JPH07113200B2 - ピッチ抑制方法 - Google Patents

ピッチ抑制方法

Info

Publication number
JPH07113200B2
JPH07113200B2 JP62001956A JP195687A JPH07113200B2 JP H07113200 B2 JPH07113200 B2 JP H07113200B2 JP 62001956 A JP62001956 A JP 62001956A JP 195687 A JP195687 A JP 195687A JP H07113200 B2 JPH07113200 B2 JP H07113200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epihalohydrin
paper
added
water
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62001956A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62223394A (ja
Inventor
トルド・グスタフ・グナー・ハスラー
Original Assignee
ダブリユ−・ア−ル・グレイス・エイビ−
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダブリユ−・ア−ル・グレイス・エイビ− filed Critical ダブリユ−・ア−ル・グレイス・エイビ−
Publication of JPS62223394A publication Critical patent/JPS62223394A/ja
Publication of JPH07113200B2 publication Critical patent/JPH07113200B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/08Removal of fats, resins, pitch or waxes; Chemical or physical purification, i.e. refining, of crude cellulose by removing non-cellulosic contaminants, optionally combined with bleaching
    • D21C9/086Removal of fats, resins, pitch or waxes; Chemical or physical purification, i.e. refining, of crude cellulose by removing non-cellulosic contaminants, optionally combined with bleaching with organic compounds or compositions comprising organic compounds
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/02Agents for preventing deposition on the paper mill equipment, e.g. pitch or slime control

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、パルプおよび紙の製造におけるピッチの抑制
に関する。
「ピッチ」は製紙およびパルプの製造において蓄積し、
重大な問題を生じうることはよく知られている。「ピッ
チ」は製紙のとき出現する粘着物質を意味するものとし
て使用される用語である。粘着性物質は紙をつるくため
に使用する木材から発生する。しかしながら、今日より
多くの再生紙が使用され、「ピッチ」は現在は有機溶媒
中に可溶性であるが、水中に不溶性であるすべての物
質、例えば、再生紙の中に存在するインキおよび接着剤
についての一般用語である。ピッチはこの系の種々の点
において蓄積することがある。例えば、それはフェルト
を遮断し、こうして紙のウェブの排水を妨害することが
ある。さらに、それはワイヤや乾燥シリンダーに粘着し
て、紙に穴をあける。付着物は、また、製紙過程の速い
段階で発生することがある。これらの付着物は離脱する
とき、紙の中の欠陥、例えば、スポットまたは穴を形成
することがある。このような欠陥は製造の間紙の破断を
誘発するために十分な弱点を紙の中につくり、こうして
感知されない製造の停止時間を発生させることさえあ
る。
これらの問題を排除するために、多くの物質が使用され
てきている。このような物質は、無機の処理剤、例え
ば、タルクおよびアニオン性分散剤を包含する。しかし
ながら、従来の分散剤は、「ピッチ」を蓄積させうるの
で、閉じた系において無効であることがある。このよう
な系において、ピッチの粒子は紙の製造機内において使
用されるフェルトまたはロールあるいは、例えば、管系
の上に蓄積させないでコントロールされた方法で水の系
から除去しなくてはならない。これらの生成物は、限界
ある効果を有する事がわかり、さらに改良された処理が
