JPH07114783A - データカートリッジ - Google Patents
データカートリッジInfo
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- JPH07114783A JPH07114783A JP26127493A JP26127493A JPH07114783A JP H07114783 A JPH07114783 A JP H07114783A JP 26127493 A JP26127493 A JP 26127493A JP 26127493 A JP26127493 A JP 26127493A JP H07114783 A JPH07114783 A JP H07114783A
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- Japan
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- upper half
- cartridge
- base plate
- half member
- convex portion
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仕様をことにするドライブ装置への装填が不
能とされかつ上ハーフ部材の浮き上がり現象の発生を防
止する。 【構成】 合成樹脂材料によって成形された上ハーフ部
材3と、金属板によって形成したベースプレート4とを
組み合わせてカートリッジ本体2を構成するとともに、
カートリッジ本体2の側面部3Cにドライブ装置30側
のカートリッジ挿入開口34に形成した挿入ガイド凸部
35が係合する挿入ガイド凹部26に臨んで磁気テープ
7の仕様を識別する識別凸部27を設ける。この識別凸
部27近接して、上ハーフ部材3にベースプレート4と
の結合手段45を形成する。
能とされかつ上ハーフ部材の浮き上がり現象の発生を防
止する。 【構成】 合成樹脂材料によって成形された上ハーフ部
材3と、金属板によって形成したベースプレート4とを
組み合わせてカートリッジ本体2を構成するとともに、
カートリッジ本体2の側面部3Cにドライブ装置30側
のカートリッジ挿入開口34に形成した挿入ガイド凸部
35が係合する挿入ガイド凹部26に臨んで磁気テープ
7の仕様を識別する識別凸部27を設ける。この識別凸
部27近接して、上ハーフ部材3にベースプレート4と
の結合手段45を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ、オフィスコンピュータ等のデータバックアップ等に
用いられるデータカートリッジに関し、さらに詳しくは
テープリールに巻回されてデータ信号が記録される磁気
テープの種別を識別する識別手段を備えたデータカート
リッジに関する。
タ、オフィスコンピュータ等のデータバックアップ等に
用いられるデータカートリッジに関し、さらに詳しくは
テープリールに巻回されてデータ信号が記録される磁気
テープの種別を識別する識別手段を備えたデータカート
リッジに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、オフィスコン
ピュータ等に接続されたデータバックアップ装置(ドラ
イブ装置)に装填され、前記コンピュータ本体のメモリ
ー等に蓄積されたデータ信号を吸い上げて磁気テープに
記録し、或いは磁気テープに記録されたデータ信号をコ
ンピュータ本体のメモリー等に供給することによってデ
ータのバックアップを行うデータカートリッジが提供さ
れている。
ピュータ等に接続されたデータバックアップ装置(ドラ
イブ装置)に装填され、前記コンピュータ本体のメモリ
ー等に蓄積されたデータ信号を吸い上げて磁気テープに
記録し、或いは磁気テープに記録されたデータ信号をコ
ンピュータ本体のメモリー等に供給することによってデ
ータのバックアップを行うデータカートリッジが提供さ
れている。
【0003】このデータカートリッジは、ポリカーボネ
ート樹脂等の合成樹脂材料によって略浅皿状に形成され
た上ハーフ部材と、アルミ板等の金属板によって形成し
たベースプレートとを組み合わせてカートリッジ本体を
構成するとともに、このカートリツジ本体の内部には、
1/4インチ幅の磁気テープを巻回したテープ供給リー
ル及びテープ巻取りリールとが回転自在に設けられ、さ
らにこれらテープリールを駆動する駆動機構が内蔵され
ている。
ート樹脂等の合成樹脂材料によって略浅皿状に形成され
た上ハーフ部材と、アルミ板等の金属板によって形成し
たベースプレートとを組み合わせてカートリッジ本体を
構成するとともに、このカートリツジ本体の内部には、
1/4インチ幅の磁気テープを巻回したテープ供給リー
ル及びテープ巻取りリールとが回転自在に設けられ、さ
らにこれらテープリールを駆動する駆動機構が内蔵され
ている。
【0004】上ハーフ部材には、複数の結合用スタッド
が一体に立設されており、またこれら結合用スタッドに
それぞれ対応してベースプレートには複数の結合穴が穿
設されている。上述したように、上ハーフ部材とベース
プレートとは、材料の材質を異にしており、上ハーフ部
材をベースプレートの全体に亘ってねじ等によってしっ
かりと結合した場合には、熱膨張率の差異によってこの
ベースプレートの平面性が保持されないといった問題点
が生じる。
が一体に立設されており、またこれら結合用スタッドに
それぞれ対応してベースプレートには複数の結合穴が穿
設されている。上述したように、上ハーフ部材とベース
プレートとは、材料の材質を異にしており、上ハーフ部
材をベースプレートの全体に亘ってねじ等によってしっ
かりと結合した場合には、熱膨張率の差異によってこの
ベースプレートの平面性が保持されないといった問題点
が生じる。
【0005】したがって、かかるデータカートリッジに
おいては、上ハーフ部材に形成した結合用スタッドの略
中央部分の結合用スタッドはベースプレートの結合用穴
から挿入されたセルフタップネジがねじ込まれるねじ止
め用スタッドとして構成されるとともに、周辺部の結合
用スタッドは熱膨張による寸法差異が吸収可能な一種の
仮止めの構造が採用されている。
おいては、上ハーフ部材に形成した結合用スタッドの略
中央部分の結合用スタッドはベースプレートの結合用穴
から挿入されたセルフタップネジがねじ込まれるねじ止
め用スタッドとして構成されるとともに、周辺部の結合
用スタッドは熱膨張による寸法差異が吸収可能な一種の
仮止めの構造が採用されている。
【0006】すなわち、これら結合用スタッドは、軸方
向のスリ割り溝を形成して軸芯方向の収斂習性を付与す
るとともに下端部の周面には係止凸部を突出形成してな
る。したがって、これら結合用スタッドをベースプレー
トの結合用穴に嵌合することによって、結合穴を貫通し
た係止凸部が結合穴の周壁に係止されて上ハーフ部材と
ベースプレートとが結合される。また、上ハーフ部材と
ベースプレートとの熱膨張率の差異らよる寸法差異は、
前記すり割り溝による結合用スタッドの収斂作用によっ
て吸収される。
向のスリ割り溝を形成して軸芯方向の収斂習性を付与す
るとともに下端部の周面には係止凸部を突出形成してな
る。したがって、これら結合用スタッドをベースプレー
トの結合用穴に嵌合することによって、結合穴を貫通し
た係止凸部が結合穴の周壁に係止されて上ハーフ部材と
ベースプレートとが結合される。また、上ハーフ部材と
ベースプレートとの熱膨張率の差異らよる寸法差異は、
前記すり割り溝による結合用スタッドの収斂作用によっ
て吸収される。
【0007】ところで、このデータカートリッジは、磁
気テープへの情報信号の記録或いは情報信号の読み出し
を行うドライブ装置に装填されることによって、磁気テ
ープが双方向に駆動される。また、一般に磁気テープに
は、40トラック分の記録エリアが構成されている。一
方、ドライブ装置側の記録再生ヘッドは、上下一対のギ
ャップを備え、各ギャップによって双方向に駆動される
