JPH07116912B2 - 既設埋設管の押し出し撤去方法及び装置 - Google Patents

既設埋設管の押し出し撤去方法及び装置

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JPH07116912B2
JPH07116912B2 JP31155786A JP31155786A JPH07116912B2 JP H07116912 B2 JPH07116912 B2 JP H07116912B2 JP 31155786 A JP31155786 A JP 31155786A JP 31155786 A JP31155786 A JP 31155786A JP H07116912 B2 JPH07116912 B2 JP H07116912B2
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憲一 有馬
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は地中にある既設埋設管の押し出し撤去方法及び
その装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、地中の既設埋設管を撤去するには、撤去の対象と
なる管内に、索引鋼棒等を挿入して、その先端において
既設埋設管と挿入された索引鋼棒等を固定金具により密
着固定し、索引鋼棒等を引き戻すと同時に既設埋設管を
引き抜き撤去する技術を用いている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の既設埋設管を引き抜き撤去する方法では、 (イ)撤去の対象とする既設埋設管の中に索引鋼棒等が
挿入されているため、引き抜き撤去された既設埋設管の
切断が非常に困難であり、切断作業に多大な時間を要す
る、 (ロ)固定された管端の一箇所に引張力が集中するた
め、撤去管を破壊する恐れがある という問題がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、地中にある既設埋設管を一端から押し出し撤
去することにより、押し出された撤去管の切断が容易と
なり、従来の方法の欠点である撤去管切断作業の困難さ
による作業能率の低下という点を解決し、さらに、押し
出し撤去の初期段階においては、撤去管に加わる力の分
散を計るため、撤去管の一端には押す力を、他端には引
張る力を同時作用させることにより、既設埋設管を破壊
することなしに、安全に撤去出来るようにした既設埋設
管の押し出し撤去方法及びその装置を提供することを目
的とし、第1の発明である既設埋設管の押し出し撤去方
法は、地中にある既設埋設管の撤去スパン両端に立坑を
築造し、起点となる立坑には前記既設埋設管を押し出す
押し出し用鋼管を推進する管押し機を設置し、終点とな
る立坑には引き込み用ジヤツキに連結した初期推力分散
装置を設置し、前記管押し機による押しと、前記初期推
力分散装置による引きの同時作用により既設埋設管に均
一な力を加え、前記既設埋設管を土中にて移動させて土
と既設埋設管との間の縁を切り、前記土の拘束から前記
既設埋設管を解放し、解放後、前記初期推力分散装置を
取りはずし、前記管押し機のみにて前記既設埋設管を順
次押し出し撤去することを特徴とする。
また第2の発明である前記の第1の発明の実施に直接使
用する既設埋設管の押し出し撤去装置は、押し出し用鋼
管と、前記押し出し用鋼管を既設埋設管の押し出し端部
に差し込み密着させる管あて治具とを備えた管押し機
と、一旦に既設埋設管を内側から把持固定する把持部を
連結し、他端に長さ調整用のネジ山付鋼管と門形クサビ
押え部を連結した外管及び前記外管に挿入するジヤツキ
力伝達鋼棒とを備えた初期推力分散装置とからなり、前
記初期推力分散装置のジヤツキ力伝達鋼棒は、一端に、
前記外管に連結した把持部を押し拡げるジヤツキ力伝達
部を有し、他端に、ジヤツキ側結合部を介して引き込み
用ジヤツキと結合する把持具結合部とを有してなり、か
つ前記外管の門形クサビ押え部に差し込み、たたき込む
ことにより前記外管を前方へ移動させ、前記ジヤツキ力
伝達部により前記外管の把持部を押し拡げ、前記外管の
把持部により既設埋設管内の任意の位置を把持固定する
