JPH07114683A - 感知器点検制御装置およびそれを用いた感知器点検システム並びに異常監視システム - Google Patents

感知器点検制御装置およびそれを用いた感知器点検システム並びに異常監視システム

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JPH07114683A
JPH07114683A JP28187193A JP28187193A JPH07114683A JP H07114683 A JPH07114683 A JP H07114683A JP 28187193 A JP28187193 A JP 28187193A JP 28187193 A JP28187193 A JP 28187193A JP H07114683 A JPH07114683 A JP H07114683A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 新たな線路を別途設けることなく、一対の線
路間に並列に接続された複数の感知器を、既設の状態
で、順次に試験点検することが可能である。 【構成】 感知器2−i,2−(i+1)間には、点検制
御装置4−iが設けられており、受信機1が一対の線路
PC,PLの電圧極性を所定の極性に設定している状態
において、点検制御装置4−iは、出力端側のインピー
ダンスが低下したときには出力端側を切り離し、入力端
側の直近の感知器2−iの入力端子に試験信号を与え、
複数の感知器の機能試験を一対の線路の受信機1とは反
対の側の末端から順送りに行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一対の線路間に並列に
接続された複数の感知器を点検する感知器点検制御装置
およびそれを用いた感知器点検システム並びに感知器点
検機能を有する異常監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図13に示すような型式の
異常監視システム,例えば火災報知システムが知られて
いる。この異常監視システムは、受信機51から延びて
いる一対の線路PC,PL間に、複数の感知器2−1乃
至2−nと終端器53が並列に接続された構成となって
いる。
【0003】ここで、受信機51は、例えば、P型受信
機である。また、各感知器2−1乃至2−nは、例えば
イオン式煙感知器であって、線路PCに接続される端子
2Cと、線路PLに接続される端子2Lと、擬似的に機
能試験(例えば感度試験)を行なうための入力端子2Xと
を有しており、火災などの異常を検知しない場合には、
端子2Cと端子2Lとの間は切り離された状態にある
が、異常を検知すると、端子2Cと端子2Lとが導通状
態になるよう構成されている。また、入力端子2Xに所
定の電圧が加わると、端子2Cと端子2Lとが導通状態
になるよう構成されている。また、終端器53は、所定
のインピーダンスZ1を有するものとなっている。
【0004】このようなシステムでは、通常の動作時に
は、線路PCと線路PLとの間に所定の電位差を設けて
おき、受信機51は、この線路PCと線路PLとの間に
流れる電流を監視し、線路PCと線路PLとの間が高イ
ンピーダンスの状態に保持されている場合には、いずれ
の感知器2−1乃至2−nも異常を検知していないと判
別する一方、線路PCと線路PLとの間のインピーダン
スが低下すると、複数の感知器2−1乃至2−nのいず
れかが異常を検知したと判別することができる。
【0005】ところで、このようなシステムでは、各感
知器2−1乃至2−nの機能(例えば感度)を点検するの
に、各感知器2−1乃至2−n毎に、その入力端子2X
に個別に線路を配線して、各感知器2−1乃至2−nの
入力端子2Xに個々に所定の電圧の試験信号を加えるよ
うにしていた。すなわち、各感知器2−1乃至2−nの
それぞれの入力端子2Xに個々に線路PE−1乃至PE
−nを配線し、例えば、線路PE−1に所定電圧の試験
信号を与えて、感知器2−1の機能を点検し、次いで、
線路PE−2に所定電圧の試験信号を与えて、感知器2
−2の機能を点検するというようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、P型受
信機に例えばイオン式煙感知器が接続される上述のよう
な型式の異常監視システムでは、各感知器2−1乃至2
−nの機能を点検するのに、各感知器2−1乃至2−n
毎に個々に配線を設けなければならず、システム構成が
複雑となるなどの問題があった。
【0007】また、従来では、例えば、特開昭49−9
1797号,実公昭57−30716号に開示のよう
に、一対の線路に並列に接続されている複数の感知器の
点検を自動的に行なうものも知られているが、このよう
なシステムにおいても、一対の線路の他に、点検用の線
路を別途に必要としていた。
【0008】具体的には、特開昭49−91797号に
開示のシステムでは、複数の端末装置(火災感知器)が並
列に接続されている一対の線路(共通線,信号線)の他
に、順送り線を別途に設け、パルスが順送り線を介して
各端末装置(火災感知器)に順次に送られることにより、
各端末装置(火災感知器)を順次に点検するようにしてい
る。
【0009】また、実公昭57−30716号に開示の
システムでは、複数のイオン式煙感知器が並列に接続さ
れている一対の線路の他に、隣接するイオン式煙感知器
に試験信号を順次に切り換えて印加するための線路を別
途に設け、別途に設けた線路を介してラッチングリレー
を付勢することで、イオン式煙感知器の点検動作を順次
に行なうようにしている。
【0010】このように、上述したような従来のシステ
ムでは、一対の線路間に並列に接続された複数の感知器
を点検するのに、点検用の信号線路を別に設けなければ
ならないという問題があった。
【0011】本発明は、新たな線路を別途設けることな
く、一対の線路間に並列に接続された複数の感知器を、
既設の状態で、順次に試験点検することの可能な感知器
点検制御装置およびそれを用いた感知器点検システム並
びに異常監視システムを提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明では、新規の感知器点検制御装置
を案出し、この感知器点検制御装置を用いて感知器の点
検を行なうようになっている。
【0013】請求項1乃至請求項3記載の感知器点検制
御装置は、感知器が接続される一対の線路と同一の線路
に接続可能であり、一対の線路の電圧極性に応じて特性
の変化する有極性のものであって、一対の線路の電圧極
性が所定の極性となっている状態で出力端側のインピー
ダンスが低下したときに、出力端側を切り離し、かつ、
感知器を点検するのに必要な試験信号を発生する機能を
有している。