磁気テープの上下20トラック分づつを走査する。
気テープへの情報信号の記録或いは情報信号の読み出し
を行うドライブ装置に装填されることによって、磁気テ
ープが双方向に駆動される。また、一般に磁気テープに
は、40トラック分の記録エリアが構成されている。一
方、ドライブ装置側の記録再生ヘッドは、上下一対のギ
ャップを備え、各ギャップによって双方向に駆動される
磁気テープの上下20トラック分づつを走査する。
【0008】一方、もっぱらデータバックアップ用とし
て用いられる上述したデータカートリッジにおいて、上
述した1/4インチ幅の磁気テープよりもやや幅広の磁
気テープ、例えば8mm幅の磁気テープを用いることに
よって記憶容量の増大を図ることが検討されている。こ
の新仕様のデータカートリッジにおいても、パーソナル
コンピュータ用の汎用付属装置に採用されるいわゆる1
インチハイ(高さ寸法が1インチの仕様)の仕様が採用
されることから、従来のデータカートリッジと比較し
て、テープガイドやテープリールのハブ等の形状は異に
するが、カートリッジ本体の形状仕様は同一とされてい
る。
て用いられる上述したデータカートリッジにおいて、上
述した1/4インチ幅の磁気テープよりもやや幅広の磁
気テープ、例えば8mm幅の磁気テープを用いることに
よって記憶容量の増大を図ることが検討されている。こ
の新仕様のデータカートリッジにおいても、パーソナル
コンピュータ用の汎用付属装置に採用されるいわゆる1
インチハイ(高さ寸法が1インチの仕様)の仕様が採用
されることから、従来のデータカートリッジと比較し
て、テープガイドやテープリールのハブ等の形状は異に
するが、カートリッジ本体の形状仕様は同一とされてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、デー
タカートリッジにおいては、テープリールに巻回した磁
気テープの仕様を異にしたものであっても、カートリッ
ジ本体の外形仕様が共通に構成されているため、いずれ
のドライブ装置にも装填可能とされる。したがって、例
えば1/4インチ幅の磁気カートリッジ用ドライブ装置
に8mm幅の磁気テープを備えたデータカートリッジを
装填して使用した場合、記録再生ヘッドの高さ寸法が足
りないため、この記録再生ヘッドのエッジによって磁気
テープの幅方向の端部が損傷されるといった問題が生
じ、磁気テープを走行させた状態でその仕様を識別する
方法を採用することは出来ない。
タカートリッジにおいては、テープリールに巻回した磁
気テープの仕様を異にしたものであっても、カートリッ
ジ本体の外形仕様が共通に構成されているため、いずれ
のドライブ装置にも装填可能とされる。したがって、例
えば1/4インチ幅の磁気カートリッジ用ドライブ装置
に8mm幅の磁気テープを備えたデータカートリッジを
装填して使用した場合、記録再生ヘッドの高さ寸法が足
りないため、この記録再生ヘッドのエッジによって磁気
テープの幅方向の端部が損傷されるといった問題が生
じ、磁気テープを走行させた状態でその仕様を識別する
方法を採用することは出来ない。
【0010】また、磁気テープ幅の仕様を異にするデー
タカートリッジを仕様に適合しないドライブ装置に装填
してしまった場合には、上述した磁気テープの損傷とい
った問題点ばかりでなく、所定の記憶容量までの情報信
号の記録が行われなかったり、情報信号の記録漏れとい
った事態が生じ、ユーザにおいて混乱をきたすといった
問題点もある。
タカートリッジを仕様に適合しないドライブ装置に装填
してしまった場合には、上述した磁気テープの損傷とい
った問題点ばかりでなく、所定の記憶容量までの情報信
号の記録が行われなかったり、情報信号の記録漏れとい
った事態が生じ、ユーザにおいて混乱をきたすといった
問題点もある。
【0011】仕様を異にするドライブ装置への誤挿入を
防止するため、8mm幅の磁気テープを備えるデータカ
ートリッジには機械的な識別手段を設け、この識別手段
によって、1/4インチ幅の磁気テープを備える従来の
データカートリッジ用のドライブ装置への装填を不能と
するようにしている。識別手段は、例えば、カートリッ
ジ本体の少なくとも一方側面部に凹設され、ドライブ装
置側のカートリツジ挿入開口に形成した挿入ガイド凸部
が係合する前後方向の挿入ガイド凹部に着目して、この
挿入ガイド凹部に臨んで識別凸部を形成してなる。した
がって、従来のデータカートリッジ用のドライブ装置に
誤って識別凸部を有するデータカートリッジを装填しよ
うとした場合には、識別凸部とドライブ装置側の挿入ガ
イド凸部とが衝合してデータカートリッジの内部への装
填が阻止される。
防止するため、8mm幅の磁気テープを備えるデータカ
ートリッジには機械的な識別手段を設け、この識別手段
によって、1/4インチ幅の磁気テープを備える従来の
データカートリッジ用のドライブ装置への装填を不能と
するようにしている。識別手段は、例えば、カートリッ
ジ本体の少なくとも一方側面部に凹設され、ドライブ装
置側のカートリツジ挿入開口に形成した挿入ガイド凸部
が係合する前後方向の挿入ガイド凹部に着目して、この
挿入ガイド凹部に臨んで識別凸部を形成してなる。した
がって、従来のデータカートリッジ用のドライブ装置に
誤って識別凸部を有するデータカートリッジを装填しよ
うとした場合には、識別凸部とドライブ装置側の挿入ガ
イド凸部とが衝合してデータカートリッジの内部への装
填が阻止される。
【0012】ところが、上述したように、上ハーフ部材
とベースプレートとは、周辺部の結合構造が熱膨張によ
る寸法差異を吸収可能としてベースプレートの平面性を
保持するために結合用スタッドの弾性力を利用した一種
の仮止め結合構造が採用されているため、仕様を異にす
るドライブ装置に誤って挿入することによって識別凸部
がドライブ装置側の挿入ガイド凸部に衝合した際に、ド
ライブ装置側の挿入ガイド凸部によって上ハーフ部材が
押し上げられてベースプレートから浮き上がってしまう
といった現象が発生する。このため、上ハーフ部材とベ
ースプレートとの間に間隙が生じて、カートリッジ本体
の内部に埃等が進入したり、浮き上がった上ハーフ部材
がドライブ装置のカートリツジ装填穴に引っ掛かかって
データカートリッジの挿脱が不能となるといった問題点
があった。
とベースプレートとは、周辺部の結合構造が熱膨張によ
る寸法差異を吸収可能としてベースプレートの平面性を
保持するために結合用スタッドの弾性力を利用した一種
の仮止め結合構造が採用されているため、仕様を異にす
るドライブ装置に誤って挿入することによって識別凸部
がドライブ装置側の挿入ガイド凸部に衝合した際に、ド
ライブ装置側の挿入ガイド凸部によって上ハーフ部材が
押し上げられてベースプレートから浮き上がってしまう
といった現象が発生する。このため、上ハーフ部材とベ
ースプレートとの間に間隙が生じて、カートリッジ本体
の内部に埃等が進入したり、浮き上がった上ハーフ部材
がドライブ装置のカートリツジ装填穴に引っ掛かかって
データカートリッジの挿脱が不能となるといった問題点
があった。
【0013】したがって、本発明は、カートリッジ本体
に磁気テープの仕様を識別する識別手段を設けることに
よって、仕様を異にするドライブ装置への装填を不能と
するとともに上ハーフ部材の浮き上がりを防止するよう
にしたデータカートリッジを提供することを目的に提案
されたものである。
に磁気テープの仕様を識別する識別手段を設けることに
よって、仕様を異にするドライブ装置への装填を不能と
するとともに上ハーフ部材の浮き上がりを防止するよう
にしたデータカートリッジを提供することを目的に提案
されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るデータカートリッジは、合成樹脂材料によって
略浅皿状に形成された上ハーフ部材と金属板によって形
成したベースプレートとを組み合わせて、磁気テープを
巻回したテープ供給リールとテープ巻取りリールとを収
納したカートリッジ本体を構成し、このカートリッジ本
体の少なくとも一方側面部にドライブ装置側のカートリ
