JPH07113651B2 - 電子機器より発生する妨害電波の測定方法 - Google Patents
電子機器より発生する妨害電波の測定方法Info
- Publication number
- JPH07113651B2 JPH07113651B2 JP61248384A JP24838486A JPH07113651B2 JP H07113651 B2 JPH07113651 B2 JP H07113651B2 JP 61248384 A JP61248384 A JP 61248384A JP 24838486 A JP24838486 A JP 24838486A JP H07113651 B2 JPH07113651 B2 JP H07113651B2
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- electronic device
- wave
- electronic devices
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子機器より発生する妨害電波の測定方法に関
し、特に電子機器を回転させてその方位を変化させ、こ
の回転に関連して受信アンテナの高さを上下し、電子機
器より放射されるノイズの指向性と強度を測定する方法
に関する。
し、特に電子機器を回転させてその方位を変化させ、こ
の回転に関連して受信アンテナの高さを上下し、電子機
器より放射されるノイズの指向性と強度を測定する方法
に関する。
[従来の技術] 電子機器より発生する妨害波、即ちノイズを測定する場
合、従来は電子機器に対して一定の距離をおいて設けら
れた受信アンテナを使用して妨害電波の最大値を測定
し、そのdBをもって妨害波の強度としていた。
合、従来は電子機器に対して一定の距離をおいて設けら
れた受信アンテナを使用して妨害電波の最大値を測定
し、そのdBをもって妨害波の強度としていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、電子機器より放射される妨害電波は一つは直接
波として、また他は大地で反射されて受信される間接波
としてその合成波が受信アンテナに入射される。直接波
と反射波は位相の関係でアンテナを上下に移動するとき
は両者が加算されて倍加され、又逆に両者が相殺される
こともある。規格では3m及び10m法ではアンテナの高さ
は1乃至4m、30m法では2m乃至6mの範囲で上下に移動さ
せて測定するものとしている。
波として、また他は大地で反射されて受信される間接波
としてその合成波が受信アンテナに入射される。直接波
と反射波は位相の関係でアンテナを上下に移動するとき
は両者が加算されて倍加され、又逆に両者が相殺される
こともある。規格では3m及び10m法ではアンテナの高さ
は1乃至4m、30m法では2m乃至6mの範囲で上下に移動さ
せて測定するものとしている。
一方、電子機器から放射される妨害電波は、電子機器の
妨害電波発生源の位置、構成及び電子機器の筐体構造
上、妨害電波の発生に指向性がある。よって電子機器を
回転させて妨害波の最大値を捜し、電子機器の指向性を
知る必要がある。
妨害電波発生源の位置、構成及び電子機器の筐体構造
上、妨害電波の発生に指向性がある。よって電子機器を
回転させて妨害波の最大値を捜し、電子機器の指向性を
知る必要がある。
以上のアンテナ高さ、形状、電子機器の方位は、周波数
によりそれぞれ異るため、周波数を変えて妨害波の強度
を測定するには、その都度アンテナ高さ、電子機器の方
位を変えてその広帯域の周波数における妨害電波強度の
最大値をさがさなくてはならない。このためには多くの
時間を費し、且つアンテナの高さと電子機器相互間の最
大値を見つけ出すことが出来ないこともあった。
によりそれぞれ異るため、周波数を変えて妨害波の強度
を測定するには、その都度アンテナ高さ、電子機器の方
位を変えてその広帯域の周波数における妨害電波強度の
最大値をさがさなくてはならない。このためには多くの
時間を費し、且つアンテナの高さと電子機器相互間の最
大値を見つけ出すことが出来ないこともあった。
本発明は電子機器より放射される妨害波の測定に当って
アンテナの高さ、電子機器の方位を互いに関連させ各周
波数において妨害波の最大値の測定を効率的に、且つ短
時間に自動的に行わんとするものである。
アンテナの高さ、電子機器の方位を互いに関連させ各周
波数において妨害波の最大値の測定を効率的に、且つ短
時間に自動的に行わんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、妨害電波を発生する電子機器を一定平
面上において回転せしめると共に前記電子機器より所定
の距離をおいて前記妨害電波を受信するアンテナを配置
し、該アンテナを前記電子機器の回転に関連して上下方
向の一方に移動せしめることにより、前記アンテナはみ
かけ上、前記電子機器に対してその回転速度と前記アン
テナの移動速度とで決まるピッチでらせん状に移動しな
がら前記妨害電波を測定することを特徴とする電子機器
