JPH07115877A - 釣 竿 - Google Patents
釣 竿Info
- Publication number
- JPH07115877A JPH07115877A JP29267693A JP29267693A JPH07115877A JP H07115877 A JPH07115877 A JP H07115877A JP 29267693 A JP29267693 A JP 29267693A JP 29267693 A JP29267693 A JP 29267693A JP H07115877 A JPH07115877 A JP H07115877A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- fishing rod
- layer
- tip
- light
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- Fishing Rods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 美的外観向上に寄与すると共に、釣竿の角度
変化を視覚的に容易に捉えて釣竿の操作性を向上させ
る。 【構成】 薄肉厚の光反射基板上にホログラム層を形成
した視認体２０を竿管外側長手方向に所定長さ設け、該
視認体２０の外側に透光性保護層を形成するよう構成す
る。
変化を視覚的に容易に捉えて釣竿の操作性を向上させ
る。 【構成】 薄肉厚の光反射基板上にホログラム層を形成
した視認体２０を竿管外側長手方向に所定長さ設け、該
視認体２０の外側に透光性保護層を形成するよう構成す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面にホログラムによ
る視認体を設けた釣竿に関する。
る視認体を設けた釣竿に関する。
【０００２】
【従来の技術】釣竿等の部材の美的外観向上のために、
光反射用粒子を混在させた透光性樹脂層を形成した部材
が特開平３−２１９８２２号公報に開示されている。こ
の光反射用粒子を混在させた透光性樹脂層は、深みや立
体感のある部材外観を得ることができる。
光反射用粒子を混在させた透光性樹脂層を形成した部材
が特開平３−２１９８２２号公報に開示されている。こ
の光反射用粒子を混在させた透光性樹脂層は、深みや立
体感のある部材外観を得ることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】また一方、釣竿の魚信
を視覚的に捉えたい場合や、長い時間に亘って釣竿を一
定の保持状態に保持して釣りを行っている場合、知らず
知らずのうちの保持状態の変動を認知し易くすることが
望まれる場合がある。こうした場合に上記公報の樹脂層
を観察していても、竿先の魚信による繊細な挙動や、保
持状態の変動等の判定に利用することはできず、美的外
観向上の観点から有益なだけである。
を視覚的に捉えたい場合や、長い時間に亘って釣竿を一
定の保持状態に保持して釣りを行っている場合、知らず
知らずのうちの保持状態の変動を認知し易くすることが
望まれる場合がある。こうした場合に上記公報の樹脂層
を観察していても、竿先の魚信による繊細な挙動や、保
持状態の変動等の判定に利用することはできず、美的外
観向上の観点から有益なだけである。
【０００４】依って本発明は、美的外観向上に寄与する
と共に、釣竿の角度変化を視覚的に容易に捉えて釣竿の
操作性の向上を目的とする。
と共に、釣竿の角度変化を視覚的に容易に捉えて釣竿の
操作性の向上を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、薄肉厚の光反射基板上にホログラム層を形成した視
認体を竿管外側長手方向に所定長さ設け、該視認体の外
側に透光性保護層を形成したことを特徴とする釣竿を提
供する。
は、薄肉厚の光反射基板上にホログラム層を形成した視
認体を竿管外側長手方向に所定長さ設け、該視認体の外
側に透光性保護層を形成したことを特徴とする釣竿を提
供する。
【０００６】
【作用】竿管外側長手方向にホログラムを用いた視認体
を所定長さ設けるので、釣竿を斜め上後方から見る位置
の釣人にとって視認体が容易に視認でき、しかもホログ
ラム層の表面と光反射基板表面とで反射した光の干渉の
ため、釣竿の撓みや保持姿勢の変化に応じて視認体で反
射して釣人の目に入る反射光を色調の変化として捉える
ことができ、これによって魚信や姿勢変動を極めて容易
に視認でき、合わせや保持姿勢の修正等ができ、釣竿の
操作性が向上する。
を所定長さ設けるので、釣竿を斜め上後方から見る位置
