JPH07111547B2 - 運動式散乱防止グリッド用カセット - Google Patents

運動式散乱防止グリッド用カセット

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JPH07111547B2
JPH07111547B2 JP1027352A JP2735289A JPH07111547B2 JP H07111547 B2 JPH07111547 B2 JP H07111547B2 JP 1027352 A JP1027352 A JP 1027352A JP 2735289 A JP2735289 A JP 2735289A JP H07111547 B2 JPH07111547 B2 JP H07111547B2
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    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/02Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators
    • G21K1/025Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diaphragms, collimators using multiple collimators, e.g. Bucky screens; other devices for eliminating undesired or dispersed radiation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特にマンモグラフィー装置に用いられる運動
式散乱防止グリッド用カセットに関するものである。セ
ノグラフとも呼ばれるマンモグラフは、乳房をX線で検
査するための装置である。従って本発明は特に医学の分
野に応用可能であり、X線による検査では散乱X線の効
果を制限する努力がなされている。しかし、本発明は他
の分野に応用することもできる。例えば、X線技術を用
いた非破壊検査に本発明を応用することが可能である。
従来の技術 X線源による照射を受けた物体はX線の一部を吸収す
る。検出器、特に感光性プレートを用いたこの吸収の測
定により、この物体の内部構造の分布状態が、X線がこ
の物体を通過する際の対応するX線吸収密度の差から明
らかにされる。しかし、X線を照射された物体は散乱X
線と呼ばれる多方向を向いた二次X線も発生させる。こ
の余分な二次X線は複数のパラメータの関数であり、特
に物体の体積の関数である。この二次X線はネガの質を
低下させるだけでなく、画像として表示されるこの物体
の構造の細部をあいまいにする。この散乱X線の強度を
弱くする唯一の有効な方法は、この物体と検出器である
感光性プレートの間に選択器の機能を果たす散乱防止グ
リッドを配置することである。
医学の分野では散乱防止グリッドは公知である。散乱防
止グリッドは、縁部がX線を放射するX線管の焦点にフ
ォーカスされている不透明な複数の薄板(鉛)で構成さ
れている。これらの薄板は、X線に対して透過性のある
挿入部材によって相互に分離されている(一般に、マン
モグラフィーにおいては、挿入部材に綿または紙のファ
イバが含まれている)。従って、入射角がこれら薄板に
対して斜めのX線の大部分はこれら薄板によって吸収さ
れ、ネガまで伝播することはない。このような散乱X線
の吸収は、挿入部材の幅に対する薄板の高さと、物体な
らびに感光性プレートに対するグリッドの位置とに関係
している。公知のように、グリッドは、効率が最大とな
るよう、感光性プレートの最も近くに配置する。散乱X
線の減衰と患者に伝えられるエネルギの間をうまく妥協
させるためには、挿入部材の幅が最大でも上記薄板の高
さの1/5でなくてはならないことが今や認められてい
る。
散乱X線の効果を減らすグリッドが存在していること自
体が問題である。すなわち、薄板の影がネガに写る。薄
板が互いに接していても、影が邪魔になる。この欠点を
回避するため、ネガの露出期間にグリッドを感光性プレ
ートに対して運動させることが一般に行われている。こ
の結果、薄板による画像中の影は感光性プレート全体に
分散されるため、影は、検出するX線に対して一様に分
布された連続成分(ネガ)として画像中で作用する。こ
のようにして、影の問題が解決される。しかし、この方
法は露出時間が長い場合にしか有効でない。長い露出と
は、例えば約1秒継続する露出である。露出時間が短く
