JPH07113453A - 運動変換機構 - Google Patents
運動変換機構Info
- Publication number
- JPH07113453A JPH07113453A JP28172293A JP28172293A JPH07113453A JP H07113453 A JPH07113453 A JP H07113453A JP 28172293 A JP28172293 A JP 28172293A JP 28172293 A JP28172293 A JP 28172293A JP H07113453 A JPH07113453 A JP H07113453A
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- Japan
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- peripheral surface
- columnar body
- projection
- cylindrical body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転運動を直線運動に変換する運動変換機構
において、回転運動の回転数が一定であっても直線運動
の速度を変化させることができるようにする。 【構成】 筒状体5とその内側に遊嵌される柱状体1の
うちのいずれか一方が回転されるようにし、該一方の周
面にピッチが一定でないねじ溝4を形成し、他方の周面
に、二つの突起6、8を、一方の突起6については位置
が不変に、他方の突起8については該周面上に軸方向と
斜めに形成された突起移動路8内を移動自在に、互いに
離間して設け、柱状体1と筒状体5を、上記二つの突起
6、8が共にねじ溝4に摺動自在に係合する状態で嵌合
してなる。
において、回転運動の回転数が一定であっても直線運動
の速度を変化させることができるようにする。 【構成】 筒状体5とその内側に遊嵌される柱状体1の
うちのいずれか一方が回転されるようにし、該一方の周
面にピッチが一定でないねじ溝4を形成し、他方の周面
に、二つの突起6、8を、一方の突起6については位置
が不変に、他方の突起8については該周面上に軸方向と
斜めに形成された突起移動路8内を移動自在に、互いに
離間して設け、柱状体1と筒状体5を、上記二つの突起
6、8が共にねじ溝4に摺動自在に係合する状態で嵌合
してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転運動を直線運動に
変換する運動変換機構であって回転数が一定でありなが
ら直線運動の速度を一定の態様で変化させることができ
る新規な運動変換機構に関する。
変換する運動変換機構であって回転数が一定でありなが
ら直線運動の速度を一定の態様で変化させることができ
る新規な運動変換機構に関する。
【0002】
【従来の技術】回転運動を直線運動に変換する運動変換
機構としてスピンドルの外周面に一定ピッチのねじ溝を
形成し、該スピンドルのねじ溝にナットを螺合させ、該
スピンドルを例えばモータにより回転させることにより
上記ナットを介して直線運動を得るようにしたものがあ
る。
機構としてスピンドルの外周面に一定ピッチのねじ溝を
形成し、該スピンドルのねじ溝にナットを螺合させ、該
スピンドルを例えばモータにより回転させることにより
上記ナットを介して直線運動を得るようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の運動変換機構は、モータの回転数が一定だと直線
運動の速さも一定であり、直線運動の速度を変えること
ができないという問題を有していた。尤も、直線運動の
速さは、モータの回転数を変えることにより変えること
ができるが、しかし、それにはモータとしてステッピン
グモータというような特殊なモータを使用し、しかも回
転数を所定通りにコントロールするための制御回路を必
要とし、非常に高価になるという問題がある。この問題
について一つの例を挙げて説明すると次のとおりであ
る。
従来の運動変換機構は、モータの回転数が一定だと直線
運動の速さも一定であり、直線運動の速度を変えること
ができないという問題を有していた。尤も、直線運動の
速さは、モータの回転数を変えることにより変えること
ができるが、しかし、それにはモータとしてステッピン
グモータというような特殊なモータを使用し、しかも回
転数を所定通りにコントロールするための制御回路を必
要とし、非常に高価になるという問題がある。この問題
について一つの例を挙げて説明すると次のとおりであ
る。
【0004】エアーシリンダーを用いた機械には、その
エアーシリンダーのエアーの流量をバルブのニードル操
作によりコントロールするものが多いが、そのコントロ
ールはニードルを一定速度で動かす方法ではうまくいか
ない。というのは、一般にエアーシリンダーのバルブの
開口率が小さい間は、開口を塞ぐニードルの僅かな移動
によってエアーの流量が大きく変わるが、開口率が大き
くなるとニードルの移動量の変化に対するエアーの流量
の変化が小さくなるので、流量の変化率を略一定に保つ
ように駆動するには開口率が小さい間はニードルをゆっ
くりと移動し開口率が大きくなるとニードルを速く移動
するようにすることが必要である。
エアーシリンダーのエアーの流量をバルブのニードル操
作によりコントロールするものが多いが、そのコントロ
ールはニードルを一定速度で動かす方法ではうまくいか
ない。というのは、一般にエアーシリンダーのバルブの