【0014】また、請求項4乃至請求項10記載の感知
器点検システムおよび異常監視システムは、隣接する感
知器間に上記感知器点検制御装置がそれぞれ設けられて
おり、該感知器点検制御装置は、一対の線路の電圧極性
が所定の極性となり、出力端側のインピーダンスが低下
したときには出力端側を切り離し、入力端側の直近の感
知器の入力端子に試験信号を与え、複数の感知器の機能
試験を一対の線路の末端側から順送りに行なうようにな
っている。これにより、新たな線路を別途設けることな
く、一対の線路間に並列に接続された複数の感知器を、
既設の状態で、順次に試験点検することができる。
【0015】特に、請求項5,請求項9記載の発明は、
一対の線路の末端に、一対の線路の電圧極性に応じてイ
ンピーダンスが変化するトリガ手段(終端器)がさらに設
けられ、また、該トリガ手段(終端器)と該トリガ手段
(終端器)に隣接する感知器との間にはさらに上記感知器
点検制御装置が設けられており、一対の線路の電圧極性
が所定の極性となり、トリガ手段(終端器)のインピーダ
ンスが低下するときに、直近の感知器点検制御装置は、
出力端側を切り離し、入力端側の直近の感知器の入力端
子に試験信号を与えて、点検動作を開始するようになっ
ている。これにより、一対の線路の電圧極性を所定の極
性に設定すると、トリガ手段(終端器)によって、自動的
に点検動作を開始させることができる。
【0016】また、請求項6,請求項10記載の発明
は、一対の線路の電圧極性が所定の極性となっている状
態で、感知器が正常に動作してその直近の感知器点検制
御装置が出力端側を切り離すことによって、その切り離
しの直前にパルス信号が一対の線路に発生するようにな
っており、該パルス信号の個数を計数することによって
複数の感知器から機能異常の感知器を特定するようにな
っている。これにより、複数の感知器のうちのどの感知
器が機能異常を生じているかを即座に知ることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る異常監視システムの一実施例
の構成図である。図1を参照すると、この異常監視シス
テムは、受信機1から延びている一対の線路PC,PL
間に、複数の感知器2−1乃至2−nが並列に接続さ
れ、また、一対の線路PC,PLの終端に、終端器3が
接続されている。
【0018】ここで、図1の異常監視システムは、図1
3に示した異常監視システムの型式と同様の型式のもの
であるとし、従って、受信機1には、例えばP型受信機
が用いられている。また、各感知器2−1乃至2−nに
は、図13において用いられているのと同様の感知器が
用いられている。すなわち、各感知器2−1乃至2−n
は、線路PCに接続される端子2Cと、線路PLに接続
される端子2Lと、擬似的に機能試験(例えば動作や感
度の機能試験)を行なうための入力端子2Xとを有して
おり、火災などの異常を検知しない場合には、端子2C
と端子2Lとの間は切り離された状態にあるが、異常を
検知すると、端子2Cと端子2Lとが導通状態になるよ
う構成されている。また、入力端子2Xに所定の電圧が
加わると、端子2Cと端子2Lとが導通状態になるよう
構成されている。
【0019】図2は本発明において試験対象(点検対象)
となる感知器の一構成例を示す図である。図2の例で
は、感知器は、オンオフ式感知器であって、煙,熱など
の異常現象を検出するための検出部6と、検出部6が異
常を検出しておらず検出部6からの検出信号のレベルが
所定基準値よりも小さいときにオフであり(端子2Cと
端子2Lとの間を高インピーダンス状態にし)、検出部
6が異常を検出し検出信号のレベルが所定基準値よりも
大きいときにオンとなる(端子2Cと端子2Lとの間を
低インピーダンス状態にさせる)スイッチ回路7とを備
えている。さらに、図2の感知器では、検出部6に端子
2Xから試験信号が加わるように構成され、端子2Xに
所定電圧ΔVの試験信号が加わると、検出部6は異常を
検出した場合と同様のレベルの検出信号を出力するよう
になっている。
【0020】図3は図2に示すような構成の感知器の具
体例を示す図である。図3を参照すると、この感知器
は、イオン式煙感知器であって、放射線源によりイオン
化された内部イオン室CH1と、煙の侵入が可能な外部
イオン室CH2と、内部イオン室CH1と外部イオン室C
2との結合点の電圧をインピーダンス変換する電界効
果トランジスタFと、この電界効果トランジスタFの出
力を取出す抵抗R41と、トランジスタFの出力により端
子2L,2C間を短絡するサイリスタSとにより構成さ
れている。ここで、外部イオン室CH2と抵抗R42との
結合点から引き出された端子2Xがこのイオン式煙感知
器の動作や感度を試験するのに用いられる入力端子であ
って、試験時には、端子2C,2X間に電圧が加えられ
(すなわち、入力端子2Xに所定電圧ΔVの試験信号が
加えられ)、等価的に外部イオン室CH2に煙が侵入した
と同様の状態にし、イオン電流の減少に基づくトランジ
スタFのゲート電極の電圧が上昇するのと同等に作用さ
せて、動作や感度の試験を行なうことができる。
【0021】ところで、本実施例では、上述のような各
感知器2−1乃至2−nの点検を行なうのに、一対の線
路の他に別の線路をさらに必要とするという図13に示
したような異常監視システムにおける問題点を解決し、
さらには、各感知器2−1乃至2−nの点検を自動的に
行なうことを意図している。このため、図1の異常監視
システムでは、隣接する感知器間、および感知器2−n
と終端器3との間に、感知器2−1乃至2−nを順次に
自動点検するための点検制御部4−1乃至4−nがさら
に設けられている。
【0022】図4は点検制御部4−i(1≦i≦n)の構
成図である。図4を参照すると、この点検制御部4−i
は、線路PCに接続される側に、入力端子4Cinおよび
出力端子4Coutを有し、線路PLに接続される側に、
入力端子4Linおよび出力端子4Loutを有し、また、
感知器の入力端子2Xに接続されるべき端子4Xを有し
ており、線路PLが線路PCに対し正極であるときに端
子4Cinと4Coutとの間を導通させる導通部11と、
線路PCが線路PLに対して正極である場合において、
出力端(4Cout,4Lout)間が低インピーダンス状態
(例えば短絡状態)になるときに出力端側を切り離すアイ
ソレータ部12と、アイソレータ部12によって起動さ
れ、所定電圧ΔVの試験信号を端子4Xから出力する試
験信号発生部13とを備えている。
【0023】換言すれば、この点検制御部4−iは、線
路PCと線路PLとの間に加わる電圧の極性に応じて、
また、出力端(4Cout,4Lout)の状態に応じて、図5
(a)乃至(c)に示すように特性が変化する有極性のもの
となっている。
【0024】すなわち、線路PLが線路PCに対して正