門形クサビとを備えてなることを特徴とするものであ
る。
〔作 用〕
本発明は、土中にある撤去の対象とする既設埋設管の一
端を押すと同時に他端を引くことにより既設埋設管へ加
わる力を分散し、より安全に土と既設埋設管との間の縁
を切り、土中における土の拘束力から既設埋設管を解放
し、しかるのち、押し出しのみにより既設埋設管を撤去
することを最も主要な特徴とし、従来の技術における撤
去の対象となる既設埋設管内に力の伝達を目的とする鋼
棒等が挿入されていないため、撤去された既設埋設管の
切断が非常に容易となり、作業能率が大幅に向上する。
以下図面にもとずき実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の既設埋設管の押し出し撤去方法及びそ
の装置構成図、第2図は初期推力分散装置の詳細図、第
3図は既設埋設管を押し出す管押し機のみによる既設埋
設管の押し出し撤去の作業説明図である。
第1図において、1は管押し機、2あ撤去管の押し出し
用鋼管、3は管あて治具、4は撤去の対象とする既設埋
設管、5は地盤、6は起点となる立坑、7は終点となる
立坑、8〜14は初期推力分散装置の構成部品であり、8
は既設埋設管の内側を直接把持固定する把持部、9は円
錐状の形状を有し、8の把持部を押し拡げるジヤツキ力
伝達部、10は外管、11はジヤツキ力伝達鋼棒、12は長さ
調整用のネジ山付鋼管、13は門形クサビ押え部、14は、
門形クサビ押え部13に差し込み、ハンマなどでたたき込
むことにより、外管10を前方へスライドさせ、ジヤツキ
力伝達部9により把持部8を押し拡げることにより、既
設埋設管4を外管10の任意の位置で把持固定させるため
の門形クサビ、15は把持具結合部、16はジヤツキ側結合
部、17は引き込み用ジヤツキ、18は引き込み用ジヤツキ
架台である。
次に動作について説明する。まず起点となる立坑6にお
いて、押し出し用鋼管2に管あて治具3を連結し、それ
を撤去の対象とする既設埋設管4の管端に差し込み、密
着させる。次に、終点となる立坑7において、ジヤツキ
力伝達部9を取り付けたジヤツキ力伝達鋼棒11を、端部
に把持部8、ネジ山付鋼管12及び門形クサビ押え部13が
連結された外管10に挿入し、挿入後、ジヤツキ力伝達鋼
棒11と把持具結合部15を連結し、しかるのち、既設埋設
管4内にこれら全体を挿入し、さらに把持具結合部15と
ジヤツキ側結合部16とを連結する。次いで門形クサビ14
を門形クサビ押え部13に差し込み、たたき込んで外管10
を所望の位置にスライドさせ、既設埋設管4を把持部8
により把持固定する。この状態で、管押し機1により押
し出し用鋼管2を押し出すと同時に、引き込み用ジヤツ
キ17に連結された初期推力分散装置を引き込み、既設埋
設管を土中にて終点となる立坑7の方向へ移動させ、移
動後、把持具結合部15とジヤツキ側結合部16との連結を
解き、把持具結合部15の端をハンマ等により起点となる
立坑6の方向へたたき込み、ジヤツキ力伝達部9をスラ
イドさせ、既設埋設管内に把持固定されていた把持部8
を解放し、初期推力分散装置を既設埋設管4内より引き
出す。
しかるのち、管押し機1だけを用いて既設埋設管4を終
点となる立坑7の方向へ押し出し、終点となる立坑7内
にて押し出された既設埋設管4を切断撤去する。撤去後
は押し出し用鋼管2を引き戻し回収するものである。
第2図a乃至hに本発明により初期推力分散装置の構成
各部の詳細図を示す。第1図と同じ符号は同じ部分に示
す。
第3図は、土中における既設埋設管4を土の拘束力から
解放し、初期推力分散装置を既設埋設管4から引き出し
た後、管押し機1のみにより既設埋設管4を押し出し撤
去する状態を説明する図である。第1図と同じ符号は同
じ部分を示す。管押し機1を用いて押し出し用鋼管2を
終点となる立坑7の方向へ押すと、管押し機1の先端の
管あて治具3を介して、撤去対象となる既設埋設管4は
終点となる立坑7内に押し出される。この押し出された
既設埋設管4を、黒矢印で示す。たとえば市販の鋼管カ
ツタなどにより切断し、撤去する。以上の工程を繰り返
すことにより、すなわち、起点となる立坑6内にて、順
次押し出し用鋼管2を連結して、管押し機1により押す
ことにより、既設埋設管4は終点となる立坑7内に順次
