2の和信号出力線3に出力されることである。荷重
情報のwal(i,j,x,y)は+1又は−1の2値のみしか取
らないので、受光セル1のx,yに応じてwal(i,j,x,y)
=+1の該受光セル1の出力はすべて第1の和信号出力
線2に接続し、wal(i,j,x,j)=−1の受光セル1の出
力はすべて第2の和信号出力線3に接続される。すなわ
ち、第1及び第2の和信号出力線により、受光領域11中
における所望の受光セル1すべての信号の和が実時間で
出力される。
第3図では、1個の画素の内部構成を示すと共に、受光
セル1の出力信号に伝達切換手段4を介して第1及び第
2の和信号出力線2、3に伝送するためのメモリ6の近
傍の配線を表わしている。
セル1の出力信号に伝達切換手段4を介して第1及び第
2の和信号出力線2、3に伝送するためのメモリ6の近
傍の配線を表わしている。
本実施例では、メモリ6は、通常のSRAM(スタティック
RAM)のセルと同様のフリップフロップである。本実施
例では1画素中に2つのメモリのセルを有するので、通
常SRAMの配線と同様に各々のメモリのセルに対してワー
ド線12が1本とデータ線13が2本必要である。
RAM)のセルと同様のフリップフロップである。本実施
例では1画素中に2つのメモリのセルを有するので、通
常SRAMの配線と同様に各々のメモリのセルに対してワー
ド線12が1本とデータ線13が2本必要である。
第3図では、2つのメモリ6のセルに対するデータ線の
うちビット指定をするデータ線13cを共用とし、メモリ
6の記憶の内容を指定するデータ線13a、13bと合わせて
3本で実現している。
うちビット指定をするデータ線13cを共用とし、メモリ
6の記憶の内容を指定するデータ線13a、13bと合わせて
3本で実現している。
そして、メモリ6で記憶保持する電気信号が、論理値1
の場合には対応する伝達切換手段4は伝達動作を用い、
論理値0の場合には対応する伝達切断手段4は遮断動作
を行うものとする。この構成により任意の受光セルの出
力信号を第1及び第2の和信号出力線に出力できる。
の場合には対応する伝達切換手段4は伝達動作を用い、
論理値0の場合には対応する伝達切断手段4は遮断動作
を行うものとする。この構成により任意の受光セルの出
力信号を第1及び第2の和信号出力線に出力できる。
本実施例では特定の次数i,jを設定した後は、実時間で
並列的に対象画像fxyの2次元のWalsh関数の変換を実行
し、そのij次要素Iijを出力する。すなわち、対象画像
の2次元交番数分析を並列的に実行し、その2次元交番
数スペクトルのij成分を実時間で出力する。
並列的に対象画像fxyの2次元のWalsh関数の変換を実行
し、そのij次要素Iijを出力する。すなわち、対象画像
の2次元交番数分析を並列的に実行し、その2次元交番
数スペクトルのij成分を実時間で出力する。
したがって、高速で移動したり、素早く変化する対象画
像の交番数スペクトルのij成分を実時間で検出すること
ができる。また,iとjを高速に切換えることにより対象
画像の2次元交番数スペクトルを、i,jに応じて順次、
検出することができる。さらに、対象画像の特徴を最も
良く代表する次数i,jを選択的に設定し、その時の出力
信号によって対象画像の特徴を判定し、その判定結果で
次に検出すべき特徴とその特徴を最も良く代表する次数
i,jとを判断してさらに特徴抽出を続ける如き手順によ
り迅速に対象画像の特徴抽出・パターン分類・形状識別
・認識のどをも行うことができる。このように本実施例
では、1個の素子で数多くの計測が可能である。
像の交番数スペクトルのij成分を実時間で検出すること
ができる。また,iとjを高速に切換えることにより対象
画像の2次元交番数スペクトルを、i,jに応じて順次、
検出することができる。さらに、対象画像の特徴を最も
良く代表する次数i,jを選択的に設定し、その時の出力
信号によって対象画像の特徴を判定し、その判定結果で
次に検出すべき特徴とその特徴を最も良く代表する次数
i,jとを判断してさらに特徴抽出を続ける如き手順によ
り迅速に対象画像の特徴抽出・パターン分類・形状識別
・認識のどをも行うことができる。このように本実施例
では、1個の素子で数多くの計測が可能である。
また,本実施例では、メモリとしてSRAMに用いられるよ
うなフリップフロップを用いているが、これに代わりDR
AM(ダイナミックRAM)のメモリセルの回路方式を採用
すれば、より集積化に有利な小形のセルで同様の動作を
行うことができる。
うなフリップフロップを用いているが、これに代わりDR
AM(ダイナミックRAM)のメモリセルの回路方式を採用
すれば、より集積化に有利な小形のセルで同様の動作を
行うことができる。
さらに、メモリとしてのPROM(プログラマブルROM)を
用いれば、1種類の素子で用途に応じた固定の荷重を設
定しうるプログラマブルな受光変換装置とすることがで
きる。あるいはまたメモリセルを基板中に3次元的に集
積化すれば、基板表面を受光領域として有効に活用した
3次元素子とすることができる。
用いれば、1種類の素子で用途に応じた固定の荷重を設
定しうるプログラマブルな受光変換装置とすることがで
きる。あるいはまたメモリセルを基板中に3次元的に集
積化すれば、基板表面を受光領域として有効に活用した
3次元素子とすることができる。
以上、述べたように、本発明は、動的な情報処理と可変
性を有する荷重関数による変換の両立ができる受光変換
装置を提供する。この受光変換装置は、照射投影された
像の2次元変換を得るのに適した空間的に並列な信号処
理機能を有し、実時間の信号を出力するのみならず,荷
重情報を書替えることにより1個の素子で様々な2次元
変換およびその係数を切換えて実行できる。また、和信
号の出力線の数は受光セルの数によらず2本のみである
から集積化に適した構造である。