極である場合には、この点検制御部4−iは、図5(a)
のように、入力端(4Cin,4Lin)と出力端(4Cout
4Lout)の間で単に信号の授受を行なわせるだけの状態
となり、これが設けられていない場合のように機能する
ようになっている。
【0025】また、線路PCが線路PLに対し正極であ
って、出力端(4Cout,4Lout)間が低インピーダンス
状態(例えば短絡状態)となるときには(出力端の負荷が
異常に大きくなるときには)、図5(b)のように出力端
側を自動的に切り離すアイソレータとして機能し、また
この際、端子4Xに所定電圧ΔVの試験信号を出力する
よう機能するようになっている。
【0026】また、線路PCが線路PLに対し正極であ
る場合にも、出力端(4Cout,4Lout)間が高インピー
ダンス状態にあるときには、図5(c)のように、端子4
Xには、十分な電圧の信号が出力されないよう機能する
ようになっている。
【0027】また、図6は終端器3の構成図である。図
6を参照すると、終端器3は、線路PCに接続される側
の端子3Cinと、線路PLに接続される側の端子3Lin
とを有しており、線路PLが線路PCに対し正極である
ときに端子3Cin,3Lin間に所定のインピーダンスZ
1をもたせ、線路PCが線路PLに対し正極であるとき
に端子3Cin,3Lin間を低インピーダンス状態(短絡
状態)にするインピーダンス切換部15を備えている。
【0028】換言すれば、この終端器3は、一対の線路
PC,PLに点検制御部4−iが設けられていることに
対応させて線路PCと線路PLとの間に加わる電圧の極
性に応じて、図7(a)乃至(b)に示すようにインピーダ
ンスが変化する有極性のものとなっている。すなわち、
線路PLが線路PCに対して正極である場合には、終端
器3は、図7(a)のように、端子3Cin,と端子3Lin
との間に所定のインピーダンスZ1(例えば図13の終端
器53と同じインピーダンス)をもつように機能する一
方、線路PCが線路PLに対して正極である場合には、
終端器3は、図7(b)のように、端子3Cinと端子3
inとの間が低インピーダンス状態(例えば短絡状態)
となるように機能するようになっている。
【0029】次に、このような構成の異常監視システム
の動作について説明する。なお、各感知器2−1乃至2
−nに図2,図3に示したような従来のオンオフ型感知
器が用いられる場合、オンオフ型感知器は、一般に極性
があり、端子2Lが端子2Cよりも常に高い電位に保持
されている場合に作動するようになっているが、図1の
異常監視システムに組み込まれて用いられ、線路PLを
線路PCに対して正極にするときに監視動作がなされ、
線路PCを線路PLに対して正極にするときに点検機能
動作がなされるようにする場合、線路PLが正極のとき
にもまた線路PCが正極のときにも(すなわち、線路P
Cと線路PLとの間に加わる電圧の極性によらずに)、
感知器を正しく動作させる必要があり、この場合には、
一対の線路PC,PL間に接続される各感知器2−1乃
至2−nを無極性のものにする必要がある。以下では、
異常監視システムに組み込まれて用いられる場合、極性
を有する各感知器2−1乃至2−nを見かけ上無極性の
ものとするため、従来周知のように、各感知器2−1乃
至2−nがダイオードブリッジ(図示せず)を介して、一
対の線路PL,PCに接続されているとする。
【0030】通常の監視動作の場合には、受信機1は、
線路PLを線路PCに対して正極に保持する。この場
合、終端器3は、図7(a)に示した状態になる。すなわ
ち、図13のシステムにおける終端器53と同じインピ
ーダンスのものとなる。また、各点検制御部4−1乃至
4−nは、図5(a)に示した状態となる。従って、通常
の監視動作時には、図1のシステムは、図13に示した
システムと全く同様に、受信機1は、線路PCと線路P
Lとの間に流れる電流を監視し、線路PCと線路PLと
の間が高インピーダンスの状態に保持されている場合に
は、いずれの感知器2−1乃至2−nも異常を検知して
いないと判別する一方、線路PCと線路PLとの間のイ
ンピーダンスが低下すると、感知器2−1乃至2−nの
いずれかが異常を検知したと判別することができる。
【0031】これに対し、点検機能動作時には、受信機
1は、線路PCを線路PLに対して正極に保持する。こ
の場合、全ての点検制御部4−1乃至4−nは、当初、
図5(c)に示した状態にあるが、線路PCが線路PLに
対して正極になって、終端器3が図7(b)に示す状態と
なり、この終端器3の直前の点検制御部4−nの出力端
子(4Cout,4Lout)間が低インピーダンス状態となる
と、点検制御部4−nは図5(c)に示した状態から図5
(b)に示した状態となり、出力端すなわち終端器3を自
動的に切り離し、また、端子4Xから所定電圧ΔVの試
験信号を出力して感知器2−nの入力端子2Xに与え、
感知器2−nを点検作動させる。
【0032】すなわち、この場合、図1のシステムは、
図8に示すものと等価となり、感知器2−nの機能が正
常なものである場合、この入力端子2Xに所定電圧ΔV
の試験信号が加わることによって、感知器2−nは正常
動作し、その端子2Cと2Lとの間が導通状態となり、
線路PCと線路PLとの間のインピーダンスが低下す
る。これに対し、感知器2−nの機能が正常なものでな
いとき(異常なものであるとき)、感知器2−nは動作せ
ず、線路PCと線路PLとのインピーダンスは高いまま
である。
【0033】感知器2−nの機能が正常なものであっ
て、その端子2Cと2Lとの間が導通状態となると、こ
の感知器2−nの直前の点検制御部4−(n−1)の出力
端(Cout,Lout)間が低インピーダンス状態となる。こ
の結果、次に、点検制御部4−(n−1)が図5(c)に示
した状態から図5(b)に示した状態となり、出力端側,
すなわち感知器2−n〜終端器3を自動的に切り離し、
また、端子4Xから所定電圧ΔVの試験信号を出力して
感知器2−(n−1)の入力端子2Xに与え、感知器2−
(n−1)を同様にして点検作動させる。すなわち、この
場合、図1のシステムは、図9に示すものと等価とな
る。
【0034】このように、各点検制御部4−iは、出力
端の感知器2−(i+1)が正常に動作し出力端子(4C
out,4Lout)間が低インピーダンス状態となると、入
力端の感知器2−iに所定電圧ΔVの試験信号を与え
て、感知器2−iの点検作動を行なわせるというよう
に、一対の線路PC,PL間に並列に接続されている複
数の感知器2−1乃至2−nを、受信機1から最も遠い
感知器2−nから始めて、受信機1に最も近い感知器2
−1まで、順次に点検作動させることができる。
【0035】いま、全ての感知器2−1乃至2−nの機
能が正常なものであるときには、各感知器2−1乃至2
−nは、一定時間T以内に、感知器2−nから感知器2