開口率が小さい間は、開口を塞ぐニードルの僅かな移動
によってエアーの流量が大きく変わるが、開口率が大き
くなるとニードルの移動量の変化に対するエアーの流量
の変化が小さくなるので、流量の変化率を略一定に保つ
ように駆動するには開口率が小さい間はニードルをゆっ
くりと移動し開口率が大きくなるとニードルを速く移動
するようにすることが必要である。
【0005】しかし、このようなニードルを速さが変化
するようにコントロールするために高価なステッピング
モータや制御回路を用いた運動変換機構を使用すること
はエアーシリンダーを用いた機械の低価格化を阻むこと
になるのである。特に、複雑で大がかりな機械程エアー
シリンダーの数も多くなるので、機械を低価格にするこ
とが非常に難しくなる。
するようにコントロールするために高価なステッピング
モータや制御回路を用いた運動変換機構を使用すること
はエアーシリンダーを用いた機械の低価格化を阻むこと
になるのである。特に、複雑で大がかりな機械程エアー
シリンダーの数も多くなるので、機械を低価格にするこ
とが非常に難しくなる。
【0006】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、回転運動を直線運動に変換する運動
変換機構において、回転運動の回転数が一定であっても
直線運動の速度を変化させることができるようにするこ
とを目的とする。
されたものであり、回転運動を直線運動に変換する運動
変換機構において、回転運動の回転数が一定であっても
直線運動の速度を変化させることができるようにするこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明運動変換機構は、
筒状体とその内側に遊嵌される柱状体のうちのいずれか
一方が回転されるようにし、該一方の周面にピッチが一
定でないねじ溝を形成し、他方の周面に、二つの突起
を、一方の突起については位置が不変に、他方の突起に
ついては該周面上に軸方向と斜めに形成された突起移動
路内を移動自在に、互いに離間して設け、柱状体と筒状
体を、上記二つの突起が共にねじ溝に摺動自在に係合す
る状態で嵌合してなることを特徴とする。
筒状体とその内側に遊嵌される柱状体のうちのいずれか
一方が回転されるようにし、該一方の周面にピッチが一
定でないねじ溝を形成し、他方の周面に、二つの突起
を、一方の突起については位置が不変に、他方の突起に
ついては該周面上に軸方向と斜めに形成された突起移動
路内を移動自在に、互いに離間して設け、柱状体と筒状
体を、上記二つの突起が共にねじ溝に摺動自在に係合す
る状態で嵌合してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明運動変換機構によれば、柱状体と筒状体
のうち駆動側の部材の周面にピッチが一定でないねじ溝
を、従動側の部材の周面に、二つの突起を、一方は位置
を不変に、他方は軸方向と斜めに形成された突起移動路
内を移動自在に設けたので、ねじ溝のピッチが変化して
も他方の突起がその変化に応じて移動して一方の突起に
対する位置関係を変化するようにすることができる。従
って、駆動側の部材から従動側の部材への運動の伝達は
ピッチが変わっても支障なく行うことができる。依っ
て、一定の回転数であっても直線運動の速度をねじ溝の
ピッチを小さくすることにより遅く、ピッチを大きくす
ることにより速くすることができる。
のうち駆動側の部材の周面にピッチが一定でないねじ溝
を、従動側の部材の周面に、二つの突起を、一方は位置
を不変に、他方は軸方向と斜めに形成された突起移動路
内を移動自在に設けたので、ねじ溝のピッチが変化して
も他方の突起がその変化に応じて移動して一方の突起に
対する位置関係を変化するようにすることができる。従
って、駆動側の部材から従動側の部材への運動の伝達は
ピッチが変わっても支障なく行うことができる。依っ
て、一定の回転数であっても直線運動の速度をねじ溝の
ピッチを小さくすることにより遅く、ピッチを大きくす
ることにより速くすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明運動変換機構を図示実施例に従
って詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は本発明運
動変換機構の一つの実施例を示すもので、(A)は運動
変換機構の側面図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は
筒状体の切欠斜視図である。図面において、1は柱状体
で、支持片2、2間に両端部を軸受を介して回転自在に
支持され、正逆回転可能なモータ3により正逆回転せし
められる。該柱状体1は本実施例においては駆動側の部
材となる。
って詳細に説明する。図1(A)乃至(C)は本発明運
動変換機構の一つの実施例を示すもので、(A)は運動
変換機構の側面図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は
筒状体の切欠斜視図である。図面において、1は柱状体
で、支持片2、2間に両端部を軸受を介して回転自在に
支持され、正逆回転可能なモータ3により正逆回転せし
められる。該柱状体1は本実施例においては駆動側の部
材となる。
【0010】4は柱状体1の外周面に形成されたねじ溝
で、ピッチが一定でないところに大きな特徴がある。即
ち、該柱状体1には特殊なナットである次に述べる筒状
体(5)が螺合されるが、遅く動かしたり速く動かした