要求されている。
今回、本発明によれば、ある種の水溶性ポリー第四級ア
ミン類がこの目的にとくに有効であることが発見され
た。したがって、本発明は、パルプまたは紙を製造する
とき使用する水性系におけるピッチを抑制する方法にお
いて、前記水性系にあるいはパルプまたは紙の製造機に
水溶性重合体(本明細書では「ポリマー」と称す場合も
ある)を適用することを含んでなり、前記水溶性ポイマ
ーは(a)エピハロヒドリン、ジエポキシド、あるいは
エピハロヒドリンまたはジエポキシドの前駆物質、
(b)エピハロヒドリンに関して2の官能価を有するア
ルキルアミンおよび(c)エピハロヒドリンに関して2
より大きい官能価を有しかつカルボニル基をもたないア
ミンまたはアンモニアから誘導されることを特徴とする
方法を提供する。
本発明において使用する生成物の特別の特徴は、それら
がパルプおよび紙の製造に使用される木材から発生する
溶解したアニオン性物質と結合することができ、これら
のアニオン性物質を除去する方法を提供し、これにより
プロセス水中のこのような物質の濃度を低下させるとい
うことである。水溶性アニオン性物質はパルプの製造中
に木材から開放される。これらの成分は紙の製造をいく
つかの方法で否定的に妨害する。それらは製紙法におい
て使用される多くの生成物の効能を低下させて、紙の特
性を変更させる。このような添加剤の例は、サイズ剤、
湿式および乾式の強化剤および染料を包含する。アニオ
ン性溶解物質は、また、保持剤の効能を減少する。それ
らは水の系を閉鎖することができる程度を制限し、そし
てまた、紙の品質、例えば、その強度を低下させること
がある。これについては、TAPPI製紙家会議(Conferenc
e)1979 49−66ページを参照されたい;この文献はアニ
オン性物質の意義をさらに論じている。
成分(a)は好ましくはエピハロヒドリン、ことにエピ
クロロヒドリンまたはエブロモヒドリンであるが、2〜
20個/分子、ことに3〜10個/分子の炭素原子を有す
る。ジハロヒドリン、好ましくはジクロロヒドリンまた
はジブロモヒドリンを使用することもできる。使用でき
る典型的なジハロドリンは、次のものを包含する: CH2ClCHClCH2OH CH2ClCH(OH)CH2Cl CH3CHClCHClCH2OH CH3CHClCH(OH)CH2Cl CH3CH2CHClCHClCH2OH CH3CHClCHClCH(OH)CH3 CH3CH2CHClCH(OH)Cl CH3CH2CH(OH)CHClCH2Cl CH3CHClCH(OH)CHClCH3 成分(b)に関すると、アルキルアミンは2つの第三ア
ミノ基を有する化合物、例えば、N,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミンであることができる。このよう
な成分(b)および成分(a)から誘導される生成物の
製造は、英国特許(UK−A)1,486,396号に詳述されて
いる。しかしながら、成分(b)は好ましくはジアルキ
ルアミンであり、ここでアルキル基は個々に1〜3個の
炭素原子を含有する。ジメチルアミンはことに好まし
い。
前に示したように、成分(c)はエピハロヒドリンに関
して2より大きい官能価を有しかつカルボニル基をもた
ないアミンである;したがって、それは分岐剤として作
用できる。分岐したポリマーの使用は、下の比較実験が
示すように、ポリマーがピッチの析出を防止するポリマ
ーの性能において重要な特徴であることが発見された。
第一アミノ基は3分子のエピハロヒドリンと反応するこ
とができるので、単純第一アミンは3の官能価を有す
る。同様に、単純第二アミンは2の官能価を有し、そし
て単純第三アミンは1の官能価を有するであろう。した
がって、成分(c)は典型的にはアンモニア、第一アミ
ン、第一アルキレンポリアミン(1分子につき4〜25
個、好ましくは4〜20個および少なくとも1つ、好まし
くは1〜6つの第一アミノ基を有する)、例えば、ポリ
グリコールアミンならびに芳香族またはヘテロ芳香族の
ジアミンであるが、ポリアミドアミンは、カルボニル基
を有するので、排除される。好ましい物質は、アンモニ
ア、ジエチルアミノブチルアミン、ジメチルアミノプロ
ピルアミンおよびエチレンジアミンを包含し、後者の2
つはことに好ましい。
必要に応じて、ポリマーは、また、一般に「末端キャッ
ング(end−capping)」剤として作用する能力を有す
る。追加の成分から誘導することができる。一般に、こ
れらの物質は、また、エピクロロヒドリンに対する反応
性を有しかつ2より小さい官能価を有しかつまた多少の
他の官能基または、少なくとも12個の炭素原子の脂肪族
鎖を有するアミンまたは他の物質、例えば、単純第三ア
ミン、例えば、トリアルキルアミン、ことにトリメチル
アミンまたはヒドロキシアルキルアミン、典型的にはト
リエタノールアミン、または脂肪族アミン、例えば、オ
クタデシルアミンであろう。
本発明において使用するポリマーは、まず成分(a)お
よび(b)を反応させて「カップリング剤」を生成し、
次いでこれを成分(c)および必要に応じて、第4成分
と反応させることによって製造することができる。本発
