JP2000154859A - 回転運動を直線運動に変換する装置 - Google Patents

回転運動を直線運動に変換する装置

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JP2000154859A
JP2000154859A JP10330328A JP33032898A JP2000154859A JP 2000154859 A JP2000154859 A JP 2000154859A JP 10330328 A JP10330328 A JP 10330328A JP 33032898 A JP33032898 A JP 33032898A JP 2000154859 A JP2000154859 A JP 2000154859A
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JP
Japan
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cam
movement
ball
linear motion
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP10330328A
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English (en)
Inventor
Junji Koyama
順二 小山
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Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
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Publication date
Application filed by Harmonic Drive Systems Inc filed Critical Harmonic Drive Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カム機構を利用して、小型でコンパクトな直
線運動を回転運動に変換する装置を提案すること。 【解決手段】 装置1は、楕円形輪郭の第1のカム10
を有し、この第1のカム10が回転すると、その外周の
カム面12に当たっている一対のボール6、7が半径方
向に移動する。各ボール6、7には第2のカム20の円
錐状カム面21が、予圧ばね9によって押し付けられて
いるので、各ボール6、7が半径方向に移動すると、第
2のカム20が回転中心線1aの方向に往復直線運動す
る。この結果、第1のカム10が連結されている回転入
力軸11の回転運動が、第2のカム20が連結されてい
る出力ロッド5の直線往復運動として取り出される。第
2のカム20が回転しても、直線運動に支障がないの
で、当該カム20が回転しないように拘束するための保
持機構が不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム機構を利用し
て回転運動を直線運動に変換する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転運動を直線運動に変換する装置とし
ては、ボール軸、ボールナットを備えた機構が一般的で
あり、軸線方向には移動可能であるが回転はしないよう
に保持されたボールナットが、ボール軸の回転により、
軸線方向に往復移動する構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、カム
機構を利用した小型でコンパクトな回転運動を直線運動
に変換する装置を提案することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、回転軸の回転運動を、当該回転軸の回
転中心線に沿った方向に移動可能な直線運動部材の直線
運動に変換する装置において、外周面にカム面が形成さ
れ、前記回転軸と一体回転する第1のカムと、この第1
のカムによって前記回転中心線を中心として半径方向に
往復運動するカム従動子と、このカム従動子の前記半径
方向への往復移動によって前記回転中心線に沿った方向
に往復移動する円錐状カム面が形成されていると共に前
記直線運動部材に連結されている第2のカムとを有する
ことを特徴としている。
【0005】第1のカムが回転軸の回転に伴って回転す
ると、その外周のカム面によって、カム従動子は半径方
向に移動する。カム従動子が半径方向に移動すると、円
錐状カム面を備えた第2のカムは回転中心線の方向に移
動する。この第2のカムは直線運動部材に連結されてい
るので、当該第2のカムの回転中心線の方向への移動に
より、直線運動部材が直線運動を行う。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用した回転運動を直線運動に変換する装置の一例を説
明する。
【0007】図1(A)は本例の回転運動を直線運動に
変換する装置を装置軸線に沿って切断した場合の概略構
成図であり、図1(B)はそこに組み込まれている円板
カムの形状を示す説明図である。
【0008】装置1は、筒状ケーシング2と、この中に
同軸状態に組み込まれた第1のカム10および第2のカ
ム20とを有している。第1のカム10には同軸状態に
回転入力軸11が連結され、この回転入力軸11はケー
シング2の入力側端面2aから外部に突出している。回
転入力軸11は、ギヤボックス3の回転出力軸31に連
結されており、モータ4の出力回転がギヤボックス3を
介して減速されて、回転入力軸11に伝達される。第2
のカム20には同軸状態に出力ロッド5が連結されてお
り、この出力ロッド5はケーシング2の出力側端面2b
から外部に突出している。
【0009】第1のカム10は円板カムであり、本例で
は楕円形をしており、その外周面がカム面12とされて
いる。この第1のカム10の直径方向の両側には、カム
従動子としての第1および第2のボール6、7が配置さ
れている。これらのボール6、7は同一寸法のものであ
り、ボールリテーナ8によって、回転中心線1aを中心
として当該回転中心線に垂直な平面上を直径方向Aに移