の釣人にとって視認体が容易に視認でき、しかもホログ
ラム層の表面と光反射基板表面とで反射した光の干渉の
ため、釣竿の撓みや保持姿勢の変化に応じて視認体で反
射して釣人の目に入る反射光を色調の変化として捉える
ことができ、これによって魚信や姿勢変動を極めて容易
に視認でき、合わせや保持姿勢の修正等ができ、釣竿の
操作性が向上する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づ
き、更に詳細に説明する。図１は本発明に係る釣竿の側
面図であり、元竿１０に１番中竿１２が、該１番中竿１
２に２番中竿１４が、更にその先に穂先竿１６がそれぞ
れ継ぎ合わされている。穂先竿１６の先端には釣糸を結
び付ける糸留部１８が形成されている。
き、更に詳細に説明する。図１は本発明に係る釣竿の側
面図であり、元竿１０に１番中竿１２が、該１番中竿１
２に２番中竿１４が、更にその先に穂先竿１６がそれぞ
れ継ぎ合わされている。穂先竿１６の先端には釣糸を結
び付ける糸留部１８が形成されている。
【０００８】各竿管１０，１２，１４の先部と穂先竿１
６の前半部に、詳細は後述する視認体２０が設けられて
いる。該各視認体２０の竿管方向長さは釣竿を斜め上後
方から見る位置の釣人にとって視認し易いように５ｃｍ
程度以上であることが好ましい。また、この実施例では
円周方向の全周に亘って設けられているが、円周方向に
分割して設けても、また部分的に設けてもよい。
６の前半部に、詳細は後述する視認体２０が設けられて
いる。該各視認体２０の竿管方向長さは釣竿を斜め上後
方から見る位置の釣人にとって視認し易いように５ｃｍ
程度以上であることが好ましい。また、この実施例では
円周方向の全周に亘って設けられているが、円周方向に
分割して設けても、また部分的に設けてもよい。
【０００９】穂先竿１６を除いた他の竿管１０，１２，
１４には先部のみに設けているが、穂先竿１６には長手
方向の３箇所に設けている。これは魚信によって撓むの
は穂先竿１６を主体とした部分であり、この魚信を視覚
的に検知し易くするために大きく撓む穂先竿前半部の何
れの部分においても視認可能に構成したものである。一
方、各竿管先部の視認体２０は、釣竿を一定の角度等の
状態に保持していた場合にその保持状態がいつの間にか
変動することがあり、その変動を視認体２０からの反射
光の色調変化として釣人に容易に視認させることができ
る。従って、視認体２０はその目的によって穂先竿１６
のみに設けたり、また竿管１０，１２，又は１４の先部
のみに設けることもある。
１４には先部のみに設けているが、穂先竿１６には長手
方向の３箇所に設けている。これは魚信によって撓むの
は穂先竿１６を主体とした部分であり、この魚信を視覚
的に検知し易くするために大きく撓む穂先竿前半部の何
れの部分においても視認可能に構成したものである。一
方、各竿管先部の視認体２０は、釣竿を一定の角度等の
状態に保持していた場合にその保持状態がいつの間にか
変動することがあり、その変動を視認体２０からの反射
光の色調変化として釣人に容易に視認させることができ
る。従って、視認体２０はその目的によって穂先竿１６
のみに設けたり、また竿管１０，１２，又は１４の先部
のみに設けることもある。
【００１０】図２は穂先竿１６の視認体２０部分の縦断
面を拡大して示している。竿管本体層１６Ａの上に、視
認体２０の層が設けられ、この上から透光性のある保護
層２２を被覆させて、視認体２０の保護を図っている。
この透光性保護層２２はエポキシ樹脂やウレタン樹脂等
の透明、又は半透明の塗料を塗布したものである。
面を拡大して示している。竿管本体層１６Ａの上に、視
認体２０の層が設けられ、この上から透光性のある保護
層２２を被覆させて、視認体２０の保護を図っている。
この透光性保護層２２はエポキシ樹脂やウレタン樹脂等
の透明、又は半透明の塗料を塗布したものである。
【００１１】上記視認体２０は、アルミ蒸着層、チタン
層、メッキ層、銀箔、金箔等の薄い光反射基板２０Ｂの
上にホログラフィーによるホログラムの層２０Ｃを形成
し、更にこの上をポリエステルやＰＶＣ等の薄肉厚の透
光性フィルム２０Ｄで保護しており、前記光反射基板２
０Ｂの下面には粘着層２０Ａが形成されており、この粘
着層２０Ａによって竿管本体層１６Ａの外側に貼着され
ている。
層、メッキ層、銀箔、金箔等の薄い光反射基板２０Ｂの
上にホログラフィーによるホログラムの層２０Ｃを形成
し、更にこの上をポリエステルやＰＶＣ等の薄肉厚の透
光性フィルム２０Ｄで保護しており、前記光反射基板２
０Ｂの下面には粘着層２０Ａが形成されており、この粘