−1までの全ての感知器が順次に作動する。これに対
し、感知器2−1乃至2−nのうちの1つでも機能異常
がある場合には、例えば、感知器2−(i+1)の機能が
異常なものであってこれが作動しない場合には、点検制
御部4−iの出力端は低インピーダンス状態とならない
ので、この点検制御部4−iの入力端の感知器2−iは
点検作動されず、この時点で点検動作が停止してしま
い、受信機1に最も近い感知器2−1も作動されない。
従って、線路PCを線路PLに対して正極にした時点
(点検開始時点)から一定の時間T以内に受信機1に最も
近い感知器2−1が作動するか否かの判別機能を受信機
1にもたせれば、一定時間T以内に感知器2−1が作動
しないとき、受信機1は、感知器2−1乃至2−nのい
ずれかの機能が正常ではない(機能が異常である)と認識
し、その旨の試験結果を出力することができる。なお、
点検開始時点からの上記一定の時間Tは、一対の線路P
C,線路PLに接続されている感知器の個数、感知器が
機能正常時において試験信号の加わった後に作動するま
での時間(感知器試験時間)に依存し、通常は、感知器の
最大接続個数と各感知器における最高感知器試験時間と
に基づいて設定される。
【0036】また、この場合、感知器2−(i+1)が動
作して感知器の端子(2C,2L)間が低インピーダンス
状態(導通状態)になると、一対の線路PC,PLに動作
電流が流れるが、このとき直ぐに点検制御部4−iがア
イソレータとして機能するので、この動作電流は、所定
のパルス信号となって一対の線路PC,PLから受信機
1に伝搬する。従って、一対の線路PC,PLから伝搬
する所定のパルス信号の個数を計数する機能を受信機1
にもたせれば、受信機1は、一対の線路PC,PLから
送られる所定のパルス信号の個数を計数することで、複
数の感知器2−1乃至2−nから機能異常の感知器を特
定することができる。
【0037】すなわち、受信機1は、点検開始時点から
一対の線路PC,PLを介して送られてくる所定のパル
ス信号の個数を計数し、点検開始時点から一定の時間T
以内に、受信機1に最も近い感知器2−1が作動してい
ないと判別した時に、受信機1から最も遠い感知器2−
nから数えて、計数した所定のパルス信号の個数のとこ
ろにある感知器が機能異常であると特定できる。例え
ば、所定のパルス信号の個数の計数結果がm(≦n)であ
るとき、受信機1は、感知器2−(n−m+1)が機能異
常であると特定できる。但し、この際、このパルス信号
を受信することによって機能正常の判別がなされないよ
うに、受信機1が構成されている必要がある。
【0038】次に、点検制御部4−i(1≦i≦n),終
端器3,受信機1の具体的な構成例について説明する。
図10は点検制御部4−iの具体的な構成例を示す図で
ある。図10の例では、点検制御部4−iは、抵抗
11,R12,R13,R14,R15,R16,R17,R18,R
19と、ダイオードD11,D12,D13,D14と、トランジ
スタQ11,Q12,Q13,Q14とにより構成されている。
【0039】この構成例では、線路PLを線路PCに対
して正極に保持する場合(通常の監視動作を行なわせる
場合)、電流は、線路PLから終端器3を介し線路PC
に流れ、線路PCにおいては、終端器3側から受信機1
側に向けて流れる。従って、点検制御部4−iの端子4
outと4Cinとの間では、電流は4Coutから4Cin
向けて流れる。ところで、図10の点検制御部4−iで
は、4Coutから4Cinへ向けての電流経路にダイオー
ドD14が設けられているので、電流は、全て、端子4C
outからダイオードD14を介し端子4Cinに流れ、点検
制御部4−iは図5(a)の状態となり、点検制御部4−
iが設けられていない場合と同様のものになる。
【0040】一方、線路PCが線路PLに対して正極で
ある場合には、電流は上記とは逆に流れるので、ダイオ
ードD14には電流が流れない。この場合、出力端子(4
out,4Lout)間が高インピーダンス状態のときに
は、図10の点検制御部4−iは、図5(c)のような状
態となる。すなわち、一対の線路PC,PL間の電圧が
通常例えば24Vであり、従って、出力端子(4Cout
4Lout)間の電圧が24Vであるとすると、この電圧
は、抵抗R16,R18,R19で分割され、R19にかかる電
圧がトランジスタQ14のベースに印加される。R19にか
かる電圧がトランジスタQ14のベースに印加されること
によってトランジスタQ14が確実にオン状態になるよ
う、抵抗R16,R18,R19の分割比が適切に設定されて
いるとすると、出力端子(4Cout,4Lout)間が低イン
ピーダンス状態でなく、この間の電圧が24Vであると
きには、R19にかかる電圧によってトランジスタQ14
オン状態となる。Q14がオンになると、抵抗R15を介し
てトランジスタQ12のベース電流が流れるので、トラン
ジスタQ12もオン状態となる。なお、このとき、抵抗1
6が短絡状態となるが、この場合であっても、トランジ
スタQ12のベース電流は、トランジスタQ14に向けてさ
らに流れるので、これらのトランジスタQ12,Q14のオ
ン状態は変化しない。この状態では、トランジスタQ11
のベース電圧は、トランジスタQ14がオン状態であるこ
とから低い電位にあるので、トランジスタQ11のエミッ
タフォロワ出力端子,すなわち端子4Xからは試験信号
としての十分な電圧は出力されない。
【0041】これに対し、線路PCが線路PLに対して
正極である場合において、出力端子(4Cout,4Lout)
間が低インピーダンス状態になると、点検制御部4−i
は、図5(b)のような状態となる。すなわち、出力端子
(4Cout,4Lout)間が低インピーダンス状態(例えば
短絡状態)になって、この間の電圧が例えば24Vから
0Vにあるいは0V近くに低下すると、抵抗R18にかか
る電圧,すなわちトランジスタQ14のベース電圧も低下
するので、トランジスタQ14はオン状態からオフ状態と
なり、トランジスタQ14がオフ状態となることで、トラ
ンジスタQ14もオフ状態となる。なお、この場合、電流
は入力端子4Cinから抵抗R16を介して出力端子4C
outに流れるので、この点検制御部4−iの入力端(4C
in,4Lin)側から見た線路PC,PLのインピーダン
スは、抵抗R16の抵抗値以上の非常に大きなものとな
る。従って、入力端子(4Cin,4Lin)間には、出力端
側の過負荷状態である一瞬短絡状態から開放されて正常
の電圧(例えば24V)が印加されることになる。すなわ
ち、この点検制御部4−iは出力端側を切り離すアイソ
レータとして機能する状態になる。この結果、トランジ
スタQ14がオフ状態となる場合、トランジスタQ11のベ
ースには、入力端の電圧(例えば24V)を抵抗R12,R
