JPH0711566B2 - ロラン受信機 - Google Patents

ロラン受信機

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JPH0711566B2
JPH0711566B2 JP58161724A JP16172483A JPH0711566B2 JP H0711566 B2 JPH0711566 B2 JP H0711566B2 JP 58161724 A JP58161724 A JP 58161724A JP 16172483 A JP16172483 A JP 16172483A JP H0711566 B2 JPH0711566 B2 JP H0711566B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S1/00Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith
    • G01S1/02Beacons or beacon systems transmitting signals having a characteristic or characteristics capable of being detected by non-directional receivers and defining directions, positions, or position lines fixed relatively to the beacon transmitters; Receivers co-operating therewith using radio waves
    • G01S1/08Systems for determining direction or position line
    • G01S1/20Systems for determining direction or position line using a comparison of transit time of synchronised signals transmitted from non-directional antennas or antenna systems spaced apart, i.e. path-difference systems
    • G01S1/24Systems for determining direction or position line using a comparison of transit time of synchronised signals transmitted from non-directional antennas or antenna systems spaced apart, i.e. path-difference systems the synchronised signals being pulses or equivalent modulations on carrier waves and the transit times being compared by measuring the difference in arrival time of a significant part of the modulations, e.g. LORAN systems
    • G01S1/245Details of receivers cooperating therewith, e.g. determining positive zero crossing of third cycle in LORAN-C

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、ロラン信号の主局パルスおよび従局パルス
を検出捕捉し、主局パルスと従局パルスの受信時間差に
基づいて受信位置を求めるロラン受信機に関する。
《発明の背景》 双曲線電波航法の一つであるロランは、一つの主局に対
し2以上の従局で一つのチェーンを形成しており、これ
らのロラン送信局のうち、主局は第1図(a)のMで示
す如く、9個のロランパルスを発生し、従局は同じく
S1,S2で示す如く、8個のロランパルスを送信する。
そして、各送信局は各のチェーン毎に定められた繰り返
し周期(日本海域では、99.7ms)で上記ロランパルス列
を発生する。また、各従局は、主局の送信パルスに対し
て、各従局毎に異なる遅延時間(コーディング・ディレ
ー)をもって従局パルスを発生する。
更に、上記各ロランパルス列は、第1図(b)に示され
る如く、パルス幅が200μs、パルス間隔が1ms(ただ
し、主局パルスの8パルス目と9パルス目との間隔は2m
sである)であり、更に、第1図(c)に示す如く、各
ロランパルスは100KHzの搬送波Caを含んでいる。
そして、ロラン受信機においては、受信信号中の主局パ
ルスMおよび従局パルスS1,S2を捕捉し、これを追尾す
るとともに、主局パルスに対する従局パルスの受信時間
差T1,T2を求め、ロランテーブルに基づいて前記受信時
間差T1,T2に対応するロラン双曲線の交点を求めること
によって受信位置を測定する構成となっている。
一般に、上記ロランパルスを捕捉するためには、ロラン
パルスに同期してサンプリングパルスを発生する方式が