着層２０Ａによって竿管本体層１６Ａの外側に貼着され
ている。
【００１２】このように本実施例では視認体２０は貼着
するよう構成されており、竿管とは別体に形成されてい
るため、上記透光性フィルム２０Ｄはシール状の視認体
２０を貼着する作業時のホログラム層２０Ｃの保護がで
き、貼着作業の効率が図られる。然しながら、最終的に
は透光性のある保護層２２を被覆して保護するため、こ
の透光性フィルム２０Ｄは使用しないこともある。この
場合はフィルムの分だけ薄肉構造になる。
するよう構成されており、竿管とは別体に形成されてい
るため、上記透光性フィルム２０Ｄはシール状の視認体
２０を貼着する作業時のホログラム層２０Ｃの保護がで
き、貼着作業の効率が図られる。然しながら、最終的に
は透光性のある保護層２２を被覆して保護するため、こ
の透光性フィルム２０Ｄは使用しないこともある。この
場合はフィルムの分だけ薄肉構造になる。
【００１３】上記ホログラム層２０Ｃは、サーモプラス
チック記録材料等の感光材料に被写体で回折した信号波
と参照波を干渉させて生じた干渉縞を記録したものであ
る。この層２０Ｃの凹凸のある表面と、この層２０Ｃの
下側の光反射基板２０Ｂの表面による光の反射の干渉に
よって様々な色調（色模様）が見られ、釣人が見る角度
によってこの色調が変化する。従って釣人は、釣竿の保
持角度変化や撓み変形を反映した視認体の色調を見て、
保持状態の変化や魚信を容易にしかも確実に捉えること
ができる。
チック記録材料等の感光材料に被写体で回折した信号波
と参照波を干渉させて生じた干渉縞を記録したものであ
る。この層２０Ｃの凹凸のある表面と、この層２０Ｃの
下側の光反射基板２０Ｂの表面による光の反射の干渉に
よって様々な色調（色模様）が見られ、釣人が見る角度
によってこの色調が変化する。従って釣人は、釣竿の保
持角度変化や撓み変形を反映した視認体の色調を見て、
保持状態の変化や魚信を容易にしかも確実に捉えること
ができる。
【００１４】上記視認体２０の上面、下側の竿管本体層
１６Ａとの間、又は視認体２０の各層間にスクリーン印
刷等による他の模様層を重ねることもできる。また上記
実施例では視認体２０は粘着層２０Ａによって貼着され
ているが、竿管本体層１６Ａを成形する際に竿管に使用
するプリプレグの樹脂によって光反射基板２０Ｂを一体
化させることもできる。更には、竿管本体層１６Ａを平
滑に研磨した表面に光反射基板２０Ｂを直接に蒸着等に
よって形成し、ホログラム層２０Ｃを形成し、最後に透
光性保護層２２を形成することも可能である。
１６Ａとの間、又は視認体２０の各層間にスクリーン印
刷等による他の模様層を重ねることもできる。また上記
実施例では視認体２０は粘着層２０Ａによって貼着され
ているが、竿管本体層１６Ａを成形する際に竿管に使用
するプリプレグの樹脂によって光反射基板２０Ｂを一体
化させることもできる。更には、竿管本体層１６Ａを平
滑に研磨した表面に光反射基板２０Ｂを直接に蒸着等に
よって形成し、ホログラム層２０Ｃを形成し、最後に透
光性保護層２２を形成することも可能である。
【００１５】上記説明では穂先竿１６についての竿管本
体層を主体に説明したが、これに限らず中竿や元竿につ
いても同様である。また、視認体２０の形状は展開図に
おいて矩形状とは限らず、任意の形状にしてもよい。
体層を主体に説明したが、これに限らず中竿や元竿につ
いても同様である。また、視認体２０の形状は展開図に
おいて矩形状とは限らず、任意の形状にしてもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、竿管外側長手方向にホログラムを用いた視認体
を所定長さ設けているので、釣竿を斜め上後方から見る
位置の釣人にとって視認体が容易に視認でき、しかもホ
ログラム層の表面と光反射基板表面とで反射した光の干
渉のため、釣竿の撓みや保持姿勢の変化に応じて視認体
で反射して釣人の目に入る反射光を色調の変化として捉
えることができ、これによって魚信への合わせや保持姿
勢の修正等ができ、釣竿の操作性が向上すると共に、美
的外観向上に大きく寄与する。
よれば、竿管外側長手方向にホログラムを用いた視認体
を所定長さ設けているので、釣竿を斜め上後方から見る
位置の釣人にとって視認体が容易に視認でき、しかもホ
ログラム層の表面と光反射基板表面とで反射した光の干
渉のため、釣竿の撓みや保持姿勢の変化に応じて視認体
で反射して釣人の目に入る反射光を色調の変化として捉
えることができ、これによって魚信への合わせや保持姿
勢の修正等ができ、釣竿の操作性が向上すると共に、美
的外観向上に大きく寄与する。
【図１】図１は本発明に係る釣竿の側面図である。