ツジ挿入用開口に形成した挿入ガイド凸部が係合する前
後方向の挿入ガイド凹部を設けるとともに、この挿入ガ
イド凹部に臨んで磁気テープの仕様を識別する識別凸部
を設けてなり、上ハーフ部材には、前記識別凸部の始端
部の近傍に位置してベースプレートに穿設した嵌合穴に
嵌合されて上ハーフ部材とベースプレートを結合する嵌
合手段が一体に形成されたことを特徴とする。
明に係るデータカートリッジは、合成樹脂材料によって
略浅皿状に形成された上ハーフ部材と金属板によって形
成したベースプレートとを組み合わせて、磁気テープを
巻回したテープ供給リールとテープ巻取りリールとを収
納したカートリッジ本体を構成し、このカートリッジ本
体の少なくとも一方側面部にドライブ装置側のカートリ
ツジ挿入用開口に形成した挿入ガイド凸部が係合する前
後方向の挿入ガイド凹部を設けるとともに、この挿入ガ
イド凹部に臨んで磁気テープの仕様を識別する識別凸部
を設けてなり、上ハーフ部材には、前記識別凸部の始端
部の近傍に位置してベースプレートに穿設した嵌合穴に
嵌合されて上ハーフ部材とベースプレートを結合する嵌
合手段が一体に形成されたことを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るデータカートリッジ
は、嵌合凸部を、上ハーフ部材の側面部に凹設した挿入
ガイド凹部に臨んで形成された識別凸部の始端部に対応
した上縁部に一体に突出形成したことを特徴とするとす
る。
は、嵌合凸部を、上ハーフ部材の側面部に凹設した挿入
ガイド凹部に臨んで形成された識別凸部の始端部に対応
した上縁部に一体に突出形成したことを特徴とするとす
る。
【0016】
【作用】以上の構成を備える本発明に係るデータカート
リッジによれば、誤って磁気テープの仕様を異にするデ
ータカートリッジ用のドライブ装置に装填された場合に
は、上ハーフ部材の側面部に凹設した挿入ガイド凹部に
臨んで形成された磁気テープの仕様を識別表示するため
の識別凸部が、ドライブ装置側の挿入ガイド凸部と衝合
することによって誤挿入が阻止される。また、識別凸部
の近傍に位置して形成されたベースプレートとの結合用
の嵌合手段により、識別凸部と挿入ガイド凸部とが衝合
して挿入ガイド凸部によって上ハーフ部材が押し上げら
れてもベースプレートからの浮き上がり現象の発生が確
実に防止される。
リッジによれば、誤って磁気テープの仕様を異にするデ
ータカートリッジ用のドライブ装置に装填された場合に
は、上ハーフ部材の側面部に凹設した挿入ガイド凹部に
臨んで形成された磁気テープの仕様を識別表示するため
の識別凸部が、ドライブ装置側の挿入ガイド凸部と衝合
することによって誤挿入が阻止される。また、識別凸部
の近傍に位置して形成されたベースプレートとの結合用
の嵌合手段により、識別凸部と挿入ガイド凸部とが衝合
して挿入ガイド凸部によって上ハーフ部材が押し上げら
れてもベースプレートからの浮き上がり現象の発生が確
実に防止される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について図面
を参照して詳細に説明する。実施例データカートリッジ
1は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料によって
略角浅皿状に形成された上ハーフ部材3と、この上ハー
フ部材3の開放された下方部に後述する結合構造によっ
て組み合わされるアルミ板、アルミ合金板等の金属板に
よって形成され下ハーフ部材を構成するベースプレート
4とによってカートリッジ本体2が構成されている。
を参照して詳細に説明する。実施例データカートリッジ
1は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂材料によって
略角浅皿状に形成された上ハーフ部材3と、この上ハー
フ部材3の開放された下方部に後述する結合構造によっ
て組み合わされるアルミ板、アルミ合金板等の金属板に
よって形成され下ハーフ部材を構成するベースプレート
4とによってカートリッジ本体2が構成されている。
【0018】以上のように、異なる材質で形成されるこ
とによって膨張係数を異にした上ハーフ部材3とベース
プレート4とは、止めねじ28による結合は長手方向の
略中央部分で前後方向に離間した2か所とされ、周辺部
は弾性結合手段を利用した一種の仮止め結合構造によっ
て結合されている。すなわち、上ハーフ部材3の内面に
は、図7に示すように、それぞれ形状を異にした複数個
の結合用スタッド43、44及び45が一体に形成され
ている。長手方向の略中央部分で前後方向に離間して突
設された第1の結合用スタッド43は、筒状であってそ
の高さ寸法は上ハーフ部材3の高さ寸法とほぼ等しい。
そして、これら第1の結合用スタッド43に対応して、
ベースプレート4の長手方向の略中央部分で前後方向に
離間して第1の結合穴47が穿設されている。したがっ
て、ベースプレート4の底面側から止めねじ28が第1
の結合穴47に挿入されて第1の結合用スタッド43に
ねじ込まれることによって、上ハーフ部材3とベースプ
レート4とは、しっかりと接合固定される。
とによって膨張係数を異にした上ハーフ部材3とベース
プレート4とは、止めねじ28による結合は長手方向の
略中央部分で前後方向に離間した2か所とされ、周辺部
は弾性結合手段を利用した一種の仮止め結合構造によっ
て結合されている。すなわち、上ハーフ部材3の内面に
は、図7に示すように、それぞれ形状を異にした複数個
の結合用スタッド43、44及び45が一体に形成され
ている。長手方向の略中央部分で前後方向に離間して突
設された第1の結合用スタッド43は、筒状であってそ
の高さ寸法は上ハーフ部材3の高さ寸法とほぼ等しい。
そして、これら第1の結合用スタッド43に対応して、
ベースプレート4の長手方向の略中央部分で前後方向に
離間して第1の結合穴47が穿設されている。したがっ
て、ベースプレート4の底面側から止めねじ28が第1
の結合穴47に挿入されて第1の結合用スタッド43に
ねじ込まれることによって、上ハーフ部材3とベースプ
レート4とは、しっかりと接合固定される。
【0019】一方、図7に示すように、上ハーフ部材3
の、一方側面部3Cを除く他のコーナ部の近傍位置に
は、第2の結合用スタッド44が一体に形成されてい
る。これら第2の結合用スタッド44は、その高さ寸法
が上ハーフ部材3の高さ寸法よりもやや大とされた基軸
部の下端より軸方向のすり割り溝が形成されることによ
って、軸芯方向の収斂習性が付与されるとともに、下端
部の周面には楔状の係合凸部を一体に突設してなる。こ
れら第2の結合用スタッド44に対応して、ベースプレ
ート4の各コーナ部には図9に示すように、底面側に座
ぐりを設けた第2の結合穴48が穿設されている。した
がって、上ハーフ部材3とベースプレート4とを組み合
わせることによって、第2の結合用スタッド44の係合
凸部が第2の結合穴48を貫通してその座ぐりの内周壁
に係合して上ハーフ部材3とベースプレート4とを結合
する。
の、一方側面部3Cを除く他のコーナ部の近傍位置に
は、第2の結合用スタッド44が一体に形成されてい
る。これら第2の結合用スタッド44は、その高さ寸法
が上ハーフ部材3の高さ寸法よりもやや大とされた基軸
部の下端より軸方向のすり割り溝が形成されることによ
って、軸芯方向の収斂習性が付与されるとともに、下端
部の周面には楔状の係合凸部を一体に突設してなる。こ
れら第2の結合用スタッド44に対応して、ベースプレ
ート4の各コーナ部には図9に示すように、底面側に座
ぐりを設けた第2の結合穴48が穿設されている。した
がって、上ハーフ部材3とベースプレート4とを組み合
わせることによって、第2の結合用スタッド44の係合
凸部が第2の結合穴48を貫通してその座ぐりの内周壁
に係合して上ハーフ部材3とベースプレート4とを結合
する。
【0020】第3の結合用スタッド45は、図7に示す
ように、上ハーフ部材3の一方側面部3Cに形成した後