明における使用に好ましいポリマーは、カップリング剤
がエピクロロヒドリンおよびジメチルアミンから誘導さ
れ、これを引続いてエチレンジアミンおよび、必要に応
じて、また、トリメチルアミン、トリエタノールアミン
またはオクタデシルアミンと反応させることによって得
られるものを包含する。
ポリマーは、また、成分(b)および(c)の混合物と
成分(a)とを反応させることによって製造することが
できる。このような方法に好ましい原料は上に記載した
ものと同一である。
一般に、反応は水性媒質中で、典型的には反応温度を5
〜125℃、好ましくは30〜95℃に維持しながら実施す
る。成分(b)対成分(c)の当量比は適当には1:0.00
9〜1、好ましくは1:0.02〜0.5であるが、成分(a)対
成分(b)および(c)の当量比は成分(b)の量およ
び性質に依存して広く変化させることができる。一般
に、成分(a)対成分(b)および(c)の当量比は、
同時に、ポリマーの水溶液が50%の乾燥分において少な
くとも20Cpsであるように選択すべきである。典型的に
は、この比は1:0.22〜2.5、好ましくは1:0.25〜1.3であ
る。一般に、反応は所望の粘度、したがって所望の分子
量が得られるまで続けることができるが、酸を使用して
pHを減少させ、これにより反応を停止することができ
る。1〜7.5、ことに2〜6.5のpHは最終溶液について一
般に好ましい。
粘度の上限は、加工可能な溶液が得られるかぎり、臨界
的ではない;上限は通常約2000Cpsである。
使用できるポリマーおよびその製造については、なかで
も、英国特許(UK−A)2,085,433号、米国特許(US−
A)3,855,299号および米国再発行28,808号に詳述され
ており、ある種のポリマーについては、「水および排水
の処理のための高分子電解質(Polyelectrolytes for W
after and Wastewater Treatment)」WLKシュウォイア
ー(Schwoyer)、CRCフレス・インコーポレーテッド(P
ress Inc)、26−35ページに詳述されている。本発明に
おける使用にとくに好ましいポリマーは、エチレンジア
ミンをジメチルアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物
と反応させ、そしてこの生成物をトリエタノールアミン
と反応させて水溶性反応生成物を生成することによって
製造される。他の好ましい生成物は、ジメチルアミンお
よびエチレンジアミンまたはジメチルアミノプロピルア
ミンの混合物をエピクロロヒドリンと反応させて水溶性
反応生成物を生成することによって製造される。
ポリマーは一般に紙パルプを含有する組成をもつ水性系
に添加するが、それを問題の精確な性質に依存してこの
系の異なる点に加えることが可能である。
ポリマーの必要量は、もちろん、紙パルプの製造に使用
する木材または他の物質の性質にある程度依存するであ
ろう。また、あるポリマーは、いったん添加されると、
この系を再循環する傾向があり、こうして添加速度を低
下することが必要であろう。しかしながら、一般に、水
性媒質に基づいて0.1〜20ppmのポリマーは適当である。
好ましくは、この量は1〜10ppmである。これは、通常
の場合において、繊維の1トンにつき10〜2,000g、好ま
しくは100〜1,000gの添加に相当する。しかしながら、
アニオン性溶解物質を中和するためにポリマーを必要と
する場合、一般にこれより多い量が望ましく、通常の場
合において、繊維を製造する方法に依存して、繊維の1
トンにつき1,000g〜50,000g,ことに1,500〜15,000gであ
る[依存すると思われるアニオン性物質の量の説明につ
いては、例えば、コロイドおよびポリマーの科学におけ
る進歩(Progr.Colloid&Polymer Sci.)65,251−264
(1978)参照]。機械的方法により製造される繊維は、
一般に、化学的方法により搬送される繊維よりも多い添
加を必要とする。また、溶解したアニオン性物質の合計
量を部分的にのみ中和することは、もちろん、可能であ
る。このような場合において、紙の1トンにつき、例え
ば、10g程度に少ない量が有効であることがある。
時には、本発明において使用する反応生成物をパルプま
たは紙の製造機の特定の部分、例えば、ワイヤまたはプ
レスフェルトの上に噴霧することが好ましいことがあ
る。このような部分において、ポリマーを水で一般に10
重量%以下、好ましくは1〜5重量%の濃度に予備希釈
することが好ましい。
ある場合において、ポリマーを殺生物剤と一緒に添加す
ることは便利であろう。適当な殺生物剤は、次の部類を
包含する: (i)置換された5員または6員の環状ヘテロ乾式化合
物、ここで1または2以上のヘテロ原子は窒素、酸素ま
たはイオンの1または2以上であり、そして置換基はア
ルキル基、ケト基またはヒドロキシル基またはハロゲン
原子であり、このような化合物はイソチアゾロン類、お
よびとくに、次の式のものを包含する: (式中、Rは水素または塩素を表わす)。これらの2種
類のイソチアゾロン類のブレンドは商業的に入手可能で
あり、クロロ置換化合物対非置換化合物の重量比は約2.
