JPH07110386A - からくり時計等の演出装置 - Google Patents

からくり時計等の演出装置

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JPH07110386A
JPH07110386A JP25326593A JP25326593A JPH07110386A JP H07110386 A JPH07110386 A JP H07110386A JP 25326593 A JP25326593 A JP 25326593A JP 25326593 A JP25326593 A JP 25326593A JP H07110386 A JPH07110386 A JP H07110386A
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Japan
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flower
stem
central shaft
stem portion
float
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JP25326593A
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JP2742869B2 (ja
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Shin Takamatsu
伸 高松
Takanaga Asamizu
孝修 浅水
Akio Takeda
明夫 武田
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Seikosha KK
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Seikosha KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 沢山の自然な花が成長し開花するイメージを
演出し、和やかなくつろぎの雰囲気を簡単な構成により
実現する。 【構成】 造花体F1は、花部2を中空軸よりなる茎部
3の上端部に開閉可能に設けてなる。固定のステージ1
に開けた孔1a内に花収納箱1bを設け、茎規制板1d
に茎部3が貫通する孔1cを開ける。茎部3の中心部に
中心軸4を同心的にかつ軸方向に移動可能に設ける。茎
部3の下端部につば部3bを設け、茎規制板1dにより
上昇位置を規制する。中心軸4の上端部にカム4aを設
けて各花弁2aを開閉させる。中心軸4の下端部4b
を、エアシリンダ等により機械的に昇降駆動される昇降
板5に固着する。昇降板5とつば部3bとの間にコイル
ばね7を介装する。コイルばね7が伸長状態の時、中心
軸4が茎部3に対して下降して花弁2aは閉じる。コイ
ルばね7が圧縮状態の時、中心軸4が茎部3に対して上
昇し、花弁2aは開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、からくり時計などの演
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりからくり時計としては種々のも
のが知られており、時間が来ると扉が開いて人形が踊る
動作をしたり、楽器を弾く動作をしたりする等の楽しい
ものがある。しかし、堅い蕾の花が徐々に伸びてきて、
蕾の状態から開花の状態へと変化してゆくようなからく
りを現出したものはない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、沢山
の自然な花が成長し開花するイメージを演出し、和やか
なくつろぎの雰囲気を現出し、しかも簡単な構成によっ
て実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のからくり時計などの演出装置は、固定的に
設けてあるステージと、常時は上記ステージ内に収納さ
れている造花体と、造花体を昇降駆動する昇降手段とか
らなっている。造花体は、中空軸よりなる茎部と、この
茎部の上端部に開閉可能に設けてある花部とからなって
おり、茎部の中心部には、当該茎部に対して軸方向に移
動可能である中心軸が貫通している。造花体は、演出時
に昇降手段によってステージから上方へ出現可能であ
り、昇降手段は、演出時に造花体の上昇位置において中
心軸を茎部に対して相対的に上昇させて花部を開かせる