述する識別凸部27に近接して形成されている。この第
3の結合用スタッド45の基本形状は、上述した第2の
結合用スタッド44と同一であって、図5に示すよう
に、高さ寸法が上ハーフ部材3の高さ寸法よりもやや大
とされた基軸部の下端より軸方向のすり割り溝45Aが
形成されることによって軸芯方向の収斂習性が付与され
るとともに、下端部の周面には楔状の係合凸部45Bが
一体に突設されている。この第3の結合用スタッド45
に対応して、ベースプレート4には、図9に示すよう
に、底面側に座ぐりを設けた第3の結合穴49が穿設さ
れている。したがって、上ハーフ部材3とベースプレー
ト4とを組み合わせることによって、第3の結合用スタ
ッド45の係合凸部45Bが第3の結合穴49を貫通し
て座ぐりの内周壁に係合することによって、上ハーフ部
材3とベースプレート4とを結合する。
ように、上ハーフ部材3の一方側面部3Cに形成した後
述する識別凸部27に近接して形成されている。この第
3の結合用スタッド45の基本形状は、上述した第2の
結合用スタッド44と同一であって、図5に示すよう
に、高さ寸法が上ハーフ部材3の高さ寸法よりもやや大
とされた基軸部の下端より軸方向のすり割り溝45Aが
形成されることによって軸芯方向の収斂習性が付与され
るとともに、下端部の周面には楔状の係合凸部45Bが
一体に突設されている。この第3の結合用スタッド45
に対応して、ベースプレート4には、図9に示すよう
に、底面側に座ぐりを設けた第3の結合穴49が穿設さ
れている。したがって、上ハーフ部材3とベースプレー
ト4とを組み合わせることによって、第3の結合用スタ
ッド45の係合凸部45Bが第3の結合穴49を貫通し
て座ぐりの内周壁に係合することによって、上ハーフ部
材3とベースプレート4とを結合する。
【0021】以上のように、第2の結合用スタッド44
及び第3の結合用スタッド45は、ベースプレート4に
穿設した第2の結合穴48及び第3の結合穴49に、そ
れぞれ係合凸部が弾性結合する構造とされることによっ
て、上ハーフ部材3とベースプレート4とを一種の仮止
めした状態で結合する。したがって、熱膨張率が相違す
る上ハーフ部材3とベースプレート4との寸法差異は、
周辺部のこれら第2の結合用スタッド44及び第3の結
合用スタッド45による結合部において、それぞれのす
り割り溝による収斂作用によって吸収され、ベースプレ
ート4の平面性が保持される。
及び第3の結合用スタッド45は、ベースプレート4に
穿設した第2の結合穴48及び第3の結合穴49に、そ
れぞれ係合凸部が弾性結合する構造とされることによっ
て、上ハーフ部材3とベースプレート4とを一種の仮止
めした状態で結合する。したがって、熱膨張率が相違す
る上ハーフ部材3とベースプレート4との寸法差異は、
周辺部のこれら第2の結合用スタッド44及び第3の結
合用スタッド45による結合部において、それぞれのす
り割り溝による収斂作用によって吸収され、ベースプレ
ート4の平面性が保持される。
【0022】カートリッジ本体2を構成するベースプレ
ート4の略中央部には、図2に示すように、長手方向に
離間して一対の支持軸5A、5Bが立設されている。こ
れら支持軸5A、5Bは、下端部がベースプレート4に
穿設した軸穴46A、46Bに支持されるとともに、上
端部は上ハーフ部材3の内面に形成した軸受け凹部40
A、40Bにそれぞれ嵌合される。そして、これら支持
軸5A、5Bには、8mm幅の磁気テープ7を周面に巻
回したテープ供給リール6A及びテープ巻取りリール6
Bとがそれぞれ回転自在に支持されている。
ート4の略中央部には、図2に示すように、長手方向に
離間して一対の支持軸5A、5Bが立設されている。こ
れら支持軸5A、5Bは、下端部がベースプレート4に
穿設した軸穴46A、46Bに支持されるとともに、上
端部は上ハーフ部材3の内面に形成した軸受け凹部40
A、40Bにそれぞれ嵌合される。そして、これら支持
軸5A、5Bには、8mm幅の磁気テープ7を周面に巻
回したテープ供給リール6A及びテープ巻取りリール6
Bとがそれぞれ回転自在に支持されている。
【0023】これらテープ供給リール6A及びテープ巻
取りリール6Bは、図2に示すように、それぞれリール
ハブが一体に形成された下リール部材と、この下リール
部材に組み合わされた上リール部材とから構成され、磁
気テープ7の始端部及び終端部がそれぞれ図示しないク
ランパーによってリールハブに固定されてなる。テープ
供給リール6Aから繰り出された磁気テープ7は、ベー
スプレート4の前方側の両コーナ部にそれぞれ立設した
支軸に回転自在に配設されるとともに上縁部に抜止め用
のフランジ部を周回りに突設してなるテープガイドロー
ラ8A、8Bに掛け合わされることによって、図6に示
すように、後述する記録再生開口部14及び駆動開口部
18とが設けられたカートリッジ本体2の前面部に沿っ
て、ガイドピン8Cを中継して走行され、テープ巻取り
リール6B側に巻き取られる。
取りリール6Bは、図2に示すように、それぞれリール
ハブが一体に形成された下リール部材と、この下リール
部材に組み合わされた上リール部材とから構成され、磁
気テープ7の始端部及び終端部がそれぞれ図示しないク
ランパーによってリールハブに固定されてなる。テープ
供給リール6Aから繰り出された磁気テープ7は、ベー
スプレート4の前方側の両コーナ部にそれぞれ立設した
支軸に回転自在に配設されるとともに上縁部に抜止め用
のフランジ部を周回りに突設してなるテープガイドロー
ラ8A、8Bに掛け合わされることによって、図6に示
すように、後述する記録再生開口部14及び駆動開口部
18とが設けられたカートリッジ本体2の前面部に沿っ
て、ガイドピン8Cを中継して走行され、テープ巻取り
リール6B側に巻き取られる。
【0024】このデータカートリッジ1には、テープ供
給リール6Aから繰り出された磁気テープ7をテープ巻
取りリール6Bへと走行駆動させるテープ駆動機構が備
えられている。このテープ駆動機構は、エンドレスベル
ト9と、このエンドレスベルト9が掛け渡されるベルト
駆動ローラ10及び一対のベルトガイドローラ11A、
11Bとから構成されている。ベルト駆動ローラ10
は、耐磨耗性を有する弾性材によって形成され、上部に
は後述するドライブ装置30側の駆動ローラ31ところ
がり接触して回転伝達を受けるための駆動フランジ部1
0Aが周回りに突出形成されている。また、このベルト
駆動ローラ10は、ベースプレート4の前方側の略中央
部に立設した支持軸12上に回転自在に軸装されてい
る。
給リール6Aから繰り出された磁気テープ7をテープ巻
取りリール6Bへと走行駆動させるテープ駆動機構が備
えられている。このテープ駆動機構は、エンドレスベル
ト9と、このエンドレスベルト9が掛け渡されるベルト
駆動ローラ10及び一対のベルトガイドローラ11A、
11Bとから構成されている。ベルト駆動ローラ10
は、耐磨耗性を有する弾性材によって形成され、上部に
は後述するドライブ装置30側の駆動ローラ31ところ
がり接触して回転伝達を受けるための駆動フランジ部1
0Aが周回りに突出形成されている。また、このベルト
駆動ローラ10は、ベースプレート4の前方側の略中央
部に立設した支持軸12上に回転自在に軸装されてい
る。
【0025】ベルトガイドローラ11A、11Bも、そ
れぞれ耐磨耗性を有する弾性材によって形成され、ベー
スプレート4の後方側の両コーナ部に立設された一対の
支持軸13A、13Bにそれぞれ回転自在に軸装されて
いる。これらベルト駆動ローラ10及びベルトガイドロ
ーラ11A、11Bに掛け渡されるエンドレスベルト9
は、図6に示すように、ベルトガイドローラ11A、1
1Bから、テープ供給リール6A及びテープ巻取りリー
ル6Bに巻回された磁気テープ7に所定のテンションを
付与するように接触しながら、これらテープ供給リール
6A及びテープ巻取りリール6Bの中央部を経由してベ
ルト駆動ローラ10へと掛け渡されることによって、カ
ートリッジ本体2内において略々凸字状の走行路を以っ
て走行する。