13で分割した電圧ΔVがベース電圧として加わり、この
電圧ΔVが端子4Xから試験信号として出力される。
【0042】また、図11は終端器3の具体的な構成例
を示す図である。図11の例では、終端器3は、容量C
elと抵抗Relとが直列に接続されたインピーダンスZ1
の他に、点検制御部4−iの上記のような機能に対応さ
せて、線路PCが線路PLに対して正極となるときに端
子3Cinと端子3Coutとを低インピーダンス状態(短絡
状態)にする有極性のダイオードDelが、インピーダン
ス切換部15として、インピーダンスZ1と並列に設け
られている。
【0043】この構成例では、線路PLが線路PCに対
して正極である場合には、ダイオードDelには電流が流
れず、終端器3の端子3Cin,3Cout間のインピーダ
ンスは、容量Celと抵抗Relとの直列接続によるインピ
ーダンスZ1となるが、線路PCが線路PLに対して正
極になると、ダイオードDelに電流が流れ、終端器3の
端子3Cin,3Cout間が低インピーダンス状態(短絡状
態)になる。これにより、直前の点検制御部4−nの出
力端子(4Cout,4Lout)間が低インピーダンス状態
(短絡状態)になり、自動点検動作を開始させることがで
きる。
【0044】また、図12は受信機1の具体的な構成例
を示す図であり、図12の例では、受信機1は、図10
の点検制御部4−i,図11の終端器3と組み合わせて
用いられる構成となっている。すなわち、受信機1は、
線路PC,PLがそれぞれ接続される端子1C,1L
と、例えば24Vの電圧を出力する電源部31と、断線
パルスを発生する断線パルス発生器32と、抵抗R21
22,R23,R24,R25,R26,R27,R28,R29,R
30と、コンデンサC21,C22と、ダイオードD21と、ツ
ェナーダイオードZ21と、トランジスタQ21,Q22,Q
23,Q24と、監視動作と点検試験動作との切り換えを行
なうためのスイッチ33と、モノマルチバイブレータ3
4と、回線断線出力用のゲートG1と、点検試験結果出
力用のゲートG2と、監視結果出力用のゲートG3と、
所定のパルス信号の個数を計数するカウンタ35と、点
検試験結果が異常であるとき、カウンタ35の計数値に
基づき、機能異常の感知器(感知器の番号)を特定する感
知器特定部36とを有している。
【0045】この構成例では、スイッチ33を監視動作
側にセットすると、線路PLが線路PCに対して正極と
なって、各感知器2−1乃至2−nに正常な電圧(24
V)を供給することができる。線路PLが線路PCに対
して正極となる場合には、システムは、前述のように、
各点検制御部4−1乃至4−nが設けられていない場合
と同様になり、各感知器2−1乃至2−nのいずれかが
火災などの異常を検知して作動すると、線路PLと線路
PCとの間が低インピーダンス状態となり、線路PLの
電位が低下し、ダイオードD21を介してトランジスタQ
24のベース電流が流れ、トランジスタQ24が動作する。
なお、ツェナーダイオードZ21は、感知器の異常検知作
動を検出するための電圧を設定するためのものであり、
感知器が異常を検知して作動し、線路PLと線路PCと
の間が低インピーダンス状態となるときに(線路PLの
電位が所定量低下するときに)、これに応じてトランジ
スタQ24が動作するのに必要な電圧をトランジスタQ24
のエミッタに与えるために設けられている。
【0046】トランジスタQ24が動作すると、トランジ
スタQ24から抵抗R28に電流が流れ、抵抗R28によって
トランジスタQ24のコレクタ端CTに所定の大きさの電
圧V0が生じる。監視動作時には(各点検制御部4−1乃
至4−nが設けられていない場合と同様の状態では)、
各感知器2−1乃至2−nのいずれかが異常を検知して
動作することにより一対の線路PL,PC間に生じる低
インピーダンス状態は、所定の時間以上継続するので、
コレクタ端CTに発生する電圧V0も、パルス状のもの
ではなく、所定長さ以上の継続したものとなり、この電
圧V0は、点検試験結果出力用のゲートG2と監視結果
出力用のゲートG3とに加わる。また、監視動作時に
は、スイッチ33が監視動作側にセットされているの
で、モノマルチバイブレータ34が非動作状態にあり、
そのQ端子は論理値“0”,*Q端子は論理値“1”で
あるので、点検試験結果出力用のゲートG2は常に開い
ており(ゲートG2の出力は抑止されており)、監視結果
出力用のゲートG3のみが閉じている。従って、コレク
タ端CTに所定長さ以上継続する電圧V0が発生する
と、ゲートG3の出力のみが“1”となる。このよう
に、各感知器2−1乃至2−nのいずれかが火災などの
異常を検知すると、ゲートG3の出力が“1”となり、
ゲートG3から論理値“1”の異常発生信号(例えば火
災発生信号)Y3を出力することができる。
【0047】また、図12の受信機1は、監視動作時
に、すなわち、線路PLが線路PCに対して正極となっ
ているときに、断線パルス発生器32から線路PC,P
Lの断線を検出するためのパルスを発生することができ
る。断線検出用のパルスが発生すると、このパルスによ
って線路PLの電位が一時的に低下した状態となる。す
なわち、線路PLへの電圧供給が一時的に中断した状態
となる。しかしながら、線路PC,PLが断線していな
ければ、線路PLの電位が低下すると、図11の終端器
3のコンデンサCelにいままで充電されていた電圧(2
4V)が放電により出力され、線路PLの電位はすぐに
通常の電位に戻り、トランジスタQ24は動作しない。な
お、図10の点検制御部4−iのトランジスタQ13は、
このときの終端器3のコンデンサCelの放電路を確立す
るために設けられている。
【0048】これに対し、線路PC,PLが断線してい
ると、線路PLの電位が低下した場合にも、図11の終
端器3のコンデンサCelに充電されていた電圧(24V)
は放電出力されず、従って、線路PLの電位は、断線パ
ルス発生器32からのパルス発生期間中、低電位とな
る。これにより、この期間中、トランジスタQ24が動作
し、トランジスタQ24のコレクタ端CTに所定の大きさ
の電圧V0が生じる。この電圧V0は、回線断線出力用の
ゲートG1に加わり、断線パルス発生器32からのパル
スと同期してゲートG1の出力“1”となって、ゲート
G1からは論理値“1”の線路断線信号Y1を出力する
ことができる。なお、火災などの異常発生中でも、トラ
ンジスタQ24のコレクタ端CTに電圧V0が生じること
によって回線断線出力用のゲートG1からも出力がなさ
れるので、これを防止するため、図示しないが、火災発
生中には、断線パルス発生器32の動作を停止させる手
段が別途設けられている。
【0049】また、スイッチ33を点検試験動作側にセ
ットすると、線路PCが線路PLに対して正極となり、