用いられており、このサンプリングパルスによるロラン
パルス捕捉機能を有した従来のロラン受信機としては、
例えば、特開昭55−2938号公報に示される如きものがあ
る。
このロラン受信機においては、第1図(d)に示される
如く、600μsを1単位区間として、10μsのサンプリ
ング周期でサンプリングパルス群を発生し、所定レベル
以上のサンプリングデータが得られた時点を“ロランパ
ルス有り”と判定する構成となっている。
すなわち、前記サンプリングパルスとして、第1図
(f)に示す如く、2.5μsのパルス間隔を有した2本
1組のサンプリングパルスを10μs毎に発生しており、
これは搬送波Caの1/4周期に相当するパルス間隔である
ことから、第1図(e)および(f)の関係で示される
ように、1組のサンプリングパルスのうちの何れか一方
が必ず搬送波Caのピーク付近をサンプリングすることが
できるように設定されている。
そして、上記600μsの区間の間でロランパルスLPが検
出できない場合には、このサンプリングパルス群の発生
タイミングを600μsだけ移動させて再び600μsの区間
のサンプリングを行ない、これでもロランパルスLPの検
出がなされない場合には、更に600μs発生タイミング
をずらすという動作によって、ロランパルスLPの検出捕
捉を行なう構成となっている。そして、このロランパル
スLPの検出捕捉動作は、主局パルスMおよび従局パルス
S1,S2のそれぞれに対して実行される。
しかしながら、上記従来のロラン受信機にあっては、ロ
ランパルスを検出捕捉するために、上記600μsの幅を
持ったサンプリングパルス群を1繰り返し周期99.7msの
間で順次移動させなければ正確な検出捕捉が行なえず、
このロランパルスの検出捕捉に要する時間は約16.6秒
(99.7×99.7/0.6)以上が必要となり、測定結果を得る
までの時間が長くなる。
また、ロラン信号を陸上で受信する場合には、山や建物
などによりロラン電波は減衰を受け、かつ電線などの影
響によって外来ノイズも比較的大きい。このため、ロラ
ン信号のSN比が劣化(OdB以下も有り得る)することが
考えられる。このようなSN比の悪い状況では、上記従来
のロラン受信機にあっては、ロランパルスとノイズとの
弁別が困難となり、ロランパルスの検出捕捉における精
度が低下する虞れがある。
《発明の目的》 この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、ロランパルスを迅速に、かつ、SN比
の悪い状況でも精度良く検出捕捉することが可能なロラ
ン受信機を提供することにある。
《発明の構成》 上記目的を達成するため、本発明は第2図に示すクレー
ム対応図の如く構成され、ロラン信号の各ロランパルス
をロラン信号繰り返し周期に等しい周期で複数回サンプ
リングするサンプリング手段100と、 前記ロラン信号繰り返し周期の2周期分のデータを記憶
するデータ記憶手段101と、 前記データ記憶手段101に記憶されているデータと、前
記サンプリング手段100によりサンプリングされた前記
ロラン信号繰り返し周期の2周期分のサンプリングデー
タとを加算し、前記データ記憶手段101へ逐次記憶する
第1の加算処理手段103と、 前記加算処理を終えて前記データ記憶手段101に記憶さ
れているロランパルスの間隔と等しい間隔でサンプリン
グされたデータの中からロランパルスのパルス数に等し
いデータ列を読み出し、当該データ列に主局パルス及び
従局パルスの位相コーディングパターンに応じた演算を
施した後データ列の和を演算する第2の加算処理手段10
4と、 前記第2の加算処理手段104の加算結果より主局ロラン
パルス及び従局ロランパルスの検出を行うロランパルス
検出手段102とを具備することを特徴とする。
《実施例の説明》 以下、本発明の一実施例を第3図以下の図面を用いて詳
細に説明する。
第3図は、本発明に係るロラン受信機の一実施例の構成
を示すブロック図である。なお、同図においては、本発
明に係る構成部分のみを示し、その他の構成部分、例え
ば主局−従局の受信時間差演算回路やロランテーブルに
基づいて前記受信時間差に対応するロラン双曲線の交点
を求める受信位置演算回路、前記求めた受信位置を出力
する測定結果出力回路などについては周知のものとして
図示および説明は省略する。
同図において、高周波増幅回路2は、受信アンテナ1で
受信されたロラン信号を含む受信信号を増幅するもの
で、増幅した受信信号は、リミッタ回路3へ供給され
る。このリミッタ回路3は、前記増幅された受信信号を
所定のしきい値レベルより大であるか小であるかで
“1",“0"の2値化信号に変換して出力するものであ
る。
ラッチ回路4は、プリセットカウンタ7からサンプリン
グパルス対P1が到来する毎にリミッタ回路3の出力をラ
ッチし、このラッチしたデータをデータバスDBを介して
MPU(マイクロコンピュータ)5へ供給するものであ
る。以上述べた受信アンテナ1,高周波増幅回路2,リミッ
タ回路3,およびラッチ回路4によってクレーム対応図に
おけるサンプリング手段100を構成する。
プリセットカウンタ7は、データバスDBを介してMPU5か
ら供給されるプリセットデータによってカウント値がプ
リセットされ、クロック発生器8から供給されるクロッ
ク信号に従ってプリセットされたカウント数だけカウン
トを行ない、カウント終了時に1発のサンプリングパル
