JPH07112070A - パチンコ玉貸し機 - Google Patents

パチンコ玉貸し機

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Publication number
JPH07112070A
JPH07112070A JP26079193A JP26079193A JPH07112070A JP H07112070 A JPH07112070 A JP H07112070A JP 26079193 A JP26079193 A JP 26079193A JP 26079193 A JP26079193 A JP 26079193A JP H07112070 A JPH07112070 A JP H07112070A
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JP
Japan
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coin
cam
stopper
gear
clutch
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Pending
Application number
JP26079193A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tounotani
眞 東野谷
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SANKU KK
Original Assignee
SANKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 作動不良と誤動作を解決するため、特に金種
によるパチンコ玉数の選択を簡略な機構にし、小型で信
頼性の高いパチンコ玉貸し機を提供する。 【構成】 玉送りスプロケット95と同軸に使用金種数
と同数の歯車96,97を有し、それに噛み合う同数の
遊び歯車77,88とを設け、金種を検出するコイン感
知レバー61と連結したクラッチで遊び歯車の1つとメ
インカム81に係合する。クラッチはパチンコ玉の貸出
し時に、メインカム81とともに回転し、同軸に固定さ
れた溝カム70でその動きは規制され、1回転で元の状
態に戻る。コイン通路には、金種により通路を規制する
段部を設け、コインの感知レバー61と対応させる。玉
送りスプロケット95を係止、解除するため出口カムス
トッパーを設け、レバーで出口コインストッパーを連結
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊戯用のパチンコ玉貸
し機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ玉貸し機には、機械式と
電動式がある。電動式は正確に作動し信頼性は高いが玉
貸し機、設備ともに高額になる。そのため一般には機械
式が多く用いられている。この機械式のパチンコ玉貸し
機には投入コインの通路中に高額、低額用のコイン通路
を別設したもの、あるいはコイン通路を1つにしコイン
通路中にコイン感知レバーを設け金種によりコイン直径
が異なることを利用し、コイン感知レバーの振り子の振
幅差で作動させるものもある。
【0003】コインを連続して投入したときは1つのコ
イン分のパチンコ玉を貸し出すまで他のコインを保持す
るコイン係止装置を設けている。またパチンコ玉通路に
は玉送りスプロケットを設けその回転により所定のパチ
ンコ玉を計数して貸し出す。貸し出し完了後は玉送りス
プロケットの回転を止めるロック機構を設けている。加
えてコインを投入して所定量のパチンコ玉を貸し出すま
でコイン通路中にコインを係留するコイン係留機構を設
けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コイン係止装置は玉送
りスプロケットの回転で解除し、玉送りスプロケットの
ロック機構はコインの落下により解除する様になってい
る。前記したコインの金種によるパチンコ玉の貸し出し
量の判別と重複し、これらの機構はかなり複雑となり精
密な加工が要求されていた。
【0005】前述したようにコイン通路を2つ設ければ
装置が大きくなり、低額、高額コインともに作動するコ
イン感知レバーでは作動回数が増加し誤動作を生じたり
損傷の原因となる。
【0006】また玉送りスプロケットの回転力でコイン