66対1である; (ii)フェノールまたは塩素化フェノール、例えば、ペ
ンタクロロフェノール; (iii)アミンまたはアミド、例えば、2,2−ジブロモ−
3−ニトリロプロピオンアミド; (iv)有機シアニドまたはチオシアネート、とくにメチ
レンビス(チオシアネート); (v)スルホン、例えば、ハロスルホン、とくにヘキサ
クロロジメチルスルホン; (vi)直鎖の脂肪族アルデヒド、とくにグルタルアルデ
ヒド; (vii)トリアジン、とくにチオおよび/またはアミノ
−置換アルキルトリアジン; (viii)ビスブロモアセトキシブテン;および (ix)ジチオカルバメート、ことにモノメチル、ジメチ
ル、モノエチルおよびジエチルの誘導体、典型的にはネ
トリウム塩の形態。
ポリマーは、一般に、通常のパルプおよび紙の製造用添
加剤と適合性であり、このような添加剤は、例えば、ジ
ャガイモ澱粉、コーンスターチ、二酸化チタン、消泡
剤、脂肪酸アルコール、サイズ剤、例えば、アビエチン
酸に基づくロジンサイズ剤、アルキルケトン二量体に基
づく中性のサイズ剤またはコハク酸無水物に基づくサイ
ズ剤および湿式強化用樹脂、例えば、中性の場合、エピ
クロロドリンポリアミドあるいは、酸性の場合、メラミ
ン−または尿素−ホルムアルデヒド樹脂を包含する。
この系のpHの精確な性質は重要ではない。なぜなら、ポ
リマーの有効性はpHの変化により実質的に影響を受けな
いからである。
本発明において使用するポリマーのあるものは、典型的
には40〜50%の濃度を含有する水溶液として、商業的に
入手可能である。典型的には、本発明において使用する
組成物は1〜70重量%、ことに10〜30重量%のポリマー
を有するであろう。
次の実施例により本発明をさらに説明する。
実施例1 還流冷却器、機械的攪拌機および温度計を装備した反応
フラスコに、183.5gの32.7%のジメチルアミンおよび27
0gの水を入れた。76.04gの36%の塩酸を添加し、その間
冷却により最高温度を35℃に維持した。208.12gのエピ
クロロヒドリンを30分の間に添加した。冷却により温度
を40℃以下に保持した。この温度を2時間維持して、い
わゆる、「カップリング剤」の原液を生成した。カップ
リング剤の水溶液の176.9gを、同一装置により、60℃に
加熱した。5.94gのエチレンジアミンを30分間にわたり
滴々添加した。次いで、温度を60℃に1時間保持した。
反応混合物を90℃に加熱し、そして32.48gの30%のトリ
エタノールアミンを10分の間に添加した;次いで、90℃
を2時間維持し、そして反応混合物を室温に冷却した。
この反応混合物は合計の固形分が40.7%であった。
実施例2 実施例1に記載する装置を使用し、25.35gの36%の塩酸
を68.81gの32.7%のジメチルアミン溶液と121.4gの水と
の混合物に添加した。温度を35℃以下に冷却により保持
した。温度が40℃に維持されるような速度で、83.25gの
エピクロロヒドリンを添加した。次いで、この温度を1
時間保持した。反応混合物を60℃に加熱し、そして7.5g
のエチレンジアミンを15分かけて添加し、その間温度を
60℃に維持した。この温度をさらに30分間保持した。反
応混合物を90℃に加熱し、そして37.25gのトリエタノー
ルアミンを30分かけて滴々添加した。この温度をさらに
2時間維持して反応を完結した。合計の固形分は44.6%
であった。
実施例3 実施例1および2において製造した生成物を、1977年4
月18〜20日に米国のシカゴ市でTECHNICAL ASSOCIATION
OF THE PULP AND PAPER INDUSTRYによって開催された19
77 TAPPI PAPERMAKERS CONFERENCEの予稿集、23〜32ペ
ージ、C.E.Farheyの報告(以下「参考資料」という)に
記載の方法に基づいて評価した。この方法は、製紙機上