性を有する荷重関数による変換の両立ができる受光変換
装置を提供する。この受光変換装置は、照射投影された
像の2次元変換を得るのに適した空間的に並列な信号処
理機能を有し、実時間の信号を出力するのみならず,荷
重情報を書替えることにより1個の素子で様々な2次元
変換およびその係数を切換えて実行できる。また、和信
号の出力線の数は受光セルの数によらず2本のみである
から集積化に適した構造である。
よって、本発明の産業上の利用効果は十分なものといえ
る。
る。
第1図は本発明の全体構成を示す図、第2図は本発明の
一実施例のうち、受光領域の近傍における構成の詳細を
示す図、第3図は本発明の一実施例のうち、受光セルの
近傍における構成の詳細を示す図、第4図は従来技術の
液晶マトリクスによる2次元直交変換の構成を示す図で
ある。 図において、1は受光セル、2は第1の和信号出力線、
3は第2の和信号出力線、4は伝達切換手段、5は差動
増幅器、6はメモリ、7はメモリ書込み手段、8は関数
発生器をそれぞれ示す。
一実施例のうち、受光領域の近傍における構成の詳細を
示す図、第3図は本発明の一実施例のうち、受光セルの
近傍における構成の詳細を示す図、第4図は従来技術の
液晶マトリクスによる2次元直交変換の構成を示す図で
ある。 図において、1は受光セル、2は第1の和信号出力線、
3は第2の和信号出力線、4は伝達切換手段、5は差動
増幅器、6はメモリ、7はメモリ書込み手段、8は関数
発生器をそれぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−134991(JP,A) 特開 昭54−22848(JP,A) 特開 昭62−222106(JP,A) 特開 昭62−15401(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】同一受光面上に2次元的に配列し、照射光
の強度に応じた出力信号を実時間の時間波形として出力
する複数個の受光セル(1)と、 受領した信号の和を伝送出力する第1の和信号出力線
(2)と、 受領した信号の和を伝送出力する第2の和信号出力線
(3)と、 前記複数個の受光セルの各々と前記第1の和信号出力線
及び第2の和信号出力線各々との間に介挿され、受光セ
ルからの出力信号を受領し、該出力信号を遮断または増
幅して、減衰してもしくはそのままの大きさで前記いず
れかの和信号出力線に実時間の時間波形として伝達する
伝達切換手段(4)と、 該伝達切換手段に対して遮断、増幅の率または減衰の率
を指定するための荷重情報を記憶保持し、該荷重情報を
前記伝達切換手段に出力するメモリ(6)と、 該メモリに前記荷重情報を書込むメモリ書込み手段
(7)と、 外部からの指定に従い、前記荷重情報として2次元関数
の荷重情報を発生し、前記メモリ書込み手段に出力する
関数発生器(8)と、 前記第1の和信号出力線の和信号と第2の和信号出力線
の和信号とを受領し、それら和信号の差の信号を出力す
る差動増幅器(5)とを備えた受光変換装置。 - 【請求項2】前記受光セル(1)が、縦横等間隔に格子
状に配列していることを特徴とする特許請求の範囲第
(1)項に記載の受光変換装置。 - 【請求項3】前記2次元関数が、2次元直交関数である
ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項または第
(2)項に記載の受項変換装置。 - 【請求項4】前記2次元関数が、2次元のウォルシュ
(Walsh)関数であることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項、第(2)項または第(3)項に記載の受光
変換装置。 - 【請求項5】前記伝達切換手段(4)が切換え可能な2
出力セレクタより成ることを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項、第(2)項、第(3)項または第(4)項
に記載の受光変換装置。 - 【請求項6】前記受光セル(1)、前記第1の和信号出
力線(2)、前記第2の和信号出力線(3)、前記伝達
切換手段(4)、前記メモリ(6)及び前記メモリ書込
み手段(7)が集積化され、一体構造をなすことを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項、第(2)項、第
(3)項、第(4)項または第(5)項に記載の受光変
換装置。 - 【請求項7】前記受光セリ(1)、前記第1の和信号出
力線(2)、前記第2の和信号出力線(3)、前記伝達
切換手段(4)、前記メモリ(6)及び前記メモリ書込
み手段(7)が2層以上の積層構造に集積化され、3次
元的な一体構造をなすことを特徴とする特許請求の範囲
第(1)項、第(2)項、第(3)項、第(4)項、第
(5)項または第(6)項に記載の受光変換装置。 - 【請求項8】前記メモリ(6)が、前記複数個の受光セ
ル(1)それぞれの荷重情報を記憶保持する部分に分か
れ該部分が対応する受光セルの近傍に配置されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項、第(2)
項、第(3)項、第(4)項、第(5)項、第(6)項
または第(7)項に記載の受光変換装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170594A JPH07117380B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 受光変換装置 |
US07/072,417 US4800288A (en) | 1986-07-18 | 1987-07-13 | Optical image transformation apparatus |
