JPH07114680B2 - 吸煙器 - Google Patents

吸煙器

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JPH07114680B2
JPH07114680B2 JP60001849A JP184985A JPH07114680B2 JP H07114680 B2 JPH07114680 B2 JP H07114680B2 JP 60001849 A JP60001849 A JP 60001849A JP 184985 A JP184985 A JP 184985A JP H07114680 B2 JPH07114680 B2 JP H07114680B2
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ashtray
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smoke
closing
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啓允 福井
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、机上等に置いて使用され、灰皿から立ち昇る
煙を捕集して浄化する吸煙器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の目的を達成するものとして米国特許第40
43776号明細書に示される吸煙器が知られている。この
ものは、前面をほとんど開放した筒形の覆いを灰皿上に
固定し、かつ上記覆いの上端に、排気口を有するととも
に吸引ファンモータおよびフィルタを内蔵した吸煙浄化
ユニットを取付けて形成されている。
そして、この従来の吸煙器は、手動操作によりON−OFF
されるスイッチを介して吸引ファンモータを動作させて
使用され、そのファン吸込み力で、灰皿上に置いたたば
こや灰皿内に捨てたたばこの吸い殻から立ち昇る煙を吸
引し、フィルタに通して浄化するようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の吸煙器は灰皿上に筒形の覆いが固定され
ていて、この覆いの開放部を通して灰皿に対したばこを
出入れするようになっているから、不使用時においても
灰皿の内部は露出されている。そのため、不使用時には
灰皿内に捨てられた吸い殻等が視認され体裁がよくない
とともに、吸い殻からの臭い、および吸い殻が消えてい
ない場合に立ち昇る煙が、上記開口を通して室内に容易
に広がり易い。また、従来ではスイッチのON−OFFをい
ちいち手動でしなければならず面倒であるとともに、ス
イッチを切り忘れた場合には、吸引ファンモータに電力
を供給する乾電池、または蓄電池の寿命が短くなるか、
または充電回数が増えるばかりでなく、吸引ファンモー
タの無駄な駆動により、このモータの寿命が損なわれ
る。
本発明の目的は、不使用時に吸い殻の臭いや煙が室内等
へ拡散することを防止できるとともに、不使用時の体裁
がよく、かつ、取扱い易く、スイッチの切り忘れも防止
でき、しかも、不使用状態にするに伴い灰皿内に捨てら
れたたばこをすみやかに消化できるとともに、使用時に
はたばこを置き易く、かつ、吸煙機能が損なわれること
がないようにした吸煙器を得ることにある。
「〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、第1の発明に係る吸煙器
は、上面に開口を有する灰皿と、上記開口の中央部に対
応した位置に孔を有して上記灰皿の上面の開口を塞いで
設けられる非通気性のシャッタ板と、上下に回動自在ま
たは上下方向に移動自在にして上記灰皿に連結され、上
記灰皿の少なくとも上面を覆い隠すとともに、下面部に
上記灰皿の上面と対向する集煙開口を有した灰皿開閉体
と、上記灰皿または上記灰皿開閉体に設けられ上記灰皿
開閉体の開閉に伴ってON−OFFされるスイッチと、下面
を上記集煙開口に臨ませるとともに上記灰皿開閉体内を
上下に仕切って上記灰皿開閉体に内蔵され煙を浄化する
フィルタ、および上記灰皿開閉体に内蔵され、上記スイ