図11の終端器3がダイオードDelにより低インピーダ
ンス状態(短絡状態)となる。これにより、この終端器3
の直前の点検制御部4−nがアイソレータとして動作
し、感知器2−nに所定電圧ΔVの試験信号が入力す
る。
【0050】感知器2−nの機能が正常なものである場
合には、所定電圧ΔVの試験信号が入力端子2Xに加わ
ることによって、感知器2−nは正常動作し、この感知
器2−nの直前の点検制御部4−(n−1)の出力端子
(Cout,Lout)間が低インピーダンス状態となる。これ
により、点検制御部4−(n−1)がアイソレータとして
動作し、次の感知器2−nに所定電圧ΔVの試験信号が
入力する。全ての感知器2−1乃至2−nの機能が正常
なものである場合には、上記のような動作が受信機1に
最も近い感知器2−1まで繰り返し順次になされ、この
感知器2−1に点検制御部4−1から所定電圧ΔVの試
験信号が入力し、感知器2−1が正常動作すると、受信
機1の端子(1C,1L)間が低インピーダンス状態とな
る。
【0051】このようにして、各感知器2−n〜2−1
が順次に正常動作する場合、各感知器が動作する度に一
対の線路PL,PC間に流れる動作電流によって、受信
機1では、ダイオードD21を介してトランジスタQ24
ベース電流が流れ、トランジスタQ24が動作し、トラン
ジスタQ24のコレクタ端CTに所定の大きさの電圧V0
が生じる。但し、感知器2−n〜2−2が動作するとき
には、点検制御部4−(n−1)〜4−1が直ぐにアイソ
レータとして機能するので、感知器2−n〜2−2の動
作によって一対の線路PC,PLに流れる動作電流はパ
ルス状となり、従って、コレクタ端CTに生じる電圧V
0も、パルス状のものとなって、抵抗R29,コンデンサ
22の時定数回路により、ゲートG2,G3には加わら
ない。これに対し、受信機1に最も近い感知器2−1が
動作するときには、アイソレータとして機能する点検制
御部がなく、この場合、動作電流は所定の時間長さ以上
継続して流れるので、コレクタ端CTに生じる電圧V0
も所定長さ以上の継続したものとなり、ゲートG2,G
3にそれぞれ加わる。
【0052】ところで、線路PCが線路PLに対して正
極に保持されている点検試験動作時には、断線パルス発
生器32からはパルスが発生せず、従って、ゲートG1
の出力は常に“0”である。また、モノマルチバイブレ
ータ34は、点検開始時点から一定期間T、オン状態と
なり、モノマルチバイブレータ34がオン状態となって
いる期間T中は、そのQ端子が論理値“1”,*Q端子
が論理値“0”となるので、監視結果出力用のゲートG
3は常に開いており(ゲートG3の出力は抑止されてお
り)、点検試験結果出力用のゲートG2のみが閉じてい
る。
【0053】従って、点検開始時点から所定期間T以内
に(モノマルチバイブレ−タ34がオン状態となってい
る期間中に)、受信機1に最も近い感知器2−1が動作
して、トランジスタQ24のコレクタ端CTに所定長さ以
上継続する電圧V0が発生すると、ゲートG2の出力の
みが“1”となる。このように、全ての感知器2−1乃
至2−nの機能が正常のときには、点検開始から所定期
間T以内に、ゲートG2の出力が“1”となり、これを
試験正常とみなし、ゲートG2から論理値“1”の試験
正常信号Y2を出力することができる。
【0054】これに対し、感知器2−1乃至2−nのい
ずれかの機能が異常であるときには、上記のような動作
は、機能異常のある感知器のところで停止し、受信機1
に最も近い感知器2−1まで進まない。感知器2−1が
動作しないことにより、受信機1においてトランジスタ
24のコレクタ端CTに所定長さ以上継続する電圧V0
は発生しない。従って、点検開始時点から所定時間T以
内に(すなわち、モノマルチバイブレータ34がオン状
態となっている期間中)、点検試験結果出力用のゲート
G2の出力は“1”とはならない。このように、試験開
始時点から所定時間Tが経過してもゲートG2から論理
値“1”の試験正常信号Y2が出力されないときに、試
験異常とみなし、感知器2−1乃至2−nのいずれかが
異常であることを検出することができる。
【0055】また、上述したように、点検制御部4−i
がアイソレータとして動作する直前に、一対の線路P
C,PL間にはパルス状の動作電流が発生し、受信機1
のトランジスタQ24のコレクタ端CTには、各点検制御
部4−iがアイソレータとして作動する都度、所定の大
きさのパルス電圧が生じる。カウンタ35は、コレクタ
端CTに発生するパルス電圧の個数を計数し、その計数
を保持する。
【0056】いま、例えば、受信機2−1から最も遠い
感知器2−nから数えて、m番目の感知器2−(n−m
+1)の機能が異常であるときには、点検制御部4−n
乃至4−(n−m+1)がそれぞれアイソレータとして機
能する直前にパルス電圧が発生するが、点検制御部4−
(n−m+1)動作した以後は、パルス電圧は発生しな
い。従って、この場合、カウンタ35の計数値はmとな
り、カウンタ35はこの計数値mを保持する。また、感
知器2−(n−m+1)の機能が異常であるときには、試
験開始時点から所定時間T以内に、ゲートG2からは論
理値“1”の試験正常信号Y2は出力せず、従って、試
験異常として検出される。試験異常として検出がなされ
ると、感知器特定部36は、カウンタ35に保持されて
いる計数値mを取り込み、この計数値mに基づいて、機
能異常を生じている感知器が2−(n−m+1)であると
して、これを特定出力することができる。
【0057】以上のように、本実施例によれば、基本的
には、一対の線路PC,PL間に、複数の感知器が並列
に接続されている構成において、隣接する感知器内に各
感知器を順次に自動点検するための点検制御部をさらに
設けることによって、従来のように新たな線路を別途設
けることなく、一対の線路間に並列に接続された複数の
感知器を、既設の状態で、順次に試験点検することがで
きる。
【0058】なお、R型受信機にアナログセンサが接続
される型式の異常監視システムでは、一対の線路に接続
されている複数のアナログセンサを受信機からポーリン
グによって呼び出し点検することができるが、P型受信
機に例えばイオン式煙感知器が接続される型式のシステ
ムでは、受信機からポーリングによって呼び出し点検を
行なうことができず、従って、本発明は、特に、P型受
信機を用いたシステムに有用である。
【0059】また、上述の例では、感知器2−1乃至2
−nが、機能試験用の入力端子を有しているイオン式煙
感知器であるとして説明したが、本発明は、感知器2−
1乃至2−nがイオン式煙感知器以外の感知器である場
合にも同様に適用できる。具体的には、光電式煙感知
器,熱感知器などにおいても、図3のイオン式煙感知器
の機能試験用の入力端子に対応した機能試験用の入力端
子を設け、入力端子に所定電圧の試験信号が入力したと
