JPH07111045A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク装置

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JPH07111045A
JPH07111045A JP25817693A JP25817693A JPH07111045A JP H07111045 A JPH07111045 A JP H07111045A JP 25817693 A JP25817693 A JP 25817693A JP 25817693 A JP25817693 A JP 25817693A JP H07111045 A JPH07111045 A JP H07111045A
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JP
Japan
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signal
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clock
zone
data
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Application number
JP25817693A
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English (en)
Inventor
Masaharu Imura
正春 井村
Shigeru Matsukawa
茂 松川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MCLV方式でフォーマットされた光ディス
クの再生時に、ゾーンの移行時においてもデータを連続
的に再生可能な光ディスクおよび光ディスク装置を提供
する。 【構成】 光ディスク1にスパイラル状に記録トラック
を設け、半径方向の位置に応じて記録領域3を複数のゾ
ーンに分割し、各ゾーン間に次のゾーンの再生クロック
をn分周した信号を記録した構成とし、光ディスク装置
は各ゾーンに応じて光ディスクの回転数を切り換えるス
ピンドルモータ制御手段9と、入力信号に位相同期した
クロックを生成するクロック同期回路22と、再生デー
タをn逓倍する信号n逓倍回路52と、ゾーンの再生終
了時には信号n逓倍回路の出力を、前記信号n逓倍回路
の出力にクロックが同期した後は再生データを前記クロ
ック同期回路22に入力する同期化信号切換回路53と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパイラル状の記録ト
ラックよりなる記録領域を有し、前記記録領域が半径方
向の位置に応じて複数のゾーンに分割されたMCLV方
式の光ディスク、および前記光ディスクの各ゾーンごと
に光ディスクの回転数を制御し、再生クロックを一定に
保ち前記光ディスクを再生する光ディスク装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクの記録フォーマットと
してその回転駆動手段の速度制御方法と対応して、以下
の二つの記録フォーマットが提案されている。
【0003】(1)光ディスクを一定の角速度で回転さ
せる角速度一定(CAV)方式、すなわち図5(a)に
示すように光ディスクの回転数を、再生するトラックの
位置に関係なく一定とする方式である。そのためディス
クの回転駆動回路系が単純で、光ディスクの回転駆動手
段が簡単かつ小型になる。しかし、トラック当たりの記
憶容量はディスク記録領域最内周の記録可能密度で決ま
るため図5(b)に示すように光ディスクの外周での記
録密度が小さくなり、記録容量を大きくできない。ま
た、CAV方式ではトラック一周分の記録容量は一定で
あり、データ転送速度は図5(d)に示すように一定と
なる。
【0004】(2)光ディスクを一定の線速度で回転さ
せる線速度一定(CLV)方式、すなわち図6(c)に
示すように記録再生するトラックの線速度つまり光ヘッ
ドと記録トラックの相対速度が、ディスク上のどの位置
においても一定となるように光ディスクの回転を制御す
る方式である。図6(a)に示すように、光ヘッドの光
ディスクの半径位置に反比例して光ディスクの回転数を
変化させるため、光ディスクの回転駆動手段が複雑にな
る反面、データの記録単位であるセクタ長が一定で良
く、記録密度が図6(b)に示すように内外周で一定に
なるため記録容量を大きくできる。また、データ転送速
度も図6(d)に示すように一定となり連続再生の装置
に適している。
【0005】さらに、上記(1),(2)の2方式の欠
点を解決するために以下の二つの記録フォーマットが提
案されている。
【0006】(3)光ディスクの回転制御が簡単である
というCAV方式の特徴を生かし、さらに記録容量を大
きくできるMCAV(Modified CAV)方式、すなわち、
光ディスクの記録領域を半径方向の位置に応じて複数の
ゾーンに分割し、図7(a)に示すようにCAV方式と
同様にディスクを一定の角速度で回転させ、かつ図7
(b)に示すように記録密度が内外周でほぼ同じになる
ようにする方式である。そのため、各ゾーンでのデータ
転送速度は、図7(d)に示すように外周側のゾーンが
内周側のゾーンに比べて大きくなる。この方式は主に、
光データファイル装置に用いられている。
【0007】(4)記録容量が大きいというCLV方式