スを発生するとともに、これから2.5μs遅延して更に
1発のサンプリングパルスを出力する。また、前記カウ
ント終了時には、MPU5のインタラプト端子へインタラプ
ト信号P2を供給する。
RAM6は、上記ラッチ回路4でラッチされたサンプリング
データや、その他各種演算結果を記憶するものであり、
第4図に示すような記憶エリアが設定されている。
次に第5A図および第5B図は、上記MPU5において実行され
る処理の内容を示すフローチャートである。同図に示す
処理は、大別して、上記ラッチ回路4でサンプリングさ
れたサンプリングデータを順次記憶して行くサンプリン
グデータ記憶処理(クレーム対応図におけるサンプリン
グデータ記憶手段101に相当する)と、記憶されたサン
プリングデータを積算してサンプリングデータ記憶エリ
アに記憶する処理(クレーム対応図における第1の加算
処理手段103に相当する)と、記憶されたサンプリング
データに対し所定の位相コーディングに基づく演算を行
なう位相コーディング演算処理(クレーム対応図におけ
る第2の加算処理手段104に相当する)と、演算結果に
基づいて主局パルス,従局パルスを検出するロランパル
ス検出処理(クレーム対応図におけるロランパルス検出
手段102に相当する)とから構成されている。
まず上記サンプリングデータ記憶処理について以下に説
明する。
このサンプリングデータ記憶処理は、ロラン信号の繰り
返し周期に相当する期間を1単位区間として、この区間
内のサンプリングデータを時間軸に対応して蓄積記憶す
る処理である。
まず第5A図のステップ(1)の処理では、積算回数カウ
ンタSCの内容をクリアし、続いてステップ(2)の処理
で上記RAM6内の各記憶エリアの内容をクリアする。更
に、ステップ(3)の処理によって、アドレスカウンタ
ACの内容をクリアする。
次にステップ(4)の処理が実行されて、上記プリセッ
トカウンタ7へ所定のプリセットデータが供給される。
このプリセットデータは、サンプリング周期に相当する
50μsの時間を計数させるためのデータである。従っ
て、プリセットカウンタ7は50μsをカウントした時点
で2.5μsのパルス間隔を有する2本1組のサンプリン
グパルス対P1を発生し、このサンプリングパルス対P1
ラッチ回路4へ供給する。また、これに伴ってMPU5のイ
ンタラプト端子へインタラプト信号P2が供給される。
MPU5ではステップ(5)において上記インタラプト信号
P2の到来を検出する処理がなされ、インタラプト信号P2
が入力された場合には次のステップ(6)の処理が実行
される。
ステップ(6)の処理では、上記ラッチ回路4でラッチ
されたサンプリングデータが読込まれる。この場合、2
本1組のサンプリングパルス対P1によって受信信号のサ
ンプリングがなされていることから2つのサンプリング
データが読込まれることとなる。そして、次のステップ
(7)の処理によってそれぞれのサンプリングデータに
ついて、データの内容が“1"であるか否かの判別がなさ
れる。
そして、2つのサンプリングデータの中に“1"の内容を
有するものがあれば、ステップ(8)の処理によって、
RAM6内の第1周期サンプリングデータ記憶エリアの中の
該当するアドレスに「1」を加算する処理がなされる。
しかる後ステップ(9)の処理によってアドレスカウン
タの内容を2だけ歩進する処理がなされる。
次のステップ(10)の処理では、上記アドレスカウンタ
ACの内容が3988に達したか否かの判別処理がなされ、こ
の判別結果がNOの場合にはステップ(5)へ戻ることと
なり、以下、アドレスカウンタACの内容が3988に達する
までステップ(5)〜(10)の処理が繰り返し実行され
る。
このような処理によって、第6図に示すように、50μs
毎にパルス対が連続して発生して受信信号のサンプリン
グがなされ、その中の1繰り返し周期分のサンプリング
データ群が第1周期サンプリングデータ記憶エリアの0
〜3987番地へ蓄積記憶されることとなる。
なお、上記サンプリングパルスが出力を開始するタイミ
ングはロラン信号の繰り返し周期のどの位置になるかは
不定であるため、一例として第6図に示されるようなタ
イミングでサンプリングパルスが発生開始したとする。
同様にして、ステップ(11)〜(17)の処理が繰り返し
実行されることによって、次の1繰り返し周期分のサン
プリングデータが第2周期サンプリングデータ記憶エリ
アに順次記憶される。
そして、ステップ(18)の処理ではアドレスカウンタAC
をクリアし、ステップ(19)の処理では積算回数カウン
タSCを歩進する処理がなされ、ステップ(20)の処理に
よって、積算回数カウンタSCの内容がlに達したか否か
の判別がなされる。この判別結果がNOであれば再びステ
ップ(5)の処理へ戻ることとなる。これによって、上
記ステップ(5)〜(20)の処理がl回繰り返し実行さ
れることとなり、上記第1周期サンプリングデータ記憶
エリアおよび第2周期サンプリングデータ記憶エリアの
各アドレス内には、各タイミング毎のサンプリングデー
タがl回積算された値が記憶されることとなる。この、
各タイミングにおけるサンプリングデータをl回積算
し、積算した値をサンプリングデータ記憶エリアに記憶
する処理はクレーム対応図における第1の加算処理手段
103に相当する。
上記のように記憶エリアを第1周期サンプリングデータ
記憶エリアと第2周期サンプリングデータ記憶エリアの
