JPH07117092B2 - 締付装置 - Google Patents
締付装置Info
- Publication number
- JPH07117092B2 JPH07117092B2 JP13026088A JP13026088A JPH07117092B2 JP H07117092 B2 JPH07117092 B2 JP H07117092B2 JP 13026088 A JP13026088 A JP 13026088A JP 13026088 A JP13026088 A JP 13026088A JP H07117092 B2 JPH07117092 B2 JP H07117092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate member
- screw shaft
- buckling plate
- housing
- fitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ねじにより所望の締め付け力を得ることがで
きる締付装置に関するものである。
きる締付装置に関するものである。
(従来の技術) 締め付け力を所望の値とするための従来の装置として
は、 (1) トルクレンチにより所定の回転トルクで締め付
けるもの。
は、 (1) トルクレンチにより所定の回転トルクで締め付
けるもの。
(2) ブレークアウエイボルトにより締め付け時のト
ルクが所定のトルクになった場合、捩り切り用の端部が
捩じ切られるもの。
ルクが所定のトルクになった場合、捩り切り用の端部が
捩じ切られるもの。
等がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述したトルクレンチを使用する方法は、
トルクレンチによって作用させる回転トルクとそれによ
ってねじ軸に発生する締め付け力との間の相関誤差が比
較的に大きいことと、トルクレンチを携行しなければ実
施できないという問題点があった。
トルクレンチによって作用させる回転トルクとそれによ
ってねじ軸に発生する締め付け力との間の相関誤差が比
較的に大きいことと、トルクレンチを携行しなければ実
施できないという問題点があった。
また、ブレークアウエイボルトによる方法にあっては、
トルクレンチによる場合と同様に相関誤差が大きいこと
と、任意の回転トルクが、得られない上に、再使用がで
きないという問題点があった。
トルクレンチによる場合と同様に相関誤差が大きいこと
と、任意の回転トルクが、得られない上に、再使用がで
きないという問題点があった。
(課題を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、ねじ軸
に中空円筒状の中間部材を嵌装し、リング状のバックリ
ングプレートを前記中間部材の胴部に反転可能に嵌着
し、その中間部材の外側に皿ばねを嵌装し、これらの皿
ばねおよび中間部材の一部を外包するハウジングを前記
ねじ軸にかぶせ、このねじ軸を締め付けてその締め付け
力が所定値に達した時に、前記ハウジングに押されて前
記バックリングプレートが反転するようにして締付装置
を構成する。
に中空円筒状の中間部材を嵌装し、リング状のバックリ
ングプレートを前記中間部材の胴部に反転可能に嵌着
し、その中間部材の外側に皿ばねを嵌装し、これらの皿
ばねおよび中間部材の一部を外包するハウジングを前記
ねじ軸にかぶせ、このねじ軸を締め付けてその締め付け
力が所定値に達した時に、前記ハウジングに押されて前
記バックリングプレートが反転するようにして締付装置
を構成する。
(作 用) 上述のように本発明においては、パイプレンチ等の特殊
な工具を必要としないから便利である。
な工具を必要としないから便利である。
また本発明装置では、皿ばねが所定量圧縮された場合に
ねじ軸に作用する軸力が、その締め付け力となるから、
所望の締め付け力を常に正確に得ることができる。
ねじ軸に作用する軸力が、その締め付け力となるから、
所望の締め付け力を常に正確に得ることができる。
また本発明装置は、バックリングプレートの反転を視覚
および聴覚によって認知することができるから、その設
定が容易かつ確実になる。
および聴覚によって認知することができるから、その設
定が容易かつ確実になる。
さらに本発明は、そのバックリングプレートに対して、
形状を復元する機能を与えることによって、すべての部
品を何回でも反復して使用することができる。
形状を復元する機能を与えることによって、すべての部
品を何回でも反復して使用することができる。
(実施例) 以下、図面について本発明の一実施例を説明する。
図中1は被締め付け部材、2はこの部材1を貫通するね
じ軸(ボルト)、2aはそのねじ部、3はねじ部2aと螺合
するナットである。
じ軸(ボルト)、2aはそのねじ部、3はねじ部2aと螺合
するナットである。
本実施例においては、中空円筒状の中間部材4をねじ軸