動可能に保持されている。また、これらのボール6、7
は入力側端面2aの側においては回転中心線1aに垂直
なボール転動面2cによって支持されている。
【0010】次に、第2のカム20は、ボール6、7に
面している側に、回転中心線1aと同軸状の円錐カム面
21を備えている。この円錐状カム面21は、その中心
側に向かうに連れて各ボール6、7から後退する凹状の
面である。第2のカム20はケーシング2によって回転
中心線1aの方向に移動可能に支持されており、ケーシ
ング2と第2のカム20の間には、当該第2のカム20
をボール6、7に常に押しつけている予圧ばね9が配置
されている。このため、第2のカム20の円錐状カム面
21は常にボール6、7に押しつけられている。
【0011】この構成の装置1の動作を説明する。ま
ず、装置1が図1(B)に示す状態にあるものとする。
すなわち、一対のボール6、7は、第1のカム10のカ
ム面12に対して、その楕円形の短軸上の両端位置で接
触しているものとする。この状態で第1のカム10が回
転すると、その楕円形輪郭のカム面12によって、一対
のボール6、7が半径方向の外方に押される。
【0012】第1のカム10が90度回転すると、想像
線で示すように、一対のボール6、7は、第1のカム1
0のカム面12に対して、その楕円形の長軸上の両端位
置で接触した状態に移行する。すなわち、各ボール6、
7は図の想像線で示す位置まで移動する。
【0013】各ボール6、7は、第2のカム20の円錐
状カム面21にも接触している。各ボール6、7が半径
方向の外側に移動すると、これに伴って、予圧ばね9の
ばね力に逆らって、第2のカム20は回転中心線1aに
沿って出力側端面2bに接近す方向に移動する。
【0014】第1のカム10が更に90度回転すると、
再び実線で示す状態に戻るので、第2のカム20は出力
側端面2bから離れる方向に移動する。
【0015】このようにして、第1のカム10が180
度回転する毎に所定のストロークで、第2のカム20が
往復運動する。よって、これに連結されている出力ロッ
ド5が直線往復運動を行う。
【0016】以上説明したように、本例の装置1によれ
ば、回転運動を直線運動に変換するために、出力ロッド
5あるいはそれに連結されている第2のカム20を、回
転中心線1aの回りに回転しないように拘束しておく必
要がない。したがって、このような回転拘束のための保
持機構が不要となるので、装置を小型でコンパクトに構
成できる。
【0017】(その他の実施の形態)上記の第1のカム
10は楕円形輪郭の円板カムであるが、これ以外の形状
のカムを用いることもできる。例えば、まゆ形輪郭のカ
ム、三つ葉形のカム等を用いることができる。
【0018】また、上記の例では従動子として一対の球
体を用いてるいるが、この個数は1個、あるいは3個以
上とすることもできる。
【0019】さらに、上記の例では、円錐状カム面とし
て、中心側がボールに対して後退する凹状の面としてあ
るが、この逆に、中心側の部分がボールの側に突き出た
凸状の面とすることもできる。この場合には、各ボール
を常にカム面12に押しつけておくための機構を配置す
る必要がある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回転運動
を直線運動に変換する装置は、回転軸と一体回転する第
1のカムによりカム従動子を回転中心線に直交する平面
内を半径方向に移動させ、この移動を、円錐状カム面を
備えた第2のカムによって、往復直線運動に変換してい
る。
【0021】本発明によれば、直線往復運動する第2の
カムが回転しても動作に支障を来さない。従って、従来
のボール・ナット式の直線運動変換機構に必要な直線運
動するナットを回転しないように拘束するための保持機
構や、従来のカム機構式の直線運動変換機構に必要な直
線運動する部材を回転しないように拘束するための保持
機構が不要となる。よって、装置を小型でコンパクトに
構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回転運動を直線運動に変換す
る装置の実施例を、装置軸線に沿って切断した場合の概
略断面構成図、および、当該装置に組み込まれている第
1のカムの輪郭形状を示す説明図である。
【符号の説明】
1 回転運動を直線運動に変換する装置 1a 回転中心線 2 ケーシング 3 ギヤボックス 4 モータ 5 出力ロッド 6、7 ボール(カム従動子) 8 ボールリテーナ 9 予圧ばね 10 第1のカム 11 回転入力軸 12 カム面 20 第2のカム 21 円錐状カム面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の回転運動を、当該回転軸の回転
    中心線に沿った方向に移動可能な直線運動部材の直線運
    動に変換する装置において、 外周にカム面が形成されていると共に前記回転軸と一体
    回転する第1のカムと、 この第1のカムによって前記回転中心線を中心として半
    径方向に往復運動するカム従動子と、 このカム従動子の前記半径方向への往復運動によって前
    記回転中心線の方向に往復移動する円錐状カム面が形成
    されていると共に前記直線運動部材に連結された第2の
    カムとを有することを特徴とする回転運動を直線運動に
    変換する装置。
JP10330328A 1998-11-20 1998-11-20 回転運動を直線運動に変換する装置 Pending JP2000154859A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086345A1 (en) * 2001-04-23 2002-10-31 Pbr Australia Pty Ltd Actuator
KR101389280B1 (ko) 2012-02-24 2014-04-25 신현우 가변핀의 가변범위를 설정하는 장치
DE10124265B4 (de) * 2001-05-18 2015-10-29 Gustav Klauke Gmbh Pumpe
CN107719990A (zh) * 2017-09-30 2018-02-23 德清中盈文具用品有限公司 弹出式储物盒

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