2つに分けてある理由は、第6図(a)に示すように、
主局および従局のロランパルスの位相コーディングがそ
れぞれ2種類のパターンを有しており、この2種類のパ
ターンを1繰り返し周期毎に交互に発生するためであ
る。
上記位相コーディングは、第7図に示すようにロランパ
ルスの立上り時に搬送波Caが正の位相を有する場合を
(+)とし、これに対し180゜の位相差を有する場合を
(−)とすれば、第6図(a)の最初の1繰り返し周期
T3内の主局パルスのコーディングパターンは[++−−
+−+−+]、従局パルスの位相コーディングパターン
は[+++++−−+]となっており、この次の1繰り
返し周期T4内の主局パルスの位相コーディングパターン
は[+−−+++++ −]、従局パルスの位相コーデ
ィングパターンは[+−+−++−−]となっている。
そしてこのコーディングパターンが交互に繰り返されて
いる。
従って、上記第1周期サンプリングデータ記憶エリアお
よび第2周期サンプリングデータ記憶エリアの各アドレ
スは、それぞれ同じ位相コーディングパターンの1繰り
返し周期内の同一タイミング時点のサンプリングデータ
をl回積算した値となる。
よって、上記サンプリングパルスが上記(+)で現され
る位相コーディングがなされた搬送波の山に同期してい
る場合のサンプリングデータが“1"となるとすれば、上
記(−)で現される位相コーディングがなされたロラン
パルスに同期しているサンプリングパルスは“0"のサン
プリングデータを生じることとなるため、上記第1周期
サンプリングデータ記憶エリアおよび第2周期サンプリ
ングデータ記憶エリアの各アドレスのうち、(+)で現
される位相コーディングがなされたロランパルスに対応
するアドレスの内容は、l回のサンプリング回数のうち
l回とも全て“1"であるため内容は「l」となり、これ
に対し、上記(−)で現される位相コーディングがなさ
れたロランパルスに対応するアドレスの内容は、l回の
サンプリング回数のうちl回とも全て“0"(実際は内容
の加算処理が行われない)であるため結果は「0」とな
る。
また、上記ロランパルス以外の箇所をサンプリングした
場合には、ノイズをサンプリングしていることとなり、
このノイズの分布を平均値が0のガウス分布に従うラン
ダム雑音と見なせば、サンプリングデータが“1"である
か“0"であるかの確率は各々1/2となるため、このノイ
ズに対応するアドレスの内容はl回のサンプリング回数
のうちl/2回“1"が加算されたと見なして良く、結果と
してアドレス内の内容はl/2となる。
上記l回のサンプリング後の各アドレス内の内容の状態
を第6図(c)に示す。
上記のように第1周期サンプリングデータ記憶エリアお
よび第2周期サンプリングデータ記憶エリア内にl回の
サンプリングデータの積算がなされた後に、ステップ
(20)の判別結果がYESとなって次のステップ(21)お
よび(22)の処理が実行される。すなわち、第1周期サ
ンプリングデータ記憶エリアの0〜279番地の内容をそ
れまでデータを格納しなかった398〜4267番地の空きエ
リアに格納する処理、及び同様にして第2周忌サンプリ
ングデータ記憶エリアの4268〜4547番地の内容を8256〜
8535番地の空きエリアに格納する処理がなされる。これ
らの処理は以下に述べる位相コーディング演算処理を実
行するのにデータ数を揃えるための処理である。
次に、クレーム対応図における第2の加算処理手段104
について説明する。これは、上記第1周期サンプリング
デタ記憶エリアおよび第2周期サンプリングデータ記憶
エリアに格納されたデータを用いて実行される位相コー
ディング演算処理で、以下に述べる如く、第1周期サン
プリングデータ記憶エリアから8個のデータ(ロランパ
ルスのパルス数)を読みだし、主局パルス或いは従局パ
ルスの位相コーディングパターンに応じて、所定の演算
(データの内容が「O」の部分に−Dの演算)を行い、
同様に第2周期においても同様の演算を行い、第1周期
及び第2周期の合計16個のデータの加算を行うという処
理である。
前記第5A図のステップ(22)の処理が実行された後に、
第5B図ステップ(23)の処理が実行される。このステッ
プ(23)の処理では、読出アドレスカウンタM1を0に、
M2を4268にリセットする処理がなされる。
そして、ステップ(24)の処理によって上記読出アドレ
スカウンタM1およびM2の内容を補助カウンタN1およびN2
に格納する。そしてステップ(25)の処理によってステ
ップカウンタPCの内容をクリアする処理がなされる。
次にステップ(26)の処理によって、第1周期サンプリ
ングデータ記憶エリアのN1番地から40番地おきに8個の
データ読み出す処理がなされる。すなわち、初回は補助
カウンタN1の内容は0であるから、0,40,80,120,160,20
0,240,280のそれぞれの番地内のデータを読み出すこと
となる。
同様にして次のステップ(27)においては、上記第2周
期サンプリングデータ記憶エリアのN2番地(初回は4268
番地)から40番地おきに8個のデータを読み出す処理が
なされる。
上記ステップ(26),(27)で40番地おきにデータを読
み出すのは、ロランパルスのパルス間隔1msの間に40回
のサンプリングがなされているためである。
次にステップ(28)においては、主局,および従局
,の演算処理が実行されることとなり、これらの演
算処理について以下に説明する。