係止機構を解除するには玉送りスプロケットの直径を大
きくした方が良いが、玉送りスプロケットの回転を係止
する場合は玉送りスプロケットの慣性力は小さいほうが
良い。このバランスをとることが技術をかなり難しいこ
とにしている。
【0007】また、コインの落下を受けて玉送りスプロ
ケットの係止を解除する機構と所定のパチンコ玉数を出
すまでコインを係留する機構と玉送りスプロケットの回
転を係止する機構および連続して投入されたコインの金
種を判別しコインを順次通過させる機構等をレバー、リ
ンク、カムあるいは歯車等を用いて行えば構造が複雑と
なり、誤動作、あるいは故障の原因となる。
【0008】以上の如くパチンコ玉貸し機はコインとパ
チンコ玉の落下する力を用いて多くの動作をさせるが、
収納する場所は狭く薄型が要求されるとともに正確な動
作が必要とされる。本発明はパチンコ玉貸し機の構成を
簡単にするとともに、小型化しかつ作動を単純化するこ
とにより信頼性と安定性を増すことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のパチンコ玉貸し機は、玉送りスプロケットと
同軸にコインの金種に対応した歯数の異なる複数の作動
歯車とこれに噛み合う複数の遊び歯車をコイン投入時に
はすべて同時に回転させる構造とし、これにコイン感知
レバーに連結された切り替え装置を結びつけた金種選択
装置を設けた。また構造を簡単にするため玉送りスプロ
ケットはいかなる金種でも一回転ですべての作動が完了
する構造とした。
【0010】コイン通路は低額、高額共通の通路とし通
路中に一方に寄せて段部を設け低額、高額コインを振り
分けるとともに高額コイン通路にコイン感知レバーを突
出させる。
【0011】
【作用】本発明は上記の様な構成により、低額あるいは
高額コインの投入により金額相当分のパチンコ玉を貸し
出す作動をする。
【0012】コイン通路には途中段部が設けられ低額、
高額コイン通路に分けられるが、その後合流して出口コ
インストッパーに入る。段部の高額側にはコイン感知レ
バーが設けられ高額コインの投入でクラッチの切り替え
装置を作動する。そして高額用の受動歯車とメインカム
が連結され高額コイン相当分のパチンコ玉を貸し出す。
【0013】低額コインの投入では、コイン感知レバー
は作動せずクラッチにより低額用の受動歯車とメインカ
ムは連結され低額コイン相当分のパチンコ玉を貸し出
す。メインカムの係止用突起と係合しているカムストッ
パーがコインの投入で動き、係止用突起から離れて玉送
りスプロケットが回転する。このときメインカムも回転
しメインカムに設けた復帰用突起によりカムストッパー
は再び係止側に移動する。
【0014】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図に示す実施例は100円と500円
を対象にその金額相当分のパチンコ玉を貸し出すように
したものである。なお、図中の101Yと501Yは、
100円と500円の金種を表し、末尾の数字は投入順
を表している。
【0015】パチンコ玉貸し機の全体構成の概要は図1
に示す。パチンコ玉貸し機(1)の上部にはパチンコ玉
補給路(2)、上部玉通路(3)、コイン投入口(4)
と上部コイン通路(5)およびコインの良否を判定する
識別装置(6)を設けている。その下部に本発明による
玉貸出し装置(7)を配置している。玉貸し出し装置
(7)の前下部には玉貸出し口(8)を後ろ下部にコイ
ン回収口(9)を設けている。コイン投入口(4)に投
入されたコインは上部コイン通路(5)を通り識別装置
(6)を経て玉貸出し装置(7)に入る。所定のパチン
コ玉を貸出した後はコイン回収口(9)により回収され
る。またパチンコ玉は玉補給路(2)により玉貸し機
(1)の上部玉通路(3)を経由して常時玉貸出し装置
(7)に供給されている。コインが投入されると玉貸出
し装置(7)により計数され玉貸出し口(8)より貸し
出される。
【0016】玉貸出し装置(7)の全体の配置を図2に
示す。図3はその裏面の配置を示すものである。コイン
投入口(4)より投入されたコイン101Yあるいは5
01Yは、コイン接続口(11)を経て入口コインスト
ッパー(20)を通り出口コインストッパー(35)を
経由して玉貸出し装置(7)を出てコイン回収口(9)
より回収される。
【0017】玉貸出し装置(7)内のコインの流れは、
まずコイン通路(12)に突出した入口ストッパー(2
4)に当たる。入口ストッパー(24)は入口コインス
トッパー(20)を構成しコインの落下する力で入口コ