りするために、動かす速度に比例した大きさにピッチを
設定してある。5は柱状体1に外嵌された筒状体で、そ
の内周面の直径は柱状体1の直径よりも稍大きくされて
いる。本実施例においては従動側の部材となる。
で、ピッチが一定でないところに大きな特徴がある。即
ち、該柱状体1には特殊なナットである次に述べる筒状
体(5)が螺合されるが、遅く動かしたり速く動かした
りするために、動かす速度に比例した大きさにピッチを
設定してある。5は柱状体1に外嵌された筒状体で、そ
の内周面の直径は柱状体1の直径よりも稍大きくされて
いる。本実施例においては従動側の部材となる。
【0011】筒状体5は内周面に、固定突起(固定とは
位置が固定という意味である)6が回転可能に埋込まれ
た固定突起埋込凹部7と、移動突起8が回転及び移動可
能に移動突起移動凹部9が互いに軸方向に離間して形成
されている。固定突起6と移動突起8は共に同じ径の銅
球からなり、その半径より大きく直径より小さな深さd
の固定突起埋込凹部7と移動突起移動凹部9に回転可能
に埋込まれており、内周面から突出した部分が突起とな
って柱状体1のねじ溝4に摺動自在に係合するのであ
る。
位置が固定という意味である)6が回転可能に埋込まれ
た固定突起埋込凹部7と、移動突起8が回転及び移動可
能に移動突起移動凹部9が互いに軸方向に離間して形成
されている。固定突起6と移動突起8は共に同じ径の銅
球からなり、その半径より大きく直径より小さな深さd
の固定突起埋込凹部7と移動突起移動凹部9に回転可能
に埋込まれており、内周面から突出した部分が突起とな
って柱状体1のねじ溝4に摺動自在に係合するのであ
る。
【0012】図2は固定突起6と固定突起埋込凹部7を
示す断面図である。尚、移動突起移動凹部9は、断面形
状は固定突起埋込凹部7と全く同じだが、長さを有し、
筒状体5の内周面上に、軸方向に対して斜めに延びるよ
うに形成されている。これは、移動突起8が移動突起移
動凹部9上を移動することにより固定突起6との位置関
係をピッチの変化に対応して変化できるようにしつつ柱
状体1の回転運動を筒状体5に直線運動に変換して伝達
できるようにするためである。
示す断面図である。尚、移動突起移動凹部9は、断面形
状は固定突起埋込凹部7と全く同じだが、長さを有し、
筒状体5の内周面上に、軸方向に対して斜めに延びるよ
うに形成されている。これは、移動突起8が移動突起移
動凹部9上を移動することにより固定突起6との位置関
係をピッチの変化に対応して変化できるようにしつつ柱
状体1の回転運動を筒状体5に直線運動に変換して伝達
できるようにするためである。
【0013】10は連結軸11を介して筒状体5と連結
されたマニュピレータで、柱状体1と平行に延びるガイ
ド軸12により案内されながら筒状体5により移動せし
められる。13、13はガイド軸12をその両端にて支
持する支持部である。このような運動変換機構によれ
ば、モータ3の回転数が一定であっても筒状体1の外周
面に形成されたねじ溝4のピッチが一定ではなく、連続
的に変化せしめられているので、マニュピレータ10は
そのねじ溝4のピッチの比例した速度で直線運動する。
本実施例においては、ねじ溝4のピッチが柱状体1の両
端部で小さく、中央部で大きくされているので、柱状体
1の両端でゆっくりと、中央部で速く移動する往復直線
運動を行う。
されたマニュピレータで、柱状体1と平行に延びるガイ
ド軸12により案内されながら筒状体5により移動せし
められる。13、13はガイド軸12をその両端にて支
持する支持部である。このような運動変換機構によれ
ば、モータ3の回転数が一定であっても筒状体1の外周
面に形成されたねじ溝4のピッチが一定ではなく、連続
的に変化せしめられているので、マニュピレータ10は
そのねじ溝4のピッチの比例した速度で直線運動する。
本実施例においては、ねじ溝4のピッチが柱状体1の両
端部で小さく、中央部で大きくされているので、柱状体
1の両端でゆっくりと、中央部で速く移動する往復直線
運動を行う。
【0014】このような運動変換機構は、前述のエアー
シリンダーのエアコントロール用バルブのニードル操作
用として用いることができる。この場合は、開口率が微
小なところにおけるニードルの移動速度を遅くすればよ
いので柱状体1の一端部においてピッチを小さくし、他
端部に行くに従って連続的にピッチが大きくなるように
ねじ溝4を形成すれば良い。尚、上記実施例においては
モータ3を駆動源としていたが、手動により柱状体1に
回転力を与えるようにしても良い。この場合でも柱状体
1を略一定に手動で回転すれば直線運動の速度はピッチ
に比例して変化するので、その速度を変化させるために
柱状体1に対して与える回転速度を変化させるというよ
うな難しいテクニックは必要ではない。勿論、このよう
な運動変換機構は、一定回転数の回転運動を速度が変化
する直線運動に変換する運動機構一般に適用することが
できる。
シリンダーのエアコントロール用バルブのニードル操作
用として用いることができる。この場合は、開口率が微
小なところにおけるニードルの移動速度を遅くすればよ
いので柱状体1の一端部においてピッチを小さくし、他
端部に行くに従って連続的にピッチが大きくなるように
ねじ溝4を形成すれば良い。尚、上記実施例においては
モータ3を駆動源としていたが、手動により柱状体1に
回転力を与えるようにしても良い。この場合でも柱状体
1を略一定に手動で回転すれば直線運動の速度はピッチ
に比例して変化するので、その速度を変化させるために
柱状体1に対して与える回転速度を変化させるというよ