上記主局演算処理は、上記サンプリングデータ記憶エ
リアの内容に対して主局パルスの位相コーディングパタ
ーンに基づく演算を実行するものであり、第8図に示す
ように、第1周期サンプリングデータ記憶エリアから読
み出された8個のサンプリングデータのうち3番目と4
番目と6番目と8番目のデータに対してl−D(ただ
し、Dは読み出されたデータの値)なる演算を施し、同
様に第2周期サンプリングデータ記憶エリアから読み出
された8個のデータのうち2番目と3番目のデータに対
して、同じくl−Dなる演算を施した後に、第1周期お
よび第2周期合わせて8個のデータを加算する処理がな
される。
上記のl−Dなる処理が施される位置は、主局パルスの
コーディングパターンに対応しており、上記(−)で現
される位相コーディングがなされたロランパルスに対応
する位置にl−Dなる処理を施すように設定されてい
る。
これによって、上記第1周期サンプリングデータ記憶エ
リアから読み出された8個のデータが全て主局パルスに
対応しているとすれば、読み出されたデータは[ll00l0
l0](9番目のパルスは除外する)であり、前記データ
の内容が「0」の部分にl−Dなる演算を行なえばl−
0=lとなって、この結果8個のデータは[llllllll]
となる。
そして、上記第1周期サンプリングデータ記憶エリアか
ら読み出された8個のデータが主局パルスに対応してい
れば、第2周期サンプリングデータ記憶エリアから読み
出された8個のデータは異なるコーディングパターンの
主局パルスに対応することとなり、前記8個のデータは
[ll00lllll](ただし、9番目のパルスは除外する)
であり、2番目と3番目のデータにl−Dなる処理を施
せば同様にして8個のデータは[llllllll]となる。
従って、l−Dなる演算処理後の上記16個のデータの加
算結果は16lとなる。
他方、上記読み出された8個ずつのデータの中にロラン
パルスに対応するものがない場合、あるいはロランパル
スに対応するデータが7個以下の場合には、上記l−D
なる演算を施す場所のデータが「0」であるとは限らな
いため、これがノイズに対応するデータであればl−l/
2=l/2となるし、上記(+)で現されるロランパルスに
対応しているデータであればl−l=0となってしま
い、16個のデータの加算結果は必ず16l以下の値(但
し、「0」とはならない)となる。
主局演算処理は、前記主局演算処理においては、第
1周期サンプリングデータ記憶エリアの内容と第6図
(a)の繰り返し周期T1とが対応しており、第2周期サ
ンプリングデータ記憶エリアが同じくT2に対応している
場合を想定して成されるものであるのに対し、第1周期
サンプリングデータ記憶エリアがT2に対応し、第2周期
サンプリングデータ記憶エリアがT1に対応する場合も考
えられるのでこの場合を想定して実行されるものであ
る。
従って、第1周期サンプリングデータ記憶エリアから読
み出された8個のデータが上記区間T2内の主局パルスに
対応しており、その内容が[l00lllll]であり、かつ第
2周期サンプリングデータ記憶エリアから読み出された
8個のデータが区間T1内の主局パルスに対応しており、
その内容が[ll00l0l0]である場合には前記所定箇所に
l−Dなる演算を施した後に16個のデータを加算した結
果は16lとなる。
次に、従局演算処理および従局演算処理は、上記主
局,演算処理と同様にして、従局パルスの位相コー
ディングパターンに対応して第9図において「○」で示
される位置にl−Dなる演算処理を施した後16個のデー
タを加算する処理がなされる。これによって、読み出さ
れたデーが全て従局パルスに対応していれば演算結果は
は16lとなり、それ以外の場合には必ず16l以下となる。
次にステップ(29)の処理が実行されて、上記主局,
および従局,演算処理の結果が前記RAM6内の0シ
フト主局演算結果記憶エリア,0シフト主局演算結果
記憶エリア,0シフト従局演算結果記憶エリアおよび0
シフト従局演算結果記憶エリアの中に記憶される。
次にステップ(30)の処理が実行されて、上記補助カウ
ンタN1およびN2の内容を40だけ歩進し、ステップ(31)
の処理によって、ステップ位置カウンタBCを1だけ歩進
させる。そして、ステップ(32)の処理においては、ス
テップ位置カウンタBCの内容が99に達したか否かの判別
がなされ、この判別結果がNOであれば再びステップ(2
6)の処理が実行される。
上記ステップ位置カウンタBCが99に達するまで、ステッ
プ(26)〜ステップ(32)の処理が繰り返し実行され
る。これによって、第9図に示すように、初回は上記第
1周期サンプリングデータ記憶エリアの0番地から40番
地おきに8個のデータを読出し、第2周期サンプリング
データ記憶エリアからは4268番地から40番地おきに8個
のデータを読み出す処理がなされたのに対し、次回は第
1周期サンプリングデータ記憶エリアからは40番地から
40番地おきに8個のデータ、第2周期サンプリングデー
タ記憶エリアからは4308番地から40番地おきに8個のデ
ータが読み出されることとなり、以後各回毎に読出開始
アドレスが40番地ずつステップアップされることとなっ
て、99回目の処理においては、第1周期サンプリングデ
ータ記憶エリアの3920,3960,4000,4040,4080,4120,416
0,4200番地からデータが読み出され、第2周期サンプリ