インストッパー(20)を回転させるとともに次のコイ
ン係止も行う。入口コインストッパー(20)を回転さ
せたコインは、次いでコイン通路(12)の段部(1
8)で金種により分けられ後に再び同じコイン通路(1
2)を通る。高額コインは段部(18)に設けたコイン
感知レバー(61)を作動させる。段部(18)の下部
には出口コインストッパー(35)があり、構成要素の
出口ストッパー(36)にコインが当接すると回転しメ
インカム(81)の係止を解除する。
【0018】玉貸出し装置(7)内のパチンコ玉の流れ
を図3により説明する。パチンコ玉は上部玉通路(3)
より玉通路接続口(13)を経由して落下し玉送りスプ
ロケット(95)に供給されている。このとき落下する
力を減殺するため玉通路(14)は一部蛇行させてい
る。また玉送りスプロケット(95)には回転時の慣性
力を弱めるため外周にバランサー(102)を付設して
いる。バランサー(102)は軸(104)を中心に揺
動する。バランサー(102)の一端は玉送りスプロケ
ット(95)の外周に接しこれを付勢するため他端には
荷重(103)を設けている。またパチンコ玉貸出し
時、中央の管制室に出玉数の情報を送るため玉送りスプ
ロケット(95)には溝(99)と仕切り(100)を
設けマグネット(101)を嵌入している。マグネット
(101)とリードスイッチにより玉送りスプロケット
(95)の回転を読み取る。リードスイッチは図示して
いない。
【0019】メインカム(81)の係止が出口コインス
トッパー(35)により解除されると玉送りスプロケッ
ト(95)も連動し解除される。したがって所定量のパ
チンコ玉が玉貸出し口(8)より貸し出される。このパ
チンコ玉貸出し動作中にメインカム(81)に設けたカ
ムA(83)とカムC(85)により入口カムストッパ
ー(27)と出口カムストッパー(53)は最初の待機
状態に戻る。
【0020】図4は入口コインストッパー(20)の作
動状態を示した図である。コイン投入口(4)より投入
されたコイン101Yあるいは501Y、続いて投入さ
れた102Yあるいは502Yは、連続して上部コイン
通路(5)よりコイン通路接続口(11)を経てコイン
通路(12)に突出した入口ストッパー(24)に投接
する。入口ストッパー(24)は入口カムA(22)、
入口カムB(23)とともに入口コインストッパー(2
0)の構成要素である。コインが入口ストッパー(2
4)に投接した状態を図4(a)に示す。待機の状態で
入口ストッパー(24)はコイン通路(12)内に突出
している。コインの当接で入口コインストッパー(2
0)は入口コインストッパー軸(21)を中心に回動す
る。入口カムA(22)、入口カムB(23)と入口ス
トッパー(24)は位置を変えて複数設けている。コイ
ンが通過すると次の入口カムA(22)、入口カムB
(23)と入口ストッパー(24)がそれぞれ待機の位
置に臨むよう構成している。
【0021】入口カムA(22)と入口カムB(23)
は入口カムストッパー(27)と相対して作動する。入
口カムストッパー(27)は入口カムストッパー軸(2
8)を中心に揺動する。投入されたコインにより入口カ
ムA(22)が回動し、入口カムストッパー(27)の
湾曲した腕の一方にある入口解除腕(26)を押し上げ
る。したがって他方に位置を変えてある入口係止腕(2
5)は入口コインストッパー(20)に押しつけられ
る。入口コインストッパー(20)はなお回動して入口
B(23)と入口係止腕(25)が係合し入口コインス
トッパー(20)の回動を係止する。したがって続いて
投入されたコイン102Yあるいは502Yは次の入口
ストッパー(20)で止められる。この状態を図4
(b)に示している。
【0022】最初に投入されたコインはそのまま落下し
て出口コインストッパー(35)に当接し出口カムスト
ッパー(53)を揺動させる。金種選択装置(60)の
メインカム(81)は係止を解除されてパチンコ玉の供
給圧力で玉送りスプロケット(95)とともに回転をす
る。メインカム(81)に設けられたカムC(85)が
入口セイバー(32)の突起(33)を押す。入口セイ
バー(32)は入口セイバー軸(34)を中心に揺動す
る。入口カムストッパー(27)と入口セイバー(3
2)は入口コンロッド(30)のピン(29)と(3
1)によりリンクされている。したがって入口係止腕
(25)が開き入口コインストッパー(20)の係止を
解除する。図4(c)には入口カムストッパー(27)
と入口セイバー(32)を揺動させる直前を示してい
る。
