JPH07111674B2 - 描画入力装置のセンスライン走査方式 - Google Patents

描画入力装置のセンスライン走査方式

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JPH07111674B2
JPH07111674B2 JP61259359A JP25935986A JPH07111674B2 JP H07111674 B2 JPH07111674 B2 JP H07111674B2 JP 61259359 A JP61259359 A JP 61259359A JP 25935986 A JP25935986 A JP 25935986A JP H07111674 B2 JPH07111674 B2 JP H07111674B2
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sense line
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sense
drawing input
induced voltage
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剛久 長山
将 清水
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、手書き描画交信装置(スケッチホン)等に
使用される描画入力装置のセンスライン走査方式に関す
る。
(ロ)従来の技術 スケッチホンにおいて、描画データを入力する場合、従
来、描画入力装置の1つとして、第3図に示す電磁誘導
方式の描画入力装置が使用される。この描画入力装置
は、透明ボード上にx軸センスラインLx1、Lx2、…、Lx
nと、y軸センスラインLy1、Ly2、…、Lynが行列状に配
列され、さらにこれらx軸センスラインLx1、Lx2、…、
Lxnと、y軸センスラインLy1、Ly2、…、Lynの一端にア
ナログスイッチAsx1、Asx2、…、Asxn及びAsy1、Asy2
…、Asynが接続され、これら各アナログスイッチが共通
接続されて時分割的に信号が導出され、アンプ33で取出
された信号が整流器34で整流され、A/D変換器35を経て
デジタル信号に変換され、制御回路36に取込まれるよう
になっている。そして、このx軸センスラインとy軸セ
ンスライン上を交流信号源31で駆動される励磁ペン32で
なぞることにより、励磁ペン32の移動する座標位置の各
センスラインに誘導電圧が誘起され、この誘導電圧が制
御回路36に取込まれると、所定レベル以上の信号の場合
に、その座標データが描画データとして取込まれるよう
になっている。この種の描画入力装置における各センス
ラインの信号データの取込みは、アナログスイッチAs
x1、Asx2、…、Asxn及びAsy1、Asy2、…、Asynを時間順
次に、時分割的に走査してスイッチングしていき、順
次、各センスラインの信号を共通ラインを通して取込む
ものである。
この描画入力装置において、今、ペン32の位置が第4図
に示すx点であるとすると、センスラインLの誘導電圧
特性がa、センスラインL−1の誘導電圧特性がa−
1、センスラインL+1の誘導電圧特性がa+1である
とすると、x点における各センスラインの誘起電圧は、
VL、VL-1、VL+1の順で大きさが相違するので、先ず、ペ
ンの位置は、一番大きなセンスラインLのライン内にあ
ることが位置決めされ、さらにこの各センスラインのピ
ッチをpとすると、センスラインL-1とL+1の何れの誘導
電圧が大であるかにより、センスラインLの幅内で、ペ
ンの位置がL-1寄りかL+1寄りか、第5図のようにしてV
(x)を算出することにより求められる。
このV(x)に基づいて、さらにどちら側に傾いている
のかを知ることができる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来の描画入力装置においては、各アナログスイッ
チAsx1、Asx2、…、Asxn及びAsy1、Asy2、…、Asynを時
間順次に切替えて、各センスラインに誘導される電圧が
スレッショルドレベル以上のものであるか否かを検出
し、その対応位置データを判定し、しかも検出されたセ
ンスラインの電圧値より、第4図、第5図により、最終
的な入力データを算出するものであるが、このような従
来の描画入力装置においては、アナログスイッチの電圧
を時間順に、センスラインの番号順にデータサンプリン
グしていくものであるから、各データサンプリングに要
する時間が大となるという問題があった。
この発明は、上記に鑑み、各センスラインのデータを取
込むのに、アナログスイッチの切替え回数を少なくし、
走査時間の軽減された高速な座標入力処理が可能な描画
入力装置のセンスライン走査方式を提供することを目的
としている。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この発明の描画入力装置のセンスライン走査方式は、ボ
ード上に行列状にセンスラインが形成され、このボード
上を描画ペンにより軌跡を描くことにより、描画ペンの
移動する位置データをセンスラインを走査することによ
り取込む描画入力装置において、位置データを取込む毎
に、そのセンスライン番号を記憶しておき、過去の位置
データ取込みに対応するセンスライン番号から、次の走
査すべきセンスラインの番号を予測し、そのセンスライ
ン番号を中心に前後に番号をずらしてセンスラインを走
査するものである。
このセンスライン走査方式では、過去の位置データ取込
みに対応するセンスライン番号から、次の走査すべきセ
ンスライン番号を予測し、そのセンスライン番号を中心
に番号を前後にずらしてセンスラインを走査するもので
あるために、常に最も可能性の高いセンスライン番号か
ら走査を行うので、位置データに該当する場合が多く、
無駄な走査を行うことがなく、高速なデータの取込みを
行うことができる。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明す
る。
第2図は、この発明が実施される描画入力装置のx軸セ
ンスラインと、描画曲線を示している。同図において、
x軸センスラインLx1、Lx2、…、Lxnの上端に示した数
値1、2、…、ni-2、ni-1、nはセンスライン番号を、
また描画曲線Pのポイントp1、p2、…、pi-2、pi-1、pi
……は、サンプリング時の励磁ペンの位置を示してい
る。それ故、この図では、各ポイントにおいて誘起電圧
が発生するセンスラインの番号は、p1→3、p2→5、p
i-2→ni-2、pi-1→ni-1、pi→ni……となる。
ここで今、ポイントpiの座標位置、つまり誘起電圧が発
生しているセンスライン番号niを知り、対応するアナロ
グスイッチASxnをオンするために予測を行う。この予測
は、前々回、前回のサンプリング時の選択されたセンス
ライン番号ni-2、ni-1より、次式により、次の予測セン
スライン番号を求めることにより行う。 =ni-1+(ni-1−ni-2) i=3、4、5、6、…… これは、描画が直線かつ等速度で行われた場合、
niとなり、また、一般の描画においても、誘起電圧が得
られるポイント、つまりセンスラインは、予測ポイント
の周辺に存在するものと推定されるためである。従
って、予測ポイントを中心として、その前後近傍か
ら遠ざかる方向にアナログスイッチを選択走査してゆく
ことにより、比較的早期に誘導電圧を発生しているセン
スライン番号を知ることができる。
次に、第1図に示すフロー図により、誘起電圧を発生し
ているセンスラインを抽出するための走査手順について
説明する。
描画入力装置において、描画データの取込みルーチンに
入ると、先ず、=ni-1+(ni-1−ni-2)の演算を行
い、予測ポイントpiに対応するセンスライン番号
求める(ステップST1)。この式を有効に活用するため
には、最低、ポイントp1、p2のセンスライン番号が必要
であるが、これらのポイントp1、p2については、全アナ
ログスイッチを配列順次に走査し、対応するセンスライ
ン番号を知り、予め記憶しておけばよい。
予測センスライン番号の算出に続いて、カウンタCN
を0にし(ステップST2)、カウンタCNの内容が偶数か
否か判定する(ステップST3)。最初は、カウンタCN
0なので、ステップST3の判定がYESであり、次にステッ
プST4に移り、 のアナログフィルタを選択(オン)し、センスライン番
号niに誘起電圧が発生していた否か、すなわちスレッシ
ョルドレベル以上の電圧が発生していれば、そのセンス
ライン番号niを記憶し、走査を終了する。
ステップST5で誘起電圧が発生していないと判定される
と、カウンタCNを1インクリメントして(ステップST
6)、ステップST3に戻り、カウンタCNが偶数か否か判定
する。今回はCN=1となっているのでNOと判定され、ス
テップST7に移り つまり、予測センスラインの次のセンスライン
i+1が接続されるアナログスイッチを選択する。そし
て、ステップST5に移り、センスラインi+1に誘起電圧
が発生しているか否かを判定する。誘起電圧が発生して
いれば、そのセンスライン番号ni+1を記憶し、走査をこ
こで終了する。
しかしなお誘起電圧が発生していない場合には、ステッ
プST6でカウンタCNを再度1インクリメントし(CN
2)、ステップST3に戻り、カウンタCNが偶数か否か判
定する。CN=2なので、ステップST3の判定はYESとな
り、ステップST4で、 を得、予測センスラインの1個前のセンスライン
i-1に誘起電圧が発生しているか否かを判定する。なお
誘起電圧が発生していない場合は、ステップST6でカウ
ンタCNを1インクリメントしつつ、以後は、予測センス
ライン番号を中心に、前後に順次遠くなる方向に選
択されるアナログスイッチを移動させてゆく。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、過去の位置データ取込みに対応する
センスライン番号から、次の走査すべきセンスラインの
番号を予測し、そのセンスライン番号を中心に前後に番
号をずらしてセンスラインを走査するものであるから、
各データサンプリング時に常に早期に誘起電圧の存在す
るセンスラインを抽出でき、走査を効率よく行うことが
できるので、高速座標入力処理ができ、時間分解能を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例描画入力装置における走
査処理フローを示す図、第2図は、同描画入力装置にお
ける走査を説明するための図、第3図は、描画入力装置
の概要を説明する回路接続図、第4図は、励磁ペンの存
在する座標を決めるためのセンスライン及び誘起電圧を
示した説明図、第5図は、同座標位置決定に関し、セン
スラインピッチ内での細部位置を説明するための図であ
る。 Lx1・Lx2…Lxn:x軸センスライン、 Ly1・Ly2…Lyn:y軸センスライン、 32:励磁ペン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボード上に行列状にセンスラインが形成さ
    れ、このボード上を描画ペンによる軌跡を描くことによ
    り、描画ペンの移動する位置データをセンスラインを走
    査することにより取込む描画入力装置において、 位置データを取込む毎にそのセンスライン番号を記憶し
    ておき、過去の位置データ取込みに対応するセンスライ
    ン番号から次の走査すべきセンスラインの番号を予測
    し、そのセンスライン番号を中心に、前後に番号をずら
    してセンスラインを走査するようにした描画入力装置の
    センスライン走査方式。
JP61259359A 1986-10-30 1986-10-30 描画入力装置のセンスライン走査方式 Expired - Lifetime JPH07111674B2 (ja)

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JPS63113620A JPS63113620A (ja) 1988-05-18
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