より発生する妨害電波の測定方法が得られる。
面上において回転せしめると共に前記電子機器より所定
の距離をおいて前記妨害電波を受信するアンテナを配置
し、該アンテナを前記電子機器の回転に関連して上下方
向の一方に移動せしめることにより、前記アンテナはみ
かけ上、前記電子機器に対してその回転速度と前記アン
テナの移動速度とで決まるピッチでらせん状に移動しな
がら前記妨害電波を測定することを特徴とする電子機器
より発生する妨害電波の測定方法が得られる。
[作用] 電子機器より発生する妨害電波の指向性を方位につい
て、また上下方向において実用上差支えない程度測定す
る。
て、また上下方向において実用上差支えない程度測定す
る。
[実施例] 第1図によって本発明による測定方法を設定する。供試
装置としての電子機器1をある速さで回転させる。回転
はターンテーブル2で行なう。受信アンテナ3を下限よ
り上昇させる。アンテナ3の高さを可変するにはアンテ
ナ昇降機4を使用する。アンテナ3は、測定周波数範囲
を広くする場合はバイコニカルアンテナ、ログ、ヘリオ
ディックアンテナ等の広帯域アンテナを使用する。受信
機5は、スペクトラムアナライザーを使用したときは最
大値ホールド機能を使用し、また電界強度計を使用する
ときはパソコン6を使用して、常時その周波数における
最大値を記憶するようにする。
装置としての電子機器1をある速さで回転させる。回転
はターンテーブル2で行なう。受信アンテナ3を下限よ
り上昇させる。アンテナ3の高さを可変するにはアンテ
ナ昇降機4を使用する。アンテナ3は、測定周波数範囲
を広くする場合はバイコニカルアンテナ、ログ、ヘリオ
ディックアンテナ等の広帯域アンテナを使用する。受信
機5は、スペクトラムアナライザーを使用したときは最
大値ホールド機能を使用し、また電界強度計を使用する
ときはパソコン6を使用して、常時その周波数における
最大値を記憶するようにする。
以上のような構成で電子機器1が数回転する間にアンテ
ナ3を上あるいは下方向に移動させ、受信機5で「周波
数−妨害電波強度」を測定する。このようにすると、ア
ンテナ3は見かけ上、電子機器1の回転速度とアンテナ
3の移動速度とで決まるピッチで電子機器1の周囲をら
せん状に移動しながら妨害電波を測定することができ
る。
ナ3を上あるいは下方向に移動させ、受信機5で「周波
数−妨害電波強度」を測定する。このようにすると、ア
ンテナ3は見かけ上、電子機器1の回転速度とアンテナ
3の移動速度とで決まるピッチで電子機器1の周囲をら
せん状に移動しながら妨害電波を測定することができ
る。
本発明の実施状況を具体的に説明するとまず、供試装置
の回転数を4rpmとすると1回転に要する時間は15秒とな
る。
の回転数を4rpmとすると1回転に要する時間は15秒とな
る。
アンテナの上下速度は以下のように設定される。供試装
置よりの被測定波は受信アンテナへの直接波と大地での
反射波の合成波となるが、この合成波はアンテナの高さ
が変化すると伝搬路の変化による位相の違いにより合成
波、つまり受信波のレベルは変化し、ハイトパターンが
生じる。例えば1000MHzのときは、第2図に測定結果の
一例を示すように、大小のうねりはおよそ25cmでレベル
の大きい山が生じる。また、このときアンテナの高さが
10cmの範囲内ではその最小、最大の差は2dB以内とな
る。つまり、10cmアンテナが移動したとき供試装置が1
回転すれば誤差2dB(±1dB)の範囲の精度で供試装置の
360゜の妨害波の測定が出来る。
置よりの被測定波は受信アンテナへの直接波と大地での
反射波の合成波となるが、この合成波はアンテナの高さ
が変化すると伝搬路の変化による位相の違いにより合成
波、つまり受信波のレベルは変化し、ハイトパターンが
生じる。例えば1000MHzのときは、第2図に測定結果の
一例を示すように、大小のうねりはおよそ25cmでレベル
の大きい山が生じる。また、このときアンテナの高さが
10cmの範囲内ではその最小、最大の差は2dB以内とな
る。つまり、10cmアンテナが移動したとき供試装置が1
回転すれば誤差2dB(±1dB)の範囲の精度で供試装置の
360゜の妨害波の測定が出来る。
従って、アンテナの上下速度は供試装置1回転15秒であ
り、このとき10cmの高さ移動となる。つまり1分間では
40cmとなる。
り、このとき10cmの高さ移動となる。つまり1分間では
40cmとなる。
供試装置を一方向に回転させたままアンテナの高さを規
格値の1乃至4mの範囲を移動させると、7分30秒で供試
装置より全方向へ放射される妨害電波の測定が出来る。
格値の1乃至4mの範囲を移動させると、7分30秒で供試
装置より全方向へ放射される妨害電波の測定が出来る。
受信アンテナとしてバイコニカルアンテナを使用すると
30〜300MHz、ログ、ペリオディックアンテナのときは30
0〜1000Mzを上記の時間で測定することが出来る。30〜3
00MHzで同時間とすると測定精度が向上し、逆にアンテ
ナの移動距離を同じとするとさらに短時間の測定が出来
る。
30〜300MHz、ログ、ペリオディックアンテナのときは30