【0023】図4(d)は入口コインストッパー(2
0)と入口カムストッパー(27)を斜視したものであ
る。入口カムストッパー(27)の入口係止腕(25)
と入口解除腕(26)が上下に位置がずれている状態と
それに対応した入口コインストッパー(20)の入口カ
ムA(22)と入口カムB(23)の位置関係を示して
いる。このように入口コインストッパー(20)の回動
にあたり、入口カムA(22)と入口解除腕(26)の
作動線に対し入口カムB(23)と入口係止腕(25)
の作動線は前記作動線の下にあり互いに交絡することは
ない。
【0024】図5は出口コインストッパー(35)の作
動状態を表している。入口コインストッパー(20)を
通過したコイン101Yあるいは501Yは、コイン通
路(12)を通り出口コインストッパー(35)に当た
る。このとき出口コインストッパー(35)は出口コイ
ンストッパー軸(37)を中心に構成要素の出口ストッ
パー(36)とともに回動する。出口ストッパー(3
6)は複数でコインが1回通過すると、次の出口ストッ
パー(36)が次のコインを受ける位置にくるよう構成
している。出口ストッパー(36)を受ける出口セイバ
ー(40)は受け部(43)と凸部(44)の2点で出
口コインストッパー(35)の位置が動かないように支
持している。図5(a)にこの状態を示す。
【0025】出口ストッパー(36)にコインが当たる
と出口コインストッパー(35)は回動するが、このと
き出口ストッパー(36)の裏面にある作動面(38)
は、出口セイバー(40)の凸部(44)と接触してい
るので、出口コインストッパー(35)の回動により出
口セイバー(40)の凸部(44)は擦りあげられる。
作動面(38)は作動し易いように、一部曲面に構成し
ている。出口セイバー(40)は出口セイバー軸(4
1)を中心に揺動して、ストッパー受け(42)が出口
コインストッパー(35)の作動面(38)を受け止め
る位置にくる。落下したコイン101Yあるいは501
Yは、出口ストッパー(36)が係止されているので、
コイン通路(12)のコイン回収口(9)の上縁(1
6)と出口ストッパー(36)に挟まれ停止する。ま
た、出口セイバー(40)には、ピン(45)を設け、
出口カムストッパー(53)に設けたピン(47)との
間を、出口コンロッド(46)で連結してある。従って
出口セイバー(40)の揺動にともない、出口カムスト
ッパー(53)も出口カムストッパー軸(55)を中心
に揺動する。メインカム(81)に設けたカムB(8
4)と係合していた出口カムストッパー(53)の出口
係止腕(56)は、出口カムストッパー(53)の揺動
により係合を解く。従って、金種選択装置(60)と噛
み合い係止されていた玉送りスプロケット(95)は、
メインカム(81)とともに回転を始める。図5(b)
に示している。
【0026】メインカム(81)が1回転を終了する前
に、カムA(83)が出口解除腕(57)を押し上げ、
出口係止腕(56)がメインカム(81)の側面(8
7)に接する。そのときに出口コンロッド(46)も動
き、出口セイバー(40)を揺動させ、出口コインスト
ッパー(35)で止められていたコインの係留を解く。
コインは上縁(16)とコイン受け(17)で形成した
コイン回収口(9)より回収される。図5(c)に、出
口解除腕(57)をカムA(83)で押し上げるところ
を示し、矢印は動く方向を示している。
【0027】図5(d)は、出口コインストッパー(3
5)と出口カムストッパー(53)を斜視したもので、
出口カムストッパー(53)の出口係止腕(56)と出
口解除腕(57)が、上下に位置がずれている状態とそ
れに対応したメインカム(81)のカムA(83)とカ
ムB(84)の位置関係を表している。メインカム(8
1)の回動にあたり、カムA(83)と出口解除腕(5
7)、カムB(84)と出口係止腕(56)は別の作動
線上にあるので、お互いが交接することはない。且つメ
インカム(81)の回動に従い、出口解除腕(57)と
出口係止腕(56)は交互に作動する。
【0028】出口カムストッパー(53)のアーム(5
4)は、先端にバネ受けA(51)を有している。アー
ム(54)と間隔をあけ、相対した位置には振子軸(4
8)で回動自在にした振子(49)を設けている。その
先端のバネ受けB(52)とバネ受けA(51)の間に
バネ(50)を挿入している。今、図5(a)の状態で
は、ピン(47)は出口カムストッパー(53)の出口
カムストッパー軸(55)と、振子(49)の振子軸
