JPH07110469B2 - 液体循環装置 - Google Patents
液体循環装置Info
- Publication number
- JPH07110469B2 JPH07110469B2 JP62117696A JP11769687A JPH07110469B2 JP H07110469 B2 JPH07110469 B2 JP H07110469B2 JP 62117696 A JP62117696 A JP 62117696A JP 11769687 A JP11769687 A JP 11769687A JP H07110469 B2 JPH07110469 B2 JP H07110469B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- circulating
- heater
- circulation
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は例えば金型、工作機械など一定温度の油を循環
して使用することが必要な機器に用いられる液体循環装
置に関するものである。
して使用することが必要な機器に用いられる液体循環装
置に関するものである。
従来の技術 従来、金型、工作機械ならびに各種の試験装置などの機
器に潤滑や保温などの目的で油その他の液体を循環させ
ながら供給することは広く知られており、そのためにタ
ンクと目的機器との間に接続されている循環管路に循環
液を循環させるための循環ポンプおよび循環液を加熱す
るためのヒータ、更には循環液を冷却するための冷却器
がそれぞれ設置された構成を有する液体循環装置が用い
られている。
器に潤滑や保温などの目的で油その他の液体を循環させ
ながら供給することは広く知られており、そのためにタ
ンクと目的機器との間に接続されている循環管路に循環
液を循環させるための循環ポンプおよび循環液を加熱す
るためのヒータ、更には循環液を冷却するための冷却器
がそれぞれ設置された構成を有する液体循環装置が用い
られている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、前記従来の液体循環装置に設置されているヒ
ータは、一般に温度分布を一定に保つことが困難である
タンク内に設置されたサーモスタットなどの感熱素子ス
イッチを用いて断続的に制御されている。従って微細な
範囲に温度制御することが不可能であり、また雰囲気温
度、循環管路の長さ、および循環液の流速などが循環液
温度に及ぼす影響は考慮されておらず正確な設定温度に
調整することが困難であるばかりか、所定温度以上に上
昇することが多いので冷却器を必要とするなど多くの問
題点を有していた。
ータは、一般に温度分布を一定に保つことが困難である
タンク内に設置されたサーモスタットなどの感熱素子ス
イッチを用いて断続的に制御されている。従って微細な
範囲に温度制御することが不可能であり、また雰囲気温
度、循環管路の長さ、および循環液の流速などが循環液
温度に及ぼす影響は考慮されておらず正確な設定温度に
調整することが困難であるばかりか、所定温度以上に上
昇することが多いので冷却器を必要とするなど多くの問
題点を有していた。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので
あり、温度調節が確実で微細な範囲での調整が可能であ
り、経済的にも優れた液体循環装置を提供するものであ
る。
あり、温度調節が確実で微細な範囲での調整が可能であ
り、経済的にも優れた液体循環装置を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 本発明である液体循環装置は、タンクと目的機器との間
に接続されている循環管路に循環ポンプおよび循環液加
熱用のヒータが設置されている液体循環装置において、
前記循環管路に流量計および温度検知器が設置されてい
るとともにこれらの流量計および温度検知器からの信号
に基づいて循環液を所定温度に加熱するように前記ヒー
タの加熱能力をほぼ無段階に変化させる電子式制御器が
具えられていることを特徴とする。
に接続されている循環管路に循環ポンプおよび循環液加
熱用のヒータが設置されている液体循環装置において、
前記循環管路に流量計および温度検知器が設置されてい
るとともにこれらの流量計および温度検知器からの信号
に基づいて循環液を所定温度に加熱するように前記ヒー
タの加熱能力をほぼ無段階に変化させる電子式制御器が
具えられていることを特徴とする。
作用 循環管路に設置されている流量計および温度検知器から
の信号に基づいて電子式制御器により循環管路内の循環
液が所定温度となるようにヒータの加熱能力をほぼ無段
階に変化させて循環管路内を流れる循環液を加熱し、所
定温度の循環液を目的機器に送る。
の信号に基づいて電子式制御器により循環管路内の循環
液が所定温度となるようにヒータの加熱能力をほぼ無段
階に変化させて循環管路内を流れる循環液を加熱し、所
定温度の循環液を目的機器に送る。
実施例 次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図は本発明の一実施例におけるブロック図をを示すもの
であり、タンク1に循環管路2が接続されており、この
循環管路2にはタンク1に収容されている循環液3を例
えば図に示す矢印A方向へ輸送する循環ポンプ4、およ