ように構成している。
【0005】上記の昇降手段は、機械的に昇降駆動され
る昇降板で構成してもよい。この場合、茎部の下端部
に、上昇位置の規制手段が設けてあり、規制手段と昇降
板との間に弾性部材が介装してある。そして、中心軸の
上端部に花部を開閉させるカムが設けてあると共に、そ
の下端部が昇降板に固定してあり、花部の開閉は、弾性
部材を圧縮伸長させて中心軸を茎部に対して昇降させる
ことにより行っている。更に、上記の昇降手段は、ステ
ージ内に設けた液体槽に液体を注入排出する構成として
もよい。この場合、茎部の下端部には、中心に孔部を有
する浮きが設けてあり、中心軸の下端部には、孔部内を
軸方向に移動可能に嵌合する浮きが設けてあり、液体槽
内には、茎部の浮きの上昇位置を規制するストッパ部が
設けてある。そして、花部の開花は、茎部の浮きがスト
ッパ部により規制された上昇位置のときに、更に中心軸
の浮きを上昇させて中心軸を茎部に対して上昇させるこ
とにより行われるように構成している。
【0006】更に昇降手段を液体槽に液体を注入排出す
る構成とした場合、中心軸は、伸縮可能に連結してある
上部中心軸と下部中心軸とで構成してあり、茎部の下端
部には、中心に孔部を有する浮きが設けてあり、上部中
心軸の上端部に花部を開閉させるカムが設けてあると共
に、下部中心軸の孔部から突出した下端部に重りが設け
てある。そして、花部の開花は、茎部の浮きを上昇させ
て上部中心軸と下部中心軸とが伸長状態のときに、更に
茎部の浮きを上昇させて茎部を上部中心軸に対して上昇
させることにより行われるように構成している。
【0007】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。
【0008】図1〜図5に本発明の第1実施例を示して
いる。
【0009】図1では全体の動作の一例を示しており、
(A)では、未だ造花体が現れておらず、ステージ1の
みが見えている。この状態で所定の時刻(例えば正時)
になるとプロローグの音楽が流れ、ステ―ジ1にスポッ
ト照明(図示せず。)が当てられる。(B)では、ステ
ージ1に設けてある多数の孔から一斉に花部2と茎部3
とからなる造花体F1が伸びてきて、ステージ1上に伸
び切った状態となる。多数の造花体F1は複数ブロック
に分割しておき、時間差をつけて伸長するように演出す
ることもできる。(C)では、茎部3が伸び切って造花
体F1すべての高さが揃ったところで音楽が主題曲に代
わり、蕾状の花部2が一斉に開き初めて開花した状態と
なる。しばらく音楽と花を楽しんだ後でエピローグの音
楽に代わり、花が閉じて(B)の状態に戻り、次いで造
花体F1がゆっくりとステージ1の孔の中へ入って
(A)の状態に戻ってゆく。造花体F1が完全にステー
ジの中に隠れると音楽が止みスポット照明が消される。
このような造花体F1の演出が2分30秒から3分の間
に行われる。
【0010】図2に、上記した造花体F1の1つを示
し、以下、その構成を説明する。
【0011】固定的に設けてあるステージ1内に、造花
体F1が収納されるもので、造花体F1は、複数の花弁
2aからなる花部2と、中空軸よりなる茎部3とからな
るものである。花部2の花弁2aは、茎部3の上端部で
開閉自在に設けてある。ステージ1に開けられた孔1a
内には、花部2を収納する大きさの花収納箱1bが設け
てある。花収納箱1bの底板は茎規制板1dであり、そ
の中央には茎部3が貫通する孔1cが開けてある。
【0012】茎部3の中心部には、中心軸4が同心的に
配置され、茎部3と中心軸4とは相互に軸方向に移動可
能になっている。茎部3の上端部には、各花弁2aの揺
動中心2bにヒンジ結合する連結部3aが設けてある。
茎部3の下端部には、規制手段としてつば部3bが設け
てあり、このつば部が花収納箱1bの茎規制板1dに接
することにより茎部の上昇位置が規制される。
【0013】中心軸4の上端部には、円板状のカム4a
が形成してあり、このカム4aが各花弁2aの内面に形
成されているカム面2cを摺動することによって花弁を
開閉させるようになっている。
【0014】各花弁2aは、そのカム面2cが円板状の
カム4aに当接しいるので、円板状のカム4aが揺動中
心2bと同じ高さにある図2の位置では、花弁2aは閉
じたままの状態、いわゆる蕾の状態を保っている。カム
面2cの下方には、連続して突起2dが形成してある。
【0015】中心軸4の下端部4bは、昇降手段を構成
する昇降板5にねじ6により固着してある。昇降板5は