きに、一対の線路接続端子間のインピーダンスが低下す
る構造のものにすれば、イオン式煙感知器の場合と同様
に本発明を適用することができ、これらの感知器をも全
く同様にして点検することができる。なお、図2の構成
例において、感知器がイオン式煙感知器,光電式煙感知
器である場合には、検出部6は、イオン式煙検出部,光
電式煙検出部であり、感知器が熱感知器である場合に
は、検出部6は、例えば感熱素子により熱検出部であ
る。また、図2に示した構成は、あくまで感知器の一構
成例であり、試験対象となる感知器としては、試験信号
入力用の入力端子を有し、かつ入力端子に所定電圧の試
験信号が入力したときに一対の線路接続端子間のインピ
ーダンスが低下する構造のものであれば良く、図2に示
したものに限定されない。
【0060】また、上述の実施例では、監視動作機能と
点検動作機能との両方を有する異常監視システムに感知
器が組み込まれている場合について説明したが、例えば
感知器の製造時などにおいて、複数の感知器を一対の線
路間に接続して、新たな線路を設けずに、複数の感知器
を順次に自動的に試験する場合にも、本発明を適用でき
る。すなわち、本発明を感知器の点検動作機能のみを有
する感知器点検システムとしても実現することができ
る。なお、この場合、試験対象となる感知器(一般に極
性を有する感知器)は、ダイオードブリッジを介さずと
も、一対の線路PL,PCに直接接続することができ
る。すなわち、端子2L,2Cを一対の線路PL,PC
に正しく接続しさえすれば良い。また、上述した実施例
では、異常監視システムを構築する際、一対の線路P
L,PCにダイオードブリッジを介して感知器を接続す
るとしたが、感知器を見かけ上無極性のものにさせる手
段であれば、ダイオードブリッジに限らず、任意の手段
を用いることができ、さらには、感知器自体を無極性の
ものにしても良い。
【0061】また、上述の実施例では、一対の線路の末
端に終端器が設けられた構造となっているが、各感知器
2−1乃至2−nを順送りに試験するのには、点検制御
部4−nをアイソレータとして機能させるものであれば
良く、終端器に限らず任意のトリガ手段を用いることも
できる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項10記載の発明によれば、隣接する感知器間に感知
器点検制御装置をそれぞれ設ける場合、該感知器点検制
御装置は、一対の線路の電圧極性が所定の極性となり、
出力端側のインピーダンスが低下したときには出力端側
を切り離し、入力端側の直近の感知器の入力端子に試験
信号を与え、複数の感知器の機能試験を一対の線路の末
端側から順送りに行なうようになっているので、新たな
線路を別途設けることなく、一対の線路間に並列に接続
された複数の感知器を、既設の状態で、順次に試験点検
することができる。
【0063】特に、請求項5,請求項9記載の発明によ
れば、一対の線路の末端には、一対の線路の電圧極性に
応じてインピーダンスが変化するトリガ手段(終端器)が
さらに設けられ、また、該トリガ手段(終端器)と該トリ
ガ手段(終端器)に隣接する感知器との間にはさらに上記
感知器点検制御装置が設けられており、一対の線路の電
圧極性が所定の極性となり、トリガ手段(終端器)のイン
ピーダンスが低下するときに、直近の感知器点検制御装
置は、出力端側を切り離し、入力端側の直近の感知器の
入力端子に試験信号を与えて、点検動作を開始させるよ
うになっているので、一対の線路の電圧極性を所定の極
性に設定すると、トリガ手段(終端器)によって、自動的
に点検動作を開始させることができる。
【0064】また、請求項6,請求項10記載の発明に
よれば、一対の線路の電圧極性が所定の極性となってい
る状態で、感知器が正常に動作してその直近の感知器点
検制御装置が出力端側を切り離すことによって、その切
り離しの直前にパルス信号が一対の線路に発生するよう
になっており、該パルス信号の個数を計数することによ
って複数の感知器から機能異常の感知器を特定するよう
になっているので、複数の感知器のうちのどの感知器が
機能異常を生じているかを即座に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る異常監視システムの一実施例の構
成図である。
【図2】本発明において試験対象(点検対象)となる感知
器の構成例を示す図である。
【図3】図2に示す感知器の具体例を示す図である。
【図4】点検制御部の構成図である。
【図5】点検制御部の機能を説明するための図である。
【図6】終端器の構成図である。
【図7】終端器の機能を説明するための図である。
【図8】点検動作がなされているときの図1の異常監視
システムの等価構成図である。
【図9】点検動作がなされているときの図1の異常監視
システムの等価構成図である。
【図10】点検制御部の具体的な構成例を示す図であ
る。
【図11】終端器の具体的な構成例を示す図である。
【図12】受信機の具体的な構成例を示す図である。
【図13】一般的な異常監視システムの構成図である。
【符号の説明】
1 受信機 2 感知器 3 終端器 4 点検制御部 11 導通部 12 アイソレータ部 13 試験信号発生部 31 電源部 32 断線パルス発生器 33 スイッチ 34 モノマルチバイブレータ 35 カウンタ 36 感知器特定部 PC,PL 一対の線路 G1,G2,G3 ゲート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の線路間に接続される感知器を点検
    するのに用いられる感知器点検制御装置であって、該感
    知器点検制御装置は、前記感知器が接続される一対の線
    路に接続可能であり、一対の線路の電圧極性に応じて特
    性の変化する有極性のものであって、一対の線路の電圧
    極性が所定の極性となっている状態で出力端側のインピ
    ーダンスが低下したときに、出力端側を切り離し、か
    つ、感知器を点検するのに必要な試験信号を発生する機
    能を有していることを特徴とする感知器点検制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感知器点検制御装置にお
    いて、前記感知器点検制御装置は、一対の線路の電圧極
    性が前記所定の極性と反対の極性のものとなっている状
    態では、一対の線路に該感知器点検制御装置があたかも
    設けられていないかのように機能することを特徴とする
    感知器点検制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の感知器点検制御装置にお
    いて、前記感知器点検制御装置によって点検がなされる
    前記感知器は、一対の線路に接続される一対の線路接続