へのピッチの堆積性を評価する方法として当該技術分野
で広く認識されている。上記参考資料に記載されるよう
に標準ピツチ溶液を調製した。合成ピッチ乳濁液/分散
液は、1リットルの体積の脱イオン水を50℃において合
成ピッチに添加して1200ppmの濃度にすることによって
調製した。
塩化カルシウムの溶液を炭酸カルシウムとして表わして
340ppmの濃度になるまで添加した。pHを8.0に調節し
た。実施例1および2の生成物(重合体)を、表1に示
す濃度になるまで合成ピツチ乳濁液に添加し、重合体の
ピツチ抑制(または制御)作用を評価した。より具体的
には、製紙機上へのピツチの堆積性は、上記参考資料に
記載される方法に基づいて評価した。この方法は、振動
ミキサー(Vibromixer)を使用する模擬ミル系でのピツ
チの堆積速度を評価するものである。
簡潔には次のように説明できる。1分間に60サイクルの
垂直方向に振動する2枚の水平翼を備えた振動ミキサー
を試験液中に沈め、所定時間振動ミキサーを駆動させて
液を撹拌した後、該ミキサーの振動を停止し、水平翼を
取り外す。この水平翼を、脱イオン水ですすぎ、次いで
乾燥した後に秤量し、堆積したピツチの重量の多寡によ
り被検重合体のピツチ制御作用を評価した。
試験期間は常に5分であった。結果を表Iに記載する
(付着したピッチのmg数)。この表に示されているよう
に、本発明の水溶性ポリー第四級アミン重合体水溶液
を、紙の製造中に、製紙機に直接噴霧すると、製紙機周
辺において該重合体を高濃度に維持することができるの
で、製紙機上に堆積するピツチを効果的に抑制すること
ができるのである。
表I生成物 濃度(ppm) 付着したピッチ(mg) ブランク −− 280 実施例1 2 252 実施例1 10 2 実施例2 2 255 実施例2 10 28 比較例1 アミノプラスト樹脂を比較の目的で米国特許第3,582,46
1号における実施例IIIに本質的に従い調製した。
84g(1モル)のジシアンジアミド、196g(2.4モル)の
37重量%の抑制水性ホルムアルデヒド溶液、126g(モ
ル)の85%の活性ギ酸を、攪拌器、温度計および凝縮器
を装備した1リットル容の4首フラスコに入れた。この
混合物を室温で0.5時間攪拌した。内外部の熱を反応混
合物に適用し、そしてこの混合物を60℃に0.5時間加熱
した。反応温度は60℃からこの混合物の沸点に徐々に上
昇した。温度が60℃より高くなったとき、発熱反応を間
欠的冷却によりコントロールした。反応混合物の沸点に
3時間後に到達した。この混合物を15分間沸騰させ、次
いで55℃に急冷した。42gのメタノールを添加してメチ
ロール基をエーテル化し、そしてこの混合物を2.5時間
攪拌し、次いで25℃に冷却した。生ずる反応生成物は、
40重量%の固形分を含有する無色透明な水溶性シロップ
の形態の水溶性ジシアンジアミド−ホルムアルデヒド縮
合物であった。
この樹脂を実施例3における手順に従って評価し、次の
結果を得た。濃度(ppm) 付着(mg) ブランク 299 2 293 10 80 比較例2 ピッチ抑制の潜在性をもつ、いくつかの他の生成物を実
施例3における手順に従って評価し、次の結果を得た。生成物 濃度(ppm) 付着(mg) ブランク −− 299 ポリアクリ レート 100 212 カチオン性 澱粉 100 94 製紙用明礬 100 41 実施例4 68.81gの32.7%のジメチルアミンと121.4gとの水との混
合物に、25.35gの36%塩酸を30分にわたり滴々添加し
た。この反応混合物の温度が35℃を越えないようにし
た;多少の冷却を必要とした。反応混合物の温度が40℃
に維持されるような速度で、83.25gのエピクロロヒドリ
ンを添加した。発熱反応が完結した後、この溶液を透明
になるまで(1時間)維持した。60℃に加熱した後、7.