れぞれ耐磨耗性を有する弾性材によって形成され、ベー
スプレート4の後方側の両コーナ部に立設された一対の
支持軸13A、13Bにそれぞれ回転自在に軸装されて
いる。これらベルト駆動ローラ10及びベルトガイドロ
ーラ11A、11Bに掛け渡されるエンドレスベルト9
は、図6に示すように、ベルトガイドローラ11A、1
1Bから、テープ供給リール6A及びテープ巻取りリー
ル6Bに巻回された磁気テープ7に所定のテンションを
付与するように接触しながら、これらテープ供給リール
6A及びテープ巻取りリール6Bの中央部を経由してベ
ルト駆動ローラ10へと掛け渡されることによって、カ
ートリッジ本体2内において略々凸字状の走行路を以っ
て走行する。
【0026】カートリッジ本体2の前方側面部の一方コ
ーナ側には、上ハーフ部材3及びベースプレート4の前
方側縁部に設けられた切欠き14A、14Bによって、
このデータカートリッジが装填されるドライブ装置30
の記録再生ヘッド32が進入する記録再生開口部14が
構成されている。この記録再生開口部14は、通常、カ
ートリッジ本体2の前方側面部の一部を構成する蓋部材
15によって閉塞されている。この蓋部材15は、ベー
スプレート4の前方コーナ部に穿設した軸穴16´に支
持された支持軸16に、トーションスプリング17によ
って前記記録再生開口部14を閉塞する方向に付勢され
て、片持ち状態で回転自在に支持されている。
ーナ側には、上ハーフ部材3及びベースプレート4の前
方側縁部に設けられた切欠き14A、14Bによって、
このデータカートリッジが装填されるドライブ装置30
の記録再生ヘッド32が進入する記録再生開口部14が
構成されている。この記録再生開口部14は、通常、カ
ートリッジ本体2の前方側面部の一部を構成する蓋部材
15によって閉塞されている。この蓋部材15は、ベー
スプレート4の前方コーナ部に穿設した軸穴16´に支
持された支持軸16に、トーションスプリング17によ
って前記記録再生開口部14を閉塞する方向に付勢され
て、片持ち状態で回転自在に支持されている。
【0027】カートリッジ本体2を構成する上ハーフ部
材3の前方側面部3Bには、前記ベルト駆動ローラ10
の周面の一部を外方へと臨ませる矩形の駆動開口部18
が開設されている。また、前方側面部3Bの前記蓋部材
15とは反対側に位置する部位には、後述する誤記録防
止部材22の誤記録防止部24がスライド動作するスラ
イド溝21が凹設されるとともに、このスライド溝21
中に位置して誤記録検出穴19が開設されている。
材3の前方側面部3Bには、前記ベルト駆動ローラ10
の周面の一部を外方へと臨ませる矩形の駆動開口部18
が開設されている。また、前方側面部3Bの前記蓋部材
15とは反対側に位置する部位には、後述する誤記録防
止部材22の誤記録防止部24がスライド動作するスラ
イド溝21が凹設されるとともに、このスライド溝21
中に位置して誤記録検出穴19が開設されている。
【0028】誤記録検出穴19は、上ハーフ部材3の上
面部3A側に開放されており、この開放された誤記録防
止穴19の上方部分と連通するようにして誤記録防止部
材22が装着される操作ガイド穴20が上面部3Aに穿
設されている。操作ガイド穴20は、上ハーフ部材3の
上面部3Aに前方側面部3Bに沿った矩形の長穴として
構成され、誤記録防止部材22を、その誤記録防止部2
4が前記誤記録検出穴19を開放する第1の位置と、閉
塞する第2の位置とに亘って移動するに足る長さを以っ
て上面部3Aに穿設されている。また、スライド溝21
も、上ハーフ部材3の前方側面部3Bに、誤記録防止部
材22の誤記録防止部24が誤記録検出穴19を開放す
る第1の位置と、閉塞する第2の位置とに亘って移動す
るに足る長さを以って矩形溝として凹設されている。
面部3A側に開放されており、この開放された誤記録防
止穴19の上方部分と連通するようにして誤記録防止部
材22が装着される操作ガイド穴20が上面部3Aに穿
設されている。操作ガイド穴20は、上ハーフ部材3の
上面部3Aに前方側面部3Bに沿った矩形の長穴として
構成され、誤記録防止部材22を、その誤記録防止部2
4が前記誤記録検出穴19を開放する第1の位置と、閉
塞する第2の位置とに亘って移動するに足る長さを以っ
て上面部3Aに穿設されている。また、スライド溝21
も、上ハーフ部材3の前方側面部3Bに、誤記録防止部
材22の誤記録防止部24が誤記録検出穴19を開放す
る第1の位置と、閉塞する第2の位置とに亘って移動す
るに足る長さを以って矩形溝として凹設されている。
【0029】誤記録防止部材22は、合成樹脂材料によ
って成形され、板状の操作部23とこの操作部の一側部
側に直交した状態で垂設された誤記録防止部24とから
構成されている。操作ガイド穴20に装着した状態にお
いて、誤記録防止部材22の操作部23は、上ハーフ部
材3の上面部3Aと同一面を構成するような厚みを有し
ており、また誤記録防止部24は、誤記録防止部材22
が第2の位置に移動された際に、誤記録検出穴19を閉
塞するに足る外形寸法に形成されている。
って成形され、板状の操作部23とこの操作部の一側部
側に直交した状態で垂設された誤記録防止部24とから
構成されている。操作ガイド穴20に装着した状態にお
いて、誤記録防止部材22の操作部23は、上ハーフ部
材3の上面部3Aと同一面を構成するような厚みを有し
ており、また誤記録防止部24は、誤記録防止部材22
が第2の位置に移動された際に、誤記録検出穴19を閉
塞するに足る外形寸法に形成されている。
【0030】なお、ベースプレート4には、前方側でテ
ープガイドローラ8Bに近接した位置に終端検出部材取
付け穴4Bが穿設されている。この終端検出部材取付け
穴4Bの周辺部には、図7に示すように、複数個の取付
け穴29が穿設されるとともにこれら取付け穴29対応
して上ハーフ部材3の内面には図示しない取付けピンが
一体に立設されている。したがって、これら取付け穴2
9及び取付けピンとによって、終端検出部材取付け穴4
Bに臨むようにして終端検出部材25が組み付けられて
いる。終端検出部材25は、略直角三角形状のブロック
体として構成され、磁気テープ7の走行路と対向する斜
辺部にはミラーが接合されている。このミラー面によっ
て、例えば磁気テープ7の始端部及び終端部に穿設した
始端検出穴或いは終端検出穴がそれぞれ写されて上ハー
フ部材3の上面部3Aに穿設した図示しない検出穴から
ドライブ装置30側の検出手段へと供給されて、磁気テ
ープ7の始端検出或いは終端検出とが行われる。
ープガイドローラ8Bに近接した位置に終端検出部材取
付け穴4Bが穿設されている。この終端検出部材取付け
穴4Bの周辺部には、図7に示すように、複数個の取付
け穴29が穿設されるとともにこれら取付け穴29対応
して上ハーフ部材3の内面には図示しない取付けピンが
一体に立設されている。したがって、これら取付け穴2
9及び取付けピンとによって、終端検出部材取付け穴4
Bに臨むようにして終端検出部材25が組み付けられて
いる。終端検出部材25は、略直角三角形状のブロック
体として構成され、磁気テープ7の走行路と対向する斜
辺部にはミラーが接合されている。このミラー面によっ
て、例えば磁気テープ7の始端部及び終端部に穿設した
始端検出穴或いは終端検出穴がそれぞれ写されて上ハー
フ部材3の上面部3Aに穿設した図示しない検出穴から
ドライブ装置30側の検出手段へと供給されて、磁気テ
ープ7の始端検出或いは終端検出とが行われる。
【0031】以上のように構成されたデータカートリッ
ジ1は、後述するドライブ装置30に装填されることに
よって、このドライブ装置30側の図示しない蓋部材開
放手段が蓋部材15の基端部と係合してこの蓋部材15
をトーションスプリング17の弾性力に抗して回動動作
させるため、記録再生開口部14が開放される。このよ
うにして開放された記録再生開口部14からは記録再生
ヘッド32がカートリッジ本体2内へと進入して磁気テ
ープ7と接触する。一方、駆動開口部18から駆動ロー
ラ31が進入して、磁気テープ7及びエンドレスベルト