    端子と、擬似的に機能試験を行なうための入力端子とを
    有し、機能が正常である場合、前記感知器点検制御装置
    からの試験信号が入力端子に入力したときに前記一対の
    線路接続端子間のインピーダンスが低下する型式のもの
    であることを特徴とする感知器点検制御装置。
  4. 【請求項4】 一対の線路間に接続されている複数の感
    知器を点検する感知点検システムであって、前記各感知
    器は、一対の線路に接続される一対の線路接続端子と、
    擬似的に機能試験を行なうための入力端子とを有し、機
    能が正常である場合、入力端子に試験信号が入力したと
    きに一対の線路接続端子間のインピーダンスが低下する
    型式のものであり、隣接する感知器間には、請求項1ま
    たは請求項2記載の感知器点検制御装置がそれぞれ設け
    られており、該感知器点検制御装置は、一対の線路の電
    圧極性が所定の極性となり、出力端側のインピーダンス
    が低下したときには出力端側を切り離し、入力端側の直
    近の感知器の入力端子に試験信号を与えるようになって
    おり、隣接する感知器間ごとに前記感知器点検制御装置
    が設けられていることによって、前記複数の感知器の機
    能試験を一対の線路の末端側から順送りに行なうように
    なっていることを特徴とする感知器点検システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の感知器点検システムにお
    いて、前記一対の線路の末端には、一対の線路の電圧極
    性に応じてインピーダンスが変化する有極性のトリガ手
    段がさらに設けられ、また、該トリガ手段と該トリガ手
    段に隣接する感知器との間にはさらに請求項1または請
    求項2記載の感知器点検制御装置が設けられており、一
    対の線路の電圧極性が所定の極性となり、前記トリガ手
    段のインピーダンスが低下するときに、該トリガ手段の
    直近の感知器点検制御装置は、出力端側のトリガ手段を
    切り離し、入力端側の直近の感知器の入力端子に試験信
    号を与えて、点検動作を開始するようになっていること
    を特徴とする感知器点検システム。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の感知器点
    検システムにおいて、一対の線路の電圧極性が所定の極
    性となっている状態で、前記感知器が正常に動作して該
    感知器の直近の感知器点検制御装置が出力端側を切り離
    すことによって、切り離しの直前に一対の線路にパルス
    信号が発生するようになっており、該パルス信号の個数
    が計数されることによって、前記複数の感知器のうち機
    能異常の感知器が特定されるようになっていることを特
    徴とする感知器点検システム。
  7. 【請求項7】 受信機から延びる一対の線路間に複数の
    感知器が接続されている異常監視システムであって、前
    記各感知器は、一対の線路に接続される一対の線路接続
    端子と、擬似的に機能試験を行なうための入力端子とを
    有し、機能が正常である場合、入力端子に試験信号が入
    力したときに一対の線路接続端子間のインピーダンスが
    低下する型式のものであり、隣接する感知器間には、請
    求項2記載の感知器点検制御装置がそれぞれ設けられて
    おり、前記受信機が一対の線路の電圧極性を所定の極性
    に設定している状態において、前記感知器点検制御装置
    は、出力端側のインピーダンスが低下したときには出力
    端側を切り離し、入力端側の直近の感知器の入力端子に
    試験信号を与え、前記複数の感知器の機能試験を一対の
    線路の受信機とは反対の側の末端から順送りに行ない、
    前記受信機は、該受信機に直近の感知器が所定時間内に
    作動し、一対の線路間のインピーダンスが低くなったと
    きに、全ての感知器の機能が正常であると検出し、受信
    機に直近の感知器が所定時間内に作動せず、一対の線路
    間のインピーダンスが低くならないときに、複数の感知
    器のいずれかが機能異常であると検出するようになって
    いることを特徴とする異常監視システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の異常監視システムにおい
    て、前記受信機が一対の線路の電圧極性を前記所定の極
    性とは反対の極性に設定している状態においては、前記
    感知器点検制御装置は、これが一対の線路にあたかも設
    けられていないかのように機能し、前記複数の感知器の
    いずれかが異常を検知すると、一対の線路間のインピー
    ダンスが低下し、これに基づき、前記受信機は異常の発
    生を検出するようになっていることを特徴とする異常監
    視システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の異常監視
    システムにおいて、前記一対の線路の前記受信機と反対
    の側の末端には、一対の線路の電圧極性に応じてインピ
    ーダンスが変化する有極性の終端器がさらに接続され、
    また、該終端器と該終端器に隣接する感知器との間には
    さらに請求項2記載の感知器点検制御装置が設けられて
    おり、前記受信機が一対の線路の電圧極性を所定の極性
    に設定すると、前記終端器のインピーダンスが低下し、
    該終端器の直近の感知器点検制御装置は、出力端側の終
    端器を切り離し、入力端側の直近の感知器の入力端子に
    試験信号を与えて、点検動作を開始させるようになって
    いることを特徴とする異常監視システム。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至請求項9のいずれか一項
    に記載の異常監視システムにおいて、一対の線路の電圧
    極性が所定の極性となっている状態で、前記感知器が正
    常に動作して該感知器の直近の感知器点検制御装置が出
    力端側を切り離すことによって、切り離しの直前に一対
    の線路にパルス信号が発生するようになっており、前記
    受信機は、点検開始時点から所定時間以内に受信機に直
    近の感知器が作動しない場合、該パルス信号の個数を計
    数することで前記複数の感知器から機能異常の感知器を
    特定するようになっていることを特徴とする異常監視シ
    ステム。
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