図示しないエアシリンダ等により機械的に昇降駆動され
て上下に移動可能である。
【0016】昇降板5とつば部3bとの間には、弾性部
材として例えばコイルばね7が介装してある。コイルば
ね7が伸長状態のときは、中心軸4が茎部3に対して下
降した位置であり、花弁2aは閉じている。コイルばね
7が圧縮状態のときは、中心軸4が茎部3に対して上昇
した位置であり、花弁2aは開いている。
【0017】次に演出動作について説明する。図2の状
態にあるときに、昇降板5が上昇駆動されると、図3に
示すように、ねじ6およびコイルばね7を介して茎部3
が中心軸4と共に上昇する。これに伴って花部2も花収
納箱1bから孔1aを通って上昇してゆきステージ1か
ら現れる。つば部3bは花収納箱1bの茎規制板1dに
対接し、それ以上の上昇が阻止される。この時は花弁2
aは未だ閉じた状態のままである。
【0018】この上昇位置から、図4に示すように、昇
降板5がコイルばね7を圧縮しながら更に上昇すると、
茎部3はもはや上昇し得ないが、中心軸4は更に上昇
し、カム4aを花弁2aに対して上昇させる。この上昇
時にはカム4aは各花弁2aのカム面2cを上方に摺動
し、花弁を次第に開いてゆく。やがて茎部3の上端部に
花弁2aの外側面が対接し、一定角度以上花弁2aは開
かない。
【0019】図5は花弁を閉じるときの動作であり、昇
降板5が図4の位置より少し下降すると、コイルばね7
を伸長させつつ中心軸4のみが下降を始め、カム4aが
カム面2cの下部の突起2dに係合する。昇降板5の下
降にともなってカム4aにより突起2dが押し下げら
れ、花弁2aは揺動中心2bを中心にして花弁を次第に
閉じてゆき、蕾の状態になる。以後は昇降板5の下降に
より茎部3が中心軸4と共に一体として下降し、蕾状の
花部2が花収納箱1b内に収まって演出は終了する。
【0020】図6〜図10に本発明の第2実施例を示し
ている。この第2実施例は、昇降手段としてステージ1
1内に液体槽18を設け、この液体槽18に液体Lを注
入排出する構成を取っている。
【0021】図6では全体の動作の一例を示しており、
(A)では、図1(A)と同様に造花体は未だ現れてお
らず、ステージ11のみが見えている。(B)では、ス
テージ11の沢山の孔から一斉に蕾状の造花体F2が伸
びてきて、ステージ11上に伸び切った状態となる。
(C)では、茎部13が伸び切って高さが揃ったところ
で中心軸14が更に伸びて蕾状の花部12が一斉に開き
初めて開花の状態となる。次いで中心軸14が下降して
再び蕾の(B)の状態となり、更に造花体F2がゆっく
りとステージ11の孔の中へ入って(A)の状態に戻っ
てゆく。
【0022】図7に、上記した造花体F2の1つを示
し、以下、その構成を説明する。
【0023】ステージ11に開けられた孔11a内であ
って液体槽18の上面との間に、多数の花弁12aが穂
状に配列する花部12が蕾状で収納される。液体槽18
の上板には、茎部13が貫通する孔18aが設けてあ
る。液体槽18の内部には、孔18aを中心としてガイ
ド筒体18bが垂設してあり、ガイド筒体18bの内壁
には水平状態にストッパ部18cが設けてある。このス
トッパ部は茎部13の上昇位置を規制する。
【0024】茎部13の上端部には、花部12の下端部
を結合する連結部13aが設けてある。茎部13の下端
部には、その中心に孔部13cを有する浮き13bが設
けてあり、この浮き13bがストッパ部18cに接する
ことにより、茎部13の上昇位置が規制される。
【0025】中心軸14の上端部は、茎部13を貫通突
出し、その突出端に花部12の上端部を結合する結合部
材14aが設けてある。連結部13aと結合部材14a
との間には、図10に拡大して示しているように、コイ
ルばね19が介装してある。花部12の各花弁12a…
は、コイルばね19に螺旋状に配列されて連結され、コ
イルばねが圧縮状態のときはり図10(A)のように蕾
状となり、伸長状態のときは図10(B)のように開花
の状態となるように設定してある。中心軸14の下端部
には、孔部13cに嵌合して軸方向に移動可能な浮き1
4bが設けてある。
【0026】図11は、液体槽18内に液体Lを注入排
出する手段の一例を示している。液体Lを貯蔵する槽と
して第2の液体槽20とタンク21とが設けてあり、ポ
ンプ22により液体槽20から18へ液体Lを注入し、
ポンプ23により液体槽18から20へ液体Lを排出す
る。ポンプ24によって液体槽20からタンク21へ液
体Lを戻す。液体槽18,20にはそれぞれ水位センサ
