JPH0711213U - フレキシブル加工ヘッド - Google Patents

フレキシブル加工ヘッド

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Publication number
JPH0711213U
JPH0711213U JP3910693U JP3910693U JPH0711213U JP H0711213 U JPH0711213 U JP H0711213U JP 3910693 U JP3910693 U JP 3910693U JP 3910693 U JP3910693 U JP 3910693U JP H0711213 U JPH0711213 U JP H0711213U
Authority
JP
Japan
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inclination
machining
reference plane
cutting reference
tool
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Withdrawn
Application number
JP3910693U
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English (en)
Inventor
好美 上戸
義和 赤井沢
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0711213U publication Critical patent/JPH0711213U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型のワークの取付調整工数を減少させ、高
精度、高能率に仕上げ加工を行なう。 【構成】 正面フライス15に変位センサ20を設け、
変位センサ20の検知結果により切削基準面19の傾き
を検出し、ユニバーサルジョイント14によって切削基
準面19の傾きに応じて正面フライス15を傾け、ワー
ク16を高精度に取付調整することなく、加工面21を
精度良く仕上げ加工し、大型のワークの取付調整工数を
減少させ、高精度高能率に仕上げ加工を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば大型橋梁塔基面の仕上げ加工機械の先端に備えられるフレキ シブル加工ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に従来の加工ヘッドを備えた大型仕上げ加工機械を示す。図示の大型仕上 げ加工機械1は、片持ち支持の加工ヘッド2を備え、加工ヘッド2はX,Y,Z 軸(互いに直交する3軸)方向に移動されるようになっている。加工ヘッド2に は正面フライス3が取付けられ、正面フライス3は長尺ストローク(Z軸5〜7 m、X軸0.5〜1m、Y軸10〜15m)で移動され、仕上げ加工が行なわれ る。
【0003】 図4に大型仕上げ加工機械1による加工状況を示す。ワークステージ4上にワ ーク5を搭載し、ワーク5の加工面6が垂直になるように油圧ジャッキ7で微調 整する。所定状態にワーク5の取付を行なった後、正面フライス3を駆動してワ ーク5の加工面6に押付け、所定ピッチずつ切削加工を行ないながら最終的にワ ーク5の加工面6を仕上げ加工する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した大型仕上げ加工機械1による仕上げ加工では、ワークステージ4にワ ーク5を搭載する場合、加工面6が垂直になるように油圧ジャッキ7で微調整を 行なっている。大型のワーク5の加工を行なう場合は、ワーク5を反転させて加 工を行なう必要があり、ワーク5を反転させた際再び油圧ジャッキ7による微調 整を行なう。この微調整の具合により、仕上げ面の精度が大きく左右される。
【0005】 このように、大型のワーク5を加工する場合、ワーク5の取付調整を高精度に 行なう必要があるが、ワーク5の取付調整は非常に面倒であり、取付誤差の発生 は避けられなかった。従って、高精度加工が要求される橋梁塔基面の加工は非常 にむつかしいものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案の構成は、仕上げ加工機械に備えられる加工 ヘッドにおいて、工具の刃物面に切削基準面との間隔を検知するセンサを取付け 、センサの検知結果により得られた切削基準面の傾きに応じ工具の刃物面の傾き を設定するユニバーサルジョイントを工具取付軸に設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
工具の刃物面に取付けられたセンサにより切削基準面の傾きを検出し、この傾 きに応じてユニバーサルジョイントを介して工具の刃物面の傾きを設定し、切削 基準面の傾きに沿って加工を行なう。
【0008】
【実施例】
図1には本考案の一実施例に係るフレキシブル加工ヘッドの側面、図2には工 具の拡大状態を示してある。
【0009】 図1に示すように、仕上げ加工機械11には加工ヘッド12が備えられ、加工 ヘッド12はX,Y,Z軸(互いに直交する3軸)方向に移動されるようになっ ている。加工ヘッド12の工具取付軸13にはユニバーサルジョイント14を介 して正面フライス(工具)15が取付けられている。正面フライス15はユニバ ーサルジョイント14によって図示しない駆動装置、例えば巻取巻出し駆動され るワイヤを介して傾動駆動可能となっている。一方、ワーク16は油圧ジャッキ 17を介して加工ステージ18に載置され、ワーク16の加工面21の一部には 仕上げ加工機械11もしくは図示しない治具等を用いて切削基準面19が形成さ れている。