【図２】図２は図１の要部の拡大縦断面図である。
２０ 視認体 ２０Ａ 粘着層 ２０Ｂ 光反射基板 ２０Ｃ ホログラム層 ２０Ｄ 透光性フィルム ２２ 透光性保護層
Claims (1)
- 【請求項１】 薄肉厚の光反射基板上にホログラム層を
形成した視認体を竿管外側長手方向に所定長さ設け、該
視認体の外側に透光性保護層を形成したことを特徴とす
る釣竿。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292676A JP3024893B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 釣 竿 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5292676A JP3024893B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 釣 竿 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07115877A true JPH07115877A (ja) | 1995-05-09 |
| JP3024893B2 JP3024893B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17784859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5292676A Expired - Fee Related JP3024893B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 釣 竿 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3024893B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010035058A (ko) * | 2000-12-08 | 2001-05-07 | 황우식 | 홀로그램시트를 이용한 낚시대 대롱 제조방법 |
| KR20010045470A (ko) * | 1999-11-05 | 2001-06-05 | 김창우 | 홀로그램 영상이 제공된 낚시대 및 그 제조방법 |
| KR100501179B1 (ko) * | 2003-03-12 | 2005-09-13 | 주식회사 바낙스 | 홀로그램 시트를 이용한 낚싯대 제조방법 |
| JP2007222545A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Taika:Kk | 作用状態を可視化した緩衝部材並びにその製造方法並びに作用状態を可視化した緩衝部材が組み込まれた要緩衝機材 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6032895B2 (ja) * | 2012-01-18 | 2016-11-30 | 株式会社ニフコ | バックル |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP5292676A patent/JP3024893B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010045470A (ko) * | 1999-11-05 | 2001-06-05 | 김창우 | 홀로그램 영상이 제공된 낚시대 및 그 제조방법 |
| KR20010035058A (ko) * | 2000-12-08 | 2001-05-07 | 황우식 | 홀로그램시트를 이용한 낚시대 대롱 제조방법 |
| KR100501179B1 (ko) * | 2003-03-12 | 2005-09-13 | 주식회사 바낙스 | 홀로그램 시트를 이용한 낚싯대 제조방법 |
| JP2007222545A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Taika:Kk | 作用状態を可視化した緩衝部材並びにその製造方法並びに作用状態を可視化した緩衝部材が組み込まれた要緩衝機材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3024893B2 (ja) | 2000-03-27 |
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