の利点を生かし、回転駆動手段の変速制御を簡易化し再
生クロックを一定にできるMCLV(Modified CLV)方
式、すなわち光ディスクの記録領域を半径方向の位置に
応じて複数のゾーンに分割し、図8(a)に示すように
各ゾーン内でディスクの回転数を一定にし、かつ各ゾー
ンごとに光ディスクの回転数を変化させ、図8(d)に
示すように内外周でのデータ転送速度を同じにする方式
である。そのため、外周側のゾーンの回転数は内周側の
回転数より小さくする。この方式では、図8(c)に示
すように各ゾーンでの線速度がほぼ同じとなり、連続記
録再生を伴うマルチメディアに適している。
【0008】以下、上述した従来のMCLV方式の光デ
ィスクおよび、前記光ディスクを記録再生する光ディス
ク装置の一例について説明する。
【0009】図9は従来のMCLV方式でフォーマット
された光ディスクの構造を示している。光ディスク1に
はスパイラル状の記録トラック2が設けられ、記録トラ
ック2が設けられた記録領域3は、半径方向の位置に応
じてゾーンA,ゾーンB,ゾーンC,ゾーンDの4つの
ゾーンに分割されている。また、光ディスク1の記録領
域3上の情報は、例えば、ラン長制限符号列の2−7変
調符号等の変調方式で変調され記録されており、図12
に示すデータ記録単位であるセクタに分かれている。セ
クタ40はセルフクロック引き込みパターン41,同期
化パターン42,トラック情報43,セクタ情報44,
ヘッダ誤り訂正情報45からなる同期信号等の記録され
たヘッダ部49とユーザ情報46,ユーザ誤り訂正情報
47、およびギャップ48からなるデータ等の記録され
たユーザ情報部50からなっている。
【0010】次に、前記従来のMCLV方式でフォーマ
ットされた光ディスクを再生する装置の構成および動作
について図11を参照して説明する。
【0011】記録領域3を有する光ディスク1は、スピ
ンドルモータ4により回転駆動される。前記スピンドル
モータ4はスピンドルモータ駆動回路7,スピンドルモ
ータ回転数切換回路8からなるスピンドルモータ制御手
段9により光ディスク1の再生ゾーンに応じて回転が制
御される。
【0012】光ヘッド5は光ヘッド位置決め機構10,
光ヘッド位置決め回路11からなる光ヘッド位置決め手
段12により光ディスクの再生位置に位置決めされ、記
録領域3に記録された記録情報を、レーザ駆動回路14
により光ヘッド5内のレーザ発光を制御し読み取る。
【0013】光ヘッド5により読み取られた記録情報は
クロック同期回路22,復調回路23などよりなる再生
信号処理手段24により再生される。前記クロック同期
回路22は位相比較器19,フィルタ20,電圧制御発
振器(VCO)21よりなり、例えば特開昭62−26
2271号公報に示されるように、リードゲート信号3
1および同期化信号切換回路16により再生基準クロッ
ク30とVCO21の出力クロックとの位相比較を行
い、VCO21に再生周波数を引き込む周波数引き込み
モードと、再生データ35とVCO21の出力クロック
との位相比較を行うデータ同期モードとを切り換えら
れ、再生基準クロック30を引き込みVCO21を再生
基準クロックの周波数に同期させた後、再生データ35
とVCO21を位相同期させ、再生クロック36を生成
する。また、全ての構成機器は主制御回路6およびホス
トコンピュータ13により制御される。
【0014】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下にその図9で示したMCLV方式のディス
クの再生動作について説明する。
【0015】まず、ホストコンピュータ13からゾーン
Aの情報から順次情報を読み込む指令が主制御回路6に
送られると、主制御回路6はスピンドルモータ回転数切
換回路8にゾーンAを再生する適切な回転数情報25
と、回転開始指令26を送る。スピンドルモータ回転数
切換回路8は、回転開始指令26によりスピンドルモー
タ駆動回路7に駆動指令を送り、スピンドルモータ4は
回転し始め、一定時間後光ディスク1はゾーンAでの所
定の再生回転数で回転する。
【0016】つぎに、主制御回路6は、レーザ駆動回路
14に光ヘッド5内のレーザを発光するようレーザ発光
指令27を送り、光ヘッド5は記録領域3にレーザスポ
ットを形成する。
【0017】さらに、主制御回路6は、ヘッド位置決め
回路11にゾーンAに光ヘッド5を移動させる光ヘッド
移動指令28を送り、光ヘッド5を光ヘッド位置決め機
構10を用いてゾーンAに移動させる。主制御回路6
は、光ディスク1からの反射光を光ヘッドで読み取った
信号によりレーザスポットの位置情報を検出し、所定の
位置に光ヘッド5が移動したことを確認すると、光ヘッ
ド位置決め指令29を発し、レーザスポットを再生する
所定のトラックに位置決めする。
【0018】以下、ゾーンAの再生動作について説明す
る。まず、同期化信号切換回路16はb側に切り換えら
れ、リードゲート信号31がオフとなり、位相比較器1
9は再生基準クロック発生器17から発生するクロック
とVCO21の出力クロックとを位相比較する周波数引
き込みモードに切り換わる。再生基準クロック発生器1
7からはゾーンAの再生クロックとほぼ同じ周波数の再
生基準クロック30が出力されている。位相比較器19
は再生基準クロック30とVCO21の出力クロックと
を位相比較し、比較誤差信号32をフィルタ20を通し
てVCO21に帰還することにより、VCO21の出力
クロックを再生基準クロック30に同期化する。この結
果、VCO21の出力周波数はゾーンAの再生クロック
とほぼ同じ周波数となり再生基準クロック周波数がVC