ッチのON動作により動作されて開かれた上記灰皿開閉体
内に煙を吸込む吸引ファンモータを有してなる吸煙浄化
装置と、上記灰皿開閉体に設けられた浄化済み空気の排
出部と、上記フィルタの上記集煙開口に臨んだ下面の中
央部に上記シャッタ板の上記孔と対応して突設され、上
記灰皿開閉体の開閉に伴って上記孔を開閉するととも
に、上記孔の閉鎖時に上記シャッタ板とともに上記灰皿
の上面開口を密閉する非通気性のシャッタ凸部とを具備
したものである。
また、同様の目的を達成するために、第2の発明に係る
吸煙器は、上面に開口を有する灰皿と、上記開口の中央
部に対応した位置に孔を有して上記灰皿の上面の開口を
塞いで設けられる非通気性のシャッタ板と、上下に回動
自在または上下方向に移動自在にして上記灰皿に連結さ
れ、上記灰皿の少なくとも上面を覆い隠すとともに、下
面部に上記灰皿の上面と対向する集煙開口を有した灰皿
開閉体と、上記灰皿の内部と上記灰皿開閉体の内部とを
連通させてこれら灰皿と灰皿開閉体とにわたって設けら
れた通気路と、上記灰皿または上記灰皿開閉体に設けら
れ上記灰皿開閉体の開閉に伴ってON−OFFされるスイッ
チと、下面を上記集煙開口に臨ませるとともに上記灰皿
開閉体内を上下に仕切って上記灰皿開閉体に内蔵され煙
を浄化するフィルタ、および上記灰皿に内蔵され、上記
スイッチのON動作により動作されて開かれた上記灰皿開
閉体内に煙を吸込む吸引ファンモータを有してなる吸煙
浄化装置と、上記灰皿に設けられた浄化済み空気の排出
部と、上記フィルタの上記集煙開口に臨んだ下面の中央
部に上記シャッタ板の上記孔と対応して突設され、上記
灰皿開口体の開閉に伴って上記孔を開閉するとともに、
上記孔の閉鎖時に上記シャッタ板とともに上記灰皿の上
記開口を密閉する非通気性のシャッタ凸部とを具備した
ものである。
〔作 用〕
前記第1、第2の発明に係る吸煙器は、灰皿開閉体を開
いてその集煙開口を灰皿の上面に離間対向させることに
より、灰皿上にたばこを置いて使用することができる。
そして、灰皿開閉体の開閉に伴って、特別にスイッチ操
作をすることなくスイッチをON−OFFできるから、上記
灰皿の使用時には吸煙浄化装置を自動的に動作させるこ
とができる。したがって、灰皿上に置いたたばこや灰皿
内に捨てられたたばこの吸い殻から立ち昇る煙を、上記
吸煙浄化装置の吸引ファンモータによる吸引作用で灰皿
開閉体内に捕集するとともに、この開閉体に内蔵された
フィルムで浄化して排気部から外部に排出して、室内等
の空気をきれいに保持することができる。なお、この場
合、第1の発明に係る吸煙器では、吸煙浄化装置全体が
灰皿開閉体に内蔵されているので、浄化された空気は灰
皿開閉体に設けられた排出部から外部に排出されるが、
第2の発明に係る吸煙器では、吸煙浄化装置の吸引ファ
ンモータが灰皿に内蔵されているので、フィルタを通過
した空気は連通路を経由して吸引ファンモータに吸い込
まれてから、灰皿に設けられた排出部から外部に排出さ
れる。
そして、第1、第2の発明に係る吸煙器の不使用時には
灰皿開閉体を閉じればよい。そうすると、スイッチが自
動的にOFFされて吸引ファンモータの動作が自動的に停
止されるとともに、少なくとも灰皿のたばこを置く上面
が灰皿開閉体により覆い隠される。このため、スイッチ
の切り忘れがないとともに、不使用時において、たばこ
の吸い殻等が外部から視認されることがなく、体裁がよ
い。しかも、灰皿部からの不快な臭いや煙は、灰皿開閉
体および吸煙浄化装置のフィルタで拡散を妨げられるか
ら、臭い等が室内等に広がることを抑制できるととも
に、吸煙器全体を持ち運ぶ場合においては、たばこの灰
が飛散するおそれも防止することができる。
また、第1、第2の発明に係る吸煙器を、その灰皿開閉
体を閉じて不使用状態とする際に、この開閉体を閉じる
と同時にシャッタ凸部が灰皿の実質的な上面開口をなし
たシャッタ板の孔を閉じるから、灰皿内に捨てられたた
ばこの火が消えていなくても、すみやかに消化してくす
ぶり続けることを少なくできる。
また、第1、第2の発明に係る吸煙器において、シャッ
タ板は灰皿の上面開口を塞いで設けられているから、使
用状態においてフィルタの前面をシャッタ板が広範囲に
覆い隠すことがないとともに、シャッタ凸部はフィルタ