押し出され、切断・撤去終了後には既設埋設管4と押し
出し用鋼管2とが入れ替わる。なお既設埋設管4の撤去
終了後は、押し出し用鋼管2を起点となる立坑6内に引
き戻し回収する。
本発明は上述したような既設埋設管の押し出し撤去方法
なので、既設埋設管4を破壊することなしに安全に押し
出し撤去することが出来、かつ、押し出された既設埋設
管4の切断が非常に容易である。
その効果としては、布設経過年数を経た老朽埋設管でも
安全にしかも、従来工法に比較し、作業が効率的なので
非常に経済的に施工しうるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の既設埋設管の押し出し撤
去方法は撤去の対象となる既設埋設管の両端に押し出し
用の管押し機と引き抜き用の初期推力分散装置を設置
し、押す、引く同時に力を加え、まず最初に土と既設埋
設管との間の縁を切り、土の拘束力より既設埋設管を解
放し、解放後は初期推力分散装置を取りはずし、その後
は押し出し用管押し機のみにて既設埋設管を押し出す撤
去するという方法であるから、布設経過年数を経た老朽
埋設管でも、破壊することなしに、安全かつ確実に撤去
でき、また、押し出された既設埋設管の切断作業が容易
なことより作業時間の効率化が計られ、従来の方法に比
べ経済効果が大きいという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の既設埋設管の押し出し撤去方法及びそ
の装置構成図、第2図は初期推力分散装置の詳細図、第
3図は既設埋設管押し出し用の管押し機のみによる既設
埋設管の押し出し撤去状態説明図である。 1……管押し機、2……押し出し用鋼管、3……管あて
治具、4……既設埋設管、5……地盤、6……起点とな
る立坑、7……終点となる立坑、8……把持部、9……
ジヤツキ力伝達部、10……外管、11……ジヤツキ力伝達
鋼棒、12……ネジ山付鋼管、13……門形クサビ押え部、
14……門形クサビ、15……把持具結合部、16……ジヤツ
キ側結合部、17……引き込み用ジヤツキ、18……引き込
み用ジヤツキ架台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中にある既設埋設管の押し出し撤去方法
    において、 地中にある既設埋設管の撤去スパン両端に立坑を築造
    し、 起点となる立坑には前記既設埋設管を押し出す押し出し
    用鋼管を推進する管押し機を設置し、 終点となる立坑には引き込み用ジヤツキに連結した初期
    推力分散装置を設置し、 前記管押し機による押しと、前記初期推力分散装置によ
    る引きの同時作用により既設埋設管に均一な力を加え、 前記既設埋設管を地中にて移動させて土と既設埋設管と
    の間の縁を切り、前記土の拘束力から前記既設埋設管を
    解放し、 解放後、前記初期推力分散装置を取りはずし、前記管押
    し機のみにて前記既設埋設管を順次押し出し撤去する ことを特徴とする既設埋設管の押し出し撤去方法。
  2. 【請求項2】既設埋設管の押し出し撤去装置において、 押し出し用鋼管と、前記押し出し用鋼管を既設埋設管の
    押し出し端部に差し込み密着させる管あて治具 とを備えた管押し機と、 一端に、既設埋設管を内側から把持固定する把持部を連
    結し、他端に、長さ調整用のネジ山付鋼管と門形クサビ
    押え部を連結した外管 及び前記外管に挿入するジヤツキ力伝達鋼棒とを備えた
    初期推力分散装置とからなり、 前記初期推力分散装置のジヤツキ力伝達鋼棒は、一端
    に、前記外管に連結した把持部を押し拡げるジヤツキ伝
    達部を有し、 他端にジヤツキ側結合部を介して引き込み用ジヤツキと
    結合する把持具結合部とを有してなり、 かつ前記外管の門形クサビ押え部に差し込み、たたき込
    むことにより前記外管を前方へ移動させ、前記ジヤツキ
    伝達部により前記外管の把持部を押し拡げ、前記外管の
    把持部により既設埋設管内の任意の位置を把持固定する
    門形クサビとを備えてなる ことを特徴とする既設埋設管の押し出し撤去装置。
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