DE87110295T DE3787685T2 (de) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Optische Bild-Transformationsvorrichtung. |
EP87110295A EP0253391B1 (en) | 1986-07-18 | 1987-07-16 | Optical image transformation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61170594A JPH07117380B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 受光変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6326505A JPS6326505A (ja) | 1988-02-04 |
JPH07117380B2 true JPH07117380B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=15907732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61170594A Expired - Lifetime JPH07117380B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 受光変換装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4800288A (ja) |
EP (1) | EP0253391B1 (ja) |
JP (1) | JPH07117380B2 (ja) |
DE (1) | DE3787685T2 (ja) |
Families Citing this family (10)
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---|---|---|---|---|
FR2641432B1 (fr) * | 1988-12-30 | 1995-07-21 | Thomson Csf | Dispositif integre d'acquisition et de traitement d'images |
JP2644653B2 (ja) * | 1992-04-17 | 1997-08-25 | ミサワホーム株式会社 | 壁パネル |
US5336879A (en) | 1993-05-28 | 1994-08-09 | David Sarnoff Research Center, Inc. | Pixel array having image forming pixel elements integral with peripheral circuit elements |
US5521640A (en) * | 1994-10-31 | 1996-05-28 | At&T Global Information Solutions Company | Color image array scanner with high resolution monochrome mode |
WO2000051345A1 (en) * | 1999-02-24 | 2000-08-31 | Sarnoff Corporation | Method and apparatus for dual resolution foveating display output |
US6297984B1 (en) * | 1999-12-29 | 2001-10-02 | Tower Semiconductor Ltd. | Structure and method for protecting integrated circuits during plasma processing |
JP4084991B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2008-04-30 | 富士通株式会社 | 映像入力装置 |
US7269359B1 (en) * | 2002-12-18 | 2007-09-11 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Focal plane array with synchronous detection circuits for an active remote sensing system |
GB201013783D0 (en) * | 2010-08-17 | 2010-09-29 | Isis Innovation | Image sensor |
US10110834B2 (en) | 2011-11-07 | 2018-10-23 | Raytheon Company | Hadamard enhanced sensors |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4161034A (en) * | 1962-12-07 | 1979-07-10 | Sperry Rand Corporation | Correlation apparatus |
FR2210873B1 (ja) * | 1972-12-04 | 1976-08-27 | Fiz | |
JPS5422848A (en) * | 1977-07-22 | 1979-02-21 | Nippon Chemical Ind | Space frequency component extraction device for optical images |
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