うな難しいテクニックは必要ではない。勿論、このよう
な運動変換機構は、一定回転数の回転運動を速度が変化
する直線運動に変換する運動機構一般に適用することが
できる。
【0015】図3(A)乃至(C)は本発明運動変換機
構の他の実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の
側面図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切
欠斜視図である。本実施例は、筒状体5aをモータ3に
より正逆回転し、筒状体1aから直線運動を引き出すよ
うにしたものである。
構の他の実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の
側面図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切
欠斜視図である。本実施例は、筒状体5aをモータ3に
より正逆回転し、筒状体1aから直線運動を引き出すよ
うにしたものである。
【0016】筒状体5aはその内周面にピッチが一定で
ないねじ溝4aが形成されており、柱状体1aはその外
周面に固定突起6aを埋め込んだ固定突起埋込凹部7
a、移動突起8aを移動可能に埋込んだ移動突起移動凹
部9aが形成されている。そして、マニュピレータ10
aは連結軸11aを介して柱状体1aに連結されてい
る。14は柱状体1aを摺動可能に支持する支持部であ
る。
ないねじ溝4aが形成されており、柱状体1aはその外
周面に固定突起6aを埋め込んだ固定突起埋込凹部7
a、移動突起8aを移動可能に埋込んだ移動突起移動凹
部9aが形成されている。そして、マニュピレータ10
aは連結軸11aを介して柱状体1aに連結されてい
る。14は柱状体1aを摺動可能に支持する支持部であ
る。
【0017】本運動変換機構においても固定突起6a,
移動突起8aをねじ溝4aに係合させることにより筒状
体5aを回転すると柱状体1aが直線運動するようにす
ることができ、そして、ねじ溝4aのピッチが一定でな
いのでモータ3の回転数が一定であってもマニュピレー
タ10aの移動速度がピッチの大きさに比例して変化す
るようにできる。図4は図3の運動変換機構の柱状体1
aの変形例を示す斜視図であり、柱状体1aの長さを短
かくし、柱状体1aの直線運動をそれより小径で長い軸
1bを介して取り出すようにしたものである。
移動突起8aをねじ溝4aに係合させることにより筒状
体5aを回転すると柱状体1aが直線運動するようにす
ることができ、そして、ねじ溝4aのピッチが一定でな
いのでモータ3の回転数が一定であってもマニュピレー
タ10aの移動速度がピッチの大きさに比例して変化す
るようにできる。図4は図3の運動変換機構の柱状体1
aの変形例を示す斜視図であり、柱状体1aの長さを短
かくし、柱状体1aの直線運動をそれより小径で長い軸
1bを介して取り出すようにしたものである。
【0018】
【発明の効果】本発明運動変換機構は、筒状体とその内
側に遊嵌される柱状体のうちのいずれか一方が回転され
るようにし、該一方の周面にピッチが一定でないねじ溝
を形成し、他方の周面に、二つの突起を、一方の突起に
ついては位置が不変に他方の突起については該周面上に
軸方向と斜めに形成された突起移動路内を移動自在に互
いに、互いに軸方向に離間して設け、柱状体と筒状体
を、上記二つの突起が共にねじ溝に係合する状態で嵌合
してなることを特徴とする。従って、本発明運動変換機
構によれば、柱状体と筒状体のうち駆動側部材の周面に
ねじ溝を、従動側の部材の周面に二つの突起を一方は位
置を固定し、他方は軸方向と斜めに形成された突起移動
路内を移動自在に設けたので、ねじ溝のピッチが変化し
ても他方の突起がその変化に応じて移動することができ
る。従って、駆動側の部材から従動側の部材への運動の
伝達はピッチが変わっても支障なく行うことができる。
依って、一定の回転数であっても直線運動の速度をねじ
溝のピッチを小さくすることにより遅く、ピッチを大き
くすることにより速くなるようにすることができる。
側に遊嵌される柱状体のうちのいずれか一方が回転され
るようにし、該一方の周面にピッチが一定でないねじ溝
を形成し、他方の周面に、二つの突起を、一方の突起に
ついては位置が不変に他方の突起については該周面上に
軸方向と斜めに形成された突起移動路内を移動自在に互
いに、互いに軸方向に離間して設け、柱状体と筒状体
を、上記二つの突起が共にねじ溝に係合する状態で嵌合
してなることを特徴とする。従って、本発明運動変換機
構によれば、柱状体と筒状体のうち駆動側部材の周面に
ねじ溝を、従動側の部材の周面に二つの突起を一方は位
置を固定し、他方は軸方向と斜めに形成された突起移動
路内を移動自在に設けたので、ねじ溝のピッチが変化し
ても他方の突起がその変化に応じて移動することができ
る。従って、駆動側の部材から従動側の部材への運動の
伝達はピッチが変わっても支障なく行うことができる。
依って、一定の回転数であっても直線運動の速度をねじ
溝のピッチを小さくすることにより遅く、ピッチを大き
くすることにより速くなるようにすることができる。
【図1】(A)乃至(C)は本発明運動変換機構の一つ
の実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の側面
図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切欠斜
視図である。