【0010】 図2に示すように、正面フライス15の刃物面にはセンサとしての可視光レー ザ変位センサ(変位センサ)20が4箇所に設けられ、変位センサ20によって 切削基準面19との間隔が検知される。変位センサ20による検知結果により、 切削基準面19の3次元座標(傾き)が検出される。この場合、原点位置を正面 フライス15の中心(x0 ,y0 ,z0 )として各変位センサ20の座標が図示 の如く検出され、切削基準面19の傾きが得られる。
【0011】 加工されたワーク16を加工ステージ18に載置し、油圧ジャッキ17によっ て加工面21が概ね垂直になる状態にセットする。加工面21の一部に切削基準 面19を正面フライス15によって加工する。切削基準面19は種々の計測等を 行なって所定の精度に加工される。
【0012】 次に、正面フライス15を切削基準面19に面接触させ、4箇所の変位センサ 20によって切削基準面19との間隔を検知して切削基準面19の傾きを求める 。切削基準面19の傾きに応じて正面フライス15を傾動させ、切削基準面19 と正面フライス15の切物面を平行にする。この状態で角度保持された正面フラ イス15を駆動させて移動し、加工面21の仕上げ加工を行なう。正面フライス 15は切削基準面19の傾きに合わせて傾動されているので、仕上げ面は傾斜す ることなく高精度に切削される。
【0013】 上述したフレキシブル加工ヘッドを用いてワーク16の加工面21を仕上げ加 工することにより、ワーク16の取付調整を高精度に行なうことなく加工面21 を切削基準面19に合わせて精度良く仕上げ加工することができる。加工面21 が大きくワーク16を反転して仕上げ加工を行なう場合、上述と同様に切削基準 面19の傾きを検出して切削を行なうが、同様にワーク16の取付調整を高精度 に行なう必要がない。
【0014】 従って、大型のワーク16を高精度に取付調整することなく、加工面21を精 度良く仕上げ加工することができ、ワーク16の取付調整の手間が大幅に減少す る。このため、ワーク16の取付調整に熟練を必要とせず、大型橋梁塔基面の加 工が容易となる。
【0015】
【考案の効果】
本考案のフレキシブル加工ヘッドは、ワークを高精度に取付調整することなく 、加工面を精度良く仕上げ加工することができる。この結果、大型のワークの取 付調整工数が減少し、高精度、高能率に仕上げ加工が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るフレキシブル加工ヘッ
ドの側面図。
【図2】工具の拡大図。
【図3】従来の加工ヘッドを備えた大型仕上げ加工機械
の全体図。
【図4】大型仕上げ加工機械による加工状況説明図。
【符号の説明】
11 仕上げ加工機械 12 加工ヘッド 13 工具取付軸 14 ユニバーサルジョイント 15 正面フライス 16 ワーク 17 油圧ジャッキ 18 加工ステージ 19 切削基準面 20 可視光レーザ変位センサ(変位センサ) 21 加工面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕上げ加工機械に備えられる加工ヘッド
    において、工具の刃物面に切削基準面との間隔を検知す
    るセンサを取付け、センサの検知結果により得られた切
    削基準面の傾きに応じ工具の刃物面の傾きを設定するユ
    ニバーサルジョイントを工具取付軸に設けたことを特徴
    とするフレキシブル加工ヘッド。
JP3910693U 1993-07-19 1993-07-19 フレキシブル加工ヘッド Withdrawn JPH0711213U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3910693U JPH0711213U (ja) 1993-07-19 1993-07-19 フレキシブル加工ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3910693U JPH0711213U (ja) 1993-07-19 1993-07-19 フレキシブル加工ヘッド

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JPH0711213U true JPH0711213U (ja) 1995-02-21

Family

ID=12543825

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3910693U Withdrawn JPH0711213U (ja) 1993-07-19 1993-07-19 フレキシブル加工ヘッド

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JP (1) JPH0711213U (ja)

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Legal Events

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Effective date: 19971106