JPH07111799B2 - 回転ヘッド型磁気テープ記録装置 - Google Patents

回転ヘッド型磁気テープ記録装置

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JPH07111799B2
JPH07111799B2 JP60159783A JP15978385A JPH07111799B2 JP H07111799 B2 JPH07111799 B2 JP H07111799B2 JP 60159783 A JP60159783 A JP 60159783A JP 15978385 A JP15978385 A JP 15978385A JP H07111799 B2 JPH07111799 B2 JP H07111799B2
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control
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秀 中山
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ティアツク株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、斜め走査方式のビデオテープレコーダ(VT
R)又はこれに類似の回転ヘツド型磁気テープ記録装置
に関し、更に詳細には、環境温度が大幅に変化に耐え得
る装置に関する。
〔従来の技術〕
斜め走査方式のVTRとしてVHS方式とβ方式とが周知であ
る。この種の方式のVTRでは、磁気テープにコントロー
ルトラツクが設けられ、ここに垂直同期信号に基づいて
形成されたコントロール信号(制御信号)がコントロー
ルヘツドによつて記録される。磁気テープ上におけるコ
ントロール信号と複合ビデオ信号(複合映像信号)とは
一定の位置関係を有していなければならないので、コン
トロールヘツドはシリンダに対して一定位置に固定され
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、環境温度が大幅に変化すると、シリンダとコ
ントロールヘツドとの間隔が膨張又は収縮によつて変化
し、磁気テープ上に記録されるコントロール信号と複合
ビデオ信号(複合情報信号)との位置関係が標準の位置
関係と相違してしまう。再生系にはトラツキング補正回
路が設けられているので、ビデオ信号とコントロール信
号との時間間隔をトラツキングがとれるように補正する
ことは可能であるが、しかし、許容範囲を越えるずれが
生じると、再生系でのトラツキング補正が不可能にな
る。そこで、本発明の目的は記録時に環境温度の大幅な
変化が生じても、使用することができる装置を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の如き問題を解決し、上述の目的を達成するための
本考案に係わる回転ヘツド型磁気テープ記録装置は、コ
ントロール信号の記録位置と複合情報信号(例えば複合
ビデオ信号)の記録位置とを環境温度の変化にも拘ら
ず、一定に保つように補正する回路を含む。
〔作 用〕
上記補正回路を設けると、基準温度(例えば20℃)にお
けるシリンダとコントロールヘツドとの距離Xが温度変
化による膨張又は収縮によつて距離X′に変化したとし
ても、磁気テープ上における複合情報信号の記録位置と
コントロール信号の記録位置との間隔をXに保つことが
できる。従つて、基準温度と大幅に相違する環境温度で
記録された磁気テープを標準温度又はこの近傍で再生し
た場合に、トラツクずれが殆んど生じない。また、トラ
ツクずれが生じたとしても、再生系のトラツキング補正
可能範囲内に収めることが出来る。
〔実施例〕
次に、第1図〜第4図によつて本発明の実施例に係わる
VTRを説明する。このVTRの主要部は汎用の斜め走査方式
回転ヘツド型に構成されている。従つて、第2図に示す
如く磁気テープ(1)の走行経路に回転シリンダ(2)
が配置され、ここに180゜間隔で一対の回転磁気ヘツド
(3)(4)が取り付けられている。回転シリンダ
(2)の下には固定シリンダが配置され、2つのシリン
ダの間に回転磁気ヘツド(3)(4)の先端が露出して
いる。磁気テープ(1)は回転シリンダ(2)及び固定
シリンダの軸に対して斜めになるように巻き回されてい
るので、一対の回転磁気ヘツド(3)(4)で斜め走査
される。このシリンダ(2)から基準温度(例えば20
℃)で距離X(例えば79.244mm)の位置にコントロール
ヘツド(5)が固定配置されている。
このVTRで磁気テープ(1)を走行させると、この磁性
面側から見て第3図の記録パターンが得られる。即ち、
ビデオ幅Wの領域に複合ビデオ信号記録トラツク(6)
が斜めに生じ、磁気テープ(1)の長手方向に沿つて延
びるコントロールトラツク(7)にコントロールヘツド
(5)によつてコントロール信号が記録され、コントロ
ール信号記録部(8)が生じる。
第2図において、磁気ヘツド(3)(4)の回転角度位
置を検知するために、パルス発生用ヘツド即ちPGヘツド
(9)が設けられ、シリンダ(2)に磁石(10)が固着
されている。PGヘツド(9)はシリンダ(2)の1回転
に1回の割合で磁石(10)に応答した出力を発生する。
第1図はVTRのコントロール信号形成回路、及び回転磁
気ヘツド(3)(4)の回転制御回路を示し、第4図は
第1図の各部の波形を示す。第1図における(11)はビ
デオ信号ラインであり、第2図に示した回転磁気ヘツド
(3)(4)で記録するための複合ビデオ信号を同期分
離回路(12)に入力させるラインである。同期分離回路
(12)は、第4図(A)に水平同期信号等を省いて概略
的に示すNTSC方式の複合ビデオ信号から垂直同期信号を
第4図(B)に示す如く分離する公知の回路である。
(13)は本発明に従つて設けられた補正回路であり、同
期分離回路(12)の出力端子に接続された第1の単安定
マルチバイブレータ(以下単にMMVと呼ぶ)(14)と、
この第1のMMVの出力端子に接続されたタイミング補正
用の第2のMMV(15)と、微分回路(16)とから成る。
第1のMMV(14)は、第4図(B)の垂直同期信号の前
縁(立下り)でトリガされ、第4図(C)に示す如く持
続時間T1の低レベル出力を発生する。第2のMMV(15)
は第1のMMV(14)の低レベル出力パルスの後縁(立上
り)に応答して持続時間T2の低レベルパルスを第4図
(D)に示す如く発生する。この第2のMMV(15)は時
定数(持続時間T2)を決定するためにコンデンサ(17)
及び固定抵抗(図示せず)の他に、サーミスタ(18)を
含む。サーミスタ(18)は、基準温度(例えば20℃)の
時に、第3図に示すビデオトラツク(6)の基準位置と
コントロール信号記録部(8)との間隔Xが基準値(例
えば79.244mm)になるように設定されている。また、サ
ーミスタ(18)は温度変化によるVTRの各部の膨張又は
収縮による第2図の距離Xの変化に対応するようにその
抵抗値が変化するものである。即ち、サーミスタ(18)
の温度−抵抗特性と、VTRの距離X−温度特性とをほぼ
一致させることができるように、サーミスタ(18)が選
択されている。これにより、環境温度変化に拘らず、磁
気テープ(1)上におけるビデオトラツク(6)とコン
トロール信号記録部(8)とのテープ長手方向間隔Xが
ほぼ一定になる。これを、第4図(D)の波形で説明す
ると、基準温度の場合には、第1のMMV(14)の低レベ
ル出力パルスの後縁に応答して第2のMMV(15)は次の
垂直同期信号までの時間T2′の出力パルスを発生する
が、この出力パルスの持続時間T2は温度tの関数f
(t)であるので、基準温度でない時には温度tの変化
に追従して△Tだけ変化し、基準時間幅T2′よりも例え
ば△Tだけ短いT2となる。微分回路(16)はコンデンサ
(19)を含み、第4図(D)の第2のMMV(15)の低レ
ベル出力パルスの後縁(低レベルから高レベルへの立上
り)に同期した第4図(E)の微分パルスを発生する。
第4図(B)と第4図(E)との比較から明らかな如く
垂直同期信号をタイミング調整したパルスが補正回路
(13)から出力される。即ち、従来の装置では補正回路
(13)が無いので、同期分離回路(12)から得られる第
4図(B)の同期信号が1/2分周器(20)に直接に入力
したが、本発明に従う装置では温度に対応するようにタ
イミング補正された第4図(E)のパルスが1/2分周器
(20)に入力する。
補正回路(13)の後段の回路は、汎用VTRに設けられて
いる公知の回路であるので、これ等は簡単に説明する。
1/2分周器(20)は、フリツプフロツプから成り、第4
図(E)のパルスでトリガされて第4図(F)に示す如
く1/2分周出力を発生する。(21)はコントロール信号
の適当なデユテイを得るための第3のMMVであり、第4
図(F)の1/2分周出力の低レベルから高レベルへの立
上りでトリガされて、第4図(H)に示す持続時間T3
高レベルパルスを発生する。この第3のMMV(21)の出
力は増幅器(22)と、切換スイツチ(23)の記録側接点
Rとを通つてコントロールヘツド(5)に供給され、磁
気テープ(1)のコントロールトラツク(7)に記録さ
れる。
(24)はヘツド回転モータ即ち第2図の回転シリンダ
(2)を回転するためのモータである。このモータ(2
4)の回転即ちシリンダ(2)の回転は、PGヘツド
(9)により検出され、このPGヘツド(9)から第4図
(I)に示す如くシリンダ(2)の1回転に1回の割合
で回転検出パルスが発生する。このパルスは増幅器(2
5)を介して第4のMMV(26)に供給され、第4のMMV(2
6)から第4図(J)に示す持続時間T4のパルスが得ら
れる。(27)は傾斜台形波発生回路(27)であり、第4
図(J)の第4のMMV(26)の出力に応答して第4図
(K)に示す傾斜台形波又は三角波を発生する。(28)
は記録側のフエーズロツクゲートパルス発生回路であ
り、第4図(F)の1/2分周器(20)の出力パルスの前
縁に同期する第4図(G)のゲートパルスを発生するも
のである。記録時には、このゲートパルスが切換スイツ
チ(29)の記録側接点Rを通つてサンプルホールド回路
(30)に供給される。サンプルホールド回路(30)は第
4図(G)のゲートパルスの発生タイミングに同期して
第4図(K)の傾斜台形波の電圧を抽出し、保持する。
そして、ここで抽出保持された電圧は増幅器(31)を通
してモータ(24)に供給される。これにより、垂直同期
信号に同期したモータ(24)の回転が可能になる。
再生モード時には、スイツチ(23)(29)が再生側接点
に切換えられる。そして磁気テープ(1)のコントロー
ルトラツク(7)のコントロール信号がコントロールヘ
ツド(5)によつて再生され、第4図(L)に出力が得
られ、これが増幅器(32)を介して第5のMMV(33)の
トリガとなる。第5のMMV(33)は第4図(M)に示す
如く持続時間T5のパルスを発生する。第6のMMV(34)
は第5のMMV(33)の出力パルスの後縁(立下り)でト
リガされて第4図(N)に示す持続時間T6の低レベルの
パルスを発生する。この第6のMMV(34)には出力パル
スの持続時間T6を変えるための可変抵抗が含まれてい
る。従つて、これにより、T5+T6がシリンダ(2)の1
回転の時間即ち垂直同期信号間隔の2倍(1フレーム)
に対応するように調整する。再生系にトラツキング補正
手段が含まれていても、これによるトラツキング補正可
能な範囲は比較的狭い。このため、本発明に従つて温度
補正した記録を行うことは意味がある。また、本発明に
従つて温度補正すれば、原理的に再生時のトラツキング
補正が不要になる。再生側のフエーズロツクゲートパル
ス発生回路(35)は第4図(N)のパルスの低レベルか
ら高レベルへの転換に同期して第4図(O)のゲートパ
ルスを発生する。サンプルホールド回路(30)はゲート
パルスに応答し、記録モード時と同様に、第4図(K)
の傾斜台形波の電圧を抽出し、ホールドする。この結
果、記録時と同様なモータ(24)の制御が可能になる。
今、再生を基準温度で行うとすれば、磁気テープ(1)
におけるコントロール信号記録部(8)とビデオトラツ
ク(6)とのテープ長手方向間隔が記録時環境温度の変
化に拘らず標準値のXになるようにコントロール信号
(8)が記録されているので、原理的にはトラツキング
補正が不要である。
本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、変形可
能なものである。例えば、サーミスタ(18)の代りにポ
ジスタを使用する回路構成にしてもよい。また、磁気ヘ
ツド(3)(4)をシリンダに固着せずに、ヘツドバー
に固着し、上下のシリンダ間で回転させる方式にも適用
可能である。また、デイジタル信号を複合ビデオ信号
(テレビジヨン信号)の形態で記録する場合にも適用可
能である。
〔発明の効果〕
上述から明らかな如く、本発明によれば、環境温度の変
化に拘わらず標準的な記録テープを得ることが可能にな
る。従つて基準温度で再生する時には、トラツクずれが
生じないか、又は少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わるVTRの制御系を示すブ
ロツク図、 第2図はVTRの主要部の原理的平面図、 第3図は磁気テープ上の記録パターンの平面図、 第4図は第1図の各部の波形図である。 (1)……磁気テープ、(2)……回転シリンダ、
(3)(4)……回転磁気ヘツド、(5)……コントロ
ールヘツド、(6)……ビデオトラツク、(7)……コ
ントロールトラツク、(9)……PGヘツド、(13)……
補正回路、(14)……第1のMMV、(15)……第2のMM
V、(18)……サーミスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その外周面に磁気テープを斜めに巻き回す
    ように形成された斜め走査用シリンダと、 前記磁気テープを斜めに走査して情報信号と同期信号と
    の複合信号を記録する回転磁気ヘツドと、 前記同期信号に対応するコントロール信号を形成するコ
    ントロール信号形成回路と、 前記コントロール信号を前記磁気テープのコントロール
    トラツクに記録するために、前記シリンダから所定距離
    だけ離れた位置に固定配置されたコントロールヘツド
    と、 を有している回転型磁気テープ記録装置において、 環境温度がその基準値から変化しても前記磁気テープ上
    における前記コントロール信号の記録位置と前記複合信
    号の記録位置との関係を一定に保つように前記コントロ
    ール信号の発生時点を補正する回路を前記コントロール
    信号形成回路の中に設けたことを特徴とする回転ヘツド
    型磁気テープ記録装置。
JP60159783A 1985-07-19 1985-07-19 回転ヘッド型磁気テープ記録装置 Expired - Lifetime JPH07111799B2 (ja)

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