JPH07113514A - 焼却灰溶融システム - Google Patents

焼却灰溶融システム

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JPH07113514A
JPH07113514A JP5260496A JP26049693A JPH07113514A JP H07113514 A JPH07113514 A JP H07113514A JP 5260496 A JP5260496 A JP 5260496A JP 26049693 A JP26049693 A JP 26049693A JP H07113514 A JPH07113514 A JP H07113514A
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JP
Japan
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oxygen
ash melting
incineration ash
electric power
ash
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Pending
Application number
JP5260496A
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English (en)
Inventor
Ichiro Nakamachi
一郎 仲町
Isao Kato
功 加藤
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場で発電した電力で酸素製造装置を駆動し
て酸素を取り出し、この酸素を用いるようにした焼却灰
溶融システムを提供する。 【構成】 灰溶融炉11とPSA酸素製造装置12とを
備える。前記灰溶融炉11は、酸素バーナ13を備え、
前記PSA酸素製造装置12は、取り入れた空気から、
ゼオライト等の吸着剤の分圧による吸着量の差を利用す
ることによって高濃度(約80〜98%)の酸素を分離
することができるもので、工場内に設置した発電機14
を電力源とする。 【効果】 能率的な溶融、設備の省スペース化が可能で
ある。また、集塵機の容量が小さくて済む。窒素フリー
の燃焼のため、NOxの発生を極力抑えることができ
る。自家発電による電力を使用するため、ランニングコ
ストを抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば清掃工場で発生
する焼却灰を溶融するため、工場で発電した電力で酸素
製造装置を駆動して酸素を取り出し、この酸素を用いる
ようにした焼却灰溶融システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、清掃工場等で発生する焼却灰の処
理方法として、溶融減容化を達成するために、予熱空気
を利用した燃焼もしくは電気抵抗加熱、アーク加熱等の
方式が採用されてきた。例えば、図2に示すように、予
熱空気を利用した燃焼を行う装置1は、予熱された燃焼
空気を燃料と共に、溶融炉2に設けられたバーナ3に供
給し、溶融炉2内に押出装置4により送り込まれた焼却
灰をバーナ3による火炎にさらすことによって溶融減容
化を行うものであるが、火炎温度を上げるために予熱さ
れた燃焼空気を必要とし、そのために、燃焼排気ガスと
燃焼用空気の熱交換器(図示省略)を設置している。ま
たかかる装置1によると、灰の一部および低沸点物質が
排気と共に搬送されるので煙道部には集塵機(図示省
略)が設置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように予熱空気を利用した燃焼を行う装置1では、 熱交換器の設置が不可欠となり、設備コストがかか
る、 灰の一部および低沸点物質が燃焼排ガスと共に下流側
へ流れ、それらを取り除くための大容量の集塵機が必要
となる、 燃焼排ガスを熱交換器に導いて燃焼用空気の予熱を行
う際、灰及び低沸点物質が熱交換器にこびりつき易いの
で、性能の劣化が早く、頻繁な清掃が必要となる、 予熱空気温度には熱交換器の性能上限界があり、炉温
を高温にすることが難しく高融点物質を溶融することが
難しい、 等の課題がある。本発明は、このような課題を改善する
ためになされたものであって、清掃工場で発生する焼却
灰を溶融するため、工場で発電した電力によって酸素製
造装置を運転して酸素を取り出し、この酸素を用いるよ
うにした焼却灰溶融システムを提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、焼却灰を溶融するための焼却灰溶融
システムであって、灰溶融炉と酸素製造装置とを備え、
前記灰溶融炉は酸素バーナを備え、酸素製造装置を自家
発電による電力により運転して酸素を取り出し、この酸
素を前記灰溶融炉に供給する構成としたことを特徴とす
る。前記酸素製造装置には、PSA方式を適用すること
ができる。
【0005】
【作用】自家発電による低コストの電力を酸素製造装置
に供給して酸素製造装置を運転し、酸素製造装置に導入
された空気から酸素を取り出す。かかる酸素を灰溶融炉
に供給して酸素バーナにて燃料を燃焼させて高温の火炎
を形成し、焼却灰を溶融する。また、酸素製造装置に
は、PSA方式を適用することができ、低廉な自家発電
による電力によって運転して、導入された空気から高濃
度のコストの安い酸素を分離して燃焼に供することで、
高温燃焼が可能であり、能率的な焼却灰の溶融が可能で
ある。
【0006】
【実施例】次に、本発明にかかる焼却灰溶融システムに
ついて、一実施例を挙げ、以下詳細に説明する。図1に
焼却灰溶融システム10を示し、この焼却灰溶融システ
ム10は、焼却灰を溶融するためのものであって、灰溶
融炉11とPSA酸素製造装置12とを備えたものであ
る。前記灰溶融炉11は、炉内に臨入装着した酸素バー
ナ13を備え、高温の火炎を発生して高効率の溶融減容
化を可能としている。前記PSA酸素製造装置12は、
その詳細な構成の説明は省略するが、取り入れた空気か
ら、ゼオライト等の吸着剤の分圧による吸着量の差を利
用することによって高濃度(約80〜98%)の酸素を
分離することができるもので、工場内に設置した発電機
14を電力源としている。
【0007】本発明にかかる焼却灰溶融システム10は
以上の通りであり、以下に焼却灰溶融システム10の動
作手順を説明する。工場内に設置した発電機14による
電力をPSA酸素製造装置12に供給してPSA酸素製
造装置12を運転し、PSA酸素製造装置12に導入さ
れた空気から酸素(濃度約80〜98%)を取り出す。
この際、導入された空気から酸素(濃度約80〜98
%)を取り出すと共に、窒素も分離され放出される。か
かる酸素を灰溶融炉11の酸素バーナ13に供給して導
入した燃料を燃焼させて高温の火炎を形成し、焼却灰を
溶融することができる。なお、空気中の窒素は灰溶融炉
11に供給されず放出されるため、NOxの発生を抑制
することができる。前記PSA酸素製造装置12は、低
廉な工場内に設置した発電機14による電力によって運
転して、導入された空気から高濃度酸素を分離して燃焼
に供することができるので、コストの安い高濃度酸素を
得ることができ、通常のバーナに比較して高温燃焼が可
能な酸素バーナ13を適用したので、高融点物質の溶融
も容易となり能率的な焼却灰の溶融が可能である。
【0008】
【発明の効果】以上、本発明によれば、 高濃度の酸素による燃焼なので、通常の空気燃焼に比
較して高温燃焼がもたらされ、高融点物質の溶融も容易
となり、能率的な溶融が可能となる。 空気の予熱手段が不要なので設備の省スペース化が可
能である。 灰の舞い上がりが少ない。空気燃焼に比べて排ガス量
が数分の一に減少するので、排ガスによる灰または揮散
分の搬送が少なくなり、しかも排ガス量も少なくなるた
め、集塵機の容量が小さくて済む。 窒素フリーの燃焼のため、NOxの発生を極力抑える
ことができる。 自家発電による電力を使用するため、ランニングコス
トを抑制することができる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる焼却灰溶融システムをの一例を
示す系統説明図である。
【図2】従来における予熱空気を利用した燃焼を行う装
置の模式的な概略側面説明図である。
【符号の説明】
10 焼却灰溶融システム 11 灰溶融炉 12 PSA酸素製造装置 13 酸素バーナ 14 発電機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却灰を溶融するための焼却灰溶融シ
    ステムであって、灰溶融炉と酸素製造装置とを備え、前
    記灰溶融炉は酸素バーナを備え、前記酸素製造装置を自
    家発電による電力により運転して酸素を取り出し、この
    酸素を前記灰溶融炉に供給する構成としたことを特徴と
    する焼却灰溶融システム。
  2. 【請求項2】 酸素製造装置にPSA方式を適用した
    請求項1記載の焼却灰溶融システム。
JP5260496A 1993-10-19 1993-10-19 焼却灰溶融システム Pending JPH07113514A (ja)