25,26が備わっており、センサ出力は制御盤27に
供給される。水位センサ25により液体槽18内のA水
位とB水位とが検知され、水位センサ26により液体槽
20内の上限の水位および下限の水位が検知される。液
体槽20内が上限の水位を越えたら、ポンプ24が作動
してタンク21へ液体Lが戻され、液体槽20内が下限
の水位以下になったら、タンク21から浄化器28を介
して液体槽20へ液体Lが補充される。これらの動作は
制御盤27に記憶されたプログラムに従って制御される
ようになっている。
【0027】次に演出動作について説明する。
【0028】図7の状態にあるときは、図11の液体槽
18内の液体LがA水位にあり、浮き13b,14bが
下降位置にあり、茎部13,中心軸14が下降して蕾状
の花部12がステージ11内に収納されている。そこで
図11に示す制御盤27からの制御信号によりポンプ2
2が作動し、液体Lが液体槽20から18へ供給される
と、水位がAからBへ上昇してゆき、図8に示すよう
に、浮き13b,14bが上昇して茎部13と中心軸1
4が共に上昇する。これに伴って、花部12も孔11a
を通って上昇し、ステージ11から現れる。浮き13b
がストッパ部18cに接してその上昇が阻止されると、
茎部13はもはや上昇し得なくなり、花部12の下端部
の花弁12aの位置が決まる。即ち、花部12は図10
(A)の状態となる。
【0029】図9に示すように、ポンプ22が再び駆動
されて液体槽18に更に液体Lが供給されると、浮き1
4bは浮き13bの孔部13c内を摺動して上昇し、中
心軸14が上昇して花部12の上端部の花弁12aを上
方へ移動させるので、花部は図10(B)に示すように
開花の状態になる。液体槽18内の液体LはC水位まで
上昇している。
【0030】ここでポンプ23が駆動されると、水位は
CからAまで下降するが、この間にまず浮き14bが下
降して中心軸14が下降し、蕾の状態になり、引き続い
て浮き13b,14bが共に下降して茎部13,中心軸
14が共に下降し、蕾の状態のままでステージ11内に
収納されて演出を終了する。
【0031】図12〜図15に本発明の第3実施例を示
している。この第3実施例は、第2実施例と同様に昇降
手段としてステージ31内に液体槽38を設け、この液
体槽38に液体Lを注入排出する構成を取っている。
【0032】図12は、上記のような演出を行わせる構
成を、複数の花弁32aで構成された花部32を例示し
て説明している。ステージ31に開けられた孔31a内
であって液体槽38の上面との間に、蕾状の花部32が
収納される。液体槽38の上板の中央に、茎部33が貫
通する孔38aが開けてある。液体槽38の内部には、
孔38aを中心としてガイド筒体38bが垂設してあ
る。
【0033】茎部33の上端部33aには、花部32を
構成する複数の花弁32aの下端部が揺動自在に連結し
てある。また茎部33の下端部には、中心に孔部33c
を有する浮き33bが設けてある。
【0034】中心軸34は2つの部材で構成してあり、
上部中心軸34aおよび下部中心軸34bとが、相対的
に伸縮可能に連結してある。上部中心軸34aの上端部
は茎部33を貫通突出し、その突出端には、花弁32a
を開閉するための円板状のカム34cが設けてある。ま
た、下部中心軸34bは浮き33bの孔部33cを貫通
して下方に突出し、その下端部に重り34dが固着して
ある。
【0035】液体槽18内に液体Lを注入排出する手段
は図11に示した例と実質的に同様である。そこで、演
出動作について説明する。図12の状態にあるときは、
液体槽38内の液体LがA水位にあり、浮き33bが下
降位置にあり、重り34dは液体槽38の底面に接触し
ている。従って上部中心軸34aと下部中心軸34bと
は圧縮状態で、茎部33と共に下降しており、蕾状の花
部32がステージ31内に収納されている。そこで制御
盤27からの制御信号によりポンプ22が作動し、液体
Lが液体槽20から38へ供給されると、水位がAから
Bへ上昇してゆき、図13に示すように、浮き33bが
上昇し、上部中心軸34aと下部中心軸34bとの間が
伸長して上部中心軸34aが茎部33と共に上昇する。
これに伴って花部32も孔31aを通って上昇してゆき
ステージ31から現れる。このときは花部は未だ蕾の状
態のままである。
【0036】ポンプ22が引き続き駆動されて液体槽3
8に更に液体Lが供給されると、図14に示すように、
浮き33bは更に上昇し、水位がB−2となるときに
は、上部中心軸34aと下部中心軸34bとは伸長状態