5gのエチレンジアミンを5分かけて急速に添加した。反
応混合物を65℃にさらに1時間維持した。次いで、この
反応混合物を室温に冷却した。この溶液の97.42gに、2
2.56gのオクタデシルアミン(2モル)および7.5gの2
−メトキシエタノール(溶解を促進するために)を添加
した。このスラリーを70℃にゆっくり加熱し、そしてこ
の温度に30分間維持した。さらに75℃に加熱すると、高
度に発熱性の反応が発生し、75℃の温度を維持するため
に外部冷却を必要とした。発熱反応が完結した後、この
混合物を90℃に2時間加熱した。生成物は、クリーム状
乳濁液の形態であり、18%の合計の固形分を有した。
実施例5 実施例4の生成物を実施例3に記載する方法に従い評価
したが、異なる合成ピッチを使用した。この時、2.0gの
トール油および20.0gのロジンのグリセロールエステル
の混合物を10.5gの5%の水酸化カリウムに添加して乳
濁液を形成した。次いで、これを187.5gのイソプロパノ
ールおよび110gのアセトンで希釈して透明なピッチ溶液
を形成した。15mlのこの溶液を1リットルの水に20℃お
よび炭酸カルシウムとして表わして200ppmの硬度におい
て添加した。濃塩酸によりpHを3.0に調節し、そして試
験を3分にわたって実施した。濃度(ppm) 付着(mg) ブランク 250 2 72 3.5 23 7.5 0 比較例3 塩化ポリジアリルジメチルアンモニウム(polyDADMAC)
は、欧州特許出願58 621号において、ピッチ抑制剤とし
て示唆されている他のポリ第四級樹脂である。この樹脂
を実施例5の手順に従い試験した。濃度(ppm) 付着(mg) 2 193 5 45 10 27 比較例4 米国特許(US−A)3,619,351号におけるピッチ付着抑
制のための第四級化合物の好ましい型は、メチルトリエ
タノールアミンである。この物質はトリエタノールアミ
ンおよび硫酸ジメチルから合成して第四アンモウムメチ
ルトリエタノールアミンモノメチルサルフェートを生成
することによって合成された。この物質を実施例3にお
ける手順に従って評価し、次の結果を得た。濃度(ppm) 付着(mg) ブランク 130 10 166 100 102 比較例5 米国再発行28,807号の実施例1の手順に本質滴に従い、
ジメチルアミンおよびエピクロロヒドリンのみから樹脂
を製造した。凝縮器、機械的攪拌機、温度計およびpH電
極を装備した500ml容の丸底フラスコにをこの製造に使
用した。92.5g(1.0モル)のエピクロロヒドリンをこの
フラスコに添加した。112.5gの40%の水性ジメチルアミ
ン(実際には45g、1.0モル)を、激しく攪拌しながら1
時間かけて、温度を50℃以下に保持しながら添加した。
50℃で加熱をさらに2時間つづけ、その後70gの水を添
加した。この樹脂の粘度は72cpsであると決定され、そ
して乾燥含量は47%であることがわかった。
実施例6 比較例5におけるような装置を使用した;63.5gの水、9g
のエチレンジアミンおよび121.9gのジメチルアミンの水
溶液(36.9%)を反応フラスコに添加した。170gのエピ
クロロヒドリンを3時間かけて添加し、その間冷却によ
り温度を35℃以下に維持した。次いで、温度を80℃に上
げた。11.8gのエピクロロヒドリンを6つの部分で3時
間かけて添加し、最後の添加後、反応塊をさらに2時間
80℃に維持し、その後生成物を室温に冷却した。生成物
は淡黄色のわずかに不透明の液体であり、65.8%の乾燥
含量および190cpsの粘度を有した。
実施例7 比較例5におけるのと同一の装置を使用した。水(34.2
g)、ジメチルアミン(60.9gの36.9%の水溶液)および
エチレンジアミン(1.5g)をこの反応フラスコに供給し
た。51.0gのエピクロロヒドリンを激しく攪拌しながら
反応フラスコに添加した。この温度を80℃に維持し、そ
して10.6gのエピクロロヒドリンを9つの部分で8時間
にわたり添加した。最終生成物はわずかに不透明の淡黄
色の液体であった。この乾燥含量は58.8%であり、そし
て粘度はほぼ1000cpsであることがわかった。
実施例8 比較例5の装置を使用した。樹脂を次のようにして製造
した:112,5gの40%のジメチルアミンを反応フラスコに1
0.2gのジメチルアミノプロピルアミンと一緒に添加し
た。これらの2種類のアミンを混合し、そして102gのエ
ピクロロヒドリンを激しく攪拌しかつ温度を30〜40℃に
維持しながら102gのエピクロロヒドリンを30分かけて添
加した。次いで、温度を60℃に上げ、この温度を5時間
維持した。この期間の間、300mlの脱イオン水を小さい
部分で添加した。この樹脂は20cpsの粘度および33%の
乾燥含量を有した。
実施例9 比較例5および実施例6〜8の生成物を実施例5の手順
に従い1.0ppmのポリマーを添加して評価し、次の結果を
得た:生成物 付着(mg) ブランク 272 実施例7の樹脂 201 実施例6の樹脂 138 比較例5の樹脂 228 実施例8の樹脂 186 ブランク 260 実施例10 実施例3の方法を使用して実施例6の樹脂を評価した。
次の結果が得られた:濃度(ppm) 付着(mg) ブランク 133 2 121 5 29 10 6 実施例11 紙パルプのアニオン性溶解成分と結合するためのポリマ
ーの有用性を評価するために、次の実験を実施した: 松からの乾燥した砕木パルプを30分間砕解して2.5%の
組成物(furnish)を調製した。引続いて繊維を濾過
し、そしてこの濾液を使用して溶解したアニオン性物質
と結合する樹脂の能力を評価した。アニオン性物質の量
はストリーミングカレント検出器(streaming current
detector)で決定した。ポリエチレンイミン(PEI)
を標準として使用した。アニオン性物質と結合する効率
は、次のようにして評価した:濾液に種々な量の樹脂を
添加し、15分間攪拌し、引続いて標準試薬で滴定するこ
とにより結合しないアニオン性物質の残留濃度を決定し
た。結果は次の通りであった: PEI mg/l濾液 ブランク 7.1 4ppmの実施例7の樹脂 4.8 8ppmの実施例7の樹脂 1.9 4ppmの実施例8の樹脂 4.6 8ppmの実施例8の樹脂 1.4 8ppmの実施例2の樹脂 6.4 50ppmの実施例2の樹脂 2.3

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)エピハロヒドリン、ジエポキシド、
    或いはエピハロヒドリンまたはジエポキシドの前駆物質
    と、 (b)エピハロヒドリンに関して2の官能価を有するジ
    アルキルアミン(但し、そのアルキル基は1ないし3個
    の炭素原子を有するものである)と、 (c)エピハロヒドリンに関して2より大きい官能価を
    有し、かつカルボニル基をもたないアミン とから誘導される水溶性のポリ−第四級アミン 重合体
    をパルプ又は紙を製造するときに使用する水性系に添加
    するか或いはパルプ又は紙の製造機に添加することを特
    徴とする 水性の製紙系における紙の製造中に製紙機上に堆積する
    ピツチを抑制する方法。
