JPH0711041Y2 - ごみ箱 - Google Patents

ごみ箱

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JPH0711041Y2
JPH0711041Y2 JP8324892U JP8324892U JPH0711041Y2 JP H0711041 Y2 JPH0711041 Y2 JP H0711041Y2 JP 8324892 U JP8324892 U JP 8324892U JP 8324892 U JP8324892 U JP 8324892U JP H0711041 Y2 JPH0711041 Y2 JP H0711041Y2
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trash
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sandwiching
rope
opening
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徳逢 張
金雀 周
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徳逢 張
金雀 周
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はごみ箱に関し、特に、箱
内に張着されてごみを収容するごみ袋の開口部を閉じ合
わせることが出来るごみ箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ごみ箱自体の内面が汚れないよう
にすると共に、ごみを捨てるのに便利であるようにと、
ごみ箱の中にプラスチック製ごみ袋を張りめぐらせるよ
うに取付け、該ごみ袋の中にごみを収容している。
【0003】近年、上記ごみ箱を更に便利とするため、
例えば、蓋と該蓋に連動する踏付板とを設け、脚で踏付
板を踏むことにより蓋を開閉させてごみを収容するごみ
箱が提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記ご
み箱にはそれぞれ優点があるが、共通してごみを入れた
ごみ袋の開口を閉じるのに不便であり、下記に列挙する
問題点が生じている。
【0005】(1)容易に手が汚れる。 即ち、従来のごみ箱において、ごみ袋の開口を閉じ合わ
せる時、手でごみ袋の開口の両端縁を結び付け、ごみ袋
の内部に収容したごみがこぼれないようにしている。し
かしながら、ごみ箱内周壁に張付けたプラスチック製の
ごみ袋にごみを入れる時、特に台所などではごみ袋の開
口部分に汚れが付着し易い。よって、ごみ袋を結び合わ
せる時に手が汚れてしまう。
【0006】(2)ごみ袋開口部を完全に密閉することが
できず、腐り易いごみが入っている時に悪臭が発散す
る。 即ち、ごみ袋を手によって結び合わせるだけでは、ごみ
袋を密閉させるまでには至らず、特に、内部に捨てたご
みがあまりに嵩張ると、ごみ袋の開口を結び合わせても
なお隙間ができる。且つ、ごみの中には色々な臭いもの
が混入している場合が多く、この場合、結び合わせの隙
間から悪臭が発散して生活環境に好ましくない。
【0007】(3)悪臭を生じる場合、開口部を閉じ合わ
せるときに不愉快を感じる。 即ち、ごみの中には腐敗物が混入しており、よって、ご
み袋の開口を封じ合わせる過程でその匂いの影響を避け
るために、一般に人は暫く息を止めて封じ合わせるが、
短い時間であるにしろ不愉快な感じに捕われるのを免れ
ない。
【0008】本考案は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、ごみ箱内に張り巡らしてごみを収容するごみ袋の開
口部を閉じ合わせることができるごみ箱を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本考案では、下部に踏付板等を設置する作動部設置
空間、上部にごみ袋取付空間とを設け、該ごみ袋取付空
間の上端開口縁にごみ袋の開口周縁を張りめぐらすよう
に被着させる有底で上端開口の筒状本体と、上記作動部
設置空間に配置し、一端を本体の外部に伸出させると共
に他端を内壁に上下回動可に軸着する踏付板と、上記本