ングデータ記憶エリアからは8188,8228,8268,8308,834
8,8388,8428,8468番地のデータが読み出されることとな
る。
従って、上記0シフト主局演算結果記憶エリア〜0シ
フト従局演算結果記憶エリアには上記99回の処理にお
いて得られたそれぞれの99個ずつの演算結果が格納され
ることとなる。
次に、上記ステップ位置カウンタBCが99に達して、ステ
ップ(32)の判別結果がYESとなった場合には、次のス
テップ(33)の処理が実行されて、読出アドレスカウン
タM1およびM2を1ずつ歩進する処理がなされ、続いてス
テップ(34)の処理によって読出アドレスカウンタM1
内容が40に達したか否かの判別がなされ、この判別結果
がNOであれば再びステップ(24)の処理へ戻る。
これによって、読出アドレスカウンタM1が40に達するま
でステップ(24)〜ステップ(34)の処理が繰り返し実
行されることとなる。
これによって、初回の処理ではサンプリングデータ記憶
エリアからの読出番地が0番地と4268番地から開始され
たのに対して、2回目の処理では1番地と4269番地か
ら、3回目は3番地と4270番地から…と言うように読出
開始アドレスが1アドレスずつシフトして行き、1アド
レスシフト毎に上記主局,および従局,演算処
理が99回ずつ実行されて、これらの演算結果はそれぞれ
0シフト〜39シフトの各演算結果記憶エリアに格納され
ることとなる。
上記のように、データの読出開始アドレスを1アドレス
ずつ39回シフトすることによって、上記ステップ(26)
および(27)で40番地おきにデータを読み出しているこ
とによるデータの検索洩れを無くすようにし、すべての
データに対して検索が行なえるようになっている。
そして、第1周期サンプリングデータ記憶エリアの3987
番地が主局あるいは従局パルスの1番目のパルスに対応
している可能性があるため、第1周期および第2周期の
サンプリングデータ記憶エリアの中のロランパルス繰り
返し周期の最後に相当するアドレス3987番地と8255番地
のデータを先頭として40番地おきに8個のデータを揃え
ることができるように、前述したように各記憶エリアの
最初の280個のデータを後部に設けられた空きエリアに
格納する処理がなされているのである。
上記のようにして、2つのサンプリングデータ記憶エリ
アからそれぞれロランパルスのパルス幅に相当する間隔
(40番地ごと)で、それぞれ8個ずつのデータを読み出
して、主局パルスおよび従局パルスの位相コーディング
に相当する演算を行なうことによって、主局,演算
処理によっては、主局パルスに対応するデータが読み出
された場合にのみ演算結果が16lとなり、従局,演
算処理を行なった場合には、従局パルスに対応するデー
タが読み出された場合にのみ演算結果が16lとなる。こ
れを例を挙げて説明すると、上記第1周期サンプリング
データ記憶エリアおよび第2周期サンプリングデータ記
憶エリアから40番地毎に順次読み出されたデータが第10
図および第11図に示されるような配列であったとする。
同図において、上段のデータ列が第1周期サンプリング
データ記憶エリアから読み出されたデータ、下段のデー
タ列が第2周期サンプリングデータ記憶エリアから読み
出されたデータを示している。また、図中「N」で示さ
れるデータはノイズに対応するデータであり、その値は
l/2である。
上記のようなデータ列に対して主局演算処理がなされ
た場合には、例えば図中G1で示されるようなデータ群が
読み出された場合には、上段のデータ列[NNNNll00]に
対して3番目と4番目と6番目と8番目のデータに対し
l−Dなる演算処理がなされ、これによって、データ列
は[NNNNl00l]となる。そして、下段のデータ[NNNNl0
0l]に対して2番目と3番目のデータに対してl−Dな
る演算が施されて、このデータ列は、[NNNNl00l]とな
る。従って16個のデータの合計は、[NNNNl00l]+[NN
NNl00l]=8lとなる。
これに対し、第10図中の破線で囲まれた主局パルスに対
応するデータ群G5が読み出された場合には、前述したよ
うに演算結果は16lとなる。
また、主局演算処理の場合には、上記主局パルスに対
応するデータ群G5が読み出されても演算結果は16lとは
ならない。すなわち、上段のデータ[ll00l0l0]の2番
目と3番目のデータが変更されて[l0l0l0l0]となり、
下段のデータ列[l00lllll]の3番目,4番目,6番目,8番
目のデータが変更されて[l0l0l0l0]となり、これらの
合計は8lとなる。従って、このとき受信されているロラ
ン信号に対し、第6図に示した1繰り返し周期T1が第1
周期サンプリングデータ記憶エリアと対応していること
となる。
これに対して上記1繰り返し周期T1が第2周期サンプリ
ングデータ記憶エリアと対応している場合には、ロラン
パルスに対応するデータ群に対し主局演算処理がなさ
れたときのみ演算結果が16lとなる。
すなわち、第10図のデータ列の上下段が入れ替ることと
なるため、第1周期サンプリングデータ記憶エリアから
データ列[l00lllll]が読み出され2番目,3番目のデー
タが変更されて[llllllll]となり、第2周期サンプリ
ングデータ記憶エリアからデータ列[ll00l0l0]が読み
出されて3番目,4番目,6番目,8番目のデータが変更され