2を嵌装する。この中間部材4は上端部に鍔部4aを形成
すると共に、胴部の途中に段部4bを形成し、その下方に
小径のねじ部4cを形成する。そしてこのねじ部4cと螺合
する台座状の押しナット5を備え、ばね鋼製のリング状
のバックリングプレート6を前記中間部材4のねじ部4c
に嵌合し、段部4bと押しナット5によって反転可能に取
り付ける。
2を嵌装する。この中間部材4は上端部に鍔部4aを形成
すると共に、胴部の途中に段部4bを形成し、その下方に
小径のねじ部4cを形成する。そしてこのねじ部4cと螺合
する台座状の押しナット5を備え、ばね鋼製のリング状
のバックリングプレート6を前記中間部材4のねじ部4c
に嵌合し、段部4bと押しナット5によって反転可能に取
り付ける。
またねじ軸2に嵌装した中間部材4の外側のねじ軸2
に、必要数(本実施例では2個)の皿ばね7を直列に配
置して嵌装し、これらの皿ばね7,7および中間部材4の
一部を外包する中空円筒状のハウジング8をねじ軸2に
かぶせ、このねじ軸2に螺合したナット3を締め付け
て、その締め付け力が所定値に達した時に、ハウジング
8の端縁8aに押されて第2図に示すようにバックリング
プレート6が反転するように構成する。
に、必要数(本実施例では2個)の皿ばね7を直列に配
置して嵌装し、これらの皿ばね7,7および中間部材4の
一部を外包する中空円筒状のハウジング8をねじ軸2に
かぶせ、このねじ軸2に螺合したナット3を締め付け
て、その締め付け力が所定値に達した時に、ハウジング
8の端縁8aに押されて第2図に示すようにバックリング
プレート6が反転するように構成する。
なお、9はハウジング8の下縁部において、外側より内
側に向ってねじ込んだ止めねじで、この止めねじ9の内
側端部が中間部材4の鍔部4aと係合することによって、
ハウジング8と中間部材4とが離れないようにしたもの
である。
側に向ってねじ込んだ止めねじで、この止めねじ9の内
側端部が中間部材4の鍔部4aと係合することによって、
ハウジング8と中間部材4とが離れないようにしたもの
である。
またバックリングプレート6は通常ばね鋼製のものを使
用するが、バックリングプレートの形状の復元機能を高
めるためには、チタンニッケル合金等の超弾性合金を使
用すればよい。
用するが、バックリングプレートの形状の復元機能を高
めるためには、チタンニッケル合金等の超弾性合金を使
用すればよい。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用を説明す
る。すなわち本発明装置をナット3と被締め付け部材9
との間に取り付けた後、ナット3を締め付けると、皿ば
ね7が撓むにつれてハウジング8が第1図の矢印Aのよ
うに沈下する。なおさらに締め付けると、第2図に示す
ように、ハウジング8の端縁8aがバックリングプレート
6の上面と当接して、このバックリングプレート6を次
第に押し下げる。その結果ハウジング8がほぼ第2図に
示す位置になると、バックリングプレート6が反曲点を
すぎて反転すると共に、押しナット5と衝突して衝突音
を発生する。この場合、皿ばね7の撓み量とねじ軸2に
作用する軸力とは相関関係にあり、皿ばね7の撓み量と
ハウジング8の沈下量は同一となる。すなわち、本発明
においては第2図の状態となったときに、所望の軸力が
生ずるように、皿ばね7のばね定数を選定する。
る。すなわち本発明装置をナット3と被締め付け部材9
との間に取り付けた後、ナット3を締め付けると、皿ば
ね7が撓むにつれてハウジング8が第1図の矢印Aのよ
うに沈下する。なおさらに締め付けると、第2図に示す
ように、ハウジング8の端縁8aがバックリングプレート
6の上面と当接して、このバックリングプレート6を次
第に押し下げる。その結果ハウジング8がほぼ第2図に
示す位置になると、バックリングプレート6が反曲点を
すぎて反転すると共に、押しナット5と衝突して衝突音
を発生する。この場合、皿ばね7の撓み量とねじ軸2に
作用する軸力とは相関関係にあり、皿ばね7の撓み量と
ハウジング8の沈下量は同一となる。すなわち、本発明
においては第2図の状態となったときに、所望の軸力が
生ずるように、皿ばね7のばね定数を選定する。
そして、皿ばね7の所定の撓み量に見合った分の離隔長
さを、ハウジング8の端縁8aとバックリングプレート6
上面との間に設定すればよい。
さを、ハウジング8の端縁8aとバックリングプレート6
上面との間に設定すればよい。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、パイプレンチ等の特殊
な工具を必要としないから便利である。
な工具を必要としないから便利である。
また本発明装置では、皿ばね7が所定量圧縮された場合
にねじ軸2に作用する軸力が、その締め付け力となるか
ら、設定誤差が小さくなって所望の締め付け力を常に正
確に得ることができる。
にねじ軸2に作用する軸力が、その締め付け力となるか
ら、設定誤差が小さくなって所望の締め付け力を常に正