体の外周壁面に取付けられ、上記踏付板の作動に応じて
連動する連動手段と、上記本体の頂端開口縁に夫々被着
して、一端を上記連動手段と連動させると共に他端を本
体に枢着する半環状の一対の挟着片を備え、上記連動手
段の作動により一対の挟着片を相対的に水平位置から直
立位置へと回動して直立状態で互いに略接触させる挟着
手段と、上記挟着手段と連動されて挟着手段が上記直立
状態の時にごみ袋の開口を直接的に密閉する封着手段と
を備えていることを特徴とするごみ箱を提供するもので
ある。
【0010】より詳しくは、その収容空間の底部側に設
けられた踏付板等の機関設置空間上方にごみ袋取付空間
を形成して、該ごみ取付空間頂端開口縁にごみ縁開口周
縁を張りめぐらすように被着させる筒状本体と、該本体
の外部に一端を突出するよう上記機関設置空間内に他端
部を枢着され、該枢着端部を中心として上下回動する踏
付板と、上記本体外周壁面に取付けられて、上記踏付板
を下向き押動させることにより下向きに作動する連動手
段と、円環フレームを2分してなる両半円環部を互いに
対向して回動自在に枢接し、そのそれぞれ一方枢接部を
上記連動手段に係合させるとともに、それぞれ他端を対
向側の上記本体開口縁に枢着して、該本体開口部周縁に
被着するよう設けられ、かつ上記連動手段の作動により
該両半円環部が相対的に回動してほぼ直立状態で対向し
て挟持接触をする挟着手段と、上記挟着手段の両半円環
部に挟持されるよう同じく両半円環部に形成されて該挟
着手段上面に嵌着し、直接ごみ袋の開口を接着封合する
封着手段とを備え、該挟着手段及び封着手段のそれぞれ
両半円環部両端の取付位置を、上記踏付板軸心線とほぼ
直交する該本体直径線上の開口縁両側に位置付かせるよ
うに構成される。
【0011】上記連動手段は、ラック,該ラック底端よ
り延伸して上記踏付板に連動される押圧ロッド及び両端
をそれぞれ上記本体と該ラックに連結するばねとで形成
して、該ラックが外力により下降移動すれば、該ばね上
端が該ラックに随って下降移動して弾性回復力を貯え、
該外力が解除すれば、該ばねが弾性回復力により該ラッ
クを押上げて原位置に復帰させるようにしている。
【0012】また、上記連動手段を、上記踏付板の軸心
線とほぼ直交する上記本体直径線上の外周壁面側にそれ
ぞれ設けて、上記挟着手段の両半円環部における対向回
動にバランス作用を保たせるようにしている。
【0013】また、上記挟着手段を、上記連動手段のラ
ックに連動されるギア,及び該ギアと一体回動して対向
接着する半円環状の両挟着片で形成して、該両挟着片の
対向接着する面上にそれぞれ凹み溝を設け、かつ該凹み
溝に上記封着手段を嵌着して、該封着手段の両半円環部
の対向接着動作によりごみ袋開口を封じ合わせるように
し、または、上記封着手段の両半円環部をそれぞれ両接
合体で形成して、一方接合体の接着面に適当数の凸起点
を設けると共に、他方接合体に該凸起点と対応する適当
数の嵌着孔を設け、かつ該両接合部をそれぞれ上記両挟
着片に嵌着させて、該両挟着片の挟着作動により該凸起
点と嵌着孔が嵌合するようにしている。さらに、上記両
接合体の上記挟着片との接着面に、上記凹み溝に嵌着す
る凸起部を設けている。
【0014】または、上記本体内周壁の上端開口周回り
に適当数の係着部を凸設して、ロープなどの結付手段を
掛着し、並びに上記両挟着片の何れら一方に鈎環を設け
て該ロープを挿通させ、かつ上記両挟着片の挟着作動及
び手で該ロープをたぐることにより、上記ごみ袋開口を
結び閉じ合わせることができるようにしている。さら
に、上記本体外周壁の適当な箇所に逆鈎部を取付けて、
上記ロープ端部を挿通し且つ巻付けて暫時定着させるよ
うにしている。
【0015】または、上記挟着片の外周壁をやや高め
に、かつ内周壁をやや低めにそれぞれ形成して、該挟着
片外周壁に通孔を穿ち、並びに上記ロープを該挟着片の
凹み溝内に置いて、該ロープ端部を該通孔に挿通させ、
または、上記ロープの少なくとも一端にリング環の結び
目を形成して、該ロープ他端を該リング環に挿通して全
体ロープに囲まれる締付け可能な環状部を設け、かつ手
で引っ張れば該環状部が締付けられてごみ袋開口を封じ
合わせるようにすれば一層好ましい。
【0016】
【作用】上記構成からなる本考案は、その封着手段の円
環フレームを2分した一対の半円環状の接合体が、それ
ぞれ挟着手段における同一形状とした半円環状の挟着片
に嵌着され、上記挟着手段を介して本体開口頂端縁に沿
って被着されており、該挟着手段の挟着片が踏付板を踏
み付けることにより連動手段を介して連動されて、互い
に水平状態より回動して直立状態で封着手段の接合体を
介して対向接着する。よって、その開口部周縁を本体開
口縁周回りに被着したごみ袋内にごみが充満すれば、脚
で踏付板を踏み付けると、該封着手段の接合体がごみ袋
開口周縁を載せたまま、該挟着手段の挟着作動にともな
い互いに対向回動して、該ごみ袋の開口周縁を密閉する
ことが出来る。
【0017】また、上記連動手段を、本体に体して上下
方向に配置するラック,該ラック底端より延伸して上記
踏付板に連動される押圧ロッド,及び両端をそれぞれ上
記本体と該ラックに連結するばねとで形成し、さらに、
上記連動手段を、上記踏付板軸心線とほぼ直交する上記
本体直径線上の外周壁両側にそれぞれ設けて、上記挟着
手段の挟着片における対向回動にバランス作用を保たせ
ることが出来る。
【0018】また、上記挟着手段として、上記連動手段
のラックに連動されるギアを設け、該ギアに上記挟着片
を固定し、該ギアと挟着片を一体回動させ、かつ、一対
の挟着片の上面にそれぞれ凹み溝を設け、かつ該凹み溝
に上記封着手段を配置し、該封着手段の接合体の対向接
着動作によりごみ袋開口を密閉させ、かつ、これら封着
手段の一方の接合体の接着面に適当数の凸部を設けると
共に、他方の接合体に該凸部と対応する適当数の凹部を
設け、該両接合体をそれぞれ上記両挟着片に嵌着させ
て、該両挟着片の挟着作動により該凸起点と嵌着孔が嵌
合するようにし、また、上記一対の接合体のそれぞれ上
記挟着片と接着面に、上記凹み溝に嵌着する凸起部を設
けた構成としているため、接合体の凸部と凹部との係合
部分の間にごみ袋が介在することで、ごみ袋の開口を完
全に密閉することが出来る。
【0019】または、上記本体内周壁の上端開口周回り
に適当数の係着部を凸設して、該係着部にロープからな
る封着手段を配置し、さらに、上記一対の挟着片の何れ
か一方に鈎環を設けて該ロープを挿通させ、かつ上記一
対の挟着片の挟着作動及び手で該ロープをたぐることに
より、上記ごみ袋開口を密閉することが出来る。
【0020】または、上記挟着片の外周壁をやや高め
に、かつ内周壁をやや低めにそれぞれ形成して、該挟着
片外周壁に通孔を穿設し、かつ、上記ロープを該挟着片
の凹み溝内に配置し、該ロープ端部を該通孔に挿通さ
せ、または、上記ロープの少なくとも一端にリング環の
結び目を形成して、該ロープ他端を該リング環に挿通し
て全体ロープに囲まれる締付け可能な環状部を設け、か
つ手で引っ張れば該環状部が締付けられてごみ袋開口を
密閉するので、上記ごみ袋の開口周縁に対する封着がよ
り確実になる。また、その封着動作がよりスムースに行
なわれる。
【0021】本考案のその他の目的、特徴、および、利
点は、以下の実施例の詳細な説明から一層あきらかとな
る。
【0022】
【実施例】以下本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。図1から図6は本考案の第1実施例のごみ箱
を示し、本考案のごみ箱は、本体1、踏付板2、連動手
段3、挟着手段4及び封着手段5により構成されてい
る。
【0023】上記本体1は、図1および図2に示すよう
に、有底の円筒形状であり、内部の下方に仕切壁18を
設けて、仕切壁18の下方を踏付板2等の設置空間11
とすると共に、該設置空間11の上方の内部空間にごみ
袋取付空間12を設けている。上記ごみ袋取付空間12
の内周壁にごみ袋6を張り巡して装着するようにしてい
る。
【0024】上記踏付板2は、上記本体1の設置空間1
1に直径方向に貫通して取り付け、その一端を上記本体
1の内周壁に枢軸13を介して回転可に支持する一方、
他端を本体1の外周より外方に伸出させ、枢軸13を支
点として上下に揺動できるようにしている。
【0025】上記連動手段3は、図1に示すように、上
記本体1の中心軸を支点として対応する位置の外周壁面
に夫々設けている。該連動手段3は、踏付板2と連動す
る押圧ロッド32を備えている。該押圧ロッドは図1に
示すように、上記設置空間11内において、上記踏付板
2と略直交する直径方向となるように踏付板2の下面に
配置すると共に、両端部を上記本体1の外周壁より外方
に突出させている。上記押圧ロッド32の外方に突出さ
せた両端に、図2に示すラック31の下端を固定してい
る。これら一対のラック31の上端は本体1の上端より
突出しており、上下方向の略中央位置にばね33の一端
を取り付け、該ばね33の他端を本体1に取り付けてい
る。
【0026】上記連動手段3は、図3に示すように、踏
付板2を下向きに踏み付けることにより、押圧ロッド3
2を介して一対のラック31がばね33に抗して下降す
る。上記踏付板2の踏み付けをやめると、上記ばね33
によりラック31を上方に移動させながら図2に示す原
位置に復帰する。
【0027】上記挟着手段4は、図1に示すように、上
記連動手段3のラック31と係合し、該ラック31の動
力を伝動する一対のギア41(41A,41B)を上記本
体1の上端外方に回転自在に軸着している。また、挟着
手段4は、円環フレームを2分割して形成した一対の半
円環状の一対の挟着片42(42A,42B)を備え、挟
着片42Aの一端をギア41Aにピン44Aを介して固
定すると共に、他端をピンを介して本体1に回転自在に
軸着している。同様に、他方の挟着片42Bの一端をギ
ア41Bにピン44Bを介して固定すると共に、他端を
ピンを介して本体1に回転自在に軸着している。該取付
状態において本体1の上端周縁に挟着片42Aと42B
を被着させている。上記一対の挟着片42の上面に、夫
々凹み溝421を設け、該凹み溝421に上記封着手段
5を取り付けるようにしている。
【0028】上記挟着手段4は、上記連動手段3の作動
により連動され、上記一対の挟着片42が本体1の上端
縁の両側に被着した水平状態より上方に90度回転して
互いに当接する直立位置へ、あるいは、該直立位置から
原状の水平位置へと逆方向に回転させている。図3に示
すように、上記略直立状態で一対の挟着片42が互いに
接触して封着手段を挟持するようにしている。
【0029】上記封着手段5は、上記ごみ袋6の開口6
1を密閉するもので、図1に示すように、上記一対の挟
着片42と同じく一対の半円環形状の雌雄接合体51,
52からなり、上記各挟着片42の上面の凹み溝421
に上記雌雄接合体51,52を取り付けている。雄接合
体51には、図5に示すように、上面に適当数の凸部5
11を設ける一方、雌接合体52の上面に上記雄接合体
51の凸部511に対応する適当数の凹部521を設
け、雌雄接合体51と52とが当接する時、凸部511
と凹部521が嵌合するように配置している。また、上
記両接合体51,52は、図6に示すように、上記挟着
手段4の挟着片42との接触面にそれぞれ凸起部55,
56を形成し、挟着片42の凹み溝421内に嵌着固定
している。
【0030】上記封着手段5は、上記挟着手段4が挟持
動作を行うと両挟着片42が互いに接着して、上記雄,
雌接合体51,52をごみ袋6を介して嵌合させること
により、本体1の上端縁に被着したごみ袋6の開口61
を密閉する。
【0031】上記の如く、直径方向に対向して設置した
一対の連動手段3により上記挟着手段4の一対の挟着片
42を夫々連動するようにし、さらに、上記挟着手段4
及び封着手段5のそれぞれ両半円環部の両端の枢軸位置
を、上記踏付板2の軸心線とほぼ直交する直径線上の位
置で本体1に取り付け、よって、バランスを保たせるよ
うにしている。尚、図示していないが、蓋を設けて、本
体1の上端開口部を閉鎖し、ごみ袋6の先端開口を密閉
する時には、上記蓋を取り外すようにしている。
【0032】以下、上記第1実施例の作動工程を説明す
る。上記ごみ箱を使用する時には、まず封着手段5の
雄,雌接合体51,52を、それぞれ挟着手段4の挟着片
42A,42Bの凹み溝421に嵌着する。
【0033】その後、ごみ袋6の開口周縁が本体1の頂
端縁に被着するよう、且つ、該ごみ袋6の側面が本体1
の内周壁を張りめぐらすように取付け、図2に示すごみ
を収容可能な状態とする。
【0034】ごみがごみ箱に充満すると、図3に示すよ
うに、脚で踏付板2を踏んで連動手段3のラック31を
下向きに連動させる。該ラック31の連動により係合し
ている挟着手段4のギア41A,41Bが回動し、連通
する一対の挟着片42A,42Bが水平位置から直立位
置へと90度回転する。挟着片42Aと41Bが、相対
的に回転することにより直立位置で互いに近接する挟着
作動を行う。よって、該挟着手段4の上面に配置した封
着手段5の雌雄接合体51,52がごみ袋6を介して嵌
合し、上記ごみ袋6の開口61を緊密に封じ合わせる。
【0035】尚、上記第1実施例では封着手段5の雄,
雌接合体51,52をごみ箱の挟着片42に取り付けて
いるが、直接ごみ袋6の開口周縁に一体成形し、使用時
に、該ごみ袋6の上端周縁に形成された雄,雌接合体5
1,52が互いに対向するよう直接該挟着手段4の挟着
片42の上面に配置し、該ごみ袋6の開口61を封じる
際に、上記作動により雄,雌接合体51,52を嵌合させ
て、該ごみ袋6の開口61を密封するようにしても良
い。
【0036】図7および図8は、本考案の第2実施例を
示し、該第2実施例のごみ箱は、第1実施例に示す一対
の雌雄接合体51,52からなる封着手段5の代わり
に、ロープ7でなる封着手段を用いている。
【0037】上記ごみ箱は、図7に示すように、本体1
の内周壁上端縁の開口に沿って上端を開口した適当数の
係着部15を設けると共に、外周壁には下端を開口した
逆鈎部16を設けている。また、挟着手段4の一対の挟
着片42の一方には、上記逆鈎部16に対応させて鈎環
422を形成している。尚、第1実施例に示す凹み溝4
21は設けていない。また、本体1、踏付板2、連動手
段3、挟着手段4において、上記以外の構成は、第1実
施例と同様であるため詳細な説明は省略する。
【0038】上記封着手段は、ロープ7を上記係着部1
5に係着し、その一端にリング環71を形成している。
ロープ7の他端を上記リング環71の穴711を通し
て、ごみ袋6を外嵌して、締合わせ可能な環状部72を
形成している。ロープ7の他端は穴711を通した後、
上記鈎環422を通し、挟着片42Aと本体1の上端面
との間を通して外方へ突出させて、逆鈎部16に結び着
けている。
【0039】以下、上記第2実施例の作動工程を説明す
る。まず、上記のようにロープ7をごみ箱に取り付け
る。次いで、ごみ袋6の開口周縁が本体1の開口頂端縁
の周回りに被着するようにごみ袋6を本体1の内部に取
付けて、図7に示す状態としてごみを収容可能にする。
その際、ごみ袋6の上部外周はロープ7で囲まれた状態
となる。
【0040】ごみがごみ箱内を充満すると、第1実施例
と同様に脚で踏付板2を下方に押圧して挟着手段4及び
連動手段3を作動させ、挟着手段4の両挟着片42を直
立状態に回動させて接着挟持させてごみ袋6の開口周縁
を封じ合せる。この時、本体1の係着部15に係着した
ロープ7の環状部72は、係着部15が上方を開口とし
ていることにより、係着部15から外れる。挟着片42
の回動で鈎環422と本体1の逆鈎部16との間が離れ
るため、環状部72の円が小さくなり、ごみ袋6の開口
部を締めることとなる。その後、図8に示すように、手
により上記逆鈎部16に係着したロープ7の端部を引っ
張り、ごみ袋6の開口を締付け、且つ、該ロープ7を結
び合わせれば該ごみ袋6の開口を完全に密閉することに
なる。
【0041】図9および図10は、本考案の第3実施例
を示し、該第3実施例のごみ箱は、第2実施例と同様に
ロープ7を用いて封着手段を構成している。
【0042】上記ごみ箱は、図9に示すように、本体1
の外周壁の上端近傍に、下端を開口とした逆鈎部16を
設けている。また、挟着手段4の両挟着片42には、外
周端部に周壁424を垂直上方に向けて突設している。
よって、両挟着片42の外周壁を比較的高めに形成する
一方、内周壁を比較的低めに形成している。また、いず
れか一方の挟着片42に通孔423を穿設し、ロープ7
はプラスチック材で形成している。尚、上記以外の構成
は第1実施例と同様であるため、詳細な説明を省略す
る。
【0043】以下、上記構成の第3実施例の作動工程を
説明する。まず、ロープ7により締合わせ可能な環状部
72を形成して、該環状部72を両挟着片42の凹み溝
421内に取付け、かつ該ロープ7の一端のリング環7
1に挿通したロープ7の他端を該挟着片42の上記通孔
423に通して、本体1外周壁に設けた逆鈎部16に係
着させる。次いで、ごみ袋6の開口周縁が本体1の開口
頂端縁の周回りに被着するように、ごみ袋6を本体1の
内部に取付けて、図9に示す状態としてごみを収容可能
にする。
【0044】上記ごみ袋6にごみが充満すると、第1実
施例と同様に脚で踏付板2を下方に押圧して連動手段3
及び挟着手段4を作動して、該挟着手段4の挟着片を回
動接着させる。ここで、上記ロープ7は、挟着片42が
内周壁を低めに、また、外周壁を高めに形成しているの
で、該ロープ7は両挟着片42が直立状態で対向接着し
た際に凹み溝421から離脱する。
【0045】次いで、手で上記逆鈎部16に係着したロ
ープ7の一端を引っ張ると、該ロープ7がごみ袋6の開
口61を締付けて閉じ合わせ、さらに、該ロープ7他端
を固く結び付ければごみ袋6を放棄することができる。
【0046】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
のごみ箱では、下記に列挙する効果がある。 (1)容易に使用することができ、かつ手を汚さない。 即ち、ごみ袋の開口を封じ合わせる動作は、脚で踏付板
を踏み付けることにより、連動手段及び挟着手段を作動
させて、該挟着手段上面に嵌着した封着手段の雄,雌接
合体の対向接着から、ごみ袋の開口周縁を封じ合わせる
ので、この過程における操作がより容易、便利になっ
て、手で煩わせずに汚れないですむ。
【0047】(2)密接に封じ合わせてごみの悪臭を四散
させずに、住宅環境を高品質に保たせることができる。 即ち、封着手段によりごみ袋開口周縁を密接に封じるの
で、ごみの匂いを四散させずに住宅環境の品質を向上さ
せることができる。
【0048】(3)悪臭を飛散させないので、ごみ袋開口
を結び合わせるに不愉快を感じない。 即ち、上記の如く、ごみ袋開口を結び付ける際に、顔を
ごみ袋に接近する必要がなく、従って、ごみ袋内の悪臭
をかぐことなくごみ袋開口を結ぶのが不愉快にならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案における第1実施例の平面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 上記第1実施例の作動時の状態を示す正面図
である。
【図4】 図1の側面図である。
【図5】 図3の要部拡大断面図である。
【図6】 図5の垂直断面図である。
【図7】 本考案における第2実施例の斜視図である。
【図8】 第2実施例の作動時の状態を示す図7の側面
図である。
【図9】 本考案における第3実施例の一部正面図であ
る。
【図10】 第3実施例の作動時の状態を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 踏付板 3 連動手段 4 挟着手段 5 封着手段 6 ごみ袋 7 ロープ 11 設置空間 12 ごみ袋取付空間 13 枢軸 15 係着部 16 逆鈎部 31 ラック 32 押圧ロッド 33 ばね 41 ギア 42 挟着片 51,52 接合体 55,56 凸起部 61 開口 71 リング環 72 環状部 421 凹み溝 422 鈎環 423 通孔 511 凸部 521 凹部

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に踏付板等を設置する作動部設置空
    間(11)、上部にごみ袋取付空間(12)とを設け、該ご
    み袋取付空間(12)の上端開口縁にごみ袋(6)の開口周
    縁を張りめぐらすように被着させる有底で上端開口の筒
    状本体(1)と、 上記作動部設置空間(11)に配置し、一端を本体(1)の
    外部に伸出させると共に他端を内壁に上下回動可に軸着
    する踏付板(2)と、 上記本体(1)の外周壁面に取付けられ、上記踏付板(2)
    の作動に応じて連動する連動手段(3)と、 上記本体(1)の頂端開口縁に夫々被着して、一端を上記
    連動手段(3)と連動させると共に他端を本体(1)に枢着
    する半環状の一対の挟着片(42)を備え、上記連動手段
    (3)の作動により一対の挟着片(42)を相対的に水平位
    置から直立位置へと回動して直立状態で互いに略接触さ
    せる挟着手段(4)と、 上記挟着手段(4)と連動されて挟着手段(4)が上記直立
    状態の時にごみ袋(6)の開口(61)を直接的に密閉する
    封着手段(5)とを備えていることを特徴とするごみ箱。
  2. 【請求項2】 上記本体(1)を円筒形状とすると共に、
    上記一対の挟着片(42)を半円環状とし、これら一対の
    挟着片(42)の上面に夫々半円環状とした上記封着手段
    (5)の接合体(51,52)を嵌着し、これら接合体(5
    1,52)を上記挟着片(42)を直立状態とした時に互い
    に圧接させて、接合体(51,52)の間に介在させたご
    み袋(6)の開口を密閉する構成としている請求項1記載
    のごみ箱。
  3. 【請求項3】 上記挟着手段(4)の一対の挟着片(42)
    及び封着手段(5)の接合体(51,52)の夫々の両端の
    取付位置を、上記踏付板(2)の軸芯線と略直交する上記
    本体(1)の直径線上の開口縁両端に位置させている請求
    項2記載のごみ箱。
  4. 【請求項4】 上記連動手段(3)を、本体(1)の外周壁
    面の直径方向に対向する位置で上下方向に配置する一対
    のラック(31)と、該ラック(31)の下端より延伸して
    上記踏付板(2)と連動する押圧ロッド(32)、及び一端
    を上記ラック(31)に取り付けると共に他端を上記本体
    (1)に取り付けるばね(33)により形成し、 上記踏付板(2)を下向きに押動させるとラック(31)が
    ばね(33)を抗して下降し、踏付板(2)の押動を解除す
    るとばね(33)の弾性回復力によりラック(31)を押し
    上げて原位置に復帰させる構成としている請求項1記載
    のごみ箱。
  5. 【請求項5】 上記挟着手段(4)に、上記連動手段(3)
    のラック(31)に夫々係合するギア(41)を設け、各ギ
    ア41に各挟着片(42)の一端を一体的に回転するよう
    に固定している請求項4記載のごみ箱。
  6. 【請求項6】 上記一対の挟着片(42)が直立状態で対
    向接着する上面に凹み溝(421)を設ける一方、上記一
    対の接合部(51,52)の下面に、上記挟着片(42)の
    凹み溝(421)に嵌着する凸起部(55,56)を設けて
    いることを特徴とする請求項2記載のごみ箱。
  7. 【請求項7】 上記一方の接合体(51)の接着面に複数
    の凸部(511)を設けると共に他方の接合体(52)に上
    記凸部(511)と対応する凹部(521)を設け、上記凸
    部(511)と凹部(521)と間にごみ袋を介在させて互
    いに嵌合して、ごみ袋開口を密閉する構成としているこ
    とを特徴とする請求項2記載のごみ箱。
  8. 【請求項8】 上記本体(1)の内周壁の上端開口に沿っ
    て適当数の係着部(15)を凸設し、該係着部(15)にロ
    ープ(7)よりなる封着手段を掛着し、かつ、上記一対の
    挟着片(42)の何れか一方に鈎環(422)を設け、該鈎
    環(422)にロープ(7)を挿通させ、 上記一対の挟着片(42)の挟着作動及び手でロープ(7)
    をたぐってごみ袋(6)の開口(61)を密閉する構成とし
    ている請求項1記載のごみ箱。
  9. 【請求項9】 上記本体(1)の外周壁に逆鈎部(16)を
    設け、上記ロープ(7)の端部を挿通し且つ巻付けて暫時
    定着させる構成としている請求項8記載のごみ箱。
  10. 【請求項10】 上記一対の挟着片(42)は、外周壁を
    やや高めに、かつ内周壁をやや低めにそれぞれ形成し、
    かつ、内周壁の上面に凹み溝(421)を設けると共に外
    周壁に通孔(423)を穿設し、 ロープ(7)を挟着片(42)の凹み溝(421)に配置し、
    該ロープ(7)の端部を通孔(423)に挿通していること
    を特徴とする請求項1記載のごみ箱。
  11. 【請求項11】 上記ロープ(7)の少なくとも一端にリ
    ング環(71)を形成し、該ロープ(7)の他端を該リング
    環(71)に挿通し、ごみ袋(6)の開口端縁の全体をロー
    プ(7)に囲む締付け可能な環状部(72)を設け、かつ手
    で引っ張れば環状部(72)が締付けられてごみ袋(6)の
    開口(61)を封じ合わせる構成としていることを特徴と
    する請求項8または10記載のごみ箱。
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