  2. 【請求項2】(a)エピハロヒドリン、ジエポキシド、
    或いはエピハロヒドリンまたはジエポキシドの前駆物質
    と、 (b)エピハロヒドリンに関して2の官能価を有するジ
    アルキルアミン(但し、そのアルキル基は1ないし3個
    の炭素原子を有するものである)と、 (c)エピハロヒドリンに関して2より大きい官能価を
    有しかつカルボニル基をもたないアミンと、 (d)トリアルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン
    および炭素数が少くとも12の脂肪族アミンからなる群か
    ら選択される末端キヤツピング剤、 とから誘導される水溶性のポリ−第四級アミン 重合体
    をパルプ又は紙を製造するときに使用する水性系に添加
    するか或いはパルプ又は紙の製造機に添加することを特
    徴とする 水性の製紙系における紙の製造中に製紙機上に堆積する
    ピツチを抑制する方法。
  3. 【請求項3】前記重合体を製紙機のワイヤ上に噴霧して
    製紙機のワイヤ上に堆積するピツチを制御する特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】噴霧前に前記重合体を水で10重量%以下の
    濃度に希釈する特許請求の範囲第3項記載の方法。
  5. 【請求項5】噴霧前に前記重合体を水で1〜5重量%の
    濃度に希釈する特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】成分(a)がエピクロロヒドリンまたはエ
    ピブロモヒドリンである特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の方法。
  7. 【請求項7】成分(b)がジメチルアミンである特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の方法。
  8. 【請求項8】成分(c)が第一級アミンまたは第一級ア
    ルキレンポリアミンである特許請求の範囲第1項または
    第3項記載の方法。
  9. 【請求項9】成分(c)がジエチルアミノブチルアミ
    ン、ジメチルアミノプロピルアミンまたはエチレンジア
    ミンである特許請求の範囲第1項または第2項記載の方
    法。
  10. 【請求項10】末端キヤツピング剤がトリメチルアミン
    またはトリエタノールアミンである特許請求の範囲第2
    項記載の方法。
JP62001956A 1986-01-09 1987-01-09 ピッチ抑制方法 Expired - Lifetime JPH07113200B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8600506A GB2186895B (en) 1986-01-09 1986-01-09 Pitch control aid
GB8600506 1986-01-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62223394A JPS62223394A (ja) 1987-10-01
JPH07113200B2 true JPH07113200B2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=10591145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62001956A Expired - Lifetime JPH07113200B2 (ja) 1986-01-09 1987-01-09 ピッチ抑制方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0232015B1 (ja)
JP (1) JPH07113200B2 (ja)
AT (1) ATE59068T1 (ja)
CA (1) CA1306570C (ja)
DE (1) DE3766623D1 (ja)
ES (1) ES2019376B3 (ja)
FI (1) FI88814C (ja)
GB (1) GB2186895B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE467667B (sv) * 1988-08-11 1992-08-24 Grace W R & Co Foerfarande foer reglering av produktionsstoerande mikrobiologiska avsaettningar paa papperstillverkningsutrustning
AR247436A1 (es) * 1988-09-16 1994-12-29 Dearborn Chemical Company Ltd Composicion y medio para controlar el deposito de material pegajoso sobre fieltros de fabrica de papel
US4995944A (en) * 1988-09-16 1991-02-26 Dearborn Chemical Company Ltd. Controlling deposits on paper machine felts using cationic polymer and cationic surfactant mixture
US4997523A (en) * 1990-06-20 1991-03-05 Betz Panerchem, Inc. Method for effectively breaking up latex-coated paper during pulping to decrease the potential for white pitch deposition
GB2251868B (en) * 1990-12-24 1994-07-27 Grace W R & Co Pitch control
TW202043331A (zh) * 2018-11-30 2020-12-01 美商Bl科技公司 焦化加熱器之積垢減量

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3248353A (en) * 1963-05-17 1966-04-26 American Cyanamid Co Alkylene polyamine resin
USRE28808E (en) * 1972-02-04 1976-05-11 American Cyanamid Company Polyquaternary flocculants
US3855299A (en) * 1973-06-11 1974-12-17 Grace W R & Co Water soluble reaction product of epihalohydrin and alkylamines