(48)を結ぶ線の右側にあり、バネ(50)の力は、
メインカム(81)の側面(87)に出口係止腕(5
6)を押しつけている。
【0029】コインが101Yあるいは501Yが投入
されると、出口コインストッパー(35)が動き図5
(b)の状態になる。出口コンロット(46)が動きピ
ン(47)が出口カムストッパー軸(55)と振り子軸
(48)を結ぶ線より左側に入ると、直ちにバネ(5
0)の力の方向が逆になり、出口解除腕(57)をメイ
ンカム(81)の側面(87)に押しつける力が作用す
るようになる。スプロケット(95)の回転を正確に始
動、停止させるとともに、常時バネ(50)により出口
係止腕(56)あるいは出口解除腕(57)を側面(8
7)に押しつけているので、振動などでメインカム(8
1)の係止がはずれ、誤動作をすることはなくなる。
【0030】入口コインストッパー(20)と出口コイ
ンストッパー(35)の間に、コイン感知レバー(6
1)を設けている。図6にコイン感知レバー(61)の
動きを示している。コイン通路(12)は、金種により
コインの流れを変える段部(18)を設けている。従っ
て、コイン通路(12)は狭部を100円が通り、広い
部分を500円が通る。段部(18)は、500円を案
内する傾斜(19)を有している。傾斜(19)は直線
でも曲線でもよいが、2面で構成する方が望ましい。
【0031】コイン通路(12)の段部(18)には、
レバー突出口(15)を開けてコイン感知レバー(6
1)の検出端(63)が、コイン通路(12)側に突出
している。コイン感知レバー(61)は、100円が通
過するとき、100円はコイン感知レバー(61)の検
出端(63)にある当接部(62)に当たる事なく通過
するので作動しない。
【0032】500円が通過するときは、500円は傾
斜(19)により段部(18)の広い通路に案内され、
検出端(63)の当接部(62)に当たる。コイン感知
レバー(61)はコイン感知レバー軸(62)を中心に
右方に揺動する。コイン感知レバー(61)の検出端
(63)側にはピン(65)があり、クラッチロッド
(66)と連結している。溝カム(70)に設けた凹部
(71)に嵌入したクラッチロッド(66)は凹部(7
1)の壁面(73)を摺動する。クラッチロッド(6
6)の先端には舌端(67)があり、クラッチ突起(9
1)を押す。コイン感知レバー(61)の他端には、5
01Yが通過した後に待機の状態に戻す様にレバー腕
(68)先端のウエイト(69)により付勢されてい
る。従って、コイン感知レバー(61)は、500円が
通過しないときは常時100円相当のパチンコ玉を貸し
出す状態を保っている。
【0033】玉送りスプロケット(95)は、パチンコ
玉を送り込むため外周にパチンコ玉の直径に合わせて波
形にしている。玉送りスプロケット(95)と歯車A
(96)、歯車B(97)は固着されているので、玉送
りスプロケット(95)が軸(98)を中心に回転する
ときは同様に回転する。
【0034】歯車A(96)、歯車B(97)の歯数と
玉送りスプロケット(95)の歯数は関連を有してい
る。図7の実施例で言えば100円相当分のパチンコ玉
数として25個の波形を玉送りスプロケット(95)に
刻んでいる。それに対応した伝達機構が、歯車A(9
6)であり、500円相当分のパチンコ玉を貸し出す伝
達機構が歯車B(97)である。歯車(96)と歯車
(97)は、100円と500円の比として5対1の歯
数になっている。勿論パチンコ玉の貸出価格に応じ、金
種に応じ歯数と歯車数は変更が容易にできることは言う
までもない。また、伝達機構としての歯車は、クラン
ク、ウオームギヤーなど、他の伝達機構を用いることも
できる。本発明の場合、それらの伝達機構を、玉送りス
プロケット(95)と一体構造にすることで構造の簡略
化を計っている。
【0035】また、歯車A(96)と歯車D(88)、
歯車B(97)と歯車C(77)は常時噛み合い、前者
は100円対応で1対1、後者は500円対応で1対5
の歯数比となっている。歯車D(88)は、固定軸(8
2)を中心に回転し、歯車C(77)はメインカム(8
1)の段部壁(94)の回りを回転している。これら歯
車は金種を問わず同じ回転をしているので、安定した運
動が行われる。
【0036】図7に金種選択装置(60)の構造を示し
ている。玉送りスプロケット(95)の歯車A(9
6)、歯車B(97)と常時噛み合う金種選択装置(6
0)の歯車D(88)と歯車C(77)の間にはメイン
カム(81)がある。歯車C(77)の上に溝カム(7