9を介在させるようにしてベルト駆動ローラ10の駆動
フランジ部10Aと接触する。
ジ1は、後述するドライブ装置30に装填されることに
よって、このドライブ装置30側の図示しない蓋部材開
放手段が蓋部材15の基端部と係合してこの蓋部材15
をトーションスプリング17の弾性力に抗して回動動作
させるため、記録再生開口部14が開放される。このよ
うにして開放された記録再生開口部14からは記録再生
ヘッド32がカートリッジ本体2内へと進入して磁気テ
ープ7と接触する。一方、駆動開口部18から駆動ロー
ラ31が進入して、磁気テープ7及びエンドレスベルト
9を介在させるようにしてベルト駆動ローラ10の駆動
フランジ部10Aと接触する。
【0032】しかる後、例えばドライブ装置30側で記
録再生操作が行われると、図6矢印で示すように、反時
計方向へと回転する駆動ローラ31を介してベルト駆動
ローラ10が時計方向へと回転動作され、このベルト駆
動ローラ10の回転によってエンドレスベルト9も全体
として時計方向へと回転する。したがって、このエンド
レスベルト9と所定のテンションを以って接触されたテ
ープ供給リール6Aは反時計方向へと回転して巻回した
磁気テープ7を繰り出し、テープ巻取りリール6Bは繰
り出された磁気テープ7を巻き取る。そして、カートリ
ツジ本体2の前方側面部3Bに沿って走行する磁気テー
プ7は、記録再生開口部14からカートリツジ本体2内
に臨んでこの磁気テープ7に接触された記録再生ヘッド
32によって、情報信号の記録或いは読み出しが行われ
る。
録再生操作が行われると、図6矢印で示すように、反時
計方向へと回転する駆動ローラ31を介してベルト駆動
ローラ10が時計方向へと回転動作され、このベルト駆
動ローラ10の回転によってエンドレスベルト9も全体
として時計方向へと回転する。したがって、このエンド
レスベルト9と所定のテンションを以って接触されたテ
ープ供給リール6Aは反時計方向へと回転して巻回した
磁気テープ7を繰り出し、テープ巻取りリール6Bは繰
り出された磁気テープ7を巻き取る。そして、カートリ
ツジ本体2の前方側面部3Bに沿って走行する磁気テー
プ7は、記録再生開口部14からカートリツジ本体2内
に臨んでこの磁気テープ7に接触された記録再生ヘッド
32によって、情報信号の記録或いは読み出しが行われ
る。
【0033】ドライブ装置30は、図示しないが記録再
生ヘッド32を磁気テープ7の幅方向に上下移動させる
切換え機構を備えている。したがって、記録再生ヘッド
32は、テープ供給リール6Aとテープ巻取りリール6
Bとの間で双方向に駆動される磁気テープ7の走行方向
にしたがって切り換え移動され、磁気テープ7の上トラ
ック部と下トラック部とをそれぞれ選択的に走査して情
報信号の記録或いは読み出しを行う。
生ヘッド32を磁気テープ7の幅方向に上下移動させる
切換え機構を備えている。したがって、記録再生ヘッド
32は、テープ供給リール6Aとテープ巻取りリール6
Bとの間で双方向に駆動される磁気テープ7の走行方向
にしたがって切り換え移動され、磁気テープ7の上トラ
ック部と下トラック部とをそれぞれ選択的に走査して情
報信号の記録或いは読み出しを行う。
【0034】ところで、記録再生ヘッド32による磁気
テープ7への情報信号の記録は、誤記録防止部材22
が、第2の位置に設定操作された状態において可能とさ
れる。すなわち、図2に示すように、誤記録防止部材2
2が操作ガイド穴20に沿ってカートリッジ本体2の左
側に位置した第1の位置に設定操作され、誤記録防止部
24がスライド溝21中を移動して誤記録検出穴19を
開放した状態にあっては、ドライブ装置30側の誤記録
検出部材33の誤記録検出穴19内への進入が許可され
るため、記録再生ヘッド32による磁気テープ7への情
報信号の記録が阻止される。
テープ7への情報信号の記録は、誤記録防止部材22
が、第2の位置に設定操作された状態において可能とさ
れる。すなわち、図2に示すように、誤記録防止部材2
2が操作ガイド穴20に沿ってカートリッジ本体2の左
側に位置した第1の位置に設定操作され、誤記録防止部
24がスライド溝21中を移動して誤記録検出穴19を
開放した状態にあっては、ドライブ装置30側の誤記録
検出部材33の誤記録検出穴19内への進入が許可され
るため、記録再生ヘッド32による磁気テープ7への情
報信号の記録が阻止される。
【0035】一方、誤記録防止部材22が上述した第1
の位置から、操作ガイド穴20に沿って図2右側方向へ
と移動操作されて第2の位置へと設定位置されることに
よって、スライド溝21に沿って移動した誤記録防止部
32により誤記録検出穴19は閉塞される。したがっ
て、ドライブ装置30側の誤記録検出部材33は誤記録
検出穴19内への進入が阻止されることによって、記録
再生ヘッド32による磁気テープ7への情報信号の記録
が許可される。
の位置から、操作ガイド穴20に沿って図2右側方向へ
と移動操作されて第2の位置へと設定位置されることに
よって、スライド溝21に沿って移動した誤記録防止部
32により誤記録検出穴19は閉塞される。したがっ
て、ドライブ装置30側の誤記録検出部材33は誤記録
検出穴19内への進入が阻止されることによって、記録
再生ヘッド32による磁気テープ7への情報信号の記録
が許可される。
【0036】上述したデータカートリッジ1をドライブ
装置30に円滑に装填することを可能とするために、デ
ータカートリッジ1及びドライブ装置30には挿入ガイ
ド機構が設けられている。すなわち、データカートリッ
ジ1を構成する上ハーフ部材3の側面部は、上面に対し
て内側に後退するように凹部として構成されており、し
かしてこの凹部は、上ハーフ部材3とベースプレート4
とを組み合わせることによって、データカートリッジ1
の側面部には前後方向の挿入ガイド凹部26を構成す
る。
装置30に円滑に装填することを可能とするために、デ
ータカートリッジ1及びドライブ装置30には挿入ガイ
ド機構が設けられている。すなわち、データカートリッ
ジ1を構成する上ハーフ部材3の側面部は、上面に対し
て内側に後退するように凹部として構成されており、し
かしてこの凹部は、上ハーフ部材3とベースプレート4
とを組み合わせることによって、データカートリッジ1
の側面部には前後方向の挿入ガイド凹部26を構成す
る。
【0037】また、ドライブ装置30には、図11に示
すように、データカートリッジ挿入開口34の側面壁に
前記挿入ガイド凹部26と係合する挿入ガイド凸部35
が設けられている。したがって、データカートリッジ1
をデータカートリッジ挿入開口34に挿入すると、挿入
ガイド凹部26に挿入ガイド凸部35が係合してデータ
カートリッジ1はドライブ装置30内に円滑に装填され
る。
すように、データカートリッジ挿入開口34の側面壁に
前記挿入ガイド凹部26と係合する挿入ガイド凸部35
が設けられている。したがって、データカートリッジ1
をデータカートリッジ挿入開口34に挿入すると、挿入
ガイド凹部26に挿入ガイド凸部35が係合してデータ
カートリッジ1はドライブ装置30内に円滑に装填され
る。
【0038】以上のように構成された8mm幅の磁気テ
ープ7を備える実施例データカートリッジ1は、1/4
インチ幅の磁気テープを備えたデータカートリッジと基
本構造をほぼ同じくするものではあるが、上述した挿入
ガイド凹部26に位置して磁気テープ7の仕様を識別す
るための識別凸部27が形成されている。すなわち、識
別凸部27は、図1に示すように、上ハーフ部材3の一
方側面部3Cに凹設された挿入ガイド凹部26に臨んで
上面部からベースプレート4側に向かって形成された側
面壁の一部によって構成されている。
ープ7を備える実施例データカートリッジ1は、1/4
インチ幅の磁気テープを備えたデータカートリッジと基
本構造をほぼ同じくするものではあるが、上述した挿入
ガイド凹部26に位置して磁気テープ7の仕様を識別す
るための識別凸部27が形成されている。すなわち、識
別凸部27は、図1に示すように、上ハーフ部材3の一