び循環管路2内の循環液3を加熱するための電気式のヒ
ータ5、更に循環管路2内の循環液3の流量を検出する
流量計6が循環液の輸送方向に沿って順に設置されてい
る。
であり、タンク1に循環管路2が接続されており、この
循環管路2にはタンク1に収容されている循環液3を例
えば図に示す矢印A方向へ輸送する循環ポンプ4、およ
び循環管路2内の循環液3を加熱するための電気式のヒ
ータ5、更に循環管路2内の循環液3の流量を検出する
流量計6が循環液の輸送方向に沿って順に設置されてい
る。
そして、循環管路2の流量計6とタンク1との間または
前記循環ポンプ4とヒータ5との間のいずれかに、金
型、加工機械などの目的機器8aまたは8bが設置されてい
る。
前記循環ポンプ4とヒータ5との間のいずれかに、金
型、加工機械などの目的機器8aまたは8bが設置されてい
る。
また、前記流量計6と前記ヒータ5との間に循環管路2
内の循環液3の温度を検知する温度検知器7a、タンク1
に収容されている循環液3の温度を検知する温度検知器
7b、目的機器8aまたは8bの雰囲気温度を検知する温度検
知器7c、7dがそれぞれ設置されている。
内の循環液3の温度を検知する温度検知器7a、タンク1
に収容されている循環液3の温度を検知する温度検知器
7b、目的機器8aまたは8bの雰囲気温度を検知する温度検
知器7c、7dがそれぞれ設置されている。
これらの温度検知器7a乃至7dは例えばサーミスタ、半導
体ダイオードセンサなどの感温素子により形成され、そ
れぞれ電子式制御器9に接続されている。この電子式制
御器9は前記ヒータ5に接続されており、主としてマイ
クロコンピュータによって構成され、各温度検知器7a乃
至7dならびに流量計6から連続的に送られる電気信号に
基づいて目的機器8aまたは8bに所定温度の循環液3を送
るために必要な加熱量を算出してヒータ5に所定の駆動
信号を送る働きをするものであり、前記温度検知器7a乃
至7dならびに流量計8から送られてくる電気信号に基づ
いて所定の加熱量を算定する温度制御回路、およびこの
算定に基づいてヒータ5に所定の電流を供給するための
例えばサイリスタなどのスイッチ素子、更に時間の経過
に伴って前記スイッチ素子へ駆動信号を順次送るための
シーケンス制御回路などを有している。
体ダイオードセンサなどの感温素子により形成され、そ
れぞれ電子式制御器9に接続されている。この電子式制
御器9は前記ヒータ5に接続されており、主としてマイ
クロコンピュータによって構成され、各温度検知器7a乃
至7dならびに流量計6から連続的に送られる電気信号に
基づいて目的機器8aまたは8bに所定温度の循環液3を送
るために必要な加熱量を算出してヒータ5に所定の駆動
信号を送る働きをするものであり、前記温度検知器7a乃
至7dならびに流量計8から送られてくる電気信号に基づ
いて所定の加熱量を算定する温度制御回路、およびこの
算定に基づいてヒータ5に所定の電流を供給するための
例えばサイリスタなどのスイッチ素子、更に時間の経過
に伴って前記スイッチ素子へ駆動信号を順次送るための
シーケンス制御回路などを有している。
尚、10は循環管路2に設置された冷却器であり、作業終
了時に循環液を迅速に冷却して目的機器の冷却、循環液
が油の場合の酸化などを防止を図るものであって、殊に
高温の循環液を必要とする場合に設置されるものであ
り、必ずしも設置することを要しない。
了時に循環液を迅速に冷却して目的機器の冷却、循環液
が油の場合の酸化などを防止を図るものであって、殊に
高温の循環液を必要とする場合に設置されるものであ
り、必ずしも設置することを要しない。
以上のように構成される液体循環装置の循環ポンプ4を
作動させて循環管路3にタンク1の循環液3を所定の速
度で循環させるとき、温度検知器によって検知された循
環液の温度が前記所定温度よりも低い場合には電子式制
御器9からの指令によってヒータ5が稼働し循環液3の
温度を所定温度まで迅速に上昇させる。また、他の温度
検出器7b乃至7dにより各個所における温度が検出される
とともに流量計6により流量が検出され、これらが電子
式制御器9に入力されるため、これらに基づい算定され
た制御信号によりヒータ10は最適の加温能力で所定の時
間だけ作用し、循環液3を迅速且つ無駄なく所定温度に
上昇させることができ、所定の温度の循環液3を目的機
器8aまたは8bに供給することができる。
作動させて循環管路3にタンク1の循環液3を所定の速
度で循環させるとき、温度検知器によって検知された循
環液の温度が前記所定温度よりも低い場合には電子式制
御器9からの指令によってヒータ5が稼働し循環液3の
温度を所定温度まで迅速に上昇させる。また、他の温度
検出器7b乃至7dにより各個所における温度が検出される
とともに流量計6により流量が検出され、これらが電子
式制御器9に入力されるため、これらに基づい算定され
た制御信号によりヒータ10は最適の加温能力で所定の時
間だけ作用し、循環液3を迅速且つ無駄なく所定温度に
上昇させることができ、所定の温度の循環液3を目的機
器8aまたは8bに供給することができる。
また、本実施例ではヒータ5を常時作動させた状態で加
熱用の電流をほぼ無段階に制御することにより連続的に
循環液の温度を調節することができ、循環液3を容易、
且つきわめて高い精度で確実に所定温度に保つことが可
能である。
熱用の電流をほぼ無段階に制御することにより連続的に
循環液の温度を調節することができ、循環液3を容易、
且つきわめて高い精度で確実に所定温度に保つことが可
能である。
尚、本実施例ではヒータ5を高精度で制御するために四
個所に温度検知器7a乃至7dを配置したが、必ずしもその
すべてを具えることを必要とせず、例えば温度検知器7a
のみ、或いは7aと7b、更には7aと7bと7cのように使用す
る目的機器の種類、必要な循環液の温度、目的機器を使
用する場所などに応じて種々選択して配置すればよく、
いずれの場合であっても充分な精度をもって循環液の温
度を調節することが可能である。
個所に温度検知器7a乃至7dを配置したが、必ずしもその
すべてを具えることを必要とせず、例えば温度検知器7a
のみ、或いは7aと7b、更には7aと7bと7cのように使用す
る目的機器の種類、必要な循環液の温度、目的機器を使
用する場所などに応じて種々選択して配置すればよく、
いずれの場合であっても充分な精度をもって循環液の温
度を調節することが可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、循環管路に配置した温度検知器
ならびに流量計からの信号に基づいて電子式制御器によ
りヒータの加熱能力をほぼ無段階に変化させて最適の加
熱を行なう構成であり、微細な設定温度の調整が可能で
常に正確な温度の油を循環させることができるととも
に、ヒータを小電力で連続的に制御することができるた
め消費電力が少なくて済み経済的であるなど多くの利点
を有している。
ならびに流量計からの信号に基づいて電子式制御器によ
りヒータの加熱能力をほぼ無段階に変化させて最適の加
熱を行なう構成であり、微細な設定温度の調整が可能で
常に正確な温度の油を循環させることができるととも
に、ヒータを小電力で連続的に制御することができるた
め消費電力が少なくて済み経済的であるなど多くの利点
を有している。
図は本発明の一実施例のブロック図を示すものである。 1……タンク、2……循環管路、3……循環液、4……
循環ポンプ、5……ヒータ、、6……流量計、7a,7b,7
c,7d……温度検知器、8a,8b……目的機器、9……電子
式制御器。
循環ポンプ、5……ヒータ、、6……流量計、7a,7b,7
c,7d……温度検知器、8a,8b……目的機器、9……電子
式制御器。
Claims (1)
- 【請求項1】タンクと目的機器との間に接続されている
循環パイプに循環ポンプおよび循環液加熱用のヒータが
設置されている液体循環装置において、前記循環管路に
流量計および温度検知器が設置されているとともにこれ
らの流量計および温度検知器からの信号に基づいて循環
液を所定温度に加熱するように前記ヒータの加熱能力を
ほぼ無段階に変化させる電子式制御器が具えられている
ことを特徴とする液体循環装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62117696A JPH07110469B2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 液体循環装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62117696A JPH07110469B2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 液体循環装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63283842A JPS63283842A (ja) | 1988-11-21 |
JPH07110469B2 true JPH07110469B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=14718036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62117696A Expired - Lifetime JPH07110469B2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 液体循環装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07110469B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3188363B2 (ja) | 1994-01-21 | 2001-07-16 | エフエスアイ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 循環クーラントを用いた温度コントローラ及びそのための温度制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61178147A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-09 | Okuma Mach Works Ltd | 温度制御装置 |
-
1987
- 1987-05-14 JP JP62117696A patent/JPH07110469B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63283842A (ja) | 1988-11-21 |
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