例えば250ミリ秒である場合には、薄板の影が再び出現
することがわかる。
実際には、特にマンモグラフでは、1cm当たりの薄板の
数は約30である。露出時間が短い場合には、グリッドを
同様にして運動させる一方で1cm当たりの薄板の数を多
くすることが影を消すのに有効であることが知られてい
る。例えば、1cm当たりの薄板の数が約80であるグリッ
ドが知られている。このようなグリッドは、固定位置で
使用いることさえ可能である。このグリッドの欠点は、
技術的な理由により挿入部材がアルミニウム製となって
いることである。ところで、アルミニウムは綿または紙
のファイバよりもX線を多く吸収する。マンモグラフィ
ーは、サイズが小さく、X線吸収密度にほとんど差がな
いカルシウム沈着を検出するために行う。そこで、アル
ミニウム製の挿入部材によるX線の過度の減衰は、より
強度の照射を患者に行うことにより相殺する必要があ
る。様々な理由で、特に、予防のための系統的な集団検
診においてこのような検査を受ける患者が被爆する線量
を制限するという理由のみでも、X線を強くすることは
承認できない。
発明が解決しようとする課題 現在のところ、グリッドの製造技術は性能上の制約にぶ
つかっている。薄板の分布のピッチが約300ミクロン
で、薄板自体の厚さが約20ミクロンのグリッド、また
は、薄板の分布のピッチが約240ミクロンで、薄板厚さ
が約36ミクロンのグリッドを得ることはできる。しか
し、薄板の分布のピッチが約240ミクロンで、薄板の厚
さが約18ミクロンのグリッドは得られない。厚さが36ミ
クロンの薄板はマンモグラフには適していない。それ
は、このような薄板の影がいずれにせよ大きすぎるから
である。これよりも薄くて厚さが18ミクロンの薄板は適
しているが、分布のピッチが大きすぎるために短時間の
露出には適していない。
グリッドを運動させる公知の装置は、シャフトの端部が
カムになった小さな歯車付モータを備えている。カム
は、グリッドの側部に取り付けられたロッドを往復運動
させる。このロッドは、スライダ内に保持されてガイド
される。このロッドの重量と、このロッドをグリッドに
固定するシステムの重量と、グリッド自体の重量は、約
350グラムである。実際には、小さな歯車付モータの製
造業者は、4Hzを越えた場合のグリッドの運動機能を保
証してはいない。より高速の歯車付モータと、より高周
波数の振動に耐えることのできるより頑丈なロッドシス
テムを考えることができる。しかし、このより頑丈なロ
ッドシステムはサイズが大きくなり、さらに、グリッド
は慣性のために運動がロッドと固定システムの捩れを伴
った運動に変換される。この結果、薄板平面内で薄板の
方向が変化する。一般に、感光性プレートの任意の位置
でその上に薄板が統計的に存在している期間は、この位
置がどこであろうとも一定ではない。この存在確率が大
きい位置に、薄板による影が再び現れる。
さらに、この存在確率の問題を可能な限り解決するため
には、カムの輪郭を変えるとよい。一回ごとにカムの分
解、機械加工、それに組立てを必要とするこの操作を実
行することは考えられない。実際にはこの操作は実施さ
れず、グリッドの運動周波数の広い範囲に対して最高の
効率にはならない標準的なカムにより装置が動作する。
さらに、カムは摩耗する可能性があるため、マンモグラ
フが古くなるにつれて徐々に影が再び現れてくる。結局
のところ、カムは方向転換点を有している。技術的理由
から、ロッドがカムの方向転換点に支持されているとき
には露出を開始しないことが重要である。このために
は、実行したくない複雑な調整を行う必要がある。この
調整を行わないと方向転換点で露出が開始されることが
あり、その結果としてネガの質が低下する。
課題を解決するための手段 本発明は、カムと、グリッドを運動させるロッドと、側
部の固定部材とを省略し、介在物なしに直接にグリッド
を運動させることにより上記のすべての問題点を解決す
ることを目的とする。この目的を達成するため、グリッ
ドは振動ポットなどの振動システムの出力シャフトによ
って直接に駆動される。例えばこのようなポットは、コ
イルの中に入れた磁性コアで構成することができる。こ
のコアは、このコイルを流れる電流によってこのコイル
内を往復運動する。つまり、グリッドは振動システムに
直接に固定されている。振動システムは、このグリッド
に固定されて磁場内に入れられた導電体で構成すること
もできる。この導電体は、(例えばスピーカのコイルの
導電体のような)ロール状でも直線状でもよい。グリッ
ド−導電体の組立体の運動は、電流の向きで決まる。す
なわち、交流電流がこの組立体を同じ周波数で振動させ
る。この場合のグリッドの伝達は直接伝達である。すな
わち、ロッドシステムの慣性は最小にすることができ
る。あるいは、慣性を完全になくすことさえできる。さ
らに、コイルに供給される信号の時間変化に直接に作用
を及ぼすことにより、各周波数に対して、露出の間の感
光性プレートの上方の薄板の位置の統計的分布の様子を
できるだけ平坦になるように変えることができる。実際
には、グリッドのみの重量となるこのような構造だと、
運動させる重量が350グラムから約250グラムに低下す
る。ロッドシステムの重量は、軽い材料を使用すること
により減らすことができ、場合によってはほぼゼロにす
ることもできる。さらに、このロッドシステムは係数が
当然最も大きくなるためにもはや引張または圧縮でしか
動作しないことに注意されたい。望ましからぬ捩れはも
はやない。振動ポットを用いると、グリッドを15Hzで運
動させながら極めて短い約100ミリ秒という露出時間で
感光性プレートの影を消すことができる。この場合、薄
板の運動のピーク間の振幅は約4mmであった。さらに、
捩れの除去は、運動の伝達方向に沿ってグリッドの重心
をこの運動を伝達する中心点と一直線上に揃えることに
より実現される。
そこで、本発明によれば、カム機構を介することなく往
復運動を直接発生する駆動手段と、発生したこの往復運
動をグリッドに伝達する手段とを備え、伝達される上記
往復運動の伝達中心が伝達方向に沿って上記グリッドの
重心と一直線上に揃えられており、上記駆動手段が、電
磁式駆動手段であることを特徴とする特にマンモグラフ
用の運動式散乱防止グリッド用カセットが提供される。
また、好ましい解決法として、本発明によれば、運動を
起こさせるための駆動手段と、発生したこの運動をグリ
ッドに伝達する手段とを備える特にマンモグラフ用の運
動式散乱防止グリッド用カセットであって、グリッド
が、磁場中に入れられた少なくとも1つの導体システム
に固定されていることを特徴とするカセットが提供され
る。
さらに、本発明によれば、同じ思想で、運動を起こさせ
るための駆動手段と、発生したこの運動をグリッドに伝
達する手段とを備える特にマンモグラフ用の運動式散乱
防止グリッド用カセットであって、グリッドが少なくと
も1つの磁性コアに固定されており、この磁性コアは、
この磁性コアを取り囲むコイルが発生させた磁場の効果
のもとで運動することを特徴とするカセットが提供され
る。
本発明は、添付の図面を参照した以下の説明によりさら
によく理解できよう。なお、図面は単に実施例を示した
ものであって、本発明を限定することはない。
実施例 第1図は、本発明に従う運動式散乱防止グリッド用カセ
ットの図である。このカセット1は、特に、対応するX
線をカセット1に向けて放射するX線管3を支持する梁
2を有するマンモグラフ装置に取り付けられる。カセッ
ト1の左側には、(点線で囲んで示した)従来の駆動装
置が取り付けられている。この装置は、心臓形のカム5
を回転させるサーボモータ4を備えている。このカム
は、スライダ(図示せず)内に支持されたロッド6を直
線上を変位させる。このロッド6は、戻しバネ7の作用
によってカム5のほうに戻される。ロッド6は、堅固な
スペーサ9を介して散乱防止グリッド8に固定されてい
る。このスペーサ9の役割は、モータ4の軸の回転速度
が速すぎるときに、残念なことに不可避である望ましか
らぬ回転(矢印R)をできるだけ避けてロッド6に平行
にグリッド8を変位させる(矢印F)ことである。
本発明では、運動方向Fに沿ってグリッド8の重心Gを
振動ポット10とほぼ一直線上に揃えることにより、この
望ましからぬ回転Rを避け、ロッド6、バネ7、それに
スペーサ9の過剰な重量を減らす。運動の伝達中心Aか
らグリッドに運動Fが伝達される。グリッド8は、運動
Fの効果によって対向した2つのスライダ11と12の間を
運動する。両スライダの間では、グリッドが摩擦なしに
支持される。なお、スライダの支持面にはポリテトラフ
ルオロエチレンを備えることが好ましい。グリッドが自
身に平行に運動し続けられるよう、2つのスライダ11と
12はガイド用ストッパ13〜15を備えることができる。
別の構成では、グリッド8が可撓性のある複数のブレー
ド上に載置される。これらブレードの主要な特徴は、グ
リッドの励磁周波数が組立体の共振周波数と一致してい
ることである。また、グリッドは、カセットのシャーシ
とグリッドの側部とに固定されたバネブレードに固定す
ることもできる。これらブレードのサイズは、上記の2
つの有効周波数が一致するように計算する。
振動ポットの動作原理は、第2図によりさらによく理解
できる。このようなポットでは、可動コイル、例えばコ
イル17が磁気回路のギャップ間に存在する磁場内に入れ
られている。この磁気回路(図示せず)は、環状マグネ
ットと極板とを備えることができる。コイル17は、この
中を流れる電流Iによって運動する。電流の向きに応じ
て、コイル17はいずれかの方向に変位する。交流電流を
用いることにより、往復運動をさせる。本発明の改良例
では、振動ポット10の代わりに同じタイプの複数の装
置、例えば18〜21を用いる。グリッドの両側に一様に分
布させたこれら装置のそれぞれは、グリッド8に固定さ
れた可動コイルを備えている。例えば、グリッド8は、
スライダ11を横切って専用のスロット内を延びる突起部
25〜28を備えることができる。これら突起部の周囲には
コイル17が巻き付けられている。このようにして実現し
た各モータは、伝達すべき運動の運動方向Fに対して直
角に一直線上に揃っている。これらモータの別の揃え方
は、対向式スライダ内で実現することができる。モータ
が複数個あることには利点がある。第1に、グリッドの
駆動手段を小さくすることができる。第2に、必要に応
じて、対向したコイルを含む異なるコイルの励磁を、互
いに位相がずれた信号、あるいは周波数が異なる信号を
用いて行い、グリッドを、必ずしも直線的Fである必要
がないが、感光性プレートの上の薄板の統計的分布が露
出の間できるだけ一様になるように運動させることがで
きる。この運動はモータにより引き起こされ、しかも単
にグリッドの慣性のみの結果ではないことから、回転R
とは異なっている。さらに、異なるコイルに供給される
信号は、ランダム信号または擬似ランダム信号にするこ
とができる。
カセット1は、グリッド8の下に感光性プレート40を中
に導入するためのアクセス部を備えている。振動ポット
10が存在しているために、感光性プレート40を横方向か
らカセット1に近づけることができないことに注意され
たい。しかし、この振動ポットは、乳房の横向きの導入
に対して後方の位置でグリッドの側部に位置させること
ができるためにこのサイズで邪魔ではない。さらに、振
動ポット10の対向位置にはアクセス部41を設けることも
可能である。感光性プレートを側方から導入するように
規格化することの利点を続けて得たい場合にはアクセス
部41を側部に位置させるとよい。最後に、カセット1
は、従来と同様、マンモグラフのテーブル44の上に固定
用のスライダ42、43を備えている。テーブル44は梁2に
固定されている。テーブル44のスライダの輪郭は、カセ
ットを素早く装着したり脱着したりするためにスライダ
42または43の輪郭と相補的になっている。
第2図には従来の別のグリッド8が示されている。この
グリッドでは、いわゆるコリメーション部29が、堅固さ
を保証するアルミニウム製の枠部材30によって取り囲ま
れている。枠部材30はU字形をしているため、前縁部に
はアルミニウムがない。この前縁部側にX線撮影を行う
乳房を位置づける。
第3図は、グリッド8を矢印Fの方向に運動させるため
にこのグリッドの端部に取り付けられたダイナミック励
磁システム31の概略図である。このシステムでは、電
流、例えば交流電流Iが枠部材30を流れる。一実施例で
は枠部材30が磁性材料で製造されており、このシステム
が、グリッド8の矢印Fに沿った変位に対応する交流磁
場を発生させる。複動効果を得るためには、互いに対向
した2つのダイナミック励磁機を用いることができる。
各モータは、例えばスライダの一方の中に配置すること
ができる。
第4図は、モータのサイズが大きすぎる場合の可撓性伝
達手段の一例を示す図である。例えば、流体用パイプ32
を用いて、放出ピストン33に伝達された運動を受容ピス
トン34に伝達することができる。この受容ピストンは、
点Aでグリッド8に機械的に接続されている。ここでは
単動伝達として表されている伝達を補助の複動伝達によ
って補い、グリッドの往復運動を保証することができ
る。別の例では、あまりに急激な油の加速を減衰させる
ためにパイプ32にベローズ、例えば35、36を取り付ける
ことができる。
振動ポット10またはダイナミック励磁機を駆動する電気
信号を適切に選択することにより、あるいは同じことで
あるが、例えばコイル17を駆動する電気信号を適切に選
択することにより、約数10ミリ秒という極めて短い検査
期間の間にフレームがネガ上で見えなくなるようにする
ことができる。15Hzの周波数でグリッド8をピーク間で
数mm変位させる第5図に示したような三角波信号を用い
ると、薄板が100ミリ秒よりも短い露出時間のときに出
現し始める。
励磁機をより高い周波数のサイン波を用いて駆動すると
よりよい結果が得られる。すなわち、ピーク間の振幅が
より小さくなり、焦点ぼけの問題をよりよく制御するこ
とができる。
要望通り波形を変えることのできる電気信号を発生させ
る信号発生装置が市販されていることを考慮すると、従
来の技術で説明した機械的カム5を用いるよりもこの信
号の波形を変えるほうが良い妥協点をより簡単に見出す
ことができる。実際には、マンモグラフが複数の制御用
マイクロプロセッサを備えていることから、これらマイ
クロプロセッサを、グリッドを運動させる振動ポットま
たはダイナミック励磁機に供給する電気信号の形を規定
するのに使用することさえできる。なお、これらマイク
ロプロセッサはそれぞれ用途が異なっていてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のマンモグラフ用カセットの図であ
る。 第2図は、グリッドを運動させるための駆動手段の一例
を示す図である。 第3図は、駆動手段の別の例を示す図である。 第4図は、伝達手段の一例を示す図である。 第5図は、振動ポットに供給することのできる電気信号
の好ましい形状を示したグラフである。 (主な参照番号) 1……カセット、2……梁、3……X線管、4……モー
タ、5……カム、6……ロッド、7……戻しバネ、8…
…拡散防止グリッド、9……スペーサ、10……振動ポッ
ト、11、12、42、43……スライダ、13〜15……ガイド用
ストッパ、17……コイル、18〜21……振動ポットの代替
装置、25〜28……突起部、29……コリメーション部、30
……枠部材、31……ダイナミック励磁システム、32……
パイプ、33……放出ピストン、34……受容ピストン、3
5、36……ベローズ、40……感光性プレート、41……ア
クセス部、44……テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルネ ロメア フランス国 91120 パレゾー リュ デ ュ アモーデ ジョンシュレット 23 (56)参考文献 実開 昭57−98447(JP,U) 実開 昭50−140372(JP,U)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カム機構を介することなく往復運動を直接
    発生する駆動手段と、発生したこの往復運動を散乱防止
    グリッドに伝達する手段とを備え、伝達される上記往復
    運動の伝達中心(A)が伝達方向(F)に沿って上記グ
    リッドの重心(G)と一直線上に揃えられており、上記
    駆動手段が、電磁式駆動手段であることを特徴とする特
    にマンモグラフ用の運動式散乱防止グリッド用カセッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記電磁式駆動手段には、三角波信号が供
    給されることを特徴とする請求項1に記載のカセット。
  3. 【請求項3】上記電磁式駆動手段には、ランダムな電気
    信号または擬似ランダムな電気信号が供給されることを
    特徴とする請求項1に記載のカセット。
  4. 【請求項4】上記電磁式駆動手段が、直線往復運動を直
    接発生する電磁式駆動手段であることを特徴とする請求
    項1に記載のカセット。
  5. 【請求項5】上記グリッドが同一の可撓性ブレード上に
    載置され、該ブレードは、上記電磁式駆動手段の励磁周
    波数がグリッド−ブレード−励磁機の組立体の共振周波
    数に対応するように計算されていることを特徴とする請
    求項1に記載のカセット。
  6. 【請求項6】カム機構を介することなく往復運動を直接
    発生する駆動手段と、発生したこの往復運動を散乱防止
    グリッドに伝達する手段とを備え、上記駆動手段が、伝
    達される上記往復運動の伝達方向(F)に対して垂直に
    なるようにして隣り合わせに配置された複数の電磁式駆
    動手段を備えることを特徴とする特にマンモグラフ用の
    運動式散乱防止グリッド用カセット。
  7. 【請求項7】上記複数の電磁式駆動手段は、相互の間に
    所定の位相関係のある複数の電気信号によって駆動され
    ることを特徴とする請求項6に記載のカセット。
JP1027352A 1988-02-05 1989-02-06 運動式散乱防止グリッド用カセット Expired - Fee Related JPH07111547B2 (ja)

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