0)が載置している。溝カム(70)の凹部(71)を
摺動するクラッチロッド(66)によりクラッチ(9
2)は、動かされる。クラッチ(92)は、メインカム
(81)の角溝(86)に嵌合し摺動するとともに、歯
車C(77)あるいは歯車D(88)とメインカム(8
1)を連結する。
【0037】金種選択装置(60)を構成する部品につ
いて、図8により説明する。図8(a)に示すL形状の
クラッチ(92)の一端にある舌片(93)は、歯車D
(88)の突起カム(89)の切り欠き(90)と係合
する。他端にはクラッチ突起(91)があり、溝カム
(70)の中溝(74)あるいは外溝(75)に嵌入す
る。
【0038】図8(b)に示す歯車D(88)は中央に
突起カム(89)があり、クラッチ(92)と係合する
切り欠き(90)を有し、歯車A(96)と噛み合う。
【0039】図8(c)に示すメインカム(81)の側
面(87)には、上下に分かれたカムA(83)、カム
B(84)が相対して刻まれ、またカムC(85)はカ
ムA(83)、カムB(84)と位置を替えて側面(8
7)に設けてある。この3つのカムは玉貸し出装置7の
作動の係止あるいは、解除の機能に関わっている。ま
た、メインカム(81)の中央にはクラッチ(92)が
嵌入する角孔(86)を有する段部壁(94)を設けて
いる。
【0040】図8(d)に示す歯車C(77)の内周
(78)はメインカム(81)の段部壁(94)に嵌ま
り、周囲に均等に5つの切込み(79)を有する。切込
み(79)には、歯車C(77)の回転方向と逆方向に
クラッチ(92)を摺動し易くする曲面ガイド(80)
を設けている。歯車C77は、常時歯車B97と噛み合
っている。
【0041】図8(e)は溝カム(70)の外面を図8
(f)は溝カム(70)の内面を示している。溝カム
(70)の中央には、壁面(73)を有する凹部(7
1)を設け、凹部(71)の中央には溝カム(70)位
置を固定する角孔(72)、少し離れてクラッチロッド
(66)の舌端(67)が嵌合する長孔(105)があ
る。溝カム(70)の内面には、長孔(105)を始点
として中溝(74)と外溝(75)の2つの溝を穿って
いる。外溝(75)の終点には案内壁(76)を設て、
外溝(75)を通ったクラッチ突起(91)を中溝(7
4)の始点に案内する。
【0042】図8(g)はクラッチロッド(66)で、
一方にコイン感知レバー(61)と連結するピン(6
5)、他方にクラッチ(92)を押す舌端(67)が出
ている。クラッチロッド(66)の中央に小判形の開口
部(99)がある。これは固定軸(82)の逃げであ
る。歯車D(88)の切り欠き(90)と、メインカム
(81)の角孔(86)と、歯車C(77)の切り込み
(79)および、溝カム(70)の長孔(105)は同
一線上に組み込まれる。
【0043】図2と図7により100円と500円を投
入した時の金種選択装置(60)の作動を説明する。
今、100円が投入されるとコイン通路(12)に突出
したコイン感知レバー(61)は作動しないので、クラ
ッチ(92)の舌片(93)は、歯車(88)の突起カ
ム(89)に形成した切り欠き(90)に係合してお
り、クラッチ突起(91)は、溝カム(70)にある1
00円用の中溝(74)に入った状態を維持している。
100円の当接で、出口コインストッパー(35)は回
動し、出口カムストッパー(53)が揺動し、メインカ
ム(81)のカムB(84)と係合していた出口係止腕
(56)は離合する。係止を解かれた玉送りスプロケッ
ト(95)は1回転し、100円相当のパチンコ玉を貸
し出す。この時歯車C(77)と歯車D(88)は、歯
車A(97)と歯車B(96)と噛み合っているので共
に回転する。クラッチ(92)が嵌合しているメインカ
ム(81)は、クラッチ(92)の舌片(93)が歯車
D(88)の切り欠き(90)に入っているので、歯車
D(88)ととも1回転する。また、カムB(84)の
係合が解かれて、メインカム(81)が回転を始めると
カムC(85)はすぐに入口セイバー(32)の突起
(33)を動かす。この作動により入口カムストッパー
が揺動し、入口コインストッパー(20)の係止を解
く。1回転の終点近傍でカムA(83)は出口カムスト
ッパー(53)の出口解除腕(57)を押し上げ、出口
係止腕(56)を側面(87)に接触させる。カムB
(84)と出口係止腕(56)が係合して回転は終了す
る。この時バネ(50)よるクイックモーションによ
り、素早く確実に出口カムストッパー(53)の作動点
が切り替わり、側面(87)に出口係止腕(56)を押
しつける。
【0044】次に500円を投入した時の作動状態を説
明する。500円コインが入口コインストッパー(2
0)を通過した後、コイン通路(12)内にあるレバー
突出口(15)よりコイン感知レバー(61)の検出端
(63)が突出しているので、投入された直径の大きい
500円は当接部(64)に当たり、コイン感知レバー
(61)を動かす。それにリンクされたクラッチロッド
(66)の舌端(67)は、クラッチ突起(91)を溝
カム(70)の外溝(75)に押す。同時にクラッチ
(92)の舌片(93)は、歯車D(88)の切り欠き
(90)より離合し、歯車C(77)の切り込み(7
9)に嵌入するので、歯車C(77)とメインカム(8
1)は結合される。従って、500円の投入で出口コイ
ンストッパー(35)が作動する。メインカム(81)
の係止が解除されると、玉送りスプロケット(95)と
歯車B(97)それに噛み合う歯車C(77)およびメ
インカム(81)は一体で回転する。このとき歯車D
(88)はクラッチ(92)が離れるので遊び回転とな
る。
【0045】歯車B(97)と歯車C(77)の歯車比
は1対5となっているので、玉送りスプロケット(9
5)は5回転するが、メインカム(81)は100円投
入の作動と同様に、1回転するのみである。従って他の
構成部品の作動も、100円のときと同様である。この
ように単にクラッチ(92)の切り替えを行うことで玉
送りスプロケット(95)と歯車A(96)、歯車B
(97)歯車C(77)、歯車D(88)の回転数と変
え、500円相当分のパチンコ玉を貸し出すことができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、玉送りス
プロケット(95)と同軸に複数の伝達歯車(96,9
7)とコイン感知レバー(61)と連結されたクラッチ
ロッド(66)、受動歯車(77,88)、メインカム
(81)、溝カム(70)、クラッチ(92)で構成す
る金種選択装置(60)及び出口カムストッパー(5
3)にクイックモーション機構を設けることにより以下
の効果を有している。
【0047】パチンコ玉を計数する玉送りスプロケット
(95)と共に回転する使用金種数と同数の伝達歯車
(96,97)と受動歯車(77,88)は、コインが
投入されると金種によらず、常時回転をするので安定し
た作動をする。また、受動する側の歯車うち1つは、玉
送りスプロケット(95)の係止をするメインカム(8
1)に常時係合し作動するので、多く使用される金種に
合せておけば動作数が少なくなり、故障を生じる機会も
少なくなる。他の金種が投入されたときはコイン感知レ
バー(61)が摺動し、クラッチ(92)を動かし受動
歯車を切り替え、メインカム(81)と係合するのみな
ので、複雑な作動を必要とせず誤動作を生じない。
【0048】メインカム(81)は、コインが投入され
るとどんな金種でも1回の投入で1回転をするのみなの
で安定している。また、クラッチ(92)は金種によら
ず1回転した後、終点は必ず元の状態に復帰する作動を
溝カム(70)により案内する簡単な構造なので、誤動
作はしない。メインカム(81)を係止し、あるいは解
除する出口カムストッパー(53)にはバネ(50)に
より係止、解除のいづれの作動でも側面(87)に押圧
しているので、動作途中で止まったり、振動で誤動作を
することはない。また、このバネ(50)によりクイッ
クモーションをするので動作遅れを生じ、貸し出す玉数
が変動したりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるパチンコ玉貸し
機の外観図
【図2】同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の全体
正面図
【図3】同じくパチンコ玉貸し機の貸出し装置の全体背
面図
【図4】(a)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装
置の入口コインストッパーへの最初のコイン投入図 (b)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の入口
コインストッパーのコイン係止の状態図 (c)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の入口
コインストッパー解除前の状態図 (d)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の入口
コインストッパーの斜視図
【図5】(a)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装
置の出口コインストッパーへの最初のコイン投入図 (b)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の出口
コインストッパーのコイン係止の状態図 (c)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の出口
コインストッパーの解除前の状態図 (d)は同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の出口
コインストッパーの斜視図
【図6】同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置のコイ
ン感知レバーの作動図
【図7】同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の金種
選択装置の斜視図
【図8】同じくパチンコ玉貸し機の玉貸出し装置の金種
選択装置の構成部品の分離状態の斜視図
【符号の説明】
7 玉貸出し装置 12 コイン通路 14 玉通路 20 入口コインストッパー 27 入口カムストッパー 35 出口コインストッパー 50 バネ 53 出口カムストッパー 60 金種選択装置 61 コイン感知レバー 70 溝カム 81 メインカム 92 クラッチ 95 玉送りスプロケット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイン通路(12)には投入されたコイ
    ンを順次送り出すコイン係止機構を備えた入口コインス
    トッパー(20)と前記コイン通路に突出させて配置し
    たコインの金種を直径差により識別するコイン感知レバ
    ー(61)と、コイン通路の出口近傍には、パチンコ玉
    の貸出し中はコインを係留する出口コインストッパー
    (35)と、前記出口コインストッパーと連動しパチン
    コ玉の貸出しの係止、解除を行う出口カムストッパー
    (53)と、パチンコの玉通路(14)には外周が前記
    玉通路に突出し玉数を計数する玉送りスプロケット(9
    5)と、前記玉送りスプロケットと一体で回転する使用
    金種数に応じた伝動用の歯車A(96)、歯車B(9
    7)、および金種選択装置(60)を具備した玉貸出し
    装置で、前記金種選択装置には、前記歯車A、歯車Bと
    常時噛み合う同数でそれぞれカムを有する受動用の歯車
    C(77)、歯車D(88)と、前記歯車C、Dと同軸
    で前記玉送りスプロケットの回転を係止、解除するメイ
    ンカム(81)と、前記メインカムとともに回転するク
    ラッチ(92)と、前記クラッチの回転を案内する溝カ
    ム(70)と、前記コイン感知レバーで揺動し前記クラ
    ッチを作動させるクラッチロッド(66)を内蔵したパ
    チンコ玉貸し機。
  2. 【請求項2】 クラッチ(92)を案内する溝カム(7
    0)はクラッチ突起(91)が嵌入する低額コイン用の
    中溝(74)および高額コイン用の外溝(75)と、前
    記外溝の終点で前記クラッチを前記中溝の位置に戻す案
    内壁(76)とで構成した請求項1記載のパチンコ玉貸
    し機。
  3. 【請求項3】 メインカム(81)を挟んで、使用コイ
    ンの金額比と同じく5対1の歯数比で高額用の歯車C
    (77)と低額用の歯車D(88)と設置し、前記歯車
    Cの内周にはクラッチ(92)が嵌入する切り込み(7
    9)を前記歯車C、Dの歯数比と同数の5箇所に設け、
    前記歯車Dには前記クラッチを回転させる切り欠き(9
    0)を1箇所設け、前記切り込みのいづれかと相対する
    点に前記切り欠きが常時位置するよう構成した請求項1
    記載のパチンコ玉貸し機。
  4. 【請求項4】 玉送りスプトケット(95)のロックを
    係止あるいは解除する出口カムストッパー(53)と前
    記出口カムストッパーの作動の中心点と相対して位置す
    る振り子(49)との間にバネ(50)等の付勢装置に
    より早送り、早戻り機構を備えた請求項1記載のパチン
    コ玉貸し機。
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