のままその位置を保つが、茎部33だけが更に上昇す
る。このため、上部中心軸34aに設けたカム34c
は、花弁32aから見て相対的に下降することになり、
花弁32aはカム34cに押し下げられて開花した状態
となる。
【0037】ポンプ22が引き続き駆動されて液体槽3
8に更に液体Lが供給されると、図15に示すように、
浮き33bは更に上昇し、水位がCまで上昇する。上部
中心軸34aと下部中心軸34bとはこれ以上伸長でき
ないので、伸長状態のまま浮き33bの上昇に伴う茎部
33の上昇に追従し、重り34dは液体槽38の底面か
ら離れる。この状態においては、造花体F3はどこにも
規制されていないので、液体Lの揺らぎに連れてゆらゆ
らと揺れるので、造花による演出の効果が高められる。
【0038】ここでポンプ23が駆動されると、水位は
CからAまで下降するが、この間にまず浮き34bが下
降して水位がB−2(図14)に至る間は花部2は開花
の状態のままであり、水位がB(図13)に至る間に開
花の状態から蕾の状態になり、水位がAまで下降する間
に、上部中心軸34aと下部中心軸34bとが圧縮して
上部中心軸34aが茎部33と共に下降し、図12のよ
うに蕾状の造花体F3がステージ31内に収納されて演
出を終了する。
【0039】尚、第1実施例における弾性体はコイルば
ねに限られず、板ばねや所定の厚さのゴム板等を適宜用
いることができる。また、花部の形状は図示したものに
限られず、その他種々の形状のものが可能である。ま
た、第2,第3実施例に用いられる液体Lは、例えば水
を用いるものであってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の演出装
置は、造花体を中空軸よりなる茎部の上端部に開閉可能
に花部を設けた構成とし、茎部の中心部に軸方向に移動
可能な中心軸を貫通しているので、演出時に造花体を昇
降手段によってステージから出現させ、中心軸を茎部に
対して相対的に上昇させて花部を開かせることが可能と
なり、あたかも花が成長し、開花し、萎んで、消失する
自然のサイクルを現出でき、演出効果の高い演出装置を
提供できる。昇降手段を機械的な構成とすることで機構
の単純化が達成でき、安価に提供できる。また、昇降手
段を液体を用いた手段とすることで液体の揺らぎを造花
体に反映させ、より自然な状態を現出できる。特に、開
花時に液体中に浮かぶ造花体の浮きが何処にも触れてい
ない構成とすると、造花体の揺れはあたかも風に吹かれ
てそよぐかのような趣を呈し、演出効果を一層高めるこ
とができる。また、液体を利用することによって、演出
体の大きさ、配置、移動ストローク等に関する設計の自
由度が増し、優れた演出が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)(C)は第1実施例における演出
を説明する正面図である。
【図2】同上の1つ造花体の構成を拡大して示す断面図
である。
【図3】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す拡
大断面図である。
【図4】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す拡
大断面図である。
【図5】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す拡
大断面図である。
【図6】(A)(B)(C)は第2実施例における演出
を説明する正面図である。
【図7】同上の1つ造花体の構成を拡大して示す断面図
である。
【図8】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す拡
大断面図である。
【図9】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す拡
大断面図である。
【図10】(A)は同上の花部の蕾の状態を、また
(B)は同上の花部の開花の状態をそれぞれ示す拡大断
面図である。
【図11】第2実施例の昇降手段の概略構成図である。
【図12】第3実施例の1つ造花体の構成を拡大して示
す断面図である。
【図13】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す
拡大断面図である。
【図14】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す
拡大断面図である。