O21に引き込まれる。
【0019】主制御回路6は光ヘッド5が再生する所定
のトラックに位置決めされたことを確認すると、同期化
信号切換指令33を同期化信号切換回路16に送り、光
ヘッドが図12に示すセクタの開始位置にきたとき、同
期化信号切換回路16をa側すなわち、光ヘッド5で読
み取られた再生信号34を2値化回路15で2値化した
再生データ35がクロック同期回路22に入力されるよ
うに切り換え、リードゲート信号31をオンにしクロッ
ク同期回路22の位相比較器19をデータ同期モードに
切り換える。位相比較器19は再生データ35とVCO
21の出力クロックとの位相比較を行い、位相誤差をフ
ィルタ20を通して、VCO21に帰還させ、再生デー
タ35とVCO21の出力クロックとの位相を同期化さ
せ、再生中常に再生データに位相同期したクロックを出
力させる。
【0020】つまり、データ同期モードに切り換わった
後、まず図12に示すようにセクタの最初のデータであ
るセルフクロック引き込みパターン41の再生データ3
5が位相比較器19に入力され、VCO21のクロック
は再生データ35と同期する。同期したVCO21の出
力クロックは再生クロック36となり、再生データ35
とともに復調回路23に入力され、同期をとりながら、
続けて再生データ35の復調タイミングをとる同期化パ
ターン42,トラック情報43,セクタ情報44,ヘッ
ダ誤り訂正情報45,ユーザデータ46,ユーザ誤り訂
正情報47が順次復調され、再生情報37となり主制御
回路6を通して、ホストコンピュータ11に伝えられ、
順次再生される。
【0021】次に、ゾーンAからゾーンBに移る際の動
作について説明する。ゾーンAの再生が終了すると、主
制御回路6はスピンドルモータ回転数切換回路8に対し
て、ゾーンBでの所定回転数である回転数情報25と回
転数切換指令38を送る。スピンドルモータ回転数切換
回路8は、スピンドルモータ4をゾーンBの所定の回転
数にするようスピンドルモータ駆動回路7に指令を送
る。図9のように、ゾーンAが内周側でゾーンBが外周
側にあるディスク構造の場合は、ゾーンBの円周の方は
長いため、ゾーンBでの回転数をゾーンAでの回転数よ
り小さくすることにより各ゾーンでの転送ビットレート
を同じにする。
【0022】スピンドルモータの回転数がゾーンBでの
所定回転数になるまでは、回転数が安定せず安定した同
期がとれなくなる。そのため、同期化信号切換回路16
をb側にし、リードゲート信号31をオフにし、周波数
引き込みモードにし、VCO21の出力周波数と再生基
準クロック30の周波数と同期をとる。これにより、V
CO21の出力周波数を再生基準クロック30とほぼ同
じに保ち、回転数を安定した後のゾーンBの再生データ
を引き込める状態に保持する。
【0023】スピンドルモータ4の回転数がゾーンBの
所定回転数になると、同期化信号切換回路16をa側に
切り換え、リードゲート信号31をオンにし、位相比較
器19をデータ同期モードに切り換え、再生中常に再生
データに位相同期したクロックを出力させる。以下は、
ゾーンAを再生したときと同様に、ゾーンBを再生す
る。
【0024】以下、ゾーンBからゾーンC、あるいはゾ
ーンCからゾーンDとゾーンが切り換わるごとに上記方
法により同様に再生する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】再生ゾーンがゾーンA
からゾーンBに切り換わる際は、図10(d)に示すよ
うにゾーンAの終了時T1にゾーンBの所定回転数に切
り換える回転数切り換え指令が発せられ、図10(b)
に示すように光ディスクの回転数は次のゾーンBの所定
回転数になるT2にかけて徐々に低くなっていく。
【0026】また、ゾーンAの終了時点T1では、ゾー
ンAの所定回転数のままゾーンBのデータを読み込み始
めるため、再生データ35と同期させ得られるクロック
周波数は通常のゾーンAの再生クロック周波数f1か
ら、ゾーンAでの所定回転数でゾーンBの記録信号を再
生した場合の再生データに同期させ得られる再生クロッ
ク周波数f2となり、光ディスクの回転数が次のゾーン
での所定の回転数になるにつれて、徐々に通常のゾーン
Bでの再生クロック周波数f1に変化して行く。このた
め、光ディスクの回転数がゾーンBの所定の回転数にな
るまでは再生クロック周波数はゾーンBでの適切な再生
クロックf1に安定せず、その間のトラックは再生不可
能である。
【0027】そのため、ゾーンAでの最後のセクタであ
るSAnとゾーンBの最初のセクタであるゾーンSB0
との間の回転数が落ち着くまでに読み込まれる再生不可
能な記録トラックに、特開平4−95272号公報のよ
うにデータを記録しない無記録トラックを設けたり、あ
るいは特開平4−6670号公報のように図10(a)
に示すように隣接するゾーンBの交替セクタ領域SB−
5〜SB−1を設け、ゾーンBのセクタにエラーがあり
ゾーンBのセクタを再生できない場合、ゾーンBの情報
を置き換えてゾーンBの交替セクタとして利用する方法
などが提案されている。しかし、前記の交替セクタを設
ける方法でもゾーンBの再生状態からゾーンBの交替セ
クタに戻っての交替セクタの再生は可能であるが、ゾー
ンAの再生と連続しては、ゾーンBの交替セクタの情報
は、やはり再生できない。
【0028】上記のように、従来のMCLV方式の光デ
ィスクおよび光ディスク装置は、ゾーン切り換わり時に
連続して情報を再生できないという問題点を有してい
た。
【0029】本発明は上記問題点を解決し、ゾーンの切