の中央部に突設されるだけであるから、これらシャッタ
板およびシャッタ凸部により、フィルタの実質的な吸煙
面積が減じることが少ない。それにより、良好な吸煙性
能を発揮できる。また、シャッタ板はたばこを支持でき
るから、灰皿上のたばこを置く面積を増やすことができ
る。
〔実施例〕
以下、図面に示す一実施例について説明する。
図中1は灰皿である。この灰皿1は、灰皿ケース2と、
このケース2の下面開口を塞いで着脱可能に設けた底板
3と、灰皿ケース2に着脱自在な灰皿本体4とから形成
されている。
灰皿ケース2は、耐熱性の合成樹脂からなり、外周面に
環状の段部5を有している。さらに、灰皿ケース2の上
部には環状の本体支持段部6が一体に形成されていると
ともに、この段部6の外周においてたばこ置き溝7が形
成されている。しかも、本実施例では本体支持段部6に
一体に連なって有底筒状の本体収納部8が設けられてい
て、その底壁中央部には、上記底板3に塞がれることが
なく、かつ、指を楽に通し得る通孔9が形成されてい
る。
そして、上面が開口された灰皿本体4は金属、ガラス、
陶器等で形成されており、その上端部に形成された鍔部
10を上記本体支持段部6に着脱自在に支持して本体収納
部8に収納されている。
なお、第1図および第2図中11は略中央部のみに孔12を
有した耐熱性かつ非通気性のシャッタ板で、これは上記
灰皿本体4に上面の開口を塞いで着脱自在に取付けられ
ている。孔12は灰皿本体4の上面の開口に対応した位置
に設けられている。したがって、この孔12を通してたば
この灰や吸い殻が灰皿本体4内に捨てられるようになっ
ている。また、灰皿本体4の上面開口を塞いで取付けら
れたシャッタ板11は、その上面でたばこを支持できるの
で、このシャッタ板11により灰皿1上に置かれるたばこ
の支持面積を大きく確保して、たばこを安定して置き易
くできる。
上記灰皿1には、この灰皿1の少なくとも上面を覆い隠
す灰皿開閉体13が、例えば上下に回動自在に連結されて
いる。この灰皿開閉体13は例えば中空三角錐状をなして
形成され、その下面部は第2図に示すように灰皿開閉体
13を開いた時に上記灰皿1の上面に対向する集煙開口14
をなしている。この灰皿開閉体13は、灰皿ケース2にお
けるたばこ置き溝7から水平に180゜隔たった部位に、
ヒンジ15を介して上下に回動自在に取付けられていて、
その回動により灰皿1の上面を開閉し、かつ、本実施例
の場合には、閉じた状態で上記集煙開口14を形取る開口
縁が上記段部5に嵌合されるようになっている(第1図
参照)。
ヒンジ15が備えるヒンジ軸16には、上記灰皿開閉体13と
一体にまたは連結されたアーム状の係合部材17が設けら
れている。この係合部材17は上記灰皿ケース2内を回動
するとともに、図示しないが鋼球などの係合子およびこ
れを付勢するコイルばねが取付けられている。また、上
記灰皿ケース2にはヒンジ15側において位置決め板18が
設けられており、この板18は孔または凹部からなる複数
の係合部19、20、21を有している。これらの係合部19〜
21には上記係合子が係脱されるようになっている。そし
て、上記コイルばねおよび係合子を有した係合部材17、
および位置決め板18により、いわゆるクリックストップ
機構が形成されている。
このクリックストップ機構は、上記係合子の係合部19へ
の係合により灰皿開閉体13を第1図に示す閉じ位置に保
持し、かつ、係合子の係合部20への係合により灰皿開閉
体13を第2図に示す使用時の開き位置に保持し、さら
に、係合子の係合部21への係合により第3図に示すよう
に灰皿本体4の取出しの邪魔にならない最大開き位置に
保持するようになっている。なお、上記使用時の開き角
度αは、上記集煙開口14が灰皿1の上面に対して離れ過
ぎることなく対向する角度25゜〜45゜の範囲で定めら
れ、かつ、灰皿本体4の出し入れ時の開き角度βは70゜
以上に定められる。
灰皿開閉体13には吸煙浄化装置22が内蔵されている。吸
煙浄化装置22は、灰皿開閉体13内に煙を捕集する吸引フ
ァンモータ23を有するとともに、捕集された煙を浄化す
るフィルタ24を有して形成されている。本実施例におい
て吸引ファンモータ23は灰皿開閉体13の上部内側に取付