の実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の側面
図、(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切欠斜
視図である。
【図2】固定突起と突起埋込凹部を示す断面図である。
【図3】(A)乃至(C)は本発明運動変換機構の他の
実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の側面図、
(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切欠斜視図
である。
実施例を示すもので、(A)は運動変換機構の側面図、
(B)は柱状体の斜視図、(C)は筒状体の切欠斜視図
である。
【図4】図3に示した実施例の柱状体の変形例を示す斜
視図である。
視図である。
1、1a 柱状体 4、4a ピッチが一定でないねじ溝 5、5a 筒状体 6 突起(固定突起) 7 突起埋込凹部 8 突起(移動突起) 9 突起移動路(突起移動凹部)
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状体と、該筒状体の内側に遊嵌される
柱状体を有し、 上記柱状体と筒状体のいずれか一方が回転されるように
され、 上記柱状体と筒状体のうちの回転される方の周面にピッ
チが一定でないねじ溝が形成され、 上記柱状体と筒状体のうちの回転せしめられない方の周
面に、二つの突起を、一方の突起については位置が不変
に、他方の突起については該周面上に軸方向に対して斜
めに延びるように形成された突起移動路内を移動自在
に、互いに軸方向に離間して設け、 上記柱状体と筒状体を、上記二つの突起が共にねじ溝に
摺動自在に係合する状態で嵌合してなり、 柱状体と筒状体のうち回転せしめられない方から直線運
動を取り出すようにしたことを特徴とする運動変換機構 - 【請求項2】 柱状体が回転されるようにされ、 上記柱状体の外周面にねじ溝が形成され、 筒状体の内周面に二つの突起が形成されたことを特徴と
する請求項1記載の運動変換機構 - 【請求項3】 筒状体が回転されるようにされ、 上記筒状体の内周面にねじ溝が形成され、 柱状体の外周面に二つの突起が形成されたことを特徴と
する請求項1記載の運動変換機構
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28172293A JPH07113453A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 運動変換機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28172293A JPH07113453A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 運動変換機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07113453A true JPH07113453A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17643074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28172293A Pending JPH07113453A (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 運動変換機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07113453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2583530A (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-04 | Nemein Ltd | Linear actuator |
US11987170B1 (en) | 2021-03-19 | 2024-05-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Gear shift adjusting mechanism and headlight device |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP28172293A patent/JPH07113453A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2583530A (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-04 | Nemein Ltd | Linear actuator |
WO2020224978A1 (en) * | 2019-05-03 | 2020-11-12 | Nemein Limited | Linear actuator |
US11987170B1 (en) | 2021-03-19 | 2024-05-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Gear shift adjusting mechanism and headlight device |
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