方側面部3Cに凹設された挿入ガイド凹部26に臨んで
上面部からベースプレート4側に向かって形成された側
面壁の一部によって構成されている。
【0039】この識別凸部27は、始端部27Aが前記
誤記録防止部材22が組み付けられた操作ガイド穴20
よりもやや後方側に位置し、上ハーフ部材3の後方端ま
で連続して形成されている。また、識別凸部27の始端
部27Aは、挿入ガイド凹部26の底面部に向かって傾
斜するテーパ面として構成されている。このように、識
別凸部27を形成することによって、挿入ガイド凹部2
6は開口部側の高さ寸法に対して途中からの高さ寸法が
低く構成されることになる。このため、実施例データカ
ートリッジ1が装填されるドライブ装置30において
は、カーチリッジ挿入開口34に形成した挿入ガイド凸
部35の高さ寸法は、ベースプレート4の表面から識別
凸部27の下縁部の高さ寸法H1に設定されていること
になり、従来の1/4インチ幅の磁気テープを備えたデ
ータカートリッジ用のドライブ装置の挿入ガイド凸部の
高さ寸法H2よりも小とされている。
誤記録防止部材22が組み付けられた操作ガイド穴20
よりもやや後方側に位置し、上ハーフ部材3の後方端ま
で連続して形成されている。また、識別凸部27の始端
部27Aは、挿入ガイド凹部26の底面部に向かって傾
斜するテーパ面として構成されている。このように、識
別凸部27を形成することによって、挿入ガイド凹部2
6は開口部側の高さ寸法に対して途中からの高さ寸法が
低く構成されることになる。このため、実施例データカ
ートリッジ1が装填されるドライブ装置30において
は、カーチリッジ挿入開口34に形成した挿入ガイド凸
部35の高さ寸法は、ベースプレート4の表面から識別
凸部27の下縁部の高さ寸法H1に設定されていること
になり、従来の1/4インチ幅の磁気テープを備えたデ
ータカートリッジ用のドライブ装置の挿入ガイド凸部の
高さ寸法H2よりも小とされている。
【0040】上述したデータカートリッジ1は、例えば
幅狭の1/4インチ幅の磁気テープを備えたデータカー
トリッジ用のドライブ装置に誤って挿入した場合には、
識別凸部27の作用によって装填が阻止される。すなわ
ち、このドライブ装置にあっては、データカートリッジ
装填開口に形成された挿入ガイド凸部35´の高さ寸法
H2は、図1及び図10に示すように、データカートリ
ッジ1の側面部に凹設された挿入ガイド凹部26の開口
側寸法とほぼ等しく形成されている。したがって、この
ドライブ装置にデータカートリッジ1を挿入すると、挿
入ガイド凹部26の高さ寸法は途中からベースプレート
4の表面から識別凸部27の下縁部の高さ寸法H1とな
り、H1<H2の関係から、挿入ガイド凸部35´が識
別凸部27に衝合し、データカートリッジ1の挿入が確
実に阻止される。
幅狭の1/4インチ幅の磁気テープを備えたデータカー
トリッジ用のドライブ装置に誤って挿入した場合には、
識別凸部27の作用によって装填が阻止される。すなわ
ち、このドライブ装置にあっては、データカートリッジ
装填開口に形成された挿入ガイド凸部35´の高さ寸法
H2は、図1及び図10に示すように、データカートリ
ッジ1の側面部に凹設された挿入ガイド凹部26の開口
側寸法とほぼ等しく形成されている。したがって、この
ドライブ装置にデータカートリッジ1を挿入すると、挿
入ガイド凹部26の高さ寸法は途中からベースプレート
4の表面から識別凸部27の下縁部の高さ寸法H1とな
り、H1<H2の関係から、挿入ガイド凸部35´が識
別凸部27に衝合し、データカートリッジ1の挿入が確
実に阻止される。
【0041】ところで、上述したデータカートリッジ1
を仕様を異にするドライブ装置に誤って挿入して識別凸
部27が挿入ガイド凸部35´に衝合して挿入が阻止さ
れた場合において、図10に示すように、挿入ガイド凸
部35´は、上ハーフ部材3とベースプレート4とを引
き離すように作用するてこの作用を奏する。これによっ
て、上ハーフ部材3には、同図矢印で示すように、挿入
ガイド凸部35´によって上方へと持ち上げられる力が
作用される。
を仕様を異にするドライブ装置に誤って挿入して識別凸
部27が挿入ガイド凸部35´に衝合して挿入が阻止さ
れた場合において、図10に示すように、挿入ガイド凸
部35´は、上ハーフ部材3とベースプレート4とを引
き離すように作用するてこの作用を奏する。これによっ
て、上ハーフ部材3には、同図矢印で示すように、挿入
ガイド凸部35´によって上方へと持ち上げられる力が
作用される。
【0042】上述したように、上ハーフ部材3は、識別
凸部27の始端部に近接した位置において第3の結合用
スタッド45の係合凸部45Bが第3の結合穴49を貫
通して座ぐりの内周壁に係合することによってベースプ
レート4と結合されていることから、挿入ガイド凸部3
5´によるてこ作用力を受けても、ベースプレート4か
ら浮き上がるといった現象の発生は確実に防止される。
凸部27の始端部に近接した位置において第3の結合用
スタッド45の係合凸部45Bが第3の結合穴49を貫
通して座ぐりの内周壁に係合することによってベースプ
レート4と結合されていることから、挿入ガイド凸部3
5´によるてこ作用力を受けても、ベースプレート4か
ら浮き上がるといった現象の発生は確実に防止される。
【0043】上記実施例データカートリッジ1において
は、上ハーフ部材3の内面に、識別凸部27の始端部に
近接して第3の結合用スタッド45を形成したが、本発
明はかかる構造に限定されるものでは無く、例えば、図
12に示すように、ベースプレート4との接合面を構成
する上ハーフ部材3の側面部3Cの上縁部に結合用スタ
ッド45´を一体に形成してもよい。この結合用スタッ
ド45´は、側面部3Cに凹設された挿入ガイド凹部2
6に突出するようにして形成された識別凸部27の始端
部に対応して形成されており、第3の結合用スタッド4
5と同様に、下端部から軸方向のすり割り溝が設けられ
ることによって軸芯方向の収斂習性が付与されるととも
に下端部の外周部には楔状の係合凸部が突設されてい
る。
は、上ハーフ部材3の内面に、識別凸部27の始端部に
近接して第3の結合用スタッド45を形成したが、本発
明はかかる構造に限定されるものでは無く、例えば、図
12に示すように、ベースプレート4との接合面を構成
する上ハーフ部材3の側面部3Cの上縁部に結合用スタ
ッド45´を一体に形成してもよい。この結合用スタッ
ド45´は、側面部3Cに凹設された挿入ガイド凹部2
6に突出するようにして形成された識別凸部27の始端
部に対応して形成されており、第3の結合用スタッド4
5と同様に、下端部から軸方向のすり割り溝が設けられ
ることによって軸芯方向の収斂習性が付与されるととも
に下端部の外周部には楔状の係合凸部が突設されてい
る。
【0044】勿論、結合用スタッド45´に対応して、
ベースプレート4には底面側に座ぐりを有する結合穴4
9´が穿設されている。したがって、結合用スタッド4
5´は、上ハーフ部材3とベースプレート4とを組み合
わせることによって、結合穴49´を貫通して外周部の
係合部が座ぐりの内周壁に係合し、上ハーフ部材3とベ
ースプレート4とをしっかりと結合する。このように、
結合用スタッド45´は、上ハーフ部材3の側面部3C
の上縁部に形成されることによって、識別凸部27に衝
合する挿入ガイド凸部35´のてこ作用力の作用部によ
り近接した位置で上ハーフ部材3とベースプレート4と
をより確実に結合する。
ベースプレート4には底面側に座ぐりを有する結合穴4
9´が穿設されている。したがって、結合用スタッド4
5´は、上ハーフ部材3とベースプレート4とを組み合
わせることによって、結合穴49´を貫通して外周部の
係合部が座ぐりの内周壁に係合し、上ハーフ部材3とベ
ースプレート4とをしっかりと結合する。このように、
結合用スタッド45´は、上ハーフ部材3の側面部3C
の上縁部に形成されることによって、識別凸部27に衝
合する挿入ガイド凸部35´のてこ作用力の作用部によ
り近接した位置で上ハーフ部材3とベースプレート4と