けられ、また、フィルタ24は吸引ファンモータ23の吸込
み側において灰皿開閉体13内を上下に仕切って灰皿開閉
体13に内蔵され、このフィルタ24の下面は集煙開口14に
臨んでいる。フィルタ24は灰皿開閉体13に対して着脱自
在である。これとともにフィルタ24は、例えば通気性の
発泡ポリウレタンからなる包囲フィルタ部材に収納され
てユニット構造をなしている。
しかも、フィルタ24の下面略中央部にはシャッタ凸部25
が設けられている。この凸部25は、非通気性であって、
フィルタ24と一体または別体であるとともに、灰皿開閉
体13の開閉に伴って上記シャッタ板11の孔12を上方から
開閉するようになっている。
また。上記吸引ファンモータ23の電源26には、本実施例
の場合乾電池または蓄電池が使用されており、これは例
えば上記灰皿1に内蔵されている。なお、この電源26と
吸引ファンモータ23とを接続する図示しないリード線
は、上記ヒンジ15の部分を通って灰皿1および灰皿開閉
体13に渡って配線されている。
そして、図中27は電源26の電力を上記モータ23に印加さ
れるスイッチである。このスイッチ27には接点が開放状
態を常に保持する形式のマイクロスイッチが用いられ、
これは例えば灰皿1に取付けられているとともに、その
操作部28は灰皿ケース2の段部5に突出されている。そ
して、この操作部28には上記灰皿開閉体13に設けたスイ
ッチ押し部29が接離され、その接離に伴ってスイッチ27
がON−OFFされるようになっている。
また、上記灰皿開閉体13には吸煙浄化装置22を通って浄
化された空気を排出する排気部30が設けられている。
この吸煙器は、第2図に示すように灰皿開閉体13をα゜
開いてクリックストップ機構により保持して使用され
る。以上のような灰皿開閉体13の開きによって、たばこ
置き溝7にたばこAを着脱して灰皿1を使用できるとと
もに、灰皿開閉体13のスイッチ押し部29がスイッチ27の
操作部28から離れるので、スイッチ27がONされて吸煙浄
化装置22が吸引ファンモータ23が動作される。このた
め、吸引ファンモータ23のファンの回転により、灰皿1
の上面と、この面に対向している集煙開口14との間の空
気が吸い込まれてフィルタ24に通される。
したがって、灰皿1上に置いたたばこ、および灰皿本体
4内に捨てられた吸い殻等から立ち昇る煙や臭いが上記
吸込み空気流とともに灰皿開閉体13内に捕集されて、フ
ィルタ24を通過する際に、脱煙および脱臭される。そし
て、このような浄化によってきれいになった空気は排気
部30を通って室内に排出される。
そして、以上の使用後にたばこAを灰皿本体4内に捨て
て喫煙をしない場合、つまり、不使用時には第1図のよ
うに灰皿開閉体13は手前に回動して閉じられる。そうす
ると、灰皿開閉体13の集煙開口14が灰皿ケース2の段部
5に嵌合して、灰皿1の上面が灰皿開閉体13によって覆
い隠されるとともに、灰皿開閉体13のスイッチ押し部29
がスイッチ27の操作部28を押圧してスイッチ27をOFFさ
せる。
このため、吸引ファンモータ23の動作が自動的に停止さ
れる。これとともに、灰皿1を覆う灰皿開閉体13によ
り、灰皿本体4およびその内部のたばこの吸い殻等が吸
煙器の外部から視認されることを妨げることができる。
したがって、体裁がよいとともに、吸煙器を持ち運ぶ場
合に灰皿本体4内の灰等が周囲に飛び散ることも防止で
きる。
しかも、灰皿ケース2の上面および灰皿本体4と、灰皿
開閉体13の下部およびフィルタ24とによって、吸い殻を
収納した部分が密閉されるから、灰皿本体4から立ち昇
る吸い殻等の臭いや煙が吸煙器外に出ることを防止する
ことができるとともに、その脱煙および脱臭もフィルタ
24によってなすことができる。
しかも、灰皿開閉体13を閉じると同時にシャッタ凸部25
をシャッタ板11の孔12を閉じるから、これらシャッタ板
11およびシャッタ凸部25により、灰皿本体4の上端開口
を密閉することができる。これにより、灰皿本体4内に
捨てられたたばこの吸い殻の火が消えていなくても、す
みやかに消化をすることができる。
また、以上のように消化を促進するためのシャッタ板11
およびシャッタ凸部25のうち、シャッタ板11は灰皿本体