【図15】同上の1つ造花体の演出動作を段階的に示す
拡大断面図である。
【符号の説明】
F1 造花体 1 ステージ 2 花部 3 茎部 3b 規制手段 4 中心軸 4a カム 5 昇降手段(昇降板) 7 弾性部材 F2 造花体 11 ステージ 12 花部 13 茎部 13b 浮き 13c 孔部 14 中心軸 14b 浮き 18 昇降手段(液体槽) 18c ストッパ部 F3 造花体 31 ステージ 32 花部 33 の茎部 33b 浮き 33c 孔部 34a 上部中心軸 34b 下部中心軸 34c カム 34d 重り 38 昇降手段(液体槽) L 液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅水 孝修 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式会 社精工舎内 (72)発明者 武田 明夫 東京都墨田区太平四丁目1番1号 株式会 社精工舎内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定的に設けてあるステージと、常時は
    上記ステージ内に収納されている造花体と、上記造花体
    を昇降駆動する昇降手段とからなり、 上記造花体は、中空軸よりなる茎部と、この茎部の上端
    部に開閉可能に設けてある花部とからなり、 上記茎部の中心部には、当該茎部に対して軸方向に移動
    可能である中心軸が貫通しており、 上記造花体は、演出時に上記昇降手段によって上記ステ
    ージから上方へ出現可能であり、 上記昇降手段は、演出時に上記造花体の上昇位置におい
    て上記中心軸を上記茎部に対して相対的に上昇させて上
    記花部を開かせることを特徴とするからくり時計等の演
    出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記昇降手段は、機
    械的に昇降駆動される昇降板からなることを特徴とする
    からくり時計等の演出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記茎部の下端部には、上昇位置の規制手段が設けてあ
    ると共に、上記規制手段と上記昇降板との間に弾性部材
    が介装してあり、 上記中心軸には、その上端部に上記花部を開閉させるカ
    ムが設けてあると共に、その下端部が上記昇降板に固定
    してあり、 上記花部の開閉は、上記弾性部材を圧縮伸長させて上記
    中心軸を上記茎部に対して昇降させることにより行われ
    ることを特徴とするからくり時計等の演出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、上記昇降手段は、上
    記ステージ内に設けた液体槽に液体を注入排出する構成
    であることを特徴とするからくり時計等の演出装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記茎部の下端部には、中心に孔部を有する浮きが設け
    てあり、 上記中心軸の下端部には、上記孔部内を軸方向に移動可
    能に嵌合する浮きが設けてあり、 上記液体槽内には、上記茎部の浮きの上昇位置を規制す
    るストッパ部が設けてあり、 上記花部の開花は、上記茎部の浮きが上記ストッパ部に
    より規制された上昇位置のときに、更に上記中心軸の浮
    きを上昇させて上記中心軸を上記茎部に対して上昇させ
    ることにより行われることを特徴とするからくり時計等
    の演出装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 上記中心軸は、伸縮可能に連結してある上部中心軸と下
    部中心軸とで構成してあり、 上記茎部の下端部には、中心に孔部を有する浮きが設け
    てあり、 上記上部中心軸の上端部には、上記花部を開閉させるカ
    ムが設けてあると共に、上記下部中心軸の上記孔部から
    突出した下端部には、重りが設けてあり、 上記花部の開花は、上記茎部の浮きを上昇させて上記上
    部中心軸と上記下部中心軸とが伸長状態のときに、更に
    上記茎部の浮きを上昇させて上記茎部を上記上部中心軸
    に対して上昇させることにより行われることを特徴とす
    るからくり時計等の演出装置。
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