US4093605A (en) * 1975-01-24 1978-06-06 Wolff Walsrode Aktiengesellschaft Auxiliary agent for improving retention, drainage and treatment
US4250269A (en) * 1979-11-26 1981-02-10 Buckman Laboratories, Inc. Water-soluble mixtures of quaternary ammonium polymers, nonionic and/or cationic vinyl-addition polymers, and nonionic and/or cationic surfactants
CA1150914A (en) * 1980-11-28 1983-08-02 Margaret J. Molnar Amine-epichlorohydrin polymers for pitch control

Also Published As

Publication number Publication date
DE3766623D1 (de) 1991-01-24
CA1306570C (en) 1992-08-18
ES2019376B3 (es) 1991-06-16
EP0232015B1 (en) 1990-12-12
FI88814C (fi) 1993-07-12
EP0232015A1 (en) 1987-08-12
GB2186895A (en) 1987-08-26
FI870072A (fi) 1987-07-10
FI88814B (fi) 1993-03-31
GB8600506D0 (en) 1986-02-12
ATE59068T1 (de) 1990-12-15
JPS62223394A (ja) 1987-10-01
FI870072A0 (fi) 1987-01-08
GB2186895B (en) 1989-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0670858B1 (de) Kondensationsprodukte von polyalkylenpolyaminen, und ihre verwendung bei der herstellung von papier
EP0675914B1 (de) Wasserlösliche kondensationsprodukte aus aminogruppen enthaltenden verbindungen und vernetzern, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
DE3824112C2 (ja)
US5223097A (en) Method for controlling pitch on a paper-making machine
EP0349935B1 (de) Wässrige Lösungen von Polyamidoamin-Epichlorhyrin-Harzen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
US4765867A (en) Pitch control process utilizing quaternized polyamine ionene polymer
EP0493066A1 (en) Pitch control
DE3135830A1 (de) Verfahren zur herstellung von wasserloeslichen, stickstoffhaltigen kondensationsprodukten und deren verwendung bei der papierherstellung
DE19715832A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Papier, Pappe und Karton
US6153049A (en) Method for inhibiting the deposition of white pitch in paper production using ethylene amine compound
EP0599440A1 (en) Pitch reduction on paper machine surfaces
EP0280445A1 (en) Pitch control aid
JPH07113200B2 (ja) ピッチ抑制方法
US4405408A (en) Cellulose processing agents and paper processed therewith
US5626720A (en) Method for controlling pitch on a papermaking machine
US5393380A (en) Polydiallyl dimethyl ammonium chloride/3-acrylamido-3-methylbutanoic acid copolymers and their use for pitch control in paper mill systems
DE3323732A1 (de) Wasserloesliche, von esterbindungen weitgehend freie reaktionsprodukte aus epihalogenhydrin in wasserloeslichen basischen polyamidoaminen, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung
DE19850817A1 (de) Modifizierte kationische Polymere, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung bei der Papierherstellung
EP2294112A1 (en) Resin precursor
US3711314A (en) Method of coating employing anionic wax emulsions
DE1938015A1 (de) Neuartige Staerkemasse und Verfahren zur Herstellung von Papier
JP2700310B2 (ja) ピッチコントロール剤及びピッチ障害の抑制方法
EP0050588B1 (de) Verwendung eines Gemisches aus Tensiden und Umsetzungsprodukten aus Epoxyden, Fettaminen und Polyalkylenpolyaminoamiden als Papierleimungsmittel
JPS5945797B2 (ja) カミカコウシヨリザイ
KR19980040742A (ko) 제지용 사이즈제 조성물

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term