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JP5260496A JPH07113514A (ja) 1993-10-19 1993-10-19 焼却灰溶融システム

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01312382A (ja) * 1988-04-29 1989-12-18 Air Prod And Chem Inc 酸素及びアルゴン回収用の充てん塔を用いた空気分離プロセス
EP0692676A3 (de) * 1994-07-16 1996-12-04 Lentjes Kraftwerkstechnik Verfahren zur Verwertung organische Bestandteile enthaltender Stoffe und Einschmelzung der anorganischen Bestandteile durch Verbrennung
US6560990B2 (en) 1998-12-28 2003-05-13 Nippon Sanso Corporation Vapor-liquid contactor, cryogenic air separation unit and method of gas separation
KR100509179B1 (ko) * 2002-11-25 2005-08-22 최원철 공기중 산소를 증가시켜 무연료 순수 생태 방식으로폐기물을 소각하는 시스템

Cited By (5)

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EP0692676A3 (de) * 1994-07-16 1996-12-04 Lentjes Kraftwerkstechnik Verfahren zur Verwertung organische Bestandteile enthaltender Stoffe und Einschmelzung der anorganischen Bestandteile durch Verbrennung
US6560990B2 (en) 1998-12-28 2003-05-13 Nippon Sanso Corporation Vapor-liquid contactor, cryogenic air separation unit and method of gas separation
US6565629B1 (en) 1998-12-28 2003-05-20 Nippon Sanso Corporation Vapor-liquid contactor, cryogenic air separation unit and method of gas separation
KR100509179B1 (ko) * 2002-11-25 2005-08-22 최원철 공기중 산소를 증가시켜 무연료 순수 생태 방식으로폐기물을 소각하는 시스템

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