4の上面開口を塞いで取付けられていてフィルタ24の下
面を覆い隠すことがないとともに、シャッタ凸部25はシ
ャッタ板11の中央部に開けられた孔12に対応してフィル
タ24の中央部に突設したから、この吸煙器の吸煙動作時
においてシャッタ板11およびシャッタ凸部25によりフィ
ルタ24の実質的な吸煙面積が減じることを少なくでき
る。それにより、フィルタ24が小形であっても良好な吸
煙性能を発揮することができる。
なお、仮にシャッタ板11がフィルタ24に取付けられて灰
皿本体4の上面開口を開閉する構成である場合には、こ
のシャッタ板11でフィルタ24の前面が大きく覆い隠され
てしまう。そのため、フィルタ24はその周部からシャッ
タ板11を迂回するたばこのけむりを吸い込むので、フィ
ルタ24の実質的な吸煙面積が大きく減じてしまい、か
つ、早期にフィルタ24の目詰りを招き易く、したがっ
て、フィルタ24を大形にする必要がある。
また、灰皿本体4内の吸い殻等の溜まり具合が多くなっ
た場合等、灰皿1から吸い殻等を捨てる際には、第3図
に示すように灰皿開閉体13をβ゜の角度に開いて、灰皿
開閉体13が灰皿本体4の取出しの邪魔にならないように
してから、通孔9より指を差し入れて灰皿本体4を取出
して吸い殻等を捨てればよい。このように吸煙器全体を
逆さにするなどの面倒な操作を伴うことなく、容易に吸
い殻等の廃棄処理を行うことができる。
また、上記一実施例は以上のように構成したが、本発明
において、灰皿開閉体13は、これを閉じた状態で灰皿1
の全体を覆い隠すように構成して実施してもよい。
しかも、本発明において、灰皿1に上下方向に延びる案
内溝を設け、この案内溝に灰皿開閉体13を上下方向に移
動自在に連結して、灰皿開閉体13を灰皿1に対して平行
に昇降させる構成として実施してもよい。
そして、本発明は、灰皿1の内部と灰皿開閉体13の内部
とをこれらに渡る通気路で連通させる構成とする場合に
は、吸引浄化装置22のフィルタ24を灰皿開閉体13に内蔵
するとともに吸引ファンモータ23を灰皿1に内蔵して実
施しても差支えない。もちろん、この場合排気部30は灰
皿1に設けられる。
さらに、灰皿開閉体13の移動において、その枢軸部また
は案内部等における摩擦の大きさを適宜定めることによ
って、その摩擦係合力で灰皿開閉体13の開き位置を任意
の位置で自由に保持できるようにして実施してもよい。
また、電源26としては一般家庭用の商用交流電源を使用
してもよく、さらに、フィルタ24には上記一実施例のよ
うな物理的な捕集を行うものに拘らず、静電的に捕集を
行ういわゆる静電フィルタを用いても差支えない。
しかも、上記一実施例ではスイッチ27をその操作部28が
灰皿1の上面部に突出するように取付けたが、灰皿開閉
体13にスイッチ27を取付けて実施しても差支えない。さ
らに、スイッチ27はマイクロスイッチに制約されるもの
ではなく、リードスイッチ等の近接スイッチを使用する
こともできる。
また、スイッチ27は灰皿1の使用時(上記一実施例では
αで示す開き角度に灰皿開口体13を開いた時)にのみON
し、それ以外(上記一実施例ではβで示す開き角度に灰
皿開閉体13を開いた時、および灰皿開閉体13を閉じた
時)はOFFとなるようにして、電池電力の消耗等をより
抑制できる構成で実施してもよい。すなわち、その実施
一態様を述べれば、上記一実施例の構造において、灰皿
1には係止部20の近傍に位置してマイクロスイッチ27を
内蔵して、その操作部28を係合部材17の先端部が接離
し、かつ、通過し得るように設ければよく、この場合α
に示す角度に灰皿開閉体13が開いて保持された時だけ吸
引ファンモータ23を動作させることができる。
その他、本発明の実施に当たっては、発明の要旨に反し
ない限り、灰皿、灰皿開閉体、集煙開口、吸煙浄化装
置、吸引ファンモータ、フィルタ、シャッタ板、孔、シ
ャッタ凸部、スイッチ、排気部などの具体的な構造、形
状、位置、および材質等は、上記一実施例等に制約され
ることなく、種々の態様に構成して実施できることは勿
論である。
〔発明の効果〕
上記特許請求の範囲に記載の構成を要旨とする本発明に
よれば、使用時において灰皿上に置かれるたばこ、およ
び吸い殻から立ち昇る煙を浄化し得ることは勿論のこ
と、不使用時における体裁がよいとともに、吸い殻等か
らの臭いや煙の室内などへの拡散を防止することがで
き、そして、手動によるスイッチ操作を特に必要としな
いので取扱い易いとともに、スイッチの切り忘れがな
い。また、灰皿の上面開口に塞いで設けられたシャッタ
板の中央部の孔を、灰皿開閉体の開閉に伴ってフィルタ
に突設したシャッタ凸部で開閉するので、灰皿開閉体を
閉じた不使用時においては、灰皿内に捨てられたたばこ
の吸殻をすみやかに消化できる。また、シャッタ板の使
用によりたばこを灰皿上に置き易くできるとともに、シ
ャッタ板およびシャッタ凸部によりフィルタの実質的な
吸煙面積が減じることが少ないから、良好な吸煙性能を
発揮できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は不使用時の縦
断側面図、第2図は使用時の縦断側面図、第3図は灰皿
本体の取出し時の断面図、第4図は一部を切欠して示す
側面図である。 1……灰皿、11……シャッタ板、12……孔、13……灰皿
開閉体、14……集煙開口、22……吸煙浄化装置、23……
吸引ファンモータ、24……フィルタ、25……シャッタ凸
部、27……スイッチ、30……排気部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に開口を有する灰皿と、 上記開口の中央部に対応した位置に孔を有して上記灰皿
    の上面の開口を塞いで設けられる非通気性のシャッタ板
    と、 上下に回動自在または上下方向に移動自在にして上記灰
    皿に連結され、上記灰皿の少なくとも上面を覆い隠すと
    ともに、下面部に上記灰皿の上面と対向する集煙開口を
    有した灰皿開閉体と、 上記灰皿または上記灰皿開閉体に設けられ上記灰皿開閉
    体の開閉に伴ってON−OFFされるスイッチと、 下面を上記集煙開口に臨ませるとともに上記灰皿開閉体
    内を上下に仕切って上記灰皿開閉体に内蔵され煙を浄化
    するフィルタ、および上記灰皿開閉体に内蔵され、上記
    スイッチのON動作により動作されて開かれた上記灰皿開
    閉体内に煙を吸込む吸引ファンモータを有してなる吸煙
    浄化装置と、 上記灰皿開閉体に設けられた浄化済み空気の排出部と、 上記フィルタの上記集煙開口に臨んだ下面の中央部に上
    記シャッタ板の上記孔と対応して突設され、上記灰皿開
    閉体の開閉に伴って上記孔を開閉するとともに、上記孔
    の閉鎖時に上記シャッタ板とともに上記灰皿の上記開口
    を密閉する非通気性のシャッタ凸部と を具備したことを特徴とする吸煙器。
  2. 【請求項2】上面に開口を有する灰皿と、 上記開口の中央部に対応した位置に孔を有して上記灰皿
    の上面の開口を塞いで設けられる非通気性のシャッタ板
    と、 上下に回動自在または上下方向に移動自在にして上記灰
    皿に連結され、上記灰皿の少なくとも上面を覆い隠すと
    ともに、下面部に上記灰皿の上面と対向する集煙開口を
    有した灰皿開閉体と、 上記灰皿の内部と上記灰皿開閉体の内部とを連通させて
    これら灰皿と灰皿開閉体とにわたって設けられた通気路
    と、 上記灰皿または上記灰皿開閉体に設けられ上記灰皿開閉
    体の開閉に伴ってON−OFFされるスイッチと、 下面を上記集煙開口に臨ませるとともに上記灰皿開閉体
    内を上下に仕切って上記灰皿開閉体に内蔵され煙を浄化
    するフィルタ、および上記灰皿に内蔵され、上記スイッ
    チのON動作により動作されて開かれた上記灰皿開閉体内
    に煙を吸込む吸引ファンモータを有してなる吸煙浄化装
    置と、 上記灰皿に設けられた浄化済み空気の排出部と、 上記フィルタの上記集煙開口に臨んだ下面の中央部に上
    記シャッタ板の上記孔と対応して突設され、上記灰皿開
    閉体の開閉に伴って上記孔を開閉するとともに、上記孔
    の閉鎖時に上記シャッタ板とともに上記灰皿の上面開口
    を密閉する非通気性のシャッタ凸部と を具備したことを特徴とする吸煙器。
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