0〜1000Mzを上記の時間で測定することが出来る。30〜3
00MHzで同時間とすると測定精度が向上し、逆にアンテ
ナの移動距離を同じとするとさらに短時間の測定が出来
る。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば電子機器より放射さ
れる妨害電波の測定において測定器自体又はパソコンに
より、ある周波数における妨害電波の強度の最大値を保
持する機能を利用し、アンテナの高さと供試装置の角度
を互いに関連づけることにより妨害電波の測定を短時間
に精度良く、且つ効率的に行うことができる。
れる妨害電波の測定において測定器自体又はパソコンに
より、ある周波数における妨害電波の強度の最大値を保
持する機能を利用し、アンテナの高さと供試装置の角度
を互いに関連づけることにより妨害電波の測定を短時間
に精度良く、且つ効率的に行うことができる。
第1図は本発明を説明するための概略図、第2図は本発
明によって測定されたアンテナの高さに対する妨害電波
の電界強度を示す。 1……電子機器、2……ターンテーブル、3……アンテ
ナ、4……アンテナ昇降機、5……受信機、6……パソ
コン。
明によって測定されたアンテナの高さに対する妨害電波
の電界強度を示す。 1……電子機器、2……ターンテーブル、3……アンテ
ナ、4……アンテナ昇降機、5……受信機、6……パソ
コン。
Claims (1)
- 【請求項1】妨害電波を発生する電子機器を一定平面上
において回転せしめると共に前記電子機器より所定の距
離をおいて前記妨害電波を受信するアンテナを配置し、
該アンテナを前記電子機器の回転に関連して上下方向の
一方に移動せしめることにより、前記アンテナはみかけ
上、前記電子機器に対してその回転速度と前記アンテナ
の移動速度とで決まるピッチでらせん状に移動しながら
前記妨害電波を測定することを特徴とする電子機器より
発生する妨害電波の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61248384A JPH07113651B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 電子機器より発生する妨害電波の測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61248384A JPH07113651B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 電子機器より発生する妨害電波の測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103980A JPS63103980A (ja) | 1988-05-09 |
JPH07113651B2 true JPH07113651B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=17177301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61248384A Expired - Lifetime JPH07113651B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | 電子機器より発生する妨害電波の測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113651B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0827317B2 (ja) * | 1987-04-25 | 1996-03-21 | ソニー株式会社 | 不要電磁波の測定方法及び測定装置 |
US6037782A (en) * | 1998-02-20 | 2000-03-14 | Hewlett-Packard Company | Automatic adjustment of cables which aids in set-up of equipment under test for electromagnetic compatibility measurements |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60174959A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Kashima Kogyo Kk | 電磁波測定装置 |
JPH0334704Y2 (ja) * | 1985-12-28 | 1991-07-23 |
-
1986
- 1986-10-21 JP JP61248384A patent/JPH07113651B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103980A (ja) | 1988-05-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |