JPH07111276B2 - 地熱取出し装置 - Google Patents

地熱取出し装置

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JPH07111276B2
JPH07111276B2 JP4059461A JP5946192A JPH07111276B2 JP H07111276 B2 JPH07111276 B2 JP H07111276B2 JP 4059461 A JP4059461 A JP 4059461A JP 5946192 A JP5946192 A JP 5946192A JP H07111276 B2 JPH07111276 B2 JP H07111276B2
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JP
Japan
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pressure tank
groundwater
air
inflow pipe
heat medium
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JP4059461A
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JPH05223356A (ja
Inventor
坂本三蔵
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坂本 三蔵
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地熱を用いて夏期の冷房
や、冬期の暖房や消雪に使用できる地熱の取出し装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地熱を用いるものとしてほぼ15
°Cの地下水中に空気を通過させるエア―パイプを設置
し、該エア―パイプを通過する間に空気を地下水の温度
で冷却したり、暖めたりする構造になっている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の地熱を利用す
るものは地下水中に設置したエア―パイプ中を通過する
間に地下水の温度によって空気を冷却したり、暖めたり
するものであるため、冷却、暖め効果が低く、エア―パ
イプ周辺の地下水の循環できる容積を大きくしなければ
エア―パイプを通過する空気によって、エア―パイプ近
傍の地下水の温度が上昇したり、下降したりし、冷却あ
るいは暖めの効果が低減するという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
地下水が循環する容積を大きくしなくても、地下水の温
度を常に一定に保つことができ、冷却あるいは暖めを常
に一定温度で得られるとともに、地下水を井戸水として
使用することもできる地熱取出し装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は上端部が地上あるいは地上近傍に位置する
ように地中に埋設された圧力タンクと、この圧力タンク
のほぼ中央部を貫通するように該圧力タンクに固定され
た地下水が内部に流入する地下水流入パイプと、前記圧
力タンク内に充填された花崗岩、ゴマ石等の熱媒体と、
前記圧力タンクの下端部内に開口するエア―ノズルと、
このエア―ノズルに空気を供給する空気供給装置と、前
記圧力タンクの上端部に接続された前記エア―ノズルか
ら圧力タンク内に供給され前記熱媒体を通過した空気を
排出する排出ダクトと、前記地下水流入パイプ内に流入
した地下水を外部に排水して該地下水流入パイプ内の地
下水を一定温度に保つ排水装置とで地熱取出し装置を構
成している。
【0006】
【作用】上記のように構成された地熱取出し装置は、空
気供給装置から圧力タンクの下端部内に供給される空気
は圧力タンク内の地下水によってほぼ15°Cの熱媒体
を通過する間にほぼ15°Cとなり、排出ダクトより排
出できる。地下水流入パイプ内に流入している地下水
は、排水装置によって外部へ井戸水として使用できるよ
うに排水され、地下水流入パイプ内に流入している地下
水はほぼ一定温度に保たれる。
【0007】
【本発明の実施例】以下、図面に示す実施例により、本
発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図3の本発明の第1の実施例に
おいて、1は上端部が地上に位置するように地中にボ―
リング等で形成された孔2に埋設された圧力タンクで、
この圧力タンク1は黒鋼管等で形成され、1年中14°
C〜15°Cの温度の地下水がある部位まで埋設されて
いる。
【0009】なお、前記圧力タンク1の下端部は、好ま
しくは井戸水として使用できる地下水のある部位まで埋
設される。また、前記圧力タンク1の熱伝導を良好にす
るとともに、水の侵入を防止するために該圧力タンク1
の内壁面あるいは外壁面に銅パイプあるいは銅板を張り
付けて固定してもよい。
【0010】3は前記圧力タンク1のほぼ中央部を貫通
するように該圧力タンク1に溶接等で圧力タンク1内に
水が流入しないように固定された地下水流入パイプで、
この地下水流入パイプ3は熱伝導の良い銅パイプ等が使
用されている。
【0011】4は前記圧力タンク1内に充填された該圧
力タンク1および前記地下水流入パイプ3からの熱を吸
収する熱媒体で、この熱媒体4には空気の流通が可能な
大きさの花崗岩、ゴマ石等の多数個の石材が使用されて
いる。
【0012】5は前記圧力タンク1の下端部内に多数個
の吹出し口6が形成されたパイプ状のエア―ノズルで、
このエア―ノズル5には空気記供給装置7が取付けられ
ている。
【0013】前記空気供給装置7はコンプレッサ―8
と、このコンプレッサ―8からの空気を前記エア―ノズ
ル5に供給する空気供給パイプ9とから構成されてい
る。
【0014】10は前記圧力タンク1の上端部に取付け
られた該圧力タンク1内の空気を室内のエア―吹出し口
11へ排出する排出ダクトである。
【0015】12は前記地下水流入パイプ3に接続され
た、該地下水流入パイプ3内の地下水を外部へ排水する
排水装置で、この排水装置12は前記地下水流入パイプ
3に接続された排水パイプ13と、この排水パイプ13
中にポンプ14と、前記排水パイプ13に接続された風
呂、台所、トイレ等へ導かれる蛇口15等が取付けられ
た水供給パイプ16とから構成されている。
【0016】上記構成の地熱取出し装置17は、排水装
置12によって地下水が地下水流入パイプ3内を通過し
て外部へ排出される。この地下水が地下水流入パイプ3
を通過によって、14°C〜15°Cの地下水の熱が、
該地下水流入パイプ3を伝わって熱媒体4に伝わり、該
熱媒体4を14°C〜15°Cにする。
【0017】エア―コンプレッサ―8からの空気を送り
込むと、エア―ノズル5から圧力タンク1内の下部へ入
り、熱媒体4を通過し上部に位置し、排出ダクト10で
室内のエア―吹出し口11より排出される。
【0018】このエア―吹出し口11より排出される空
気は、熱媒体によって14°C〜15°Cになっている
とともに、湿度もコンプレッサ―8で供給された空気の
湿度と同一になっている。
【0019】
【本発明の異なる実施例】次に図4ないし図8に示す本
発明の異なる実施例につき説明する。なお、これらの本
発明の異なる実施例の説明に当って、前記本発明の第1
の実施例と同一構成部分には同一符号を付して重複する
説明を省略する。
【0020】図4ないし図6の本発明の第2の実施例に
おいて、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点は排
出ダクト10Aで、この排出ダクト10Aは排出ダクト
本管18と、この排出ダクト本管18に接続された屋根
19に所定間隔で配置されたエア―吹出し口20が多数
個形成された多数個の排出ノズル21とで構成されてい
る。このように構成された排出ダクト10Aを用いた地
熱取出し装置17Aにすることにより、雪国の屋根19
に積もる雪を効率良く消雪することができる。なお、排
出ダクト10Aの排出ノズル21を道路や通路、鉄道の
レ―ル近傍等に配置することにより、道路や通路、レ―
ル等に積もる雪を消雪することができる。
【0021】図7および図8に示す本発明の第3の実施
例において、前記本発明の第1の実施例と主に異なる点
は、圧力タンク1内に螺旋状の地下水流入パイプ3Aを
設けた点で、このように構成した地熱取出し装置17B
にすることにより、より熱の伝達効率の向上を図ること
ができる。
【0022】
【本発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発
明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0023】(1)上端部が地上あるいは地上近傍に位
置するように地中に埋設された圧力タンクと、この圧力
タンクのほぼ中央部を貫通するように該圧力タンクに固
定された地下水が内部に流入する地下水流入パイプと、
前記圧力タンク内に充填された花崗岩、ゴマ石等の熱媒
体と、前記圧力タンクの下端部内に開口するエア―ノズ
ルと、このエア―ノズルに空気を供給する空気供給装置
と、前記圧力タンクの上端部に接続された前記エア―ノ
ズルから圧力タンク内に供給され前記熱媒体を通過した
空気を排出する排出ダクトと、前記地下水流入パイプ内
に流入した地下水を外部に排水して該地下水流入パイプ
内の地下水を一定温度に保つ排水装置とで構成されてい
るので、排出ダクトより排出される空気が空気供給装置
で供給された空気の湿度と同じで、従来のように湿気が
高くなるのを確実に防止することができる。
【0024】(2)前記(1)によって、排水装置によ
って地下水流入パイプ内の地下水は一定温度に保つこと
ができる。したがって、圧力タンク内を通過する空気に
よって地下水流入パイプ内の地下水温度が変化すること
なく、常に一定の温度の空気として排出ダクトより排出
することができる。
【0025】(3)前記(1)によって、圧力タンク内
の熱媒体によって圧力タンク内を通過する空気を効率よ
く地下水温度にすることができる。
【0026】(4)前記(1)によって、排水装置は井
戸水としての利用分野に使用できるので、経済的に使用
することができる。
【0027】(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同
様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す説明図。
【図2】本発明の第1の実施例の要部拡大断面図。
【図3】本発明の第1の実施例の排出側の説明図。
【図4ないし図6】本発明の第2の実施例を示す説明
図。
【図7および図8】本発明の第3の実施例を示す説明
図。
【符号の説明】
1:圧力タンク、 2:孔、3、3
A:地下水流入パイプ、 4:熱媒体、5:エア―
ノズル、 6:吹出し孔、7:空気供給
装置、 8:コンプレッサ―、9:空気
供給パイプ、 10、10A:排出ダク
ト、11:エア―吹出し口、 12:排水装
置、13:排水パイプ、 14:ポン
プ、15:蛇口、 16:水供給
パイプ、17、17A、17B:地熱取出し装置、1
8:排出ダクト本管、 19:屋根、20:
エア―吹出し口、 21:排出ノズル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部が地上あるいは地上近傍に位置す
    るように地中に埋設された圧力タンクと、この圧力タン
    クのほぼ中央部を貫通するように該圧力タンクに固定さ
    れた地下水が内部に流入する地下水流入パイプと、前記
    圧力タンク内に充填された花崗岩、ゴマ石等の熱媒体
    と、前記圧力タンクの下端部内に開口するエア―ノズル
    と、このエア―ノズルに空気を供給する空気供給装置
    と、前記圧力タンクの上端部に接続された前記エア―ノ
    ズルから圧力タンク内に供給され前記熱媒体を通過した
    空気を排出する排出ダクトと、前記地下水流入パイプ内
    に流入した地下水を外部に排水して該地下水流入パイプ
    内の地下水を一定温度に保つ排水装置とからなることを
    特徴とする地熱取出し装置。
  2. 【請求項2】 上端部が地上あるいは地上近傍に位置す
    るように地中に埋設された圧力タンクと、この圧力タン
    ク内を貫通するように該圧力タンクに取付けられた下端
    部から地下水が内部に流入する螺旋状の地下水流入パイ
    プと、前記圧力タンク内に充填された花崗岩、ゴマ石等
    の熱媒体と、前記圧力タンクの下端部内に開口するエア
    ―ノズルと、このエア―ノズルに空気を供給する空気供
    給装置と、前記圧力タンクの上端部に接続された前記エ
    ア―ノズルから圧力タンク内に供給され前記熱媒体を通
    過した空気を排出する排出ダクトと、前記地下水流入パ
    イプ内に流入した地下水を外部に排水して該地下水流入
    パイプ内の地下水を一定温度に保つ排水装置とからなる
    ことを特徴とする地熱取出し装置。
JP4059461A 1992-02-13 1992-02-13 地熱取出し装置 Expired - Lifetime JPH07111276B2 (ja)

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JPH05223356A JPH05223356A (ja) 1993-08-31
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JP5246559B2 (ja) * 2008-09-22 2013-07-24 慶孝 大友 体内の生体液が還元作用を示す口紅組成物

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