確に得ることができる。
さらにばね定数の異なる皿ばね7を用意すれば、広い範
囲にわたって所望の締め付け力を容易に得ることができ
る。
囲にわたって所望の締め付け力を容易に得ることができ
る。
また本発明装置は、バックリングプレート6の反転を視
覚および聴覚によって認知することができるから、その
設定が容易かつ確実になると共に、締め忘れおよび締め
付けの過不足を防止することができる。
覚および聴覚によって認知することができるから、その
設定が容易かつ確実になると共に、締め忘れおよび締め
付けの過不足を防止することができる。
さらに本発明は、そのバックリングプレート6に対し
て、形状を復元する機能を与えることによって、すべて
の部品を何回でも反復して使用することができる等、本
発明によれば多くの効果が得られる。
て、形状を復元する機能を与えることによって、すべて
の部品を何回でも反復して使用することができる等、本
発明によれば多くの効果が得られる。
第1図は本発明装置の一部を断面で示す立面図、 第2図はその作用説明図である。 1……被締め付け部材、2……ねじ軸 2a……ねじ部、3……ナット 4……中間部材、4a……鍔部 4b……段部、4c……ねじ部 5……押しナット 6……バックリングプレート 7……皿ばね、8……ハウジング 8a……端縁
Claims (2)
- 【請求項1】ねじ軸に中空円筒状の中間部材を嵌装し、
リング状のバックリングプレートを前記中間部材の胴部
に反転可能に嵌着し、その中間部材の外側に皿ばねを嵌
装し、これらの皿ばねおよび中間部材の一部を外包する
ハウジングを前記ねじ軸にかぶせ、このねじ軸を締め付
けてその締め付け力が所定値に達した時に、前記ハウジ
ングに押されて前記バックリングプレートが反転するよ
うにしたことを特徴とする締付装置。 - 【請求項2】請求項1記載のバックリングプレートが、
その形状を復元する機能を有することを特徴とする締付
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13026088A JPH07117092B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 締付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13026088A JPH07117092B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 締付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01303307A JPH01303307A (ja) | 1989-12-07 |
JPH07117092B2 true JPH07117092B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=15030012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13026088A Expired - Fee Related JPH07117092B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 締付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07117092B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5280967A (en) * | 1992-03-27 | 1994-01-25 | Donald Travis | Device for indicating the proper installation of fittings |
US5316319A (en) * | 1992-09-22 | 1994-05-31 | Rm Engineered Products, Inc. | Liveload assembly for maintaining torque on bolts |
US5709514A (en) * | 1996-05-30 | 1998-01-20 | Acadia Elastomers, Inc. | Liveload assembly |
JP4766462B2 (ja) * | 2001-04-04 | 2011-09-07 | 山崎 勇 | ボルト締付力の検出座 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP13026088A patent/JPH07117092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01303307A (ja) | 1989-12-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |