JPH07113530B2 - 人体位置検出装置 - Google Patents

人体位置検出装置

Info

Publication number
JPH07113530B2
JPH07113530B2 JP63268490A JP26849088A JPH07113530B2 JP H07113530 B2 JPH07113530 B2 JP H07113530B2 JP 63268490 A JP63268490 A JP 63268490A JP 26849088 A JP26849088 A JP 26849088A JP H07113530 B2 JPH07113530 B2 JP H07113530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage means
signal
human body
movement detection
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63268490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02115702A (ja
Inventor
信二 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP63268490A priority Critical patent/JPH07113530B2/ja
Publication of JPH02115702A publication Critical patent/JPH02115702A/ja
Publication of JPH07113530B2 publication Critical patent/JPH07113530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光を映像信号に変換し、画像処理技術の応用
で人体位置を演算・検出する人体位置検出装置に関す
る。
従来の技術 2次元的に人体の位置を検出することは、例えば、その
位置に空調された風を送り快適性を向上するなどの応用
例が数多く考えられ、産業上の利用価値が大きいもので
ある。
関連する従来の技術として、工業用TVカメラを用いた映
像の一定範囲内の移動物体を検知し、警告を出すモニタ
テレビ装置(特開昭58−79393号公報)や、1次元のイ
メージセンサを用いて移動物体の位置を検出し、写真機
をその方向に向けて撮影する写真撮影装置(特開昭61−
82594号公報)などがある。
この様に従来は異常の検出及び防犯上と目的によるもの
が多く、高価な部品を必要とし、2次元の全範囲内検出
を行うためには複数台または非常に高度な画像処理装置
が必要であった。
また、人体の位置を室内に敷き詰めたシート上の圧力検
出により、2次元的に検出する人体位置検出装置(特開
昭61−122513号公報)では、センサを室内に予めセット
する工事が必要で、またセンサ上の物体が人体とおなじ
重さであったり椅子に座った人体などの場合の位置検出
は出来なかった。
その他、熱赤外線センサを複数個用いたものや一個の熱
赤外線センサをスキャンする装置などでは、人体から発
する熱赤外線を検出し人体の位置を得るため、体温に近
い物体との識別が出来ず、また、装置が複雑で大型化
し、同センサは距離による出力の調整などが必要であっ
た。
発明が解決しようとする課題 かかる従来の技術では、2次元的に人体位置検出を行う
ためには、センサを含めた装置が大きくなるばかりか大
幅なコスト高を防ぐことはできない。
また、空気調和機など他の機器に組み込んでいる場合に
別途工事や調整を必要としたり、使用上の制約が多すぎ
るなどの欠点を有していた。
本発明はかかる従来の問題点を鑑みてなされたもので、
すなわち、2次元的に人体の位置を高精度で検出し、し
かも簡単な構成でかつ構成部品数を少なくすることを目
的とする。
また、本発明は人体以外のものの誤検出を少なくし、ま
た、映像処理に必要な構成と処理の方法を明確にし、か
つ他の機器への組み込み応用を容易にすることを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、光を映像信号に変
換する映像入力手段と、映像信号を用いて人体位置を演
算し出力する映像処理手段とより構成したもので、更に
この映像処理手段の構成を以下に示す。
第1は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び
記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプ
リング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ
記憶されたデジタル映像信号間で排他的論理和演算し移
動検出信号を出力する相違点判定手段と、移動検知信号
を記憶する記憶手段Yと、記憶手段Yに記憶された移動
検知信号により人体の位置を演算し、人体位置信号を出
力する位置演算手段とより構成したものである。
第2は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び
記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプ
リング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ
記憶されたデジタル映像信号間で所定の減算を相互に行
い、出または入移動検知信号を出力するとともに、減算
後論理和演算し移動検知信号を出力する相違点判定手段
と、移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、入移動検知
信号を記憶する記憶手段Rと、出移動検知信号を記憶す
る記憶手段Qと、記憶手段Rと記憶手段Qとにそれぞれ
記憶された出または入移動検知信号を用いて人体の出入
信号を出力する出入判別手段と、記憶手段Yに記憶され
た移動検知信号により人体の位置を演算し、人体位置信
号を出力する位置演算手段とより構成したものである。
第3は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び
記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプ
リング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ
記憶されたデジタル映像信号間で排他的論理和演算し移
動検知信号を出力する相違点判定手段と、移動検知信号
を記憶する記憶手段Yと、記憶手段Yに記憶された移動
検知信号と記憶手段Aに記載されたデジタル映像信号と
より論理積演算し、演算結果を用いて人体の位置を演算
し、人体位置信号を出力する位置検出手段とより構成し
たものである。
第4は映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタル
変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B及
び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び記
憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプリ
ング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ記
憶されたデジタル映像信号間で所定の減算を相互に行
い、出または入移動検知信号を出力するとともに、減算
後論理和演算し移動検知信号を出力する相違点判定手段
と、移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、入移動検知
信号を記憶する記憶手段Rと、出移動検知信号を記憶す
る記憶手段Qと、記憶手段Rと記憶手段Qとにそれぞれ
記憶された出または入移動検知信号を用いて人体の出入
信号を出力する出入判別手段と、記憶手段Yに記憶され
た移動検知信号と記憶手段Aに記憶されたデジタル映像
信号とより論理積演算し、演算結果を用いて人体の位置
を演算し、人体位置信号を出力する位置演算手段とより
構成したものである。
第5は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び
記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプ
リング手段と、記憶手段Aに記憶されたデジタル映像信
号を論理否定演算し、否定デジタル映像信号を出力する
NOT手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ記
憶されたデジタル映像信号間で排他的論理和演算し移動
検知信号を出力する相違点判定手段と、移動検知信号を
記憶する記憶手段Yと、記憶手段Yに記憶された移動検
知信号と前記否定デジタル映像信号とより論理積演算
し、演算結果を用いて人体の位置を演算し、人体位置信
号を出力する位置演算手段とより構成したものである。
第6は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し記憶手段B及び
記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサンプ
リング手段と、記憶手段Aに記憶されたデジタル映像信
号を論理否定演算し、否定デジタル映像信号を出力する
NOT手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞれ記
憶されたデジタル映像信号間で所定の減算を相互に行
い、出または入移動検知信号を出力するとともに、減算
後論理和演算し移動検知信号を出力する相違点判定手段
と、移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、入移動検知
信号を記憶する記憶手段Rと、出移動検知信号を記憶す
る記憶手段Qと、記憶手段Rと記憶手段Qとにそれぞれ
記憶された出または入移動検知信号を用いて人体の出入
信号を出力する出入判別手段と、記憶手段Yに記憶され
た移動検知信号と否定デジタル映像信号とより論理積演
算し、演算結果を用いて人体の位置を演算し、人体位置
信号を出力する位置演算手段とより構成したものであ
る。
第7は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し、記憶手段B及
び記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサン
プリング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞ
れ記憶されたデジタル映像信号間で排他的論理和演算
し、移動検知信号を記憶先を切り換えて出力する相違点
判定手段と、最初に移動検知信号を記憶する記憶手段Y
と、次に移動検知信号を記憶する記憶手段Xと、記憶手
段Y及び記憶手段Xにそれぞれ記憶された移動検知信号
を用いて論理積演算し移動位置信号を出力し、移動位置
信号及び記憶手段Xに記憶された移動検知信号を用いて
人体の位置を演算し、人体位置信号を出力する位置演算
手段と、移動位置信号を記憶する記憶手段Pとより構成
したものである。
第8は、映像信号をデジタル映像信号に変換するデジタ
ル変換手段と、デジタル映像信号を記憶する記憶手段B
及び記憶手段Aと、所定の時間を計測し、記憶手段B及
び記憶手段Aを計測の前後にそれぞれ選択駆動するサン
プリング手段と、記憶手段B及び記憶手段Aとにそれぞ
れ記憶されたデジタル映像信号間で所定の減算を相互に
行い、出または入移動検知信号を出力するとともに、減
算後論理和演算し、移動検知信号を記憶先を切り換えて
出力する相違点判定手段を、移動検知信号を記憶する記
憶手段Yと、入移動検知信号を記憶する記憶手段Rと、
出移動検知信号を記憶する記憶手段Qと、記憶手段Rと
記憶手段Qとにそれぞれ記憶された出または入移動検知
信号を用いて人体の出入信号を出力する出入判別手段
と、最初に移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、次に
移動検知信号を記憶する記憶手段Xと、記憶手段Y及び
記憶手段Xにそれぞれ記憶された移動検知信号を用いて
論理積演算し移動位置信号を出力し、同移動位置信号及
び記憶手段Xに記憶された移動検知信号を用いて人体の
位置を演算し、人体位置信号を出力する位置演算手段
と、移動位置信号を記憶する記憶手段Pとより構成した
ものである。
第9は、デジタル映像信号により平均明度を計算し、そ
の結果を用いてデジタル変換手段のデジタル化レベルを
変更する明暗判定手段を映像処理手段に設けたものであ
る。
作用 上記手段による作用は、以下のとおりである。
本発明は、映像入力手段により所定の範囲の画像を映像
信号に変換することで、人体位置検出を行うための映像
信号を得、映像処理手段により映像信号を処理すること
で人体位置検出が可能となる。以下、本発明の映像処理
手段の内部における作用を前記構成順に記述する。
なお、以降において作用及び実施例の説明の都合上、デ
ジタル映像信号として2値化(論理“0"及び論理“1")
したものを用いたが、これらに特定し限定するものでは
ない。また、検出は映像入力手段の位置に依存し、例え
ば、天面より映像を垂直方向に撮影した場合は2次元で
あり、別の例としては、斜め上方より下方向へ撮影した
場合は3次元と見なせるが、ここでは単に2次元的な検
出と称する。
第1の構成により、所定のサンプリング間隔で映像信号
を記憶し排他的論理和演算を行うことにより、同じ場所
における輝度変化を検出することから移動物体すなわち
人体が2次元的に検出でき、同時にホットカーペットや
机など人体以外のものの誤検出は少なくなる。
第2の構成により、所定のサンプリング間隔で映像信号
を記憶しそれらの間で所定の減算を行うことにより、物
体すなわち人体の移動と出または入がそれぞれ区別して
検出でき、減算結果の論理和をとることにより、同じ場
所における輝度変化を検出することから、移動物体すな
わち人体が2次元的に検出でき、同時に人体以外のもの
の誤検出な少なくなる。
第3の構成により、第1の構成における同じ作用の他
に、人体がその周囲に比べ明るく撮影される場合(本発
明では、デジタル化した映像が、人体が論理“1"側に周
囲が論“0"側であることをいう)に、最新の映像と論理
積をとることにより、常に最新の人体位置が特定でき、
より高精度な検出ができる。
第4の構成により、第2の構成における同じ作用の他
に、人体がその周囲に比べ明るく撮影される場合(前記
と同様)に、最新の映像と論理積をとることにより、常
に最新の人体位置が特定でき、より高精度な検出ができ
る。
第5の構成により、第3の構成における同じ作用を、人
体がその周囲に比べ暗く撮影される場合(本発明では、
デジタル化した映像が、人体が論理“0"側に周囲が論理
“1"側であることをいう)に呈する。
第6の構成により、第4の構成における同じ作用を、人
体がその周囲に比べ暗く撮影される場合(前記と同様)
に呈する。
第7の構成により、第1の構成における同じ作用の他
に、人体がその周囲に比べ明るくまたは暗く撮影される
いずれかの場合或いはこれらの組み合わせの場合にも、
人体の移動の記憶を複数設けそれらの論理積をとること
により、常に最新の人体位置が特定でき、より高精度な
検出ができ、更にこの位置を記憶することで移動を中止
した人体であってもその位置を特定できる。
第8の構成により、第2の構成における作用と同様に人
体の移動と出または入がそれぞれ区別して検出できる他
に、人体がその周囲に比べ明るくまたは暗く撮影される
いずれかの場合或いはこれらの組み合わせの場合にも、
人体の移動の記憶を複数設け、それらの論理積をとるこ
とにより、常に最新の人体位置が特定でき、より高精度
な検出ができ、更にこの位置を記憶することで移動を中
止した人体であってもその位置を特定できる。
なお、以上の何れの構成においても、映像信号をデジタ
ル化したことにより、後段での人体位置検出に関わる論
理演算などが行い易い。
第9の構成により、デジタル映像信号により平均明度を
計算し、その結果を用いてデジタル変換手段のデジタル
化レベルを変更することにより、撮影する映像の照度補
正を自動で行なえるものである。
以上に詳述した内容で明らかなように、本発明は光を映
像信号に変換し、簡単な演算を行うことで結果的に人体
の位置検出を可能とする人体位置検出装置を実現するも
のである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面を参考に説明する。
なお、本発明の実施例の中で特に説明の無い限り同一の
ものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
また、同一のものにおける同一の動作についても説明を
省略する。
まず、本発明の第1の構成による実施例の原理について
第1図を用いて説明する。
第1図は、本発明の第1の構成を示すブロック図で、図
中1は映像を入力する映像入力手段、2は映像信号を処
理し人体位置を検出する映像処理手段、3は映像信号を
デジタル化するデジタル変換手段、5は現在のデジタル
映像信号を記憶する記憶手段A、6は以前のデジタル映
像信号を記憶する記憶手段B、7は所定のサンプリング
時間を計測するサンプリング手段、8は記憶手段A5と記
憶手段B6とに記憶されたデジタル映像間で演算し移動検
知信号を出力する相違点判定手段、11は移動検知信号を
記憶する記憶手段Y、13は記憶手段Y11に記憶された移
動検知信号より人体の位置を演算し出力する位置演算手
段をそれぞれ示す。映像処理手段2は、デジタル変換手
段3、記憶手段A5、記憶手段B6、サンプリング手段7、
相違点判定手段8、記憶手段Y11、及び位置演算手段13
とより構成している。
次に、動作について説明する。
まず、デジタル変換手段3が読出信号を出力し、映像入
力手段1により光を映像信号に変換したものを入力し、
入力した映像信号はデジタル映像信号に変換される。こ
のデジタル映像信号は、サンプリング手段7により記憶
手段B6に記憶される。更に、サンプリング手段7により
所定の時間を計測後、同様の処理を経て変換されたデジ
タル映像信号を記憶手段A5に記憶する。このデジタル変
換は、人体がその周囲に比べ論理が反転するようなレベ
ルで行えばよい。
次に、相違点判断手段8により、記憶手段B6及び記憶手
段A5にそれぞれ記憶したデジタル映像信号を用いて、排
他的論理和演算し移動検知信号を出力、記憶手段Y11に
記憶する。この移動検知信号の論理“1"は、同じ場所の
映像の論理(輝度)変化、すなわち物体(人体)の移動
を示す。
次に、位置演算手段13により、記憶手段Y11に記憶され
た移動検知信号の中から論理“1"を順次スキャンするこ
とで、それに対応した人体位置信号を出力するものであ
る。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第2の構成による実施例の原理について
第2図を用いて説明する。
第2図、本発明の第2の構成を示すブロック図で、図中
8は記憶手段B6及び記憶手段A5とにそれぞれ記憶された
デジタル映像信号間で所定の減算を相互に行い、出また
は入移動検知信号を出力するとともに、減算後論理和演
算し移動検知信号を出力する相違点判定手段、9は出移
動検知信号を記憶する記憶手段Q、16は入移動検知信号
を記憶する記憶手段R、15は記憶手段R16と前記記憶手
段Q9とにそれぞれ記憶された出または入移動検知信号を
用いて人体の出入信号を出力する出入判別手段をそれぞ
れ示す。
次に、動作について説明する。
まず、記憶手段B6及び記憶手段A5に時間的に前後したデ
ジタル映像信号が記憶されるまでは、第1図の説明と同
じである。
次に、相違点判定手段8により、記憶されたデジタル映
像信号間で所定の減算を相互に行い、出移動信号を記憶
手段Q9に、入移動信号を記憶手段R16にそれぞれ記憶す
る。更に、相違点判定手段8は、減算結果を論理和演算
し、移動検知信号(入力した映像が同一であれば、第1
図の説明のところで述べたものを全く同一のもの)を出
力、記憶手段Y11に記憶する。記憶された移動検知信号
から人体位置信号が生成される過程は、第1図の説明と
同じである。
次に、出入判別手段15により、記憶手段Q9に記憶された
出移動信号の中から論理“1"を順次スキャンすること
で、それに対応した人体出信号を出力し、記憶手段R16
に記憶された入移動信号の中から論理“1"を順次スキャ
ンすることで、それに対応した人体入信号を出力するも
のである。
本実施例における減算式を以下に示す。
式 … “0"−“0"=“0" “1"−“0"=“1" “0"−“1"=“0" “1"−“1"=“0" また、本実施例における出移動信号は、前のデジタル映
像信号(記憶手段B6より後(最新)のデジタル映像信号
(記憶手段A5)の順に、入移動信号はこの順序を逆に前
記減算式を適用することで得られる。なお、人体がその
周囲に比べ明るく撮影される場合にはこの順序通りに、
暗く撮影される場合にはいずれの順序も逆にするとよ
い。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第3の構成による実施例の原理について
第3図を用いて説明する。なお、ここでは人体がその周
囲に比べ明るく撮影される場合とする。
第3図は、本発明の第3図の構成を示すブロック図で、
図中13は記憶手段Y11に記憶された移動検知信号と記憶
手段A5に記憶されたデジタル映像信号との間で論理積演
算し、この結果から人体位置信号を出力する位置演算手
段を示す。
次に、動作について説明する。
まず、記憶手段Y11に移動検知信号が記憶されるまで
は、第1図の説明と同じである。
次に、位置演算手段13より、移動検知信号と最新のデジ
タル映像信号間で論理積演算する。従って、演算結果の
論理“1"は、人体の最新の位置を示す。更に、位置演算
手段13により、この演算結果から論理“1"を順次スキャ
ンすることで、それに対応した最新の人体位置信号を出
力するものである。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第4の構成による実施例の原理について
第4図を用いて説明する。なお、ここでは人体がその周
囲に比べ明るく撮影される場合とする。
第4図は、本発明の第4の構成を示すブロック図であ
る。
同図において、位置演算手段13が第3図の説明と同じで
ある以外は、第2図の説明と同様であるため、ここでは
動作を含めた説明を省略するが、第4の構成によれば、
人体がその周囲に比べ明るく撮影される場合に、人体の
最新の位置が検出されるとともに、人体の出入ついても
検出されるものである。
詳細の動作の説明は後述する。
次に、本発明の第5の構成による本発明の原理について
第5図を用いて説明する。なお、ここでは人体がその周
囲に比べ暗く撮影される場合とする。
第5図は、本発明の第5の構成を示すブロック図で、図
中12は記憶手段A5に記憶された最新のデジタル映像信号
の論理否定演算を行いこれを出力するNOT手段、13は記
憶手段Y11に記憶された移動検知信号とNOT手段12より出
力された否定デジタル映像信号との間で論理積演算し、
この結果から人体位置信号を出力する位置演算手段をそ
れぞれ示す。
次に、動作について説明する。
まず、記憶手段Y11に移動検知信号を記憶されるまで、
デジタル映像信号の論理が逆転する以外は、第3図の説
明と同じである。
次に、位置演算手段13により、移動検知信号とNOT手段1
2による最新の否定デジタル映像信号で論理積演算す
る。従って、演算結果の論理“1"は、人体の最新の位置
を示す。更に、位置演算手段13により、この演算結果か
ら論理“1"を順次スキャンすることで、それに対応した
最新の人体位置信号を出力するものである。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第6の構成による本発明の原理について
第6図を用いて説明する。なお、ここでは人体がその周
囲に比べ暗く撮影される場合とする。
第6図は、本発明の第6の構成を示すブロック図を示
す。
同図において、位置演算手段13及びNOT手段12が第5図
の説明と同じ、デジタル映像信号の論理及び出入計算の
減算順序が逆転する以外は、第4図の説明と同様である
ため、ここでは動作を含めた説明を省略するが、第6図
の構成によれば、人体がその周囲に比べ暗く撮影される
場合に、人体の最新の位置が検出されるとともに、人体
の出入についても検出されるものである。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第7の構成による本発明の原理について
第7図を用いて説明する。
第7図は、本発明の第7の構成を示すブロック図で、図
中10は記憶手段Y11と同様に移動検知信号を記憶する記
憶手段X、14は人体位置を記憶する記憶手段P、13は記
憶手段Y11及び記憶手段X10に記憶された2回分の移動検
知信号を用いて論理積演算し、この結果から人体位置を
検出し、記憶手段P14に記憶する位置演算手段をそれぞ
れ示す。
次に、動作について説明する。
まず、記憶手段Y11に移動検知信号が記憶されるまで
は、第1図の説明と同じである。
次に、記憶手段Y11に記憶されるまでの動作が同様に繰
り返されて得られた移動検知信号が、記憶手段X10に記
憶される。
次に、位置演算手段13により、これら2回分の移動検知
信号間で論理積演算する。この演算結果の論理“1"は、
移動中の人体の位置を示す。更に、位置演算手段13によ
り、この演算結果から、記憶手段X10の中で論理“1"を
順次スキャンすることで、人体の写り込みの論理によら
ない最新の人体位置が検出される。また、この人体位置
は、記憶手段P14に位置されるため、人体の動作が停止
した場合も、同じ人体位置が保持される。更に、位置演
算手段13により、それに対応した最新の人体位置信号を
出力するものである 詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第8の構成による本発明の原理について
第8図を用いて説明する。
第8図は、本発明の第8の構成を示すブロック図を示
す。
同図において、記憶手段X10以降の構成が第7図の説明
と同じである以外は、第2図の説明と同様であるため、
ここでは動作を含めた説明を省略するが、第8の構成に
よれば、人体の写り込みの論理に関わりなく、また、人
体の移動の停止があっても、人体の最新の位置が検出で
きるとともに、人体の出入が検出できるものである。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第9の構成による本発明の原理につい
て、本発明の第8の構成を例に、第9図を用いて説明す
る。
第9図は、本発明の第9の構成を示すブロック図で、図
中4はデジタル映像信号を用いて平均明度を計算し、そ
の結果を用いてデジタル変換手段3のデジタル化レベル
を変更する明暗判定手段を示す。
次に動作について説明する。
明暗判定手段4により、デジタル変換手段3より出力さ
れるデジタル映像信号の論理“1"を計数し平均を求め
る。この結果が所定の値になるまで、デジタル変換手段
3のデジタル化レベルの変更を行いながら、同じ動作を
繰り返す。
従って、照度の変化に自動的に追随でき、映像入力手段
に自動絞り機能を必要としない効果を生む。この他の動
作は、第8図の説明と同じであるため、ここでは説明を
省略する。
詳細な動作の説明は後述する。
次に、本発明の第1の構成による本発明をより詳しく、
第10図〜第15図を用いて説明する。
まず、本発明の第1の構成による具体例について第10図
を用いて説明する。
本実施例では、映像入力に5×5セルの撮影素子を、検
出結果を5×5ドットのLEDで表示するものを用い、映
像入力は読出信号に応じて映像信号が出力されるものと
するが、これらに特定または限定するものではなく、特
に映像素子のセル数を32×32としたり、これを熱赤外線
に感応する素子としてもよく、また、検出結果をシリア
ル信号などでエアコンなど別の機器に送出するものを採
用しても良く、何れの場合も本発明の要旨を脱し得るも
のではない。
第10図は、本発明の第1の構成による電子回路図を示
す。なお、これらの回路を動作させるために必要な電源
など、本発明の要旨に直接関係しないものは、図示並び
に説明を省略する。
第10図において、R1〜R10は抵抗、Tr1〜Tr2はトランジ
スタ、D1〜D25はLED、IC1はマイコン、IC2はバッファ
ー、CI3はコンパレータをそれぞれ示す。なお、抵抗R1
〜R10、トランジスタTr1〜Tr5、バッファーIC2及びLEDD
1〜D25で周知のスキャン表示回路を構成している。
なお、本具体例において、映像入力手段1、映像処理手
段2及びデジタル変換手段3は、第10図上でそれぞれ一
点鎖線で囲んだ構成である。本発明による信号処理は、
各記憶手段を内部のRAMで構成するなど、マイクロコン
ピュータを中心とする回路で容易に実現できる。
次に、動作について第11図〜第14図を併用して説明す
る。
第11図は、マイコンIC1の動作の全体を表すフローチャ
ート、第12図はフレームリード、第13図は相違点判定計
算、第14図は位置演算の各サブルーチンを表すフローチ
ャートをそれぞれ示す。
まず、メモリB(記憶手段B6)を選択し、フレームリー
ドサブルーチンで映像信号をデジタル化(デジタル変換
手段3)し、これを記憶する。
フレームリードサブルーチンでは、読出信号をA1端子よ
り出力し、A0端子より映像信号の1セル(画素)分を読
み取りこれを記憶し、各メモリアドレスを次番地に変更
する動作を、1フレーム、すなわち1画像分繰り返し行
うことで、人体を含めた映像がデジタル化される。
次に、所定のサンプリング時間を計測(サンプリング手
段7)する。なお、本出願人はサンプリング時間に1秒
を採用したが、人体のゆっくりとした動きには数十秒が
適当である。
その後、メモリA(記憶手段A5)を選択、同様にデジタ
ル映像信号を記憶する。1秒後の映像がデジタル化され
たこととなる。
次に、相違点判定計算サブルーチンでメモリB及びメモ
リAの排他的論理和を計算(相違点判定手段8)し、こ
れをメモリY(記憶手段Y11)に記憶する。
相違点判定計算サブルーチンでは、前の画像と後の画像
との変化を、各メモリ間の排他的論理和演算で全画素に
対して行うことで検出する。この結果、変化は論理“1"
で記憶される。
次に、位置演算サブルーチンでメモリYの論理“1"をス
キャンする。このアドレスは変化のあったセル、すなわ
ち移動のあった場所を示すことから、この位置を人体位
置とし、これをスキャン表示する。
位置演算サブルーチンでは、メモリY内の全画素につい
てスキャンすることから、複数の人体の位置検出ができ
る。
本発明では、特に室内において一般に移動するものは人
体であるため、移動を人体の位置に対応づけている。従
って、本発明によれば、自動車や工業用ロボットなどの
位置も検出できる。
次に、以上に説明した動作による人体位置検出の具体例
を第15図を用いて説明する。
第15図は、本発明の第1の構成による、論理“0"及び
“1"で表した人体位置検出例を示す。
同図において、(1)は前の画像で斜線の部分は机を人
体は移動の様子を矢印でそれぞれ表し、(2)はこれを
デジタル化したデジタル映像信号、(3)は後の(現在
の)画像、(4)はこれを同様にデジタル化したデジタ
ル映像信号、(5)はこれらの信号の排他的論理和をと
った移動検知信号をそれぞれ示す。同図で明らかなよう
に、人体以外のものは検出されず、かつ、人体の位置が
過去の移動も含めて検出されている。
次に、本発明の第2の構成による実施例をより詳しく、
第16図〜第19図を用いて説明する。
なお、本発明の第2の構成による電子回路図は、第10図
の説明と同様であり、ここでは図示並びに説明を省略す
る。また、都合の場合により、出入口は検出系の周辺の
位置とするが、本来検出系のどこにあっても同様の人体
出入検出が可能である。
まず、本発明の第2の構成による具体例の動作について
第16図〜第18図を用いて説明する。
第16図は、マイコンIC1の動作の全体を表すフローチャ
ート、第17図は相違点判定計算、第18図は位置演算の各
サブルーチンを表すフローチャートをそれぞれ示し、こ
れらは第11図〜第14図の説明とほぼ同じ動作であるた
め、異なる点を中心に説明する。なお、フレームリート
サブルーチンは、第12図と同じでよい。
動作について説明する。
第2の構成によれば、サンプリング時間前後のデジタル
映像信号を記憶した後、減算をする相違点判定計算が異
なり、人体の出入を検出する出入判別計算を追加する。
それぞれの処理順序は、第16図のとおりである。
相違点判定計算サブルーチンでは、メモリB及びメモリ
Aを用いて相互に減算し、結果をメモリRとメモリQと
に記憶、更に、結果の論理和演算したものをメモリYに
記憶する。第2の構成の原理のところで詳しく述べたよ
うに、人体の出信号がメモリRに、入信号がメモリQ
に、移動検知信号がメモリYにそれぞれ記憶されたもの
である。
出入判別計算サブルーチンでは、メモリR及びメモリQ
の周辺セルにおいて、独立した論理“1"をスキャンす
る。この論理“1"は、外からの移動を示すため、メモリ
Rでは人体の出位置を、メモリQでは人体の入位置をそ
れぞれ示す。
なお、人体の出入位置は、スキャン表示する際、それぞ
れ点滅させてその周期を変えるなどの方法を採用すれば
よい。
以上のように、本発明の第2の構成によれば、複数の人
体の位置と、その出入が検出できる。
次に、以上に説明した動作による人体位置検出の具体例
を第19図を用いて説明する。
第19図は、本発明の第2の構成による、論理“0"及び
“1"で表した人体位置検出例を示す。
同図において、(7)はメモリBよりメモリAを減算し
メモリRに記憶した出移動検知信号、(8)はメモリA
よりメモリBを減算しメモリQに記憶した入移動検知信
号をそれぞれ示す。同図で明らかなように、人体以外の
ものは検出されず、かつ、人体の位置が過去の移動も含
めて検出され、同時に人体の出入についても区別されて
検出されている。
以下の説明に当たって、前記第1の構成及び第2の構成
の原理と具体例の説明、並びに、添加した図面により容
易に理解できるため、図面の対応づけと簡単な説明を行
い、以降の詳細な説明は省略する。
まず、本発明の第3の構成による実施例について、第20
図〜第21図を用いて説明する。
本発明の第3の構成による電子回路図は第10図、動作の
全体を表すフローチャートは第11図、フレームリードサ
ブルーチンは第12図、相違点判定計算サブルーチンは第
13図と同様であり、位置演算サブルーチンは第20図、人
体位置検出の具体例は第21図である。
第20図で明らかなように、同図は第14図で説明した動作
にメモリAの内容との論理積演算を付加したものであ
る。メモリAには現在の映像をデジタル化したものを記
憶しているため、人体がその周囲に比べ明るく撮影され
る場合に、人体の最新の位置が高精度に検出されるもの
である。
この具体例を第21図に示す。第21図において、(6)は
現在のデジタル映像信号(4)と論理積演算した人体位
置信号を示す。
次に、本発明の第4の構成による実施例について、第22
図を用いて説明する。
本発明の第4の構成による電子回路図は第10図、動作の
全体を表すフローチャートは体16図、フレームリードサ
ブルーチンは第12図、相違点判定計算サブルーチンは第
17図、位置演算サブルーチンは第20図と同様であり、人
体位置検出の具体例は第22図である。
第22図で明らかなように、人体がその周囲に比べ明るく
撮影される場合に、人体の出入位置が検出される以外
に、人体の最新の位置が高精度に検出されるものであ
る。
次に、本発明の第5の構成による実施例について、第23
図及び第24図を用いて説明する。
本発明の第5の構成による電子回路図は第10図、動作の
全体のを表すフローチャートは第11図、フレームリード
サブルーチンは第12図、相違点判定計算サブルーチンは
第13と同様であり、位置演算サブルーチンは第23図、人
体位置検出の具体例は第24図である。
第23図で明らかなよう、同図は第20図で説明した動作に
メモリAの内容の論理否定との論理積演算を付加したも
のである。メモリAには現在の映像をデジタル化したも
の(論理が逆転)を記憶しているため、結果的に人体の
最新の位置が高精度に検出されるものである。
この具体例を第24図に示す。従って、人体がその周囲に
比べ暗く撮影される場合に、人体の出入位置が検出され
る以外に、人体の最新の位置が高精度に検出されるもの
である。
次に、本発明の第6の構成による実施例について、第25
図を用いて説明する。
本発明の第4の構成による電子回路図は第10図、動作の
全体を表すフローチャートは第16図、フレームリードサ
ブルーチンは第12図、相違点判定計算サブルーチンは第
17図、位置演算サブルーチンは体23図と同様であり、人
体位置検出の具体例は第25図である。
第25図で明らかなように、人体がその周囲に比べ暗く撮
影される場合に、人体の出入位置が検出される以外に、
人体の最新の位置が高精度に検出されるものである。
次に、本発明の第7の構成による実施例について、第26
図〜第28図を用いて説明する。なお、映像の具体例とし
て人体の写り込みの論理が明暗双方に渡る場合を用い
た。
本発明の第7の構成による電子回路図は第10図、フレー
ムリードサブルーチンは第12図、相違点判定計算サブル
ーチンは第13図と同様であり、動作の全体を表すフロー
チャートは第26図、位置演算サブルーチンは第27図、人
体位置検出の具体例は第28図である。
第26図で明らかなように、同図は第11図で説明した動作
を2回分の移動検知信号に対して行うようにし、それぞ
れをメモリY及びメモリXに記憶したものである。メモ
リY及びメモリXには人体の移動の軌跡を記憶したもの
である。
第27図で明らかなように、メモリY及びメモリXに記憶
した人体の移動の軌跡の論理積をとることにより、その
軌跡の中心点を見いだし、この中心点から最新の移動の
軌跡をスキャンすることで、より確実な人体位置を検出
するものである。
従って、人体がその写り込みの論理によらず、人体の最
新の位置が高精度に検出されるものである。
この具体例を第28図に示す。第28図において、(10),
(12),(14)はそれぞれサンプリング時間だけ遅れた
映像で、斜線の部分は人体の写り込みの論理が“1"に、
これ以外の部分は逆である場合をそれぞれ表し、(1
1),(13),(15)はこれらをデジタル化したデジタ
ル映像信号、(20),(21)はこれらのデジタル映像信
号の排他的論理和をとった移動検知信号、(30)はこの
移動検知信号間で論理積演算した移動位置信号(移動の
軌跡の中心点)をそれぞれ示す。同図より明らかなよう
に、移動位置信号(30)を移動検知信号(21)に重ね
て、論理“1"をスキャンすれば、映像(14)の人体位置
が確実にまた容易に検出できるものである。
次に、本発明の第8の構成による実施例ちついて、第29
図を用いて説明する。なお、前記と同様に映像の具体例
として人体の写り込みの論理が明暗双方に渡る場合を用
いた。
本発明の第8の構成による電子回路図は第10図、フレー
ムリードサブルーチンは第12図、相違点判定計算サブル
ーチンは第17図、位置演算サブルーチンは第27図、人体
位置検出の具体例は第28図と同様であり、動作の全体を
表すフローチャートは第29図である。
第29図で明らかなように、人体がその写り込みの論理に
よらず、人体の出入位置が検出される以外に、人体の確
実な最新の位置が高精度に検出されるものである。
以上、第1〜第8の何れの構成によっても、詳細に説明
したように、人体の位置がそれぞれ特徴を有し、順次構
成を若干変更しなければならないが、何れの場合も検出
され、人体位置信号を得られるものである。また、何れ
も簡単な構成でかつ構成部品数は少ない。
次に、本発明の第9の構成にらる実施例を第30図を用い
て説明する。
第30図は、本発明の第9の構成による実施例におけるフ
レームリードサブルーチンを示す。
同図で明らかなように、本発明の第9の構成によれば、
これまでに詳細に説明した第1〜第8の構成のフレーム
リードサブルーチンを同図に示したものに置き換えれば
良い。すなわち、同図における動作は、1フレーム分の
デジタル映像信号を用いて、その平均明度を加算し、平
均を求め、所定の値になるようにD/A端子からのデジタ
ル化レベルを変更するものである。
従って、撮影する映像の照度補正を自動的に行え、映像
入力手段における同機能を簡素化し、特に室内などでは
不要にすることが出来る。
なお、これまでの実施例において、デジタル変換手段3
をD/A出力を利用したものにより説明したが、これはA/D
変換器を応用してもよい。この場合の電子回路図を第31
図に説明する。
デジタル変換手段3をA/D変換器により構成した場合
は、A/D変換後のデジタルデータを以後の演算にこれま
でのように論理“1"及び論理“0"に変換して用いても、
あるいはそのまま用いてもよい。特に人体などの照度が
微妙に検出できるため、本実施例に詳細に説明してきた
技術を用いて容易に実現でき、より高精度な人体位置検
出が可能とできるものである。
以上、本実施例の動作の説明で明らかなように、本発明
によれば簡単な構成で人体位置検出装置から実現でき
る。
発明の効果 以上詳細に述べたように、本発明は、映像による人体の
移動を2次元的に捉え、これを検出するために、その出
力を利用して人体の位置が特定でき、また、人体以外の
ものの誤検出を防止することができ、しかも簡単な構成
で人体位置検出装置が実現できる。
更に、人体位置検出装置が小型化でき、かつ原理を始め
その動作の具体例など詳細に説明したため、種々のシス
テム容易に応用でき、得られる効果も実用的で有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の人体位置検出装置の異なる原
理を説明するブロック図、第10及び第31図はそれぞれ同
人体位置検出を行う異なる構成の電子回路図、第11図、
第16図、第26図、第29図はそれぞれ同画像処理を行うた
めの処理の全容を示すフローチャート、第12図〜第14
図、第17図、第18図、第20図、第23図、第27図、第30図
はそれぞれ同処理の各サブルーチンを示すフローチャー
ト、第15図、第19図、第21図、第22図、第24図、第25
図、第28図は人体位置検出の異なる構成からなる具体例
である。 1……映像入力手段、2……映像処理手段。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し出力する映像処
    理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像信
    号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記
    デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間
    を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の前
    後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記記
    憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶されたデ
    ジタル映像信号間で排他的論理和演算し移動検出信号を
    出力する相違点判定手段と、前記移動検知信号を記憶す
    る記憶手段Yと、前記記憶手段Yに記憶された移動検知
    信号により人体の位置を演算し人体位置信号を出力する
    位置演算手段とより構成した人体位置検出装置。
  2. 【請求項2】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し出力する映像処
    理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像信
    号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記
    デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間
    を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の前
    後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記記
    憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶されたデ
    ジタル映像信号間で所定の減算を相互に行い、出または
    入移動検知信号を出力するとともに、減算後論理和演算
    し移動検知信号を出力する相違点判定手段と、前記移動
    検知信号を記憶する記憶手段Yと、前記入移動検知信号
    を記憶する記憶手段Rと、同前記出移動検知信号を記憶
    する記憶手段Qと、前記記憶手段Rと前記記憶手段Qと
    にそれぞれ記憶された出または入移動検知信号を用いて
    人体の出入信号を出力する出入判別手段と、前記記憶手
    段Yに記憶された移動検知信号により人体の位置を演算
    し、人体位置信号を出力する位置演算手段とより構成し
    た人体位置検出装置。
  3. 【請求項3】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し出力する映像処
    理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像信
    号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記
    デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間
    を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の前
    後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記記
    憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶されたデ
    ジタル映像信号間で排他的論理和演算し移動検知信号を
    出力する相違点判定手段と、前記移動検知信号を記憶す
    る記憶手段Yと、前記記憶手段Yに記憶された移動検知
    信号と前記記憶手段Aに記載されたデジタル映像信号と
    より論理積演算し、演算結果を用いて人体の位置を演算
    し人体位置信号を出力する位置演算手段とより構成した
    人体位置検出装置。
  4. 【請求項4】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し出力する映像処
    理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像信
    号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記
    デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間
    を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の前
    後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記記
    憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶されたデ
    ジタル映像信号間で所定の減算を相互に行い、出または
    入移動検知信号を出力するとともに、減算後論理和演算
    し移動検知信号を出力する相違点判定手段と、前記移動
    検知信号を記憶する記憶手段Yと、前記入移動検知信号
    を記憶する記憶手段Rと、同前記出移動検知信号を記憶
    する記憶手段Qと、前記記憶手段Rと前記記憶手段Qと
    にそれぞれ記憶された出または入移動検知信号を用いて
    人体の出入信号を出力する出入判別手段と、前記記憶手
    段Yに記憶された移動検知信号と前記記憶手段Aに記憶
    されたデジタル映像信号とより論理積演算し、演算結果
    を用いて人体の位置を演算し、人体位置信号を出力する
    位置演算手段とより構成した人体位置検出装置。
  5. 【請求項5】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し、出力する映像
    処理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像
    信号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段
    と、前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の
    時間を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測
    の前後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前
    記記憶手段Aに記憶されたデジタル映像信号を論理否定
    演算し、否定デジタル映像信号を出力するNOT手段と、
    前記記憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶さ
    れたデジタル映像信号間で排他的論理和演算し、移動検
    知信号を出力する相違点判定手段と、前記移動検知信号
    を記憶する記憶手段Yと、前記記憶手段Yに記憶された
    移動検知信号と前記否定デジタル映像信号とより論理積
    演算し、演算結果を用いて人体の位置を演算し、人体位
    置信号を出力する位置演算手段とより構成した人体位置
    検出装置。
  6. 【請求項6】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し、出力する映像
    処理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像
    信号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段
    と、前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の
    時間を計測し前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測
    の前後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前
    記記憶手段Aに記憶されたデジタル映像信号を論理否定
    演算し、否定デジタル映像信号を出力するNOT手段と、
    前記記憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶さ
    れたデジタル映像信号間で所定の減算を相互に行い、出
    または入移動検知信号を出力するとともに、減算後論理
    和演算し移動検知信号を出力する相違点判定手段と、前
    記移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、前記入移動検
    知信号を記憶する記憶手段Rと、同前記出移動検知信号
    を記憶する記憶手段Qと、前記記憶手段Rと前記記憶手
    段Qとにそれぞれ記憶された出または入移動検知信号を
    用いて人体の出入信号を出力する出入判別手段と、前記
    記憶手段Yに記憶された移動検知信号と前記否定デジタ
    ル映像信号とより論理積演算し、演算結果を用いて人体
    の位置を演算し、人体位置信号を出力する位置演算手段
    とより構成した人体位置検出装置。
  7. 【請求項7】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し、出力する映像
    処理手段とより構成し、前記映像手段は、前記映像信号
    をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、前
    記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記デ
    ジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間を
    計測し、前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の前
    後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記記
    憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶されたデ
    ジタル映像信号間で排他的論理和演算し、移動検知信号
    を記憶先を切り換えて出力する相違点判定手段と、最初
    に前記移動検知信号を記憶する記憶手段Yと、次に前記
    移動検知信号を記憶する記憶手段Xと、前記記憶手段Y
    及び前記記憶手段Xにそれぞれ記憶された移動検知信号
    を用いて論理積演算し移動位置信号を出力し、同移動位
    置信号及び前記記憶手段Xに記憶された移動検知信号を
    用いて人体の位置を演算し、人体位置信号を出力する位
    置演算手段と、前記移動位置信号を記憶する記憶手段P
    とより構成した人体位置検出装置。
  8. 【請求項8】光を映像信号に変換する映像入力手段と、
    前記映像信号を用いて人体位置を演算し出力する映像処
    理手段とより構成し、前記映像処理手段は、前記映像信
    号をデジタル映像信号に変換するデジタル変換手段と、
    前記デジタル映像信号を記憶する記憶手段Bと、同前記
    デジタル映像信号を記憶する記憶手段Aと、所定の時間
    を計測し、前記記憶手段B及び前記記憶手段Aを計測の
    前後にそれぞれ選択駆動するサンプリング手段と、前記
    記憶手段B及び前記記憶手段Aとにそれぞれ記憶された
    デジタル映像信号間で所定の減算を相互に行い、出また
    は入移動検知信号を出力するとともに、減算後論理和演
    算し移動検知信号を記憶先を切り換えて出力する相違点
    判定手段と、前記移動検知信号を記憶する記憶手段Y
    と、前記入移動検知信号を記憶する記憶手段Rと、同前
    記出移動検知信号を記憶する記憶手段Qと、前記記憶手
    段Rと前記記憶手段Qとにそれぞれ記憶された出または
    入移動検知信号を用いて人体の出入信号を出力する出入
    判別手段と、最初に前記移動検知信号を記憶する記憶手
    段Yと、次に前記移動検知信号を記憶する記憶手段X
    と、前記記憶手段Y及び前記記憶手段Xにそれぞれ記憶
    された移動検知信号を用いて論理積演算し移動位置信号
    を出力し、同移動位置信号及び前記記憶手段Xに記憶さ
    れた移動検知信号を用いて人体の位置を演算し、人体位
    置信号を出力する位置演算手段と、前記移動位置信号を
    記憶する記憶手段Pとより構成した人体位置検出装置。
  9. 【請求項9】デジタル映像信号により平均明度を計算
    し、その結果を用いてデジタル変換手段のデジタル化レ
    ベルを変更する名案判定手段を首した請求項(1),
    (2),(3),(4),(5),(6),(7)また
    は(8)記載の人体位置検出装置。
  10. 【請求項10】デジタル変換手段をA/Dコンバータを用
    いることで実現した請求項(1),(2),(3),
    (4),(5),(6),(7),(8)または(9)
    記載の人体位置検出装置。
  11. 【請求項11】少なくとも、サンプリング手段と、相違
    点判定手段と、位置演算手段とをシングルチップマイク
    ロコンピュータを用いることで実現した請求項(1),
    (2),(3),(4),(5),(6),(7),
    (8),(9)または(10)記載の人体位置検出装置。
JP63268490A 1988-10-25 1988-10-25 人体位置検出装置 Expired - Fee Related JPH07113530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63268490A JPH07113530B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 人体位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63268490A JPH07113530B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 人体位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02115702A JPH02115702A (ja) 1990-04-27
JPH07113530B2 true JPH07113530B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=17459221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63268490A Expired - Fee Related JPH07113530B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 人体位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07113530B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3012751B2 (ja) * 1992-03-13 2000-02-28 松下電器産業株式会社 在席検出装置及び安全制御装置
KR100372309B1 (ko) * 1999-10-13 2003-02-17 최종주 인체부위의 이동거리 측정장치 및 방법
JP6593860B2 (ja) * 2014-01-30 2019-10-23 国立大学法人山口大学 輝度分布センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02115702A (ja) 1990-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7557691B2 (en) Obstacle detector for vehicle
US5212547A (en) Image processing device and method for sensing moving objects and rangefinder employing the same
US20070217780A1 (en) Object detection apparatus
JP7038729B2 (ja) 画像合成装置および画像合成方法
JPH0730796A (ja) ビデオ信号追従処理システム
JPH07113530B2 (ja) 人体位置検出装置
JPH03161898A (ja) 駐車場管理装置
JP2829801B2 (ja) トンネル内車両動態計測装置
JP2980063B2 (ja) 画像処理装置
JP2001148843A (ja) 撮影装置及びこの撮影装置を用いた防犯システム
JP2643594B2 (ja) テレビインターホン
US5317523A (en) Integrated reflective image sensor
JP3615909B2 (ja) 移動物体検出装置
JPH065909B2 (ja) カメラにおける自動追尾装置
JP3313898B2 (ja) 火災検出装置
KR102450629B1 (ko) 열화상 카메라 장치 및 그 제어 방법
JPH0442747Y2 (ja)
JP3193956B2 (ja) 赤外線熱画像装置
JP2995930B2 (ja) 画像処理装置
JPH02141069A (ja) 画像入力装置
JP3143291B2 (ja) 画像目標検出装置
JPH0287003A (ja) 位置検出装置
JP2807232B2 (ja) 医用画像差異認識表示方法及びこの医用画像差異認識表示装置
JPH09325018A (ja) 3次元計測システム及び3次元撮影装置
JPH06235613A (ja) 車幅検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees