JPH07110406B2 - 耐磨耗性金属材およびその製造方法 - Google Patents

耐磨耗性金属材およびその製造方法

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JPH07110406B2
JPH07110406B2 JP4260863A JP26086392A JPH07110406B2 JP H07110406 B2 JPH07110406 B2 JP H07110406B2 JP 4260863 A JP4260863 A JP 4260863A JP 26086392 A JP26086392 A JP 26086392A JP H07110406 B2 JPH07110406 B2 JP H07110406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば溶鉱炉や採石場
の原石輸送部の床面等、特に耐磨耗性が要求される部位
に適用される耐磨耗性金属材とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄、鉱山、セメント、ガラス、化学プ
ラント等に使用される材料輸送機や粉砕機等の床面や壁
面に使用される材料は、一般に著しい磨耗を生じ易く、
長期の使用に堪え難いという問題がある。一方、タング
ステンカーバイト等にコバルト等を添加した超硬合金が
基板用ドリル等の用途に使用されているが、この種の材
料で上述した床面や壁面を形成するには、コスト的に無
理がある。そこで、超硬合金製の基板ドリルやルータ等
のスクラップ材を適度な大きさに粉砕して、鋳型に敷き
詰め、しかる後鋳造することにより、超硬合金の表面層
を形成した耐磨耗性金属材も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た耐磨耗性金属材は、超硬合金の表面層の深さをあまり
深くすると、鋳鋼材の湯回りが悪化して表面層が脆弱に
なってしまう。このため、表面層の深さは4〜5mm程度
が限度であり、長期間の使用に十分に耐え得ないという
問題点がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、長期間の使用に十分に耐えることができ、しかも
低コストで製造することができる耐磨耗性金属材とその
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐磨耗性金
属材は、金属母材と、この母材の少なくとも主面部に所
定間隔をもって配列されて埋め込まれた複数の超硬部材
、この超硬部材を前記金属母材の鋳造時の移動防止の
ために保持すると共に前記超硬部材と共に前記金属母材
に埋め込まれる支持部材とを具備してなることを特徴と
する。より具体的に言えば、本発明に係る耐磨耗性金属
材は、第1に、鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
材と、この母材に埋め込まれ、母材の主面に直交する方
向で且つ端面が前記主面に臨むように前記主面方向に所
定の間隔をもって配設された超硬部材からなる複数のピ
ンと、これら複数のピンを前記金属母材の鋳造時の移動
防止のために保持すると共に前記複数のピンと共に前記
金属母材に埋め込まれる支持部材とを具備してなること
を特徴とする。
【0006】本発明に係る耐磨耗性金属材は、第2に、
鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母材と、この母材
の主面に平行な方向で且つ側面が前記主面に臨むように
埋め込まれ前記主面方向に所定の間隔をもって配設され
ると共に前記主面と直交する方向に多層に設けられた超
硬部材からなる複数のピンとを具備してなることを特徴
とする。
【0007】本発明に係る耐磨耗性金属材は、第3に、
鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母材と、この母材
に埋め込まれ、母材の主面に直交する方向に複数個ずつ
積み重ねられた状態でかつ前記主面方向に所定間隔をも
って配設された複数の超硬部材からなるチップとを具備
してなることを特徴とする。
【0008】本発明による耐磨耗性金属材の製造方法
は、第1に、超硬部材からなる複数のピンを少なくとも
一枚の金網、好ましくは所定間隔をもって重ねられた二
枚の金網にこれらを貫通するように突き刺して配列保持
し、これを鋳型に収納して鋳造用金属材を流し込んで鋳
造することを特徴とする。
【0009】本発明による耐磨耗性金属材の製造方法
は、第2に、金網で作られた支持トレイに、超硬部材か
らなる複数のチップを複数個ずつ積み重ねた状態で配列
保持し、これを鋳型に収納して鋳造用金属材を流し込ん
で鋳造することを特徴とする。
【0010】なお本発明で用いられる超硬部材とは、超
硬合金、セラミックス、またはこれらの複合焼結体であ
るサーメット等の、耐熱性,耐磨耗性に優れた超硬質の
材料をいう。また鋳造用金属材とは、鋳鋼材,鋳鉄等を
いう。
【0011】
【作用】本発明による耐磨耗性金属材は、鉄鋼材等から
なる金属母材に、超硬部材を支持部材で保持した状態で
鋳ぐるんだものであるから、超硬部材からなる複数のピ
ン又はチップが金属母材中に整然と配列された状態で埋
め込まれて、超硬部材製の表面層の深さを従来のものに
比べて格段に深くすることができる。このため、長期間
にわたって耐磨耗性を発揮させることができる。また、
本発明において使用されている超硬部材のピン又はチッ
プとしては、基板用のドリルやルータ、旋盤のバイト等
のスクラップ材をそのまま適用することができるので、
従来のような粉砕工程がいらず、その分、コスト低減を
図ることができる。また本発明の方法によれば、金網を
支持部材として使用して超硬部材からなるピン又はチッ
プを配列保持することにより、鋳造の際の鋳造用金属材
の湯回りを良好に保ちながら、ピンやチップが流し込ま
れる鋳造用金属材により倒れる事態を防止して、表面部
に十分な厚みをもって超硬部材のピン又はチップが整然
と埋め込まれた耐磨耗性金属材を鋳造することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
について説明する。なお以下の実施例では全て、超硬部
材からなるピンやチップとして超硬合金製のスクラップ
材を用いる。図1は本発明の一実施例に係る耐磨耗性金
属材の製造方法を説明するための模式図である。
【0013】支持板1は、例えば鉄板をプレス加工して
多数の孔2を形成したものである。この支持板1の上記
孔2に、ピン3の平坦な端面側を嵌合させる。ピン3
は、高融点金属の炭化物例えばタングステンカーバイ
ト、タンタルカーバイト、ニオブカーバイト等にコバル
ト等の金属を添加して焼結した超硬合金製のもので、基
板用ドリル又はルータ等のスクラップ材等が好適であ
る。この場合、外径3.175mm、長さ40mm程度にな
る。
【0014】次に、ピン3が多数嵌合された支持板1
を、支持板1側を下にして鋳型4に収納する。そして、
鋳型4の湯口5から鋳造用金属材を流し込む。鋳造用金
属材としては、ハイマンガン鋼、ハイクロム鋼、炭素鋼
鋳鋼品、クロムモリブデン鋳鋼品、ニッケルクロムモリ
ブデン鋳鋼品等の鋳鋼材が好適である。これらの鋳鋼材
の融点は約1200℃であるため、融点が約1000℃
の支持板1(鉄板)は鋳鋼材に溶け込んでしまうが、超
硬合金製のピン3は、最低でもその融点が1500℃で
あるため溶融しない。このため、最終的には、図2に示
すように、支持板1が溶け込んだ鋳鋼材の部分が母材6
となり、この母材6の主面7に直交するように整然と配
列されてピン3が埋め込まれた形態の耐磨耗性金属材8
が形成されることになる。
【0015】このように製造された耐磨耗性金属材8
は、靭性の高い超硬合金製のピン3が所定間隔で埋設さ
れているため、耐磨耗性に優れ、且つピン3の高さd
(=40mm)が磨耗するまでの長期間にわたる耐磨耗性
を維持する。なお、上記の実施例では、ピン3が嵌合さ
れた支持板1を1枚だけ使用したが、これを複数枚積層
して鋳込むことにより、表面層の深さdを更に増して耐
磨耗性をより向上させることも可能である。また、ピン
3の配列間隔は、所望する耐磨耗性を確保できる程度に
狭く、且つ鋳造用金属材の湯回りを阻害しない程度に広
く適宜設定可能である。
【0016】図3は、本発明の他の実施例に係る耐磨耗
性金属材の製造方法を説明するための模式図である。母
材10を構成する鉄鋼板11,12,13には、夫々複
数の孔14が多数形成されている。これらの鉄鋼板とし
ては、炭素鋼鋼材、ニッケルクロム鋼鋼材、ニッケルク
ロムモリブデン鋼鋼材、クロム鋼鋼材、クロムモリブデ
ン鋼鋼材等が好適である。これらの鉄鋼板11〜13は
重合され、接着又はろう付け等の方法で結合される。孔
14には、夫々超硬合金製のピン15が嵌合、かしめ、
ろう付け等の方法により結合される。
【0017】このような方法でも、図2と同様な構造の
耐磨耗性金属材を製造することができる。なお、図3に
示すように、硬度が高い母材10を複数の鉄鋼板11〜
13に分割することにより、孔あけ加工が容易になると
いう利点がある。
【0018】図4は、本発明の更に他の実施例に係る耐
磨耗性金属材の製造方法を説明するための模式図であ
る。上記の各実施例においては、超硬合金製のピンを母
材の主面に対して直交する方向に配置したが、図4の例
では、ピンを主面に対して平行に配置するようにしてい
る。但し、この場合には、超硬合金の表面の深さがピン
の外径分しかとれないので、ピンを多層に配置するよう
にしている。
【0019】即ち、鋳型20に、超硬合金製のピン21
と、通常の鉄製のピン22(図中ハッチングを付したピ
ン)とを交互に配置する。ピン21,22は、所望する
耐久性に合わせた厚みの多層構造とする。次に、この鋳
型20に鋳造用金属材を流し込む。この結果、ピン22
は鋳造用金属中に溶け込み、ピン21のみが母材の中に
所定間隔で整然と配列されて埋め込まれることになる。
【0020】この実施例によれば、ピンを孔に差し込む
作業が不要になるので、さらにコスト低減を図ることが
できる。
【0021】図5は、本発明の更に他の実施例に係る耐
磨耗性金属材の製造方法を説明するための模式図であ
る。この実施例では、超硬合金製のピン33を配列保持
する支持部材として、2枚の金網31a,31bを用い
ている。金網31a,31bは、例えばSUS304 (融
点1450℃)製であり、鉄製の支持ピン32によって
所定間隔bをもって重ねられた状態に保たれている。間
隔bは、超硬合金製ピン33の長さより小さい範囲で、
適当に設定される。
【0022】そしてこれらの金網31a,31bに、両
者を貫通するように複数の超硬合金製ピン33を突き刺
すようにして配列保持する。この時超硬合金製ピン33
は、金網31a,31bの全ての網の目を埋めるように
密に立ててもよいが、鋳造の際の湯回りを考慮して、飛
び飛びの網の目に立ててもよい。こうして、超硬合金製
ピン33を二枚の金網31a,31bに配列保持した状
態で鋳型34に収納して、図1の実施例と同様に鋳造用
金属材を流し込んで鋳造する。これにより、図2と同様
の耐磨耗製金属材が得られる。
【0023】この実施例によれば、2枚の金網を支持部
材として用いてピンを2点で支持しているので、鋳造の
際に流し込まれる鋳造用金属材によりピンが倒されるこ
とがなく、また湯回りも良好に保たれて、複数の超硬合
金製ピンが母材の中に確実に整然と埋設される。なお、
金網31a,31bは、鋳造の際にピン33が倒れない
ように保持する支持部材であるから、最終的に母材に溶
け込んでもよいが、溶け込まずに埋め込まれてもよい
し、或いは一部が溶けて残ってもよい。
【0024】図6は、本発明の更に他の実施例に係る耐
磨耗性金属材の製造方法を説明するための模式図であ
る。この実施例では、これまでの実施例での超硬合金製
ピンに代わって、平板状の超硬合金製チップ41を用い
ている。超硬合金製チップ41は、例えば旋盤バイト等
に用いられた、中央に孔42が開いている使用済チップ
であり、その平面形状は正方形,菱形等如何なるもので
もよい。
【0025】この超硬合金製チップ41を配列保持する
支持部材として、先の実施例と同様のSUS304 製の金
網からなる支持トレイ43を用いている。支持トレイ4
3は鉄製の枠体45に保持されおり、この支持トレイ4
3を貫通するように鉄製の支持柱44を複数本配列す
る。この支持柱44は、その外径が超硬合金チップ41
の孔42の内径より小さいボルト等である。そしてこの
支持柱44に、図示のように複数個ずつ超硬合金製チッ
プ41を積み重ねることで多数の超硬合金製チップ41
を支持トレイ43上に配列保持し、これを先の実施例と
同様に鋳型に収納して鋳造用金属材を流し込む。
【0026】図7はこの実施例により得られた耐磨耗性
金属材46の平面図とそのA−A断面図である。図示の
ように、母材47中に、超硬合金製チップ41が複数個
ずつ積まれた状態で、表面から所定深さdだけ埋め込ま
れて整然と配列された耐磨耗性金属材46が得られる。
この実施例によれば、超硬合金製チップ41の積み上げ
個数を選ぶことにより、耐磨耗性を示す表面部の深さd
を適当に設定することができる。
【0027】図8は、本発明の更に他の実施例に係る耐
磨耗性金属材の製造方法を説明するための模式図であ
る。この実施例では、先の実施例と同様の金網を用い
て、上面が開口した箱型の支持トレイ53を加工してい
る。またこの支持トレイ53には、所定間隔で同じ金網
を用いた仕切り54が点溶接等により設けられて、細長
く仕切られた複数のスペースが形成されている。
【0028】この様な支持トレイ53に、複数個の超硬
合金製チップ51を重ねた状態でアルミホイール52で
くるんだものを収納配列し、これを先の実施例と同様
に、鋳型に収納して鋳造用金属材を流し込む。鋳造用金
属材は、支持トレイ53の網の目を通り、アルミホイー
ル52を溶かしながら鋳型に流入して、先の実施例と同
様に超硬合金製チップが埋め込まれた耐磨耗性金属材が
得られる。
【0029】図9は、本発明の更に他の実施例に係る耐
磨耗性金属材の製造方法を説明するための模式図であ
る。この実施例では耐磨耗性部材として、超硬合金製チ
ップ61と超硬合金製ピン63を併用する。超硬合金製
チップ61は、図6の実施例と同様に金網支持トレイ6
4に支持柱62を立てて、これに複数個ずつ積み重ねた
状態で配列し、それらの間隙にやはり支持トレイ64に
支持された状態で超硬合金製ピン63を配列する。そし
てこれを、先の各実施例と同様に鋳型に収納して鋳造用
金属材を流し込む。この実施例によっても、先の各実施
例と同様に優れた耐磨耗性金属材が得られる。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、鋳
造用金属材等の金属母材の主面部に、超硬部材からなる
複数のピンまたはチップを所定の間隔をもって整然と配
列された状態で所定深さにわたって埋め込むことによ
り、超硬部材製の表面層の深さを従来のものに比べて格
段に深くすることができ、長期間にわたって良好な耐磨
耗性を発揮させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための斜視図である。
【図2】 同製造方法によって製造された耐磨耗性金属
材を示す図で、(a)はその部分平面図、(b)は
(a)のA−A矢視断面図である。
【図3】 本発明の第2の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための斜視図である。
【図4】 本発明の第3の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための模式図である。
【図5】 本発明の第4の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための模式図である。
【図6】 本発明の第5の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための模式図である。
【図7】 同製造方法によって製造された耐磨耗性金属
材を示す図で、(a)はその部分平面図、(b)は
(a)のA−A矢視断面図である。
【図8】 本発明の第6の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための模式図である。
【図9】 本発明の第7の実施例に係る耐磨耗性金属材
の製造方法を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1…支持板、2,14…孔、3,15,21,22,3
3,63…ピン、4,20,34…鋳型、5…湯口、
6,10,47…母材、7…主面、8,46…耐磨耗性
金属材、11〜13…鉄鋼板、31a,31b…金網、
41,51,61…チップ、42…孔、43,53,6
4…金網支持トレイ、44,62…支持柱、45…枠
体、52…アルミホイール、54…金網仕切り。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属母材と、 この母材の少なくとも主面部に所定間隔をもって配列さ
    れて埋め込まれた複数の超硬部材と この超硬部材を前記金属母材の鋳造時の移動防止のため
    に保持すると共に前記超硬部材と共に前記金属母材に埋
    め込まれる支持部材と を具備してなることを特徴とする耐磨耗性金属材。
  2. 【請求項2】 鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
    材と、 この母材に埋め込まれ、母材の主面に直交する方向で且
    つ端面が前記主面に臨むように前記主面方向に所定の間
    隔をもって配設された超硬部材からなる複数のピンと これら複数のピンを前記金属母材の鋳造時の移動防止の
    ために保持すると共に前記複数のピンと共に前記金属母
    材に埋め込まれる支持部材と を具備してなることを特徴とする耐磨耗性金属材。
  3. 【請求項3】 鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
    材と、この母材に埋め込まれ、母材の主面に平行な方向
    で且つ側面が前記主面に臨むように前記主面方向に所定
    の間隔をもって配設されると共に前記主面と直交する方
    向に多層に設けられた超硬部材からなる複数のピンとを
    具備してなることを特徴とする耐磨耗性金属材。
  4. 【請求項4】 鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
    材と、この母材に埋め込まれ、母材の主面に直交する方
    向に複数個ずつ積み重ねられた状態でかつ前記主面方向
    に所定間隔をもって配設された超硬部材からなるチップ
    とを具備してなることを特徴とする耐磨耗性金属材。
  5. 【請求項5】 鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
    材に超硬部材からなる複数のピンが埋め込まれた耐磨耗
    性金属材を製造する方法であって、超硬部材からなる複
    数のピンを少なくとも一枚の金網にこれを貫通するよう
    に突き刺して配列保持し、これを鋳型に収納して鋳造用
    金属材を流し込んで鋳造することを特徴とする耐磨耗性
    金属材の製造方法。
  6. 【請求項6】 鋳造用金属材又は鉄鋼材からなる金属母
    材に超硬部材からなる複数のチップが埋め込まれた耐磨
    耗性金属材を製造する方法であって、金網で作られた支
    持トレイに、超硬部材からなる複数のチップを複数個ず
    つ積み重ねた状態で配列保持し、これを鋳型に収納して
    鋳造用金属材を流し込んで鋳造することを特徴とする耐
    磨耗性金属材の製造方法。
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