JPH0711668A - 浚渫スラリーの脱水輸送管 - Google Patents

浚渫スラリーの脱水輸送管

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Publication number
JPH0711668A
JPH0711668A JP18087893A JP18087893A JPH0711668A JP H0711668 A JPH0711668 A JP H0711668A JP 18087893 A JP18087893 A JP 18087893A JP 18087893 A JP18087893 A JP 18087893A JP H0711668 A JPH0711668 A JP H0711668A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
slurry
dredging
transport pipe
dredged slurry
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18087893A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nomura
昌司 埜村
Masaichi Hori
允一 堀
Masanori Fujita
正則 藤田
Kaoru Sarazawa
薫 皿澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toyo Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Construction Co Ltd filed Critical Toyo Construction Co Ltd
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Publication of JPH0711668A publication Critical patent/JPH0711668A/ja
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送中における浚渫スラリーの脱水を可能と
することにより特別の脱水処理設備を不要とする。 【構成】 鉄製の管本体11とこの管本体11内にその
内周面との間に空隙12をあけて配設された多孔質のフ
ィルタ管13とから成り、フィルタ管13内にポンプ式
浚渫船から浚渫スラリーをポンプ圧送するようにし、フ
ィルタ管13の内周面にかかる浚渫スラリーの内圧を利
用して、該浚渫スラリーに含まれる水分をフィルタ管1
3を通して空隙12に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ式浚渫船からポ
ンプ圧送される浚渫スラリーを輸送するための輸送管に
係り、より詳しくは浚渫スラリーを脱水しながら輸送す
る輸送管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプ式浚渫船で浚渫されたスラ
リーの脱水処理は、輸送管により浚渫スラリーを陸上の
排泥池または沈殿池までポンプ圧送し、そこに投棄して
自然乾燥を待つのが一般であった。しかしながら、この
ように自然乾燥を待つ方法では、脱水に数カ月を要する
ばかりか、浚渫土量によっては広大なスペースを要し、
近年の土地事情に鑑みて、このような条件を受け入れる
場所を確保することが極めて困難であるという問題があ
った。
【0003】そこで最近、浚渫スラリーをより効率的に
脱水する技術の開発が進められ、例えば特開昭62−1212
41号公報には、浚渫スラリーを振動フルイおよび分級機
に導いて粗粒および細粒を除去した後、これに凝集剤を
添加して遠心分離機により固・液分離する処理装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の処理装置によれば、遠心分離機の前工程に、
前記振動フルイおよび分級機を始め、原泥槽や凝集剤供
給装置などの多くの装置を設置しなければならないた
め、その全体が大掛かりとなり、特に大規模浚渫工事に
適用した場合に設置スペースの大幅な拡大はもとより設
備コストの大幅な増大が避けられない状況にある。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、その課題とするところは、輸送中における
浚渫スラリーの脱水を可能とすることにより特別の脱水
処理設備を不要とし、もって大規模浚渫工事にも有効に
対処できる輸送管を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ポンプ式浚渫船からポンプ圧送される浚渫
スラリーを輸送する輸送管であって、鉄製の管本体と該
管本体内にその内周面との間に空隙をあけて配設された
フィルタ管とから成り、前記フィルタ管内に浚渫スラリ
ーを流通させるようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記のように構成した浚渫スラリーの輸送管に
おいては、フィルタ管の内周面にポンプ圧送される浚渫
スラリーの内圧が作用して、浚渫スラリー中の水分がフ
ィルタ管を通して該フィルタ管と管本体との空隙内に排
出される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0009】図3は、本発明にかゝる輸送管10を含む
ポンプ式浚渫システムを示したものである。同図におい
て、1はポンプ式浚渫船、2はポンプ式浚渫船1から海
底3まで延ばした浚渫管、4は排泥地5を囲む護岸であ
り、本輸送管10はポンプ式浚渫船1から排泥地5まで
延ばされている。ポンプ式浚渫船1には、浚渫管2を通
じて海底3の土砂を水とともに吸い上げ、かつこの吸い
上げた泥水(浚渫スラリー)を輸送管10に圧送するポ
ンプ(図示略)が搭載されている。
【0010】しかして、本発明にかゝる輸送管10は、
図1および2に詳細に示されるように、管本体11とこ
の管本体11内にその内周面との間に所定の空隙12を
あけて配設されたフィルタ管13とから概略構成されて
いる。管本体11は、こゝでは鋼管から成り、一方、フ
ィルタ管13は多数の細孔を有する多孔質体から成って
いる。管本体11の下部側には、その長手方向に所定の
ピッチで多数の排水口14が開けられており、またフィ
ルタ管13は、これに外嵌した補強リング15によりそ
の長手方向の多数箇所が補強され、かつ管本体11に固
定されるようになっている。なお、本輸送管10は、そ
のフィルタ管13内に浚渫スラリーが流入するようにポ
ンプ式浚渫船1上のポンプの吐出口に接続されている。
また輸送管10は、所定長さ(一例として5〜10M)を
一ユニットとして相互にフランジ結合されて、その全長
を延ばしている。
【0011】上記態様において、ポンプ式浚渫船1上の
ポンプを作動し浚渫を開始すると、浚渫管2で吸い上げ
た浚渫スラリーがフィルタ管13内に実線矢印aのよう
にポンプ圧送されてくる。この浚渫スラリーの内圧(流
体圧)はフィルタ管13の内周面に作用し、この結果、
浚渫スラリー中の水分がフィルタ管13の細孔を通して
該フィルタ管13と管本体11との空隙12内に点線矢
印bのように排出される。一方、空隙12内に排出され
た水分は、輸送管10の下側に溜り、管本体11に設け
た排水口14から海上に落下する。このようにして、輸
送管10の下流側にいくに従って浚渫スラリーからの水
分の分離が進行し、排泥地5には含水率の低い土砂が排
出される。すなわち、特別の脱水処理設備を設置するこ
となく浚渫スラリーの脱水を行うことができるようにな
る。
【0012】なお、上記実施例において、ポンプ式浚渫
船1から排泥地5に至る全長にわたって本輸送管10を
用いるようにしたが、本輸送管は、既存の輸送管の一部
を代替する形で部分的に用いても良いものである。ま
た、上記実施例において、管本体11に排水口14を設
けて分離水を輸送管10から自由落下させるようにした
が、前記排水口14を設けることなく、空隙12内を排
水ポンプに接続して強制排水するようにしても良い。こ
の場合は、空隙12内が負圧となるので、フィルタ管1
3を通しての水の吸引がより促進され、脱水効率がより
向上するようになる。
【0013】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる浚渫スラリーの輸送管によれば、輸送中にフィル
タ管を通して浚渫スラリーの脱水が行われるので、特別
の脱水処理設備を設ける必要がなくなって、大規模浚渫
工事にも有効に対処できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる浚渫スラリーの輸送管の構造を
示す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視線に槽断面図である。
【図3】本輸送管の使用態様を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ポンプ式浚渫船 10 輸送管 11 管本体 12 空隙 13 フィルタ管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 皿澤 薫 大阪府大阪市中央区高麓橋4丁目1番1号 東洋建設株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ式浚渫船からポンプ圧送される浚
    渫スラリーを輸送する輸送管であって、鉄製の管本体と
    該管本体内にその内周面との間に空隙をあけて配設され
    たフィルタ管とから成り、前記フィルタ管内に浚渫スラ
    リーを流通させるようにしたことを特徴とする浚渫スラ
    リーの脱水輸送管。
JP18087893A 1993-06-25 1993-06-25 浚渫スラリーの脱水輸送管 Pending JPH0711668A (ja)

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JP18087893A JPH0711668A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 浚渫スラリーの脱水輸送管

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JP18087893A JPH0711668A (ja) 1993-06-25 1993-06-25 浚渫スラリーの脱水輸送管

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116078017A (zh) * 2022-12-15 2023-05-09 中交疏浚技术装备国家工程研究中心有限公司 一种耙吸挖泥船进舱泥浆过滤排水方法及其实施装置

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