り換わり時においても連続再生可能なMCLV方式の光
ディスクおよび光ディスク装置を提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、光ディスクにスパイラル状の記録トラッ
クを設けた記録領域を設け、半径方向の位置に応じて記
録領域を複数のゾーンに分割し、各ゾーン間に次のゾー
ンの再生クロックをn分周した信号を記録したトラック
を設けた構造とし、かつ光ディスク装置を、第一の構成
として記録トラックより信号を読み取る光ヘッドと、各
ゾーンに応じて光ディスクの回転数を切り換えるスピン
ドルモータ制御手段と、入力信号に同期したクロックを
生成するクロック同期回路と、再生データをn逓倍する
データn逓倍回路と、前記入力信号として各ゾーンの再
生終了時には前記データn逓倍回路の出力信号の入力に
切り換え、また前記n逓倍回路の出力信号にクロック同
期回路の出力信号が同期した後には、光ヘッドで読み取
られた再生データ信号の入力に切り換える同期化信号切
換回路とを備えた構成とする。
【0031】あるいは、第二の構成として記録トラック
より信号を読み取る光ヘッドと、各ゾーンに応じて光デ
ィスクの回転数を切り換えるスピンドルモータ制御手段
と、2つの信号の位相比較を行う位相比較器と、上記位
相比較器の比較誤差に応じて発振周波数を変化させる発
振器と、発振器の出力をn分周するクロック分周器と、
前記2つの信号として各ゾーンの再生終了時には、前記
光ヘッドより読み取られた再生信号と前記再生クロック
n分周器の出力信号との入力に切り換え、また前記再生
クロックn分周器の出力信号に発振器の出力信号の位相
が同期した後には、前記光ヘッドより読み取られた再生
信号と前記発振器の出力信号との入力に切り換えるクロ
ック切換回路とを備える構成とする。
【0032】
【作用】本発明の上記した第一の構成をとることによ
り、前記光ディスクの各ゾーン間に設けられた次の再生
ゾーンの再生クロックをn分周した信号をもとに、前記
信号をn逓倍した逓倍クロックとVCOの出力クロック
とを同期させ、スピンドルモータの回転変動中の初期再
生周波数を引き込み、その後再生データとVCOの出力
クロックを同期させることにより、スピンドルモータの
回転が次の再生ゾーンの所定回転数に移行している途中
においても、再生データと同期した回転変動に追従した
再生クロックが得られる。
【0033】また、本発明の上記した第二の構成をとる
ことにより、各ゾーン間に設けられた次の再生ゾーンの
再生クロックをn分周した信号をもとに、前記信号の再
生データとVCOの出力クロックをn分周した分周クロ
ックとを同期させ、スピンドルモータの回転変動中の初
期再生周波数を引き込み、その後再生データとVCOの
出力クロックとを同期させることによりスピンドルモー
タの回転が次の再生ゾーンの所定回転数に移行している
途中においても再生データと同期した回転変動に追従し
た再生クロックが得られる。
【0034】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例の光ディスクお
よび光ディスク装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0035】光ディスク1は図9に示すように、記録領
域3にスパイラル状の記録トラック2が設けられ、半径
方向の位置に応じてゾーンA,ゾーンB,ゾーンC,ゾ
ーンDの4つのゾーンに分割されている。
【0036】ディスクへ記録できる最小ピット間隔の信
号周期がTであるとき、ラン長制限符号列の2−7変調
符号方式を用いれば最小周期の2倍の信号である2Tか
ら7倍の信号である7Tの信号をピットとして記録する
ことが可能である。信号の周期が長いほどその再生信号
の振幅が大きく、また短いほど情報量が多くなる。よっ
て、ゾーンAの領域には、ゾーンAでの所定回転数で適
正に再生できる記録ピットが形成され、ゾーンAとゾー
ンBとの境界部分には、ゾーンBのクロック信号が、信
号強度と情報量の両面において適切に読み取られるよう
に、図3(c)に示すように、ゾーンBでの所定回転数
で再生された場合に再生信号の一周期に再生クロックが
6個はいる信号、つまり6分周した信号である3T信号
の記録ピットが形成されている。
【0037】また、光ディスク1の記録領域3のゾーン
上の情報は、例えば、ラン長制限符号列の2−7変調符
号等の変調方式で変調され記録されており、図12に示
すデータ記録単位であるセクタに分かれている。セクタ
40はセルフクロック引き込みパターン41,同期化パ
ターン42,トラック情報43,セクタ情報44,ヘッ
ダ誤り訂正情報45からなる同期信号あるいはサーボ信
号等の記録されたヘッダ部49とユーザ情報46,ユー
ザ誤り訂正情報47,およびギャップ48からなるデー
タ等の記録されたユーザ情報部50からなっている。
【0038】次に、本実施例の光ディスクを再生する装
置の構成および動作について図1を参照して説明する。
【0039】記録領域3を有する光ディスク1は、スピ
ンドルモータ4により回転駆動される。前記スピンドル
モータ4はスピンドルモータ駆動回路7,スピンドルモ
ータ回転数切換回路8からなるスピンドルモータ制御手
段9により光ディスク1の再生ゾーンに応じて回転が制
御される。
【0040】光ヘッド5は光ヘッド位置決め機構(図示
せず),光ヘッド位置決め回路(図示せず)からなる光
ヘッド位置決め手段(図示せず)により光ディスクの再
生位置に位置決めされ、記録領域3に記録された記録情
報をレーザ駆動回路(図示せず)により光ヘッド5内の
レーザ発光を制御し読み取る。
【0041】光ヘッド5により読み取られた記録情報は
クロック同期回路22,復調回路23などよりなる再生
信号処理手段51により再生される。上記再生信号処理
手段51は、再生信号を2値化する2値化回路15、入
力信号に位相同期したクロックを生成するクロック同期
回路22、上記2値化回路15の出力を6逓倍する信号
逓倍回路であるデータ6逓倍回路52、同期化信号切換
回路53、および復調回路23などから構成されてい
る。また、前記クロック同期回路22は、位相比較器1
9,フィルタ20および電圧制御発振器(VCO)21
から構成され、位相比較器19は、再生基準クロック3
0とVCO21の出力クロックとの位相比較器19は、
再生基準クロック30を引き込む第一周波数引き込みモ
ード、前記データ6逓倍回路52の出力とVCO21の
出力クロックとの位相比較を行い、ゾーンの切り換わり
時に3T信号の再生データから読み込まれるクロックを
元にゾーン移行時のスピンドルモータ回転変動中の初期
再生周波数をVCO21に引き込む第二周波数引き込み
モード、再生データ35とVCO21の出力クロックと
の位相比較を行うデータ同期モードに切り換えられ、再
生クロックを生成する。また、全ての構成機器は主制御
回路6およびホストコンピュータ13により制御され
る。
【0042】以上のように構成された光ディスク装置に
ついて、以下にその動作について説明する。
【0043】まず、ホストコンピュータ13からゾーン
Aの情報から順次情報を読み込む指令が主制御回路6に
送られると、主制御回路6はスピンドルモータ回転数切
換回路8にゾーンAを再生する適切な回転数情報25
と、回転開始指令26を送る。スピンドルモータ回転数
切換回路8は、回転開始指令26によりスピンドルモー
タ駆動回路7に駆動指令を送り、スピンドルモータ4は
回転を始め、一定時間後、光ディスク1はゾーンAでの
所定の再生回転数で回転する。
【0044】次に、主制御回路6は、レーザ駆動回路
(図示せず)に光ヘッド5内のレーザを発光するようレ
ーザ発光指令を送り、光ヘッド5は記録領域3にレーザ
スポットを形成する。
【0045】さらに、主制御回路6は、ヘッド位置決め
回路(図示せず)にゾーンAに光ヘッド5を移動させる
光ヘッド移動指令を送り、光ヘッド5を光ヘッド位置決
め機構を用いてゾーンAに移動させる。主制御回路6
は、光ディスク1からの反射光を光ヘッドで読み取った
信号によりレーザスポットの位置情報を検出し、所定の
位置に光ヘッド5が移動したことを確認すると、光ヘッ
ド位置決め指令を発し、レーザスポットを再生する所定
のトラックに位置決めする。
【0046】以下、ゾーンAの再生動作について説明す
る。まず、同期化信号切換回路16はb側に切り換えら
れ、リードゲート信号31がオフとなり、位相比較器1
9は再生基準クロック発生器17から発生するクロック
とVCO21の出力クロックとを位相比較する第一周波
数引き込みモードに切り換わる。再生基準クロック発生
器17からはゾーンAの再生クロックとほぼ同じ周波数
の再生基準クロック30が出力されている。位相比較器
19は再生基準クロック30とVCO21の出力クロッ
クとを位相比較し、比較誤差信号32をフィルタ20を
通してVCO21に帰還することにより、VCO21の
出力クロックを再生基準クロック30に同期化する。こ
の結果、VCO21の出力周波数はゾーンAの再生クロ
ックとほぼ同じ周波数となり、VCO21に再生基準ク
ロック周波数が引き込まれる。
【0047】主制御回路6は光ヘッド5が再生する所定
のトラックに位置決めされたことを確認すると、同期化
信号切換指令33を同期化信号切換回路16に送り、光
ヘッドが図12に示すセクタの開始位置にきたとき、同
期化信号切換回路16をa側すなわち、光ヘッド5で読
み取られた再生信号34を2値化回路15で2値化され
た再生データ35がクロック同期回路22に入力される
ように切り換え、リードゲート信号31をオンにしクロ
ック同期回路22の位相比較器19をデータ同期モード
に切り換える。位相比較器19は再生データ35とVC
O21の出力クロックとの位相比較を行い、位相誤差を
フィルタ20を通して、VCO21に帰還させ、再生デ
ータ35とVCO21の出力クロックとの位相を同期化
させ、再生中常に再生データに位相同期したクロックを
出力させる。
【0048】つまり、データ同期モードに切り換わった
後、まず図12に示すようにセクタの最初のデータであ
るセルフクロック引き込みパターン41の再生データ3
5が位相比較器19に入力され、VCO21のクロック
は再生データ35と同期する。同期したVCO21の出
力クロックは再生クロック36となり、再生データ35
とともに復調回路23に入力され、同期をとりながら続
けて再生データ35の復調タイミングをとる同期化パタ
ーン42,トラック情報43,セクタ情報44,ヘッダ
誤り訂正情報45,ユーザデータ46,ユーザ誤り訂正
情報47が順次復調され、再生情報37となり主制御回
路6を通して、ホストコンピュータ11に伝えられ、順
次再生される。
【0049】次に本実施例において、ゾーンAからゾー
ンBに移る際の動作について図1から図3を参照して説
明する。
【0050】まず、データ6逓倍回路の動作について図
2を参照して説明する。データ6逓倍回路52は位相比
較器57,フィルタ58,VCO59,VCO59の出
力信号を6分周する6分周器60等からなり、入力信号
とVCO59の出力信号を6分周した信号とを同期さ
せ、入力信号を6逓倍した信号である再生6逓倍クロッ
ク61を出力する。
【0051】ゾーンAの情報を再生している間は、シン
セサイザ55をゾーンAでの所定回転数でゾーンBの再
生信号を再生した場合の再生クロック周波数f2の6分
の1の周波数に設定し、逓倍信号切換回路56をb側に
切り換える。その結果、位相比較器57は、シンセサイ
ザ55の出力クロックとVCO59のクロックを6分周
器60で6分周したクロックとを位相比較することにな
る。位相比較して得られる比較誤差をフィルタ58を通
し、VCO59に帰還することにより、VCO59はシ
ンセサイザ55の周波数を6逓倍した周波数f2で発振
し、位相比較器57はゾーンAとゾーンB間の3T信号
の再生クロックを引き込む状態となる。
【0052】ゾーンAが終了すると、逓倍信号切換回路
56はa側に切り換えられる。光ディスク1からは続い
てゾーンBの3T信号が再生され、この再生された信号
は、2値化され、データ6逓倍回路52により1T信号
に変換され再生6逓倍クロック61となる。また、ゾー
ンAが終了すると、光ディスク1の回転数もゾーンBで
の所定回転数に移行しはじめる。このため、再生データ
35の周波数も図3(a)に示すディスクの回転数の変
動に伴って、徐々に低くなるため、データ6逓倍回路5
2においてVCO59の出力クロックである再生6逓倍
クロック61すなわち1T信号の周波数も、図3(b)
の破線で示すごとく徐々に低くなっていく。
【0053】同時に、ゾーンAが終了すると、同期化信
号切換回路53はc側に切り換えられ、リードゲート信
号31がオフとなり、位相比較器19が第二周波数引き
込みモードに切り換えられる。したがって、クロック同
期回路22には、再生6逓倍クロック61が入力され、
VCO21の出力クロックと同期をとり始める。
【0054】ゾーンAの終了時には、クロック同期回路
22のVCO21の出力クロックの周波数はゾーンAで
の再生クロック周波数f1であり、クロック同期回路2
2におけるVCO21の発振周波数は図3(b)の実線
で示すごとく初期値f1から再生逓倍クロック61の周
波数に近づいていく。
【0055】VCO21の出力クロックと再生逓倍クロ
ック61すなわち、VCO59の出力クロックの発振周
波数が同じになり同期がとられスピンドルモータ回転変
動中の初期再生周波数が引き込まれると、同期化信号切
換回路53はa側に切り換わり、リードゲート信号31
がオンとなり、位相比較器19はデータ同期モードに切
り換わり、ゾーンBの再生可能状態となる。したがっ
て、クロック同期回路22はゾーンBの再生データ35
とVCO21との同期がとられ、再生データ35に同期
した再生クロック36を生成する。光ディスクの回転は
急激には変化しないため、再生データ35の回転変動に
よる周波数の変化は、逐次的に再生データ35をVCO
21の出力信号と位相比較することにより充分に追従で
きる。よって、再生クロック36は再生データ35と回
転変動中も常に位相同期し、再生クロック36の周波数
も再生データ35の周波数変化に追従して変化する。こ
のように、回転変動に追従した再生データに同期させた
再生クロックを生成することにより光ディスクの回転変
動時においても記録情報の再生が可能となる。
【0056】また、ゾーンAが終了して、VCO59の
発振周波数すなわち再生6逓倍クロック61とVCO2
1の発振周波数が同じになるのに要する時間は、フィル
タ20の定数により決まり、ゾーンAとゾーンB間に記
録するゾーンBの3T信号領域の長さは前もって決める
ことができ、3T信号領域の直後からゾーンBのデータ
を連続して記録でき、トラックを有効に利用できる。
【0057】またゾーンBからゾーンC、ゾーンCから
ゾーンDへの移行時の記録データの再生も上述したゾー
ンAからゾーンBの場合と同様に実現できる。
【0058】以上のように本実施例によれば、光ディス
クにスパイラル状の記録トラックを設け、半径方向の位
置に応じて記録領域を複数のゾーンに分割し、各ゾーン
間には次のゾーンの再生クロックを6分周した3T信号
を記録した構造とし、各ゾーンの再生終了時には前記再
生データを6逓倍する信号6逓倍手段の出力と同期した
クロックを生成した後、回転変動に追従して再生データ
と同期させることにより、ゾーンの移行時に回転変動に
追従した再生クロックが生成され、ゾーン間の光ディス
ク回転変動時においても前記再生クロックに従ってディ
スクを再生することができる。
【0059】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。
【0060】図4は本発明の第2の実施例におけるMC
LV方式の光ディスク装置の主要構成図である。構成に
ついて、第1の実施例と同一符号を符した部分は同一機
能を有するため説明を省略する。再生信号処理手段65
は、再生信号を2値化する2値化回路15、2つの信号
の位相比較を行う位相比較器19と前記位相比較器19
の比較誤差に応じて発振周波数を変化させる発振器であ
るVCO21と、VCO21の出力を6分周するクロッ
ク6分周器62と、ゾーン終了時にはクロック6分周器
62の出力を再生データ35と、同期後はVCO21の
出力を再生データ35と位相比較するよう切り換えるク
ロック切換回路63などから構成されている。
【0061】第2の実施例において、まず、ゾーンAの
再生時は、同期化信号切換回路16はa側、リードゲー
ト信号31はオン状態、クロック切換回路63はa側に
設定されており、第1の実施例で示した方法と同様に再
生情報を読み出し、ゾーンAの記録情報が再生される。
【0062】ゾーンAが終了すると、スピンドル制御手
段9により光ディスク1の回転数がゾーンBでの所定回
転数になるように移行する。このとき、リードゲート信
号31はオフ状態に、クロック切換回路はb側に切り換
えられる。したがって位相比較器19には、ゾーンAと
ゾーンB間の3T信号の再生信号と、VCO21の出力
クロックを6分周した再生クロック6分周器62の出力
が入力される。VCO21の出力信号の6分周した信号
と入力信号の位相を比較し同期をとることにより、VC
O21は入力信号を6逓倍した信号を出力する。3T信
号の再生信号を6逓倍した信号の周波数は、回転数の変
動につれて図3(b)の破線で示すようにゾーンAでの
終了時のゾーンAの所定回転数でゾーンBの記録信号を
再生した場合の再生データに同期し得られる周波数f2
から、ゾーンBでの所定の再生周波数f1に変化し、V
CO21はこの3T信号の再生信号の6逓倍した信号と
同期がとられるので、VCO21の出力周波数は、図3
(b)の実線で示すように変化する。
【0063】前記2信号が同期するとその周波数をスピ
ンドルモータ回転変動中の初期再生周波数としてVCO
21に引き込み、リードゲート信号31がオンとなり、
同時にクロック切換回路63はa側に切り換えられ、位
相比較器19はデータ同期モードとなり、再生データ3
5とVCO21の出力クロックとの同期がとられ、再生
データ35に同期した再生クロック36を生成する。光
ディスクの回転は急激には変化しないため、再生データ
35の回転変動による周波数の変化は、逐次的に再生デ
ータ35とVCO21の出力信号と位相比較することに
より充分に追従できる。よって再生クロック36は再生
データ35と回転変動中も常に位相同期するため、再生
クロック36の周波数も再生データ35の周波数変化に
追従して変化する。このように、光ディスクの回転変動
時においても記録情報の再生が可能となる。
【0064】また、ゾーンAが終了して、3T信号の再
生周波数とVCO21の発振周波数の6分周信号が同期
化する時間は、フィルタ20の定数により決定できるた
め、ゾーンAとゾーンBとの間に記録するゾーンBの3
T信号領域の時間は前もって決めることができ、3T信
号領域の直後からゾーンBのデータを連続して書き込
め、トラックを有効に利用できる。
【0065】ゾーンBからゾーンC、ゾーンCからゾー
ンDへの移行時の再生も同様にして実現できる。
【0066】以上のように本実施例によれば、光ディス
クをスパイラル状に記録トラックを設け、半径方向の位
置に応じて記録領域を複数のゾーンに分割し、各ゾーン
間には次のゾーンの再生クロックを6分周した信号を記
録した構造とし、光ディスク装置を2つの信号の位相比
較を行う位相比較器と、上記位相比較器の比較誤差に応
じて発振周波数を変化させる発振器と、上記発振器の出
力を6分割するクロック6分周器と、ゾーン終了時には
クロック6分周器の出力と再生クロックを6分周した再
生データとを位相比較し、同期後は発振器の出力と再生
データとを位相比較するよう切り換えるクロック切換回
路からなり、ゾーン切り換え時において回転変動に追従
して再生データと同期させることにより、回転に追従し
た再生クロックが生成され、回転変動時においてもディ
スクを再生することができる。また、第1の実施例によ
り簡単な構成が可能である。
【0067】なお、第1の実施例では、ゾーン間の領域
に再生クロックを6分周した信号を記録し、再生データ
を6逓倍するデータ6逓倍回路を設けたが、ゾーン間に
記録する信号を再生クロックのn分周した信号とし、再
生データをn逓倍するデータ逓倍回路であってもよい。
【0068】また、第2の実施例ではゾーン間の領域に
再生クロックを6分周した信号を記録し、VCO21の
出力を6分周する再生クロック6分周器を設けたが、ゾ
ーン間に記録する信号を再生クロックのn分周した信号
とし、再生クロックをn分周する再生クロック分周器で
あってもよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明は、光ディスクをス
パイラル状に記録トラックを設け、半径方向の位置に応
じて記録領域を複数のゾーンに分割し、各ゾーン間には
次のゾーンの再生クロックをn分周した信号を記録した
構造とし、光ディスク装置を入力信号に位相を同期した
クロックを生成するクロック同期回路と、前記入力信号
として、各ゾーンの再生終了時には前記データn逓倍回
路の出力信号に切り換え、また前記n逓倍回路の出力信
号に同期した後には、光ヘッドで読み取られた再生デー
タ信号に切り換える同期化信号切換回路とを備えた構成
とする。
【0070】あるいは、2つの信号の位相比較を行う位
相比較器と、上記位相比較器の比較誤差に応じて発振周
波数を変化させる発振器と、上記発振器の出力をn分周
するクロック分周器と、ゾーン終了時にはクロック分周
器の出力と再生データとを位相比較し、同期後は発振器
の出力と再生データとを位相比較するよう切り換えるク
ロック切換回路を設ける構成とすることにより、ゾーン
の切り換わり時に起こる回転変動に追従した再生クロッ
クが生成され、光ディスクの回転変動時においても再生
信号を連続的に再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光ディスク装置の構成
【図2】同データ6逓倍回路の構成図
【図3】同ゾーン切り換わり時の回転数の変動を説明す
る図
【図4】本発明の第2の実施例における光ディスク装置
の構成図
【図5】従来のCAV方式を説明する図
【図6】従来のCLV方式を説明する図
【図7】従来のMCAV方式を説明する図
【図8】従来のMCLV方式を説明する図
【図9】MCLV方式の光ディスクの構成図
【図10】従来のMCLV方式の光ディスクのゾーン切
り換わり時のフォーマットを説明する図
【図11】従来のMCLV方式の光ディスク装置の構成
【図12】従来の光ディスクのセクタの構成図
【符号の説明】
1 光ディスク 4 スピンドルモータ 5 光ヘッド 9 スピンドルモータ制御手段 15 2値化回路 22 クロック同期回路 23 復調回路 52 データ6逓倍回路 53 同期化信号切換回路 62 再生クロック6分周器 63 クロック切換回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の記録されたスパイラル状の記録ト
    ラックよりなる記録領域を有し、前記記録領域は、半径
    方向の位置に応じて、複数のゾーンに分割され、各ゾー
    ン間のトラックには次のゾーンの再生クロック信号をn
    分周した信号を記録した光ディスク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクを再生する装
    置であって、前記光ディスクを回転させるスピンドルモ
    ータと、前記光ディスクの各ゾーンに応じて前記スピン
    ドルモータの回転数を切り換えるスピンドルモータ制御
    手段と、前記光ディスクの記録トラックより信号を読み
    取る光ヘッドと、前記光ヘッドで読み取られた再生デー
    タをn逓倍するデータn逓倍回路と、入力信号に位相を
    同期したクロックを生成するクロック同期回路と、前記
    入力信号として、各ゾーンの再生終了時には前記データ
    n逓倍回路の出力信号の入力に切り換え、また前記n逓
    倍回路の出力信号に同期した後には、光ヘッドで読み取
    られた再生データ信号の入力に切り換える同期化信号切
    換回路とを備えた光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ディスクを再生する装
    置であって、前記光ディスクを回転させるスピンドルモ
    ータと、前記光ディスクの各ゾーンに応じて前記スピン
    ドルモータの回転数を切り換えるスピンドルモータ制御
    手段と、前記光ディスクの記録トラックより信号を読み
    取る光ヘッドと、2入力信号の位相比較を行う位相比較
    器と、前記位相比較器の比較誤差に応じて発振周波数を
    変化させる発振器と、前記発振器の出力をn分周する再
    生クロックn分周器と、前記2入力信号として、各ゾー
    ンの再生終了時には、前記光ヘッドより読み取られた再
    生信号と前記再生クロックn分周器の出力信号との入力
    に切り換え、また、前記再生クロックn分周器の出力信
    号と前記再生信号が同期した後には、前記光ヘッドより
    読み取られた再生信号と前記発振器の出力信号との入力
    に切り換えるクロック切換回路とを備えた光ディスク装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182651A2 (en) * 2000-08-10 2002-02-27 Ricoh Company, Ltd. Optical disk device recording data on a recordable or rewritable optical disk by setting a recording velocity and a recording power for each of zones on an optical disk

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1182651A2 (en) * 2000-08-10 2002-02-27 Ricoh Company, Ltd. Optical disk device recording data on a recordable or rewritable optical disk by setting a recording velocity and a recording power for each of zones on an optical disk
US6987717B2 (en) 2000-08-10 2006-01-17 Ricoh Company, Ltd. Optical disk device recording data on a recordable or rewritable optical disk by setting a recording velocity and a recording power for each of zones on an optical disk
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US7230891B2 (en) 2000-08-10 2007-06-12 Ricoh Company, Ltd. Optical disk device recording data on a recordable or rewritable optical disk by setting a recording velocity and a recording power for each of zones on an optical disk
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