て[llllllll]となり、これらのデータの合計は16lと
なる。逆に、これらのデータに対して主局演算処理が
なされた場合には演算結果は8lとなる。
また、第11図の破線で囲まれた従局パルスに対応するデ
ータ群G9に対して主局演算処理がなされた場合には、
上段のデータ列[lllll00l]の3番目,4番目,6番目,8番
目のデータが変更されて[ll00ll00]となり、下段のデ
ータ列[l0l0ll00]の2番目と3番目のデータが変更さ
れて[ll00ll00]となり、これらの合計値は8lとなる。
同様にして上記従局パルスに対応するデータ群G9に対し
て主局演算処理がなされた場合には、上段のデータ列
[lllll00l]の2番目と3番目のデータが変更されて
[l00ll00l]となり、下段のデータ列[l0l0ll00]の3
番目,4番目,6番目,8番目のデータが変更されて[l00ll0
0l]となり、合計値は8lとなる。
同様にして、従局演算処理の場合には、第10図の破線
で囲まれたような従局パルスに対応するデータ群が読み
出された場合にのみ演算結果が16lとなり、従局演算
処理の場合には、第10図の破線で囲まれたデータ群の上
下段が入れ替ったデータ群,すなわち第1周期および第
2周期サンプリングデータ記憶エリアとロラン信号の繰
り返し周期との対応が逆の場合における従局パルス対応
するデータ群が読み出された場合のみ演算結果が16lと
なる。
ところで、以上の説明では、上記サンプリングパルス対
が第1図(e)および(f)で示すような搬送波Caの山
に同期している場合における動作であって、この他にサ
ンプリングパルス対が搬送波Caの谷に同期する場合が考
えられる。
この場合には、ロランパルスに対応するサンプリングデ
ータの値は上記の場合とは逆となり、第6図(c)で示
される内容が「l」となっているアドレスの内容は
「0」となり、「0」となっているアドレスの内容は
「l」となる。なお、ロランパルス以外のノイズに対応
しているアドレスの内容は同様にして「l/2」である。
従って、上記主局,演算処理および従局,演算
処理の演算結果はそれぞれ主局パルスあるいは従局パル
スに対応するデータが読み出された場合にその合計値が
「0」となり、その他の場合には0とはならない(ただ
し16lともならない)。
これを具体例を挙げて説明すると、上記2つのサンプリ
ングデータ記憶エリアから読み出されたデータ列が第12
図および第13図に示されるようであったとすると、第12
図の破線で囲まれた主局パルスに対応するデータ群G12
に対して主局演算がなされた場合には、上段のデータ
列[00ll0l0l]の3番目,4番目,6番目,8番目のデータが
変更されて[00000000]となり、下段のデータ列[0ll0
0000]の2番目と3番目のデータが変更されて[000000
00]となり、合計は0である。
これに対しノイズに対応するデータが含まれているデー
タ群G11やG13などの場合および第12図の破線で囲まれた
従局パルスに対応するデータ群G15の場合には演算結果
が「0」とはならない。同様にして主局演算処理や従
局,演算処理の場合においてもロランパルスに対応
するデータ群に対してのみ演算結果が「0」となる。
上記の如く、第1周期および第2周期サンプリングデー
タ記憶エリアの内容のすべての8個ずつの組合せに対し
て主局,および従局,演算処理がなされた後に
は、第5B図のステップ(34)の判別結果がYESとなり、
次のステップ(35)の処理が実行される。このステップ
(35)の処理では、上記演算結果が格納されている0シ
フト〜39シフトの各演算結果記憶エリアの内容を順次読
み出す処理がなされる。そして次のステップ(36)の処
理によって、読み出された演算結果が「16l」あるいは
「0」の何れかであるか否かの判別処理がなされ、「16
l」あるいは「0」に等しい演算結果データが読み出さ
れた場合には、このデータが何れの演算結果記憶エリア
から読み出されたか否かによって、主局パルスの演算処
結果であるか従局パルスの演算結果であるかを判別す
る。
次にステップ(37)の処理が実行され、上記主局パルス
および従局パルスの演算結果が得られた演算結果記憶エ
リアの位置から、上記第1周期サンプリングデータ記憶
エリアおよび第2周期サンプリングデータ記憶エリアの
何れの番地から読み出されたデータによる演算結果であ
るかを求め、この第1周期および第2周期サンプリング
データ記憶エリアの番地から主局パルスおよび従局パル
スの受信タイミングを求める処理がなされる。
従って、上記ステップ(37)で求められた受信タイミン
グデータに基づいて、以後の追尾動作や受信時間差の演
算などが実行される。上記のように、この実施例のロラ
ン受信機においては、受信信号を50μsのサンプリング
周期で連続して発生するサンプリングパルス対によって
連続的にサンプリングを行ない、2倍の繰り返し周期を
サンプリング区間としてサンプリングデータを時間軸に
対応して記憶した後、位相コーディングに対応する演算
によってロランパルスを検出するように構成したことに
よって、ロランパルスを捕捉するためにサンプリングパ
ルス群を所定の時間幅ずつ移動させる必要がなく、ロラ
ンパルスの捕捉時間の大幅な短縮を図ることができる。
例えば、上記実施例におけるサンプリング回数l=13と
すれば、ロランパルスの捕捉に必要なデータを揃えるた
めに必要な時間は、l×(1繰り返し周期)=13×99.7
ms×2≒2.6秒となり、これは第1図で示した従来例の
約16.6秒に対し極めて迅速な処理が行なえることを表わ
している。
また、サンプリングデータの値からロランパルスを検索
する際に、前記従来例の場合には、1つのサンプリング
データに対して、所定レベル以上であるか否かの判別を
行なう構成をとっていたのに対し、上記実施例において
は16個のサンプリングデータの加算結果が所定レベルで
あるか否かによって判別する構成を用いたことによっ
て、レベル判別に用いるデータ1個の値はサンプリング
データの総加算数(13×16=208)となって、SN比の改
善度は と極めて優れた改善度となる。
なお、上記実施例におけるサンプリングパルスの周期や
記憶エリアの構成などは上記の構成に限るものではな
い。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように本発明のロラン受信機にあっ
ては、ロランパルスの検出捕捉時間を大幅に短縮するこ
とができ、かつロラン信号を陸上で受信した場合などの
ロラン信号の減衰や雑音レベルの大きい場合にもロラン
パルスを精度良く検出捕捉することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はロラン信号の概要と従来のロラン受信機のロラ
ンパルス捕捉動作を説明するための波形図、第2図は本
発明のクレーム対応図、第3図は本発明に係るロラン受
信機の一実施例の構成を示すブロック図、第4図は第3
図中のRAMの記憶エリアの構成を示す図、第5A図および
第5B図は第3図中のMPUにおいて実行される処理の内容
を示すフローチャート、第6図はロラン信号とサンプリ
ングパルスおよびサンプリングデータを示す関係図、第
7図はロランパルスの位相コーディングを示す波形図、
第8図および第9図は同実施例受信機における演算内容
を示す模式図、第10図〜第13図は上記RAMから読み出さ
れるサンプリングデータ列の配列例を示す図である。 100……サンプリング手段 101……サンプリングデータ記憶手段 102……ロランパルス検出手段 103……第1の加算処理手段 104……第2の加算処理手段 3……リミッタ回路 4……ラッチ回路 5……MPU 6……RAM 7……プリセットカウンタ 8……クロック発生器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロラン信号の各ロランパルスをロラン信号
    繰り返し周期に等しい周期で複数回サンプリングするサ
    ンプリング手段と、 前記ロラン信号繰り返し周期の2周期分のデータを記憶
    するデータ記憶手段と、 前記データ記憶手段に記憶されているデータと、前記サ
    ンプリング手段によりサンプリングされた前記ロラン信
    号繰り返し周期の2周期分のサンプリングデータとを加
    算し、前記データ記憶手段へ逐次記憶する第1の加算処
    理手段と、 前記加算処理を終えて前記データ記憶手段に記憶されて
    いるロランパルスの間隔と等しい間隔でサンプリングさ
    れたデータの中からロランパルスのパルス数に等しいデ
    ータ列を読み出し、当該データ列に主局パルス及び従局
    パルスの位相コーディングパターンに応じた演算を施し
    た後データ列の和を演算する第2の加算処理手段と、 前記第2の加算処理手段の加算結果より主局ロランパル
    ス及び従局ロランパルスの検出を行うロランパルス検出
    手段とを具備することを特徴とするロラン受信機。
JP58161724A 1983-09-02 1983-09-02 ロラン受信機 Expired - Lifetime JPH0711566B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58161724A JPH0711566B2 (ja) 1983-09-02 1983-09-02 ロラン受信機
US06/608,576 US4594594A (en) 1983-09-02 1984-05-04 Loran signal receiver

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58161724A JPH0711566B2 (ja) 1983-09-02 1983-09-02 ロラン受信機

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JPS6053864A JPS6053864A (ja) 1985-03-27
JPH0711566B2 true JPH0711566B2 (ja) 1995-02-08

Family

ID=15740672

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JP58161724A Expired - Lifetime JPH0711566B2 (ja) 1983-09-02 1983-09-02 ロラン受信機

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JPS6053864A (ja) 1985-03-27
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