をより確実に結合する。
【0045】また、識別凸部は、挿入ガイド凹部に臨ん
で上ハーフ部材3の上面から側面部3Cと同一面を構成
するようにして形成したが、挿入ガイド凹部の底面から
リブ状に突出形成して構成してもよい。さらに、結合用
スタッドについても、上述した構造に限定されるもので
は無く、例えば板状であって厚さ方向にやや弾性変形自
在とされるとともに先端部に楔状の係合部を有する係合
片によって構成してもよい。
で上ハーフ部材3の上面から側面部3Cと同一面を構成
するようにして形成したが、挿入ガイド凹部の底面から
リブ状に突出形成して構成してもよい。さらに、結合用
スタッドについても、上述した構造に限定されるもので
は無く、例えば板状であって厚さ方向にやや弾性変形自
在とされるとともに先端部に楔状の係合部を有する係合
片によって構成してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータカートリッジによれば、挿入ガイド凹部に臨ん
で識別凸部を一体に形成したことによって、仕様を異に
するドライブ装置へ誤って挿入した場合でも、このドラ
イブ装置の挿入ガイド凸部と前記識別凸部とが衝合して
データカートリッジの装填が確実に阻止されて磁気テー
プの破損或いは情報信号の記録漏れといった不都合の発
生が防止される。また、挿入ガイド凸部と前記識別凸部
との衝合による上ハーフ部材の浮き上がり現象の発生も
防止され、カートリッジ本体内部への埃等の進入或いは
ドライブ装置内での引っ掛かりといった不都合の発生の
防止される。
るデータカートリッジによれば、挿入ガイド凹部に臨ん
で識別凸部を一体に形成したことによって、仕様を異に
するドライブ装置へ誤って挿入した場合でも、このドラ
イブ装置の挿入ガイド凸部と前記識別凸部とが衝合して
データカートリッジの装填が確実に阻止されて磁気テー
プの破損或いは情報信号の記録漏れといった不都合の発
生が防止される。また、挿入ガイド凸部と前記識別凸部
との衝合による上ハーフ部材の浮き上がり現象の発生も
防止され、カートリッジ本体内部への埃等の進入或いは
ドライブ装置内での引っ掛かりといった不都合の発生の
防止される。
【図1】本発明に係るデータカートリッジの仕様を異に
するドライブ装置への誤挿入防止動作を説明する要部斜
視図である。
するドライブ装置への誤挿入防止動作を説明する要部斜
視図である。
【図2】同データカートリッジの分解斜視図である。
【図3】同データカートリッジの斜視図である。
【図4】同データカートリッジの正面図である。
【図5】同テータカートリッジの左側面図である。
【図6】同テータカートリッジの平面図である。
【図7】同データカートリッジに備えられる上ハーフ部
材の底面図である。
材の底面図である。
【図8】同上ハーフ部材の図7A−A線に沿った縦断面
図である。
図である。
【図9】同データカートリッジの上ハーフ部材を取り外
した状態の平面図である。
した状態の平面図である。
【図10】同データカートリッジの上ハーフ部材とベー
スプレートとの結合構造を説明する一部切り欠き要部側
面図である。
スプレートとの結合構造を説明する一部切り欠き要部側
面図である。
【図11】データカートリッジのドライブ装置への装填
動作を説明する斜視図である。
動作を説明する斜視図である。
【図12】本発明に係るデータカートリッジの第2の実
施例の要部を示す分解斜視図である。
施例の要部を示す分解斜視図である。
1・・・データカートリッジ 2・・・カートリッジ本体 3・・・上ハーフ部材 4・・・ベースプレート 6A・・・テープ供給リール 6B・・・テープ巻取りリール 7・・・磁気テープ 10・・・ベルト駆動ローラ 18・・・駆動開口部 22・・・誤記録防止部材 26・・・挿入ガイド凹部 27・・・識別凸部 30・・・ドライブ装置 31・・・駆動ローラ 32・・・記録再生ヘッド 34・・・カートリッジ挿入開口 35・・・挿入ガイド凸部 43・・・第1の結合用スタッド(ねじ止め用スタッ
ド) 44・・・第2の結合用スタッド 45・・・第3の結合用スタッド 45A・・・すり割り溝 45B・・・係合凸部 47・・・第1の結合穴(ねじ挿入穴) 48・・・第2の結合穴 49・・・第3の結合穴
ド) 44・・・第2の結合用スタッド 45・・・第3の結合用スタッド 45A・・・すり割り溝 45B・・・係合凸部 47・・・第1の結合穴(ねじ挿入穴) 48・・・第2の結合穴 49・・・第3の結合穴
Claims (2)
- 【請求項1】 合成樹脂材料によって略浅皿状に形成さ
れた上ハーフ部材と金属板によって形成したベースプレ
ートとを組み合わせて、磁気テープを巻回したテープ供
給リールとテープ巻取りリールとを収納したカートリッ
ジ本体を構成し、このカートリッジ本体の少なくとも一
方側面部にドライブ装置側のカートリツジ挿入用開口に
形成した挿入ガイド凸部が係合する前後方向の挿入ガイ
ド凹部を設けるとともに、この挿入ガイド凹部に臨んで
磁気テープの仕様を識別する識別凸部を設けてなり、 上ハーフ部材には、前記識別凸部の始端部の近傍に位置
してベースプレートに穿設した嵌合穴に嵌合されて上ハ
ーフ部材とベースプレートを結合する嵌合手段が一体に
形成されたことを特徴とするデータカートリッジ。 - 【請求項2】 嵌合凸部は、上ハーフ部材の側面部に凹
設した挿入ガイド凹部に臨んで形成された識別凸部の始
端部に対応した上縁部に一体に突出形成したことを特徴
とする請求項1記載のデータカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26127493A JPH07114783A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | データカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26127493A JPH07114783A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | データカートリッジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07114783A true JPH07114783A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17359548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26127493A Withdrawn JPH07114783A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | データカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07114783A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996017349A1 (fr) * | 1994-11-30 | 1996-06-06 | Sony Corporation | Cartouche de bande |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP26127493A patent/JPH07114783A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996017349A1 (fr) * | 1994-11-30 | 1996-06-06 | Sony Corporation | Cartouche de bande |
US5769347A (en) * | 1994-11-30 | 1998-06-23 | Sony Corporation | Tape cartridge |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001226 |